JPH0871970A - ロボットの制御装置 - Google Patents
ロボットの制御装置Info
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- JPH0871970A JPH0871970A JP23031194A JP23031194A JPH0871970A JP H0871970 A JPH0871970 A JP H0871970A JP 23031194 A JP23031194 A JP 23031194A JP 23031194 A JP23031194 A JP 23031194A JP H0871970 A JPH0871970 A JP H0871970A
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- hand
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ロボットが停止し、この停止位置を保持しよう
とする際のサーボモータの振動を防止する。 【構成】ハンド部を移動させ、任意の位置に静止させる
ハンド部移動静止手段3と、ハンド部移動静止手段3に
よりハンド部の静止を確認すると、この静止位置にハン
ド部を保持させるハンド部静止位置保持手段4と、ハン
ド部静止位置保持手段4によりハンド部の静止位置の保
持を確認すると、サーボモータの軸を固定させるモータ
軸固定手段5と、モータ軸固定手段5によりサーボモー
タの軸の固定を確認すると、サーボモータに供給する電
力を遮断するモータ電力遮断手段6とを備えたロボット
の制御装置。
とする際のサーボモータの振動を防止する。 【構成】ハンド部を移動させ、任意の位置に静止させる
ハンド部移動静止手段3と、ハンド部移動静止手段3に
よりハンド部の静止を確認すると、この静止位置にハン
ド部を保持させるハンド部静止位置保持手段4と、ハン
ド部静止位置保持手段4によりハンド部の静止位置の保
持を確認すると、サーボモータの軸を固定させるモータ
軸固定手段5と、モータ軸固定手段5によりサーボモー
タの軸の固定を確認すると、サーボモータに供給する電
力を遮断するモータ電力遮断手段6とを備えたロボット
の制御装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】ハンド部と連結し、このハンド部
を駆動するたサーボモータと、このサーボモータの軸を
固定または開放可能にする、例えばブレーキとを備えた
ロボットの制御装置に関する。
を駆動するたサーボモータと、このサーボモータの軸を
固定または開放可能にする、例えばブレーキとを備えた
ロボットの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるロボットのシステムの構成
および動作の説明を図8〜図13を用いて行う。図8
は、従来におけるハンド部を任意の位置に静止させ、そ
の位置でハンド部を保持させるための基本ブロック図で
ある。図9は、図8で静止させ、保持させたハンド部を
再移動させるための基本ブロック図である。図10は、
非常停止の際の基本ブロック図である。図11は、従来
におけるロボットおよび制御装置を示すブロック図であ
る。図12は、従来におけるハンド部を静止させ、保持
させるためのフローチャート図である。図13は、図1
2で静止させ、保持させたハンド部を再移動させるめの
ためのフローチャート図である。
および動作の説明を図8〜図13を用いて行う。図8
は、従来におけるハンド部を任意の位置に静止させ、そ
の位置でハンド部を保持させるための基本ブロック図で
ある。図9は、図8で静止させ、保持させたハンド部を
再移動させるための基本ブロック図である。図10は、
非常停止の際の基本ブロック図である。図11は、従来
におけるロボットおよび制御装置を示すブロック図であ
る。図12は、従来におけるハンド部を静止させ、保持
させるためのフローチャート図である。図13は、図1
2で静止させ、保持させたハンド部を再移動させるめの
ためのフローチャート図である。
【0003】図8において、ハンド部静止位置保持指令
手段1よりハンド部を任意の位置に静止させ、その位置
でハンド部を保持させるハンド部静止位置保持指令の信
号を制御手段40に入力する。そして、制御手段40よ
り、ハンド部を移動させ、任意の位置に静止させるため
の信号をハンド部移動静止手段3に出力する。次に、制
御手段40より、ハンド部が静止している位置を保持す
るための信号をハンド部静止位置保持手段4に出力す
る。
手段1よりハンド部を任意の位置に静止させ、その位置
でハンド部を保持させるハンド部静止位置保持指令の信
号を制御手段40に入力する。そして、制御手段40よ
り、ハンド部を移動させ、任意の位置に静止させるため
の信号をハンド部移動静止手段3に出力する。次に、制
御手段40より、ハンド部が静止している位置を保持す
るための信号をハンド部静止位置保持手段4に出力す
る。
【0004】図9において、ハンド部移動開始指令手段
7より静止させ、保持させたハンド部を再移動させるハ
ンド部移動指令の信号を制御手段41に入力する。そし
て、制御手段41より、ハンド部が静止している位置保
持を解除し、ハンド部を再移動させて、任意の動作をさ
せるための信号を軸移動開始手段11に出力する。
7より静止させ、保持させたハンド部を再移動させるハ
ンド部移動指令の信号を制御手段41に入力する。そし
て、制御手段41より、ハンド部が静止している位置保
持を解除し、ハンド部を再移動させて、任意の動作をさ
せるための信号を軸移動開始手段11に出力する。
【0005】図10において、非常静止指令手段42か
ら出力された非常停止指令を制御手段43に入力する。
そして、制御手段43より、サーボモータの軸を固定す
るための信号をモータ軸固定手段5に出力する。次に、
制御手段43より、サーボモータへの電力の供給を遮断
するための信号をモータ電力遮断手段6に出力する。
ら出力された非常停止指令を制御手段43に入力する。
そして、制御手段43より、サーボモータの軸を固定す
るための信号をモータ軸固定手段5に出力する。次に、
制御手段43より、サーボモータへの電力の供給を遮断
するための信号をモータ電力遮断手段6に出力する。
【0006】図11において、ロボット12は、移動可
能なスライダー等で構成されたハンド部13と、このハ
ンド部13を移動させるためにハンド部13と連結され
たサーボモータ14と、サーボモータ14の軸を固定ま
たは開放するためのブレーキ15と、回転数、およびハ
ンド部13の位置を検出する回転・位置検出装置16と
を備えている。制御装置17は、サーボモータ14を駆
動するモータ駆動部18と、ブレーキ15に電力を供給
するか、遮断するかを制御するブレーキ駆動部19と、
ハンド部13の動作パターン等をROMまたはRAM等
に記憶させた記憶部20と、この記憶部20、回転・位
置検出装置16および外部装置22等から入力された信
号により、モータ駆動部18、ブレーキ駆動部19を制
御する制御部21とを備えている。電源部45は、ブレ
ーキ駆動部19、モータ駆動部18、制御部21、回転
・位置検出装置16等に、それぞれの任意の電圧に変圧
して電力を供給している。
能なスライダー等で構成されたハンド部13と、このハ
ンド部13を移動させるためにハンド部13と連結され
たサーボモータ14と、サーボモータ14の軸を固定ま
たは開放するためのブレーキ15と、回転数、およびハ
ンド部13の位置を検出する回転・位置検出装置16と
を備えている。制御装置17は、サーボモータ14を駆
動するモータ駆動部18と、ブレーキ15に電力を供給
するか、遮断するかを制御するブレーキ駆動部19と、
ハンド部13の動作パターン等をROMまたはRAM等
に記憶させた記憶部20と、この記憶部20、回転・位
置検出装置16および外部装置22等から入力された信
号により、モータ駆動部18、ブレーキ駆動部19を制
御する制御部21とを備えている。電源部45は、ブレ
ーキ駆動部19、モータ駆動部18、制御部21、回転
・位置検出装置16等に、それぞれの任意の電圧に変圧
して電力を供給している。
【0007】ブレーキ15に電力が供給されている場
合、ブレーキ15は、サーボモータ14の軸を開放して
いる。また、電力が遮断された場合、ブレーキ15は、
サーボモータ14の軸を固定する。よって、ハンド部1
3を固定することでハンド部13の落下、移動を防止し
ている。
合、ブレーキ15は、サーボモータ14の軸を開放して
いる。また、電力が遮断された場合、ブレーキ15は、
サーボモータ14の軸を固定する。よって、ハンド部1
3を固定することでハンド部13の落下、移動を防止し
ている。
【0008】ハンド部13に任意の動作を行わせる場
合、制御部21は、記憶部20から記憶部20に記憶さ
れた動作パターンを入力し、モータ制御信号21bとし
て、モータ駆動部18に出力する。そして、モータ駆動
部18は、入力されたモータ制御信号21bに基づいて
サーボモータ14を駆動し、ハンド部13に任意の動作
を行わせる。
合、制御部21は、記憶部20から記憶部20に記憶さ
れた動作パターンを入力し、モータ制御信号21bとし
て、モータ駆動部18に出力する。そして、モータ駆動
部18は、入力されたモータ制御信号21bに基づいて
サーボモータ14を駆動し、ハンド部13に任意の動作
を行わせる。
【0009】電源がOFFされた場合、電源部45に供
給される電力が遮断される。つまり、モータ駆動部1
8、ブレーキ駆動部19への電力の供給が遮断され、サ
ーボモータ14の巻線は励磁されなくなり、また、ブレ
ーキ15はサーボモータ14の軸を固定して、ハンド部
13の落下、移動を防止する。
給される電力が遮断される。つまり、モータ駆動部1
8、ブレーキ駆動部19への電力の供給が遮断され、サ
ーボモータ14の巻線は励磁されなくなり、また、ブレ
ーキ15はサーボモータ14の軸を固定して、ハンド部
13の落下、移動を防止する。
【0010】図8、図11、図12で、ハンド部13を
任意の位置で静止させ、その位置を保持させる場合につ
いて説明する。
任意の位置で静止させ、その位置を保持させる場合につ
いて説明する。
【0011】ハンド部静止位置保持指令手段1として、
ティーチングペンダント等の外部装置22からハンド部
静止位置保持信号21eつまりハンド部静止位置保持指
令を制御部21に出力する。または、記憶部20内のプ
ログラムよりハンド部静止位置保持指令を制御部21に
出力する。そして、制御手段40として、制御部21か
らモータ駆動部18に以下のようなモータ制御信号21
bを出力する。
ティーチングペンダント等の外部装置22からハンド部
静止位置保持信号21eつまりハンド部静止位置保持指
令を制御部21に出力する。または、記憶部20内のプ
ログラムよりハンド部静止位置保持指令を制御部21に
出力する。そして、制御手段40として、制御部21か
らモータ駆動部18に以下のようなモータ制御信号21
bを出力する。
【0012】制御部21からモータ駆動部18にモータ
制御信号21bが出力されると、まず、ハンド部移動静
止手段3として、モータ駆動部18は、ステップc1〜
ステップc3の動作を行う。つまり、ステップc1で
は、サーボモータ14を減速させながら、ハンド部13
を静止位置まで移動させる。そして、ステップc2、ス
テップc3では、回転・位置検出装置16から出力され
る回転・位置座標信号21aにより位置補正を行いなが
ら、位置決めを完了させる。次に、ハンド部静止位置保
持手段4として、モータ駆動部18は、ステップc4の
動作を行う。つまり、ステップc4では、位置決めが完
了するとサーボモータ14をサーボロックさせて、ハン
ド部13を任意の静止位置に保持させる。
制御信号21bが出力されると、まず、ハンド部移動静
止手段3として、モータ駆動部18は、ステップc1〜
ステップc3の動作を行う。つまり、ステップc1で
は、サーボモータ14を減速させながら、ハンド部13
を静止位置まで移動させる。そして、ステップc2、ス
テップc3では、回転・位置検出装置16から出力され
る回転・位置座標信号21aにより位置補正を行いなが
ら、位置決めを完了させる。次に、ハンド部静止位置保
持手段4として、モータ駆動部18は、ステップc4の
動作を行う。つまり、ステップc4では、位置決めが完
了するとサーボモータ14をサーボロックさせて、ハン
ド部13を任意の静止位置に保持させる。
【0013】また、保持後もサーボモータ14は、その
静止位置を保持するために常時、位置補正を行ってい
る。以上のステップを行うことにより、ハンド部13を
任意の位置で静止させ、その位置を保持させている。
静止位置を保持するために常時、位置補正を行ってい
る。以上のステップを行うことにより、ハンド部13を
任意の位置で静止させ、その位置を保持させている。
【0014】図9、図11、図13で、ハンド部13を
静止・保持位置より再び移動させる場合について説明す
る。
静止・保持位置より再び移動させる場合について説明す
る。
【0015】ハンド部移動開始指令手段7として、ティ
ーチングペンダント等の外部装置22からハンド部移動
信号21fつまりハンド部移動指令を制御部21に出力
する。または、記憶部20内のプログラムよりハンド部
移動指令を制御部21に出力する。そして、制御手段4
1として、制御部21からモータ駆動部18に以下のよ
うなモータ制御信号21bを出力する。
ーチングペンダント等の外部装置22からハンド部移動
信号21fつまりハンド部移動指令を制御部21に出力
する。または、記憶部20内のプログラムよりハンド部
移動指令を制御部21に出力する。そして、制御手段4
1として、制御部21からモータ駆動部18に以下のよ
うなモータ制御信号21bを出力する。
【0016】制御部21からモータ駆動部18にモータ
制御信号21bが出力されると、軸移動開始手段11と
して、モータ駆動部18は、ステップc6の動作を行
う。つまり、ステップc6では、サーボロックを解除
し、サーボモータ14を再移動させ、ハンド部13に任
意の動作をさせる。
制御信号21bが出力されると、軸移動開始手段11と
して、モータ駆動部18は、ステップc6の動作を行
う。つまり、ステップc6では、サーボロックを解除
し、サーボモータ14を再移動させ、ハンド部13に任
意の動作をさせる。
【0017】図10、図11で、非常停止が行われた場
合の動作説明をする。
合の動作説明をする。
【0018】非常停止指令手段42として、非常ボタン
等の非常停止装置44から非常停止信号21cつまり非
常停止指令を制御部21に出力する。そして、制御手段
41として、制御部21からモータ駆動部18にモータ
制御信号21bが出力され、また、制御部21からブレ
ーキ駆動部19にブレーキ制御信号21dが出力され
る。
等の非常停止装置44から非常停止信号21cつまり非
常停止指令を制御部21に出力する。そして、制御手段
41として、制御部21からモータ駆動部18にモータ
制御信号21bが出力され、また、制御部21からブレ
ーキ駆動部19にブレーキ制御信号21dが出力され
る。
【0019】制御部21からモータ駆動部18にモータ
制御信号21bが出力されると、モータ電力遮断手段6
として、モータ駆動部18は、サーボモータ14に供給
される電力を遮断させる。さらに、制御部21からブレ
ーキ駆動部19にブレーキ制御信号21dが出力される
と、モータ軸固定手段5として、ブレーキ駆動部19
は、ブレーキ15によりサーボモータ14の軸を固定さ
せる。
制御信号21bが出力されると、モータ電力遮断手段6
として、モータ駆動部18は、サーボモータ14に供給
される電力を遮断させる。さらに、制御部21からブレ
ーキ駆動部19にブレーキ制御信号21dが出力される
と、モータ軸固定手段5として、ブレーキ駆動部19
は、ブレーキ15によりサーボモータ14の軸を固定さ
せる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の制御装置においては、ハンド部の静止位置を保持する
ためにサーボロックを行っている。しかしながら、この
位置を維持するためには、常時、位置補正を行わなけれ
ばならない。このとき、負荷により、または外部からの
作用等により、ハンド部の位置が常に変化していると、
位置補正が繰り返し行われ、そのため、サーボモータは
振動を発生する。
の制御装置においては、ハンド部の静止位置を保持する
ためにサーボロックを行っている。しかしながら、この
位置を維持するためには、常時、位置補正を行わなけれ
ばならない。このとき、負荷により、または外部からの
作用等により、ハンド部の位置が常に変化していると、
位置補正が繰り返し行われ、そのため、サーボモータは
振動を発生する。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、ハン
ド部を移動させ、任意の位置に静止させるハンド部移動
静止手段と、このハンド部移動静止手段によりハンド部
の静止を確認すると、この静止位置にハンド部を保持さ
せるハンド部静止位置保持手段と、このハンド部静止位
置保持手段によりハンド部の静止位置の保持を確認する
と、サーボモータの軸を固定させるモータ軸固定手段
と、このモータ軸固定手段によりサーボモータの軸の固
定を確認すると、サーボモータに供給する電力を遮断す
るモータ電力遮断手段とを備えたことを特徴とするロボ
ットの制御装置。
ド部を移動させ、任意の位置に静止させるハンド部移動
静止手段と、このハンド部移動静止手段によりハンド部
の静止を確認すると、この静止位置にハンド部を保持さ
せるハンド部静止位置保持手段と、このハンド部静止位
置保持手段によりハンド部の静止位置の保持を確認する
と、サーボモータの軸を固定させるモータ軸固定手段
と、このモータ軸固定手段によりサーボモータの軸の固
定を確認すると、サーボモータに供給する電力を遮断す
るモータ電力遮断手段とを備えたことを特徴とするロボ
ットの制御装置。
【0022】または、前記ハンド部静止位置保持手段に
よりハンド部の静止位置保持を確認すると、ハンド部の
静止時間をカウントするカウント手段と、任意の時間を
設定する時間設定手段と、この時間設定手段により設定
された時間と前記カウント手段でカウントされた時間と
の差を比較する比較手段と、この比較手段により、前記
カウント手段でカウントされた時間が、時間設定手段に
より設定された時間より長くなると、サーボモータの軸
を固定させる前記モータ軸固定手段と、このモータ軸固
定手段によりサーボモータの軸の固定を確認すると、サ
ーボモータに供給する電力を遮断する前記モータ電力遮
断手段とを備えたことを特徴とする制御装置を提供す
る。
よりハンド部の静止位置保持を確認すると、ハンド部の
静止時間をカウントするカウント手段と、任意の時間を
設定する時間設定手段と、この時間設定手段により設定
された時間と前記カウント手段でカウントされた時間と
の差を比較する比較手段と、この比較手段により、前記
カウント手段でカウントされた時間が、時間設定手段に
より設定された時間より長くなると、サーボモータの軸
を固定させる前記モータ軸固定手段と、このモータ軸固
定手段によりサーボモータの軸の固定を確認すると、サ
ーボモータに供給する電力を遮断する前記モータ電力遮
断手段とを備えたことを特徴とする制御装置を提供す
る。
【0023】
【作用】請求項1において、ハンド部静止位置保持指令
が制御部に入力されると、サーボモータは、減速して静
止位置に移動を開始し、回転・位置検出装置から出力さ
れる回転・位置座標信号により、位置補正を行いながら
ハンド部を静止位置に静止させる。そして、このハンド
部の静止が確認されると、制御部からブレーキへの電力
の供給を遮断するためのブレーキ制御信号をブレーキ駆
動部へ出力して、ブレーキは、サーボモータの軸を固定
する。次に、制御部からサーボモータの巻線への電力の
供給を遮断するためのモータ制御信号をモータ駆動部へ
出力して、サーボモータの巻線は励磁されなくなる。
が制御部に入力されると、サーボモータは、減速して静
止位置に移動を開始し、回転・位置検出装置から出力さ
れる回転・位置座標信号により、位置補正を行いながら
ハンド部を静止位置に静止させる。そして、このハンド
部の静止が確認されると、制御部からブレーキへの電力
の供給を遮断するためのブレーキ制御信号をブレーキ駆
動部へ出力して、ブレーキは、サーボモータの軸を固定
する。次に、制御部からサーボモータの巻線への電力の
供給を遮断するためのモータ制御信号をモータ駆動部へ
出力して、サーボモータの巻線は励磁されなくなる。
【0024】請求項2において、ハンド部静止位置保持
指令が制御部に入力されると、サーボモータは、減速し
て静止位置に移動を開始し、回転・位置検出装置から出
力される回転・位置座標信号により、位置補正を行いな
がらハンド部を静止位置に静止させる。そして、この静
止が確認されると、カウント部により時間のカウントを
開始する。そして、制御部により、あらかじめ時間設定
部に設定された任意の時間とカウント部でカウントされ
ている時間との差を比較し、カウント部の時間が、時間
設定部に設定された時間より長くなると、制御部からブ
レーキへの電力の供給を遮断するためのブレーキ制御信
号をブレーキ駆動部へ出力して、ブレーキは、サーボモ
ータの軸を固定する。次に、制御部からサーボモータの
巻線への電力の供給を遮断するためのモータ制御信号を
モータ駆動部へ出力して、サーボモータの巻線は励磁さ
れなくなる。
指令が制御部に入力されると、サーボモータは、減速し
て静止位置に移動を開始し、回転・位置検出装置から出
力される回転・位置座標信号により、位置補正を行いな
がらハンド部を静止位置に静止させる。そして、この静
止が確認されると、カウント部により時間のカウントを
開始する。そして、制御部により、あらかじめ時間設定
部に設定された任意の時間とカウント部でカウントされ
ている時間との差を比較し、カウント部の時間が、時間
設定部に設定された時間より長くなると、制御部からブ
レーキへの電力の供給を遮断するためのブレーキ制御信
号をブレーキ駆動部へ出力して、ブレーキは、サーボモ
ータの軸を固定する。次に、制御部からサーボモータの
巻線への電力の供給を遮断するためのモータ制御信号を
モータ駆動部へ出力して、サーボモータの巻線は励磁さ
れなくなる。
【0025】
【実施例】本発明における第一の実施例を図1〜図4お
よび図11を用いて説明する。図1は、本発明の第一の
実施例におけるハンド部を任意の位置に静止させ、その
位置でハンド部を保持させるための基本ブロック図であ
る。図2は、図1で静止させ、保持させたハンド部を再
移動させるめのための基本ブロック図である。図3は、
本発明の第一の実施例におけるハンド部を静止させ、保
持させるためのフローチャート図である。図4は、図3
で静止させ、保持させたハンド部を再移動させるめのた
めのフローチャート図である。
よび図11を用いて説明する。図1は、本発明の第一の
実施例におけるハンド部を任意の位置に静止させ、その
位置でハンド部を保持させるための基本ブロック図であ
る。図2は、図1で静止させ、保持させたハンド部を再
移動させるめのための基本ブロック図である。図3は、
本発明の第一の実施例におけるハンド部を静止させ、保
持させるためのフローチャート図である。図4は、図3
で静止させ、保持させたハンド部を再移動させるめのた
めのフローチャート図である。
【0026】図1において、ハンド部静止位置保持指令
手段1よりハンド部を任意の位置に静止させ、その位置
でハンド部を保持させるハンド部静止位置保持指令の信
号を制御手段2に入力する。そして、制御手段2より、
ハンド部を移動させ、任意の位置に静止させるための信
号をハンド部移動静止手段3に出力する。次に、制御手
段2より、ハンド部が静止している位置を保持するため
の信号をハンド部静止位置保持手段4に出力する。次
に、制御手段2より、サーボモータの軸を固定せせるた
めの信号をモータ軸固定手段5に出力する。次に、制御
手段2より、サーボモータに供給される電力を遮断する
信号をモータ電力遮断手段6に出力する。
手段1よりハンド部を任意の位置に静止させ、その位置
でハンド部を保持させるハンド部静止位置保持指令の信
号を制御手段2に入力する。そして、制御手段2より、
ハンド部を移動させ、任意の位置に静止させるための信
号をハンド部移動静止手段3に出力する。次に、制御手
段2より、ハンド部が静止している位置を保持するため
の信号をハンド部静止位置保持手段4に出力する。次
に、制御手段2より、サーボモータの軸を固定せせるた
めの信号をモータ軸固定手段5に出力する。次に、制御
手段2より、サーボモータに供給される電力を遮断する
信号をモータ電力遮断手段6に出力する。
【0027】図2において、ハンド部移動開始指令手段
7より静止させ、保持させたハンド部を再移動させるハ
ンド部移動指令の信号を制御手段8に入力する。そし
て、制御手段8より、サーボモータに電力を供給して、
ハンド部が固定されている位置をサーボロックを行って
保持する信号をモータ電力供給手段9に出力する。次
に、制御手段8より、サーボモータの軸を開放せせるた
めの信号をモータ軸開放手段10に出力する。次に、制
御手段8より、ハンド部を再移動させて、任意の動作を
させるための信号をハンド部移動開始手段11に出力す
る。
7より静止させ、保持させたハンド部を再移動させるハ
ンド部移動指令の信号を制御手段8に入力する。そし
て、制御手段8より、サーボモータに電力を供給して、
ハンド部が固定されている位置をサーボロックを行って
保持する信号をモータ電力供給手段9に出力する。次
に、制御手段8より、サーボモータの軸を開放せせるた
めの信号をモータ軸開放手段10に出力する。次に、制
御手段8より、ハンド部を再移動させて、任意の動作を
させるための信号をハンド部移動開始手段11に出力す
る。
【0028】また、本発明の第一の実施例におけるロボ
ットおよび制御装置の構成は、従来における図11と同
様に、ロボット12は、移動可能なスライダー等で構成
されたハンド部13と、このハンド部13を移動させる
ためにハンド部13と連結されたサーボモータ14と、
サーボモータ14の軸を固定または開放するためのブレ
ーキ15と、回転数、およびハンド部13の位置を検出
する回転・位置検出装置16とを備えている。制御装置
17は、サーボモータ14を駆動するモータ駆動部18
と、ブレーキ15に電力を供給するか、遮断するかを判
断、制御するブレーキ駆動部19と、ハンド部13の動
作パターン等をROMまたはRAM等に記憶させた記憶
部20と、この記憶部20、回転・位置検出装置16お
よび外部装置22等から入力された信号により、モータ
駆動部18、ブレーキ駆動部19を制御する制御部21
の構成となっている。
ットおよび制御装置の構成は、従来における図11と同
様に、ロボット12は、移動可能なスライダー等で構成
されたハンド部13と、このハンド部13を移動させる
ためにハンド部13と連結されたサーボモータ14と、
サーボモータ14の軸を固定または開放するためのブレ
ーキ15と、回転数、およびハンド部13の位置を検出
する回転・位置検出装置16とを備えている。制御装置
17は、サーボモータ14を駆動するモータ駆動部18
と、ブレーキ15に電力を供給するか、遮断するかを判
断、制御するブレーキ駆動部19と、ハンド部13の動
作パターン等をROMまたはRAM等に記憶させた記憶
部20と、この記憶部20、回転・位置検出装置16お
よび外部装置22等から入力された信号により、モータ
駆動部18、ブレーキ駆動部19を制御する制御部21
の構成となっている。
【0029】図1、図3、図11で、ハンド部13を任
意の位置で静止させ、その位置を保持させる場合につい
て説明する。
意の位置で静止させ、その位置を保持させる場合につい
て説明する。
【0030】ハンド部静止位置保持指令手段1として、
ティーチングペンダント等の外部装置22からハンド部
静止位置保持信号21eつまりハンド部静止位置保持指
令を制御部21に出力する。または、記憶部20内のプ
ログラムよりハンド部静止位置保持指令を制御部21に
出力する。そして、制御手段2として、制御部21から
モータ駆動部18に以下のようなモータ制御信号21b
を出力し、また、制御部21からブレーキ駆動部19に
以下のようなブレーキ制御信号21dを出力する。
ティーチングペンダント等の外部装置22からハンド部
静止位置保持信号21eつまりハンド部静止位置保持指
令を制御部21に出力する。または、記憶部20内のプ
ログラムよりハンド部静止位置保持指令を制御部21に
出力する。そして、制御手段2として、制御部21から
モータ駆動部18に以下のようなモータ制御信号21b
を出力し、また、制御部21からブレーキ駆動部19に
以下のようなブレーキ制御信号21dを出力する。
【0031】制御部21からモータ駆動部18にモータ
制御信号21bが出力されると、まず、ハンド部移動静
止手段3として、モータ駆動部18は、ステップa1〜
ステップa3の動作を行う。つまり、ステップa1で
は、サーボモータ14を減速させながら、ハンド部13
を静止位置まで移動させる。そして、ステップa2、ス
テップa3では、回転・位置検出装置16から出力され
る回転・位置座標信号21aにより位置補正を行いなが
ら、位置決めを完了させる。次に、ハンド部静止位置保
持手段4として、モータ駆動部18は、ステップa4の
動作を行う。つまり、ステップa4はで、位置決めが完
了するとサーボモータ14をサーボロックさせて、ハン
ド部13を任意の静止位置に保持させる。
制御信号21bが出力されると、まず、ハンド部移動静
止手段3として、モータ駆動部18は、ステップa1〜
ステップa3の動作を行う。つまり、ステップa1で
は、サーボモータ14を減速させながら、ハンド部13
を静止位置まで移動させる。そして、ステップa2、ス
テップa3では、回転・位置検出装置16から出力され
る回転・位置座標信号21aにより位置補正を行いなが
ら、位置決めを完了させる。次に、ハンド部静止位置保
持手段4として、モータ駆動部18は、ステップa4の
動作を行う。つまり、ステップa4はで、位置決めが完
了するとサーボモータ14をサーボロックさせて、ハン
ド部13を任意の静止位置に保持させる。
【0032】次に、制御部21からブレーキ駆動部19
へブレーキ制御信号21dが出力され、モータ軸固定手
段5として、ブレーキ駆動部19は、ステップa5の動
作を行う。つまり、ステップa5では、ブレーキ15を
作動させてサーボモータ14の軸を固定する。
へブレーキ制御信号21dが出力され、モータ軸固定手
段5として、ブレーキ駆動部19は、ステップa5の動
作を行う。つまり、ステップa5では、ブレーキ15を
作動させてサーボモータ14の軸を固定する。
【0033】次に、制御部21からモータ駆動部18に
モータ制御信号21bが出力され、モータ電力遮断手段
6として、モータ駆動部18は、ステップa5の動作を
行う。つまり、ステップa6では、サーボモータ14に
供給される電力を遮断する。また、電力を遮断すること
でサーボロックを解除する。以上のステップを行うこと
により、ハンド部13を任意の位置で静止させ、その位
置を保持させている。
モータ制御信号21bが出力され、モータ電力遮断手段
6として、モータ駆動部18は、ステップa5の動作を
行う。つまり、ステップa6では、サーボモータ14に
供給される電力を遮断する。また、電力を遮断すること
でサーボロックを解除する。以上のステップを行うこと
により、ハンド部13を任意の位置で静止させ、その位
置を保持させている。
【0034】図2、図4、図11で、ハンド部13を静
止・保持位置より再び移動させる場合について説明す
る。
止・保持位置より再び移動させる場合について説明す
る。
【0035】ハンド部移動開始指令手段7として、ティ
ーチングペンダント等の外部装置22からハンド部移動
信号21fつまりハンド部移動指令を制御部21に出力
する。または、記憶部20内のプログラムよりハンド部
移動指令を制御部21に出力する。そして、制御手段8
として、制御部21からモータ駆動部18に以下のよう
なモータ制御信号21bを出力し、また、制御部21か
らブレーキ駆動部19に以下のようなブレーキ制御信号
21dを出力する。
ーチングペンダント等の外部装置22からハンド部移動
信号21fつまりハンド部移動指令を制御部21に出力
する。または、記憶部20内のプログラムよりハンド部
移動指令を制御部21に出力する。そして、制御手段8
として、制御部21からモータ駆動部18に以下のよう
なモータ制御信号21bを出力し、また、制御部21か
らブレーキ駆動部19に以下のようなブレーキ制御信号
21dを出力する。
【0036】制御部21からモータ駆動部18へモータ
制御信号21bが出力されると、まず、モータ電力供給
手段9として、モータ駆動部18は、ステップa7の動
作を行う。つまり、ステップa7では、サーボモータ1
4に電力を供給して、サーボモータ14をサーボロック
させる。
制御信号21bが出力されると、まず、モータ電力供給
手段9として、モータ駆動部18は、ステップa7の動
作を行う。つまり、ステップa7では、サーボモータ1
4に電力を供給して、サーボモータ14をサーボロック
させる。
【0037】次に、制御部21からブレーキ駆動部19
へブレーキ制御信号21dが出力されると、モータ軸開
放手段10として、ブレーキ駆動部19は、ステップa
8の動作を行う。つまり、ステップa8では、サーボモ
ータ14の軸をブレーキ15より開放する。
へブレーキ制御信号21dが出力されると、モータ軸開
放手段10として、ブレーキ駆動部19は、ステップa
8の動作を行う。つまり、ステップa8では、サーボモ
ータ14の軸をブレーキ15より開放する。
【0038】次に、制御部21からモータ駆動部18へ
モータ制御信号21bが出力されると、軸移動開始手段
11として、モータ駆動部18は、ステップa9の動作
を行う。つまり、ステップa9では、サーボロックを解
除し、サーボモータ14を再移動させ、ハンド部13に
任意の動作をさせる。
モータ制御信号21bが出力されると、軸移動開始手段
11として、モータ駆動部18は、ステップa9の動作
を行う。つまり、ステップa9では、サーボロックを解
除し、サーボモータ14を再移動させ、ハンド部13に
任意の動作をさせる。
【0039】本発明における第二の実施例を図5〜図7
および図4を用いて説明する。図5は、本発明の第二の
実施例におけるハンド部を任意の位置に静止させ、その
位置でハンド部を保持させるための基本ブロック図であ
る。図6は、本発明の第二の実施例におけるロボットお
よび制御装置を示すブロック図である。図7は、本発明
の第二の実施例におけるハンド部を静止、保持させるた
めのフローチャート図である。
および図4を用いて説明する。図5は、本発明の第二の
実施例におけるハンド部を任意の位置に静止させ、その
位置でハンド部を保持させるための基本ブロック図であ
る。図6は、本発明の第二の実施例におけるロボットお
よび制御装置を示すブロック図である。図7は、本発明
の第二の実施例におけるハンド部を静止、保持させるた
めのフローチャート図である。
【0040】図5において、ハンド部静止位置保持指令
手段1から出力されたハンド部静止位置保持指令を制御
手段26に入力する。そして、制御手段26より、ハン
ド部を任意の位置に静止させるための信号をハンド部移
動静止手段3に出力する。次に、制御手段26より、ハ
ンド部が静止している位置を保持するための信号をハン
ド部静止位置保持手段4に出力する。次に、カウント手
段27より、時間をカウントして、この時間の信号を比
較手段28に出力し、時間設定手段29により、任意の
時間を設定して、この時間の信号を比較手段28に出力
する。次に、時間設定手段29で設定された時間よりも
カウント手段27でカウントされた時間が長くなると、
比較手段28より、制御手段26に信号が出力される。
次に、制御手段26より、サーボモータの軸を固定せせ
るための信号をモータ軸固定手段5に出力する。次に、
制御手段26より、サーボモータに供給される電力を遮
断する信号をモータ電力遮断手段6に出力する。
手段1から出力されたハンド部静止位置保持指令を制御
手段26に入力する。そして、制御手段26より、ハン
ド部を任意の位置に静止させるための信号をハンド部移
動静止手段3に出力する。次に、制御手段26より、ハ
ンド部が静止している位置を保持するための信号をハン
ド部静止位置保持手段4に出力する。次に、カウント手
段27より、時間をカウントして、この時間の信号を比
較手段28に出力し、時間設定手段29により、任意の
時間を設定して、この時間の信号を比較手段28に出力
する。次に、時間設定手段29で設定された時間よりも
カウント手段27でカウントされた時間が長くなると、
比較手段28より、制御手段26に信号が出力される。
次に、制御手段26より、サーボモータの軸を固定せせ
るための信号をモータ軸固定手段5に出力する。次に、
制御手段26より、サーボモータに供給される電力を遮
断する信号をモータ電力遮断手段6に出力する。
【0041】また、カウント手段27でカウントされた
時間が時間設定手段29で設定された時間よりも長くな
る以前に、図9における従来例のようにハンド部移動開
始指令手段7によるハンド部移動指令が制御手段26に
入力されると、制御手段26より、ハンド部が静止して
いる位置保持を解除し、ハンド部を再移動させて、任意
の動作をさせるための信号を軸移動開始手段11に出力
する。
時間が時間設定手段29で設定された時間よりも長くな
る以前に、図9における従来例のようにハンド部移動開
始指令手段7によるハンド部移動指令が制御手段26に
入力されると、制御手段26より、ハンド部が静止して
いる位置保持を解除し、ハンド部を再移動させて、任意
の動作をさせるための信号を軸移動開始手段11に出力
する。
【0042】図6において、従来例と同様に、ロボット
12は、ハンド部13と、サーボモータ14と、ブレー
キ15と、回転・位置検出装置16とを備えている。制
御装置30は、従来例と同様に、モータ駆動部18と、
ブレーキ駆動部19と、記憶部20とを備え、さらに、
任意の時間を設定する時間設定部31と、サーボモータ
保持後、時間のカウントを開始するカウント部32と、
モータ駆動部18、ブレーキ駆動部19を制御し、さら
に、時間設定部31で設定された時間と、カウント部3
2でカウントされた時間を比較する制御部33とを備え
ている。
12は、ハンド部13と、サーボモータ14と、ブレー
キ15と、回転・位置検出装置16とを備えている。制
御装置30は、従来例と同様に、モータ駆動部18と、
ブレーキ駆動部19と、記憶部20とを備え、さらに、
任意の時間を設定する時間設定部31と、サーボモータ
保持後、時間のカウントを開始するカウント部32と、
モータ駆動部18、ブレーキ駆動部19を制御し、さら
に、時間設定部31で設定された時間と、カウント部3
2でカウントされた時間を比較する制御部33とを備え
ている。
【0043】図5、図6、図7で、ハンド部を任意の位
置で静止させ、その位置を保持させる場合について説明
する。
置で静止させ、その位置を保持させる場合について説明
する。
【0044】ハンド部静止位置保持指令手段1として、
ティーチングペンダント等の外部装置22からハンド部
静止位置保持信号33eつまりハンド部静止位置保持指
令を制御部33に出力する。または、記憶部20内のプ
ログラムよりハンド部静止位置保持指令を制御部33に
出力する。そして、制御手段26として、制御部33か
らモータ駆動部18に以下のようなモータ制御信号33
bを出力し、また、制御部33からブレーキ駆動部19
に以下のようなブレーキ制御信号33dを出力する。
ティーチングペンダント等の外部装置22からハンド部
静止位置保持信号33eつまりハンド部静止位置保持指
令を制御部33に出力する。または、記憶部20内のプ
ログラムよりハンド部静止位置保持指令を制御部33に
出力する。そして、制御手段26として、制御部33か
らモータ駆動部18に以下のようなモータ制御信号33
bを出力し、また、制御部33からブレーキ駆動部19
に以下のようなブレーキ制御信号33dを出力する。
【0045】制御部33からモータ駆動部18にモータ
制御信号33bが出力されると、まず、ハンド部移動静
止手段3として、モータ駆動部18は、ステップb1〜
ステップb3の動作を行う。つまり、ステップb1で
は、サーボモータ14を減速させながら、ハンド部13
を静止位置まで移動させる。そして、ステップb2、ス
テップb3では、回転・位置検出装置16から出力され
る回転・位置座標信号33aにより位置補正を行いなが
ら、位置決めを完了させる。次に、ハンド部静止位置保
持手段4として、モータ駆動部18は、ステップb4の
動作を行う。つまり、ステップb4では、位置決めが完
了するとサーボモータ14をサーボロックさせて、ハン
ド部13を任意の静止位置に固定させる。
制御信号33bが出力されると、まず、ハンド部移動静
止手段3として、モータ駆動部18は、ステップb1〜
ステップb3の動作を行う。つまり、ステップb1で
は、サーボモータ14を減速させながら、ハンド部13
を静止位置まで移動させる。そして、ステップb2、ス
テップb3では、回転・位置検出装置16から出力され
る回転・位置座標信号33aにより位置補正を行いなが
ら、位置決めを完了させる。次に、ハンド部静止位置保
持手段4として、モータ駆動部18は、ステップb4の
動作を行う。つまり、ステップb4では、位置決めが完
了するとサーボモータ14をサーボロックさせて、ハン
ド部13を任意の静止位置に固定させる。
【0046】次に、カウント手段27、時間設定手段2
9および比較手段28により、ステップb5の動作を行
う。つまり、カウント手段27として、カウント部32
は、ハンド部の静止を確認すると時間のカウントを開始
する。そして、時間設定手段29として、時間設定部3
1には、任意の時間を設定してある。また、比較手段2
8として、制御部33は、カウント部32でカウントし
た時間と時間設定部31で設定した時間を比較する。
9および比較手段28により、ステップb5の動作を行
う。つまり、カウント手段27として、カウント部32
は、ハンド部の静止を確認すると時間のカウントを開始
する。そして、時間設定手段29として、時間設定部3
1には、任意の時間を設定してある。また、比較手段2
8として、制御部33は、カウント部32でカウントし
た時間と時間設定部31で設定した時間を比較する。
【0047】そして、カウント部32でカウントした時
間が時間設定部31で設定した時間より長くなると、制
御部33からブレーキ駆動部19にブレーキ制御信号3
3dが出力され、モータ軸固定手段5として、ブレーキ
駆動部19は、ステップb6の動作を行う。つまり、ス
テップb6では、ブレーキ15を作動させてサーボモー
タ14の軸を固定する。
間が時間設定部31で設定した時間より長くなると、制
御部33からブレーキ駆動部19にブレーキ制御信号3
3dが出力され、モータ軸固定手段5として、ブレーキ
駆動部19は、ステップb6の動作を行う。つまり、ス
テップb6では、ブレーキ15を作動させてサーボモー
タ14の軸を固定する。
【0048】次に、制御部33からモータ駆動部18に
モータ制御信号33bが出力され、モータ電力遮断手段
6として、モータ駆動部18は、ステップb7の動作を
行う。つまり、ステップb7では、サーボモータ14に
供給されている電力を遮断する。また、電力を遮断する
ことでサーボロックを解除する。以上のステップを行う
ことにより、ハンド部13を任意の位置で静止させ、そ
の位置を保持させている。
モータ制御信号33bが出力され、モータ電力遮断手段
6として、モータ駆動部18は、ステップb7の動作を
行う。つまり、ステップb7では、サーボモータ14に
供給されている電力を遮断する。また、電力を遮断する
ことでサーボロックを解除する。以上のステップを行う
ことにより、ハンド部13を任意の位置で静止させ、そ
の位置を保持させている。
【0049】また、カウント部32でカウントしている
時間が時間設定部31で設定した時間内にハンド部移動
指令が制御部33に出力されると、従来例と同様に、軸
移動開始手段11として、モータ駆動部18は、ステッ
プb9の動作を行う。つまり、ステップb9では、サー
ボロックを解除し、サーボモータ14を再移動させ、ハ
ンド部13に任意の動作をさせる。
時間が時間設定部31で設定した時間内にハンド部移動
指令が制御部33に出力されると、従来例と同様に、軸
移動開始手段11として、モータ駆動部18は、ステッ
プb9の動作を行う。つまり、ステップb9では、サー
ボロックを解除し、サーボモータ14を再移動させ、ハ
ンド部13に任意の動作をさせる。
【0050】また、ハンド部13を任意の位置で静止さ
せ、ブレーキ15を作動させ、サーボモータ14の電力
を遮断させてから、再び移動させる場合は、第一の実施
例における図4と同様の動作をさせる。
せ、ブレーキ15を作動させ、サーボモータ14の電力
を遮断させてから、再び移動させる場合は、第一の実施
例における図4と同様の動作をさせる。
【0051】第一および第二の実施例において、非常停
止などの電源OFF指令が制御装置に入力され、または
電源がOFFされた場合は、従来例と同様に、ブレーキ
15がサーボモータ14の軸を固定し、ハンド部13の
落下、移動の防止を行う。
止などの電源OFF指令が制御装置に入力され、または
電源がOFFされた場合は、従来例と同様に、ブレーキ
15がサーボモータ14の軸を固定し、ハンド部13の
落下、移動の防止を行う。
【0052】第一の実施例は、ロボット12に静止指令
が入力され、サーボモータ14が静止すると同時に、ブ
レーキ15によりサーボモータ14の軸を固定する。つ
まり、一担サーボモータ14が静止すると長時間にわた
り静止する可能性がある場合に用いられ、第二の実施例
は、ロボット12に静止指令が入力され、サーボモータ
14が静止すると、あらかじめ設定された任意に時間だ
け、サーボロックを行い、設定時間をすぎるとブレーキ
15によりサーボモータ14の軸を固定する。つまり、
移動静止が繰り返し行われる場合に用いられる。
が入力され、サーボモータ14が静止すると同時に、ブ
レーキ15によりサーボモータ14の軸を固定する。つ
まり、一担サーボモータ14が静止すると長時間にわた
り静止する可能性がある場合に用いられ、第二の実施例
は、ロボット12に静止指令が入力され、サーボモータ
14が静止すると、あらかじめ設定された任意に時間だ
け、サーボロックを行い、設定時間をすぎるとブレーキ
15によりサーボモータ14の軸を固定する。つまり、
移動静止が繰り返し行われる場合に用いられる。
【0053】以上のように、ハンド部を静止・保持させ
る場合に、本発明においては、サーボロック後、ブレー
キを用いて、サーボモータの軸を固定し、サーボモータ
への電力を遮断するため、従来のような振動を防止する
ことができる。
る場合に、本発明においては、サーボロック後、ブレー
キを用いて、サーボモータの軸を固定し、サーボモータ
への電力を遮断するため、従来のような振動を防止する
ことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、ハンド部を任意の位置
に静止・保持する際のサーボロックによる振動が発生し
ない。さらに、サーボモータに電力が供給されていない
ため、省エネルギーとなる。
に静止・保持する際のサーボロックによる振動が発生し
ない。さらに、サーボモータに電力が供給されていない
ため、省エネルギーとなる。
【0055】
【図1】本発明の第一の実施例におけるハンド部を任意
の位置に静止させ、その位置でハンド部を保持させるた
めの基本ブロック図。
の位置に静止させ、その位置でハンド部を保持させるた
めの基本ブロック図。
【図2】図1で静止させ、保持させたハンド部を再移動
させるめのための基本ブロック図。
させるめのための基本ブロック図。
【図3】本発明の第一の実施例におけるハンド部を静止
させ、保持させるためのフローチャート図。
させ、保持させるためのフローチャート図。
【図4】図3で静止させ、保持させたハンド部を再移動
させるめのためのフローチャート図。
させるめのためのフローチャート図。
【図5】本発明の第二の実施例におけるハンド部を任意
の位置に静止させ、その位置でハンド部を保持させるた
めの基本ブロック図。
の位置に静止させ、その位置でハンド部を保持させるた
めの基本ブロック図。
【図6】本発明の第二の実施例におけるロボットおよび
制御装置を示すブロック図。
制御装置を示すブロック図。
【図7】本発明の第二の実施例におけるハンド部を静止
させ、保持させるためのフローチャート図。
させ、保持させるためのフローチャート図。
【図8】従来におけるハンド部を任意の位置に静止さ
せ、その位置でハンド部を保持させるための基本ブロッ
ク図。
せ、その位置でハンド部を保持させるための基本ブロッ
ク図。
【図9】図8で静止させ、保持させたハンド部を再移動
させるための基本ブロック図。
させるための基本ブロック図。
【図10】非常停止の際の基本ブロック図。
【図11】従来におけるロボットおよび制御装置を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図12】従来におけるハンド部を静止、保持させるた
めのフローチャート図。
めのフローチャート図。
【図13】図12で静止させ、保持させたハンド部を再
移動させるめのためのフローチャート図。
移動させるめのためのフローチャート図。
1…ハンド部静止位置保持指令手段 2、8、26、40、41、43…制御手段 3…ハンド部移動静止手段 4…ハンド部静止位置保持手段 5…モータ軸固定手段 6…モータ電力遮断手段 7…ハンド部移動開始指令手段 9…モータ電力供給手段 10…モータ
軸開放手段 11…軸移動開始手段 12…ロボッ
ト 13…ハンド部 14…サーボ
モータ 15…ブレーキ 16…回転・
位置検出装置 17、30…制御装置 18…モータ
駆動部 19…ブレーキ駆動部 20…記憶部 21、33…制御部 22…外部装
置 27…カウント手段 28…比較手
段 29…時間設定手段 31…時間設
定部 32…カウント部 42…非常停
止指令手段 44…非常停止装置 45…電源部
軸開放手段 11…軸移動開始手段 12…ロボッ
ト 13…ハンド部 14…サーボ
モータ 15…ブレーキ 16…回転・
位置検出装置 17、30…制御装置 18…モータ
駆動部 19…ブレーキ駆動部 20…記憶部 21、33…制御部 22…外部装
置 27…カウント手段 28…比較手
段 29…時間設定手段 31…時間設
定部 32…カウント部 42…非常停
止指令手段 44…非常停止装置 45…電源部
Claims (2)
- 【請求項1】ハンド部と連結し、このハンド部を駆動す
るたサーボモータを備えたロボットの制御装置におい
て、 ハンド部を移動させ、任意の位置に静止させるハンド部
移動静止手段と、 このハンド部移動静止手段によりハンド部の静止を確認
すると、この静止位置にハンド部を保持させるハンド部
静止位置保持手段と、 このハンド部静止位置保持手段によりハンド部の静止位
置の保持を確認すると、サーボモータの軸を固定させる
モータ軸固定手段と、 このモータ軸固定手段によりサーボモータの軸の固定を
確認すると、サーボモータに供給する電力を遮断するモ
ータ電力遮断手段とを備えたことを特徴とするロボット
の制御装置。 - 【請求項2】前記ハンド部静止位置保持手段によりハン
ド部の静止位置保持を確認すると、ハンド部の静止時間
をカウントするカウント手段と、 任意の時間を設定する時間設定手段と、 この時間設定手段により設定された時間と前記カウント
手段でカウントされた時間との差を比較する比較手段
と、 この比較手段により、前記カウント手段でカウントされ
た時間が、時間設定手段により設定された時間より長く
なると、サーボモータの軸を固定させる前記モータ軸固
定手段と、 このモータ軸固定手段によりサーボモータの軸の固定を
確認すると、サーボモータに供給する電力を遮断する前
記モータ電力遮断手段とを備えたことを特徴とする請求
項1記載のロボットの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23031194A JPH0871970A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | ロボットの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23031194A JPH0871970A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | ロボットの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0871970A true JPH0871970A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16905851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23031194A Pending JPH0871970A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | ロボットの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0871970A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192434A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Mori Seiki Co Ltd | 自動工具交換装置 |
JP2005209061A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Yaskawa Electric Corp | 自動機械制御装置 |
JP2017524546A (ja) * | 2014-07-22 | 2017-08-31 | グーグル インコーポレイテッド | 混成型液圧および電気作動式移動ロボット |
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1994
- 1994-08-30 JP JP23031194A patent/JPH0871970A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192434A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Mori Seiki Co Ltd | 自動工具交換装置 |
JP2005209061A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Yaskawa Electric Corp | 自動機械制御装置 |
JP2017524546A (ja) * | 2014-07-22 | 2017-08-31 | グーグル インコーポレイテッド | 混成型液圧および電気作動式移動ロボット |
JP2019130666A (ja) * | 2014-07-22 | 2019-08-08 | ボストン ダイナミクス,インコーポレイテッド | 混成型液圧および電気作動式移動ロボット |
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