JPH0872091A - モールド成形品及びその分離方法 - Google Patents
モールド成形品及びその分離方法Info
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- JPH0872091A JPH0872091A JP20997994A JP20997994A JPH0872091A JP H0872091 A JPH0872091 A JP H0872091A JP 20997994 A JP20997994 A JP 20997994A JP 20997994 A JP20997994 A JP 20997994A JP H0872091 A JPH0872091 A JP H0872091A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
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- Y02W30/82—Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]
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- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リサイクルを可能な金属部と樹脂部からなる
電子機器筐体等のモールド成形品を提供する。 【構成】 樹脂部1と金属部3が接着剤2を介してモー
ルド成形されてなり、前記接着剤2が熱可塑性樹脂を含
有することを特徴とするモールド成形品及びこの成形品
を接着剤2に含有される熱可塑性樹脂の熱変形温度以上
に加熱することを特徴とするモールド成形品の分離方
法。
電子機器筐体等のモールド成形品を提供する。 【構成】 樹脂部1と金属部3が接着剤2を介してモー
ルド成形されてなり、前記接着剤2が熱可塑性樹脂を含
有することを特徴とするモールド成形品及びこの成形品
を接着剤2に含有される熱可塑性樹脂の熱変形温度以上
に加熱することを特徴とするモールド成形品の分離方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モールド成形品及び
その分離方法に関する。更に詳しくは、金属部と樹脂部
からなる電子機器筐体等のモールド成形品のリサイクル
を可能にするためのモールド成形品及びその分離方法に
関する。
その分離方法に関する。更に詳しくは、金属部と樹脂部
からなる電子機器筐体等のモールド成形品のリサイクル
を可能にするためのモールド成形品及びその分離方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノートパソコン、電子手帳、電話
機等の代表される携帯用機器においては、軽量化、美観
性、絶縁性等の点から樹脂が使用されている。しかし、
樹脂成形品は強度及び剛性が不足するという問題があっ
た。また、高い強度を付与するという観点から金属ダイ
キャスト品も使用されている。このものは、金属部と樹
脂部とを射出成形、圧縮成形等によって金型内で一体化
するモールド成形により製造される。モールド成形に
は、金属部を樹脂部中に埋め込むインサート成形、金属
基板上に樹脂部を形成するアウトサート成形が知られて
いる。また、金属部と樹脂部の接着強度及び安定性を向
上さすために、接着剤を金属部と樹脂部との間に塗布し
たり、金属部にアンカー孔を開ける方法も知られてい
る。
機等の代表される携帯用機器においては、軽量化、美観
性、絶縁性等の点から樹脂が使用されている。しかし、
樹脂成形品は強度及び剛性が不足するという問題があっ
た。また、高い強度を付与するという観点から金属ダイ
キャスト品も使用されている。このものは、金属部と樹
脂部とを射出成形、圧縮成形等によって金型内で一体化
するモールド成形により製造される。モールド成形に
は、金属部を樹脂部中に埋め込むインサート成形、金属
基板上に樹脂部を形成するアウトサート成形が知られて
いる。また、金属部と樹脂部の接着強度及び安定性を向
上さすために、接着剤を金属部と樹脂部との間に塗布し
たり、金属部にアンカー孔を開ける方法も知られてい
る。
【0003】更に、我々は、金属部に接着剤を塗布した
後、半硬化させ、樹脂部を射出成形して一体化するイン
モールド方法を提案している(特開平6−39876
号)。この方法によれば、強度及び生産性が改善され、
更に放熱性も付与された成形品を提供することができ
る。
後、半硬化させ、樹脂部を射出成形して一体化するイン
モールド方法を提案している(特開平6−39876
号)。この方法によれば、強度及び生産性が改善され、
更に放熱性も付与された成形品を提供することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、樹脂部或い
は金属部単独でのリサイクル方法は、多種存在してい
る。しかしながら、上記のモールド成形品は樹脂部及び
金属部が一体化されているので、リサイクルするために
は金属部と樹脂部とを分離する必要がある。しかし、上
記のように金属部と樹脂部を接着及びアンカーによって
一体化すると、接着強度は高くなるが、リサイクル時に
分離を簡易にできず、成形品のリサイクルが困難である
という問題を有していた。
は金属部単独でのリサイクル方法は、多種存在してい
る。しかしながら、上記のモールド成形品は樹脂部及び
金属部が一体化されているので、リサイクルするために
は金属部と樹脂部とを分離する必要がある。しかし、上
記のように金属部と樹脂部を接着及びアンカーによって
一体化すると、接着強度は高くなるが、リサイクル時に
分離を簡易にできず、成形品のリサイクルが困難である
という問題を有していた。
【0005】そこで、本発明者らは鋭意検討の結果、接
着強度を著しく劣化させることなく、かつリサイクル時
に金属部と樹脂部とを容易に分離できる接着剤を見いだ
し本発明に至った。
着強度を著しく劣化させることなく、かつリサイクル時
に金属部と樹脂部とを容易に分離できる接着剤を見いだ
し本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、樹脂部と金属部が接着剤を介してモールド成形され
てなり、前記接着剤が熱可塑性樹脂を含有することを特
徴とするモールド成形品が提供される。また、本発明に
よれば、上記成形品を熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に
加熱することを特徴とするモールド成形品の分離方法が
提供される。
ば、樹脂部と金属部が接着剤を介してモールド成形され
てなり、前記接着剤が熱可塑性樹脂を含有することを特
徴とするモールド成形品が提供される。また、本発明に
よれば、上記成形品を熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に
加熱することを特徴とするモールド成形品の分離方法が
提供される。
【0007】本発明に使用することができる熱可塑性樹
脂としては、例えばアイオノマー、EVA(エチレン−
酢酸ビニル共重合体)、ポリプロピレン又はポリエチレ
ン等のポリオレフィン系樹脂、アクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスチレン、AS(アクリロニトリル
・スチレン)樹脂、ABS(アクリロニトリル・ブタジ
エン・スチレン)樹脂、ポリアミド、PVC(ポリ塩化
ビニル)、アセタール樹脂、未加硫ゴム等を使用するこ
とができる。上記熱可塑性樹脂は、金属部及び樹脂部の
種類、成形条件等に応じて選択できるが、熱可塑性樹脂
の熱変形温度が、成形時の温度より高く、好ましくは2
0℃以上であるものを使用することが、成形時の接着剤
が流動することを防ぐことができるので好ましい。上記
熱可塑性樹脂の内、ポリエチレン、ABS樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂が好ましい。なお、熱変形温度は、試料
を一定荷重下に置いて、一定速度で温度上昇させたとき
に所定の変形を示す温度をいい、本明細書では、AST
M−D−648に準拠して測定した値を意味する。
脂としては、例えばアイオノマー、EVA(エチレン−
酢酸ビニル共重合体)、ポリプロピレン又はポリエチレ
ン等のポリオレフィン系樹脂、アクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスチレン、AS(アクリロニトリル
・スチレン)樹脂、ABS(アクリロニトリル・ブタジ
エン・スチレン)樹脂、ポリアミド、PVC(ポリ塩化
ビニル)、アセタール樹脂、未加硫ゴム等を使用するこ
とができる。上記熱可塑性樹脂は、金属部及び樹脂部の
種類、成形条件等に応じて選択できるが、熱可塑性樹脂
の熱変形温度が、成形時の温度より高く、好ましくは2
0℃以上であるものを使用することが、成形時の接着剤
が流動することを防ぐことができるので好ましい。上記
熱可塑性樹脂の内、ポリエチレン、ABS樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂が好ましい。なお、熱変形温度は、試料
を一定荷重下に置いて、一定速度で温度上昇させたとき
に所定の変形を示す温度をいい、本明細書では、AST
M−D−648に準拠して測定した値を意味する。
【0008】次に、使用できる接着剤としては、モール
ド成形品の分野において通常使用される接着剤をいずれ
も使用することができる。但し、成形時の加熱温度で流
動せず、接着剤の熱変形温度が熱可塑性樹脂のそれより
高く、熱可塑性樹脂と相溶性の接着剤を使用することが
好ましい。そのような接着剤としては、エポキシ系、ア
クリル系、ポリウレタン系等の熱硬化性接着剤、ニトリ
ルゴム系、クロロプレンゴム系等の耐熱ゴム接着剤を使
用することができる。この内、耐変形性及び耐衝撃性を
考慮するとニトリルゴム系及びクロロプレンゴム系の接
着剤が好ましい。
ド成形品の分野において通常使用される接着剤をいずれ
も使用することができる。但し、成形時の加熱温度で流
動せず、接着剤の熱変形温度が熱可塑性樹脂のそれより
高く、熱可塑性樹脂と相溶性の接着剤を使用することが
好ましい。そのような接着剤としては、エポキシ系、ア
クリル系、ポリウレタン系等の熱硬化性接着剤、ニトリ
ルゴム系、クロロプレンゴム系等の耐熱ゴム接着剤を使
用することができる。この内、耐変形性及び耐衝撃性を
考慮するとニトリルゴム系及びクロロプレンゴム系の接
着剤が好ましい。
【0009】上記接着剤は、樹脂部と金属部の接合強度
を向上させるために、できるだけ均一な厚さで塗布する
ことが好ましく、その厚さは10〜30μmが好まし
い。10μm未満の場合は、均一な塗布が困難であるの
で好ましくなく、30μmより大きい場合は接合強度が
弱くなるので好ましくない。また、接着剤は、熱可塑性
樹脂を実用上接着強度が損なわれない程度、かつ分離容
易性の観点から好ましくは3〜30重量%、更に好まし
くは5〜12重量%含有する。ここで3重量%未満の場
合は、熱可塑性樹脂の溶融による樹脂部と金属部との分
離を容易に行うことができないので好ましくなく、30
重量%より多い場合は、十分な接着強度が得られないた
め好ましくない。
を向上させるために、できるだけ均一な厚さで塗布する
ことが好ましく、その厚さは10〜30μmが好まし
い。10μm未満の場合は、均一な塗布が困難であるの
で好ましくなく、30μmより大きい場合は接合強度が
弱くなるので好ましくない。また、接着剤は、熱可塑性
樹脂を実用上接着強度が損なわれない程度、かつ分離容
易性の観点から好ましくは3〜30重量%、更に好まし
くは5〜12重量%含有する。ここで3重量%未満の場
合は、熱可塑性樹脂の溶融による樹脂部と金属部との分
離を容易に行うことができないので好ましくなく、30
重量%より多い場合は、十分な接着強度が得られないた
め好ましくない。
【0010】本発明のモールド成形品の、金属部の材質
は特に限定されず成形品に通常使用される、アルミニウ
ム、銅及びニッケル単体、これらの合金及びこれらのマ
グネシウム合金等が使用できる。この内、軽量高強度で
加工しやすいアルミニウム又はアルミニウム合金を用い
ることが好ましい。更に金属部の厚さは、0.3〜0.
6mmであることが好ましい。0.3mm未満である
と、成形体の強度の補強効果が弱く、0.6mmより大
きいと成形体中に金属部が占める割合が多くなり成形体
の重量が増加するので好ましくない。また、金属部に
は、アンカー孔を開けることにより、アンカー効果を付
与してもよい。アンカー孔を設けることにより、成形時
にアンカー孔内に樹脂が入り込み接着強度が増すという
利点がある。更に、金属部の表面を粗面化することによ
っても接着強度を増加させることができる。
は特に限定されず成形品に通常使用される、アルミニウ
ム、銅及びニッケル単体、これらの合金及びこれらのマ
グネシウム合金等が使用できる。この内、軽量高強度で
加工しやすいアルミニウム又はアルミニウム合金を用い
ることが好ましい。更に金属部の厚さは、0.3〜0.
6mmであることが好ましい。0.3mm未満である
と、成形体の強度の補強効果が弱く、0.6mmより大
きいと成形体中に金属部が占める割合が多くなり成形体
の重量が増加するので好ましくない。また、金属部に
は、アンカー孔を開けることにより、アンカー効果を付
与してもよい。アンカー孔を設けることにより、成形時
にアンカー孔内に樹脂が入り込み接着強度が増すという
利点がある。更に、金属部の表面を粗面化することによ
っても接着強度を増加させることができる。
【0011】また、樹脂部は、特に限定されず、成形品
に通常使用されるポリカーボネート樹脂、ポリエステル
樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネー
ト基を有するABS(PC−ABS)樹脂等が挙げられ
る。樹脂部、金属部、接着剤及び接着剤に含まれる熱可
塑性樹脂の組み合わせは、ABS樹脂、アルミニウム、
ニトリルゴム系及びポリエチレンの組み合わせ、ABS
樹脂、アルミニウム、ニトリルゴム系及びABS樹脂の
組み合わせ、PC−ABS樹脂、アルミニウム、ニトリ
ルゴム系及びポリカーボネートの組み合わせが特に好ま
しい。
に通常使用されるポリカーボネート樹脂、ポリエステル
樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネー
ト基を有するABS(PC−ABS)樹脂等が挙げられ
る。樹脂部、金属部、接着剤及び接着剤に含まれる熱可
塑性樹脂の組み合わせは、ABS樹脂、アルミニウム、
ニトリルゴム系及びポリエチレンの組み合わせ、ABS
樹脂、アルミニウム、ニトリルゴム系及びABS樹脂の
組み合わせ、PC−ABS樹脂、アルミニウム、ニトリ
ルゴム系及びポリカーボネートの組み合わせが特に好ま
しい。
【0012】本発明のモールド成形品は公知の射出成形
及び圧縮成形により製造することができる。すなわち、
必要に応じて金属部をアセトン、エタノール等の溶剤で
脱脂・洗浄した後、熱可塑性樹脂を含有する接着剤を、
スプレー、ロールコータ、筆塗り等の方法により塗布す
る。次いで、使用する接着剤によっても相違するが、約
80℃で10分間程度乾燥させる。なお、接着剤の塗布
前に、アンカー孔及び表面粗面化を予め金属部表面に施
していてもよい。
及び圧縮成形により製造することができる。すなわち、
必要に応じて金属部をアセトン、エタノール等の溶剤で
脱脂・洗浄した後、熱可塑性樹脂を含有する接着剤を、
スプレー、ロールコータ、筆塗り等の方法により塗布す
る。次いで、使用する接着剤によっても相違するが、約
80℃で10分間程度乾燥させる。なお、接着剤の塗布
前に、アンカー孔及び表面粗面化を予め金属部表面に施
していてもよい。
【0013】次に、接着剤が塗布された金属部を、金型
内に設置し、射出成形が行われる。その製造条件は、使
用する材料によっても相違するが、樹脂部にポリカーボ
ネート樹脂を使用する場合は、例えば成形温度300
℃、金型温度70℃、射出設定圧力100Kg/c
m2 、射出時間1秒の条件で;ポリエステル樹脂を使用
する場合は、例えば成形温度100℃、金型温度70
℃、射出設定圧力400Kg/cm2 、射出時間1秒の
条件で;ABS樹脂を使用する場合は、例えば成形温度
230℃、金型温度70℃、射出設定圧力300Kg/
cm2 、射出時間1秒の条件で;ポリスチレン樹脂を使
用する場合は、例えば成形温度220℃、金型温度70
℃、射出設定圧力400Kg/cm2 、射出時間1秒の
条件で樹脂を加圧注入することにより成形品を得ること
ができる。
内に設置し、射出成形が行われる。その製造条件は、使
用する材料によっても相違するが、樹脂部にポリカーボ
ネート樹脂を使用する場合は、例えば成形温度300
℃、金型温度70℃、射出設定圧力100Kg/c
m2 、射出時間1秒の条件で;ポリエステル樹脂を使用
する場合は、例えば成形温度100℃、金型温度70
℃、射出設定圧力400Kg/cm2 、射出時間1秒の
条件で;ABS樹脂を使用する場合は、例えば成形温度
230℃、金型温度70℃、射出設定圧力300Kg/
cm2 、射出時間1秒の条件で;ポリスチレン樹脂を使
用する場合は、例えば成形温度220℃、金型温度70
℃、射出設定圧力400Kg/cm2 、射出時間1秒の
条件で樹脂を加圧注入することにより成形品を得ること
ができる。
【0014】更に、本発明では、上記成形品の樹脂部と
金属部の分離方法も提供される。分離方法は、成形品に
上記接着剤に含有されている熱硬化性樹脂の熱変形温度
以上に加熱することにより、熱可塑性樹脂が融けること
を利用している。また、アンカーを設けた成形品であっ
ても、アンカーを予め切断することにより容易に本発明
の分離方法を適用することができる。
金属部の分離方法も提供される。分離方法は、成形品に
上記接着剤に含有されている熱硬化性樹脂の熱変形温度
以上に加熱することにより、熱可塑性樹脂が融けること
を利用している。また、アンカーを設けた成形品であっ
ても、アンカーを予め切断することにより容易に本発明
の分離方法を適用することができる。
【0015】
【作用】モールド成形品が、樹脂部と金属部とを接着剤
を介してモールド成形されてなり、前記接着剤が熱可塑
性樹脂を含有するので、熱可塑性樹脂の加熱溶融により
樹脂部と金属部の分離が容易に行われる。また、熱可塑
性樹脂をポリオレフィン系樹脂とすることにより比較的
低温(90〜120℃)で分離が行える。
を介してモールド成形されてなり、前記接着剤が熱可塑
性樹脂を含有するので、熱可塑性樹脂の加熱溶融により
樹脂部と金属部の分離が容易に行われる。また、熱可塑
性樹脂をポリオレフィン系樹脂とすることにより比較的
低温(90〜120℃)で分離が行える。
【0016】更に、熱可塑性樹脂が、アクリル樹脂或い
はポリカーボネート樹脂であることにより、接着強度が
改善される。また、熱可塑性樹脂が、接着剤に3〜30
重量%含有されていることにより、接着強度と分離のバ
ランスを最も良くとることができる。更に、成形品を接
着剤に含有される熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に加熱
することにより、熱可塑性樹脂が溶けて、金属部と樹脂
部が容易に分離される。
はポリカーボネート樹脂であることにより、接着強度が
改善される。また、熱可塑性樹脂が、接着剤に3〜30
重量%含有されていることにより、接着強度と分離のバ
ランスを最も良くとることができる。更に、成形品を接
着剤に含有される熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に加熱
することにより、熱可塑性樹脂が溶けて、金属部と樹脂
部が容易に分離される。
【0017】また、熱可塑性樹脂を熱変形温度以上に加
熱する前に、成形品のアンカーを切断することにより、
複雑な形状の成形品であっても、金属部と樹脂部が容易
に分離される。
熱する前に、成形品のアンカーを切断することにより、
複雑な形状の成形品であっても、金属部と樹脂部が容易
に分離される。
【0018】
実施例1 ニトリルゴム系接着剤(545N:セメダイン社製)に
ポリエチレン(J519:宇部興産社製)を10%混合
した接着剤を、断面積0.63mm2 のアルミ片(JI
S A 5052)上にスプレーで膜厚20μmに塗布
し、次いで80℃で10分間乾燥させて溶剤を揮発させ
た。これを金型にセットし、ABS樹脂(スタイラック
191F:旭化成社製)を使用して、射出成形すること
により、樹脂部1がABS樹脂及び金属部2がアルミの
図1に示すモールド成形品を得た。
ポリエチレン(J519:宇部興産社製)を10%混合
した接着剤を、断面積0.63mm2 のアルミ片(JI
S A 5052)上にスプレーで膜厚20μmに塗布
し、次いで80℃で10分間乾燥させて溶剤を揮発させ
た。これを金型にセットし、ABS樹脂(スタイラック
191F:旭化成社製)を使用して、射出成形すること
により、樹脂部1がABS樹脂及び金属部2がアルミの
図1に示すモールド成形品を得た。
【0019】図1に示すモールド成形品を90℃の加熱
槽に入れると、接着剤2に含まれるポリエチレンが軟化
して、樹脂部1と金属部(アルミ)3の剥離及び分離を
容易に行えることが確認された。更に、このモールド成
形品の接着強度は75Kgf/cm2 であった。一方、
接着剤2にポリエチレンを添加していないこと以外は、
上記製造方法と同様に形成したモールド成形品の接着強
度は90Kgf/cm2 であった。両者を比較すると、
本発明のモールド成形品は、接着強度が20%程度低下
しているが、実用には問題のない値であった。
槽に入れると、接着剤2に含まれるポリエチレンが軟化
して、樹脂部1と金属部(アルミ)3の剥離及び分離を
容易に行えることが確認された。更に、このモールド成
形品の接着強度は75Kgf/cm2 であった。一方、
接着剤2にポリエチレンを添加していないこと以外は、
上記製造方法と同様に形成したモールド成形品の接着強
度は90Kgf/cm2 であった。両者を比較すると、
本発明のモールド成形品は、接着強度が20%程度低下
しているが、実用には問題のない値であった。
【0020】なお、接着剤2にABS樹脂を添加する
と、剥離及び分離については上記と同様の結果を得るこ
とができると共に、樹脂部1と同一の熱可塑性樹脂を含
有しているので、接着強度を向上させることができた。 実施例2 樹脂部1にPC−ABS樹脂(ノバロイS5220V:
ダイセル化学社製)を使用し、ニトリルゴム系接着剤
(545N:セメダイン社製)にポリカーボネート(ユ
ーピロンH−400:三菱瓦斯化学社製)を10%混合
した接着剤2を使用し、金属部3にアンカー孔を有する
アルミ片(JIS A 5052)を使用すること以外
は、実施例1と同様に成形し、図2に示す如きモールド
成形品を得た。図2中(a)は筺体の斜視図を現し、
(b)は(a)のA−A線の断面図を示している。
と、剥離及び分離については上記と同様の結果を得るこ
とができると共に、樹脂部1と同一の熱可塑性樹脂を含
有しているので、接着強度を向上させることができた。 実施例2 樹脂部1にPC−ABS樹脂(ノバロイS5220V:
ダイセル化学社製)を使用し、ニトリルゴム系接着剤
(545N:セメダイン社製)にポリカーボネート(ユ
ーピロンH−400:三菱瓦斯化学社製)を10%混合
した接着剤2を使用し、金属部3にアンカー孔を有する
アルミ片(JIS A 5052)を使用すること以外
は、実施例1と同様に成形し、図2に示す如きモールド
成形品を得た。図2中(a)は筺体の斜視図を現し、
(b)は(a)のA−A線の断面図を示している。
【0021】図2に示すモールド成形品のアンカー4を
予め切断し、次いで、120℃の加熱槽に入れると、接
着剤2に含まれるポリカーボネートが軟化して、樹脂部
1と金属部(アルミ)3の剥離及び分離を容易に行える
ことが確認された。更に、上記材料を使用して図1に示
したモールド成形品を成形し、接着強度を計測した結
果、接着強度は82Kgf/cm2 であり、実施例1の
接着剤より接着強度の低下を10%程度に改善すること
ができた。これは接着剤の硬度が向上したためであると
考えられる。
予め切断し、次いで、120℃の加熱槽に入れると、接
着剤2に含まれるポリカーボネートが軟化して、樹脂部
1と金属部(アルミ)3の剥離及び分離を容易に行える
ことが確認された。更に、上記材料を使用して図1に示
したモールド成形品を成形し、接着強度を計測した結
果、接着強度は82Kgf/cm2 であり、実施例1の
接着剤より接着強度の低下を10%程度に改善すること
ができた。これは接着剤の硬度が向上したためであると
考えられる。
【0022】なお、ポリカーボネートに代えて、アクリ
ル樹脂を添加しても、同様の効果が得られることが判っ
た。
ル樹脂を添加しても、同様の効果が得られることが判っ
た。
【0023】
【発明の効果】樹脂部と金属部が接着剤を介してモール
ド成形されてなり、前記接着剤が熱可塑性樹脂を含有す
ることを特徴とするモールド成形品及びこの成形品を接
着剤に含有される熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に加熱
することを特徴とするモールド成形品の分離方法によ
り、熱可塑性樹脂が加熱溶融され、樹脂部と金属部の分
離を容易に行うことができる。
ド成形されてなり、前記接着剤が熱可塑性樹脂を含有す
ることを特徴とするモールド成形品及びこの成形品を接
着剤に含有される熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に加熱
することを特徴とするモールド成形品の分離方法によ
り、熱可塑性樹脂が加熱溶融され、樹脂部と金属部の分
離を容易に行うことができる。
【0024】また、熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系
樹脂、アクリル樹脂或いはポリカーボネート樹脂からな
ることにより、接着強度と分離温度を容易に設定でき
る。更に、熱可塑性樹脂が、接着剤に3〜30重量%含
有されていることにより、接着強度と分離のバランスを
最も良くとることができる。また、熱可塑性樹脂を熱変
形温度以上に加熱する前に、成形品のアンカーを切断す
ることにより、複雑な形状の成形品であっても、金属部
と樹脂部を容易に分離できる。
樹脂、アクリル樹脂或いはポリカーボネート樹脂からな
ることにより、接着強度と分離温度を容易に設定でき
る。更に、熱可塑性樹脂が、接着剤に3〜30重量%含
有されていることにより、接着強度と分離のバランスを
最も良くとることができる。また、熱可塑性樹脂を熱変
形温度以上に加熱する前に、成形品のアンカーを切断す
ることにより、複雑な形状の成形品であっても、金属部
と樹脂部を容易に分離できる。
【図1】モールド成形品の概略断面図である。
【図2】モールド成形品の概略斜視図及び断面図であ
る。
る。
1 樹脂部 2 接着剤 3 金属部(アルミ) 4 アンカー
Claims (5)
- 【請求項1】 樹脂部と金属部が接着剤を介してモール
ド成形されてなり、前記接着剤が熱可塑性樹脂を含有す
ることを特徴とするモールド成形品。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹
脂、アクリル樹脂或いはポリカーボネート樹脂である請
求項1の成形品。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂が、接着剤に3〜30重量
%含有されている請求項1又は2に記載の成形品。 - 【請求項4】 請求項1の成形品を接着剤に含有される
熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に加熱することを特徴と
するモールド成形品の分離方法。 - 【請求項5】 熱可塑性樹脂を熱変形温度以上に加熱す
る前に、成形品のアンカーを切断することからなる請求
項4の分離方法。
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---|---|---|---|
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- 1994-09-02 JP JP20997994A patent/JP3436983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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