JPH10108357A - 過電流防止装置 - Google Patents

過電流防止装置

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Publication number
JPH10108357A
JPH10108357A JP25304396A JP25304396A JPH10108357A JP H10108357 A JPH10108357 A JP H10108357A JP 25304396 A JP25304396 A JP 25304396A JP 25304396 A JP25304396 A JP 25304396A JP H10108357 A JPH10108357 A JP H10108357A
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JP
Japan
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overcurrent
state
circuit conductor
ptc element
load current
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JP25304396A
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Inventor
Naoya Kojima
直哉 小島
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PTC素子がトリップ状態においても、回路
導体に流れる過電流状態にある負荷電流を完全に遮断で
き、更に、過負荷時に溶断してしまう従来のワンタイム
タイプのヒューズを不要とすることができる、メンテナ
ンスフリーの過電流防止装置10を提供すること。 【解決手段】 回路導体14に発生するジュール熱を検
知すると共に、検知量信号12aを生成する感温手段1
2(PTC素子122)と、検知量信号12aが所定レ
ベルに達した過熱状態の際に電流遮断の制御信号をを生
成し、過電流遮断制御実行後の過熱状態が解除された際
に通電可能状態へ復帰する制御信号を生成する過電流制
御手段16と、過電流遮断制御信号16aに応じて回路
導体14に流れる負荷電流18aを遮断すると共に、通
電復帰制御信号16bに応じて回路導体14を通電可能
状態に復帰させる継電手段18(リレー素子)とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過電流の発生を防
止するための過電流防止装置に関し、特に、自動車や電
車等の車両に装備され、モータやヒータ等を内蔵する電
装品、及び電装品を電気的に接続する電気配線を過電流
から保護するための自動車用過電流防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の過電流防止装置としては、
例えば、特開平6−335159号公報(発明の名称:
自動車用配線保護装置、出願人:矢崎総業株式会社、出
願日:平成5年12月28日)に開示されたようなもの
がある(図4の機能ブロック図を参照)。
【0003】則ち、自動車用配線保護装置9は、自動車
の車体に配設される回路導体7にPTC素子1が直列に
接続されて構成されていた。またPTC素子1を流れる
過電流を検出して異常発生の表示を行う表示手段6を備
えていた。
【0004】負荷駆動用回路の保護機能として可溶体を
用いた従来のヒューズに代えて、ある温度(単位は
[℃])で急激に抵抗値(単位は[Ω])が上昇するP
TC素子1を使用しているため、PTC素子1の抵抗値
−温度特性に従って負荷駆動用回路の過電流を検知する
と共に、その負荷駆動用回路の電流を略遮断することが
でき、多重制御ユニット3に接続された負荷である電装
品L,Lの保護が可能となることが開示されている。
【0005】PTC素子1は、その抵抗値−温度特性に
従って、所定の温度になると急激に抵抗値が変化する性
質があることが開示されている。
【0006】この急激な抵抗値変化を利用して、PTC
素子1にヒューズ機能を代替させることに依り、従来の
ヒューズを廃止することができることが開示されてい
る。また、特性曲線Uの初期値は、その製造の際に種々
変えることができることが開示されている。したがっ
て、ヒューズとして使用するPTC素子1自体が電圧降
下機能をもつので、従来の電線長による電圧調整が不要
となり、負荷駆動用回路電線の短縮、軽量化と共に全車
両にたいする共用化ができることが開示されている。
【0007】また、このPTC素子1を負荷駆動用回路
に直列に入れると、負荷駆動用回路を過電流、過熱から
保護することができることが開示されている。
【0008】則ち、負荷駆動用回路に一定電圧が印加さ
れ、かつ負荷駆動用回路の負荷抵抗RLがPTC素子1
の定常状態での抵抗値より十分大きいとすると、PTC
素子1の発熱−温度曲線は、極大値をもつ曲線で表され
ることが開示されている。
【0009】また、PTC素子1の放熱量はPTC素子
1温度と環境温度の差に比例し、PTC素子1は放熱量
と発熱量が等しくなるところで平衡状態となるから、所
定数の安定平衡点ができることになる。
【0010】例えば、平常時、PTC素子1はある平衡
点を保つが、何らかの異常が起こると、別の平衡点に達
する。このとき、PTC素子1は高抵抗となり、同時に
負荷駆動用回路に流れる電流を制限することができる。
【0011】このように平衡点が移動する現象をトリッ
プ現象と呼んでいる。
【0012】そして、一旦トリップ現象が発生してトリ
ップ状態になると、負荷駆動用回路の異常を取り除いて
も、負荷駆動用回路は復帰せず、負荷駆動用回路を正常
に働かせるには、PTC素子1の印加電圧を下げるか、
又は電源を切ってPTC素子1が冷却するのを待つ必要
があることが開示されている。
【0013】則ち、PTC素子1の抵抗値−温度特性
は、PTC素子1の温度上昇に伴って抵抗値が増加し、
或る温度(具体的には、約120℃)において、急激に
抵抗値が増大する。
【0014】従って、短絡事故等によって負荷駆動用回
路に過電流が流れた場合、PTC素子1を流れる電流に
よりPTC素子1自体が発熱し、その発熱によってPT
C素子1の抵抗値が急上昇してその負荷駆動用回路の電
流は激減し、ほとんど遮断された状態となって配線およ
び電装品が保護されることが開示されている。
【0015】これに依り、従来のヒューズの場合のよう
に過電流によって溶断したヒューズを取り除いて新品と
交換する必要がなく、何ら保護部品の交換を要せずに正
常な状態に復帰することが可能となるという効果が開示
されている。
【0016】また、PTC素子1を流れる過電流を検出
して異常発生の表示を行う表示手段6を設けることに依
り、異常状態の認知が容易となることが開示されてい
る。
【0017】例えば、PTC素子1を流れる過電流に応
じて発生する電位差を、コンパレータ2が検出してラン
プ8,8、警報等の表示手段6によって異常状態を表示
する負荷駆動用回路を設けることに依り、その表示を認
知して直ちに負荷駆動用回路の開閉器を遮断するなど異
常事態を排除すれば、PTC素子1自体が放熱冷却さ
れ、元の状態に復帰させることができることが開示され
ている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動車用配線保護装置9において、PTC素
子1は、平常時、ある平衡点を保つが、何らかの異常が
起こると、別の平衡点に達して高抵抗値となり(則ち、
トリップ状態となり)、同時に負荷駆動用回路に流れる
電流を制限することができるできるものの、その抵抗値
は有限値であるため、負荷駆動用回路又は負荷L,Lへ
の電流を完全には遮断できず、漏れ電流が流れてしまう
という技術的課題があった。
【0019】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、回路導体に発生する
ジュール熱を検知すると共に、検知量信号を生成する感
温手段(具体的には、PTC素子)と、検知量信号が所
定レベルに達した過熱状態の際に電流遮断の制御信号を
を生成し、過電流遮断制御実行後の過熱状態が解除され
た際に通電可能状態へ復帰する制御信号を生成する過電
流制御手段と、過電流遮断制御信号に応じて回路導体に
流れる負荷電流を遮断すると共に、通電復帰制御信号に
応じて回路導体を通電可能状態に復帰させる継電手段と
を設けることに依り、PTC素子が前述のトリップ状態
においても、回路導体に流れる過電流状態にある負荷電
流を完全に遮断できる過電流防止装置を提供することを
課題としている。
【0020】更に、このようなPTC素子にヒューズ機
能を代替させることに依り、過負荷時に溶断してしまう
従来のワンタイムタイプのヒューズを不要とすることが
可能となり、その結果、メンテナンスフリーの過電流防
止装置を提供することを課題としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、負荷20に接続された回路導体14を流れる負荷電
流18aに応じて当該回路導体14に発生するジュール
熱を検知すると共に、当該検知量が所定レベルに達した
過熱状態の際に当該負荷電流18aを遮断する制御を実
行し、当該過電流遮断制御実行後であって当該過熱状態
が解除された際に通電可能状態へ復帰する制御を実行す
るように構成されている、ことを特徴とする過電流防止
装置10である。
【0022】請求項1に記載の発明に依れば、回路導体
14に流れる過電流状態にある負荷電流18aを完全に
遮断できるようになる。
【0023】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の過電流防止装置10において、前記回路導体14に発
生するジュール熱を検知すると共に、前記検知量の信号
を生成する感温手段12と、前記検知量信号12aが所
定レベルに達した過熱状態の際に電流遮断の制御信号を
を生成し、当該過電流遮断制御実行後に前記過熱状態が
解除された際に通電可能状態へ復帰する制御信号を生成
する過電流制御手段16と、前記過電流遮断制御信号1
6aに応じて前記回路導体14に流れる負荷電流18a
を遮断すると共に、前記通電復帰制御信号16bに応じ
て前記回路導体14を通電可能状態に復帰させる継電手
段18とを有する、ことを特徴とする過電流防止装置1
0である。
【0024】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、感温手段12に依って制御可能
な継電手段18を設けることに依り、回路導体14に流
れる過電流状態にある負荷電流18aを完全に遮断でき
るようになる。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の過電流防止装置10において、前記感温手段12は、
前記回路導体14に接触した状態で設けられ、検知温度
に対して非線形に変化する抵抗値を前記検知量信号12
aとして出力するPTC素子122を有する、ことを特
徴とする過電流防止装置10である。
【0026】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、感温手段12としてPTC素子
122を設けることに依り、回路導体14に流れる過電
流状態にある負荷電流18aを完全に遮断できるように
なる。
【0027】更に、継電手段18を設けることに依り、
PTC素子122が前述のトリップ状態においても、回
路導体14に流れる過電流状態にある負荷電流18aを
完全に遮断できる過電流防止装置10を提供することを
課題としている。
【0028】更に、このようなPTC素子122にヒュ
ーズ機能を代替させることに依り、過負荷時に溶断して
しまう従来のワンタイムタイプのヒューズを不要とする
ことが可能となり、その結果、メンテナンスフリーの過
電流防止装置10を提供できるようになる。
【0029】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の過電流防止装置10において、前記回路導体14は、
途中を所定回数折り畳んで形成された曲折部1422を
有するバスバー142であり、前記PTC素子122
は、前記曲折部1422内に熱的に密着された状態で設
けられて構成されている、ことを特徴とする過電流防止
装置10である。
【0030】請求項4に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、バスバー142に曲折部142
2を設けることに依り、PTC素子122との熱的な密
着性を向上させることが可能となり、更に、密着面積も
大きくすることができ、その結果、高い感温特性(則
ち、感温速度特性と測温感度特性)を有するバスバー1
42を実現できるようになる。
【0031】このような高い感温特性を有するバスバー
142にPTC素子122を熱的に高い密着性を保持し
た接続形態で設けることに依り、回路導体14に流れる
過電流状態にある負荷電流18aを高い応答性を以て完
全に遮断できるようになる。
【0032】更に、継電手段18は、PTC素子122
のこのような高速応答性に十分見合う応答速度を以て、
回路導体14に流れる過電流状態にある負荷電流18a
を高速に且つ完全に遮断できるようになる。
【0033】更に、このような高速応答を有するPTC
素子122にヒューズ機能を代替させることに依り、過
負荷時に溶断してしまう従来のワンタイムタイプのヒュ
ーズを不要とすることが可能となり、メンテナンスフリ
ー且つ高速遮断特性を有する過電流防止装置10を提供
できるようになる。
【0034】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の過電流防止装置10において、前記回路導体14は、
前記PTC素子122の外形に応じた空孔部1424を
有するバスバー142であり、前記PTC素子122
は、前記空孔部1424内に熱的に密着された状態で嵌
挿されて構成されている、ことを特徴とする過電流防止
装置10である。
【0035】請求項5に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、バスバー142に空孔部142
4を設けることに依り、PTC素子122との熱的な密
着性を向上させることが可能となり、更に、密着面積も
大きくすることができ、その結果、高い感温特性(則
ち、感温速度特性と測温感度特性)を有するバスバー1
42を実現できるようになる。
【0036】このような高い感温特性を有するバスバー
142にPTC素子122を熱的に高い密着性を保持し
た接続形態で設けることに依り、回路導体14に流れる
過電流状態にある負荷電流18aを高い応答性を以て完
全に遮断できるようになる。
【0037】更に、継電手段18は、PTC素子122
のこのような高速応答性に十分見合う応答速度を以て、
回路導体14に流れる過電流状態にある負荷電流18a
を高速に且つ完全に遮断できるようになる。
【0038】更に、このような高速応答を有するPTC
素子122にヒューズ機能を代替させることに依り、過
負荷時に溶断してしまう従来のワンタイムタイプのヒュ
ーズを不要とすることが可能となり、メンテナンスフリ
ー且つ高速遮断特性を有する過電流防止装置10を提供
できるようになる。
【0039】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか一項に記載の過電流防止装置10において、
前記過電流遮断制御信号16aに応じて過負荷発生の表
示を行うと共に、前記通電復帰制御信号16bに応じて
負荷20の接続可能の表示を行う表示手段19を有す
る、ことを特徴とする過電流防止装置10である。
【0040】請求項6に記載の発明に依れば、請求項1
乃至5のいずれか一項に記載の効果に加えて、このよう
な高速遮断特性を有する過電流防止装置10において、
過負荷発生の表示、及び負荷20の接続可能の表示を作
業者に明示できるようになる結果、過電流防止装置10
の高速遮断特性を有効に作業に反映させることができる
ようになる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき実施形態を説
明する。
【0042】図1は、本発明の過電流防止装置10の一
実施形態を説明するための機能ブロック図である。
【0043】本過電流防止装置10は、自動車や電車等
の車両に装備され、モータやヒータ等を内蔵する電装
品、及び電装品を電気的に接続する電気配線を過電流か
ら保護するための自動車用の過電流防止装置10であっ
て、負荷20に接続された回路導体14を流れる負荷電
流18aに応じて、この回路導体14に発生するジュー
ル熱を検知すると同時に、検知された検知量が所定レベ
ルに達した過熱状態の際に、対象となる負荷電流18a
を遮断する制御を実行し、この過電流遮断制御実行後で
あって過熱状態が解除された際に、通電可能状態へ復帰
する制御を実行する機能を有し、感温手段12と回路導
体14と過電流制御手段16と継電手段18と表示手段
19とを有する。
【0044】このような過電流防止装置10に依れば、
回路導体14に流れる過電流状態にある負荷電流18a
を完全に遮断できるようになる。
【0045】更に具体的に、発明の実施形態を説明す
る。
【0046】図2は、図1の過電流防止装置10に用い
られる感温手段12であるPTC素子122の入出力特
性を説明するためのグラフである。
【0047】感温手段12は、回路導体14に発生する
ジュール熱を検知すると同時に、検知量の信号を生成す
る機能を有し、回路導体14に設けられると同時に、過
電流制御手段16に接続されている。
【0048】具体的には、感温手段12として、正の非
直線的な温度特性(具体的には、図2に示すように、約
110℃から120℃にかけて急激に抵抗値が増大する
特性)を有するPTC素子122を用いている。PTC
素子122は、回路導体14に接触した状態で設けら
れ、図2に示すように、検知温度に対して非線形に変化
する抵抗値を検知量信号12aとして出力する機能を有
する。
【0049】この温度は素子の材料により自由に設定が
可能で、たとえばポリマーの種類が高密度ポリエチレン
では約120℃、ポリビニリデンフルオライドでは約1
80℃である。
【0050】所定の温度(単位は[℃])で急激に抵抗
値(単位は[Ω])が上昇するこのようなPTC素子1
22は、回路導体14の保護機能として可溶体を用いた
従来のヒューズに代えて使用することができる。
【0051】PTC素子122の抵抗値−温度特性(図
2参照)に従って、回路導体14の過電流を検知すると
同時に、リレー素子18を用いて、その負荷20の電流
を完全に遮断することができ、その結果、負荷20であ
る電装品(則ち、負荷20)の保護が可能となる。
【0052】PTC素子122は、図2に示す抵抗値−
温度特性(則ち、検知温度に対して抵抗値が非線形に変
化する特性)に従って、所定の温度になると急激に抵抗
値が変化する性質がある。
【0053】この検知した温度に対する急激な抵抗値変
化を利用して、PTC素子122にヒューズ機能を代替
させることに依り、従来のヒューズを廃止することがで
きる。
【0054】また、図2の特性曲線の初期値は、その製
造の際に、種々変えることができる。従って、ヒューズ
として使用するPTC素子122自体が電圧降下機能を
もつので、従来の電線長による電圧調整が不要となり、
負荷20の駆動用回路電線の短縮、軽量化と共に全車両
に対する共用化ができる。
【0055】ところで、負荷20に所定の電圧が印加さ
れ、かつ負荷20の抵抗がPTC素子122の定常状態
での抵抗値より十分大きいとすると、PTC素子122
の発熱−温度曲線は、極大値をもつ曲線で表される。
【0056】また、PTC素子122の放熱量はPTC
素子122温度と環境温度の差に比例し、PTC素子1
22は放熱量と発熱量が等しくなるところで平衡状態と
なるから、所定数の安定平衡点ができることになる。
【0057】例えば、平常時、PTC素子122はある
平衡点を保つが、何らかの異常が起こると、別の平衡点
に達する。このとき、PTC素子122は高抵抗とな
る。このように平衡点が移動する現象をトリップ現象と
呼んでいる。
【0058】そして、一旦トリップ現象が発生してトリ
ップ状態になると、負荷20の過電流状態を取り除いて
も復帰せず、正常状態に復帰させるには、PTC素子1
22の印加電圧を下げるか、又は電源を切ってPTC素
子122が冷却するのを待つ必要がある。
【0059】則ち、PTC素子122の抵抗値−温度特
性は、PTC素子122の温度上昇に伴って抵抗値が増
加し、所定レベルの温度(具体的には、約120℃)に
おいて、急激に抵抗値が増大する。
【0060】従って、短絡事故等によって回路導体14
に過電流が流れた場合、回路導体14を流れる電流によ
り(具体的には、ジュール熱により)、回路導体14自
体が発熱し、その発熱によってPTC素子122の抵抗
値が急上昇すると、この発熱量(ジュール熱量)に応じ
た検知温度に対して非線形に変化する抵抗値を検知量信
号12aとして出力する。
【0061】このように、感温手段12としてPTC素
子122を設けることに依り、回路導体14に流れる過
電流状態にある負荷電流18aを完全に遮断できるよう
になる。
【0062】更に、継電手段18を設けることに依り、
PTC素子122が前述のトリップ状態においても、回
路導体14に流れる過電流状態にある負荷電流18aを
完全に遮断できる過電流防止装置10を提供することを
課題としている。
【0063】更に、このようなPTC素子122にヒュ
ーズ機能を代替させることに依り、過負荷時に溶断して
しまう従来のワンタイムタイプのヒューズを不要とする
ことが可能となり、その結果、メンテナンスフリーの過
電流防止装置10を提供できるようになる。
【0064】過電流制御手段16は、検知量信号12a
が所定レベルに達した過熱状態の際に、電流遮断の制御
信号をを生成し、当該過電流遮断制御実行後であって過
熱状態が解除された際に、通電可能状態へ復帰する制御
信号を生成する機能を有し、感温手段12と継電手段1
8と表示手段19とに接続されている。
【0065】具体的には、図1に示すように、過電流制
御手段16を、pnpトランジスタQ1とスイッチ(図
中SW)162によって実現することが高速な遮断特性
を得る上で望ましい。
【0066】pnpトランジスタQ1は、スイッチSW
162のON状態において、検知量信号12aをベース
電圧として検出することができる。
【0067】回路導体14が所定レベル以下の温度(具
体的には、120℃)である場合、PTC素子122の
抵抗値(則ち、検知量信号12a)は図2に示すように
0.01[Ω]程度であるため、pnpトランジスタQ
1のベース電位は0[V]程度に保持される。このた
め、pnpトランジスタQ1はON状態となり、エミッ
ターコレクター間が導通状態となり、リレー素子18も
これに応じてOFF状態となる。
【0068】一方、回路導体14が所定レベルの温度
(120℃)に達した場合、PTC素子122の抵抗値
(検知量信号12a)は図2に示すように10[kΩ]
乃至100[kΩ]程度と急激に大きくなるため、pn
pトランジスタQ1のベース電位は、電源22の電圧に
近い値に到達する。このため、pnpトランジスタQ1
はOFF状態となり、エミッターコレクター間が遮断状
態となり、リレー素子18もこれに応じてON状態とな
る。
【0069】継電手段18は、過電流遮断制御信号16
aに応じて回路導体14に流れる負荷電流18aを遮断
すると同時に、通電復帰制御信号16bに応じて回路導
体14を通電可能状態に復帰させる機能を有し、過電流
制御手段16に接続されている。
【0070】具体的には、図1に示すように、回路導体
14と負荷20との間に直列に設けられたリレー素子を
用いることが遮断特性上望ましい。
【0071】このリレー素子18のON/OFF制御
は、前述したように、過電流制御手段16としてのpn
pトランジスタQ1によって実現できる。
【0072】このような感温手段12に依って制御可能
な継電手段18を設けることに依り、回路導体14に流
れる過電流状態にある負荷電流18aを完全に遮断でき
るようになる。
【0073】表示手段19は、過電流遮断制御信号16
aに応じて過負荷発生の表示を行うと同時に、通電復帰
制御信号16bに応じて負荷20の接続可能の表示を行
う機能を有し、過電流制御手段16に接続されている。
【0074】表示手段19は、メーターパネルなどに設
けた表示部として用いることが望ましい。この場合、表
示部内に設けられた警報ランプ(図示せず)を点灯させ
て過負荷発生を表示することが望ましい。
【0075】警報ランプの点灯により、過負荷発生を認
知してその過負荷発生原因を排除すれば、PTC素子1
22の温度は自然放熱によって低下して正常な状態に復
帰するので、PTC素子122を含む保護回路には何ら
手を加えずに元の状態に戻すことができる。
【0076】このような表示手段19は、液晶ディスプ
レイ、警告音用のスピーカー、メニュー選択手段(キー
ボード)を中心に構成されていることが望ましい。
【0077】前述したような高速遮断特性を有する過電
流防止装置10において、過負荷発生の表示、及び負荷
20の接続可能の表示を作業者に明示できるようになる
結果、過電流防止装置10の高速遮断特性を有効に作業
に反映させることができるようになる。
【0078】図3は、同図(a)〜(d)は、図1の過
電流防止装置10に用いられるバスバー142の作製手
順を説明するための工程図である。
【0079】回路導体14は、具体的には、図3の作製
手順に示すように、途中を所定回数折り畳んで形成され
た曲折部1422を有するバスバー142である。
【0080】このようなバスバー142において、PT
C素子122は、曲折部1422内に熱的に密着された
状態で設けられている。
【0081】このような作製手順に従って作成された曲
折部1422をバスバー142に設けることに依り、P
TC素子122との熱的な密着性を向上させることが可
能となり、更に、密着面積も大きくすることができ、そ
の結果、高い感温特性(則ち、感温速度特性と測温感度
特性)を有するバスバー142を実現できるようにな
る。
【0082】このような高い感温特性を有するバスバー
142にPTC素子122を熱的に高い密着性を保持し
た接続形態で設けることに依り、回路導体14に流れる
過電流状態にある負荷電流18aを高い応答性を以て完
全に遮断できるようになる。
【0083】更に、継電手段18は、PTC素子122
のこのような高速応答性に十分見合う応答速度を以て、
回路導体14に流れる過電流状態にある負荷電流18a
を高速に且つ完全に遮断できるようになる。
【0084】更に、このような高速応答を有するPTC
素子122にヒューズ機能を代替させることに依り、過
負荷時に溶断してしまう従来のワンタイムタイプのヒュ
ーズを不要とすることが可能となり、メンテナンスフリ
ー且つ高速遮断特性を有する過電流防止装置10を提供
できるようになる。
【0085】なお、回路導体14として、PTC素子1
22の外形に応じた空孔部1424を有するバスバー1
42を用いることも可能である。このとき、PTC素子
122は、空孔部1424内に熱的に密着された状態で
嵌挿されて構成されているこのが望ましい。バスバー1
42にこのような空孔部1424を設けることに依り、
PTC素子122との熱的な密着性を向上させることが
可能となり、更に、密着面積も大きくすることができ、
その結果、高い感温特性(則ち、感温速度特性と測温感
度特性)を有するバスバー142を実現できるようにな
る。更に、このような高い感温特性を有するバスバー1
42にPTC素子122を熱的に高い密着性を保持した
接続形態で設けることに依り、回路導体14に流れる過
電流状態にある負荷電流18aを高い応答性を以て完全
に遮断できるようになる。更に、継電手段18は、PT
C素子122のこのような高速応答性に十分見合う応答
速度を以て、回路導体14に流れる過電流状態にある負
荷電流18aを高速に且つ完全に遮断できるようにな
る。更に、このような高速応答を有するPTC素子12
2にヒューズ機能を代替させることに依り、過負荷時に
溶断してしまう従来のワンタイムタイプのヒューズを不
要とすることが可能となり、メンテナンスフリー且つ高
速遮断特性を有する過電流防止装置10を提供できるよ
うになる。
【0086】なお、以上説明したように、本実施形態の
過電流防止装置10は、自動車のドアコントロールリレ
ー回路、自動車のシガレットライター駆動回路、自動車
のワイパーモータやパワーウインド用モータ等のモータ
駆動回路等の負荷20に広く応用可能であることは明か
である。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、回路導
体に流れる過電流状態にある負荷電流を完全に遮断でき
るようになる。
【0088】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、感温手段に依って制御可能な継
電手段を設けることに依り、回路導体に流れる過電流状
態にある負荷電流を完全に遮断できるようになる。
【0089】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、感温手段としてPTC素子を設
けることに依り、回路導体に流れる過電流状態にある負
荷電流を完全に遮断できるようになる。
【0090】更に、継電手段を設けることに依り、PT
C素子が前述のトリップ状態においても、回路導体に流
れる過電流状態にある負荷電流を完全に遮断できる過電
流防止装置を提供することを課題としている。
【0091】更に、このようなPTC素子にヒューズ機
能を代替させることに依り、過負荷時に溶断してしまう
従来のワンタイムタイプのヒューズを不要とすることが
可能となり、その結果、メンテナンスフリーの過電流防
止装置を提供できるようになる。
【0092】請求項4に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、バスバーに曲折部を設けること
に依り、PTC素子との熱的な密着性を向上させること
が可能となり、更に、密着面積も大きくすることがで
き、その結果、高い感温特性(則ち、感温速度特性と測
温感度特性)を有するバスバーを実現できるようにな
る。
【0093】このような高い感温特性を有するバスバー
にPTC素子を熱的に高い密着性を保持した接続形態で
設けることに依り、回路導体に流れる過電流状態にある
負荷電流を高い応答性を以て完全に遮断できるようにな
る。
【0094】更に、継電手段は、PTC素子のこのよう
な高速応答性に十分見合う応答速度を以て、回路導体に
流れる過電流状態にある負荷電流を高速に且つ完全に遮
断できるようになる。
【0095】更に、このような高速応答を有するPTC
素子にヒューズ機能を代替させることに依り、過負荷時
に溶断してしまう従来のワンタイムタイプのヒューズを
不要とすることが可能となり、メンテナンスフリー且つ
高速遮断特性を有する過電流防止装置を提供できるよう
になる。
【0096】請求項5に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、バスバーに空孔部を設けること
に依り、PTC素子との熱的な密着性を向上させること
が可能となり、更に、密着面積も大きくすることがで
き、その結果、高い感温特性(則ち、感温速度特性と測
温感度特性)を有するバスバーを実現できるようにな
る。
【0097】このような高い感温特性を有するバスバー
にPTC素子を熱的に高い密着性を保持した接続形態で
設けることに依り、回路導体に流れる過電流状態にある
負荷電流を高い応答性を以て完全に遮断できるようにな
る。
【0098】更に、継電手段は、PTC素子のこのよう
な高速応答性に十分見合う応答速度を以て、回路導体に
流れる過電流状態にある負荷電流を高速に且つ完全に遮
断できるようになる。
【0099】更に、このような高速応答を有するPTC
素子にヒューズ機能を代替させることに依り、過負荷時
に溶断してしまう従来のワンタイムタイプのヒューズを
不要とすることが可能となり、メンテナンスフリー且つ
高速遮断特性を有する過電流防止装置を提供できるよう
になる。
【0100】請求項6に記載の発明に依れば、請求項1
乃至5のいずれか一項に記載の効果に加えて、このよう
な高速遮断特性を有する過電流防止装置において、過負
荷発生の表示、及び負荷の接続可能の表示を作業者に明
示できるようになる結果、過電流防止装置の高速遮断特
性を有効に作業に反映させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過電流防止装置の一実施形態を説明す
るための機能ブロック図である。
【図2】図1の過電流防止装置に用いられる感温手段で
あるPTC素子の入出力特性を説明するためのグラフで
ある。
【図3】同図(a)〜(d)は、図1の過電流防止装置
に用いられるバスバーの作製手順を説明するための工程
図である。
【図4】従来の過電流防止装置を説明するための機能ブ
ロック図である。
【符号の説明】 10 過電流防止装置 12 感温手段 12a 検知量信号 122 PTC素子 14 回路導体 142 バスバー 1422 曲折部 1424 空孔部 16 過電流制御手段 16a 過電流遮断制御信号 16b 通電復帰制御信号 18 継電手段 18a 負荷電流 19 表示手段 20 負荷

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に接続された回路導体を流れる負荷
    電流に応じて当該回路導体に発生するジュール熱を検知
    すると共に、当該検知量が所定レベルに達した過熱状態
    の際に当該負荷電流を遮断する制御を実行し、当該過電
    流遮断制御実行後であって当該過熱状態が解除された際
    に通電可能状態へ復帰する制御を実行するように構成さ
    れている、 ことを特徴とする過電流防止装置。
  2. 【請求項2】 前記回路導体に発生するジュール熱を検
    知すると共に、前記検知量の信号を生成する感温手段
    と、 前記検知量信号が所定レベルに達した過熱状態の際に電
    流遮断の制御信号をを生成し、当該過電流遮断制御実行
    後に前記過熱状態が解除された際に通電可能状態へ復帰
    する制御信号を生成する過電流制御手段と、 前記過電流遮断制御信号に応じて前記回路導体に流れる
    負荷電流を遮断すると共に、前記通電復帰制御信号に応
    じて前記回路導体を通電可能状態に復帰させる継電手段
    とを有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の過電流防止装置。
  3. 【請求項3】 前記感温手段は、前記回路導体に接触し
    た状態で設けられ、検知温度に対して非線形に変化する
    抵抗値を前記検知量信号として出力するPTC素子を有
    する、 ことを特徴とする請求項2に記載の過電流防止装置。
  4. 【請求項4】 前記回路導体は、途中を所定回数折り畳
    んで形成された曲折部を有するバスバーであり、 前記PTC素子は、前記曲折部内に熱的に密着された状
    態で設けられて構成されている、 ことを特徴とする請求項3に記載の過電流防止装置。
  5. 【請求項5】 前記回路導体は、前記PTC素子の外形
    に応じた空孔部を有するバスバーであり、 前記PTC素子は、前記空孔部内に熱的に密着された状
    態で嵌挿されて構成されている、 ことを特徴とする請求項3に記載の過電流防止装置。
  6. 【請求項6】 前記過電流遮断制御信号に応じて過負荷
    発生の表示を行うと共に、前記通電復帰制御信号に応じ
    て負荷接続可能の表示を行う表示手段を有する、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載
    の過電流防止装置。
JP25304396A 1996-09-25 1996-09-25 過電流防止装置 Withdrawn JPH10108357A (ja)

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