JPH0872183A - 結露防止用断熱材 - Google Patents

結露防止用断熱材

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JPH0872183A
JPH0872183A JP21029494A JP21029494A JPH0872183A JP H0872183 A JPH0872183 A JP H0872183A JP 21029494 A JP21029494 A JP 21029494A JP 21029494 A JP21029494 A JP 21029494A JP H0872183 A JPH0872183 A JP H0872183A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結露防止および断熱の機能に優れているとと
もに、これらの機能が経時的に長期間にわたって維持で
きる結露防止用断熱材を提供する。 【構成】物品の表面に装着される結露防止用断熱材であ
り、基材10と表皮材20とを備えている。基材10
は、物品の表面に装着される側に配置され、ポリオレフ
ィン系樹脂発泡シートからなる。表皮材20は、物品の
表面に装着される側とは反対側で基材に積層され、セル
ロース系繊維質素材を主成分とする吸水性不織布からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、結露防止用断熱材に
関する。
【0002】
【従来の技術】空調機器やその配管などの機器類の保温
保冷を図るとともに、金属などからなる機器類の表面に
結露が付着して表面が汚れたり腐食や劣化を引き起こし
たりすることを防止するために、これらの機器類の内外
面などの表面を結露防止用断熱材で覆っておくことが行
われている。
【0003】従来、結露防止用断熱材としては、合成樹
脂の発泡体や繊維材料、金属箔など様々な材料が単独で
あるいは積層体にして利用されている。一般的に良く知
られている合成樹脂発泡体の単独層からなる結露防止用
断熱材で結露の発生を確実に防止するには、発泡体の厚
みをかなり分厚くしておかなければならない。
【0004】近年、結露防止および断熱の対象となる空
調機器などの機器類の小型化が要求され、これらの機器
類に結露防止用断熱材を配置するスペースを十分に確保
することが難しくなってきた。そのため、断熱および結
露防止の効果を損なうことなく、結露防止用断熱材の厚
みを薄くすることが要求されている。このような問題を
解決する方法が種々提案されている。
【0005】実公平3−19677号公報に示された方
法は、発泡体からなる断熱材の外側に吸水剤を保持させ
た層を設けている。この方法では、吸水剤層の外表面に
結露が発生しても、この結露を吸水剤層で吸水保持する
ことで結露水の滴下を防止する。吸水剤層に一旦吸水さ
れた水分は結露の発生が無くなれば吸水剤層の表面から
放湿されてしまう。その結果、結露を防ぐために発泡体
からなる断熱材の厚みを分厚くする必要がなくなり、断
熱材の厚みを薄くすることができるという技術である。
【0006】実公昭45−32151号公報に示された
方法は、前記同様の発泡体からなる断熱材に繊維ウェブ
を積層してニードルパンチすることで一体化させてい
る。繊維ウェブが前記吸水剤層と同様の機能を果たす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術で
は、結露を吸収する吸水性が不十分であったり、吸水材
料を担持しておく手段が不十分であるため吸水性などの
機能が経時的に低下するという問題があった。吸水性が
不十分であったり経時的に低下すれば、結露防止機能が
悪くなる。
【0008】すなわち、前記した断熱材の外側に吸水剤
の保持層を設けておく方法では、吸水剤をバインダとと
もに繊維層に塗布して担持させているが、施工後の経時
とともにバインダによる吸水剤の保持機能が低下して吸
水剤が脱落してしまい、吸水機能が発揮できなくなるの
である。また、前記した繊維ウェブを発泡体にニードル
パンチで一体化させる方法では、繊維ウェブとしてナイ
ロンなどの合成繊維からなる繊維ウェブが用いられてい
るが、これらの繊維ウェブは吸水性が十分ではない。
【0009】本発明の目的は、結露防止および断熱の機
能に優れているとともに、これらの機能が経時的に長期
間にわたって維持できる結露防止用断熱材を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の結露防止用断熱
材は、物品の表面に装着される結露防止用断熱材であ
り、基材と表皮材とを備えている。基材は、物品の表面
に装着される側に配置され、ポリオレフィン系樹脂発泡
シートからなる。表皮材は、物品の表面に装着される側
とは反対側で基材に積層され、セルロース系繊維質素材
を主成分とする吸水性不織布からなる。
【0011】なお、前記吸水性不織布は、セルロース系
繊維質素材を50重量%以上含むものであることができ
る。前記吸水性不織布は、目付け量50〜300g/m2
あることができる。前記セルロース系繊維質素材は、レ
ーヨン、木綿、木材パルプからなる群から選ばれた何れ
か1種または複数種であることができる。
【0012】前記基材のうち前記物品の表面に装着され
る側の表面に粘着層をさらに備え、粘着層の表面に剥離
シートをさらに備えていることができる。前記基材を内
側に前記表皮材を外側にして筒状に成形されていること
ができる。前記物品の表面に装着される側の表面が物品
の表面形状に沿って加熱成形されていることができる。
【0013】
【作用】本発明の結露防止用断熱材では、断熱性に優れ
たポリオレフィン系樹脂発泡シートからなる基材と、吸
水性に優れたセルロース系繊維質素材を主成分とする吸
水性不織布からなる表皮材とを組み合わせている。セロ
ルース系繊維質素材を主成分とする吸水性不織布は、ナ
イロンなどの合成繊維からなる不織布に比べて、はるか
に吸水性が良く、結露を良好に吸収して保持しておくこ
とができる。その結果、結露防止用断熱材の全体の厚み
を薄くしても、十分な結露防止機能および断熱機能を発
揮することができる。
【0014】なお、吸水性不織布が、セルロース系繊維
質素材を50重量%以上含むものであれば、セルロース
系繊維質素材が有する優れた吸水性を十分に発揮するこ
とができる。前記吸水性不織布が、目付け量50〜30
0g/m2であれば、十分な吸水性を発揮できるとともにコ
ストも安価になる。目付け量50g/m2未満では十分な吸
水性が発揮できない。目付け量300g/m2を超えると、
繊維材料の使用量が増えて材料コストが増大する。
【0015】前記セルロース系繊維質素材が、レーヨ
ン、木綿、木材パルプからなる群から選ばれた何れか1
種または複数種であれば、入手が容易でコストが安価で
あるとともに優れた吸水性を発揮することができる。前
記のような粘着層および剥離シートを備えていれば、粘
着層を物品の表面に粘着させることで、結露防止用断熱
材を簡単かつ確実に装着することができる。結露防止用
断熱材の輸送保管などの取扱い時には剥離シートで粘着
層を覆っておけば、粘着層が他物に付着してしまった
り、粘着性が無くなってしまうことが防げる。
【0016】結露防止用断熱材が筒状に成形されていれ
ば、結露防止用断熱材の適用物品として一般的な配管等
の物品に対して簡単に装着することができる。結露防止
用断熱材のうち物品の表面に装着される側の表面が物品
の表面形状に沿って成形されていれば、物品の表面との
間に隙間を生じることなく、物品の表面に密着させて簡
単に装着することができ、結露防止および断熱の機能を
有効に発揮することができる。結露防止用断熱材の成形
が加熱成形によって行われていれば、前記した基材およ
び表皮材からなる結露防止用断熱材の成形が簡単かつ確
実に行える。
【0017】
【実施例】
〔実施例1〕図1に示す結露防止用断熱材は、ポリオレ
フィン系樹脂発泡シートからなる基材10と、セルロー
ス系繊維質素材を主成分とする吸水性不織布からなる表
皮材20とが積層されている。
【0018】基材10となるポリオレフィン系樹脂発泡
シートは、厚さ10mm、発泡倍率30倍の電子線架橋ポ
リエチレン発泡シートである。表皮材20となる不織布
は、レーヨン70重量%とポリエステル30重量%から
なる目付け量120g/m2の不織布である。基材10と表
皮材20は、フレームラミネート法で積層一体化されて
いる。
【0019】結露防止用断熱材は、平坦なシートあるい
は板状をなしており、各種装置や配管などの物品の表面
に基材10が当接するようにして装着される。結露防止
用断熱材の性能を確かめた。結露防止用断熱材を25℃
の水に10分間浸漬し、水から引き上げてガーゼで軽く
拭いた後で重量を測定した。試験前の乾燥状態での結露
防止用断熱材の重量と試験後の重量から吸水量を求め
た。吸水量は1300g/m2であり、十分な吸水性がある
ことが確認された。 〔実施例2〕図2に示す結露防止用断熱材は、前記実施
例1と同じ基材10および表皮材20を用いている。表
皮材10の表面に粘着層30を設けている。粘着層30
は、150g/m2のアクリル系粘着剤からなる。粘着層3
0の表面には剥離シート32が設けられている。剥離シ
ート32は、厚さ100μmの離型紙である。表皮材1
0の表面に粘着層30および剥離シート32を設けるに
は、転写法が適用される。
【0020】結露防止用断熱材は、剥離シート32を取
り付けた状態で流通および輸送保管に供される。使用時
には、施工する物品の形状や寸法に合わせて、結露防止
用断熱材を打ち抜いたり切り取ったりしたあと、剥離シ
ート32を剥がして、粘着層30を露出させ、この粘着
層30の粘着力で物品の表面に貼り付け固定する。この
結露防止用断熱材は、空調用室内機の内側面等の部位に
貼着固定して使用するのに適している。 〔実施例3〕図3に示す結露防止用断熱材40は、全体
が断面円筒状をなしており、内周側に基材10、外周側
に表皮材20が配置されている。
【0021】基材10は、厚さ4mm、発泡倍率30倍の
電子線架橋ポリプロピレン発泡シートからなる内層材1
4と、厚さ6mm、発泡倍率35倍の電子線架橋ポリエチ
レン発泡シートからなる外層材12との積層品が用いら
れている。表皮材20は、レーヨン50重量%、ポリエ
ステル45重量%、特殊溶融性樹脂5重量%からなる目
付け量100g/m2の不織布が用いられている。
【0022】基材10と表皮材20はフレームラミネー
ト法で積層一体化されている。積層一体化された平坦状
の結露防止用断熱材をジョウゴ状の口金に連続的に導入
し、熱風で加熱しながら結露防止用断熱材の両端を突き
合わせて融着することによって筒状に成形されている。
筒状の結露防止用断熱材40には融着された突き合わせ
部42が形成される。結露防止用断熱材の内径を26mm
に成形したものを、結露防止と断熱を図る銅管などの金
属管の外周に嵌挿して使用する。金属管の外径が変われ
ば、結露防止用断熱材の内径も変更される。
【0023】なお、融着された突き合わせ部42とは別
に、筒状の結露防止用断熱材40の長手方向に沿って切
れ目を設けておけば、この切れ目を配管の外周に被せる
ようにして結露防止用断熱材40を装着することができ
る。 〔実施例4〕図4に示す結露防止用断熱材50は、チャ
ージバルブに装着して使用するものである。
【0024】この結露防止用断熱材50は、全体の外形
が2個の半円52、54が横に並んで連結された形状を
有し、半円の内周側に基材10が外周側に表皮材20が
配置されている。半円52、54の両端には、水平方向
に突出した重ね合わせ部57、58を有する。半円52
と半円54の隣接個所には屈曲自在なヒンジ部56を有
する。
【0025】左右の半円52、54を互いに対面するよ
うに重ね合わせて、円形状をなすチャージバルブの外周
に装着する。重ね合わせ部57、58およびヒンジ部5
6の対面部分を接着剤や粘着剤で貼り合わせれば装着状
態で固定される。基材10は、厚さ8mm、発泡倍率30
倍の電子線架橋ポリエチレン発泡シートが用いられてい
る。表皮材20は、レーヨン35重量%とアクリル繊維
65重量%とからなる目付け量100g/m2の不織布が用
いられている。
【0026】基材10と表皮材20を熱風による熱融着
法で積層して平坦状の結露防止用断熱材を得た後、この
平坦状の結露防止用断熱材をチャージバルブの外形に対
応する木型を用いて真空成形法で成形する。このとき、
基材10が木型の型接触側に配置されるようにして結露
防止用断熱材を成形型に装着する。その結果、前記半円
が並んだ形状の結露防止用断熱材50が得られる。
【0027】なお、図4では、結露防止用断熱材50を
単純な円筒形状に表しているが、実際には、チャージバ
ルブの外形は単純な円形ではなく凹凸があったり外径が
変化していたり段差がついていたりするので、結露防止
用断熱材50の内面形状も、チャージバルブの外形に合
わせて凹凸や内径の変化が成形されている。 〔他の実施例〕 (a) 基材10となるポリオレフィン系樹脂発泡シート
は、通常の発泡シートの製造方法により製造される。例
えば、発泡剤を配合したポリエチレン等のポリオレフィ
ン系樹脂をシート状に押し出し、これを電子線架橋法、
あるいは、過酸化物やシラン化合物を用いた化学架橋法
で架橋した後、加熱発泡して得られる。
【0028】ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチ
レン以外に、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−プロピレン共重合体などの樹脂、あ
るいは、これらの樹脂を混合した樹脂を用いることがで
きる。発泡倍率は15〜50倍程度が好ましい。 (b) 基材10は、通常は上記の発泡シートを単体で用い
ることができる。部厚いものが必要なときには、上記の
発泡シートを複数枚、融着等の手段で積層して用いるこ
とができる。また、材質や特性の異なる複数の発泡シー
トを積層して用いれば、単体の発泡シートでは得られな
い特性が発揮できる。例えば、結露防止用断熱材を物品
に装着したときに物品の表面に近い内層に耐熱性の優れ
た発泡シートを配置し、外層に通常の発泡シートを配置
した積層シートが用いられる。
【0029】(c) 表皮材20となる不織布は、レーヨ
ン、木綿、木材パルプ等のセルロース系繊維質素材を主
成分とするものが吸水性に優れているが、上記以外のセ
ルロース系繊維質素材も使用できる。不織布として、上
記のようなセルロース系繊維質素材単体からなるものの
ほか、セルロース系繊維質素材に、ポリプロピレン系、
ポリアミド系、ポリエステル系、アクリル系、ウレタン
系、ポリビニルアルコール(ビニロン)系、天然繊維系
などの素材を50重量%未満組み合わせたものも使用で
きる。
【0030】吸水したときのカビ発生による汚れを防止
するために、防カビ処理を施したものを用いることがで
きる。 (d) 基材10と表皮材20との積層方法は、これらの材
料を積層する際に通常採用されている手段が適用でき
る。例えば、接着剤による接着方法、熱融着方法、押し
出しラミネート法が適用できる。特に、フレームによる
ドライラミネート法が、加工が容易でしかも強固な積層
ができる点で好ましい。
【0031】(e) 結露防止用断熱材を物品の表面に装着
する方法としては、接着剤で接着する方法、粘着剤で粘
着する方法、テープで固定する方法、結露防止用断熱材
の外周から線材を巻き付けて固定する方法、金具などの
締結具を用いる方法などが採用できる。装着する物品が
空調用配管などの管状体であれば、テープあるいはシー
ト状に形成された結露防止用断熱材を巻き付けておくだ
けであったり、前記した筒状の結露防止用断熱材を嵌め
込むだけであったりしてもよい。
【0032】(f) 粘着層30および剥離シート32の材
料および構造としては、前記した実施例のほか各種製品
に利用されている粘着層および剥離シートと同様のもの
が用いられる。粘着剤としては、アクリル系粘着剤を用
いるのが好ましいが、その他の粘着剤を用いることもで
きる。剥離シートとしては、通常の離型紙の他、ポリエ
チレンフィルム等のプラスチックフィルムを用いること
ができる。
【0033】(g) 前記した筒状の結露防止用断熱材の寸
法形状は、装着する配管の寸法および形状に合わせて設
定される。筒状の結露防止用断熱材を成形する際に、銅
管、鋼管などの金属管や、ポリエチレン管、ポリブテン
管などの樹脂管、あるいは、ゴムホースその他の管状物
品を成形装置の金属製成形口金に連続的に導入すること
により、結露防止用断熱材の成形と同時に管状物品の外
周に結露防止用断熱材を装着して一体化させることがで
きる。
【0034】(h) 結露防止用断熱材を立体形状に成形す
る場合、その形状は装着する物品の表面形状に合わせて
自由に設定できる。結露防止用断熱材の成形方法として
は、真空成形やプレス成形などの加熱成形が好ましい。 (i) 加熱成形された結露防止用断熱材を装着する物品と
して、各種空調機器用部品が用いられる。例えば、分岐
管、ヘッダー、エルボ、チーズ等が挙げられる。
【0035】
【発明の効果】本発明の結露防止用断熱材では、断熱性
に優れたポリオレフィン系樹脂発泡シートからなる基材
と、吸水性に優れたセルロース系繊維質素材を主成分と
する吸水性不織布からなる表皮材とを組み合わせること
で、結露防止機能と断熱機能の両方を向上させることが
できる。その結果、結露防止用断熱材の全体の厚みが薄
くても、十分な結露防止機能および断熱機能を発揮する
ことができる。
【0036】なお、吸水性不織布が、セルロース系繊維
質素材を50重量%以上含むものであれば、セルロース
系繊維質素材が有する優れた吸水性を十分に発揮するこ
とができる。前記吸水性不織布が、目付け量50〜30
0g/m2であれば、結露防止機能が良好に発揮できるとと
もにコストも安価になる。
【0037】前記セルロース系繊維質素材が、レーヨ
ン、木綿、木材パルプからなる群から選ばれた何れか1
種または複数種であれば、入手が容易でコストが安価で
あるとともに優れた結露防止機能が発揮できる。前記の
ような粘着層および剥離シートを備えていれば、結露防
止用断熱材の装着が簡単かつ確実に行えるとともに、輸
送保管などの取扱いも行い易い。
【0038】結露防止用断熱材が筒状に成形されていれ
ば、配管等の物品に対する使用に便利である。結露防止
用断熱材のうち物品の表面に装着される側の表面が物品
の表面形状に沿って成形されていれば、結露防止および
断熱の機能が良好に発揮できるとともに装着も容易であ
る。結露防止用断熱材を加熱成形すれば、正確な形状に
能率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を表す結露防止用断熱材の断面
【図2】別の実施例を表す結露防止用断熱材の断面図
【図3】別の実施例を表す結露防止用断熱材の断面図
【図4】別の実施例を表す結露防止用断熱材の断面図
【符号の説明】
10、12 合成樹脂発泡体 20 吸水性不織布 30 粘着層 32 剥離シート 40 筒状の結露防止用断熱材 50 加熱成形された結露防止用断熱材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品の表面に装着される結露防止用断熱材
    であって、 前記物品の表面に装着される側に配置され、ポリオレフ
    ィン系樹脂発泡シートからなる基材と、 前記物品の表面に装着される側とは反対側で前記基材に
    積層され、セルロース系繊維質素材を主成分とする吸水
    性不織布からなる表皮材とを備えた結露防止用断熱材。
  2. 【請求項2】前記吸水性不織布が、セルロース系繊維質
    素材を50重量%以上含む請求項1に記載の結露防止用
    断熱材。
  3. 【請求項3】前記吸水性不織布が、目付け量50〜30
    0g/m2である請求項1または2に記載の結露防止用断熱
    材。
  4. 【請求項4】前記セルロース系繊維質素材が、レーヨ
    ン、木綿、木材パルプからなる群から選ばれた何れか1
    種または複数種である請求項1〜3のいずれかに記載の
    結露防止用断熱材。
  5. 【請求項5】前記基材のうち前記物品の表面に装着され
    る側の表面に粘着層をさらに備え、前記粘着層の表面に
    剥離シートをさらに備えている請求項1〜4のいずれか
    に記載の結露防止用断熱材。
  6. 【請求項6】前記基材を内側に前記表皮材を外側にして
    筒状に成形されている請求項1〜4のいずれかに記載の
    結露防止用断熱材。
  7. 【請求項7】前記物品の表面に装着される側の表面が前
    記物品の表面形状に沿って加熱成形されている請求項1
    〜5のいずれかに記載の結露防止用断熱材。
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