JPH087184Y2 - 屋外設置型ガス栓 - Google Patents

屋外設置型ガス栓

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JPH087184Y2
JPH087184Y2 JP1989141284U JP14128489U JPH087184Y2 JP H087184 Y2 JPH087184 Y2 JP H087184Y2 JP 1989141284 U JP1989141284 U JP 1989141284U JP 14128489 U JP14128489 U JP 14128489U JP H087184 Y2 JPH087184 Y2 JP H087184Y2
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JP
Japan
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gas
hose end
plug
casing
wall surface
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JP1989141284U
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JPH0380179U (ja
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雅雄 仁科
裕雄 木下
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野及び考案の概要] 本考案は、屋外設置型ガス栓、特に、ガス栓を直射日
光の照射や外部からの衝撃を保護するようにしたガス栓
に関するものであり、ガス栓の出口を下方に屈曲させる
とともに、このガス栓の出口部となるホースエンドと対
向する部分のみを開放させた保護カバーによって包囲す
ることにより、ガス栓の保護が十分でしかもガス管の接
続を容易ならしめるものである。
[従来技術及びその課題] 屋外設置型のガス器具の普及によってガス栓が屋外に
設置されることも多くなってきたが、ガス栓をそのまま
屋外に露出させると、外気の温度差の影響を受け、特
に、直射日光の影響を受けた状態で長時間開弁状態に放
置され、その後でこれを閉弁操作させると、その操作が
不能となる事態が生じる。これは、ガス栓が閉子式の所
謂ガスコックであるから、ガス栓本体の閉子収容部に収
容された閉子が熱膨張・収縮を繰り返す内に閉子に作用
させたバックアップスプリングの付勢力によって閉子が
閉子収容部内に食い込んで、摺動面相互の食い付きが生
じるからである。
又、人の通路の壁面にガス栓が配設されている場合で
は、このガス栓に他の物体等が当って、これを損傷させ
ることがある。
本考案は、このような、屋外設置式のガス栓におい
て、長期間開弁状態に放置されても以後の閉弁操作が円
滑に行えると共に、このガス栓に対する他の物体からの
衝撃を確実に防止でき、しかもガス管の接続取外しが簡
単に行えるようにすることをその課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本考案の技術的手段
は『ガス栓(1)を、ホースエンド連設部(13)が下方
に屈曲し且ガス入口部(12)が水平方向に向くガス栓本
体(10)と、前記ホースエンド連設部に取りつけられる
ホースエンド(11)とから構成するとともに、このガス
栓(1)を前記ホースエンドへのガス接続用のソケット
の接続、取外しにより栓体がシリンダ内で軸線方向に摺
動してガス回路を開閉する形式のガス栓とし、ガス栓本
体(10)のガス入口部(12)の近傍から張出させたフラ
ンジ(F)を壁面(W)に固定すると共に、前記ガス栓
本体(10)をケーシング(2)によって包囲すると共に
ケーシング(2)の背面部を壁面(W)に固定し、前記
ケーシング(2)に、ホースエンド連設部(13)の先端
側の一部及びホースエンド(11)の外周域を包囲するス
カート部(21)を具備させ、このスカート部(21)の下
端部をホースエンド(11)の下端に略一致するように
し、前記スカート部(21)とケーシング(2)との境界
の隔壁を前記ホースエンド連設部(13)が貫通する構成
とした』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用する。
このガス栓は、壁面(W)に取付けられるが、この取
付けに際しては、公知の方法がそのまま採用され、壁面
(W)に形成した開口を利用して壁面(W)内に配設さ
れる配管と上記ガス入口部(12)とが公知の方法で接続
されてガス栓(1)にガス配管される。そして、このガ
ス栓(1)はフランジ(F)によって壁面(W)に固定
されることとなり、この状態では、ガス栓本体(10)の
主要部が水平方向に壁面(W)から突出して、ホースエ
ンド連設部(13)の接続用開口が下方に向く態様とな
る。
このガス栓(1)のガス栓本体(10)にはケーシング
(2)は包囲されてその背面部は壁面(W)に取付けら
れているから、このガス栓本体(10)の外周域は、ケー
シング(2)と壁面(W)によって保護されるように包
囲されている。
ホースエンド連設部(13)に連設されるホースエンド
(11)はケーシング(2)の下面部から下方に突出する
こととなるが、このホースエンド(11)の外周域にはス
カート部(21)があって、これがホースエンド(11)を
包囲する。
従って、ガス栓本体(10)及びホースエンド(11)
は、ケーシング(2)とスカート部(21)によってその
側方及び上方が完全に包囲されたものとなる。
ガス管の接続に際しては、スカート部(21)の下方の
開放部からホースエンド(11)にガス管接続具のソケッ
トを接続すればよい。
ここで、ガス栓(1)は、栓体がシリンダ内で軸線方
向に摺動する形式のものであるから、直射日光の照射が
繰り返される条件下でも栓体と弁室との摺動部の摺動条
件が変化しない。つまり、従来のガスコックのようにテ
ーパ状の栓体(閉子)をテーパ状の凹陥部(閉子収容
部)に一定の付勢力によって押込む形式のように、栓体
がこれの収容部に食い込むような不都合が生じない。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有す
る。
ガス栓(1)全体がケーシング(2)およびこれに連
設したスカート部(21)によって包囲されるから、外部
からの衝撃力が加わることがなく、ガス栓(1)を確実
に保護できる。
ガス栓(1)の栓体とシリンダとの圧入度合が変化し
ないから、直射日光の照射が繰り返される条件下で使用
されても、栓体の操作性が良好に維持される。また、ケ
ーシング(2)によって前記栓体を収容するガス栓本体
(10)が包囲されているから、直射日光による熱的悪影
響も防止されるものとなり、この点でも、ガス栓の操作
性が長期に亙って安定する。
また、スカート部(21)とケーシング(2)との境界
の区画壁をホースエンド(11)が貫通する態様であるか
ら、ガス栓本体が確実に保護されたものとなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第6図に基いて説
明する。
この実施例では、ガス栓(1)内のガス回路を開閉す
る栓体(14)をホースエンド(11)に連設したシリンダ
(15)内に収容し、このシリンダ(15)の頂壁と前記栓
体(14)との間にバネを介装してこの栓体(14)を閉方
向に付勢している。
前記シリンダ(15)はガス入口部(12)と連通させ且
下方に開放する空室(16)内に収容しているが、このシ
リンダ(15)には、側方に開口部(17)が開口し、ガス
入口部(12)とは水平方向の流路を介して連通してい
る。
前記ガス入口部(12)と空室(16)との間の流路には
過流出防止弁(3)が収容され、この過流出防止弁
(3)のリセット軸(31)がアクチェータ(32)と対向
している。このアクチェータ(32)は、栓体(14)に具
備させた爪部(18)と対応する。すなわち、栓体(14)
は開弁位置から閉弁位置への移動区間において前記爪部
(18)が一時的にアクチェータ(32)を一定ストローク
押込むようになっているのである。
次に、ケーシング(2)は、背面枠部(22)を取付け
板(20)の周辺部にネジ止めするようになっており、こ
の背面枠部(22)は、第3図に示すように大略矩形状に
構成されている。この背面枠部(22)と取付け板(20)
とのネジ止めを可能にするため、取付け板(20)の周辺
は、壁面(W)の表面から一定の間隔を有するように隆
起しており、この隆起平面部にネジ止め用のネジ孔(2
3)(23)が形成されている。又、背面枠部(22)のネ
ジ貫通孔部は他の部分に比べて厚肉に設定されている。
取付け板(20)を壁面(W)に取付けるために、この
実施例では、中央で折畳めるようになった略C字状の当
て板(4)が用いられる。この当て板は、第6図に示す
ように円弧状の板状半体(41)(41)をその一端で回動
自在に連結した構成であり、前記板状半体(41)(41)
相互は一様な平面内で一定角度揺動できる。
取付け板(20)と前記当て板(4)とは、取付けネジ
(42)(42)によって壁面(W)を挟持する態様で固定
されるが、この固定に先立って、前記当て板(4)を壁
面(W)に形成した開口(H)から壁面(W)内に挿入
する必要がある。そこで、この実施例の取付け板(20)
には、ガス入口部(12)を挿通させる開口(24)の周縁
に一方の取付けネジ(42)を貫通させる透孔(25)と、
他方の取付けネジ(42)を貫通させ且開口(24)内に連
通する切欠(26)とを具備させる構成としてあり、第4
図に示すように、前記透孔(25)と切欠(26)に挿通さ
せた取付けネジ(42)(42)を用いて当て板(4)を取
付け板(20)に仮止めし、この状態で一方の取付けネジ
(42)を切欠(26)から脱出させて当て板(4)を折畳
むと、同図のように、当て板(4)の板状半体(41)
(41)の中程相互間間隔つまり当て板(4)の横幅が開
口(H)の幅よりも小さくなって、第5図のように、開
口(H)から前記当て板(4)が挿入可能となる。
この当て板(4)の挿入後に板状半体(41)(41)を
初期状態に復帰させると、全体の外径が開口(H)より
大きくなり、この状態で取付けネジ(42)をねじ込むと
第1図のように壁面(W)が取付け板(20)と当て板
(4)とによって挟持されて取付け板(20)が壁面
(W)に取付けられる。
壁面(W)内の可撓配管とガス栓(1)のガス入口部
(12)とを接続して前記取付け板(20)にガス栓(1)
のフランジ(F)をネジ止めすると、ガス栓(1)が壁
面(W)に取付けられ且壁面(W)内の配管と接続され
ることとなる。その後、ケーシング(2)を取付け板
(20)の周縁のネジ孔(23)ネジ孔(23)を用いてネジ
止めすると、ガス栓(1)がケーシング(2)によって
包囲された状態となる。このとき、スカート部(21)の
基端部を繋ぐ壁面には透孔(27)が形成されているか
ら、ホースエンド(11)を前記透孔(27)に挿入するよ
うにして壁面(W)に沿わせ、その後で、取付け板(2
0)にネジ止めすると第1図のようにガス栓(1)がケ
ーシング(2)によって所定の状態に包囲されることと
なる。
尚、この実施例では、背面枠部(22)は弾性材料から
なるスペーサ(S)を介して壁面(W)の表面と対接る
ようになっているとともに、このスペーサ(S)は、取
付け板(20)の外周を包囲するように配設されているか
ら、雨水等がケーシング(2)内又は取付け板(20)と
壁面(W)との間に侵入する不都合が防止される。ここ
で前記スペーサ(S)は、第1図に示すようにケーシン
グ(2)の背面周縁と嵌合する断面に構成され且つケー
シング(2)の背面輪郭と一致するように構成された環
状体である。
このスペーサ(S)の構成材料としては、ゴムや発泡
弾性樹脂等弾性に富む特性のある樹脂が採用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図,第2図はその底面図,
第3図はケーシング(2)の背面図,第4図は取付け板
(20)と当て板(4)の関係を示す正面図,第5図はそ
の側面図,第6図は当て板(4)の正面図,であり、図
中, (1)……ガス栓 (11)……ホースエンド (13)……ホースエンド連設部 (12)……ガス入口部 (10)……ガス栓本体 (14)……栓体 (15)……シリンダ (F)……フランジ (W)……壁面 (20)……取付け板 (21)……スカート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−54382(JP,U) 実開 昭51−130938(JP,U) 実開 昭56−104683(JP,U) 実公 昭58−22461(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス栓(1)を、ホースエンド連設部(1
    3)が下方に屈曲し且ガス入口部(12)が水平方向に向
    くガス栓本体(10)と、前記ホースエンド連設部に取り
    つけられるホースエンド(11)とから構成するととも
    に、このガス栓(1)を前記ホースエンドへのガス接続
    用のソケットの接続、取外しにより栓体がシリンダ内で
    軸線方向に摺動してガス回路を開閉する形式のガス栓と
    し、ガス栓本体(10)のガス入口部(12)の近傍から張
    出させたフランジ(F)を壁面(W)に固定すると共
    に、前記ガス栓本体部(10)をケーシング(2)によっ
    て包囲すると共にケーシング(2)の背面部を壁面
    (W)に固定し、前記ケーシング(2)に、ホースエン
    ド連設部(13)の先端側の一部及びホースエンド(11)
    の外周域を包囲するスカート部(21)を具備させ、この
    スカート部(21)の下端部をホースエンド(11)の下端
    に略一致するようにし、前記スカート部(21)とケーシ
    ング(2)との境界の隔壁を前記ホースエンド連設部
    (13)が貫通する構成とした屋外設置型ガス栓。
JP1989141284U 1989-12-05 1989-12-05 屋外設置型ガス栓 Expired - Lifetime JPH087184Y2 (ja)

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JPH0380179U JPH0380179U (ja) 1991-08-16
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