JPH0870295A - 信号伝送方法 - Google Patents

信号伝送方法

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JPH0870295A
JPH0870295A JP20323594A JP20323594A JPH0870295A JP H0870295 A JPH0870295 A JP H0870295A JP 20323594 A JP20323594 A JP 20323594A JP 20323594 A JP20323594 A JP 20323594A JP H0870295 A JPH0870295 A JP H0870295A
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敬子 石濱
Hirokazu Nagasawa
宏和 長澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 双方向バスによるデータの送受信において双
方向からのデータがぶつかることなく、データを送受信
させることができる信号伝送方法の提供を目的とする。 【構成】 第1の半導体IC1と第2の半導体IC2の
入出力状態の切換遷移時にタイミング信号PBVに応じ
て両方共に入力状態にしてモード切換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば装置間あるいは
回路間を共用する双方向バスにおいて双方向のデータ送
受信する信号伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル回路では、どうして
もデータをパラレルに送ったりするため複数のビットが
必要になる。このようにディジタル回路は、ビット幅が
ある程度必要になる等から信号線が多くなることが知ら
れている。
【0003】ディジタル回路は、少しでも基板上の回路
配線等を簡略化するために、2つの回路間でデータの送
受信を行う双方向データバスを用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディジタル
回路では、ディジタルデータを通信する場合、信号レベ
ルに対応したビット幅を設けなければならないので、デ
ィジタルデータの送受信には、一つの情報を高速に相手
方に供給するため複数の信号線が必要になる。
【0005】ところが、このように複数の信号線を設け
たバスラインでは、基板配線では面積を取ることにな
り、半導体ICでは、パッケージのピン数が増えてしま
うことになる。
【0006】特に、半導体ICを縮小することが最近大
きな問題として挙げられてきている。このような問題を
解決するために、前述したような双方向バスを使用した
通信方式がデータ送受信に用いられるようになってきて
いる。
【0007】しかしながら、双方向バスの方向切換は、
例えば各半導体ICがその都度非同期で方向切換、すな
わち入出力のモード切換を行っていた。このモード切換
には、何等決まりがないので、半導体IC同士の出力が
ぶつかり合ってしまう等の問題が数多く生じている。
【0008】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、双方向バスによるデータの
送受信において双方向からのデータがぶつかることな
く、データを送受信させることができる信号伝送方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号伝送方
法は、第1の半導体ICと第2の半導体ICとの間を双
方向バスを介してデータを送受信する信号伝送方法にお
いて、第1の半導体ICと第2の半導体ICの入出力状
態の切換遷移時に両方共に入力状態にしてモード切換を
行うことを特徴としている。
【0010】ここで、モード切換は、入出力状態の切換
遷移時に供給されるタイミング信号に合わせて行う。こ
のタイミング信号は、ある一定間隔毎に送られてくる。
例えば出力状態から入力状態への切換信号と入力状態か
ら出力状態への切換信号の間は、1フィールドに設定し
ている。
【0011】また、双方向バスは、装置間あるいは回路
間を共用する入出力信号線である。
【0012】
【作用】本発明に係る信号伝送方法は、第1の半導体I
Cと第2の半導体ICの入出力状態の切換遷移時に両方
共に入力状態にしてモード切換を行うことにより、例え
ば第1の半導体ICの入力状態から出力状態へのモード
切換がモード遷移直後に行われ、第2の半導体ICの出
力状態から入力状態へのモード遷移が切換遷移直前に行
われてモード切換の遷移時には双方向バスでの衝突が回
避される。
【0013】モード切換が、入出力状態のモード切換遷
移時に供給されるタイミング信号に合わせて行われるこ
とにより、確実な切換操作が行われる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る信号伝送方法の一実施例
について、図面を参照しながら説明する。ここで、この
信号伝送方法が、半導体IC間でのデータ伝送に適用し
た場合の一例に基づいて説明する。
【0015】信号伝送方法において、第1のデータ伝送
対象である半導体IC1と第2のデータ伝送対象である
データ半導体IC2は、例えば図1に示すように、双方
向バス3で両者が接続されている。
【0016】半導体IC1が入力状態、半導体IC2が
出力状態に設定されているとき、Aモードと呼ぶ。この
とき、伝送されるデータが、半導体IC2から半導体I
C1に供給される。
【0017】また、半導体IC2が入力状態、半導体I
C1が出力状態に設定されているとき、Bモードと呼
ぶ。このとき、伝送されるデータが、半導体IC1から
半導体IC2に供給される。
【0018】この半導体IC1と半導体IC2において
同時に一方向への伝送しかできないので、図2に示すよ
うに、AモードからBモードへモード遷移を行うとき、
モード遷移期間である1フィールド内で半導体IC1と
半導体IC2が共に出力状態となってしまう虞れがあ
る。このような出力の衝突が生じると、両者の間のデー
タ伝送が正確に行えなくなってしまう。
【0019】そこで、モード遷移時には、半導体IC1
と半導体IC2は、共に入力状態にしておくと、出力の
衝突を回避できる。この衝突の回避を行うために、マイ
クロコンピュータからほぼ1フィールドに1回生成され
るタイミング信号PBVを用いる。このタイミング信号
PBVは、連続した信号がないとき自走により自動生成
される。モード遷移は、このタイミング信号PBVの立
ち下がりで開始し次フィールドのタイミング信号PBV
の立ち下がりで終了する。
【0020】このタイミング信号PBVの立ち下がりエ
ッジと次フィールドの立ち下がりエッジを用いてモード
遷移時に半導体IC1及び半導体IC2を入力状態にす
るためには、半導体IC1では、入力状態から出力状態
へのモード切換が1フィールドのモード遷移直後に行わ
れ、半導体IC2では、出力状態から入力状態へのモー
ド遷移が切換遷移直前に行われなければならない。
【0021】従って、AモードからBモードへモード遷
移する際に、半導体IC2は、タイミング信号PBVの
立ち下がりエッジで出力状態から入力状態に切り換え
る。また、半導体IC1は、次フィールドのタイミング
信号PBVの立ち下がりエッジで入力状態から出力状態
に切り換える。
【0022】以上のように動作させることにより、従
来、モード遷移時に何等規定されていなかったために生
じる虞れのある出力の衝突を回避することができる。こ
れにより、ディジタル回路のシステムを破綻させること
なくシステム構成することができ、システムの縮小化に
大いに寄与することができる。
【0023】また、一定間隔で送られてくるタイミング
信号PBVに応じて半導体ICのモード切換を行うこと
により、正確なモード切換を行わせることができる。
【0024】なお、この実施例では、双方向バスにおけ
るデータの送受信について説明したが、本発明は上述し
た実施例に限定されるものでなく、例えば半二重方式の
通信のように同時に一方向への伝送しかできない通信方
式においても同様に出力のぶつかりを回避して正確なデ
ータの送受信を行わせることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る信号伝送方法によれば、モ
ード遷移の期間データ伝送対象をすべて入力状態にする
ことにより、従来、モード遷移時に何等規定されていな
かったために生じる虞れのある出力の衝突を回避するこ
とができる。これにより、ディジタル回路のシステムを
破綻させることなくシステム構成することができ、シス
テムの縮小化に大いに寄与することができる。
【0026】また、一定間隔で送られてくるタイミング
信号に応じて半導体ICのモード切換を行うことによ
り、正確なモード切換を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号伝送方法が適用された双方向
バスによる接続構成を示す模式図である。
【図2】上記双方向バスのモード遷移における動作タイ
ミングを説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1、2 半導体IC 3 双方向バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のデータ入出力対象と第2のデータ
    入出力対象との間を双方向バスを介してデータを送受信
    する信号伝送方法において、 上記第1のデータ入出力対象と上記第2のデータ入出力
    対象の入出力状態の切換遷移時に両方共に入力状態にし
    てモード切換を行うことを特徴とする信号伝送方法。
  2. 【請求項2】 上記モード切換は、上記入出力状態の切
    換遷移時に供給されるタイミング信号に合わせて行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の信号伝送方法。
  3. 【請求項3】 上記タイミング信号は、ある一定間隔毎
    に送られてくることを特徴とする請求項2記載の信号伝
    送方法。
  4. 【請求項4】 上記双方向バスは、装置間あるいは回路
    間を共用する入出力信号線であることを特徴とする請求
    項1記載の信号伝送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100329460B1 (ko) * 2000-02-09 2002-03-23 윤종용 디바이스간 통신에서 타임 슬롯 할당 방법
KR100525379B1 (ko) * 2000-01-28 2005-11-02 엘지전자 주식회사 반이중 데이터 전송방식의 기억장치 직접접근 로직의데이터 충돌 방지 방법

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