JPH0870522A - 素子作動確認用窓を備えた電気接続箱 - Google Patents

素子作動確認用窓を備えた電気接続箱

Info

Publication number
JPH0870522A
JPH0870522A JP6203501A JP20350194A JPH0870522A JP H0870522 A JPH0870522 A JP H0870522A JP 6203501 A JP6203501 A JP 6203501A JP 20350194 A JP20350194 A JP 20350194A JP H0870522 A JPH0870522 A JP H0870522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection piece
operation confirmation
ptc element
confirmation window
electric connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6203501A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Kurita
薫 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP6203501A priority Critical patent/JPH0870522A/ja
Publication of JPH0870522A publication Critical patent/JPH0870522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、PTC素子を配設した回路を内蔵
する電気接続箱に関し、電気接続箱の外部からPTC素
子の作動状態を容易に確認することのできる素子作動確
認用窓を備えた電気接続箱を提供することを目的とす
る。 【構成】 PTC素子1の電極板5に加熱によって変色
する示温材9を付着した検知片7を突設し、電気接続箱
のケース2に開設した素子作動確認用窓10内に検知片
7を導入することにより、電気接続箱の外部から素子作
動確認用窓10を目視することにより、検知片7に付着
させた示温材9の変色を確認し得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PTC素子を配設した
回路を内蔵する電気接続箱に関する。ここで、電気接続
箱とは、主として自動車の電気配線に使用され、内部に
ヒューズボックスやリレーボックス、所望の電気回路等
を集約して設け、外部に各種負荷、スイッチ類、コネク
タおよび端子等を備えて成るものをいう。
【0002】
【従来の技術】従来の電気接続箱においては、一般に、
図4に示すように、電気接続箱Jの内部回路の配索部材
であるブスバーaに対し中継端子bを介して、ヒューズ
あるいはPTC素子等の回路保護器cの接続端子dをプ
ラグイン方式で接続している。しかし、回路保護器cに
ヒューズを用いた場合は、回路の短絡時に内部エレメン
トが溶断してしまうため、交換作業を考慮してプラグイ
ン方式とせざるを得ないが、回路保護器cにPTC素子
を用いる場合は、PTC素子が自己復帰特性、すなわ
ち、高温時には素子抵抗が急激に上昇して回路を遮断す
るが、回路が修復して通常の低温時に戻ると初期抵抗値
である数10mΩ程度に復帰する特性を有しているた
め、交換の必要がない。
【0003】そこで、図5に示すように、中継端子bを
用いることなく、ブスバーaに対しPTC素子c′の圧
接端子部eを直接接続することが可能となり、中継端子
bの省略によるコスト低減、軽量化、小型化等に役立
つ。圧接構造以外に、溶接を行って半永久的に接続して
も支障を来さない。
【0004】しかしながら、PTC素子は作動時に高温
となるだけで、外観上の変化が認められないため、その
確認を目視することができない。特開昭63−4100
1号公報には、図6に示すように、PTC素子pの電極
板fの表面に、加熱によって変色する検知子gを設ける
提案がなされているが、電気接続箱に内蔵される回路保
護器としてのPTC素子に、この提案を採用しても、電
気接続箱の外部から検知子gの変色を確認することがで
きない問題点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、電気接続箱の外部からP
TC素子の作動状態を容易に確認することのできる素子
作動確認用窓を備えた電気接続箱を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、PTC素子を配設した回路を内蔵する電
気接続箱において、PTC素子の電極板に加熱によって
変色する示温材を付着した検知片を突設すると共に電気
接続箱のケースに素子作動確認用窓を開設し、該素子作
動確認用窓に該検知片を導入することにより、該素子作
動確認用窓を通じて該示温材の変色を確認し得るように
したことを特徴とする。検知片は、可逆性示温材と、不
可逆性示温材または準不可逆性示温材とを付着した検知
片であってもよい(請求項2)。
【0007】
【作用】本発明の電気接続箱は、そのケースに素子作動
確認用窓を備えており、PTC素子に突設した検知片を
素子作動確認用窓内に収容した状態で装着されるため、
電気接続箱の外部から素子作動確認用窓内を目視するこ
とにより、PTC素子の検知片の変色が容易かつ的確に
判別できる。PTC素子の検知片は、PTC素子の電極
板に設けられているため、PTC素子の発熱は検知片に
伝導され、検知片に付着した示温材を直ちに変色させ
る。検知片は、PTC素子の電極板から突出しているの
で、その変色の確認が容易である。
【0008】また、検知片に、可逆性示温材と、不可逆
性示温材または準不可逆性示温材とを付着させることに
より、回路に異常を来して検知片が一度変色すると、そ
の回路が修復して検知片の温度が下がっても、可逆性示
温材の変色は元に戻るが、不可逆性示温材(または準不
可逆性示温材)の変色は元に戻らないため、不可逆性示
温材が変色しているPTC素子の回路は、過去に異常を
発生した履歴があることが明らかとなる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係わる電気接続箱
Aの要部を表した斜視図であり、電気接続箱A内に収容
される回路に接続するPTC素子1と、電気接続箱Aの
ケース2と、PTC素子1を接続するブスバー3、3′
を示している。PTC素子1は、PTC物質4の両面に
電極板5、5′をそれぞれ設けて成るもので、電極板
5、5′の端部には、圧接端子6、6′が形成され、一
方の電極板5の頂部5aには検知片7が突設されてい
る。
【0010】PTC物質4としては、とくに限定されな
いが、種々のポリマを用いたものが好適である。圧接端
子6、6′には、接続用のスロット6a、6a′が形成
されており、ブスバー3、3′にスロット5a、5a′
をそれぞれ圧入して接続するようにしてある。ブスバー
3、3′は、電気接続箱Aのケースに収容される配線板
8に配設されている。
【0011】検知片7には、加熱によって変色する示温
材9を付着してある。示温材9としては、サーモペイン
トと呼ばれる加熱によって変色する塗料を用い、検知片
7に塗布している。PTC素子1は、ポリマの種類とし
てポリフッ化ビニリデンを使用した場合は、約180℃
で素子が所定の作動(回路の遮断)を行うので、150
℃〜180℃で変色するサーモペイントを塗布すればよ
い。
【0012】一方、電気接続箱Aのケース2には、PT
C素子1を装着する位置に対応して検知片7を収容する
素子作動確認用窓10が開設してある。PTC素子1を
配設した回路にケース2を装着した際に、図2に示すよ
うに、PTC素子1の検知片7が、素子作動確認用窓1
0内に収容されるようにしている。なお、検知片7の先
端はケース2の表面から突出しないように設定する。
【0013】電気接続箱Aは、その素子作動確認用窓1
0内を目視することにより、PTC素子1の作動状態が
検知片7の示温材9の色によって歴然と判明する。示温
材9が高温時の発色をしていれば、直ちに回路に異常が
発生したことを認知することができる。
【0014】図3は、本発明の他の実施例に係わるPT
C素子11を示した斜視図である。PTC素子11は、
示温材として2種類のサーモペイントを塗り分けて作製
した検知片12を一方の電極板13に突設してある。示
温材の一方は、可逆性示温材14で、他方は不可逆性示
温材15である。
【0015】可逆性示温材14は、高温時に変色して
も、検知片12の温度が低温に戻ればその変色も消失し
て元の色彩に戻るような示温材である。不可逆性示温材
15は、一度高温時の変色が起こると、検知片12の温
度が低温に戻ってもその発色が継続するものである。な
お、不可逆性示温材15に代えて準不可逆性示温材を用
いてもよい。準不可逆性示温材は、一度変色すると温度
が下がっても原色に戻ることはないが、湿気によって原
色に戻る示温材である。
【0016】PTC素子11を電気接続箱に組み込むこ
とにより、電気接続箱内の回路に異常を来して検知片1
2の両示温材14、15が一度変色すると、その回路が
修復して検知片12の温度が下がったとき、可逆性示温
材14の変色は元に戻るが、不可逆性示温材15の変色
はもとに戻らないため、この状態を示しているPTC素
子11の回路は、過去に異常を発生した履歴のあること
が明らかとなる。
【0017】上記の実施例においては、示温材として、
いわゆるサーモペイントを直接検知片に塗布する例を示
したが、サーモペイントが塗布されたテープやワッペン
の類の示温材製品を検知片に貼付けることによって付着
させてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明の電気接続箱は、素子作動確認用
窓を備えており、電気接続箱の外部から素子作動確認用
窓内を目視することにより、PTC素子の検知片の変色
が容易かつ的確に判別でき、PTC素子を用いた回路の
信頼性が向上すると共に、電気接続箱の軽量化、小型化
が達成される。また、検知片に、可逆性示温材と、不可
逆性示温材または準不可逆性示温材とを付着させること
により、不可逆性示温材が変色しているPTC素子の回
路は、過去に異常を発生した履歴があることが明らかと
なり、回路の保守点検に役立つなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる電気接続箱の内部構造
の要部を示す斜視図である。
【図2】図1の素子作動確認用窓内にPTC素子の検知
片を収容した状態を示す説明図である。
【図3】本発明の他の実施例に係わるPTC素子の斜視
図である。
【図4】従来の電気接続箱内の回路保護器の装着状態を
示す説明図である。
【図5】図4の回路保護器としてPTC素子を用いた場
合の説明図である。
【図6】従来のPTC素子の電極板に加熱による検知子
を設けた例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 電気接続箱 1 PTC素子 2 ケース 5、5′ 電極板 7 検知片 9 示温材 10 素子作動確認用窓 11 PTC素子 12 検知片 14 可逆性示温材 15 不可逆性示温材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】PTC物質4としては、とくに限定されな
いが、種々のポリマを用いたものが好適である。圧接端
子6、6′には、接続用のスロット6a、6a′が形成
されており、ブスバー3、3′にスロット6a、6a′
をそれぞれ圧入して接続するようにしてある。ブスバー
3、3′は、電気接続箱Aのケースに収容される配線板
8に配設されている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PTC素子を配設した回路を内蔵する電
    気接続箱において、PTC素子の電極板に加熱によって
    変色する示温材を付着した検知片を突設すると共に電気
    接続箱のケースに素子作動確認用窓を開設し、該素子作
    動確認用窓に該検知片を導入することにより、該素子作
    動確認用窓を通じて該示温材の変色を確認し得るように
    したことを特徴とする素子作動確認用窓を備えた電気接
    続箱。
  2. 【請求項2】 検知片が、可逆性示温材と、不可逆性示
    温材または準不可逆性示温材とを付着した検知片である
    請求項1記載の素子作動確認用窓を備えた電気接続箱。
JP6203501A 1994-08-29 1994-08-29 素子作動確認用窓を備えた電気接続箱 Pending JPH0870522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203501A JPH0870522A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 素子作動確認用窓を備えた電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203501A JPH0870522A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 素子作動確認用窓を備えた電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0870522A true JPH0870522A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16475207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6203501A Pending JPH0870522A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 素子作動確認用窓を備えた電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0870522A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915544A1 (de) * 1997-11-08 1999-05-12 Asea Brown Boveri AG Elektrischer Apparat, insbesondere Ueberspannungsableiter, mit einer Vorrichtung zur Anzeige eines Fehlerstroms

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915544A1 (de) * 1997-11-08 1999-05-12 Asea Brown Boveri AG Elektrischer Apparat, insbesondere Ueberspannungsableiter, mit einer Vorrichtung zur Anzeige eines Fehlerstroms

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5174893B2 (ja) 外部操作型サーマルプロテクタ
JP2002015648A (ja) 回路遮断装置
US6492747B1 (en) Electric fuse
JP2001520436A (ja) ヒューズ素子を作動する回路装置および方法
JP2001052583A (ja) 回路遮断装置
JP2001052584A (ja) 回路遮断装置
EP1805777A2 (en) Fuse state indicating optical circuit and system
US7782221B2 (en) Emergency shutdown detection device for a gas turbine
US5034727A (en) Monitor system for a connection of a connector in an electric system of a motor vehicle
JP3242849B2 (ja) 大電流ヒューズユニット
US5606483A (en) Wire protecting apparatus for automobiles
JP2001068000A (ja) 回路遮断装置
GB1604111A (en) Overload prevention circuit for an electric motor
CA2235780A1 (en) Blown fuse indicator for electrical fuse
JP2000260277A (ja) 回路遮断装置
JPH0870522A (ja) 素子作動確認用窓を備えた電気接続箱
US5923240A (en) Temperature fuse
JP4495150B2 (ja) 電動機のための直列抵抗アッセンブリおよび電動機を駆動するための直列抵抗アッセンブリを有する回路配置
WO2005078756A1 (ja) 安全装置
JPH05159180A (ja) 分電盤内の配線保護方法
DE102018215352A1 (de) Elektrisches Sicherungselement
JP2001023493A (ja) 回路遮断装置
US11264196B1 (en) Fusible link, circuit arrangement and motor vehicle comprising said circuit arrangement
JPH10108357A (ja) 過電流防止装置
JPH09168231A (ja) 変流器の2次側開放保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000208