JPH0871853A - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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JPH0871853A
JPH0871853A JP21583094A JP21583094A JPH0871853A JP H0871853 A JPH0871853 A JP H0871853A JP 21583094 A JP21583094 A JP 21583094A JP 21583094 A JP21583094 A JP 21583094A JP H0871853 A JPH0871853 A JP H0871853A
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machining
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electric discharge
auxiliary function
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Kazuji Nakamura
和司 中村
Kazunaga Sugiyama
和永 杉山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークと電極の衝突を回避し,また,簡単に
プログラムチェックを行ことができるようにして作業効
率を向上させる。 【構成】 プログラムに基づいて加工,位置決め,計
測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行す
る放電加工装置において,実際に装置を動作させてプロ
グラムをチェックするチェックモードに切り換えるため
のチェックモード切換スイッチ31と,チェックモード
切換スイッチ31によりチェックモードに切り換えられ
たときに座標をシフトさせるためのシフト量設定記憶設
定部32と,チェックモード切換スイッチ31によるチ
ェックモード時にはワークと電極の衝突を回避するため
に座標を設定されたシフト量分シフトさせる座標シフト
手部14aとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,加工,位置決め,計
測,電極交換,加工液等の補助機能制御を実行する制御
プログラムを,簡単,かつ,確実に制御プログラムのチ
ェックを行うことができる放電加工装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図31は,従来における放電加工装置の
動作原理を示すブロック図であり,図において,1は被
加工物で,これは加工槽2内に蓄えられた絶縁性の加工
液3の中で加工用電極4に対向している。被加工物1と
加工用電極4の相対移動は,被加工物1を載せているテ
ーブル5の平面移動と加工用電極4の上下移動とにより
行なわれる。すなわち,テーブル5はX軸駆動アクチュ
エーター6とY軸駆動アクチュエーター7により平面的
に移動される。また,加工用電極4の上下移動はZ軸駆
動アクチュエーター8により駆動される。以上の構成に
より,被加工物1と加工用電極4とは三次元の相対運動
ができる。
【0003】また,9は被加工物1と加工用電極4とに
加工に要する電気エネルギーを供給する加工用電源であ
る。また,10は加工用電極4を自動的に交換する電極
自動交換装置である。また,11は加工槽2に加工液3
を供給するための加工液供給ポンプである。
【0004】また,12は数値制御装置でアクチュエー
ター6,7,8および加工用電源9,電極自動交換装置
10,加工液供給ポンプ11の制御を実行する数値制御
装置である。また,数値制御装置12における13はN
Cプログラム記憶部,14はNCプログラム解析部,1
5は軸制御部,16は電源制御部,17は電極交換制御
部,18は加工液制御部,19はNCプログラム表示や
座標位置表示をするための表示装置としてのCRTであ
る。
【0005】また,20,21,22はプログラムをチ
ェックするための補助機能ロックスイッチであり,20
は加工液,あるいは加工電源をNCプログラム解析部1
4でオンする指令があっても無視する補助機能ロックス
イッチ,21は軸制御部にZ軸の移動を無視を支持する
Z軸ロックスイッチ,22はNCプログラム解析部14
に加工移動ブロックの移動速度をドライラン速度に変更
を指示するためのドライランスイッチ,23は補助機能
動作を制御する補助機能制御部である。
【0006】次に,以上のように構成された従来の放電
加工装置におけるNCプログラムのチェック方法につい
て説明する。なお,この説明では,図32,図33のよ
うに電極一本,被加工物一個に2穴を加工する場合にお
けるNCプログラムの一例を用いる。
【0007】まず,このNCプログラムについて説明す
る。ステップS1は加工位置を絶対位置指令で記述する
ことを宣言している。ステップS2で加工開始位置
(絶対座標X=10. Y=10. Z=5.)に早送
りで位置決め移動する。ステップS3で急速充満(M8
8),加工液(M84),加工(M80)をオンして放
電加工の準備をする。ステップS4でZ方向に−10.
加工移動をする。
【0008】次いで,ステップS5においてステップS
4で加工が終了した時点で加工液(M81),加工(M
85)をオフする。ステップS6で接触停止を無視させ
た状態(M25)で加工穴から加工開始位置の上方(X
=5.)に電極を戻す。さらに,ステップS7は加工開
始位置(絶対座標X=20. Y=20. Z=
5.)に早送りで移動する。また,ステップS8〜ステ
ップS11は2穴目を加工するということ以外はステッ
プS2〜ステップS6と全く同一であり,急速充満,加
工液,加工をオンしてZ−10.加工し,加工が終了す
ると,加工液,加工をオフし,接触停止無視で加工開始
位置に戻すものである。また,ステップS11はプログ
ラム終了を意味する。
【0009】次に,従来におけるNCプログラムのチェ
ックに使用されている (1) ドライラン (2) 補助機能ロック(M機能ロック) (3) Z軸ロック について説明する。
【0010】(1) ドライラン 図34は,NCプログラムチェック方法の1つである
「ドライラン」の説明図である。図中における直線の矢
印はG0による位置決め移動を示し,波線はG1の加工
移動のブロックを示す。図から明らかなように,上記プ
ログラムをドライランスイッチ22をオンして実行する
とNCプログラム解析部14は,速度の遅いG1の加工
ブロック(ステップS4,S9)の移動をドライラン速
度に変更して軸制御部15に指令するのでG1の加工ブ
ロックが高速移動となり,加工ブロックの動作のチェッ
クが迅速に実行できる。
【0011】(2) 補助機能ロック(M機能ロック) 図35は,NCプログラムチェック方法の1つである
「補助機能機能ロック」の説明図である。図から明らか
なように,上記プログラムを補助機能ロックスイッチ2
0をオンして実行すると電源制御部16,加工液制御部
18はステップS3の急速充満,加工液,加工をオンす
る補助機能,ステップS5の加工液,加工をオフする補
助機能を無視して,それぞれ加工電源9,加工液供給ポ
ンプ11にオン/オフ指令を出力しない。これによっ
て,加工槽2に加工液を溜ずに加工用電源9はオフの状
態でプログラムを実行することができるので加工開始位
置の目視によるチェックを行うことが容易になる。
また,加工液が充満状態になるまで待つ必要がなくな
り,チェックに要する時間を短縮することができる。
【0012】(3) Z軸ロック 図36は,NCプログラムチェック方法の1つである
「Z軸ロック」の説明図である。図から判るように上記
プログラムをZ機能ロックスイッチ21をオンして実行
すると軸制御部15はZ方向の移動を行うステップS
4,S9の加工ブロック,ステップS6,S11の加工
開始位置への位置決めブロックを無視し,Z軸アクチュ
エーター8に移動指令を出力しない。このようにZ軸方
向の移動を無視することができるので,加工を行わせな
いチェックにおいては加工用電極4と被加工物1とが衝
突する加工プログラムをチェックすることができる。
【0013】ところが,図37,図38に示すように,
このZ軸無視スイッチはZ軸方向の移動を全て無視して
しまうために,プログラムの中に,例えば,加工ブロッ
ク以外のZ軸方向の原点復帰がある(ステップS0)と
止まってしまいプログラムを最後まで実行することがで
きず,プログラムチェックを行うことができない。この
ため,従来はこのような場合は,NCプログラム自身の
加工ブロックの移動量を変更したり,あるいは手動操作
にてプログラム座標原点を変更させたりして加工用電極
4と被加工物1とが衝突するのを回避している。
【0014】また,関連する参考技術文献として,例え
ば,特開平3−119407号公報に開示されている
「NC装置」が知られている。これは電極がワークに衝
突し,そうな危険エリアと,該危険エリアからの逃げ量
を設定してプログラム検査スイッチがオンで加工テーブ
ルが移動中に危険エリア内に入ったときは,設定された
移動量だけ相対移動し,停止するようにしたものであ
る。すなわち,危険エリア以外の移動ブロックは一時停
止せずに検査し,危険エリア内の移動ブロックでは衝突
すると判断したときは一時停止するので,その間にワー
クを設定し直すか,あるいはプログラムを修正するなど
の処置を施してプログラム検査を行うものである。
【0015】この発明に関連するその他の参考技術文献
としては,特開平3−10719号公報に開示されてい
る「放電加工装置」がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来に
おける放電加工装置は,以上のように構成されているの
で,下記のような問題点があった。第1に,プログラム
をチェックする際に座標位置をワークと電極が衝突しな
いように,プログラム座標原点やプログラムの変更を行
う必要性があった。第2に,衝突が発生する軸の移動を
行わせないようにした場合には,本来衝突が発生しない
位置決め移動についても移動禁止軸は移動しないため,
チェックができなくなる。第3に,計測を含んだプログ
ラムのチェックの場合において,ワークと電極の衝突を
回避するようにプログラム座標原点を変更した場合に
は,計測での接触も起こらなくなるため,疑似的にオペ
レータが接触を行ったり,プログラム変更等の作業が必
要になる。第4に,電極交換を含んだプログラムチェッ
クの場合,加工位置のチェックを行いたい場合にも,電
極交換動作が行われてしまうのでチェック時間が多くか
かってしまう。第5に,また,補助機能をチェックする
ためには実際に動作させないとチェックができない。第
6に,チェックのためにプログラムを実行すると,変
数,ワークオフセット,ATC補正量などのパラメータ
がプログラムで変更されてしまうため,再スタート時に
は再度設定し直さなければならない。上記第1から第6
までの各問題点に起因して,従来における放電加工装置
にあっては,全体として作業効率が悪いという問題点が
あった。
【0017】また,特開平3−119407号公報に開
示されている「NC装置」にあっては,ワークと電極が
加工ブロックで衝突するのを回避することはできるが,
実際には回避した加工ブロックが揺動なのか,揺動形状
は四角なのか,円なのか等の加工ブロックの状態を確認
することができないという問題点があった。
【0018】この発明は,上記に鑑みてなされたもので
あって,第1に,加工,位置決め,計測,電極交換・加
工液制御などの補助機能制御を行うプログラムをチェッ
クするときに,ワークと電極をセットした状態でもプロ
グラム座標原点やプログラムを変更しなくてもワークと
電極の衝突を回避できるようにし,第2に,計測動作や
電極交換動作を含む場合にもプログラムを変更しなくて
もチェックが簡単に行えるようにし,第3に,チェック
によって初期パラメータが変化してしまうこと等を排除
し,簡単にプログラムチェックを行えるようにして,全
体として,作業効率を向上させることができる放電加工
装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1に係る放電加工装置にあっては,プログラ
ムに基づいて加工,位置決め,計測,電極交換,加工液
制御などの補助機能制御を実行する放電加工装置におい
て,実際に装置を動作させてプログラムをチェックする
チェックモードに切り換えるチェックモード切換手段
と,前記チェックモード切換手段によりチェックモード
に切り換えられたときに座標をシフトさせるシフト量設
定記憶手段と,前記チェックモード切換手段によるチェ
ックモード時にはワークと電極の衝突を回避するために
座標を設定されたシフト量分シフトさせる座標シフト手
段とを具備するものである。
【0020】また,請求項2に係る放電加工装置にあっ
ては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,電
極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放電
加工装置において,実際に装置を動作させてプログラム
をチェックするチェックモードに切り換えるチェックモ
ード切換手段と,加工ブロックであるか否かを検出する
加工ブロック検出手段と,前記加工ブロック検出手段に
より検出した加工ブロックを無視して動作を行わずプロ
グラムスキップさせるプログラムスキップ手段と,加工
位置を確認するために前記加工ブロックで一旦プログラ
ムを停止させるプログラム一時停止手段とを具備するも
のである。
【0021】また,請求項3に係る放電加工装置にあっ
ては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,電
極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放電
加工装置において,実際に装置を動作させてプログラム
をチェックするにあたり,移動を規制する高さを設定す
る設定高さ設定手段と,前記設定高さ設定手段により設
定された設定高さを記憶する設定高さ記憶手段と,前記
設定高さ設定手段により設定された高さ以下への移動を
行わないように制御する移動制御手段とを具備するもの
である。
【0022】また,請求項4に係る放電加工装置にあっ
ては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,電
極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放電
加工装置において,実際に装置を動作させてプログラム
をチェックするチェックモードに切り換えるチェックモ
ード切換手段と,加工ブロックであるか否かを検出する
加工ブロック検出手段と,前記加工ブロック検出手段に
より検出した加工ブロックでは実際の機械移動を行わず
座標のみを前記チェックモード切換手段により更新する
ことができる移動制御手段とを具備するものである。
【0023】また,請求項5に係る放電加工装置にあっ
ては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,電
極交換,加工液制御などの補助機能制御を行う放電加工
装置において,実際に装置を動作させてプログラムをチ
ェックするチェックモードに切り換えるチェックモード
切換手段と,加工ブロックであるか否かを検出する加工
ブロック検出手段と,前記加工ブロック検出手段により
検出した加工ブロックの動作をグラフィック表示によっ
て加工内容を表示する加工ブロック内容表示手段とを具
備するものである。
【0024】また,請求項6に係る放電加工装置にあっ
ては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,電
極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放電
加工装置において,実際に装置を動作させてプログラム
をチェックするにあたり,加工位置をワーク上に示すた
めに主軸に取り付けられたポインティング手段を具備す
るものである。
【0025】また,請求項7に係る放電加工装置にあっ
ては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,電
極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放電
加工装置において,実際に装置を動作させてプログラム
をチェックするにあたり,計測動作を無視させる計測動
作無視設定手段と,前記計測動作無視設定手段がオフの
ときはプログラム指令に基づいて計測動作を実行し,オ
ンのときは計測動作を実行しないように制御する計測動
作制御手段とを具備するものである。
【0026】また,請求項8に係る放電加工装置にあっ
ては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,電
極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放電
加工装置において,実際に装置を動作させてプログラム
をチェックするにあたり,計測動作を無視させる計測動
作無視設定手段と,前記計測動作無視設定手段がオフの
ときはプログラム指令に基づいて計測動作を実行し,オ
ンのときは計測動作を行わないように制御する計測動作
制御手段と,計測動作内容をグラフィック等によって表
示する計測内容表示手段とを具備するものである。
【0027】また,請求項9に係る放電加工装置にあっ
ては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,電
極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放電
加工装置において,実際に装置を動作させてプログラム
をチェックするにあたり,電極交換を無視させる電極交
換無視設定手段と,前記電極交換無視設定手段がオフの
ときは指令に基づいて電極交換を実行し,オンのときは
電極交換動作を実行しないように制御する電極交換動作
制御手段とを具備するものである。
【0028】また,請求項10に係る放電加工装置にあ
っては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,
電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放
電加工装置において,実際に装置を動作させてプログラ
ムをチェックするにあたり,電極交換を無視させる電極
交換無視設定手段と,前記電極交換無視設定手段がオフ
のときはプログラム指令に基づいて電極交換を実行し,
オンのときは電極交換動作を実行しないように制御する
電極交換動作制御手段と,電極交換動作内容を表示する
電極交換内容表示手段とを具備するものである。
【0029】また,請求項11に係る放電加工装置にあ
っては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,
電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放
電加工装置において,電極の使用状態を記憶する電極使
用状態記憶手段と,電極使用状態を生成する電極使用状
態生成手段と,前記電極使用状態記憶手段の内容を表示
する状態表示制御手段とを具備するものである。
【0030】また,請求項12に係る放電加工装置にあ
っては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,
電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行する放
電加工装置において,実際に装置を動作させてプログラ
ムをチェックするにあたり,補助機能を動作させないよ
うにする補助機能ロック手段と,前記補助機能ロック手
段による補助機能ロック中は補助機能指令に対して実際
の補助機能動作は実行せずに,補助機能の状態表示だけ
を更新して,プログラム中の補助機能に関するチェック
ができるようにするために補助機能ロック中の補助機能
状態を記憶する補助機能状態記憶手段と,補助機能ロッ
ク中は補助機能動作を行わずステータスだけを更新する
補助機能制御手段と,前記補助機能状態記憶手段の内容
を表示する状態表示手段とを具備するものである。
【0031】また,請求項13に係る放電加工装置にあ
っては,プログラムに基づいて加工,位置決め,計測,
電極交換,加工液制御などの補助機能制御を行う放電加
工装置において,実際に装置を動作させてプログラムを
チェックするにあたり,変数,ワークオフセット,AT
C補正量の少なくとも一つをチェック開始時に実行パラ
メータエリアの内容を回避パラメータエリアにコピー
し,チェック終了時に回避パラメータエリアの内容を実
行パラメータエリアにコピーするためにチェックモード
に切り換えるチェックモード切換手段と,回避したデー
タを記憶する回避パラメータエリアと,前記チェックモ
ード切換手段がオンされたときに実行パラメータエリア
の内容を前記回避パラメータエリアにコピーし,オフさ
れたときに前記回避パラメータエリアの内容を実行パラ
メータエリアにコピーするパラメータ転送制御手段とを
具備するものである。
【0032】
【作用】この発明に係る放電加工装置(請求項1)は,
プログラムチェック時において座標を設定したシフト量
分シフトすることによって,電極とワークの衝突を回避
できるようにしたので,ワークと電極を取り付けた状態
でプログラムチェックを行うときにプログラム座標原点
やプログラムの変更を行わなくてもプログラムチェック
ができる。
【0033】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項2)は,プログラムチェック時においてワークと電極
の衝突が生じる加工ブロックは動作を行わないようにす
ると同時に,加工位置が確認できるように加工ブロック
で自動的にプログラムを一時停止するようにしたので,
ワークと電極を取り付けた状態でプログラムチェックを
行うときにプログラム座標原点やプログラムの変更を行
わなくてもプログラムチェックができる。
【0034】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項3)は,設定された高さ以下への移動を排除し,プロ
グラムチェック時は高さを設定することで,ワークと電
極を取り付けた状態でプログラムチェックを行うときに
プログラム座標原点やプログラムの変更を行わなくても
プログラムチェックができる。
【0035】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項4)は,プログラムチェック時においてワークと電極
の衝突が生じる加工ブロックは動作を行わないようにす
ると同時に,加工ブロックの移動は表示座標の変更だけ
を行い,加工ブロックは表示座標によってチェックでき
るようにしたので,ワークと電極を取り付けた状態でプ
ログラムチェックを行うときにプログラム座標原点やプ
ログラムの変更を行わなくても加工ブロックを含めてプ
ログラムチェックができる。
【0036】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項5)は,プログラムチェック時においてワークと電極
の衝突が生じる加工ブロックは動作を行わないようにす
ると同時に,加工ブロックの加工内容はグラフィック表
示によってチェックできるようにし,ワークと電極を取
り付けた状態でプログラムチェックを行うときにプログ
ラム座標原点やプログラムの変更を行わなくても加工ブ
ロックを含めてプログラムチェックができる。
【0037】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項6)は,主軸に加工位置を示すためのポインティング
装置を取り付けたので,電極をワークに近づけなくても
加工位置を簡単に認識できる。
【0038】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項7)は,プログラムチェックを行うときに計測動作を
無視できるようにしたので,電極とワークが実際の計測
が行われる位置にない場合でも,プログラムの変更や擬
似的な計測検出を行わなくてもプログラムチェックがで
きる。
【0039】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項8)は,プログラムチェックを行うときに計測動作を
無視すると同時に,計測動作内容を表示することによっ
て計測動作内容の確認をできるようにしたので,電極と
ワークが実際の計測が行われる位置にない場合でも,プ
ログラムの変更や擬似的な計測検出を行わなくてもプロ
グラムチェックができ,さらに,計測内容が表示により
確認できる。
【0040】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項9)は,プログラムチェックを行うときに電極交換動
作を無視できるようにしたので,加工位置チェックだけ
を行う場合には電極交換動作時間を短縮でき,その結
果,プログラムチェックに要する時間を短縮できる。
【0041】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項10)は,プログラムチェックを行うときに電極交換
動作を無視すると共に,電極交換動作内容を表示するこ
とによって電極交換内容の確認をできるようにしたの
で,プログラムチェック時間を短縮しながら電極交換動
作内容についてのチェックができる。
【0042】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項11)は,電極使用状況を表示できるようにしたの
で,プログラムをチェックするときに電極の使用状況を
同時にチェックすることができる。
【0043】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項12)は,補助機能ロック中はステータスを更新する
ようにし,また,ステータスを表示するようにしたの
で,補助機能ロックにより動作を行わないようにしなが
ら補助機能に関するプログラムチェックができる。
【0044】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項13)は,チェック開始時にプログラム中で変更され
るパラメータを回避し,チェック終了時に戻すようにし
たので,チェック後もパラメータの再設定を不要にでき
る。
【0045】
【実施例】以下,この発明に係る放電加工装置の実施例
を,〔実施例1〕〜〔実施例13〕の順に図について説
明する。
【0046】〔実施例1〕図1は,実施例1に係る,座
標シフトによってプログラムをチェックする機能を備え
た放電加工装置を示すブロック図であり,図1におい
て,1〜19は,図31に示した従来における放電加工
装置と同一のものであり,その説明を省略する。また,
31はプログラムを実際に加工するために実行するの
か,プログラムチェックのため実行するのかを切り換え
るためのチェックモード切換えスイッチ,32はチェッ
クモード時に座標のシフト量を記憶しておくためのシフ
ト量記憶設定部,14aはNCプログラム解析部14の
一機能でチェックモード切換えスイッチ31がオンのと
きには座標をシフト量記憶設定部32で示された量だけ
シフトさせる座標シフト部である。
【0047】図2は,図1に示した放電加工装置に係る
座標シフト動作を説明したものであり,図2に示した加
工プログラムは,被加工物の上端面(プログラム座標0
に設定)から加工深さ分だけ加工するものである。加工
プログラムをプログラムチェックのために補助機能ロッ
クスイッチ20をオンして実行すると,加工ブロックで
電極と被加工物が衝突してしまいプログラムをチェック
することができない。そこで,座標シフト量を入力(Z
軸上方にシフトする場合はZのプラス値)して,チェッ
クモード切換えスイッチ31をオンしてチェックモード
にて加工プログラムを実行するとプログラム座標原点が
設定されたシフト量分シフトされてプログラムが実行さ
れるので電極と被加工物が衝突することなく加工ブロッ
クの補間も含めて実行される。
【0048】〔実施例2〕次に,実施例2について説明
する。図3は,実施例2に係る,加工位置にてプログラ
ム一時停止によってプログラムをチェックする機能を備
えた放電加工装置を示すブロック図であり,図3におい
て,1〜19は,図31に示した従来における放電加工
装置と同一のものであり,その説明を省略する。また,
31のチェックモード切換えスイッチは,図1に示した
放電加工装置と同一のものであり,その説明を省略す
る。
【0049】また,14b,14c,14dはNCプロ
グラム解析部14の一機能であり,14bは実行すべき
NCプログラムが加工ブロックであるか否か検出する加
工ブロック検出部,14cは加工ブロック検出部14b
で検出した加工ブロックを無視してプログラムスキップ
させるプログラムスキップ処理部,14dは加工ブロッ
ク検出部14bで検出した加工ブロックを一時停止ブロ
ックに置き換えるプログラム一時停止処理部である。
【0050】図4は,加工位置一時停止チェックを示す
説明図であり,被加工物1個に電極1本で加工穴4個を
あける場合の例を示している。すなわち,図4中におけ
る,,,は,それぞれ被加工物の加工位置P1
〜P4への位置決めを示し,,,,は,本来は
Z軸方向に加工する加工ブロックであるが,チェックモ
ード切換えスイッチ31がオンのときは,この加工ブロ
ックは無視され,その代わりに一時停止する。したがっ
て,チェックモード切換えスイッチ31をオンでプログ
ラムを実行すると加工の開始位置まで早送りし,加工の
開始位置に到着するとプログラムを停止する動作を実行
する。
【0051】〔実施例3〕次に,実施例3について説明
する。図5は,実施例3に係る,移動を規制する高さを
設定する機能を備えた放電加工装置を示すブロック図で
ある。図5において,1〜19は,図31において説明
した従来における放電加工装置と同一のものであり,そ
の説明を省略する。また,23は移動を規制する高さを
設定する制限高さ設定部,24は設定された設定高さを
記憶する制限高さ記憶部,15aは軸制御部15に対し
て制御高さを転送して,軸制御部15が制限高さ以下の
移動指令をXYZ軸のアクチュエーター6,7,8に移
動指令を出力しないようにする移動制御部である。
【0052】図6,図7は,制限高さチェックを示す説
明図である。図6に示したプログラムは,図32に示し
た従来におけるNCプログラムの一例と同一であり,そ
の説明を省略する。図7において,この実施例では制限
高さをZ=3.0としているので,ステップS4,S
6,S9,S10においては,Z=3.0より低い所で
の移動指令は全て無視され,電極は被加工物に衝突する
ことなく動作することになる。
【0053】〔実施例4〕次に,実施例4について説明
する。図8は,実施例4に係る,加工位置にて座標値更
新によってプログラムをチェックする機能を備えた放電
加工装置を示すブロック図である。図8において,1〜
19は,図31において説明した従来における放電加工
装置と同一であり,14b,31は,図3に示した実施
例1と同一のものであり,その説明を省略する。15a
は加工ブロック検出部14bにおいて検出した加工ブロ
ックの移動指令を軸移動制御部15に出力するのか,あ
るいは座標値表示のみを更新するのかをチェックモード
切換えスイッチ31を介して切り換える移動制御部であ
る。
【0054】図9は,加工位置の座標更新チェックを示
す説明図であり,被加工物1個に電極1本で加工穴4個
をあける場合の例を示している。すなわち,図9中にお
ける,,,は,それぞれ被加工物の加工位置P
1〜P4への位置決めを示し,,,,は,本来
はZ軸方向に加工する加工ブロックであるが,チェック
モード切換えスイッチ31がオンでチェックモードのと
きは,この加工ブロックでは実際のアクチュエーター
6,7,8を通じて機械が動き出すのではなく,CRT
19の座標値の表示のみが更新される。したがって,チ
ェックモードではプログラムを実行すると加工の開始位
置まで早送りされ,加工の開始位置に到着すると加工ブ
ロックは実行されるが,実際には機械が止まったままで
座標値表示のみが更新される。
【0055】〔実施例5〕次に,実施例5について説明
する。図10は,実施例5に係る,加工位置にて加工内
容をグラフィック表示することによってプログラムをチ
ェックする機能を備えた放電加工装置を示すブロック図
である。図10において,1〜19は,図31において
説明した従来における放電加工装置と同一であり,ま
た,14bは,図3に示した実施例1と同一のものであ
り,その説明を省略する。41は加工ブロック検出部1
4bにより検出した加工ブロックの移動指令を軸制御部
15に出力するのではなく,グラフィックによって加工
内容を表示するための加工ブロック内容表示部である。
【0056】図11は,グラフィック内容チェックを示
す説明図であり,被加工物1個に電極1本で加工穴4個
をあける場合の例を示している。すなわち,図11中に
おける,,,は,それぞれ被加工物の加工位置
P1〜P4への位置決めを示し,,,,は,本
来はZ軸方向に加工する加工ブロックであるが,チェッ
クモード切換えスイッチ31がオンでチェックモードの
ときは,この加工ブロックでは実際のアクチュエーター
6,7,8を介して機械が動き出すのではなく,CRT
19の加工内容のグラフィック表示が実行される。
【0057】また,101は加工内容のグラフィック表
示の一例である。101では加工の進行状況,加工深さ
指令,揺動パターン,揺動繰り返し回数,揺動半径,加
工電極番号,実行中ブロック等のデータが表示されてい
る。
【0058】したがって,チェックモードでプログラム
を実行すると加工の開始位置まで早送りされ,加工の開
始位置に到着すると加工ブロックは機械が止まったまま
で加工内容のみがグラフィック表示される。
【0059】〔実施例6〕次に,実施例6について説明
する。図12は,実施例6に係る,ポインティング装置
を具備した放電加工装置を示すブロック図である。図1
2中における1〜23は,図31において説明した従来
における放電加工装置と同じであり,その説明を省略す
る。また,4aは,例えば,レーザー光線等の光学式非
接触で,ある点を指し示すことのできるポインティング
装置であり,加工用電極4の代わりに電極交換装置10
によって設置されたものである。
【0060】図13は,ポインティング装置を用いたプ
ログラム中の加工位置のチェック方法を示す説明図であ
る。すなわち,図13(a)は,電極が被加工物と干渉
しないようにして電極を用いて加工位置をチェックした
実施例である。また,図13(b)は,Z軸の芯がポイ
ンティング装置と合うように取り付けて加工位置をチェ
ックする実施例である。図から判るようにポインティン
グ装置から取り出される光線が被加工物に当たり,その
位置を確認することにより,電極よりもより確実に加工
位置を確認することができる。
【0061】〔実施例7〕次に,実施例7について説明
する。図14は,実施例7に係るプログラムのチェック
時に計測動作のみを無視する機能を備えた放電加工装置
を示すブロック図である。図14において,1〜19
は,図31において説明した従来における放電加工装置
と同一のものであり,その説明を省略する。また,14
fはNCプログラム解析部14の一機能を果たし,これ
から実行しようとしているNCプログラムが計測動作指
令であるか否かを検出する計測ブロック検出部である。
また,51は計測動作を無視させるか否かを切り換える
ための計測動作無視スイッチである。
【0062】図15は,計測ブロック無視チェックを示
す説明図であり,被加工物2個をコーナ位置決めしてワ
ーク原点を設定するプログラムの例を示している。すな
わち,計測動作無視のスイッチをオフの状態でプログラ
ム実行させた場合,で計測点S1に位置決め移動し,
でコーナー計測動作を実行する。
【0063】次に,で計測点S2に位置決め移動し,
でコーナ計測動作を実行する。一方,計測動作無視ス
イッチ51をオンして,プログラムを実行した場合,計
測動作,は無視され,計測点S1,S2への位置決
めを移動する,のブロックだけが実行される。
【0064】〔実施例8〕図16は,実施例8に係る計
測ブロックの内容をグラフィック表示することによって
プログラムをチェックする機能を備えた放電加工装置を
示すブロック図である。図16において,1〜19は,
図31において説明した従来における放電加工装置と同
一であり,14fおよび51は,図14に示した実施例
7と同一のものであり,その説明を省略する。また,5
2は計測ブロック検出部14fにおいて検出した計測ブ
ロックの指令を軸制御部15に出力するのではなく,グ
ラフィックにより計測ブロックの内容を表示するための
計測ブロック内容表示部である。
【0065】図17は,計測ブロックグラフィック内容
チェックを示す説明図である。図17では,被加工物2
個をコーナ計測してワーク原点を設定するプログラムの
例を示している。図17中における,は,それぞれ
被加工物のコーナ計測動作の開始点S1〜S2への位置
決めを示し,,は本来はコーナ計測による計測動作
であるが,この計測ブロックでは計測動作を実行するの
ではなく,CRT19に計測内容がグラフィック表示さ
れる。
【0066】また,102は計測内容のグラフィック表
示の一例であり,102ではコーナ番号,コーナ計測用
の早送りパラメータのデータが表示されている。
【0067】したがって,計測動作無視スイッチがオン
でプログラムを実行すると計測点まで早送りされ,計測
点に到着すると計測ブロックは機械が止まったままで計
測内容のみがグラフィック表示される。
【0068】〔実施例9〕次に,実施例9について説明
する。図18は,実施例9に係る,プログラム中の加工
位置をチェックするときに電極交換動作を無視してチェ
ック時間を短縮する機能を備えた放電加工装置を示すブ
ロック図である。図18において,1〜19は,図31
において説明した従来における放電加工装置と同一のも
のであり,その説明を省略する。また,14gはNCプ
ログラム解析部14の一機能を果たし,これから実行し
ようとしているNCプログラムが電極交換指令であるか
否かを検出する電極交換ブロック検出部である。また,
61は電極交換動作を無視するか否かを切り換えるため
の電極交換動作無視スイッチである。
【0069】図19(a),(b)は,電極交換無視動
作を示すフローチャートであり,電極3本で1穴を加工
する場合の一例を示している。まず,図19に示したプ
ログラムの例について説明する。メインプログラム(図
19(a))は,ステップS31で電極番号T11,T
12,T13の3本の電極を交換しながらステップS3
2でサブプログラムL123を呼び出して1穴を加工し
ている。
【0070】また,Z軸加工用サブプログラム((図1
9(b))L123のステップS1〜6は,図32に示
した従来におけるNCプログラムの一例と同じものを示
す。ステップS33はサブプログラムの番号,ステップ
S34はサブプロリターンコードを示す。
【0071】次に,上記プログラムを例にとって動作を
図20に基づいて説明する。電極交換動作無視スイッチ
61がオフの状態でプログラムを実行した場合,T1
1,T12,T13の順に電極交換した後に,L123
を実行する。一方,電極交換無視スイッチ61をオンし
た状態でプログラムを実行した場合には,電極指令ステ
ップS31は無視され,スタート時点でつかんでいる電
極のまま,L123を実行する。
【0072】〔実施例10〕次に,実施例10について
説明する。図21は,実施例10に係る,電極交換動作
の内容をグラフィック表示することによってプログラム
をチェックする機能を備えた放電加工装置を示すブロッ
ク図である。図21において,1〜16は,図18に示
した実施例9と同一のものであり,その説明を省略す
る。また,62は電極交換ブロック検出部14gにおい
て検出した電極交換ブロックの電極交換指令の内容をグ
ラフィックによって表示するための電極交換内容表示部
である。
【0073】図22は,電極交換グラフィック表示を示
す説明図である。図中のプログラムは図19に示したも
のと同一であり,その説明を省略する。電極交換無視ス
イッチ61がオンでステップS31で電極交換指令が入
力されると,本来は電極交換制御部17に電極交換指令
が出力され,電極交換動作が行われるのであるが,この
電極交換指令ブロックでは交換動作を実行するのではな
く,CRT19に電極交換の動作内容がグラフィック表
示される。103は電極交換内容のグラフィック表示の
一例である。103で交換前電極番号,交換後電極番号
のデータが表示されている。したがって,電極交換動作
無視スイッチ61がオンでプログラムを実行すると電極
交換動作は実行せずに交換内容のみがグラフィック表示
される。
【0074】〔実施例11〕次に,実施例11について
説明する。図23は,実施例11に係る,プログラム中
の電極の使用状況を一覧表示することによってプログラ
ムをチェックする時に電極使用状況を同時にチェックで
きる機能を備えた放電加工装置を示すブロック図であ
る。
【0075】図23において,1〜61は,図21に示
した実施例10と同一のものであり,その説明を省略す
る。また,14hは電極番号に応じた加工条件,加工
量,揺動半径,揺動パターンを解析する電極使用状況生
成部,14iは電極使用状況生成部14hにより求めた
電極番号に応じた電極使用状況を電極毎に記憶する電極
使用状況記憶部,14jは電極使用状況記憶部14iに
おいて記憶されている電極使用状況をCRT19に一覧
表示するための状態表示部である。
【0076】図24,図25は,電極使用状況表示を示
す説明図であり,図26では,被加工物1個に2穴(X
=10.Y=10.およびX=20.Y=20.)を電
極2本(荒電極T11,仕上げ電極T12)で加工する
場合を示している。
【0077】図24中のプログラムステップS2〜S1
2は,従来におけるNCプログラムの例の図32と同一
であり,その説明を省略する。また,ステップS40は
プログラムの番号,ステップS41は1本目の荒電極T
11への交換指令,ステップS42は1穴目を加工する
ための荒加工条件E1の切り換え,ステップS43は揺
動パターンH202の四角,揺動半径R=500μm,
加工深さZ=−9.2まで加工する1穴目の揺動加工ブ
ロック,ステップS44は2穴目を加工するための荒加
工条件E2への切り換え,ステップS45はステップS
43と同じで2穴目の荒加工の揺動ブロック,ステップ
S46は2本目の仕上げ電極T12への交換指令,ステ
ップS48は1穴目の仕上げ加工ブロックで揺動パター
ンH202の四角,揺動半径R=10μm,加工深さZ
=9.8まで加工する揺動ブロック,ステップS49は
2穴目の仕上げ条件E4への切り換え指令,ステップS
50はステップS48と同じで2穴目の仕上げ加工ブロ
ックである。
【0078】また,図25における104は,このプロ
グラムL1を電極使用状態14hで解析して状態表示部
14jによってCRT19に電極使用状況表示した一実
施例である。104では各電極毎に加工条件番号とその
内容(電源回路E−SEL,電流IP,電源の極性PO
L,放電時間ON,無負荷時間OFF,加工粉排出ジャ
ンプ動作速度JUMP)加工量,揺動半径を表示してい
る。
【0079】〔実施例12〕次に,実施例12について
説明する。図27は,実施例12に係る,プログラム中
の補助機能をチェックする機能を備えた放電加工装置を
示すブロックである。図27において,1〜20は,図
31において説明した従来における放電加工装置と同一
のものであり,その説明を省略する。また,53は補助
機能指令があった場合に補助機能ロックスイッチ20が
オンで実際には加工電源9,加工液供給ポンプ11がオ
フの状態に係わらず補助機能指令で本来実行されている
べき補助機能状態を記憶する補助機能状態記憶部であ
る。54は補助機能状態記憶部53の記憶内容と補助機
能ロックスイッチ20を参照して,電源制御部16およ
び加工液制御部18に補助機能指令を出力する補助機能
制御部である。
【0080】図28は,補助機能制御部54の動作を説
明するためのフローチャートである。本処理が開始され
ると,まず,補助機能状態記憶部52により加工液,加
工,急速充満等の補助機能がプログラムでどう指令され
た状態にあるかを読み込む(S21)。次に,補助機能
ロックスイッチ20の状態を読み込む(S22)。さら
に,上記ステップS22で読み込んだ補助機能ロックの
スイッチの状態がオンであるか否かを判断する(S2
3)。このとき,補助機能ロックのスイッチの状態がオ
ンであると判断したとき,すなわち,補助機能がロック
の状態のときはステップS25の制御に移行し,電源制
御部16あるいは加工液制御部18に加工,加工液,急
速充満等の補助機能指令をオフする。
【0081】一方,上記ステップS23において,反対
に補助機能ロックのスイッチの状態がオフであると判断
したときには,ステップS24に制御を移行して,補助
機能記憶状態がオンであるか否かを判断する(S2
4)。このとき,補助機能記憶状態がオフであると判断
したときには,ステップS25の制御に移行し,電源制
御部16あるいは加工液制御部18に加工,加工液,急
速充満等の補助機能指令をオフして,本処理を終了す
る。一方,上記ステップS24において,補助機能記憶
状態がオンであると判断したときには,電源制御部16
あるいは加工液制御部18に加工,加工液,急速充満等
の補助機能指令信号をオンして(S26),本処理を終
了する。
【0082】〔実施例13〕次に,実施例13について
説明する。図29は,実施例13に係るチェック時はパ
ラメータを回避する機能を備えた放電加工装置を示すブ
ロック図である。図29において,1〜19は,図31
において説明した従来における放電加工装置と同一のも
のであり,その説明を省略する。
【0083】また,図29において,31はチェックモ
ードをオン/オフするためのチェックモード切換えスイ
ッチ,70はプログラムが実行されるときに使用される
パラメータのエリアであり,変数,ワークオフセット,
ACT補正量が含まれている。また,71は実行パラメ
ータエリア70の回避パラメータエリアであり,70と
同一の構成となっている。また,72はチェックモード
切換えスイッチ31のオン/オフに応じて実行パラメー
タエリア70と回避パラメータエリア71のコピーを制
御するパラメータ転送制御部である。
【0084】図30は,チェック時パラメータ回避動作
を説明するためのフローチャートである。本処理が開始
されると,まず,チェックモード切換えスイッチ31が
オンされていることによるチェックモードであるか否か
を判断し(S50),チェックモードではないと判断し
たときには,さらに,メモがチェックモードであるか否
かを判断する(S51)。このとき,メモがチェックモ
ードであると判断したときには,回避パラメータエリア
71の内容を実行パラメータエリア70にコピーする
(S53)。その後,ステップS51,ステップS52
で使用するチェックモード切換えスイッチ31のメモを
記憶して(S55),本処理を終了する。
【0085】一方,上記ステップS50において,チェ
ックモードであると判断したときには,さらに,メモは
チェックモードであるか否かを判断する(S52)。こ
のとき,メモはチェックモードではないと判断したとき
には,実行パラメータエリア70の内容を回避パラメー
タエリア71にコピーして(S54),ステップS5
1,ステップS52で使用するチェックモード切換えス
イッチ31のメモを記憶して(S55),本処理を終了
する。
【0086】また,上記ステップS51において,メモ
はチェックモードではないと判断したとき,およびステ
ップS52において,メモはチェックモードであると判
断したときには,ステップS51,ステップS52で使
用するチェックモード切換えスイッチ31のメモを記憶
して(S55),本処理を終了する。
【0087】これらにより,チェックは設定されている
パラメータにもとづいて実行できると共に,チェック終
了時にはチェック開始時と同じパラメータに戻るので再
設定の作業を行うことなく,スタートすることができ
る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように,この発明に係る放
電加工装置(請求項1)によれば,チェック時には座標
をシフトできるようにしたため,プログラムやプログラ
ム座標原点の変更を行わなくてもチェックができチェッ
クを簡単に行うことができる。
【0089】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項2)によれば,チェック時には衝突の起きる加工ブロ
ックは移動させないようにすると共に一旦停止するよう
にしたため,プログラムやプログラム座標原点の変更な
しで簡単にチェックができる。
【0090】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項3)によれば,設定高さ以下には移動しないようにし
たので,衝突が起きる移動だけを行わないようにできる
ようにしたため,プログラムやプログラム座標原点の変
更なしで簡単にチェックができる。
【0091】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項4)によれば,チェック時には衝突の起きる加工ブロ
ックは移動させないようにすると共に表示座標だけを更
新するようにしたため,プログラムやプログラム座標原
点の変更なしで,プログラムチェックができると共に,
加工ブロックについてもチェックできる。
【0092】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項5)によれば,チェック時には衝突の起きる加工ブロ
ックは移動させないようにすると共に加工内容をグラフ
ィックで表示し確認できるようにしたため,プログラム
やプログラム座標原点の変更なしでプログラムチェック
ができると共に,加工内容についてもチェックできる。
【0093】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項6)によれば,主軸に加工位置を示すためのポインテ
ィング装置を取り付け,電極をワークに近づけなくても
加工位置を簡単に確認できるようにしたため,チェック
作業が効率的にできる。
【0094】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項7)によれば,プログラム中の計測を無視できるよう
にしたため,電極とワークの衝突を回避するためにプロ
グラム座標原点を変えたり,第1の発明によって座標を
シフトさせることで計測の接触が行えない場合において
も,計測を含むプログラムでもプログラム変更や擬似的
な接触を行わなくてもプログラムチェックを行うことが
できる。
【0095】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項8)によれば,プログラム中の計測を無視できるよう
にすると共に計測内容を表示し確認できるようにしたた
め,電極とワークの衝突を回避するためにプログラム座
標原点を変えたり,第1の発明によって座標をシフトさ
せることで計測の接触が行えない場合においても,計測
を含むプログラムでもプログラム変更や擬似的な接触を
行わなくてもプログラムチェックを行うことができると
同時に,計測の内容についてもチェックができる。
【0096】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項9)によれば,プログラム中の電極交換を無視できる
ようにしたため,電極交換に要する時間が短縮できプロ
グラムチェックの効率化が図れる。
【0097】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項10)によれば,プログラム中の電極交換を無視でき
るようにすると共に電極交換内容を表示し確認できるよ
うにしたため,電極交換に要する時間が短縮できプログ
ラムチェックの効率化を図りながら電極交換の内容のチ
ェックができる。
【0098】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項11)によれば,プログラムをチェックするときに電
極の使用状況を同時にチェックができるようにしたた
め,プログラムのチェック時に予め電極の使用状況をチ
ェックできるので電極の使用間違いを事前に簡単に確認
できる。
【0099】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項12)によれば,補助機能ロック中もステータスは補
助機能指令に基づいて更新し,スタータスを表示し確認
できるようにしたため,補助機能を動作させないで補助
機能指令を含むプログラムのチェックができる。
【0100】また,この発明に係る放電加工装置(請求
項13)によれば,プログラム実行により変化するパラ
メータチェック開始時に回避し,終了時に戻すようにし
てチェックをによって初期パラメータが変化しないよう
にしたため,チェックを行った後に再度パラメータを設
定し直す必要がなくなり,作業性の向上および設定ミス
や設定忘れによる失敗をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る放電加工装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 座標シフト動作を示す説明図である。
【図3】 実施例2に係る放電加工装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 加工位置一時停止チェックを示す説明図であ
る。
【図5】 実施例3に係る放電加工装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 高さ制限機能を示すフローチャートである。
【図7】 高さ制限機能を示す説明図である。
【図8】 実施例4に係る放電加工装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】 加工位置の座標更新チェックを示す説明図で
ある。
【図10】 実施例5に係る放電加工装置の構成を示す
ブロック図である。
【図11】 グラフィック内容チェックを示す説明図で
ある。
【図12】 実施例6に係る放電加工装置の構成を示す
ブロック図である。
【図13】 ポインティング装置を示す説明図である。
【図14】 実施例7に係る放電加工装置の構成を示す
ブロック図である。
【図15】 計測ブロック無視チェックを示す説明図で
ある。
【図16】 実施例8に係る放電加工装置の構成を示す
ブロック図である。
【図17】 計測ブロックグラフィック内容チェックを
示す説明図である。
【図18】 実施例9に係る放電加工装置の構成を示す
ブロック図である。
【図19】 電極交換無視動作を示すフローチャートで
ある。
【図20】 電極交換無視動作を示す説明図である。
【図21】 実施例10に係る放電加工装置の構成を示
すブロック図である。
【図22】 電極交換グラフィック表示を示す説明図で
ある。
【図23】 実施例11に係る放電加工装置の構成を示
すブロック図である。
【図24】 電極使用状況表示を示すフローチャートで
ある。
【図25】 電極使用状況表示を示す説明図である。
【図26】 電極使用状況表示を示す説明図である。
【図27】 実施例12に係る放電加工装置の構成を示
すブロック図である。
【図28】 補助機能制御部動作を示すフローチャート
である。
【図29】 実施例13に係る放電加工装置の構成を示
すブロック図である。
【図30】 チェック時パラメータ回避動作のフローチ
ャートである。
【図31】 従来における放電加工装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図32】 従来におけるNCプログラムの一例を示す
フローチャートである。
【図33】 従来におけるNCプログラムの一例を示す
説明図である。
【図34】 ドライラインを示す説明図である。
【図35】 補助機能ロックについて示す説明図であ
る。
【図36】 Z軸ロックについて示す説明図である。
【図37】 従来における電極とワークの衝突回避方法
を示すフローチャートである。
【図38】 従来における電極とワークの衝突回避方法
を示す説明図である。
【符号の説明】
4a ポインティング装置,14a 座標シフト部,1
4b 加工ブロック検出部,14c プログラムスキッ
プ処理部,14d プログラム一時停止処理部,14f
計測ブロック検出部,14g 電極交換ブロック検出
部,14h 電極使用状況生成部,14i 電極使用状
況記憶部,14j 状態表示部,15軸制御部,15a
移動制御部,23 制限高さ設定部,24 制限高さ
記憶部,31 チェックモード切換えスイッチ,32
シフト量記憶部,41 加工ブロック内容表示部,51
計測動作無視スイッチ,52 計測ブロック内容表示
部,53 補助機能状態記憶部,61 電極交換動作無
視スイッチ,62 電極交換内容表示,70 実行パラ
メータエリア,71 回避パラメータエリア,72 パ
ラメータ転送制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムに基づいて加工,位置決め,
    計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行
    する放電加工装置において,実際に装置を動作させてプ
    ログラムをチェックするチェックモードに切り換えるチ
    ェックモード切換手段と,前記チェックモード切換手段
    によりチェックモードに切り換えられたときに座標をシ
    フトさせるシフト量設定記憶手段と,前記チェックモー
    ド切換手段によるチェックモード時にはワークと電極の
    衝突を回避するために座標を設定されたシフト量分シフ
    トさせる座標シフト手段とを具備することを特徴とする
    放電加工装置。
  2. 【請求項2】 プログラムに基づいて加工,位置決め,
    計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行
    する放電加工装置において,実際に装置を動作させてプ
    ログラムをチェックするチェックモードに切り換えるチ
    ェックモード切換手段と,加工ブロックであるか否かを
    検出する加工ブロック検出手段と,前記加工ブロック検
    出手段により検出した加工ブロックを無視して動作を行
    わずプログラムスキップさせるプログラムスキップ手段
    と,加工位置を確認するために前記加工ブロックで一旦
    プログラムを停止させるプログラム一時停止手段とを具
    備することを特徴とする放電加工装置。
  3. 【請求項3】 プログラムに基づいて加工,位置決め,
    計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行
    する放電加工装置において,実際に装置を動作させてプ
    ログラムをチェックするにあたり,移動を規制する高さ
    を設定する設定高さ設定手段と,前記設定高さ設定手段
    により設定された設定高さを記憶する設定高さ記憶手段
    と,前記設定高さ設定手段により設定された高さ以下へ
    の移動を行わないように制御する移動制御手段とを具備
    することを特徴とする放電加工装置。
  4. 【請求項4】 プログラムに基づいて加工,位置決め,
    計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行
    する放電加工装置において,実際に装置を動作させてプ
    ログラムをチェックするチェックモードに切り換えるチ
    ェックモード切換手段と,加工ブロックであるか否かを
    検出する加工ブロック検出手段と,前記加工ブロック検
    出手段により検出した加工ブロックでは実際の機械移動
    を行わず座標のみを前記チェックモード切換手段により
    更新することができる移動制御手段とを具備することを
    特徴とする放電加工装置。
  5. 【請求項5】 プログラムに基づいて加工,位置決め,
    計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を行う
    放電加工装置において,実際に装置を動作させてプログ
    ラムをチェックするチェックモードに切り換えるチェッ
    クモード切換手段と,加工ブロックであるか否かを検出
    する加工ブロック検出手段と,前記加工ブロック検出手
    段により検出した加工ブロックの動作をグラフィック表
    示によって加工内容を表示する加工ブロック内容表示手
    段とを具備することを特徴とする放電加工装置。
  6. 【請求項6】 プログラムに基づいて加工,位置決め,
    計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行
    する放電加工装置において,実際に装置を動作させてプ
    ログラムをチェックするにあたり,加工位置をワーク上
    に示すために主軸に取り付けられたポインティング手段
    を具備することを特徴とする放電加工装置。
  7. 【請求項7】 プログラムに基づいて加工,位置決め,
    計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行
    する放電加工装置において,実際に装置を動作させてプ
    ログラムをチェックするにあたり,計測動作を無視させ
    る計測動作無視設定手段と,前記計測動作無視設定手段
    がオフのときはプログラム指令に基づいて計測動作を実
    行し,オンのときは計測動作を実行しないように制御す
    る計測動作制御手段とを具備することを特徴とする放電
    加工装置。
  8. 【請求項8】 プログラムに基づいて加工,位置決め,
    計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行
    する放電加工装置において,実際に装置を動作させてプ
    ログラムをチェックするにあたり,計測動作を無視させ
    る計測動作無視設定手段と,前記計測動作無視設定手段
    がオフのときはプログラム指令に基づいて計測動作を実
    行し,オンのときは計測動作を行わないように制御する
    計測動作制御手段と,計測動作内容をグラフィック等に
    よって表示する計測内容表示手段とを具備することを特
    徴とする放電加工装置。
  9. 【請求項9】 プログラムに基づいて加工,位置決め,
    計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を実行
    する放電加工装置において,実際に装置を動作させてプ
    ログラムをチェックするにあたり,電極交換を無視させ
    る電極交換無視設定手段と,前記電極交換無視設定手段
    がオフのときは指令に基づいて電極交換を実行し,オン
    のときは電極交換動作を実行しないように制御する電極
    交換動作制御手段とを具備することを特徴とする放電加
    工装置。
  10. 【請求項10】 プログラムに基づいて加工,位置決
    め,計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を
    実行する放電加工装置において,実際に装置を動作させ
    てプログラムをチェックするにあたり,電極交換を無視
    させる電極交換無視設定手段と,前記電極交換無視設定
    手段がオフのときはプログラム指令に基づいて電極交換
    を実行し,オンのときは電極交換動作を実行しないよう
    に制御する電極交換動作制御手段と,電極交換動作内容
    を表示する電極交換内容表示手段とを具備することを特
    徴とする放電加工装置。
  11. 【請求項11】 プログラムに基づいて加工,位置決
    め,計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を
    実行する放電加工装置において,電極の使用状態を記憶
    する電極使用状態記憶手段と,電極使用状態を生成する
    電極使用状態生成手段と,前記電極使用状態記憶手段の
    内容を表示する状態表示制御手段とを具備することを特
    徴とする放電加工装置。
  12. 【請求項12】 プログラムに基づいて加工,位置決
    め,計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を
    実行する放電加工装置において,実際に装置を動作させ
    てプログラムをチェックするにあたり,補助機能を動作
    させないようにする補助機能ロック手段と,前記補助機
    能ロック手段による補助機能ロック中は補助機能指令に
    対して実際の補助機能動作は実行せずに,補助機能の状
    態表示だけを更新して,プログラム中の補助機能に関す
    るチェックができるようにするために補助機能ロック中
    の補助機能状態を記憶する補助機能状態記憶手段と,補
    助機能ロック中は補助機能動作を行わずステータスだけ
    を更新する補助機能制御手段と,前記補助機能状態記憶
    手段の内容を表示する状態表示手段とを具備することを
    特徴とする放電加工装置。
  13. 【請求項13】 プログラムに基づいて加工,位置決
    め,計測,電極交換,加工液制御などの補助機能制御を
    行う放電加工装置において,実際に装置を動作させてプ
    ログラムをチェックするにあたり,変数,ワークオフセ
    ット,ATC補正量の少なくとも一つをチェック開始時
    に実行パラメータエリアの内容を回避パラメータエリア
    にコピーし,チェック終了時に回避パラメータエリアの
    内容を実行パラメータエリアにコピーするためにチェッ
    クモードに切り換えるチェックモード切換手段と,回避
    したデータを記憶する回避パラメータエリアと,前記チ
    ェックモード切換手段がオンされたときに実行パラメー
    タエリアの内容を前記回避パラメータエリアにコピー
    し,オフされたときに前記回避パラメータエリアの内容
    を実行パラメータエリアにコピーするパラメータ転送制
    御手段とを具備することを特徴とする放電加工装置。
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