JPH086966Y2 - 組立式物置のパネル結合部構造 - Google Patents

組立式物置のパネル結合部構造

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JPH086966Y2
JPH086966Y2 JP1989138971U JP13897189U JPH086966Y2 JP H086966 Y2 JPH086966 Y2 JP H086966Y2 JP 1989138971 U JP1989138971 U JP 1989138971U JP 13897189 U JP13897189 U JP 13897189U JP H086966 Y2 JPH086966 Y2 JP H086966Y2
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健太郎 大山
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Iris Ohyama Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、組立式物置のパネル結合部構造に関する。
従来の技術 従来、組立式の物置は、その全体を構成するパネルが
金属で成形されており、壁面を形成する金属パネルは、
各壁面毎に単一パネルに成形され、組み立て時の容易性
が図られている。このような従来の物置にあっては、前
述のように金属製であることから、高重量を有し、搬送
に不便であるばかりでなく、高重量を有するパネルを用
いて物置を組み立てる際の作業が困難となる。
このため、全てのパネルを合成樹脂にて成形すること
により、搬送時の便宜性や組み立て時の容易性を向上さ
せた合成樹脂製物置が本考案者等によって提案されるに
至っている。かかる合成樹脂製物置において、金属製物
置と同様に各壁面毎に単一パネルにより構成する構造と
すると、各パネルの面積が大きくなって、成形金型も大
型化してしまう。そこで、複数のパネル、例えば2毎の
パネルを上下方向で連結して、各壁面を形成することに
より成形金型の小型化を図る提案も本考案者等によって
なされている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、組立式物置にあっては分解状態で販売
され、購入者がこれを組み立てることが一般的である。
このとき、購入者は組み立てに不慣れであることから、
2枚のパネルが適正に連結されたか否かを確認すること
ができず、これに起因して、組み立てに手間取ったり、
組み立てが不完全なものとなるおそれがあった。
本考案は、このような課題に鑑みてなされたものであ
り、パネルが適正に連結されたか否かを確認しつつ組み
立てできるようにした組立式物置のパネル結合部構造を
提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本考案にあっては、長尺状
の帯状部材からなるパネル結合材の長尺方向に沿った下
縁部に、物置の壁面下部を形成する下部樹脂パネルの上
端部が内嵌する第1の凹部を形成し、前記パネル結合材
の長尺方向に沿った上縁部に、前記物置の壁面上部を形
成する上部樹脂パネルの下端部が内嵌する第2の凹部を
形成する一方、前記下部樹脂パネルには、その表面より
突出し、前記第1の凹部に前記上端部が完全に内嵌した
状態において、前記パネル結合材の下縁部が上側面に当
接する突条を形成し、前記上部樹脂パネルには、その表
面より突出し、前記第2の凹部に前記下端部が完全に内
嵌した状態において、前記パネル結合材の上縁部が下側
面に当接する突条を形成してある。
作用 前記構成において、合成樹脂製物置の壁面を形成する
樹脂パネルを結合させる際には、前記第1の凹部に下部
樹脂パネルの上端部を内嵌し、かつ第2の凹部に上部樹
脂パネルの下端部を内嵌する。これにより、両パネルは
パネル結合材を介して結合される。このとき、下部樹脂
パネルの上端部が完全に第1の凹部に内嵌していると、
パネル結合材の下縁部は下部樹脂パネルに形成されてい
る突条の上側面に当接する。また、上部パネルの下端部
が完全に第2の凹部と嵌合していると、パネル結合材の
上端部は上部パネルに形成されている突条の下側面に当
接する。したがって、パネル結合材の上縁部と下縁部と
が、各々突条に当接しているか否かを視認することによ
り、パネルとパネル結合材との結合状態の良否を識別す
ることができる。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面に従って説明す
る。すなわち、第5〜7図に示したように、物置1は、
前面に開口部2を有し、左右側壁3,4、後壁5、屋根
6、床板7、前壁8,8が、合成樹脂で成形されている。
前記左右側壁3,4は下部樹脂パネル9と上部樹脂パネル1
0とをパネル結合材11を介して上下方向に連結した構造
であって、前記両樹脂パネル9,10は同一の金型で成形さ
れ同一形状を有している。前記両樹脂パネル9,10には、
前記前壁8を形成する前部延設部12と、前記後壁5の両
側部分を形成する後部延設部13とが各々屈曲部14,14を
介して、一体的に成形されている。
前記パネル結合材11は、第1,2図に示したように、前
記両樹脂パネル9,10の幅方向全長に亙って延在し得る長
尺状の帯状部材であって、両側部には前記各屈曲部14、
14に沿う曲率からなる湾曲部16,16が設けられていると
ともに、端部には第3図に示したように貫通孔17が設け
られている。
また、前記パネル結合材11の下縁部18aには、その長
尺方向に沿って第1図に示したように第1の凹部18が設
けられており、一方上縁部19aには、第1の凹部18と対
称形状である第2の凹部19が設けられている。したがっ
て、前記パネル結合材11は、同図に示したように、断面
略H形状であって上下方向において対称形状に成形され
ているとともに、また第2の平面図から理解されるよう
に、長尺方向においても対称形状に成形されている。
前記第1の凹部18には、第4図に示したように、前記
下部樹脂パネル9の上端部9aが内嵌されており、他方、
前記第2の凹部19には前記上部樹脂パネル10の下端部10
aが内嵌されている。この各端部9a,10aと前記各凹部18,
19とは、完全に嵌合した状態において水密性をもって密
接するように形成されている。
また、前記各樹脂パネル9,10の表面には、該表面より
突出した突条20,20が形成されている。下部樹脂パネル
9に形成された突条20にあっては、第4図に示したよう
に、第1の凹部18内に当該下部樹脂パネル9の上端部9a
が完全に嵌合した状態において、前記パネル結合材11の
下縁部18aがその上側面20aに当接する位置に設けられて
いる。また、上部樹脂パネル10に形成された突条20にあ
っては、同図に示したように、第2の凹部19内に当該上
部パネル10の下端部10aが完全に嵌合した状態におい
て、前記パネル結合材11の上縁部19aが、その下側面20b
に当接する位置に設けられている。
なお、前記貫通孔17には、第5,6図に示したように、
ビス21・・・が物置1の外部から螺入されており、該ビ
ス21の先端部は物置1の内部に配設された図示しない骨
格部材に螺合されている。
以上の構成にかかる本実施例において、前記パネル結
合材11は、第1の凹部18と第2の凹部19とが形成される
ことによって前述のように、断面略H形状であって上下
方向において対称形状となっていることから、第5図に
示したように左側Lで用いたパネル結合材11を反転させ
れば、右側Rのパネル結合材11として用いることができ
る。したがって、単一のパネル結合材11を物置1の左側
Lと右側Rとで共用することが可能となり、その結果単
一のパネル結合材11を成形するための金型のみを製造す
れば良いことから、必要となる金型の数を最小限にし
て、低コスト化を図ることができる。
また、このパネル結合材11を用いて樹脂パネル9,10を
結合させる際には、前記第1の凹部18に下部樹脂パネル
9の上端部9aを挿入し、引き続き第2の凹部19に上部樹
脂パネル10の下端部10aを挿入する簡易な作業により、
両パネルは9,10前記パネル結合材11を介して結合され
る。これによって、上下方向に連結された樹脂パネル9,
10の各端部9a,10aが、水密性をもって各凹部18,19に密
接するから、両パネル9,10の結合部における防水性は確
保される。
また、下部樹脂パネル9には、前述した位置に突条20
が設けられていることから、当該下部樹脂パネル9に形
成されている突条20の上側面20aに、パネル結合材11の
下縁部18aが当接しているか否かを視認することによ
り、下部樹脂パネル9の上端部9aが凹部18に完全に嵌合
しているか否かを識別することができる。また、上部樹
脂パネル10に形成されている突条20の下側面20bに、パ
ネル結合材11の上縁部19aが当接しているか否かを視認
することにより、上部樹脂パネル10の下端部10aが凹部1
9に完全に嵌合しているか否かを識別することができ
る。
よって、不慣れな者であっても、容易かつ完全に各凹
部18,19に前記各端部9a,10aを内嵌させて、防水性を確
保することができる。しかも、前記各突条20,20の上側
面20aと下側面20bに、パネル結合材11の下縁部18aと上
縁部19aとが当接することにより、この当接した部位に
おいても防水性が確保され、より確実な防水効果を得る
ことも可能となる。
考案の効果 以上説明したように本考案によれば、下部樹脂パネル
に形成された突条の上側面にパネル結合材の下縁部が当
接しているか否か、上部樹脂パネルに形成された突条の
下側面にパネル結合材の上縁部が当接しているか否かを
視認することにより、前記両パネルの各端部がパネル結
合材の凹部に完全に嵌合しているか否かを識別すること
ができる。したがって、この認識を伴うことにより、適
正にパネルの結合を行いつつ、組み立てを行うことがで
き、物置の壁面を複数に分割しても、容易な組み立てや
完全な組み立てが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す第2図I−I線に沿
う断面図、 第2図は、本考案の一実施例にかかるパネル結合材の一
部省略平面図、 第3図は、同実施例の第2図A矢視図、 第4図は、第6図IV-IV線に沿う断面図、 第5図は、本考案の一実施例にかかる合成樹脂製物置の
正面図、 第6図は、同合成樹脂製物置の側面図、 第7図は、同合成樹脂製物置の背面図である。 1……物置本体、2……開口部、3……左側壁、4……
右側壁、5……後壁、7……床板、8……前壁、9……
下部樹脂パネル、10……上部樹脂パネル、9a……上端
部、10a……下端部、11……パネル結合材、18……第1
の凹部、19……第2の凹部、18a……下縁部、19a……上
縁部、20……突条、20a……上側面、20b……下側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状の帯状部材からなるパネル結合材の
    長尺方向に沿った下縁部に、物置の壁面下部を形成する
    下部樹脂パネルの上端部が内嵌する第1の凹部を形成
    し、前記パネル結合材の長尺方向に沿った上縁部に、前
    記物置の壁面上部を形成する上部樹脂パネルの下端部が
    内嵌する第2の凹部を形成する一方、前記下部樹脂パネ
    ルには、その表面より突出し、前記第1の凹部に前記上
    端部が完全に内嵌した状態において、前記パネル結合材
    の下縁部が上側面に当接する突条を形成し、前記上部樹
    脂パネルには、その表面より突出し、前記第2の凹部に
    前記下端部が完全に内嵌した状態において、前記パネル
    結合材の上縁部が下側面に当接する突条を形成したこと
    を特徴とする組立式物置のパネル結合部構造。
JP1989138971U 1989-11-30 1989-11-30 組立式物置のパネル結合部構造 Expired - Lifetime JPH086966Y2 (ja)

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JPH0378854U JPH0378854U (ja) 1991-08-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5812401Y2 (ja) * 1977-01-21 1983-03-09 アルプス電気株式会社 並設抵抗器
JPS5443850U (ja) * 1977-09-02 1979-03-26

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