JPH0869869A - 誘導発熱ローラ装置 - Google Patents

誘導発熱ローラ装置

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JPH0869869A
JPH0869869A JP24349994A JP24349994A JPH0869869A JP H0869869 A JPH0869869 A JP H0869869A JP 24349994 A JP24349994 A JP 24349994A JP 24349994 A JP24349994 A JP 24349994A JP H0869869 A JPH0869869 A JP H0869869A
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cooling
water supply
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Kozo Okamoto
幸三 岡本
Masanobu Hiragori
正信 平郡
Tsutomu Futagami
勉 二神
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Tokuden Co Ltd Kyoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に誘導発熱のための磁束発生機構を備え
たローラ本体を、簡単な機構によって、効率良く及び熱
応答性良く冷却することを目的とする。 【構成】 ローラ本体の内周に、ローラ本体と同心状
に、非導電材料で構成された内筒を配置する。この内筒
の軸心方向に沿う少なくとも一方の端部を、ローラ本体
に対して軸心方向に相対的摺動が可能となるようにロー
ラ本体の内周に、弾性体からなる密封機構を介して取り
付ける。ローラ本体と内筒との間に形成される空隙部
に、ローラ本体を冷却するための冷却媒体を流通させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導発熱ローラ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】回転するローラ本体の内部に磁束発生機
構を配置し、これによりローラ本体の周壁部を誘導電流
によって発熱させる誘導発熱ローラ本体装置において、
負荷の加熱条件の変更によってローラ本体の表面温度を
低くすることが要求される場合があり、このような要求
を満足させるために冷却機能を具備させることがある。
又負荷をローラ本体の表面に接触させて冷却することが
要求される場合がある。
【0003】このときはローラ本体の表面温度を負荷の
温度より低く維持すればよく、そのためにはローラ本体
を強制的に冷却して、その表面温度を目標温度よりやや
低い温度とし、この状態でローラ本体を誘導発熱によっ
て目標値まで温度を上昇させるようにしている。
【0004】ローラ本体にこのような冷却機能を具備さ
せるために、ローラ本体の内部にシリコンオイルのよう
な中間熱媒体を封入し、この中間熱媒体に浸積されたパ
イプに冷却用媒体を通すようにした構成が先に提案され
ている(実公昭62−13352号公報参照。)。これ
によれば中間熱媒体が冷却媒体により冷却され、冷却さ
れた中間熱媒体によりローラ本体が冷却されるようにな
る。しかしこのような構成では中間熱媒体を介してのロ
ーラ本体の冷却となるため、高効率の冷却は望めない。
【0005】ローラ本体に冷却機能を具備させる他の手
段として、ローラ本体の周壁内部に、気液二相の熱媒体
を減圧封入したジャケット室の一端を、ローラ本体の端
部より突出させ、その突出部分を副ジャケット室とし、
これを冷却媒体により冷却する構成も別途提案されてい
る(実公平5−48394号公報参照。)。しかしこの
ような構成ではローラ本体の端部より突出した部分のみ
が熱交換部となるため、冷却面積を大きくとることはで
きず、冷却能力に制限が生じる。
【0006】冷却能力を向上させるために、ローラ本体
の周壁にその軸心方向に沿って孔を形成し、この孔に冷
却媒体を直接流入させる構成も提案されているが、これ
によればローラ本体の表面の均温作用を果たすジャケッ
ト室を、冷却媒体の流通路となる前記孔の外周側に形成
する必要があるため、ローラ本体としてその肉厚を厚く
する必要があり、その結果ローラ本体の重量が増大する
ばかりでなく、熱時定数が大きくなることにより、熱応
答性が低下してしまう欠点がある。またこの孔の加工も
極めて面倒である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、内部に誘導
発熱のための磁束発生機構を備えたローラ本体を冷却す
るにあたり、簡単な冷却機構によって、冷却能力及び熱
応答性の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローラ本体の
内周に、ローラ本体と同心状に、非導電材料で構成され
た内筒を、その軸心方向に沿う少なくとも一方の端部に
おいてローラ本体に対して軸心方向に相対的摺動が可能
となるようにローラ本体の内周に、弾性体からなる密封
機構を介して取り付けるとともに、ローラ本体と内筒と
の間に形成される空隙部に、ローラ本体を冷却するため
の冷却媒体を流通させてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】内筒が非導電性であるため、ローラ本体の内部
の磁束発生機構によってローラ本体を誘導発熱させて
も、内筒は誘導発熱されることはない。そしてローラ本
体と内筒との間の温度差に起因する軸心方向に沿う熱膨
張差は、ローラ本体と内筒との間の相対的摺動によって
吸収される。また半径方向に沿う熱膨張差は密封機構の
弾性によって吸収される。ローラ本体と内筒との間の空
隙部に冷却媒体が流通するので、ローラ本体の内周全面
が熱交換部となり、効率良くローラ本体が冷却される。
【0010】本発明の実施例を図1によって説明する。
1はローラ本体、2はローラ本体1の開口端面を閉塞す
る端板、3は端板2に一体的に連結されている駆動軸
で、機台に対して軸受4を介して回転自在に支持されて
いる。5は支持ロッドで、駆動軸3の内部に挿通されて
あり、駆動軸3に対して軸受6を介して回転可能とされ
ており、かつ機台に連結されている。
【0011】7は磁束発生機構で、これはローラ本体1
の内部にあって、鉄心8と、その周囲に巻装されている
誘導コイル9とから主として構成されている。10は誘
導コイル9のリード、11はローラ本体1の周壁内部に
設けられたジャケット室で、気液二相の熱媒体12が封
入されている。以上の構成は従来の構成と特に相違する
ものではない。
【0012】本発明にしたがい、ローラ本体1の内周
に、ローラ本体1と同心状に非導電材料(たとえば耐熱
ガラス、セラミックなど)で構成された内筒13を配置
する。この内筒13はその軸心方向に沿う少なくとも一
方の端部(図では両端部)において、ローラ本体1に対
して軸心方向に相対的摺動が可能となるようにローラ本
体1の内周に密封状態で嵌合される。
【0013】この軸心方向に沿う相対的摺動を可能とす
るため、内筒13の端部を、弾性体たとえばOリングか
らなる密封機構14を介してローラ本体1に対して取り
付ける。そしてこの取付によって、ローラ本体1と内筒
13との間に形成される空隙部15に、ローラ本体1を
冷却するための冷却媒体例えば冷却水を流通させる。
【0014】図の例では空隙部15の一方の端部に給水
配管16を、また他方の端部に排水配管17を連結す
る。給水配管16および排水配管17は、駆動軸3の内
部に設けられた給水路18および排水路19に連結され
る。給水路18および排水路19は給排水ユニット20
に連結されている。給排水ユニット20は静止状態にあ
って、この静止状態からローラ本体1とともに回転する
給水路18、排水路19に連通するようにしてある。
【0015】この構成において、駆動軸3によってロー
ラ本体1が回転されるが、このとき誘導コイル9を交流
電源によって励磁すれば、ローラ本体1は誘導発熱され
る。しかし内筒13は誘導発熱されることはない。ロー
ラ本体1と内筒13との間の温度差、材質による熱膨張
差は、軸心方向については密封機構14の部分において
相対的摺動によって、および半径方向については密封機
構14の弾性によってそれぞれ吸収される。
【0016】一方ローラ本体1を冷却する必要が生じた
ときは、給排水ユニット20を動作させて、給水路1
8、給水配管16を介して空隙部15の一方の端部に冷
却水を供給する。供給された冷却水は空隙部15をロー
ラ本体1の軸心方向に沿って流れ、空隙部15の他方の
端部より、排水配管17、排水路19を経て給排水ユニ
ット20に還流する。これによってローラ本体1の内周
全面が熱交換部となり、ローラ本体1を効率良く冷却す
ることができる。
【0017】冷却水による熱交換効率を向上させるため
に、空隙部15に内筒13の軸心方向に沿ってスパイラ
ル状となる流通路を形成するとよい。この流通路の形成
のために、内筒13の外周またはローラ本体1の内周に
非導電性材料からなる仕切壁21をスパイラル状に取り
付けるとよい。これによれば冷却水は空隙部15の内部
をその円周方向に沿ってスパイラル状に流れるようにな
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ーラ本体の内周に内筒を設け、ローラ本体と内筒との間
の空隙部に冷却媒体を流通するようにした簡単な構成
で、ローラ本体の内周全面を熱交換部とすることがで
き、これによりローラ本体を高効率で冷却することがで
きるとともに、ローラ本体の肉厚を厚く構成する必要が
ないことにより、重量の増大を伴うことなく、かつ熱応
答性を良好とすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ローラ本体 7 磁束発生機構 11 ジャケット室 13 内筒 14 密封機構 15 空隙部 21 仕切壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するローラ本体と、前記ローラ本体
    の内部に配置されてあって、前記ローラ本体を誘導発熱
    させるための磁束を発生する磁束発生機構とを備えてな
    る誘導発熱ローラ装置において、前記ローラ本体の内周
    に、前記ローラ本体と同心状に、非導電材料で構成され
    た内筒を、その軸心方向に沿う少なくとも一方の端部に
    おいて、前記ローラ本体に対して軸心方向に相対的摺動
    が可能となるように前記ローラ本体の内周に、弾性体か
    らなる密封機構を介して取り付けるとともに、前記ロー
    ラ本体と前記内筒との間に形成される空隙部に、前記ロ
    ーラ本体を冷却するための冷却媒体を流通させてなる誘
    導発熱ローラ装置。
  2. 【請求項2】 前記空隙部に、前記内筒の軸心方向に沿
    ってスパイラル状となる冷却媒体用の流通路を形成して
    なる請求項1に記載の誘導発熱ローラ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000208246A (ja) * 1999-01-12 2000-07-28 Tokuden Co Ltd 誘導発熱ロ―ラ装置
JP2010262831A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Tokuden Co Ltd 誘導発熱ローラ装置
CN102573159A (zh) * 2012-02-14 2012-07-11 深圳市科诺尔节能技术有限公司 一种线圈内置的电磁加热辊装置
KR20120104202A (ko) * 2009-11-13 2012-09-20 토쿠덴 가부시기가이샤 유도 발열 롤러 장치
CN109041309A (zh) * 2018-10-12 2018-12-18 威海达明新材料科技有限公司 复合电磁感应加热装置

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