JPH0870123A - 縦型パワーmosfet及びその製造方法 - Google Patents

縦型パワーmosfet及びその製造方法

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JPH0870123A
JPH0870123A JP22569294A JP22569294A JPH0870123A JP H0870123 A JPH0870123 A JP H0870123A JP 22569294 A JP22569294 A JP 22569294A JP 22569294 A JP22569294 A JP 22569294A JP H0870123 A JPH0870123 A JP H0870123A
Authority
JP
Japan
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region
zener diode
vertical power
power mosfet
type
Prior art date
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Pending
Application number
JP22569294A
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English (en)
Inventor
Shoji Doura
昭次 堂浦
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ツェナーダイオードにおけるN- 領域のL長
を自由に設定することができ、かつツェナーダイオード
が全チップ面積に占める割合を低減できる縦型パワーM
OSFET、及びその製造方法を提供する。 【構成】 ツェナーダイオード13部分のN- 領域下の
P型エピ層2に溝を設け、N- 領域を縦方向に形成する
ことによりツェナーダイオード13を構成する。前記N
- 領域のL長は、前記溝の深さの大、小によりそれぞれ
長く、または短く設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦型パワーMOSFE
T及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】縦型パワーMOSFETでは、ゲート絶
縁膜の静電破壊対策として、図8に示すようにゲート電
極(図示せず)とソース電極(図示せず)の間にツェナ
ーダイオードを形成した構造となっている。そして、通
常の製品では、双方向ツェナーダイオードを3段設け、
耐圧を20〜30Vに調整している。
【0003】ツェナーダイオードのブレークダウン後の
特性は、ツェナーダイオードの性能の良し悪しを決める
重要なパラメータであり、ブレークダウン後の波形の傾
き(電圧に対する電流の傾き)が小さいと、ゲート保護
に対してマージンがなくなる。従って、前記傾きが大き
いほどツェナーの特性が良いと判断できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ブレークダウン後
の波形の傾きは、ツェナーダイオードにおけるN- 領域
の抵抗値に依存する。すなわち、図8においてN- 領域
の濃度と長さLが重要なファクターとなる。
【0005】N- 領域の長さLは通常5〜9μmである
が、これが長くなりすぎると抵抗値が過大となり、上記
の特性不良の原因になる。しかし、逆に短すぎると空乏
層のリーチにより耐圧が低下するというトレードオフの
関係にある。従って、N- 領域の前記L長を調整するこ
とが非常に重要となる。
【0006】本発明は、この点に鑑みなされたもので、
その第一の目的は、ツェナーダイオードにおけるN-
域のL長を自由に設定することが可能な縦型パワーMO
SFET、及びその製造方法を提供することにある。ま
た、本発明の第二の目的は、ツェナーダイオードが全チ
ップ面積に占める割合を低減することができる縦型パワ
ーMOSFET、及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るため本発明では、基板におけるN- 領域下の部分に溝
による段差を設け、この段差の深さの大小によってN-
領域のL長を自由に設定するようにした。また、上記第
二の目的を達成するため本発明では、従来横型であった
- 領域を縦型に変えたものである。
【0008】すなわち、請求項1に記載の縦型パワーM
OSFETは、ツェナーダイオード部のN- 領域が縦方
向に形成されていることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の縦型パワーMOSFET
の製造方法は、ツェナーダイオード部のN- 領域下のエ
ピ層に溝を設け、前記N- 領域を縦方向に形成すること
を特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1,2の発明においては前記溝の深い浅
いによって、N- 領域のL長を大きくし、または小さく
することができる。また、従来横型であったN- 領域を
縦型に形成することで、ツェナーダイオードの横方向の
寸法を小さくすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例により具
体的に説明する。 実施例1 図1〜7は、縦型パワーMOSFETの製造方法を工程
順に示す断面説明図である。以下、これら図1〜7に基
づいて説明する。
【0012】(1)図1に示すように、P+ −sub
(符号は1)上にP型エピ2を形成したSiウエハを基
板3とし、写真製版によりP型エピ2をエッチングす
る。エッチング深さは、1〜3μmとする。
【0013】(2)図2に示すように、P型エピ2上に
酸化膜4を膜厚3000〜6000Åに形成し、この酸
化膜4を写真製版によりパターンニングした後、残した
酸化膜4部分をマスクにしてN型ウエル5を形成する。
【0014】(3)図3に示すように、フィールド酸化
膜6を膜厚5000〜10000Åに形成した後、N型
ウエル5上にフィールド酸化膜6をパターンニングし、
その後、それ以外の領域にゲート酸化膜7(300〜6
00Å)を形成する。
【0015】(4)図4に示すように、ポリシリコン8
を約5000Å成長させた後、このポリシリコン8の全
面に、例えばリンのようなN型不純物イオン9を注入す
る。この不純物イオンのドーズ量は1×1013〜5×1
13/cm2 とする。
【0016】(5)次に、N型ボディを形成するための
不必要な部分のポリシリコン8とゲート酸化膜7をエッ
チングする。その後、図5に示すように、N型不純物イ
オン9の注入を行い、更に1100〜1200℃の熱拡
散を行って、N型ボディ10を形成すると同時にポリシ
リコン8もN型化する。
【0017】(6)リソグラフィー技術を用い、ポリシ
リコン8領域をレジストでマスクして、高濃度のN型不
純物をNボディ10中にドーズ量1×1015〜1×10
16/cm2 で注入した後、1100〜1200℃の熱拡
散を行ってN+ 領域を形成する。
【0018】(7)リソグラフィー技術を用い、(6)
で形成したN+ 領域とツェナーダイオードでN- 領域と
なるべき部分を、図6に示すようにレジスト11でマス
クして、例えばボロンのようなP型不純物イオンを高濃
度(1×1015〜5×1015/cm2 )で注入する。こ
こで、ツェナーダイオードでN- 領域となる部分、すな
わちレジストパターンニングされる領域は、(1)でS
i溝を形成した段差部にかかっているため、N- 領域は
図6に示すような形状になる。その後、P+ 型イオンを
活性化するために、850〜950℃の熱処理を行って
+ ソース12と、ツェナーのP+ 領域を形成する。こ
こで、熱処理の条件は、ポリシリコン中のボロンがSi
基板3に突き抜けないように設定する必要がある。図6
において13はツェナーダイオードを示している。
【0019】(8)最後に、層間絶縁膜14をデポ(5
000〜10000Å)した後、コンタクト穴を形成
し、Alをパターニングして図7に示す縦型パワーMO
SFETを得る。図7において15はゲートポリシリコ
ン、16はAlのソース電極、17はAlのゲート電
極、18はドレイン電極である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の縦型パワーMOSFET、及び請求項2に記載
の縦型パワーMOSFETの製造方法は、ツェナーダイ
オード部のN- 領域下のエピ層に溝を設け、ツェナーダ
イオード部のN- 領域を縦方向に形成する構成としたも
のであり、ツェナーダイオードのN- 領域のL長を、前
記溝の浅い深いによって設定することが可能となり、こ
のためツェナーダイオードのブレークダウン特性向上に
対し自由度をもたせることができる。また請求項1,2
の構成では、N- 領域を縦方向に形成するので、ツェナ
ーダイオードが全チップ面積に占める割合を低減させる
ことができる。このため、チップサイズを縮小すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縦型パワーMOSFETの製造方
法の実施例を示す断面説明図であって、第1工程に係る
ものである。
【図2】図1実施例を示す断面説明図であって、第2工
程に係るものである。
【図3】図1実施例を示す断面説明図であって、第3工
程に係るものである。
【図4】図1実施例を示す断面説明図であって、第4工
程に係るものである。
【図5】図1実施例を示す断面説明図であって、第5工
程に係るものである。
【図6】図1実施例を示す断面説明図であって、第6工
程に係るものである。
【図7】図1実施例を示す断面説明図であって、第7工
程に係るものである。
【図8】従来の縦型パワーMOSFETの要部構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 P+ −sub 2 P型エピ 3 基板 4 酸化膜 5 N型ウエル 6 フィールド酸化膜 7 ゲート酸化膜 8 ポリシリコン 9 N型不純物イオン 10 N型ボディ 11 レジスト 12 P+ ソース 13 ツェナーダイオード 14 層間絶縁膜 15 ゲートポリシリコン 16 ソース電極 17 ゲート電極 18 ドレイン電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツェナーダイオード部のN- 領域が縦方
    向に形成されていることを特徴とする縦型パワーMOS
    FET。
  2. 【請求項2】 ツェナーダイオード部のN- 領域下のエ
    ピ層に溝を設け、前記N- 領域を縦方向に形成すること
    を特徴とする縦型パワーMOSFETの製造方法。
JP22569294A 1994-08-26 1994-08-26 縦型パワーmosfet及びその製造方法 Pending JPH0870123A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6495863B2 (en) 2000-10-31 2002-12-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device having diode for input protection circuit of MOS structure device
NL2019311B1 (en) * 2016-09-30 2018-04-10 Shindengen Electric Mfg Semiconductor device

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US6495863B2 (en) 2000-10-31 2002-12-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device having diode for input protection circuit of MOS structure device
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