JPH0873136A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JPH0873136A
JPH0873136A JP6211313A JP21131394A JPH0873136A JP H0873136 A JPH0873136 A JP H0873136A JP 6211313 A JP6211313 A JP 6211313A JP 21131394 A JP21131394 A JP 21131394A JP H0873136 A JPH0873136 A JP H0873136A
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JP
Japan
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car call
car
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button
input
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Pending
Application number
JP6211313A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nagahama
美穂 長濱
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP6211313A priority Critical patent/JPH0873136A/ja
Publication of JPH0873136A publication Critical patent/JPH0873136A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータのかご内で行先階のかご呼釦を間
違えて押したことにより、停止しなくてもよい階に停止
するのを防止するエレベータの制御装置を得る。 【構成】 かご操作盤1に、かご呼を取り消すための取
消釦6を設けると共に、機械室内に設けられて上記かご
操作盤1からの操作入力に基づいてかご呼登録を行うか
ご呼登録装置11に、上記取消釦6の入力時にかご呼登
録を取り消す制御手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、かご内に備えたかご
操作盤の行先階のかご呼釦の操作入力に基づいてかご呼
登録を行うようにしたエレベータの制御装置に関し、特
に、行先階のかご呼釦を間違えて押した場合に容易に取
り消すようするものである。
【0002】
【従来の技術】図10はエレベータのかご操作盤を示す
構成図である。図10において、1はかご操作盤で、行
先階のかご呼釦2を押すことにより、行先階のかご呼び
を登録することができる。3はかご操作盤1のスイッチ
ボックス、4はインターホン釦、5はインターホンスピ
ーカである。
【0003】上記構成にかかる動作について説明する。
従来、自分が行きたい階のかご呼びを登録するために
は、かご操作盤1のかご呼釦2を押して自分の行きたい
階のかご呼びを機械室に設けたエレベータ制御盤のかご
呼び登録装置に登録することにより、エレベータ制御盤
により、その登録されたかご呼の行先階にかごを運転制
御することになる。しかし、間違ってかご呼釦2を押し
た場合には、それを取り消す方法はなく、停止しなくて
もよい階に停止し、むだな走行をすることになると共
に、他の人の迷惑がかかるので、その改善が望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のエレベータの制御装置においては、一度、間違ってか
ご操作盤1のかご呼釦5を押した場合には、それを取り
消す方法はなく、停止しなくてもよい階に停止し、むだ
な走行をすることになるという問題点があった。
【0005】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、エレベータのかご内で
行先階のかご呼釦を間違えて押した場合、そのまま放置
すると停止しなくてもよい階に停止するのでこれを防止
することができるエレベータの制御装置を得ることを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの制御装置は、かご操作盤に、かご呼を取り消すため
の取消釦を設けると共に、機械室内に設けられて上記か
ご操作盤からの操作入力に基づいてかご呼登録を行うか
ご呼登録装置に、上記取消釦の入力時にかご呼登録を取
り消す制御手段を備えたものである。
【0007】また、上記制御手段は、戸閉信号の入力時
は上記取消釦の入力を無効にすることを特徴とするもの
である。
【0008】また、各階毎のかご呼登録回数を記憶する
記憶部を備え、上記制御手段は、上記記憶部に記憶され
たかご呼登録回数が1である時のみ上記取消釦の入力に
基づいてかご呼登録を取り消すことを特徴とするもので
ある。
【0009】また、かご呼取消回数を記憶する記憶部を
備え、上記制御手段は、走行信号に基づいて上記記憶部
に記憶されたかご呼取消回数をクリアすると共に、その
かご呼取消回数が1である時のみ上記取消釦の入力に基
づいてかご呼登録を取り消すことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、上記制御手段は、かご呼釦と取消釦
との両釦が所定時間内に押されたときに当該階のかご呼
を取り消すことを特徴とするものである。
【0011】さらに、上記取消釦及び上記かご呼釦をラ
ンプ付きとし、上記制御手段は、該ランプの点灯制御に
よってかご呼の取り消し可能状態かかご呼登録可能状態
かを判別して報知することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】この発明に係るエレベータの制御装置において
は、かご操作盤に、かご呼を取り消すための取消釦を設
けると共に、機械室内に設けられて上記かご操作盤から
の操作入力に基づいてかご呼登録を行うかご呼登録装置
に、上記取消釦の入力時にかご呼登録を取り消す制御手
段を備えたことにより、行先階のかご呼釦を間違えて押
した場合にもこれを取り消すことができ、無駄な走行や
他の利用者へ迷惑をかけることを防止する。
【0013】また、上記制御手段は、戸閉信号の入力時
は上記取消釦の入力を無効にすることにより、かごの走
行中にかご呼がなくなることによってエレベータの運行
に及ぼす悪影響を防止する。
【0014】また、各階毎のかご呼登録回数を記憶する
記憶部を備え、上記制御手段は、上記記憶部に記憶され
たかご呼登録回数が1である時のみ上記取消釦の入力に
基づいてかご呼登録を取り消すことにより、他の人によ
り同一階のかご呼が登録された場合に、始めに登録した
人のかご呼をも取り消されて迷惑をかけることを防止す
る。
【0015】また、かご呼取消回数を記憶する記憶部を
備え、上記制御手段は、走行信号に基づいて上記記憶部
記憶されたかご呼取消回数をクリアすると共に、そのか
ご呼取消回数が1である時のみ上記取消釦の入力に基づ
いてかご呼登録を取り消すことにより、1回の走行毎に
1回のかご呼の取り消しのみを有効として、かご呼の取
り消し操作がいたずらに使用されることを防止する。
【0016】また、上記制御手段は、かご呼釦と取消釦
との両釦が所定時間内に押されたときに当該階のかご呼
を取り消すことにより、取消釦を各階毎に備える必要が
なく、構成を簡単化する。
【0017】さらに、上記取消釦及び上記かご呼釦をラ
ンプ付きとし、上記制御手段は、該ランプの点灯制御に
よってかご呼の取り消し可能状態かかご呼登録可能状態
かを判別して報知することにより、利用者に取り消し可
能状態かかご呼登録可能状態かを報知させることがで
き、迷惑をかけることなく、正しい釦操作を促す。
【0018】
【実施例】以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。 実施例1.図1は実施例1に係るエレベータの制御装置
を示す構成図である。図1において、図10に示す従来
例と同一符号は同一部分を示し、1はかご操作盤で、行
先階のかご呼釦2を押すことにより、行先階のかご呼び
を登録することができる。3はかご操作盤1のスイッチ
ボックス、4はインターホン釦、5はインターホンスピ
ーカである。
【0019】また、新たな符号として、6はかご呼釦2
に対応して行先階毎に備えられてかご呼登録を取り消す
ための取消釦、7は制御ケーブル、10は機械室内に設
けられたエレベータ制御盤、11はこのエレベータ制御
盤10内に備えられて上記制御ケーブル7を介して上記
かご操作盤1からの操作入力に基づいてかご呼登録を行
うかご呼登録装置で、内部には、CPU11a、処理プ
ログラム及び固定データ等を記憶してなるROM11
b、処理データ及び入力データ等を一時記憶するRAM
11c、上記かご操作盤1からの操作入力、エレベータ
制御盤10による戸閉信号及び走行信号等を入力するイ
ンタフェース11dを有する。
【0020】次に動作について上記ROM11b内に格
納されて上記CPU11aの制御に基づいて動作する図
2に示すフローチャートを参照して説明する。まず、エ
レベータのかごに乗りかご操作盤1のかご呼釦2を押す
と(ステップS20、S21)、制御ケーブル7を介し
てかご呼登録装置11に入力され、かご呼が登録される
(ステップS22)。通常は、このかご呼により、エレ
ベータは走行するが、かご呼が間違っている場合には
(ステップS23)、扉が閉まってない状態のときに、
つまりかご呼登録装置11に戸閉信号がまだ入力されて
ない状態のときに取り消す階の取消釦6を押すことによ
り、そのかご呼取消信号は制御ケーブル7を介してかご
呼登録装置11に入力され、これに基づいて、かご呼登
録装置11はかご呼を取り消す(ステップS24〜S2
6)。
【0021】エレベータが走行してから取消釦6を押す
と、エレベータが停止しようとした階のかご呼がなくな
った場合、エレベータの運行に影響を及ぼすことにな
り、これを防止するために、戸閉信号により扉が閉まっ
ているときには、取消釦6からの入力を無視して無効に
する(ステップS25)。扉が開いているときは、かご
呼登録装置11は取消釦6の入力に基づいて該当するか
ご呼を取り消し無駄な走行を防止する(ステップS2
6)。
【0022】従って、上記実施例1によれば、行先階の
かご呼釦2を間違えて押した場合にも取消釦6によりこ
れを取り消すことができ、無駄な走行や他の利用者へ迷
惑をかけることを防止することができると共に、戸閉信
号の入力時は取消釦6の入力を無効にすることにより、
かごの走行中にかご呼がなくなることによってエレベー
タの運行に及ぼす悪影響を防止することができる。
【0023】実施例2.次に、図3は実施例2に係るか
ご操作盤1を示す構成図である。上述した実施例1にお
いて、取消釦6は、単にかご呼釦2の近傍にそれぞれ設
けたもので、その機能が利用者にとって判りにくいもの
となっているが、この実施例2では、図示のごとく文字
付取消釦6aとし、利用者に判り易いものとしている。
その他の構成は、実施例1と同様である。
【0024】実施例3.次に、図4は実施例3に係る動
作を説明するもので、図1に示すROM11b内に格納
されてCPU11aの制御に基づいて動作するフローチ
ャートである。この実施例3では、上述した実施例1に
おいて、単に取消釦6を押すと、かご呼登録装置11は
該当するかご呼を取り消していたが、複数の人により同
一階のかご呼が登録された場合に、後でかご呼を登録し
た人により取消釦6が押されると、先に登録した人のか
ご呼をも取り消されるので、先にかご呼を登録した人に
迷惑をかけることを防止することを図るものである。
【0025】この実施例3における構成は、図1に示す
実施例1と基本的には同様であるが、かご呼登録装置1
1内のRAM11cに、各階毎のかご呼登録回数を記憶
するかご呼登録回数記憶領域を設けるとともに、CPU
11aにより、上記RAM11cのかご呼登録回数記憶
領域に記憶されたかご呼登録回数が1である時のみ取消
釦6の入力に基づいてかご呼登録を取り消すことができ
るようにすることにより、複数の人により同一階のかご
呼が登録された場合に、先に登録した人のかご呼をも取
り消されて迷惑をかけることを防止するようにしてい
る。
【0026】以下、図4を参照してその動作を説明す
る。まず、エレベータのかごに乗りかご操作盤1のかご
呼釦2を押すと(ステップS40、S41)、制御ケー
ブル7を介してかご呼登録装置11に入力され、かご呼
が登録されると共にRAM11c内のかご呼登録回数記
憶領域に当該階のカウントされたかご呼登録回数が記憶
される(ステップS42、S43)。通常は、このかご
呼により、エレベータは走行するが、かご呼が間違って
いる場合には(ステップS44)、扉が閉まってない状
態のときに、つまりかご呼登録装置11に戸閉信号がま
だ入力されてない状態のときに取り消す階の取消釦6を
押すことにより、上記かご呼登録回数が1である場合の
み取消釦6の入力に基づいてかご呼登録を取り消す(ス
テップS45〜S48)。そして、上記かご呼登録回数
は該当階に停止し、かご呼がキャンセルされるとクリア
される(ステップS49)。
【0027】かご呼釦2が1回しか押されていない時
は、取消釦6の入力が有効となってかご呼が取り消され
るが(ステップS47、S48)、かご呼釦2が複数回
押されている場合は、取消釦6の入力を無効にする(ス
テップS47)。これにより、複数の人により同一階の
かご呼が登録された場合に、取消釦6を押しても先に登
録した人のかご呼は取り消されずに迷惑をかけることを
防止することができる。なお、上記取消釦6を実施例2
の取消釦6aに代えても同様な効果が期待できるのは勿
論である。
【0028】従って、上記実施例3によれば、かご呼登
録装置11内のRAM11cのかご呼登録回数記憶領域
に各階毎のかご呼登録回数を記憶させて、CPU11a
により、上記RAM11cのかご呼登録回数記憶領域に
記憶されたかご呼登録回数が1である時のみ取消釦6の
入力に基づいてかご呼登録を取り消すことができるよう
にすることにより、複数の人により同一階のかご呼が登
録された場合に、先に登録した人のかご呼をも取り消さ
れて迷惑をかけることを防止することができる。
【0029】実施例4.次に、図5は実施例4に係る動
作を説明するもので、図1に示すROM11b内に格納
されてCPU11aの制御に基づいて動作するフローチ
ャートである。この実施例4では、上述した実施例1に
おいて、単に取消釦6を押すと、かご呼登録装置11は
該当するかご呼を取り消していたが、かご呼釦2が間違
って押されることは数多く発生するものではなく、取消
釦6が無限に利くといたずらに使用されることがあるの
で、これを防止するために、1回の走行毎に1回しか取
消釦6が利かなくするよう制限することを図るものであ
る。
【0030】この実施例4における構成は、図1に示す
実施例1と基本的には同様であるが、かご呼登録装置1
1内のRAM11cに、各階毎のかご呼登録回数を記憶
するかご呼登録回数記憶領域と、上記取消釦6によるか
ご呼取消回数を記憶するかご呼取消回数記憶領域とを設
けるとともに、CPU11aにより、走行信号に基づい
て上記RAM11cのかご呼取消回数記憶領域に記憶さ
れたかご呼取消回数をクリアすると共に、上記RAM1
1cのかご呼登録回数記憶領域に記憶されたかご呼登録
回数が1で、かつかご呼取消回数が1である時のみ上記
取消釦の入力に基づいてかご呼登録を取り消すことがで
きるようにすることにより、複数の人により同一階のか
ご呼が登録された場合に、取消釦6を押しても先に登録
した人のかご呼は取り消されずに迷惑をかけることを防
止することができると共に、1回の走行毎に1回のかご
呼の取消のみを有効として、かご呼の取り消し操作がい
たずらに使用されることを防止するようにしている。
【0031】以下、図5を参照してその動作を説明す
る。まず、エレベータのかごに乗りかご操作盤1のかご
呼釦2を押すと(ステップS50、S51)、制御ケー
ブル7を介してかご呼登録装置11に入力され、かご呼
が登録されると共にRAM11c内のかご呼登録回数記
憶領域に当該階のカウントされたかご呼登録回数が記憶
される(ステップS52、S53)。通常は、このかご
呼により、エレベータは走行するが、かご呼が間違って
いる場合には(ステップS54)、扉が閉まってない状
態のときに、つまりかご呼登録装置11に戸閉信号がま
だ入力されてない状態のときに取り消す階の取消釦6を
押すことによりRAM11c内のかご呼取消回数記憶領
域にかご呼取消回数が記憶され、上記かご呼登録回数が
1であり、かつ上記かご呼取消回数が1である場合のみ
取消釦6の入力に基づいたかご呼登録を取り消す(ステ
ップS55〜S60)。
【0032】そして、上記かご呼登録回数は該当階に停
止し、かご呼がキャンセルされるとクリアされると共
に、上記かご呼取消回数は走行信号によりクリアされる
(ステップS61、S62)。また、かご呼釦2が同一
階で1回しか押されていない時は、取消釦6の入力が有
効となってかご呼が取り消されるが(ステップS5
8)、かご呼釦2が複数回押されている場合は、取消釦
6の入力を無効にする(ステップS57)。さらに、1
回の走行時に取消釦6の入力が複数回押されている場合
は、取消釦6の入力を無効にする(ステップS59)。
これにより、複数の人により同一階のかご呼が登録され
た場合に、取消釦6を押しても先に登録した人のかご呼
は取り消されずに迷惑をかけることを防止することがで
きると共に、1回の走行毎に1回しか取消釦6が利かな
くなる。なお、上記取消釦6を実施例2の取消釦6aに
代えても同様な効果が期待できるのは勿論である。
【0033】従って、上記実施例4によれば、かご呼登
録装置11内のRAM11cのかご呼取消回数記憶領域
にかご呼取消回数を記憶させて、CPU11aにより、
走行信号に基づいて上記RAM11cのかご呼取消回数
記憶領域に記憶されたかご呼取消回数をクリアすると共
に、そのかご呼取消回数が1である時のみ取消釦6の入
力に基づいてかご呼登録を取り消すようにすることによ
り、1回の走行毎に1回のかご呼の取消のみを有効とし
て、かご呼の取り消し操作がいたずらに使用されること
を防止することができる。
【0034】実施例5.次に、図6は実施例5に係るエ
レベータの制御装置を示す構成図である。上述した実施
例4では、エレベータ制御盤10内のかご呼登録装置1
1のRAM11cに、各階毎のかご呼登録回数を記憶す
るかご呼登録回数記憶領域と、取消釦6によるかご呼取
消回数を記憶するかご呼取消回数記憶領域とを設けた
が、この実施例5では、実施例4の改良を図り、かご操
作盤1の内部に、かご呼登録装置11と同様な、CPU
1a、処理プログラム等を記憶してなるROM1b、処
理データ及び入力データ等を一時記憶するRAM1c、
上記かご操作の操作入力、エレベータ制御盤10からの
戸閉信号及び走行信号等を入力するインタフェース1d
を備え、上記RAM1bに、各階毎のかご呼登録回数を
記憶するかご呼登録回数記憶領域と、取消釦6によるか
ご呼取消回数を記憶するかご呼取消回数記憶領域とを設
けるとともに、上記CPU1aにより、かご呼登録状況
・取消状況を判断するようにして、かご呼取消信号を得
て、制御ケーブル7を介して機械室のエレベータ制御盤
10に設けられたかご呼登録装置11に伝送するように
したものである。この実施例5によれば、かご操作盤1
側にかご呼取消制御構成を備えてかご呼取消信号を得る
ので、エレベータ制御盤10内に設けられるかご呼登録
装置11のかご呼取消制御構成分を不要とし簡単化する
ことができる。
【0035】実施例6.上述した実施例5では、かご操
作盤1のRAM1cに、取消釦6によるかご呼取消回数
を記憶するかご呼取消回数記憶領域とを設けたが、エレ
ベータ制御盤10からの戸閉信号及び走行信号を入力す
る必要がある。この実施例6では、実施例5の改良を図
り、エレベータ制御盤10内のかご呼登録装置11のR
AM11cに、上記かご呼取消回数記憶領域を設けるよ
うにすることにより、上記エレベータ制御盤10からか
ご操作盤1への戸閉信号及び走行信号の送出を不要にし
てエレベータ制御盤10とかご操作盤1との間の信号伝
送用のケーブルを簡略化するようにしたものである。な
お、この実施例6の構成としては、図6に示す実施例5
の構成と同様であるが、エレベータ制御盤10からかご
操作盤1への戸閉信号及び走行信号の信号伝送用のケー
ブルが省略される。
【0036】実施例7.上述した実施例5では、かご操
作盤1側でかご呼取消信号が各階のかご呼び毎に生じる
ので、エレベータ制御盤10とかご操作盤1との間で多
くのデータのやり取りが必要となる。この実施例7で
は、実施例5の改良を図り、かご操作盤1側で、1回の
走行に対してかご呼の取り消しを1回のみとすべく、か
ご呼登録を取り消す階の取消階データを作成し、そのデ
ータをエレベータ制御盤10側に伝送するようにするも
のである。なお、この実施例7の構成としては、図6に
示す実施例5の構成と同様である。
【0037】図7は実施例7に係る動作を説明するもの
で、図6に示すかご操作盤1のROM1b内に格納され
てCPU1aの制御に基づいて動作するフローチャート
である。以下、図7を参照してその動作を説明する。ま
ず、エレベータのかごに乗りかご操作盤1のかご呼釦2
を押すと(ステップS70、S71)、制御ケーブル7
を介してかご呼登録装置11に入力され、かご呼が登録
されると共にRAM1c内のかご呼登録回数記憶領域に
当該階のカウントされたかご呼登録回数が記憶される
(ステップS72、S73)。通常は、このかご呼によ
り、エレベータは走行するが、かご呼が間違っている場
合には(ステップS74)、扉が閉まってない状態のと
きに、つまりかご呼登録装置11に戸閉信号がまだ入力
されてない状態のときに取り消す階の取消釦6を押すこ
とによりRAM1c内のかご呼取消回数記憶領域にかご
呼取消回数が記憶され、上記かご呼登録回数が1であ
り、かつ上記かご呼取消回数が1である場合のみ、その
取消階の取消釦6の入力に基づいたかご呼登録を取り消
すべく、取消階データを登録し、その取消階のかご呼取
消信号をエレベータ制御盤10側に伝送する(ステップ
S75〜S81)。
【0038】そして、上記かご呼登録回数は該当階に停
止し、かご呼がキャンセルされるとクリアされると共
に、上記かご呼取消回数は走行信号によりクリアされる
(ステップS82、S83)。また、かご呼釦2が同一
階で1回しか押されていない時は、取消釦6の入力が有
効となってかご呼が取り消されるが、かご呼釦2が複数
回押されている場合は、取消釦6の入力を無効にする
(ステップS78)。さらに、1回の走行時に取消釦6
の入力が複数回押されている場合は、取消釦6の入力を
無効にする(ステップS79)。これにより、複数の人
により同一階のかご呼が登録された場合に、取消釦6を
押しても先に登録した人のかご呼は取り消されずに迷惑
をかけることを防止することができると共に、1回の走
行毎に1回しか取消釦6が利かなくなる。なお、上記取
消釦6を実施例2の取消釦6aに代えても同様な効果が
期待できるのは勿論である。
【0039】従って、上記実施例7によれば、かご操作
盤1内のRAM1cのかご呼取消回数記憶領域にかご呼
取消回数を記憶させて、CPU1aにより、走行信号に
基づいて上記RAM1cのかご呼取消回数記憶領域に記
憶されたかご呼取消回数をクリアすると共に、そのかご
呼取消回数が1である時のみ取消釦6の入力に基づいて
かご呼登録を取り消すようにすることにより、1回の走
行毎に1回のかご呼の取消のみを有効として、該当する
取消階のかご呼取消信号をエレベータ制御盤11側に伝
送するようにしたので、エレベータ制御盤10とかご操
作盤1との間でのデータのやり取りが少なくてすむこと
になる。
【0040】実施例8.上述した各実施例においては、
取消釦6、6aによってかご呼を取り消す場合、利用者
にとってその確認ができなかったが、この実施例8で
は、図8に示すように、表面に取消の文字が記載される
とともにランプ8が備えれた文字及びランプ付き取消釦
6bとして、CPU11a(またはCPU1a)により
登録したかご呼を取り消すことが可能な階の文字及びラ
ンプ付き取消釦6bを点灯制御するようにして、利用者
に、自分が取り消したい階のかご呼が取り消し可能か否
かを、その点灯状態によって判断可能にすることができ
る。
【0041】実施例9.上述した各実施例では、かご操
作盤1に各階のかご呼釦2毎に取消釦6(6aまたは6
b)を設けたが、この実施例9では、図9に示すよう
に、文字及びランプ付き取消釦6b(6または6a)を
1個のみ設け、かご呼を取り消す場合は、かご呼釦2と
取消釦6b(6または6a)との両釦が短い所定時間内
にほぼ同時に押されたときに、CPU11a(またはC
PU1a)により当該階のかご呼を取り消すよう制御す
ることにより、取消釦を各階毎に備える必要がなく、構
成を簡単化することができ、意匠的にも良くなる。
【0042】実施例10.上述した実施例9では、かご
呼釦2と取消釦6b(6または6a)との両釦が短い時
間内にほぼ同時に押されたときに、当該階のかご呼を取
り消すようにしたが、例えば最初に取消釦6b(6また
は6a)を押し、次に、所定時間内にかご呼釦2を押し
た場合、登録なのか取り消しなのかを判断しにくい。こ
の実施例10では、取消釦を文字及びランプ付き取消釦
6bとし、CPU11a(またはCPU1a)により、
始めに取消釦6bが押されたときに、一定時間取消釦6
bのランプを点灯または点滅させ、その間は取り消しの
み可能とさせて、かご呼登録を不能にすることにより、
登録なのか取り消しなのかを利用者に判断できるように
することができる。
【0043】実施例11.上述した実施例10では、文
字及びランプ付き取消釦6bの点灯または点滅中は、取
り消ししかできないので、混雑時に他の利用者に迷惑が
かかる。この実施例11では、CPU11a(またはC
PU1a)により、文字及びランプ付き取消釦6b(6
または6a)が押されたとき、取り消し可能なかご呼釦
2のみを一定時間点滅させて、他のかご呼釦2は点灯ま
たは消灯させておき、点滅しているかご呼釦2は取り消
し可能で、点灯または消灯しているかご呼釦2は登録で
きるようにすることにより、混雑時でも他の利用者に迷
惑をかけなくてすむようになる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、かご
操作盤に、かご呼を取り消すための取消釦を設けると共
に、機械室内に設けられて上記かご操作盤からの操作入
力に基づいてかご呼登録を行うかご呼登録装置に、上記
取消釦の入力時にかご呼登録を取り消す制御手段を備え
たことにより、行先階のかご呼釦を間違えて押した場合
にもこれを取り消すことができ、無駄な走行や他の利用
者へ迷惑をかけることを防止することができるという効
果がある。
【0045】また、上記制御手段により、戸閉信号の入
力時は上記取消釦の入力を無効にすることにより、かご
の走行中にかご呼がなくなることによってエレベータの
運行に及ぼす悪影響を防止することができるという効果
がある。
【0046】また、各階毎のかご呼登録回数を記憶する
メモリを備え、上記制御手段により、上記メモリに記憶
されたかご呼登録回数が1である時のみ上記取消釦の入
力に基づいてかご呼登録を取り消すことにより、他の人
により同一階のかご呼が登録された場合に、始めに登録
した人のかご呼をも取り消されて迷惑をかけることを防
止することができるという効果がある。
【0047】また、かご呼取消回数を記憶するメモリを
備え、上記制御手段により、走行信号に基づいて上記メ
モリに記憶されたかご呼取消回数をクリアすると共に、
そのかご呼取消回数が1である時のみ上記取消釦の入力
に基づいてかご呼登録を取り消すことにより、1回の走
行毎に1回のかご呼の取消のみを有効として、かご呼の
取り消し操作がいたずらに使用されることを防止するこ
とができるという効果がある。
【0048】また、上記制御手段により、かご呼釦と取
消釦との両釦が所定時間内に押されたときに当該階のか
ご呼を取り消すことにより、取消釦を各階毎に備える必
要がなく、構成を簡単化することができるという効果が
ある。
【0049】さらに、上記取消釦及び上記かご呼釦をラ
ンプ付きとし、上記制御手段により、該ランプの点灯制
御によってかご呼の取り消し可能状態かかご呼登録可能
状態かを判別して報知することにより、利用者に取り消
し可能状態かかご呼登録可能状態かを報知させることが
でき、迷惑をかけることなく、正しい釦操作を促すこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るエレベータの制御
装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施例1に係る動作フローチャー
トである。
【図3】 この発明の実施例2に係るかご操作盤の構成
図である。
【図4】 この発明の実施例3に係る動作フローチャー
トである。
【図5】 この発明の実施例4に係る動作フローチャー
トである。
【図6】 この発明の実施例5に係るエレベータの制御
装置を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施例7に係る動作フローチャー
トである。
【図8】 この発明の実施例8に係る文字及びランプ付
き取消釦の構成図である。
【図9】 この発明の実施例9に係るかご操作盤の構成
図である。
【図10】 従来例に係るかご操作盤の構成図である。
【符号の説明】
1 かご操作盤、1a CPU、1b ROM、1c
RAM、1d インタフェース、2 かご呼釦、6 取
消釦、6a 文字付き取消釦、6b 文字及びランプ付
き取消釦、10 エレベータ制御盤、11 かご呼登録
装置、11a CPU、11b ROM、11c RA
M、11d インタフェース。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご操作盤に、かご呼を取り消すための
    取消釦を設けると共に、機械室内に設けられて上記かご
    操作盤からの操作入力に基づいてかご呼登録を行うかご
    呼登録装置に、上記取消釦の入力時にかご呼登録を取り
    消す制御手段を備えたエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、戸閉信号の入力時は上
    記取消釦の入力を無効にすることを特徴とする請求項1
    記載のエレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 各階毎のかご呼登録回数を記憶する記憶
    部を備え、上記制御手段は、上記記憶部に記憶されたか
    ご呼登録回数が1である時のみ上記取消釦の入力に基づ
    いてかご呼登録を取り消すことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のエレベータの制御装置。
  4. 【請求項4】 かご呼取消回数を記憶する記憶部を備
    え、上記制御手段は、走行信号に基づいて上記記憶部に
    記憶されたかご呼取消回数をクリアすると共に、そのか
    ご呼取消回数が1である時のみ上記取消釦の入力に基づ
    いてかご呼登録を取り消すことを特徴とする請求項3記
    載のエレベータの制御装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、かご呼釦と取消釦との
    両釦が所定時間内に押されたときに当該階のかご呼を取
    り消すことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載のエレベータの制御装置。
  6. 【請求項6】 上記取消釦及び上記かご呼釦をランプ付
    きとし、上記制御手段は、該ランプの点灯制御によって
    かご呼の取り消し可能状態かかご呼登録可能状態かを判
    別して報知することを特徴とする請求項5記載のエレベ
    ータの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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