JPH0872472A - 連結部材 - Google Patents

連結部材

Info

Publication number
JPH0872472A
JPH0872472A JP23075194A JP23075194A JPH0872472A JP H0872472 A JPH0872472 A JP H0872472A JP 23075194 A JP23075194 A JP 23075194A JP 23075194 A JP23075194 A JP 23075194A JP H0872472 A JPH0872472 A JP H0872472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting member
groove
cylinder
barrel
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23075194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Takahashi
一成 高橋
Shigeki Maruyama
茂樹 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP23075194A priority Critical patent/JPH0872472A/ja
Publication of JPH0872472A publication Critical patent/JPH0872472A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 筒状の2部品を連結せしめる連結具にあっ
て、その連結具の中間部に溝部を形成し、その溝部に係
止する鍔部を前記筒状部材に形成するとともに、前記溝
部の溝幅を筒状部材の鍔部の厚さよりも若干大きく形成
した連結部材。 【効果】 製品寸法に多少のばらつきが生じてしまって
も、連結部材を被連結部材である筒状部材に容易に取り
付けることができる。よって、生産効率の低下をも防止
できるというものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状の2部材を連結せ
しめる連結部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2つの部材を連結する1例として、実公
昭58−52957号公報を挙げ説明する。この公報の
実用新案登録請求の範囲には、「内部に軸方向に摺動可
能に内筒7を収納した外筒9と、この外筒9の先端に内
方突設され、軸方向に複数の切欠9b、9b’が穿設さ
れた連結筒嵌合用の内つば部9aと、後端に上記切欠9
b、9b’を貫通可能な外方突設された係合突部4c、
4c’を有し、該係合突部4c、4c’を前方側から該
切欠9b、9b’貫通後、所定量回動させることにより
上記外筒9に着脱自在に嵌合された連結筒4と、この連
結筒4の先端側内周に溝設されチャックリング5を摺動
可能に収容した凹溝4bと、上記チャックリング5に頭
部を締付けられ、上記連結筒4を貫通し、上記内筒7に
固定されたリ−ドチャック6と、上記連結筒4の先端外
周に嵌合された口金1と、上記連結筒4後端と上記内筒
7との間に弾着されたばね8とを備えたシャ−プペンシ
ル。」と記載されている。即ち、連結筒4を外筒9に嵌
合することにより、前記連結筒4で外筒9と口金1とを
連結せしめているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな連結手段にあっては、外筒9の先端に形成されてい
る内つば部9aの厚さと、この内つば部9aに嵌合する
連結筒4の円周溝の溝幅とを同一に設計し、製作するの
が一般的である。これは、外筒9に対する連結筒4のガ
タつきを極力防止するためである。ちなみに、寸法公差
は、1/100mm〜2/100mmとかなりシビアな
ものである。しかし、設計上は寸法が厳しく設定されて
いるが、射出成形や切削加工などにより実際に製作され
た製品の寸法は、設計した時の寸法とは異なることが多
い。所謂、製作過程による製品寸法のばらつきである。
特に、射出成形などにより成形された製品は、冷却過程
で製品が収縮するため、出来上がった製品の寸法を設計
時通り正確にすることは困難であった。
【0004】よって、前述した外筒9の先端に形成され
ている内つば部9aの厚さよりも、連結筒4の円周溝の
溝幅が、ばらつきにより小さくなって(形成されて)し
まった場合には、内つば部9aに連結筒4を取り付ける
ことはできず、その連結筒4を無駄にしてしまったり、
生産効率をも低下させてしまうものであった。また、無
理に取り付けようとすると、連結筒4ばかりでなく外筒
9も破損させてしまったり、また、図7に示すように不
完全な取り付けとなってしまうものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、筒状の2部品を連結せしめる
連結具にあって、その連結具の中間部に溝部を形成し、
その溝部に係止する鍔部を前記筒状部材に形成するとと
もに、前記溝部の溝幅を筒状部材の鍔部の厚さよりも若
干大きく形成したことを要旨とするものである。
【0006】
【実施例】1例として本発明の連結部材をシャ−プペン
シルに適用した例を図1乃至図4に示し説明する。シャ
−プペンシルの軸筒1の内部には、後端にノック部(図
示せず)が嵌着された鉛芯繰り出し機構である中軸セッ
ト2が摺動自在に配置されている。その中軸セット2
は、鉛芯を貯蔵する芯タンク3とチャック体4並びに、
このチャック体4を開閉するチャックリング5などから
構成されているが、鉛芯の前進(繰り出し)は許容する
が、その後退は規制するボ−ルチャック機構方式の鉛芯
繰り出し機構であっても良い。前記軸筒1の先端に形成
されている内鍔部1aには、連結部材6が配置されてお
り、この連結部材6には、前記中軸セット2を配置した
第2の連結部材7が固定されている。そして、この第2
の連結部材7の先端には先部材8が螺子機構9により螺
着されており、軸筒1の先端に位置している。
【0007】次に前記連結部材6について詳述する。筒
状部材からなる連結部材6の前方には鍔部10が形成さ
れている。その鍔部10の後方には縮径部11が成され
ている。この縮径部11には、中間部から平坦状で順次
後方に向かい縮径する係止突起12、13と、縦スリッ
ト14(15)とが各々対向した位置に形成されてい
る。そして、前記鍔部10と係止突起12、13との間
に生じる隙間で溝部16が形成されている。この溝部1
6には平坦部17、18が対向した位置に形成されてお
り、前記軸筒1の前端面に形成されている内鍔部1aの
挿着孔1bの平坦部1c、1d(図4参照)と係合し回
転を防止をしている。さらに、縮径部11の内側には、
六角形状の内面多角形部19が形成されているが、四角
形でもよいし、非円形状であってもよい。これは、連結
部材6に嵌合する第2の連結部材7の後方外形に合わせ
たもので、第2の連結部材7の連結部材6に対する回転
を防止したものであり、回転を規制する形状ならば本例
には束縛されないものである。
【0008】前記連結部材6に形成されている鍔部10
と係止突起12、13とで構成される溝部16の溝幅M
は、軸筒1の前端面に形成されている内鍔部1aの厚さ
Tよりも若干大きく形成されている。このため、内鍔部
1a先端と、溝部11の前端面とには、隙間Sが生じる
ことになる(図2参照)。この隙間Sは、単に大きけれ
ば良いというものではない。製品寸法のばらつきの最大
値とすれば良いものである。具体的には、隙間S(設計
時における溝幅Mと内鍔部Tとの寸法差)の寸法は、
0.05mm〜0.2mm程度とするのが好ましい。よ
って、溝部16の溝幅、あるいは、軸筒1の内鍔部1a
の厚さに多少の寸法ばらつきが生じても、連結部材を軸
筒に確実に取り付けることができるものである。
【0009】次に組み立て方法について説明する。ま
ず、連結部材6の係止突起12、13と軸筒1の挿着孔
1bの平坦部1c、1dとを位置決めした状態で、ま
た、連結部材6を縦スリット14、15を中心とし縮径
させた状態で軸筒1の前方より挿着する。係止突起1
2、13の前端面が係止作用をなし、連結部材6が鍔部
10と係止突起12、13により軸筒1に挿着・係止さ
れると共に、回転不能に軸筒1に連結される。この時、
内鍔部1aの厚さTより溝部16の溝幅Mが若干大きく
形成されているので確実に挿着できるとともに、挿着し
た際係止突起12、13が弾性復帰によりはじけ、例え
ば、「パチン」という音がし挿着が確認される。次い
で、予め中軸セット2が挿着された第連結部材7を軸筒
1の後方より、前記連結部材6へと挿入する。ここで、
連結具6の内面多角形部19と第2の連結部材7の外面
多角形部とが嵌合し、連結部材6と第2の連結部材7と
が回転不能に連結される。
【0010】最後に連結部材6が挿着された軸筒1の前
方より突出した第2の連結部材7の雄螺子部9に先部材
8を螺着させる。これで軸筒1と先部材8とが連結され
る。先部材8を取り付けることによって、軸筒1の先端
と先部材8の後端が当接し、連結部材6が前方に引っ張
られ、遂には、連結部材6の鍔部10の後端面が軸筒1
の前端面に圧着され連結部材6も固定状態になり、隙間
Sが生じていても振れることはない。なお、連結部材6
を軸筒1に挿着する際、縦スリットを中心に縮径される
が、挿着終了後弾撥力で拡開することは勿論、第2の連
結部材7の外形部でも拡開されるため、連結部材6の軸
筒1に対する径方向の振れを極力防止することができ
る。
【0011】次に本案における連結部材6の他の例を図
5、図6に示し説明する。図5において、前例と相違す
る点は、連結部材6の縦スリット14、15の形成位置
と、係止突起12、13の形状にある。係止突起12、
13を山形状に形成することにより、修理の際などに分
解可能となる。なお、組立時においては、連結部材6の
内側に第2の連結部材が挿着されているので、連結部材
6は軸筒1より脱落しないものである。また、図6にお
いて、前例と相違する点は、係止突起12、13の前方
形状にある。係止突起12、13の前方に微小段部12
a、13aを形成することにより係止手段を2段階と
し、微小段部12a、13aによる係止が万が一外れた
場合でも係止突起12、13により係止され、先部材9
などを紛失する恐れがないものである。
【0012】以上の実施例においては、縮径部12を縮
径させることにより軸筒1に連結部材6を挿着する例を
示したが、従来技術のように連結部材を回転させること
により軸筒に挿着するものであっても良い。なお、この
場合においても連結部材は軸筒に対して軸方向に隙間が
できるように形成するものである。
【0013】
【発明の効果】本発明は、筒状の2部品を連結せしめる
連結具にあって、その連結具の中間部に溝部を形成し、
その溝部に係止する鍔部を前記筒状部材に形成するとと
もに、前記溝部の溝幅を筒状部材の鍔部の厚さよりも若
干大きく形成したので、製品寸法に多少のばらつきが生
じてしまっても、連結部材を被連結部材である筒状部材
に容易に取り付けることができる。よって、生産効率の
低下をも防止できるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に相当するA部拡大図である。
【図3】図1に相当する連結部材の拡大半断面図ある。
【図4】図1に相当する組立方を示す要部斜視図であ
る。
【図5】連結部材の他の例を示す半断面図である。
【図6】連結部材のさらに他の例を示す半断面図であ
る。
【図7】従来の技術を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒 1a 内鍔部 1b 挿着孔 1c 平坦部 1d 平坦部 2 中軸セット 3 芯タンク 4 チャック体 5 チャックリング 6 連結部材 7 第2の連結部材 8 先部材 9 雌螺子部 10 鍔部 11 縮径部 12、13 係止突起 14、15 縦スリット 16 溝部 17、18 平坦部 19 内面多角形部
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 連結部材
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状の2部材を連結せ
しめる連結部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2つの部材を連結する1例として、実公
昭58−52957号公報を挙げ説明する。この公報の
実用新案登録請求の範囲には、「内部に軸方向に摺動可
能に内筒7を収納した外筒9と、この外筒9の先端に内
方突設され、軸方向に複数の切欠9b、9b’が穿設さ
れた連結筒嵌合用の内つば部9aと、後端に上記切欠9
b、9b’を貫通可能な外方突設された係合突部4c、
4c’を有し、該係合突部4c、4c’を前方側から該
切欠9b、9b’貫通後、所定量回動させることにより
上記外筒9に着脱自在に嵌合された連結筒4と、この連
結筒4の先端側内周に溝設されチャックリング5を摺動
可能に収容した凹溝4bと、上記チャックリング5に頭
部を締付けられ、上記連結筒4を貫通し、上記内筒7に
固定されたリードチャック6と、上記連結筒4の先端外
周に嵌合された口金1と、上記連結筒4後端と上記内筒
7との間に弾着されたばね8とを備えたシャープペンシ
ル。」と記載されている。即ち、連結筒4を外筒9に嵌
合することにより、前記連結筒4で外筒9と口金1とを
連結せしめているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな連結手段にあっては、外筒9の先端に形成されてい
る内つば部9aの厚さと、この内つば部9aに嵌合する
連結筒4の円周溝の溝幅とを同一に設計し、製作するの
が一般的である。これは、外筒9に対する連結筒4のガ
タつきを極力防止するためである。ちなみに、寸法公差
は、1/100mm〜2/100mmとかなりシビアな
ものである。しかし、設計上は寸法が厳しく設定されて
いるが、射出成形や切削加工などにより実際に製作され
た製品の寸法は、設計した時の寸法とは異なることが多
い。所謂、製作過程による製品寸法のばらつきである。
特に、射出成形などにより成形された製品は、冷却過程
で製品が収縮するため、出来上がった製品の寸法を設計
時通り正確にすることは困難であった。
【0004】よって、前述した外筒9の先端に形成され
ている内つば部9aの厚さよりも、連結筒4の円周溝の
溝幅が、ばらつきにより小さくなって(形成されて)し
まった場合には、内つば部9aに連結筒4を取り付ける
ことはできず、その連結筒4を無駄にしてしまったり、
生産効率をも低下させてしまうものであった。また、無
理に取り付けようとすると、連結筒4ばかりでなく外筒
9も破損させてしまったり、また、図7に示すように不
完全な取り付けとなってしまうものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、筒状の2部品を連結せしめる
連結具にあって、その連結具の中間部に溝部を形成し、
その溝部に係止する鍔部を前記筒状部材に形成するとと
もに、前記溝部の溝幅を筒状部材の鍔部の厚さよりも若
干大きく形成したことを要旨とするものである。
【0006】
【実施例】1例として本発明の連結部材をシャープペン
シルに適用した例を図1乃至図4に示し説明する。シャ
ープペンシルの軸筒1の内部には、後端にノック部(図
示せず)が嵌着された鉛芯繰り出し機構である中軸セッ
ト2が摺動自在に配置されている。その中軸セット2
は、鉛芯を貯蔵する芯タンク3とチャック体4並びに、
このチャック体4を開閉するチャックリング5などから
構成されているが、鉛芯の前進(繰り出し)は許容する
が、その後退は規制するボールチャック機構方式の鉛芯
繰り出し機構であっても良い。前記軸筒1の先端に形成
されている内鍔部1aには、連結部材6が配置されてお
り、この連結部材6には、前記中軸セット2を配置した
第2の連結部材7が固定されている。そして、この第2
の連結部材7の先端には先部材8が螺子機構により螺着
されており、軸筒1の先端に位置している。
【0007】次に前記連結部材6について詳述する。筒
状部材からなる連結部材6の前方には鍔部10が形成さ
れている。その鍔部10の後方には縮径部11が形成さ
れている。この縮径部11には、中間部から平坦状で順
次後方に向かい縮径する係止突起12、13と、縦スリ
ット14(15)とが各々対向した位置に形成されてい
る。そして、前記鍔部10と係止突起12、13との間
に生じる隙間で溝部16が形成されている。この溝部1
6には平坦部17、18が対向した位置に形成されてお
り、前記軸筒1の前端面に形成されている内鍔部1aの
挿着孔1bの平坦部1c、1d(図4参照)と係合し回
転を防止をしている。さらに、縮径部11の内側には、
六角形状の内面多角形部19が形成されているが、四角
形でもよいし、非円形状であってもよい。これは、連結
部材6に嵌合する第2の連結部材7の後方外形に合わせ
たもので、第2の連結部材7の連結部材6に対する回転
を防止したものであり、回転を規制する形状ならば本例
には束縛されないものである。
【0008】前記連結部材6に形成されている鍔部10
と係止突起12、13とで構成される溝部16の溝幅M
は、軸筒1の前端面に形成されている内鍔部1aの厚さ
Tよりも若干大きく形成されている。このため、内鍔部
1a先端と、溝部11の前端面とには、隙間Sが生じる
ことになる(図2参照)。この隙間Sは、単に大きけれ
ば良いというものではない。製品寸法のばらつきの最大
値とすれば良いものである。具体的には、隙間S(設計
時における溝幅Mと内鍔部Tとの寸法差)の寸法は、
0.05mm〜0.2mm程度とするのが好ましい。よ
って、溝部16の溝幅、あるいは、軸筒1の内鍔部1a
の厚さに多少の寸法ばらつきが生じても、連結部材を軸
筒に確実に取り付けることができるものである。
【0009】次に組み立て方法について説明する。ま
ず、連結部材6の係止突起12、13と軸筒1の挿着孔
1bの平坦部1c、1dとを位置決めした状態で、ま
た、連結部材6を縦スリット14、15を中心とし縮径
させた状態で軸筒1の前方より挿着する。係止突起1
2、13の前端面が係止作用をなし、連結部材6が鍔部
10と係止突起12、13により軸筒1に挿着・係止さ
れると共に、回転不能に軸筒1に連結される。この時、
内鍔部1aの厚さTより溝部16の溝幅Mが若干大きく
形成されているので確実に挿着できるとともに、挿着し
た際係止突起12、13が弾性復帰によりはじけ、例え
ば、「パチン」という音がし挿着が確認される。次い
で、予め中軸セット2が挿着された第2の連結部材7
軸筒1の後方より、前記連結部材6へと挿入する。ここ
で、連結具6の内面多角形部19と第2の連結部材7の
外面多角形部とが嵌合し、連結部材6と第2の連結部材
7とが回転不能に連結される。
【0010】最後に連結部材6が挿着された軸筒1の前
方より突出した第2の連結部材7の雄螺子部9に先部材
8を螺着させる。これで軸筒1と先部材8とが連結され
る。先部材8を取り付けることによって、軸筒1の先端
と先部材8の後端が当接し、連結部材6が前方に引っ張
られ、遂には、連結部材6の鍔部10の後端面が軸筒1
の前端面に圧着され連結部材6も固定状態になり、隙間
Sが生じていても振れることはない。なお、連結部材6
を軸筒1に挿着する際、縦スリットを中心に縮径される
が、挿着終了後弾撥力で拡開することは勿論、第2の連
結部材7の外形部でも拡開されるため、連結部材6の軸
筒1に対する径方向の振れを極力防止することができ
る。
【0011】次に本案における連結部材6の他の例を図
5、図6に示し説明する。図5において、前例と相違す
る点は、連結部材6の縦スリット14、15の形成位置
と、係止突起12、13の形状にある。係止突起12、
13を山形状に形成することにより、修理の際などに分
解可能となる。なお、組立時においては、連結部材6の
内側に第2の連結部材が挿着されているので、連結部材
6は軸筒1より脱落しないものである。また、図6にお
いて、前例と相違する点は、係止突起12、13の前方
形状にある。係止突起12、13の前方に微小段部12
a、13aを形成することにより係止手段を2段階と
し、微小段部12a、13aによる係止が万が一外れた
場合でも係止突起12、13により係止され、先部材8
などを紛失する恐れがないものである。
【0012】以上の実施例においては、縮径部11を
径させることにより軸筒1に連結部材6を挿着する例を
示したが、従来技術のように連結部材を回転させること
により軸筒に挿着するものであっても良い。なお、この
場合においても連結部材は軸筒に対して軸方向に隙間が
できるように形成するものである。
【0013】
【発明の効果】本発明は、筒状の2部品を連結せしめる
連結具にあって、その連結具の中間部に溝部を形成し、
その溝部に係止する鍔部を前記筒状部材に形成するとと
もに、前記溝部の溝幅を筒状部材の鍔部の厚さよりも若
干大きく形成したので、製品寸法に多少のばらつきが生
じてしまっても、連結部材を被連結部材である筒状部材
に容易に取り付けることができる。よって、生産効率の
低下をも防止できるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に相当するA部拡大図である。
【図3】図1に相当する連結部材の拡大半断面図ある。
【図4】図1に相当する組立方を示す要部斜視図であ
る。
【図5】連結部材の他の例を示す半断面図である。
【図6】連結部材のさらに他の例を示す半断面図であ
る。
【図7】従来の技術を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】 1 軸筒 1a 内鍔部 1b 挿着孔 1c 平坦部 1d 平坦部 2 中軸セット 3 芯タンク 4 チャック体 5 チャックリング 6 連結部材 7 第2の連結部材 8 先部材 9 雄螺子部 10 鍔部 11 縮径部 12、13 係止突起 14、15 縦スリット 16 溝部 17、18 平坦部 19 内面多角形部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の2部品を連結せしめる連結具にあ
    って、その連結具の中間部に溝部を形成し、その溝部に
    係止する鍔部を前記筒状部材に形成するとともに、前記
    溝部の溝幅を筒状部材の鍔部の厚さよりも若干大きく形
    成したことを特徴とする連結部材。
JP23075194A 1994-08-31 1994-08-31 連結部材 Pending JPH0872472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23075194A JPH0872472A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 連結部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23075194A JPH0872472A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 連結部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0872472A true JPH0872472A (ja) 1996-03-19

Family

ID=16912715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23075194A Pending JPH0872472A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 連結部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0872472A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH088545Y2 (ja) カープラグ
EP3403803A1 (en) Assembly component for receiving a shank of a fastener
JP3045831B2 (ja) 締結具
JP4130350B2 (ja) プラグキャップ及びその製造方法
JPH0872472A (ja) 連結部材
JPS6054264A (ja) 鋳造部品の固定方法
JPH0785822B2 (ja) トリポッド型継手内側部材の製作方法
JP3521482B2 (ja) 連結部材
JP2002127670A (ja) ボールペン
JPH0694016A (ja) 一体成形ボス
JP4156443B2 (ja) 筆記具の組立方法およびその方法により組立てなる筆記具
JPS6021267Y2 (ja) ノツク式シヤ−プペンシル
JP2989077B2 (ja) 軸付き物品
JP2596762B2 (ja) 機械要素の結合機構
JP2919464B1 (ja) 係合段差形成用の補助金型
JPH1016468A (ja) 筆記具用プラスチックパイプ装置及びその製造方法
JPH04145210A (ja) ワッシャ組込みボルトの製造法
JPS5852151Y2 (ja) ノツク式シヤ−プペンシルの軸継手
JPS593910Y2 (ja) ノック式シャ−プペンシル
JP2604472Y2 (ja) 先端チャック式シャープペンシル
JPH10235602A (ja) 切断機のブレード保持装置
JPH0650234Y2 (ja) ノツク式シヤープペンシル
JPH0734964B2 (ja) ダイス
JPH0742878A (ja) グロメット
JP2585729Y2 (ja) 芯タンクとチャック体との継手装置