JPH087271Y2 - クロスフロー型ラジエータの給水口取付け構造 - Google Patents

クロスフロー型ラジエータの給水口取付け構造

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JPH087271Y2
JPH087271Y2 JP4202790U JP4202790U JPH087271Y2 JP H087271 Y2 JPH087271 Y2 JP H087271Y2 JP 4202790 U JP4202790 U JP 4202790U JP 4202790 U JP4202790 U JP 4202790U JP H087271 Y2 JPH087271 Y2 JP H087271Y2
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pipe
water supply
tank
radiator
tanks
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JP4202790U
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JPH043276U (ja
Inventor
政仁 塚原
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は左右に離間してタンクが配置され、それらの
間に水平に多数のチューブが並列されたラジエータの給
水口取付け構造に関する。
〔従来技術〕
ラジエータコアの左右両側にタンクが配置されたいわ
ゆるクロスフロー型ラジエータは、上下方向に細長い入
り口タンクが設けられ、そのタンクの上端の狭い面積に
しか給水口を取付ける場所が存在しなかった。そのた
め、ラジエータ周辺の機器その他が邪魔になり、給水し
にくい設計にならざる得ないことがあった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は給水口の位置を熱交換器コアの上面の
任意の位置に配置できる構造とすると共に、その配置自
体の機械的強度が大きく信頼性の高いものを提供するこ
とを目的とし、その目的達成のために次の構成をとる。
即ち本考案の給水口取付け構造は、ラジエータコア1
の両側に一対のタンク2,3を有し、そのタンク2,3の長手
方向が重力方向に位置される。そして一方のタンク2の
上端部にエンジン冷却水の入り口パイプ4が取付けら
れ、該冷却水が一方のタンク2から他方のタンク3に向
かって水平方向に流通するものである。ここにおいて本
考案の特徴とするところは、ラジエータコア1の上面に
サポート5を配置すると共に、給水口6の上面がタンク
2の上端よりも高所に位置するように、サポート5に給
水パイプ付フィラーネック7を固定する。そして該給水
パイプ8の開口端と、入り口パイプ4に分岐した分岐パ
イプ9の開口端とを可撓性のホース10で連結したもので
ある。
また実用新案登録請求の範囲第2項記載の考案は、前
記第1項の考案の構成に加えて、入り口パイプ4の取付
け位置よりも上方位置で、一方のタンク2にエアー抜き
用の小パイプ11を突設する。それと共に給水パイプ8に
小パイプ12を突設し、両小パイプ11,12間を可撓性の小
ホース13で連結したものである。
〔作用〕
本給水口取付け構造によれば、ラジエータ外周に配置
される機器の状況に応じて、給水口6をサポート5の適
宜位置に配置できる設計をとることができ、他の機器に
邪魔されることなく給水が容易となる。それと共に強度
を大きくしつつ、給水口6をタンク2の上方に確実に位
置させることができ、ラジエータ内の気泡を抜け易いも
のとし、コア全域において均一な放熱性を発揮できる。
〔実施例〕 次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。
第1図は本給水口取付け構造の分解斜視図であり、第
2図は同構造を有するラジエータの正面図、第3図は同
平面図、第4図は本給水口を有する給水パイプ8の平面
図、第5図は同正面図である。
本考案のラジエータは、左右に離間して、一対のタン
ク2,3が配置され、それらの間にラジエータコア1が設
けられたクロスフロー型のものである。即ち、多数の偏
平チューブ19が水平方向に並列し、各偏平チューブ19,1
9間にコルゲートフィン18がろう付け固定される。それ
と共に、夫々の偏平チューブ19の両端がタンク2,3の各
チューブプレートに液密に貫通する。そして、一方のタ
ンク2から流入したエンジン冷却水が偏平チューブ19を
水平方向に流通し他方のタンク3からエンジンに還流す
る。そして、偏平チューブ19及びコルゲートフィン18の
外面に流通する空気流により高温のエンジン冷却水が冷
却される。このようなクロスフロー型ラジエータにおい
て、ラジエータコア1の上下両端には一対のサポート5
が配置される。このサポート5は長手方向の両端部を除
き金属板の両縁部を折り曲げ全体を溝状に形成すると共
に、その長手方向両端部をタンク2,3の上下両端に夫々
ろう付け固定する。そして、一方のタンク2の上端部側
面に入り口パイプ4を突設し該入り口パイプ4の長手方
向中間部にT字状に分岐パイプ9を突設する。また入り
口パイプ4の付け根の上方位置でタンク2に小パイプ11
を突設する。さらに、サポート5の中央部には座板15を
固定し、その上面にスタッドボルト22を突設する。さら
に、座板15の上面には支持金具23が固定される。この支
持金具23は横断面がL字状に折り曲げられ、その側面に
スタッドボルト24が突設される。このスタッドボルト24
はエンジンルーム内において図示しない支持部材に固定
される。さらに、座板15の対角線方向両隅には、U字状
に折り曲げられた締結ワイヤ17の両端が締結固定され
る。この締結ワイヤ17は第2図に示す如くラジエータコ
ア1のほぼ中央部を締結し、一対のサポート5とラジエ
ータコア1とを一体化するものである。次に、給水パイ
プ8の一端にフィラーネック7が設けられ、そのフィラ
ーネック7の上端に給水口6が形成される。この給水口
6は内部に図示しない弁座が設けられ、第4図〜第5図
に示すキャップ20が給水口6に着脱自在に締結される。
このキャップ20の下面には図示しない弁が突設され、該
弁がフィラーネック7内の弁座に圧接する。またフィラ
ーネック7の外周にはオーバフローパイプ21が突設され
る。そして、給水パイプ8のフィラーネック7寄りには
ブラケット14がろう付け固定される。さらに、給水パイ
プ8の下端部寄りに小パイプ12が突設される。そして、
給水パイプ8のブラケット14が第1図、第3図に示す如
く座板15に固定される。即ち、第1図に示す如くブラケ
ット14のボルト孔25が座板15のスタッドボルト22に嵌着
され、スタッドボルト22の端部がナット26により締結固
定されるものである。すると第2図に示す如くフィラー
ネック7の開口端はタンク2の上端よりも上方に配置さ
れると共に、それがサポート5の中央部に位置される。
そして給水パイプ8の下端と入り口パイプ4の分岐パイ
プ9とがホース10を介して連結される。このホース10の
両端は各パイプに締結金具16を介して締結される。次に
給水パイプ8に突設された小パイプ12とタンク2に突設
された小パイプ11との間は小ホース13により連結され
る。さらに、フィラーネック7外周に突設されたオーバ
フローパイプ21の先端は図示しないホースの一端に連結
され、その他端が図示しないサージタンクに連通され
る。
〔考案の効果〕
本考案の給水口取付け構造は、クロスフロー型ラジエ
ータにおいて、ラジエータコア1の上面に設けられたサ
ポート5上に取付られるものであるため、ラジエータ周
りの他の機器に干渉しない適宜な位置に給水口を配置す
ることができる。それにより給水がし易くなる。
また、この給水口はタンク2の上端よりも高所に配置
されるから、給水性を良くすると共に、ラジエータ内の
気泡を容易に排出し得る。そして、すべてのチューブ内
において気泡のない均一な流れを確保し、コア全域にお
いて均一な放熱性を発揮できる。
さらには、本ラジエータキャップは、可撓性のホース
10で入り口パイプ4の分岐パイプ9とフィラーネックの
給水パイプ8との間を連結したものであるから、給水口
をタンク2から離れた位置に置くことができる。しか
も、分岐パイプ9及び給水パイプ8の長さを短くし、例
えそれに不用意な外力が加えられても取付け構造を損傷
する虞がない。
次に実用新案登録請求の範囲第2項記載の考案は、タ
ンク2に設けた小パイプ11と給水パイプ8の小パイプ12
とを可撓性の小ホース13で連結したから、さらにラジエ
ータ内の気泡を抜け易いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本給水口取付け構造の分解斜視図であり、第2
図は同構造を有するラジエータの正面図、第3図は同平
面図、第4図は本給水口を有する給水パイプ8の平面
図、第5図は同正面図である。 1……ラジエータコア、2,3……タンク 4……入り口パイプ、5……サポート 6……給水口、7……フィラーネック 8……給水パイプ、9……分岐パイプ 10……ホース、11,12……小パイプ 13……小ホース、14……ブラケット 15……座板、16……締結金具 17……締結ワイヤ、18……コルゲートフィン 19……偏平チューブ、20……キャップ 21……オーバフローパイプ 22,24……スタッドボルト 23……支持金具、25……ボルト孔 26……ナット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジエータコア1の両側に一対のタンク2,
    3を有し、該タンク2,3の長手方向が重力方向に位置さ
    れ、一方の該タンク2の上端部にエンジン冷却水の入り
    口パイプ4が取付けられ、該冷却水が一方のタンク2か
    ら他方のタンク3に向かって水平方向に流通するクロス
    フロー型ラジエータの給水口取付け構造において、前記
    ラジエータコア1の上面にサポート5を配置すると共
    に、給水口6の上面が前記タンク2の上縁よりも高所に
    位置するように、前記サポート5に給水パイプ付フィラ
    ーネック7を固定し、該給水パイプ8の開口端と、前記
    入り口パイプ4に分岐した分岐パイプ9の開口端とを可
    撓性のホース10で連結したことを特徴とするクロスフロ
    ー型ラジエータの給水口取付け構造。
  2. 【請求項2】ラジエータコア1の両側に一対のタンク2,
    3を有し、該タンク2,3の長手方向が重力方向に位置さ
    れ、一方の該タンク2の上端部にエンジン冷却水の入り
    口パイプ4が取付けられ、該冷却水が一方のタンク2か
    ら他方のタンク3に向かって水平方向に流通するクロス
    フロー型ラジエータの給水口取付け構造において、前記
    ラジエータコア1の上面にサポート5を配置すると共
    に、給水口6の上面が前記タンク2の上縁よりも高所に
    位置するように、前記サポート5に給水パイプ付フィラ
    ーネック7を固定し、該給水パイプ8の開口端と、前記
    入り口パイプ4に分岐した分岐パイプ9の開口端とを可
    撓性のホース10で連結し、前記入り口パイプ4の取付け
    位置よりも上方位置で、前記一方のタンク2にエアー抜
    き用の小パイプ11を突設すると共に、前記給水パイプ8
    に小パイプ12を突設し、両小パイプ11,12間を可撓性の
    小ホース13で連結したことを特徴とするクロスフロー型
    ラジエータの給水口取付け構造。
  3. 【請求項3】請求項第1項または第2項において、前記
    フィラーネック7の付け根部で前記給水パイプ8にブラ
    ケット14の一端部をろう付け固定し、該ブラケット14の
    他端部を前記サポート5に締結固定したもの。
JP4202790U 1990-04-18 1990-04-18 クロスフロー型ラジエータの給水口取付け構造 Expired - Lifetime JPH087271Y2 (ja)

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JPH043276U JPH043276U (ja) 1992-01-13
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JPH043276U (ja) 1992-01-13

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