JPH0870740A - 魚釣用リールの糸止め装置 - Google Patents

魚釣用リールの糸止め装置

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JPH0870740A
JPH0870740A JP21141394A JP21141394A JPH0870740A JP H0870740 A JPH0870740 A JP H0870740A JP 21141394 A JP21141394 A JP 21141394A JP 21141394 A JP21141394 A JP 21141394A JP H0870740 A JPH0870740 A JP H0870740A
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JP
Japan
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spool
fishing line
reel
line
fishing
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Pending
Application number
JP21141394A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Murayama
朋宏 村山
Shigeo Mimura
重雄 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0870740A publication Critical patent/JPH0870740A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】使用に際して、指を傷付けたり円滑な操作が妨
げられることがなく、釣糸が傷付くことのない糸止め装
置を提供する。 【構成】リール本体1に突設した支軸2にスプール20
を回転自在に支持した魚釣用リールに関する。リール本
体1と反対側のスプール20のフランジ部50には、ス
プールに巻回される糸を通す糸通し孔51を形成すると
共に、スプール20の側面に糸通し孔から出された糸を
係止する釣糸係止部材55を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、魚釣用リールの糸止
め装置に関し、詳細には、片軸受リールに用いられる糸
止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】片軸受リールには、通常、使用後に糸を
係止するための糸止め装置が設けられており、例えば、
特開昭55−1183号公報に開示されているような糸
止め装置が知られている。この公報に開示されている糸
止め装置は、リール本体に固定された支軸に対して回転
自在に抜け止め支持されたスプールに設けられている。
具体的には、スプールのフランジ部に、スプール軸に対
して直交する方向に摺動自在な糸止めピンを設けてお
り、釦の操作によって糸止めピンをフランジ部から突出
させ、かつ押圧操作によって糸止めピンをフランジ部に
没入させるように構成されている。そして、リールの使
用後、スプールに巻かれた釣糸の先端を突出した糸止め
ピンに引っ掛け、糸止めピンを押圧することによって、
釣糸を係止する。
【0003】また、実開昭56−150380号公報に
は、前記公報に開示されたような糸止めピンを用いるこ
とのない糸止め装置が開示されている。この公報に開示
された糸止め装置は、スプールのフランジ部に、溝状に
切欠き部を形成しており、この切欠き部に糸を係止させ
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭55−11
83号公報に開示されている糸止め装置は、スプールの
フランジ外周から突出するように糸止めピンを設けてい
るため、この部分に指を当接させて制動をかける際に
(サミング操作)、指が糸止めピンや穴部に当り、指を
傷付けやすい。また、スプールを逆回転させて釣糸を放
出したときに生じる糸フケ(スプールの回転速度と釣糸
繰出し速度の不一致によって生じる)や、強風の影響等
により、緊張した状態にある釣糸が弛むと、釣糸が糸止
めピンや穴部に引っ掛かりやすくなり、糸が傷付いた
り、円滑な操作が妨げられてしまう。さらに、釣糸を、
ばねで付勢した糸止めピンに引っ掛けて係止する構造で
あるため、釣糸が傷付きやすく、つぶれやすい。
【0005】また、上記実開昭56−150380号公
報に開示されている糸止め装置は、スプールフランジ部
に切欠き部を形成しているため、前記同様、指を傷付け
やすく、糸フケ、強風等により釣糸が引っ掛かりやす
い。さらに、このような切欠き部によって、スプールフ
ランジ部の強度が低下してしまう。
【0006】この発明は、使用に際して、指を傷付けた
り円滑な操作が妨げられることがなく、釣糸が傷付くこ
とのない、魚釣用リールの糸止め装置を提供することを
目的とする。さらには、スプールフランジ部の強度が低
下することのない、魚釣用リールの糸止め装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、リール本体に突設した支軸にスプールを
回転自在に支持した魚釣用リールにおいて、前記リール
本体と反対側のスプールのフランジ部に糸通し孔を形成
すると共に、前記スプールの側面に糸通し孔から出され
た糸を係止する釣糸係止部材を設けたことを特徴として
いる。
【0008】
【作用】リールの非使用時において、スプールに巻回さ
れた釣糸の先端を、スプールのフランジ部に形成された
糸通し孔に通し、スプール側面に設けられた釣糸係止部
に引っ掛けて釣糸の先端を係止する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面を参
照して説明する。図1は、本発明における糸止め装置が
設けられる片軸受リールの一構成例を示す断面図であ
る。リール本体1の中心部には、支軸2が圧入等によっ
て突設されており、この支軸2に、釣糸が巻回されるス
プール20が回転自在に着脱されるようになっている。
リール本体1の外側面1aの中央部には、カバー3が設
けられており、支軸2の固着部を、実用時の海水付着や
落下、岩場等への衝接によるキズ発生から保護する。ま
た、リール本体1の一部には、上面1bが形成されてお
り、この部分にリールを2点鎖線で示す釣竿に取り付け
る竿取付部5が設けられている。この上面1bに対向す
るように、リール本体1には、下面1cが形成されてお
り、この部分に、好ましくは、ゴム等の弾性部材、コル
ク、樹脂等の保護部材6が設けられている。この保護部
材6を設けることによって、使用時に他物(防波堤、岩
等)と接触してリール本体に傷が付くのを防止してい
る。リール本体の外側面1aには、前記カバー3を取り
囲むように、円弧状の窓孔9(図4参照)が形成されて
おり、この窓孔を介して後述する制動板に指を接触させ
ることが可能となっている。
【0010】前記スプール20は、釣糸が巻回されるよ
うに円筒状に構成されており、その中央部に、前記リー
ル本体1の支軸2に配されるスプール軸21が突設され
ている。スプール20のリール本体1と反対側の側面の
中央部には、通常用いられているスプール着脱装置25
が設けられており、リール本体1の支軸2の先端部と協
働してスプール20をリール本体1に着脱可能となるよ
うに支持している。
【0011】ここで、スプール着脱装置25の構成を簡
単に説明する。スプール着脱装置25は、スプールの側
面にビス等によって固定されるキャップ26を有してお
り、このキャップ内には、ばね27によって上方向に付
勢される係止ツマミ板28が配されている。この係止ツ
マミ板28には、係止ツマミ板28を付勢力に抗して押
圧したときに支軸2の先端が通過でき、係止ツマミ板2
8の押圧を解除したときに支軸2の先端が係止されるよ
うな鍵状の孔が形成されている。すなわち、図1に示す
状態から、係止ツマミ板28を押圧すれば、スプール2
0はリール本体1から取り外せるようになっている。
【0012】スプール20の側面の周端部には、ハンド
ルノブ30がビス30aによって回転可能に突設されて
おり、このハンドルノブを操作することによって、スプ
ール20は支軸2を中心として回転し、釣糸の巻回動作
が行われる。また、ハンドルノブ30が突設されている
位置の対向する部分には、バランサ32が設けられてお
り、スプール20を安定して回転させるようになってい
る。
【0013】スプール20に突設されたスプール軸21
の先端には、リール本体1の内側面と対向しスプール2
0と一体回転する制動体35が取り付けられている。こ
の制動体35には、前記リール本体1に形成された窓孔
9を介して、図に示すように指を押し当てることがで
き、釣糸繰出し時のスプール20の回転を状況に応じて
(魚との対応等)適度に制動可能としている。
【0014】次に、糸止め装置の構成について説明す
る。スプール20の釣糸が巻回されている部分、すなわ
ちフランジ部50には、巻回された釣糸Sを通すことが
可能な糸通し孔51が形成されている。そして、スプー
ル20の側面には、この糸通し孔51を通した釣糸Sを
係止する釣糸係止部材55が設けられている。この釣糸
係止部材は、スプール20の側面のいずれかの位置に設
けることができるが、図に示した実施例においては、糸
通し孔51の近傍に設けている。また、好ましくは、図
1に示すように、ハンドルノブ30の基端部においてス
プール20の側面との間に配置すれば、釣糸係止部材が
嵩張ることがなくなる。
【0015】図1及び図2に示す釣糸係止部材55は、
ハンドルノブ30の外周面と一体となるように円板状に
構成されており、弾性変形可能な樹脂、ゴム材等によっ
て作成されている。円板状の釣糸係止部材55の底面外
周部には、実際に釣糸の係止を果たす円周溝(釣糸係止
部)55aが形成されており、図2及び図3に示すよう
に、糸通し孔51を通った釣糸Sは、スプール20の側
面との間に挟着係止されるようになっている。もちろ
ん、釣糸係止部55aは、溝等を形成することによっ
て、釣糸係止部材55のいずれの位置に形成しても良
い。
【0016】この釣糸Sを係止する構成については、図
2に示した構成に限られず、例えば以下に述べるように
種々変形することができる。図5に示す変形例では、円
板状の釣糸係止部材55に、スプール20の側面との間
に釣糸が挟着、係止されるように、釣糸係止部となる係
止片55aが一か所形成されている(図6参照)。ま
た、図7に示す変形例では、円板状の釣糸係止部材55
の底面外周部に、釣糸の係止を果たす円周溝(釣糸係止
部)55aを形成すると共に、この円周溝の所定位置
に、スプール20の側面に向けて複数(図に示すよう
に、例えば4か所)の係止突起55bを形成している。
このように、係止突起を形成することによって釣糸Sの
係止を確実に行うことができる。
【0017】さらに、図9及び図10に示すように、ス
プール20の側面に設けた釣糸係止部材を、糸通し孔と
一体的に形成することが好ましい。図9,図10は、図
5,図6に示した釣糸係止部材55に、予めスプールに
形成されている糸通し孔51に組み込める糸通し部51
aを一体的に形成した例を示している。釣糸は、釣糸係
止部55aと糸通し部51aに接続する接続片との間に
挟着、係止される。このように構成すれば、糸通し孔の
部分において、バリが無くなるため、釣糸を傷付けるこ
とがなくなる。
【0018】以上述べた実施例では、釣糸係止部材55
は、ハンドルノブ30の基端部に配されていたが、図1
1に示すように、スプール20の側面に設けられたバラ
ンサ32の基端部に設けても良い。あるいは、これら両
方に設けても良い。釣糸係止部材は、前記スプール20
の側面のいずれかの位置に設けられていれば良く、これ
は、好ましい実施例として図示したハンドルノブ、バラ
ンサの基端部に限られず、これらの部材のいずれの部分
に設けることも本発明に含まれる。また、糸通し孔及び
/又は釣糸係止部材は、複数設けても良い。さらに、同
様に構成された釣糸係止部材を、リール本体1に形成さ
れた上面1bあるいは下面1cの部分に設けても良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の魚釣用リ
ールの糸止め装置は、スプールのフランジ部に糸止めピ
ン等を設けることはないので、使用に際し、指を傷付け
たり、釣糸を傷付けることはなく、不必要に釣糸が引っ
掛けられて円滑な操作が妨げられることが無くなる。さ
らに、スプールフランジ部の強度が低下するようなこと
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る糸止め装置が設けられた片軸受リ
ールの一構成例を示す断面図。
【図2】図1に示す糸止め装置を拡大して示す図。
【図3】図1に示す片軸受リールをスプール側から見た
側面図。
【図4】図1に示す片軸受リールをリール本体側から見
た側面図。
【図5】糸止め装置における釣糸係止部材の変形例を示
す図。
【図6】図5に示す釣糸係止部材を矢印方向から見た
図。
【図7】糸止め装置における釣糸係止部材の別の変形例
を示す図。
【図8】図7に示す釣糸係止部材を矢印方向から見た
図。
【図9】糸止め装置における釣糸係止部材のさらに別の
変形例を示す図。
【図10】図9に示す釣糸係止部材を矢印方向から見た
図。
【図11】糸止め装置における釣糸係止部材を、図1に
示す片軸受リールのバランサの部分に設けた構成を示す
図。
【符号の説明】
1…リール本体、20…リール本体、25…スプール着
脱装置、30…ハンドルノブ、32…バランサ、50…
フランジ部、51…糸通し孔、55…釣糸係止部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に突設した支軸にスプールを
    回転自在に支持した魚釣用リールにおいて、前記リール
    本体と反対側のスプールのフランジ部に糸通し孔を形成
    すると共に、前記スプールの側面に糸通し孔から出され
    た糸を係止する釣糸係止部材を設けたことを特徴とす
    る、魚釣用リールの糸止め装置。
  2. 【請求項2】 前記釣糸係止部材は、前記スプールの側
    面と、側面に設けたハンドルツマミとの間に配したこと
    を特徴とする、請求項1に記載の魚釣用リールの糸止め
    装置。
JP21141394A 1994-09-05 1994-09-05 魚釣用リールの糸止め装置 Pending JPH0870740A (ja)

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JPH0870740A true JPH0870740A (ja) 1996-03-19

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JP (1) JPH0870740A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008289409A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リール
CN115053869A (zh) * 2022-07-25 2022-09-16 门乾坤 渔轮上线装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008289409A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リール
CN115053869A (zh) * 2022-07-25 2022-09-16 门乾坤 渔轮上线装置
CN115053869B (zh) * 2022-07-25 2023-08-22 威海一木钓具有限公司 渔轮上线装置

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