JPH0871388A - 酸素飽和溶液製造装置 - Google Patents
酸素飽和溶液製造装置Info
- Publication number
- JPH0871388A JPH0871388A JP24578594A JP24578594A JPH0871388A JP H0871388 A JPH0871388 A JP H0871388A JP 24578594 A JP24578594 A JP 24578594A JP 24578594 A JP24578594 A JP 24578594A JP H0871388 A JPH0871388 A JP H0871388A
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- Japan
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- pipe
- air
- water
- suction
- air mixing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸排パイプ1に吸い上げられた水に有効に空
気を混合し、一層溶存酸素濃度の高い酸素飽和溶液を製
造し得る装置を提供することを目的とする。 【構成】 揚水装置を備えた吸排パイプ1より構成され
る酸素飽和溶液製造装置において、下面を開口し周壁に
無数の孔4を穿設した空気混合用パイプ5を、前記吸排
パイプ1の口端部に内装して前記空気混合用パイプ5の
下面開口部を排水口7と成し、前記空気混合用パイプ5
には吸気パイプ6を連通して取り付け、該吸気パイプ6
は前記吸排パイプ1の周壁を気密に貫通して外部に導出
し外端を開口することにより、前記空気混合用パイプ5
内で、前記吸気パイプ6より吸い込まれた空気と前記吸
排パイプ1から送り込まれた水を混合して吸い込まれた
空気中の酸素を水に溶解せしめ、この酸素飽和溶液を前
記空気混合用パイプ5の下面開口部から排水可能に構成
したことを特徴とする。
気を混合し、一層溶存酸素濃度の高い酸素飽和溶液を製
造し得る装置を提供することを目的とする。 【構成】 揚水装置を備えた吸排パイプ1より構成され
る酸素飽和溶液製造装置において、下面を開口し周壁に
無数の孔4を穿設した空気混合用パイプ5を、前記吸排
パイプ1の口端部に内装して前記空気混合用パイプ5の
下面開口部を排水口7と成し、前記空気混合用パイプ5
には吸気パイプ6を連通して取り付け、該吸気パイプ6
は前記吸排パイプ1の周壁を気密に貫通して外部に導出
し外端を開口することにより、前記空気混合用パイプ5
内で、前記吸気パイプ6より吸い込まれた空気と前記吸
排パイプ1から送り込まれた水を混合して吸い込まれた
空気中の酸素を水に溶解せしめ、この酸素飽和溶液を前
記空気混合用パイプ5の下面開口部から排水可能に構成
したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶存酸素濃度の高い水
を必要とする、例えば水耕栽培用水、養殖用水等の農水
産業用水を製造するための酸素飽和溶液製造装置に関す
る。
を必要とする、例えば水耕栽培用水、養殖用水等の農水
産業用水を製造するための酸素飽和溶液製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】農水産業用水の溶存酸素濃度の向上のた
めに給気が行われているが、従来この種の酸素飽和溶液
製造装置はエアーコンプレッサー式のものや、図3に示
すように吸排パイプ1の吸水口2の近傍に揚水ポンプ3
を備え、この吸水口2を水槽8内に入れ、排水口9は水
槽8の水面より、僅かばかり上方に位置するように配置
し、吸水口2より吸い上げた水を排水口9より水面に落
下し、この落下の際における跳ね返り水等の動く水が空
気と接触することにより、水槽8内の水の溶存酸素濃度
を高くしようとしたものが存在する。
めに給気が行われているが、従来この種の酸素飽和溶液
製造装置はエアーコンプレッサー式のものや、図3に示
すように吸排パイプ1の吸水口2の近傍に揚水ポンプ3
を備え、この吸水口2を水槽8内に入れ、排水口9は水
槽8の水面より、僅かばかり上方に位置するように配置
し、吸水口2より吸い上げた水を排水口9より水面に落
下し、この落下の際における跳ね返り水等の動く水が空
気と接触することにより、水槽8内の水の溶存酸素濃度
を高くしようとしたものが存在する。
【0003】又、図4に示すようにパイプ1の内壁に内
方に突出する片10を交互に形成し、水の流路を蛇行す
るように変化せしめて、水と空気との接触面を大にし、
酸素の溶存濃度を高めようとしたものも提案されてい
る。
方に突出する片10を交互に形成し、水の流路を蛇行す
るように変化せしめて、水と空気との接触面を大にし、
酸素の溶存濃度を高めようとしたものも提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の技術で述べたもののうち、エアーコンプレッサー式の
ものは構造が複雑なため高コスト化し、経済性に欠ける
という問題点があった。
の技術で述べたもののうち、エアーコンプレッサー式の
ものは構造が複雑なため高コスト化し、経済性に欠ける
という問題点があった。
【0005】又、図3及び図4に示されるものについて
は、水と空気との接触面積が小さく、酸素飽和水の製造
効率が低いという問題点があった。
は、水と空気との接触面積が小さく、酸素飽和水の製造
効率が低いという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、前記従来の欠点を除去
するために、吸排パイプの排水口側端に周壁に無数の孔
を穿設した空気混合用パイプを該空気混合用パイプの外
端のみが開口するように内装することにより、吸排パイ
プに吸い上げられた水に有効に空気を混合し、一層溶存
酸素濃度の高い酸素飽和溶液を製造し得る装置を提供す
ることを目的とする。
するために、吸排パイプの排水口側端に周壁に無数の孔
を穿設した空気混合用パイプを該空気混合用パイプの外
端のみが開口するように内装することにより、吸排パイ
プに吸い上げられた水に有効に空気を混合し、一層溶存
酸素濃度の高い酸素飽和溶液を製造し得る装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、揚水装置を備えた吸排パイプより構成され
る酸素飽和溶液製造装置において、下面を開口し周壁に
無数の孔を穿設した空気混合用パイプを、前記吸排パイ
プの口端部に内装して前記空気混合用パイプの下面開口
部を排水口と成し、前記空気混合用パイプには吸気パイ
プを連通して取り付け、該吸気パイプは前記吸排パイプ
の周壁を気密に貫通して外部に導出し外端を開口するこ
とにより、前記空気混合用パイプ内で、前記吸気パイプ
より吸い込まれた空気と前記吸排パイプから送り込まれ
た水を混合して吸い込まれた空気中の酸素を水に溶解せ
しめ、この酸素飽和溶液を前記空気混合用パイプの下面
開口部から排水可能に形成している。
に本発明は、揚水装置を備えた吸排パイプより構成され
る酸素飽和溶液製造装置において、下面を開口し周壁に
無数の孔を穿設した空気混合用パイプを、前記吸排パイ
プの口端部に内装して前記空気混合用パイプの下面開口
部を排水口と成し、前記空気混合用パイプには吸気パイ
プを連通して取り付け、該吸気パイプは前記吸排パイプ
の周壁を気密に貫通して外部に導出し外端を開口するこ
とにより、前記空気混合用パイプ内で、前記吸気パイプ
より吸い込まれた空気と前記吸排パイプから送り込まれ
た水を混合して吸い込まれた空気中の酸素を水に溶解せ
しめ、この酸素飽和溶液を前記空気混合用パイプの下面
開口部から排水可能に形成している。
【0008】
【作用】本発明酸素飽和溶液製造装置は、水中に吸水口
を入れ、揚水装置の揚水作用により吸排パイプ内に吸い
上げられた水を空気混合用パイプの下面開口部より排水
して使用するものである。
を入れ、揚水装置の揚水作用により吸排パイプ内に吸い
上げられた水を空気混合用パイプの下面開口部より排水
して使用するものである。
【0009】空気混合用パイプ中空部と吸排パイプ中空
部は、空気混合用パイプ周壁の孔のみにより連通し、吸
排パイプの一方は閉口しているので、揚水装置により吸
い上げられた水は、揚水装置による水圧により孔を通っ
て空気混合用パイプ内に入る。
部は、空気混合用パイプ周壁の孔のみにより連通し、吸
排パイプの一方は閉口しているので、揚水装置により吸
い上げられた水は、揚水装置による水圧により孔を通っ
て空気混合用パイプ内に入る。
【0010】空気混合用パイプ内を落下する水の吸引力
により吸気パイプを導入路として空気が空気混合用パイ
プ内に入り、水と混合して空気中の酸素を水に溶解せし
める働きをなす。
により吸気パイプを導入路として空気が空気混合用パイ
プ内に入り、水と混合して空気中の酸素を水に溶解せし
める働きをなす。
【0011】
【実施例】以下、図を参照にして本発明の好適な実施例
について説明する。
について説明する。
【0012】吸排パイプ1の一端を開口して吸水口2と
なし、該吸水口2の近傍に揚水ポンプ3を設けている。
吸排パイプ1の他端は閉口し、この他端に孔4を周囲に
穿設した空気混合用パイプ5を内装している。孔4は、
その径の大小は不問であるが、約1mm程度であること
が好ましい。空気混合用パイプ5の上端開口部に吸気パ
イプ6を連通して取着し、該吸気パイプ6は吸排パイプ
1の周壁を気密に貫通して外部に導出し、外部にて外端
を開口している。空気混合用パイプ5の下端は開口して
排水口7を形成し、下端縁は吸排パイプ1と連設されて
いる。
なし、該吸水口2の近傍に揚水ポンプ3を設けている。
吸排パイプ1の他端は閉口し、この他端に孔4を周囲に
穿設した空気混合用パイプ5を内装している。孔4は、
その径の大小は不問であるが、約1mm程度であること
が好ましい。空気混合用パイプ5の上端開口部に吸気パ
イプ6を連通して取着し、該吸気パイプ6は吸排パイプ
1の周壁を気密に貫通して外部に導出し、外部にて外端
を開口している。空気混合用パイプ5の下端は開口して
排水口7を形成し、下端縁は吸排パイプ1と連設されて
いる。
【0013】次に、本実施例の作用について説明する。
揚水ポンプ3の作動により吸い上げられた水は、吸排パ
イプ1に送り込まれる。送り込まれた水は、水圧により
孔4を通って空気混合用パイプ5の内側中空部に入る。
空気混合用パイプ5の中空部に入った水は、その自重に
より落下しようとする。落下する際に排水される水と略
同容積量の空気が吸気パイプ6より空気混合用パイプ5
内に入り吸気された空気中の酸素が水に溶解し、空気混
合用パイプ5の下端開口部である排水口7より排水され
る。
揚水ポンプ3の作動により吸い上げられた水は、吸排パ
イプ1に送り込まれる。送り込まれた水は、水圧により
孔4を通って空気混合用パイプ5の内側中空部に入る。
空気混合用パイプ5の中空部に入った水は、その自重に
より落下しようとする。落下する際に排水される水と略
同容積量の空気が吸気パイプ6より空気混合用パイプ5
内に入り吸気された空気中の酸素が水に溶解し、空気混
合用パイプ5の下端開口部である排水口7より排水され
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は、吸排パイプの一端を空気混合
用パイプとの二重構造にし、空気混合用パイプの下面開
口部のみを排水口としているので、空気混合用パイプ内
に孔を通って勢いよく入った水と、吸気パイプから吸い
込まれた空気が空気混合用パイプ内で混合し、パイプ内
を通る水の全部が空気と接触するので、溶存酸素濃度の
高い水を製造し得るという効果がある。
用パイプとの二重構造にし、空気混合用パイプの下面開
口部のみを排水口としているので、空気混合用パイプ内
に孔を通って勢いよく入った水と、吸気パイプから吸い
込まれた空気が空気混合用パイプ内で混合し、パイプ内
を通る水の全部が空気と接触するので、溶存酸素濃度の
高い水を製造し得るという効果がある。
【0015】又、構造が簡単で、揚水ポンプ以外に電力
を消費しないので、経済的であるという効果がある。
を消費しないので、経済的であるという効果がある。
【図1】本発明の内部機構を示す説明図である。
【図2】使用状態を示す説明図である。
【図3】従来例の使用状態を示す説明図である。
【図4】従来例の排水口近傍の構造を示す説明図であ
る。
る。
1 吸排パイプ 3 揚水ポンプ 4 孔 5 空気混合用パイプ 6 吸気パイプ 7 排水口
Claims (1)
- 【請求項1】 揚水装置を備えた吸排パイプ1より構成
される酸素飽和溶液製造装置において、下面を開口し周
壁に無数の孔4を穿設した空気混合用パイプ5を、前記
吸排パイプ1の口端部に内装して前記空気混合用パイプ
5の下面開口部を排水口7と成し、前記空気混合用パイ
プ5には吸気パイプ6を連通して取り付け、該吸気パイ
プ6は前記吸排パイプ1の周壁を気密に貫通して外部に
導出し外端を開口することにより、前記空気混合用パイ
プ5内で、前記吸気パイプ6より吸い込まれた空気と前
記吸排パイプ1から送り込まれた水を混合して吸い込ま
れた空気中の酸素を水に溶解せしめ、この酸素飽和溶液
を前記空気混合用パイプ5の下面開口部から排水可能に
構成したことを特徴とする酸素飽和溶液製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24578594A JPH0871388A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 酸素飽和溶液製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24578594A JPH0871388A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 酸素飽和溶液製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0871388A true JPH0871388A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=17138797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24578594A Pending JPH0871388A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 酸素飽和溶液製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0871388A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008237996A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Nakata Coating Co Ltd | 微細気泡発生装置及びそれを用いた洗浄装置、シャワリング装置、生簀 |
JP2008237995A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Nakata Coating Co Ltd | 微細気泡発生装置及びそれを用いた洗浄装置、シャワリング装置、生簀 |
JPWO2008038763A1 (ja) * | 2006-09-28 | 2010-01-28 | 株式会社仲田コーティング | 旋回流生成装置、旋回流生成方法、及び気相発生装置、微細気泡発生装置、流体の混合装置、流体噴射ノズル |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP24578594A patent/JPH0871388A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2008038763A1 (ja) * | 2006-09-28 | 2010-01-28 | 株式会社仲田コーティング | 旋回流生成装置、旋回流生成方法、及び気相発生装置、微細気泡発生装置、流体の混合装置、流体噴射ノズル |
JP4981057B2 (ja) * | 2006-09-28 | 2012-07-18 | 株式会社仲田コーティング | 旋回流生成装置及び旋回流生成方法 |
JP2008237996A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Nakata Coating Co Ltd | 微細気泡発生装置及びそれを用いた洗浄装置、シャワリング装置、生簀 |
JP2008237995A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Nakata Coating Co Ltd | 微細気泡発生装置及びそれを用いた洗浄装置、シャワリング装置、生簀 |
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