JPH0871501A - 塗膜構造 - Google Patents

塗膜構造

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JPH0871501A
JPH0871501A JP21344494A JP21344494A JPH0871501A JP H0871501 A JPH0871501 A JP H0871501A JP 21344494 A JP21344494 A JP 21344494A JP 21344494 A JP21344494 A JP 21344494A JP H0871501 A JPH0871501 A JP H0871501A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色むらの抑圧と深み感の維持とを両立させた
塗膜構造を提供する。 【構成】 着色染料を含有するカラーベース層1上に、
着色染料を含有するカラークリヤ層2を形成する。上記
カラーベース層1が着色顔料3を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体の上塗り塗
装等に適用して好適な高意匠性を有する塗膜構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車車体の上塗り塗膜におい
ては、着色顔料を含有するカラーベース層上に、クリヤ
層を塗布しているが、入射光の透過吸収に起因するいわ
ゆる「深み感」を得るために、上記カラーベース層中の
着色顔料と同系色の着色染料をクリヤ層中に含有させる
ことが行われている(例えば特開平4−94774号公
報参照)。なお、上記「深み感」は、塗色の彩度と明度
とに関係することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常の自動
車車体の量産ラインの塗装工程においては、トップコー
ト層であるクリヤ層の膜厚が30〜80μの範囲で変動
するのを免れず、したがって、「深み感」を得るために
クリヤ層に着色染料を含有させてカラークリヤ層とした
場合、このカラークリヤ層の膜厚変動により、濃淡の色
むらが生じるという問題があった。
【0004】この色むらは、カラークリヤ層の膜厚変動
に加え、カラークリヤ層中の染料濃度にも強い影響を受
ける。すなわち、カラークリヤ層中の染料濃度が高けれ
ば、僅かな膜厚変動でも色むらが感知でき、染料濃度が
低ければ、多少の膜厚変動があっても、色むらは人間の
感知し得ないレベルとなる。例えば、深み感を得るため
にクリヤ層中に0.5重量%の染料を含有させたカラー
クリヤ層では色むらが生じても、染料含有量を0.25
重量%に低減すれば色むらは生じないことが判明してい
る。
【0005】しかしながら、カラークリヤ層中の染料含
有量を0.25重量%まで低下させると、色むらの問題
は解消する代わりに、深み感をもたらす光の選択吸収効
果も低下するため、目的とする深み感が得られなくなる
という問題を生じる。
【0006】上述の事情に鑑み、本発明は、互いに相反
する性質を有する色むらの抑圧と深み感の維持とを両立
させた塗膜構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
塗膜構造は、図1に示すように、着色染料を含有するカ
ラーベース層1と、該カラーベース層1上に形成され、
着色染料を含有するカラークリヤ層2とを有することを
特徴とするものである。そして、請求項2の発明に係わ
る塗膜構造は、請求項1の構成に加えて、上記カラーベ
ース層2が着色顔料3を含有していることを特徴とす
る。
【0008】その場合に、本発明者等の実験の結果、上
記カラーベース層1中の染料濃度をx軸に、上記カラー
クリヤ層2中の染料濃度をy軸にとった図2に示すよう
な直交座標面上において、深み感の有無の境界を表す第
1の深み感評価曲線A1が、原点側に向かって凸な曲線
で近似され、深み感の大小の境界を表す第2の深み感評
価曲線A2が、上記第1の深み感評価曲線A1よりも原
点から離れた側に位置し、かつ該第1の深み感評価曲線
A1にほぼ相似する曲線で近似されることを見出だし
た。
【0009】一方、上記座標面上において、色むらの大
小の境界を表す第1の色むら評価曲線B1が、緩やかな
右下がり曲線で近似され、色むらの有無の境界を表す第
2の色むら評価曲線B2が、上記第1の色むら評価曲線
B1よりも原点側に位置し、かつ該第1の色むら評価曲
線B1にほぼ相似する曲線で近似され、しかも第1およ
び第2の深み感評価曲線A1,A2と、第1および第2
の色むら評価曲線B1,B2との間に複数の閉領域が形
成されることを見出だした。
【0010】そこで、請求項3の発明に係わる塗膜構造
は、請求項1または2の構成において、上記第1および
第2の深み感評価曲線A1,A2のいずれか一方と、上
記第1および第2の色むら評価曲線B1,B2のいずれ
か一方とによって形成される閉領域内に、上記カラーベ
ース層1中の染料濃度と上記カラークリヤ層2中の染料
濃度とが設定されてなることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明の1つの態様によれば、上
記染料濃度を重量%で表すとき、上記深み感の有無の境
界を表す第1の深み感評価曲線A1と、色むらの大小の
境界を表す第1の色むら評価曲線B1とが、xy座標
(0,0.30)近傍の点P1およびxy座標(0.4
2,0.04)の近傍の点Q1 の2点で交差して、該評
価両曲線A1,B1が、上記カラーベース層1中の染料
濃度が0〜0.42重量%の範囲内にあり、かつ上記カ
ラークリヤ層2中の染料濃度が0.04〜0.30重量
%の範囲内にあることを示す第1の閉領域S1を形成し
ており、該第1の閉領域S1内に、上記カラーベース層
1中の染料濃度と上記カラークリヤ層2中の染料濃度と
が設定されている。
【0012】請求項3の発明の最も好ましい態様によれ
ば、上記染料濃度を重量%で表すとき、上記深み感の大
小の境界を表す第2の深み感評価曲線A2と、色むらの
有無の境界を表す第2の色むら評価曲線B2とが、xy
座標(0.03,0.22)近傍の点P2 およびxy座
標(0.24,0.08)近傍の点Q2 の2点で交差し
て、該両評価曲線A2,B2が、上記カラーベース層1
中の染料濃度がほぼ0.03〜0.24重量%の範囲内
にあり、かつ上記カラークリヤ層2中の染料濃度がほぼ
0.08〜0.22重量%の範囲内にあることを示す第
2の閉領域S2を上記第1の閉領域S1内に形成してお
り、該第2の閉領域S2内に、上記カラーベース層1中
の染料濃度と上記カラークリヤ層2中の染料濃度とが設
定されている。
【0013】
【作用および発明の効果】請求項1の発明に係わる塗膜
構造は、図1に示すように、着色染料を含有するカラー
ベース層1と、該カラーベース層1上に形成され、着色
染料を含有するカラークリヤ層2とを有するものである
から、入射光の透過吸収に起因する「深み感」付与のた
めの染料をトータルで必要量含有でき、かつ着色染料を
含有するカラークリヤ層2の膜厚変化に伴う塗膜色の変
化、すなわち色むらを最小限に抑えることができる。
以下、その理由について説明すると、図3は、カラーベ
ース層11中には着色顔料3のみで着色染料を含有せ
ず、クリヤ層中にのみ着色染料を含有させてカラークリ
ヤ層2とした従来の上塗り塗膜構造を示すものである。
図3の左方部は、カラークリヤ層2の膜厚が薄い部分に
おいて、カラークリヤ層2に入射した光がカラーベース
層11内の顔料3で反射してカラークリヤ層2から出射
する状態を示し、図3の右方部は、カラークリヤ層2の
膜厚が厚い部分において、カラークリヤ層2に入射した
光がカラーベース層11中の顔料3で反射してカラーク
リヤ層2から出射する状態を示す。そして、光はカラー
クリヤ層2中の着色染料による2度に亘る吸収作用で減
衰を受けるが、いま、カラークリヤ層2の膜厚が薄い部
分と厚い部分との比を1:1.5とすれば、膜厚が厚い
部分における光の減衰量と膜厚が薄い部分における光の
減衰量との比は、減衰を受ける光路長の比、すなわち、
(1.5+1.5):(1+1)=1.5:1となり、
これが色むらを生じる原因となる。
【0014】これに対して、請求項1の発明では、図1
に示すように、カラーベース層1中に着色染料を含有さ
せているから、光はカラーベース層1中の染料による2
度に亘る吸収作用によっても減衰を受ける。いま、カラ
ーベース層1内の光路長をカラークリヤ層2内の光路長
と等しいと仮定すれば、膜厚が厚い部分における光の減
衰量と膜厚が薄い部分における光の減衰量との比は、
(1.5+1+1+1.5):(1+1+1+1)=
5:4=1.25:1となり、図3に比較して、色むら
が減少すること明らかである。
【0015】なお、カラーベース層1中に着色顔料3が
含まれていない場合は、光はカラーベース層1よりも下
層の層に含まれる着色顔料で反射することになり、上記
と同様の効果が生じるが、請求項2の発明のように、カ
ラーベース層1が着色顔料3を含有することにより、染
料の隠蔽力不足を有効に補うことができる。
【0016】請求項3の発明では、深み感の有無および
大小の境界をそれぞれ表す第1および第2の深み感評価
曲線A1,A2のいずれか一方と、色むらの大小および
有無の境界をそれぞれ表す第1および第2の色むら評価
曲線B1,B2のいずれか一方とによって、図2に示す
ように、4つの閉領域が形成されるが、最も広い閉領域
は、深み感の有無の境界を表す第1の深み感評価曲線A
1と色むらの大小の境界を表す第1の色むら評価曲線B
1とによって形成される閉領域S1であり、カラーベー
ス層1中の染料濃度とカラークリヤ層2中の染料濃度と
を上記閉領域S1内に設定すれば、深み感があり、かつ
色むらの少ない塗膜構造が保証されることになる。
【0017】最も狭い閉領域は、深み感の大小の境界を
表す第2の深み感評価曲線A2と色むらの有無の境界を
表す第2の色むら評価曲線B2とによって上記閉領域S
1内に形成される閉領域S2であり、カラーベース層1
中の染料濃度とカラークリヤ層2中の染料濃度とを上記
閉領域S2内に設定すれば、深み感が大きく、かつ色む
らの無い極めて優れた塗膜構造が保証されることにな
る。
【0018】また、深み感の有無の境界を表す第1の深
み感評価曲線A1と色むらの有無の境界を表す第2の色
むら評価曲線B2とによって形成される閉領域内に、カ
ラーベース層1中の染料濃度とカラークリヤ層2中の染
料濃度とを設定すれば、深み感があり、かつ色むらのな
い塗膜構造が保証され、さらに、深み感の大小の境界を
表す第2の深み感評価曲線A2と色むらの大小の境界を
表す第1の色むら評価曲線B1とによって形成される閉
領域内に、カラーベース層1中の染料濃度とカラークリ
ヤ層2中の染料濃度とを設定すれば、深み感が大で、か
つ色むらの少ない塗膜構造が保証されることになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0020】図4は、カラーベース層1中の染料濃度と
カラークリヤ層2中の染料濃度との関係を示す図2の具
体的例を示し、染料濃度は重量%で表されている。
【0021】深み感評価および色むら評価は、下記に示
す青系塗料および赤系塗料のそれぞれについて、関係者
8名による目視評価によって行なった。
【0022】[青系塗料] カラーベース層形成用塗料:日本ペイント(株)製アク
リルメラミン樹脂 OTO-5525 インフィニットブル−に日
本ペイント(株)製黒色染料DBK-02を0〜0.5重量%
混入したもの カラークリヤ層形成用塗料:日本ペイント(株)製アク
リルメラミン樹脂 OTO-5563 クリヤーに日本ペイント
(株)製黒色染料DBK-02を0〜0.5重量%混入したも
の。
【0023】[赤系塗料] カラーベース層形成用塗料:日本ペイント(株)製アク
リルメラミン樹脂 OTO-5525 パッションローズマイカに
日本ペイント(株)製橙色染料DOR-01を0〜0.5重量
%混入したもの カラークリヤ層形成用塗料:日本ペイント(株)製アク
リルメラミン樹脂 OTO-5563 クリヤーに日本ペイント
(株)製橙色染料DOR-01を0〜0.5重量%混入したも
の。
【0024】深み感の有無および大小の境界をそれぞれ
表す第1および第2の深み感評価曲線A1,A2と、色
むらの大小および有無の境界をそれぞれ表す第1および
第2の色むら評価曲線B1,B2とは、上記青系塗料に
ついて染料濃度を変えた各サンプルについて8名の評価
者が下記の表1および表2により評価点を付け、その平
均点を算出した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】なお、上記赤系塗料に関してもほぼ同様の
結果が得られた。
【0028】上記表1に基づいて算出した深み感の有無
および大小の境界ならびに上記表2に基づいて算出した
色むらの大小および有無の境界はそれぞれ下記の通りで
ある。
【0029】深み感無し:1.5点未満 深み感有り:1.5点以上 深み感小 :1.5点以上、3.5点未満 深み感大 :3.5点以上 色むら大 :3.5点以上 色むら小 :3.5点未満、1.5点以上 色むら有り:1.5点以上 色むら無し:1.5点未満 図4に示す各曲線は下記の式によってそれぞれ近似され
る。
【0030】深み感評価曲線A1: y=0.26e
-45X+0.04 深み感評価曲線A2: y=0.42e-45X+0.0
8 色むら評価曲線B1: y=0.33e-5X 色むら評価曲線B1: y=0.25e-5X 図4においては、深み感の有無の境界を表す第1の深み
感評価曲線A1と、色むらの大小の境界を表す第1の色
むら評価曲線B1とが、xy座標(0,0.30)近傍
の点P1 およびxy座標(0.42,0.04)の近傍
の点Q1 の2点で交差して、該評価両曲線A1,B1
が、上記カラーベース層1中の染料濃度が0〜0.42
重量%の範囲内にあり、かつ上記カラークリヤ層2中の
染料濃度が0.04〜0.30重量%の範囲内にあるこ
とを示す第1の閉領域S1を形成しており、該第1の閉
領域S1内に、上記カラーベース層1中の染料濃度と上
記カラークリヤ層2中の染料濃度とを設定することによ
り、深み感があり、かつ色むらの少ない塗膜構造が得ら
れた。
【0031】また、図4においては、深み感の大小の境
界を表す第2の深み感評価曲線A2と、色むらの有無の
境界を表す第2の色むら評価曲線B2とが、xy座標
(0.03,0.22)近傍の点P2 およびxy座標
(0.24,0.08)近傍の点Q2 の2点で交差し
て、該両評価曲線A2,B2が、上記カラーベース層1
中の染料濃度がほぼ0.03〜0.24重量%の範囲内
にあり、かつ上記カラークリヤ層2中の染料濃度がほぼ
0.08〜0.22重量%の範囲内にあることを示す第
2の閉領域S2を上記第1の閉領域S1内に形成してお
り、該第2の閉領域S2内に、上記カラーベース層1中
の染料濃度と上記カラークリヤ層2中の染料濃度とを設
定することにより、深み感が大で、かつ色むらの無い塗
膜構造が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる塗膜構造を示す断面図
【図2】カラーベース層中の染料濃度とカラークリヤ層
中の染料濃度との関係を示す特性図
【図3】従来の塗膜構造を示す断面図
【図4】図2の具体例を示す特性図
【符号の説明】
1,11 カラーベース層 2 カラークリヤ層 3 着色顔料

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色染料を含有するカラーベース層と、
    該カラーベース層上に形成され、着色染料を含有するカ
    ラークリヤ層とを有することを特徴とする塗膜構造。
  2. 【請求項2】 上記カラーベース層が着色顔料を含有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の塗膜構造。
  3. 【請求項3】 上記カラーベース層中の染料濃度をx軸
    に、上記カラークリヤ層中の染料濃度をy軸にとった直
    交座標面上において、原点側に向かって凸な曲線で近似
    されて深み感の有無および大小の境界をそれぞれ表す第
    1および第2の深み感評価曲線A1,A2のいずれか一
    方と、緩やかな右下がり曲線で近似されて色むらの大小
    および有無の境界をそれぞれ表す第1および第2の色む
    ら評価曲線B1,B2のいずれか一方とによって形成さ
    れる閉領域内に、上記カラーベース層中の染料濃度と上
    記カラークリヤ層中の染料濃度とが設定されてなること
    を特徴とする請求項1または2に記載の塗膜構造。
  4. 【請求項4】 上記染料濃度を重量%で表すとき、上記
    深み感の有無の境界を表す第1の深み感評価曲線A1
    と、色むらの大小の境界を表す第1の色むら評価曲線B
    1とが、xy座標(0,0.30)近傍の点P1 および
    xy座標(0.42,0.04)近傍の点Q1 の2点で
    交差して、該両評価曲線A1,B1が、上記カラーベー
    ス層中の染料濃度がほぼ0〜0.42重量%の範囲内に
    あり、かつ上記カラークリヤ層中の染料濃度がほぼ0.
    04〜0.30重量%の範囲内にあることを示す第1の
    閉領域S1を形成しており、該第1の閉領域S1内に、
    上記カラーベース層中の染料濃度と上記カラークリヤ層
    中の染料濃度とが設定されていることを特徴とする請求
    項3に記載の塗膜構造。
  5. 【請求項5】 上記染料濃度を重量%で表すとき、上記
    深み感の大小の境界を表す第2の深み感評価曲線A2
    と、色むらの有無の境界を表す第2の色むら評価曲線B
    2とが、xy座標(0.03,0.22)近傍の点P2
    およびxy座標(0.24,0.08)近傍の点Q2
    2点で交差して、該両評価曲線A2,B2が、上記カラ
    ーベース層中の染料濃度がほぼ0.03〜0.24重量
    %の範囲内にあり、かつ上記カラークリヤ層中の染料濃
    度がほぼ0.08〜0.22重量%の範囲内にあること
    を示す第2の閉領域S2を上記第1の閉領域S1内に形
    成しており、該第2の閉領域S2内に、上記カラーベー
    ス層中の染料濃度と上記カラークリヤ層中の染料濃度と
    が設定されていることを特徴とする請求項3に記載の塗
    膜構造。
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