JPH087099A - 領域分割装置 - Google Patents
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- JPH087099A JPH087099A JP6133202A JP13320294A JPH087099A JP H087099 A JPH087099 A JP H087099A JP 6133202 A JP6133202 A JP 6133202A JP 13320294 A JP13320294 A JP 13320294A JP H087099 A JPH087099 A JP H087099A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】異なる種類の複数のセンサで取得された各画像
を同時に処理し、1つの領域分割画像を生成する。 【構成】標準偏差算出回路7-1,7-2は、フレームメモ
リ5-1,5-2に記憶されたデジタル画像データ6-1,6
-2を基に、それぞれ画像についての全画面の輝度標準偏
差8-1,8-2を算出する。分割しきい値決定回路9は、
この標準偏差8-1,8-2を基に分割しきい値10を算出
する。領域分割回路11は、各デジタル画像データ6-
1,6-2の8隣接画素の輝度値の差の絶対値がデジタル
画像データ6-1,6-2の両方ともそれぞれに対応する分
割しきい値10以内なら同一領域とし、それ以外は別領
域として領域領域分割画像データ12を生成し、同画像
データ12を領域分割メモリ13に格納する。
を同時に処理し、1つの領域分割画像を生成する。 【構成】標準偏差算出回路7-1,7-2は、フレームメモ
リ5-1,5-2に記憶されたデジタル画像データ6-1,6
-2を基に、それぞれ画像についての全画面の輝度標準偏
差8-1,8-2を算出する。分割しきい値決定回路9は、
この標準偏差8-1,8-2を基に分割しきい値10を算出
する。領域分割回路11は、各デジタル画像データ6-
1,6-2の8隣接画素の輝度値の差の絶対値がデジタル
画像データ6-1,6-2の両方ともそれぞれに対応する分
割しきい値10以内なら同一領域とし、それ以外は別領
域として領域領域分割画像データ12を生成し、同画像
データ12を領域分割メモリ13に格納する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リモートセンシン
グ、画像理解等の前処理として使用される画像内の構成
物を単位とする領域に画像を分割するのに好適な領域分
割装置に関する。
グ、画像理解等の前処理として使用される画像内の構成
物を単位とする領域に画像を分割するのに好適な領域分
割装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の領域分割装置の構成の一
例を示す図である。図において、31は撮像装置、32
はアナログビデオ信号、33はA/D変換器(アナログ
/デジタル変換器)、34は第1のデジタル画像デー
タ、35はフレームメモリ、36は第2のデジタル画像
データ、37は分割しきい値決定回路、38は分割しき
い値データ、39は領域分割回路、40は領域分割画像
データ、41は領域分割画像メモリ、42は出力領域分
割画像データである。
例を示す図である。図において、31は撮像装置、32
はアナログビデオ信号、33はA/D変換器(アナログ
/デジタル変換器)、34は第1のデジタル画像デー
タ、35はフレームメモリ、36は第2のデジタル画像
データ、37は分割しきい値決定回路、38は分割しき
い値データ、39は領域分割回路、40は領域分割画像
データ、41は領域分割画像メモリ、42は出力領域分
割画像データである。
【0003】図4において、外界の画像が撮像装置31
によって撮像されることで、アナログのビデオ信号32
が得られる。この信号32は、A/D変換器33により
アナログ/デジタル変換され、第1のデジタル画像デー
タ34として出力される。以後、説明を簡単にするため
に図5に示すように正方形のデジタル画像入力として考
え、第1のデジタル画像データ34をF(X,Y)とし
て表記する。ここでXおよびYは1からNまでの自然数
であり、X座標およびY座標はそれぞれ画像の水平方向
および垂直下方向と定め、F(X,Y)の値は輝度に対
するLビットデータであるとする。
によって撮像されることで、アナログのビデオ信号32
が得られる。この信号32は、A/D変換器33により
アナログ/デジタル変換され、第1のデジタル画像デー
タ34として出力される。以後、説明を簡単にするため
に図5に示すように正方形のデジタル画像入力として考
え、第1のデジタル画像データ34をF(X,Y)とし
て表記する。ここでXおよびYは1からNまでの自然数
であり、X座標およびY座標はそれぞれ画像の水平方向
および垂直下方向と定め、F(X,Y)の値は輝度に対
するLビットデータであるとする。
【0004】F(X,Y)はフレームメモリ35に記憶
される。同時にこのF(X,Y)は分割しきい値決定回
路37に入力される。分割しきい値決定回路37はこの
F(X,Y)を基に全画面の輝度標準偏差σを求める。
ここで、F(X,Y)を第2のデジタル画像データ36
として表記する。
される。同時にこのF(X,Y)は分割しきい値決定回
路37に入力される。分割しきい値決定回路37はこの
F(X,Y)を基に全画面の輝度標準偏差σを求める。
ここで、F(X,Y)を第2のデジタル画像データ36
として表記する。
【0005】分割しきい値38は、kσ(k:定数)と
して出力され、領域分割回路39に入力される。領域分
割回路39では第2のデジタル画像データ36と分割し
きい値38を入力し、画像内の隣接する点の中で、その
輝度差の絶対値が分割しきい値38以内の点を統合して
領域を拡張していく。分割しきい値38より大きいと別
の領域とする。つまり、図5に示すような正方形のデジ
タル画像であれば、 |F(x,y)−F(i,j)|≦kσなら 同一領域 |F(x,y)−F(i,j)|>kσなら 別領域 となる。ただし(i,j)は(x,y)の隣接座標であ
る。
して出力され、領域分割回路39に入力される。領域分
割回路39では第2のデジタル画像データ36と分割し
きい値38を入力し、画像内の隣接する点の中で、その
輝度差の絶対値が分割しきい値38以内の点を統合して
領域を拡張していく。分割しきい値38より大きいと別
の領域とする。つまり、図5に示すような正方形のデジ
タル画像であれば、 |F(x,y)−F(i,j)|≦kσなら 同一領域 |F(x,y)−F(i,j)|>kσなら 別領域 となる。ただし(i,j)は(x,y)の隣接座標であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の領域分割装置で
は、単一の画像に対する領域分割しかできないため、例
えば、1つの外界シーンから種類の異なるセンサにより
得られた複数の画像(入力画像)に対する領域分割で
は、それぞれの画像に対して領域分割を行っていた。そ
の結果、同一シーンを種類の異なる複数のセンサで画像
取得した場合、センサ数と同じ数だけ領域分割画像がで
きてしまう。つまり、図6に示すように、4つの領域
(領域#A22,領域#B23,領域#C24,領域#
D25)からなる外界シーン21が種類の異なる2つの
センサで画像取得された場合、それぞれのセンサにより
取得された画像26-1,26-2に対してそれぞれ独立に
領域分割を行っていた。このため、1つの外界シーン2
1に対して、2分割された2つの領域分割画像27-1,
27-2が得られるが、元の外界シーン21の4つの領域
に分割された画像は得られない。
は、単一の画像に対する領域分割しかできないため、例
えば、1つの外界シーンから種類の異なるセンサにより
得られた複数の画像(入力画像)に対する領域分割で
は、それぞれの画像に対して領域分割を行っていた。そ
の結果、同一シーンを種類の異なる複数のセンサで画像
取得した場合、センサ数と同じ数だけ領域分割画像がで
きてしまう。つまり、図6に示すように、4つの領域
(領域#A22,領域#B23,領域#C24,領域#
D25)からなる外界シーン21が種類の異なる2つの
センサで画像取得された場合、それぞれのセンサにより
取得された画像26-1,26-2に対してそれぞれ独立に
領域分割を行っていた。このため、1つの外界シーン2
1に対して、2分割された2つの領域分割画像27-1,
27-2が得られるが、元の外界シーン21の4つの領域
に分割された画像は得られない。
【0007】このように各センサに依存した領域分割画
像が得られるため、実際のシーンとの対応付けが難しく
なるという問題があった。この発明はかかる問題点を解
決するためになされたもので、その目的は異なる種類の
センサで取得された複数の画像を同時に処理し、1つの
領域分割画像を生成する領域分割装置を提供することに
ある。
像が得られるため、実際のシーンとの対応付けが難しく
なるという問題があった。この発明はかかる問題点を解
決するためになされたもので、その目的は異なる種類の
センサで取得された複数の画像を同時に処理し、1つの
領域分割画像を生成する領域分割装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の種類
の異なるセンサでそれぞれ撮像された各アナログ画像の
各ビデオ信号をそれぞれA/D変換器でデジタル化し、
それぞれフレームメモリに一時記憶させた後に画像処理
して、画像内の構成物の領域に分割する領域分割装置で
あって、上記各フレームメモリに記憶された各デジタル
画像を基に、各画像それぞれについて全画面の輝度の標
準偏差を算出する標準偏差算出手段と、算出された各輝
度標準偏差を基に、上記各フレームメモリに記憶されて
いる各デジタル画像毎に領域分割の分割しきい値を決定
する分割しきい値決定手段と、決定された各分割しきい
値を、上記各フレームメモリに記憶されたそれぞれのデ
ジタル画像の隣接する画素間の輝度値の差の絶対値と比
較し、当該各絶対値がいずれも対応するデジタル画像の
分割しきい値以内であれば、その画素を同一領域として
統合し、それ以外は別領域にして1枚の領域分割画像を
生成する領域分割手段と、領域分割された上記領域分割
画像を記憶するための領域分割画像メモリとを設けた構
成としたことを特徴とする。
の異なるセンサでそれぞれ撮像された各アナログ画像の
各ビデオ信号をそれぞれA/D変換器でデジタル化し、
それぞれフレームメモリに一時記憶させた後に画像処理
して、画像内の構成物の領域に分割する領域分割装置で
あって、上記各フレームメモリに記憶された各デジタル
画像を基に、各画像それぞれについて全画面の輝度の標
準偏差を算出する標準偏差算出手段と、算出された各輝
度標準偏差を基に、上記各フレームメモリに記憶されて
いる各デジタル画像毎に領域分割の分割しきい値を決定
する分割しきい値決定手段と、決定された各分割しきい
値を、上記各フレームメモリに記憶されたそれぞれのデ
ジタル画像の隣接する画素間の輝度値の差の絶対値と比
較し、当該各絶対値がいずれも対応するデジタル画像の
分割しきい値以内であれば、その画素を同一領域として
統合し、それ以外は別領域にして1枚の領域分割画像を
生成する領域分割手段と、領域分割された上記領域分割
画像を記憶するための領域分割画像メモリとを設けた構
成としたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記した構成によれば、種類の異なる複数のセ
ンサによって、同一のシーンがそれぞれ撮像される。撮
像されたシーンはそれぞれアナログ画像なので、各アナ
ログ画像の各ビデオ信号はそれぞれA/D変換器によっ
てデジタル化された後、それぞれフレームメモリに一時
的に記憶される。
ンサによって、同一のシーンがそれぞれ撮像される。撮
像されたシーンはそれぞれアナログ画像なので、各アナ
ログ画像の各ビデオ信号はそれぞれA/D変換器によっ
てデジタル化された後、それぞれフレームメモリに一時
的に記憶される。
【0010】続いて、各標準偏差算出手段によって、上
記各フレームメモリに記憶された各デジタル画像データ
基に、全画面の輝度の標準偏差が算出される。分割しき
い値決定手段によって、これら標準偏差算出手段により
算出された各輝度標準偏差を基に上記各フレームメモリ
に記憶されている各デジタル画像毎に領域分割の分割し
きい値が決定される。領域分割手段によって、これら各
デジタル画像毎に決定されたそれぞれの分割しきい値
が、上記各フレームメモリに記憶されたそれぞれのデジ
タル画像の隣接する画素間の輝度値の差の絶対値と比較
される。この比較の結果、当該各絶対値がいずれも対応
するデジタル画像の分割しきい値以内であれば、領域分
割手段によってその画素は同一領域として統合され、そ
れ以外は別領域とされて1枚の領域分割画像が生成され
る。領域分割画像メモリには、上記領域分割手段により
領域分割された上記領域分割画像が記憶される。
記各フレームメモリに記憶された各デジタル画像データ
基に、全画面の輝度の標準偏差が算出される。分割しき
い値決定手段によって、これら標準偏差算出手段により
算出された各輝度標準偏差を基に上記各フレームメモリ
に記憶されている各デジタル画像毎に領域分割の分割し
きい値が決定される。領域分割手段によって、これら各
デジタル画像毎に決定されたそれぞれの分割しきい値
が、上記各フレームメモリに記憶されたそれぞれのデジ
タル画像の隣接する画素間の輝度値の差の絶対値と比較
される。この比較の結果、当該各絶対値がいずれも対応
するデジタル画像の分割しきい値以内であれば、領域分
割手段によってその画素は同一領域として統合され、そ
れ以外は別領域とされて1枚の領域分割画像が生成され
る。領域分割画像メモリには、上記領域分割手段により
領域分割された上記領域分割画像が記憶される。
【0011】このように、異なる種類のセンサにより取
得された複数の画像のそれぞれの全画面輝度標準偏差を
基にそれぞれの分割しきい値を設定し、さらに各画像の
コントラストの差異を補正するようにしたことにより、
複数画像の領域分割を1度に行い、1枚の領域分割画像
を生成することができる。
得された複数の画像のそれぞれの全画面輝度標準偏差を
基にそれぞれの分割しきい値を設定し、さらに各画像の
コントラストの差異を補正するようにしたことにより、
複数画像の領域分割を1度に行い、1枚の領域分割画像
を生成することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は同実施例に係る領域分割装置の回路構
成を示す図である。図1において、領域分割装置は、撮
像装置1-1,1-2、A/D変換器(アナログ/デジタル
変換器)3-1,3-2、フレームメモリ5-1,5-2、標準
偏差算出回路7-1,7-2、分割しきい値決定回路9、領
域分割回路11および領域分割画像メモリ13から構成
される。
説明する。図1は同実施例に係る領域分割装置の回路構
成を示す図である。図1において、領域分割装置は、撮
像装置1-1,1-2、A/D変換器(アナログ/デジタル
変換器)3-1,3-2、フレームメモリ5-1,5-2、標準
偏差算出回路7-1,7-2、分割しきい値決定回路9、領
域分割回路11および領域分割画像メモリ13から構成
される。
【0013】撮像装置1-1,1-2は、互いに異なる種類
のセンサであって、例えばそれぞれ赤外線センサおよび
可視センサなどである。一般に、外界のシーンの画像を
検出する場合、単一のセンサでは検出範囲に限界があ
る。よって、その検出範囲を広げるためにセンサの複数
化、マルチセンサ化が取られている。しかし、図2に示
すように、屋外で日射のある場合の金属物の見え方な
ど、赤外線センサと可視センサとでは取得される画像で
それぞれ輝度の特徴が異なる。この撮像装置1-1,1-2
は撮像したアナログのビデオ信号2-1,2-2を出力す
る。
のセンサであって、例えばそれぞれ赤外線センサおよび
可視センサなどである。一般に、外界のシーンの画像を
検出する場合、単一のセンサでは検出範囲に限界があ
る。よって、その検出範囲を広げるためにセンサの複数
化、マルチセンサ化が取られている。しかし、図2に示
すように、屋外で日射のある場合の金属物の見え方な
ど、赤外線センサと可視センサとでは取得される画像で
それぞれ輝度の特徴が異なる。この撮像装置1-1,1-2
は撮像したアナログのビデオ信号2-1,2-2を出力す
る。
【0014】A/D変換器3-1,3-2は、ビデオ信号2
-1,2-2をデジタル化し、デジタル化した画像データ
(デジタル画像データ)4-1,4-2を出力する。フレー
ムメモリ5-1,5-2は、デジタル画像データ4-1,4-2
を1画面単位で記憶するためのメモリである。デジタル
画像データ6-1,6-2は、フレームメモリ5-1,5-2か
ら読出された画像データである。
-1,2-2をデジタル化し、デジタル化した画像データ
(デジタル画像データ)4-1,4-2を出力する。フレー
ムメモリ5-1,5-2は、デジタル画像データ4-1,4-2
を1画面単位で記憶するためのメモリである。デジタル
画像データ6-1,6-2は、フレームメモリ5-1,5-2か
ら読出された画像データである。
【0015】標準偏差算出回路7-1,7-2は、それぞれ
フレームメモリ5-1,5-2からデジタル画像データ6-
1,6-2を読み出し、読出したデジタル画像データ6-
1,6-2を基に全画面の輝度の標準偏差8-1,8-2をそ
れぞれ算出する。
フレームメモリ5-1,5-2からデジタル画像データ6-
1,6-2を読み出し、読出したデジタル画像データ6-
1,6-2を基に全画面の輝度の標準偏差8-1,8-2をそ
れぞれ算出する。
【0016】分割しきい値決定回路9は、各輝度標準偏
差8-1,8-2を基に領域分割のしきい値10を算出す
る。領域分割回路11は、分割しきい値10を基にデジ
タル画像データ6-1,6−2を領域分割する。領域分割
画像12は領域分割回路11で領域分割された画像であ
る。
差8-1,8-2を基に領域分割のしきい値10を算出す
る。領域分割回路11は、分割しきい値10を基にデジ
タル画像データ6-1,6−2を領域分割する。領域分割
画像12は領域分割回路11で領域分割された画像であ
る。
【0017】領域分割画像メモリ13は、領域分割画像
12を記憶するためのメモリである。つぎに、上記した
構成の領域分割装置の動作を説明する。
12を記憶するためのメモリである。つぎに、上記した
構成の領域分割装置の動作を説明する。
【0018】外界の同一シーンは異なる種類のセンサで
ある撮像装置1−1および撮像装置1-2により撮像さ
れ、アナログビデオ信号2-1,2-2としてそれぞれA/
D変換器3-1,3-2に出力される。ビデオ信号2-1,2
-2は、それぞれA/D変換器3-1,3-2によって所定の
サンプリングクロック、量子化ビット数でデジタル変換
されて、デジタル画像データ4-1,4-2としてそれぞれ
フレームメモリ5-1,5-2に記憶される。
ある撮像装置1−1および撮像装置1-2により撮像さ
れ、アナログビデオ信号2-1,2-2としてそれぞれA/
D変換器3-1,3-2に出力される。ビデオ信号2-1,2
-2は、それぞれA/D変換器3-1,3-2によって所定の
サンプリングクロック、量子化ビット数でデジタル変換
されて、デジタル画像データ4-1,4-2としてそれぞれ
フレームメモリ5-1,5-2に記憶される。
【0019】すると、各標準偏差算出回路7-1,7-2
は、それぞれ対応するフレームメモリ5-1,5-2からデ
ジタル画像データ6-1,6-2を読み出して、読み出した
デジタル画像データ6-1,6-2を基にそれぞれ画像につ
いての全画面の輝度標準偏差8-1,8-2(σ1 、σ2 )
を算出する。各標準偏差算出回路7-1,7-2は、それぞ
れ算出した輝度標準偏差8-1,8-2(σ1 、σ2 )を分
割しきい値決定回路9に出力する。
は、それぞれ対応するフレームメモリ5-1,5-2からデ
ジタル画像データ6-1,6-2を読み出して、読み出した
デジタル画像データ6-1,6-2を基にそれぞれ画像につ
いての全画面の輝度標準偏差8-1,8-2(σ1 、σ2 )
を算出する。各標準偏差算出回路7-1,7-2は、それぞ
れ算出した輝度標準偏差8-1,8-2(σ1 、σ2 )を分
割しきい値決定回路9に出力する。
【0020】分割しきい値決定回路9は、各標準偏差算
出回路7-1,7-2で算出された各標準偏差8-1,8-2
(σ1 、σ2 )を基に次のような分割しきい値10を算
出する。
出回路7-1,7-2で算出された各標準偏差8-1,8-2
(σ1 、σ2 )を基に次のような分割しきい値10を算
出する。
【0021】ここで、分割しきい値10の値Ki (i=
1,2,…,N)は、一般にσi /kで与えられる。た
だし、σi :撮像装置1-iで取得された画像の全画面輝
度標準偏差、k:任意定数である。よって、 デジタル画像データ6-1の分割しきい値K1 : σ1 /k デジタル画像データ6-2の分割しきい値K2 : σ2 /k となる。
1,2,…,N)は、一般にσi /kで与えられる。た
だし、σi :撮像装置1-iで取得された画像の全画面輝
度標準偏差、k:任意定数である。よって、 デジタル画像データ6-1の分割しきい値K1 : σ1 /k デジタル画像データ6-2の分割しきい値K2 : σ2 /k となる。
【0022】分割しきい値決定回路9は、このようにし
て算出した分割しきい値10を領域分割回路11に出力
する。領域分割回路11は、デジタル画像データ6-1に
対してはデジタル画像データ6-1の分割しきい値10
(K1 =σ1 /k)により、またデジタル画像データ6
-2に対してはデジタル画像データ6-2の分割しきい値1
0(K2 =σ2 /k)により分割を行う。その際、領域
分割回路11は、8隣接画素の輝度値の差の絶対値がデ
ジタル画像データ6-1,6-2の両方ともそれぞれの分割
しきい値10(K1 ,K2 )以内なら同一領域とし、そ
れ以外は別領域とする。こうして領域分割回路11は、
領域分割画像データ12を生成する。図3は、以上の領
域分割の様子の一例を簡単に図示したものである。図の
例では、領域#A15,領域#B16,領域#C17お
よび領域#D18からなる外界シーン14の画像を、異
なる種類の2つのセンサによってそれぞれ取得し、この
取得した2枚の画像データ(入力画像)19-1,19-2
の領域分割を一度に行って外界シーン14に対応する1
枚の領域分割画像20を得る様子が示されている。
て算出した分割しきい値10を領域分割回路11に出力
する。領域分割回路11は、デジタル画像データ6-1に
対してはデジタル画像データ6-1の分割しきい値10
(K1 =σ1 /k)により、またデジタル画像データ6
-2に対してはデジタル画像データ6-2の分割しきい値1
0(K2 =σ2 /k)により分割を行う。その際、領域
分割回路11は、8隣接画素の輝度値の差の絶対値がデ
ジタル画像データ6-1,6-2の両方ともそれぞれの分割
しきい値10(K1 ,K2 )以内なら同一領域とし、そ
れ以外は別領域とする。こうして領域分割回路11は、
領域分割画像データ12を生成する。図3は、以上の領
域分割の様子の一例を簡単に図示したものである。図の
例では、領域#A15,領域#B16,領域#C17お
よび領域#D18からなる外界シーン14の画像を、異
なる種類の2つのセンサによってそれぞれ取得し、この
取得した2枚の画像データ(入力画像)19-1,19-2
の領域分割を一度に行って外界シーン14に対応する1
枚の領域分割画像20を得る様子が示されている。
【0023】領域分割回路11は、このようにして領域
分割した領域分割画像データ12を領域分割メモリ13
に格納する。メモリ13内では、例えば画像がM個(M
=1,2,3,…)の領域に分割された場合、1からM
の領域番号が各領域の画像データに付与された形でデー
タは格納される。
分割した領域分割画像データ12を領域分割メモリ13
に格納する。メモリ13内では、例えば画像がM個(M
=1,2,3,…)の領域に分割された場合、1からM
の領域番号が各領域の画像データに付与された形でデー
タは格納される。
【0024】上記実施例では、赤外線センサ、可視セン
サでそれぞれ単独に取得した画像内の隣接する(8隣
接)画素の輝度差の絶対値が分割しきい値決定回路9で
決定された分割しきい値10以内の場合に、その分割し
きい値10以内の部分を統合し領域を形成していき、さ
らに赤外線センサおよび可視センサで取得された画像の
両方の画素の輝度差がいずれも、対応する分割しきい値
より小さい場合に同一領域とみなすようにしている。こ
のように赤外線センサ、可視センサのように異なる種類
のセンサで取得された複数の画像データを使って判定す
ることにより、領域統合の誤りを防ぐことができる。
サでそれぞれ単独に取得した画像内の隣接する(8隣
接)画素の輝度差の絶対値が分割しきい値決定回路9で
決定された分割しきい値10以内の場合に、その分割し
きい値10以内の部分を統合し領域を形成していき、さ
らに赤外線センサおよび可視センサで取得された画像の
両方の画素の輝度差がいずれも、対応する分割しきい値
より小さい場合に同一領域とみなすようにしている。こ
のように赤外線センサ、可視センサのように異なる種類
のセンサで取得された複数の画像データを使って判定す
ることにより、領域統合の誤りを防ぐことができる。
【0025】上記実施例では、撮像装置が2つの場合で
の領域分割について説明したが、3つ以上の場合には、
それに対応する数だけA/D変換器、フレームメモリ、
標準偏差算出回路を設け、各撮像装置で取得されたそれ
ぞれの画像に対応する分割しきい値をKi =σi /k
(i=1,2,3,4,…)として、領域分割回路11
での領域分割処理を行えばよい。
の領域分割について説明したが、3つ以上の場合には、
それに対応する数だけA/D変換器、フレームメモリ、
標準偏差算出回路を設け、各撮像装置で取得されたそれ
ぞれの画像に対応する分割しきい値をKi =σi /k
(i=1,2,3,4,…)として、領域分割回路11
での領域分割処理を行えばよい。
【0026】
【発明の効果】以上詳記した如くこの発明によれば、同
一のシーンを異なる種類のセンサで撮像することで取得
された複数の画像毎に分割しきい値を決定し、この分割
しきい値を、それぞれ画像の隣接する画素間の輝度値の
差の絶対値と比較し、当該各絶対値がいずれも対応する
画像の分割しきい値以内であれば、その画素を同一領域
として統合し、それ以外は別領域にして1枚の領域分割
画像を生成するようにしたことにより、同一のシーンを
異なる種類のセンサで撮像することで取得された複数の
画像の領域分割を1度に実施でき、さらに1枚の領域分
割画像として領域分割の結果を出力することができる。
よって、実際のシーンと得られた領域分割画像との対応
付けが容易となる。
一のシーンを異なる種類のセンサで撮像することで取得
された複数の画像毎に分割しきい値を決定し、この分割
しきい値を、それぞれ画像の隣接する画素間の輝度値の
差の絶対値と比較し、当該各絶対値がいずれも対応する
画像の分割しきい値以内であれば、その画素を同一領域
として統合し、それ以外は別領域にして1枚の領域分割
画像を生成するようにしたことにより、同一のシーンを
異なる種類のセンサで撮像することで取得された複数の
画像の領域分割を1度に実施でき、さらに1枚の領域分
割画像として領域分割の結果を出力することができる。
よって、実際のシーンと得られた領域分割画像との対応
付けが容易となる。
【図1】この発明の一実施例に係る領域分割装置の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図2】種類の異なるセンサによって屋外で取得される
画像の輝度の特性を示す図。
画像の輝度の特性を示す図。
【図3】図1の領域分割装置による領域分割の様子を示
す図。
す図。
【図4】従来の領域分割装置の構成を示すブロック図。
【図5】従来の領域分割装置による領域分割を説明する
ための図。
ための図。
【図6】従来の領域分割装置により多画像を同時に領域
分割した場合の様子を示す図。
分割した場合の様子を示す図。
1-1,1-2…撮像装置、2-1,2-2…ビデオ信号、3-
1,3-2…A/D変換器、4-1,4-2…デジタル画像デ
ータ、5-1,5-2…フレームメモリ、6-1,6-2…デジ
タル画像データ、7-1,7-2…標準偏差算出回路、8-
1,8-2…輝度標準偏差、9…分割しきい値決定回路、
10…分割しきい値、11…領域分割回路、12…領域
分割画像、13…領域分割画像メモリ。
1,3-2…A/D変換器、4-1,4-2…デジタル画像デ
ータ、5-1,5-2…フレームメモリ、6-1,6-2…デジ
タル画像データ、7-1,7-2…標準偏差算出回路、8-
1,8-2…輝度標準偏差、9…分割しきい値決定回路、
10…分割しきい値、11…領域分割回路、12…領域
分割画像、13…領域分割画像メモリ。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の種類の異なるセンサでそれぞれ撮
像された各アナログ画像の各ビデオ信号をそれぞれA/
D変換器でデジタル化し、それぞれフレームメモリに一
時記憶させた後に画像処理して、画像内の構成物の領域
に分割する領域分割装置であって、 前記各フレームメモリに記憶された各デジタル画像を基
に、各画像それぞれについて全画面の輝度の標準偏差を
算出する標準偏差算出手段と、 前記標準偏差算出手段により算出された各輝度標準偏差
を基に、前記各フレームメモリに記憶されている各デジ
タル画像毎に領域分割の分割しきい値を決定する分割し
きい値決定手段と、 前記分割しきい値決定手段により決定された各分割しき
い値を、前記各フレームメモリに記憶されたそれぞれの
デジタル画像の隣接する画素間の輝度値の差の絶対値と
比較し、当該各絶対値がいずれも対応するデジタル画像
の分割しきい値以内であれば、その画素を同一領域とし
て統合し、それ以外は別領域にして1枚の領域分割画像
を生成する領域分割手段と、 前記領域分割手段により領域分割された前記領域分割画
像を記憶するための領域分割画像メモリとを備えたこと
を特徴とする領域分割装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6133202A JPH087099A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 領域分割装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6133202A JPH087099A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 領域分割装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087099A true JPH087099A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15099123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6133202A Withdrawn JPH087099A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 領域分割装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087099A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101528906B1 (ko) * | 2013-06-24 | 2015-06-12 | 주식회사 내비오닉스코리아 | 이미지 처리 방법 및 장치 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP6133202A patent/JPH087099A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101528906B1 (ko) * | 2013-06-24 | 2015-06-12 | 주식회사 내비오닉스코리아 | 이미지 처리 방법 및 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |