JPH0869591A - ワイヤレスセキュリティシステム - Google Patents

ワイヤレスセキュリティシステム

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JPH0869591A
JPH0869591A JP20576994A JP20576994A JPH0869591A JP H0869591 A JPH0869591 A JP H0869591A JP 20576994 A JP20576994 A JP 20576994A JP 20576994 A JP20576994 A JP 20576994A JP H0869591 A JPH0869591 A JP H0869591A
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Kuniharu Tatezuki
邦治 竪月
Hideki Kasai
秀樹 笠井
Koichi Okumura
浩一 奥村
Toshiaki Tanaka
敏明 田中
Masahiro Kikuchi
正浩 菊地
Takeshi Kuno
毅 久野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発信器と受信器との間で無線信号による報知を
行なうセキュリティシステムにおいて、動作試験や機能
設定を容易にする。 【構成】発信器1および受信器2とは別にメンテナンス
ツール3を設ける。発信器1にはメンテナンスツール3
からの赤外線による無線信号を受信する赤外線受信部1
4を設け、受信器2にはメンテナンスツール3に電波に
よる無線信号を送出する電波送信部29を設ける。メン
テナンスツール3から発信器1および受信器2への指示
は発信器1に対して送出し、発信器1から受信器2を通
して指示に対する処理結果がメンテナンスツール3に返
送される。したがって、メンテナンスツール3と発信器
1と受信器2とによるループ経路が形成され、メンテナ
ンスツール3から動作試験や機能設定の指示を与える
と、ループ経路を通して発信器1と受信器2とに指示を
与えることができ、また処理結果を確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防災・防犯用の監視入
力に対応した情報を無線信号によって伝送することによ
り、防災・防犯に対応した報知や負荷制御を行なうよう
にしたワイヤレスセキュリティシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、防災・防犯に用いるセキュリ
ティシステムでは、配線施工が不要であって施工が容易
であるなどの長所を有する点から、センサなどからの監
視入力を発信器から無線信号によって伝送し、この無線
信号を受信した受信器が監視入力に応じた報知や負荷制
御を行なうようにしたものが提案されている。この種の
無線信号を用いて情報伝送を行なうセキュリティシステ
ムは、一般家庭で用いる程度の小規模のセキュリティシ
ステムでとくに有望視されている。
【0003】監視入力としては、防災・防犯用のセンサ
や緊急報知用の押釦スイッチなどが知られており、これ
らの監視入力に応じて無線信号(電波)を発生する発信
器を設けることによって、異常などに対応した情報を無
線信号で伝送できるようにしているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したセ
キュリティシステムでは、発信器および受信器の配置場
所によって監視可能範囲が規制されることになる。すな
わち、発信器の送信強度と受信器での受信感度との関係
にもよるが、発信器と受信器との距離や発信器と受信器
との間に存在する障害物や外来雑音の程度によって、発
信器からの無線信号を受信器で受信できない場合が生じ
る。
【0005】したがって、発信器と受信器との設置後に
発信器からの無線信号を受信器で受信できるか否かの伝
送試験を動作試験として行なうことが必要になる。この
ような伝送試験には監視入力を発生させるセンサ等の作
動条件を満たすような環境を実際に作り出し(たとえ
ば、煙感知器であれば線香などを用いて煙を発生させ
る)、受信器が応答するか否かを調べることが考えられ
ているが、監視入力が多種類であるような場合には各監
視入力ごとにこのような伝送試験を行なうのは困難であ
る。
【0006】また、複数個の発信器が存在する場合に
は、各発信器にアドレスを設定し、監視入力に対応した
無線信号にアドレスデータを含めることによって、受信
器ではアドレスデータによってどの発信器で監視入力が
得られたかを識別することが考えられる。発信器におけ
るアドレス設定は、ディップスイッチを用いて行なわれ
ており、個々の発信器についてディップスイッチを操作
してアドレスを設定するのは面倒であるという問題を有
している。発信器や受信器に対してはアドレス設定のほ
かセンサの種類に応じた閾値などの機能設定を行なう場
合もある。
【0007】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、発信器と受信器との設置後の動作試験、発振
器と受信器との機能設定などの従来は手間がかかってい
た操作を容易に行なうことができるようにしたワイヤレ
スセキュリティシステムを提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、監視入力を得ると無線信号によって報知する発信器
と、発信器からの無線信号を受信し報知や負荷制御を監
視入力に応じて行なう受信器と、発信器と受信器との間
で授受される無線信号とは異なる無線信号を用いて発信
器および受信器の機能設定や動作試験を指示するととも
にその結果を報知するメンテナンスツールとを備え、発
信器はメンテナンスツールからの指示を受信する受信部
と、受信部を通して入力された指示に応じた処理を行な
い処理結果を受信器への指示とともに無線信号によって
受信器に転送する発信器処理部とを備え、受信器は発信
器からの無線信号を受信してメンテナンスツールからの
指示による処理を行なう受信器処理部と、受信器処理部
での処理結果を発信器処理部での処理結果とともにメン
テナンスツールに転送する送信部とを備える構成を採用
している。
【0009】メンテナンスツールは、発信器からの無線
信号の受信器による受信強度の適否を試験する伝送試験
を指示することができるようにすればよい。また、伝送
試験は送信器の出力を変化させて行なったり、受信器の
受信感度を変化させて行なったりすればよい。さらに、
伝送試験では伝送条件を複数段階に変化させるのが望ま
しい。
【0010】各発信器は各別のアドレスが格納されるア
ドレス用メモリを有し、受信器は発信器からアドレスと
ともに監視入力に関する情報を受信することにより発信
器を識別し、メンテナンスツールは発信器へのアドレス
の設定の指示と同時に伝送試験を指示し、発信器の発信
器処理部はアドレス用メモリへのアドレス設定が完了す
ると設定完了の情報を無線信号により受信器に転送し、
受信器の受信器処理部では無線信号の受信強度に応じた
情報をメンテナンスツールに転送することによって、発
信器へのアドレスの設定完了と伝送試験の結果とをメン
テナンスツールに報知する。
【0011】
【作用】上記構成によれば、メンテナンスツールから指
示を与えると、発信器の受信部で受信されて発信器の発
信器処理部で処理される。また、受信器に対しては発信
器を介在して指示が与えられ、この指示に応じた処理が
受信器処理部で行なわれる。受信器では発信器での処理
結果と受信器での処理結果とを併せてメンテナンスツー
ルに伝送するのであって、結果的にメンテナンスツール
→発信器→受信器→メンテナンスツールというループ経
路で一連の処理が行なわれるのである。このように、ル
ープ経路で機能設定や動作試験を行なうことによって、
発信器から受信器への伝送経路をそのまま活かし、発信
器にはメンテナンスツールからの無線信号の受信を行な
う受信部を設け、受信器にはメンテナンスツールへの無
線信号の送信を行なう送信部を設ければ、メンテナンス
ツールと発信器と受信器とで情報を伝送することができ
るのである。すなわち、既製の伝送路を用いることで発
信器や受信器の構成を大幅に変更することなく機能設定
や動作試験を行なうことができる。
【0012】たとえば、発信器と受信器との設置後に発
信器からの無線信号を受信器で受信できるか否かを試験
する伝送試験では、メンテナンスツールによって発信器
に伝送試験を指示すれば、発信器から送出した無線信号
の受信強度を受信器で検出し、受信強度が正常範囲であ
ればメンテナンスツールに正常であることを報知するの
である。このような動作によって、発信器からの無線信
号の送出の指示と、受信器での受信確認とをメンテナン
スツールのみで行なうことができ、従来は伝送試験には
発信器での無線信号の送出と受信器での受信確認とに各
別に人手を要していたのに対して、メンテナンスツール
を操作する1人だけで伝送試験が行なえるのである。
【0013】また、上記ループ経路を形成していること
によって、発信器へのアドレスの設定に際して設定完了
の通知を発信器から受信器に転送し、その後、受信器か
らメンテナンスツールに転送するから、アドレス設定完
了の通知を発信器と受信器との間で伝送することにより
発信器と受信器との間の伝送試験も同時に行なうことが
できる。すなわち、アドレスの設定と同時に伝送試験を
行なうことができ、2種類の指示を一度の指示で行なえ
るのである。
【0014】
【実施例】本実施例の全体構成を図2に示す。基本的に
は発信器1と受信器2とメンテナンスツール3とにより
構成されている。発信器1は、図1に示すように、各種
の異常を検出するセンサ、報知用の押釦スイッチ、外部
信号によって開閉される接点などのいずれか一つの監視
入力(以下、センサという)11を備え、プロセッサ1
2ではセンサ11からの入力に応じて高周波回路部13
を駆動することにより電波である無線信号を送信アンテ
ナ17から送出させる。センサ11としては、火災セン
サ、ガスセンサ、侵入センサ、非常報知スイッチ、救急
報知スイッチなどから1つが選択されて用いられる。ま
た、各発信器1には、報知を解除するためのリセットス
イッチ(図示せず)も設けられている。
【0015】プロセッサ12は専用のマイクロコンピュ
ータよりなり、センサ11がアナログ出力である場合に
は、適当な閾値で正常側と異常側とに2値化して異常側
に変化したときに無線信号を送出させたり、一定時間間
隔でサンプリングしサンプリング毎に無線信号を送出す
る。また、センサ11がオン・オフなどの2値出力であ
る場合には、オンとオフのいずれか異常側に変化したと
きに無線信号を送出させる。プロセッサ12にはCPU
とともにEEPROMよりなるアドレス用メモリが内蔵
されており、アドレス用メモリに格納されたアドレスデ
ータを無線信号に含めることによって、どの発信器1か
らの無線信号であるかを識別できるようにしてある。こ
のアドレスデータは各発信器1ごとに個別に設定されて
いる。また、高周波回路部13は変調回路や高周波増幅
器を含みPLL制御されていて426MHzの小電力無
線設備としての出力が得られる構成としてある。発信器
1には、異常報知の無線信号を送出する際にブザーで報
知したり、無線信号の送出を発光素子の点灯で報知する
報知部16も設けられる。さらに、発信器1には赤外線
受光素子15を備えた後述する赤外線受信部14が設け
られる。
【0016】発信器1から送出された無線信号は受信器
2によって受信される。受信器2では、受信アンテナ2
1で無線信号を受信し、受信信号をアッテネータ22を
通して高周波回路部23に入力する。アッテネータ22
は外部からの制御信号によって減衰率が可変となるよう
に構成され、後述するプロセッサ26により減衰率が制
御される。高周波回路部23は高周波増幅器やコンバー
タを含みPLL制御されている。高周波回路部23から
の出力は復調回路24で復調された後、ローパスフィル
タとコンパレータとからなる波形整形回路25で波形整
形された後、専用のマイクロコンピュータであるプロセ
ッサ26に入力される。
【0017】プロセッサ26では無線信号に含まれてい
るアドレスデータによって無線信号を送出した発信器1
を識別する。ここで、発信器1が異常時に無線信号を送
出する形式のものであれば、アドレスを確認するだけで
異常が報知されたと解釈し異常有りと解釈することがで
きる。また、発信器1がアナログ出力を一定時間間隔で
サンプリングして送出する場合には、アドレスデータと
ともにサンプリング値を受け取り、サンプリング値の変
化パターンによってプロッセッサ26において異常の有
無を判定する。プロセッサ26で異常有りとして認識さ
れると報知部27で異常を報知する。報知部27は、一
般には液晶表示器を用いたり合成音声による報知を行な
ったりブザーなどの音響的報知を行なったりするものが
用いられる。また、プロセッサ26には電話回線Ltに
接続可能な電話送受信部28が接続され、異常が報知さ
れるとあらかじめ契約してある警備会社などに自動的に
ダイヤリングして異常の報知を行なう。ここで、アドレ
スデータによって発信器1の種別を特定することにより
異常の種別がわかるから、報知部27や電話送受信部2
8を通しての異常報知の際に異常の種別も報知するのが
望ましい。さらに、1つの発信器1からの異常報知では
誤報が生じる可能性がある場合には、プロセッサ26に
おいて複数の発信器1からの異常報知を複合して異常の
有無を判断してもよい。受信器2には図2に示すように
電話送受信部28を通して電話機4も接続可能になって
いる。報知部27では異常報知を行なうほか、異常の種
類に応じては負荷制御を行なうようにしてもよい。
【0018】受信器2には、機能設定や動作試験の際に
プロセッサ28での処理結果に応じてメンテナンスツー
ル3に電波である無線信号を送信アンテナ30を通して
送出する電波送信部29も設けられている。電波送信部
29は小電力無線設備としての出力が得られるように変
調回路や高周波増幅器により構成されている。この電波
送信部29を用いる動作については後述する。
【0019】メンテナンスツール3は施工業者が施工時
などに使用し、発信器1および受信器2について機能設
定や動作試験を行なうものであって、キースイッチなど
の操作入力部31と、液晶表示器よりなる表示部32と
を備える。また、操作入力部31からの入力に応じた信
号を作成し、また外部信号によって表示部32への表示
データを作成するプロセッサ33を備える。操作入力部
31からの入力によってプロセッサ33で作成された信
号は、赤外線発光素子35を備える赤外線送信部34を
通して発信器1の赤外線受信部14に対して送出され
る。また、表示部32への表示データの元になる外部信
号は受信アンテナ36を通して受信器2から受け取った
無線信号によって電波受信部37で生成される。この電
波受信部37には高周波増幅器、復調回路、波形整形回
路などが含まれる。
【0020】次に、本実施例の動作について説明する。
上述した説明により明らかなように、定常動作時には、
発信器1に設けたセンサ11での監視情報に従って発信
器11から電波である無線信号が送出され、受信器2で
は発信器1からの無線信号に応じて報知部27で報知し
たり、電話送受信部28を通して所要機関に通報する。
この動作は従来構成でも同様である。
【0021】一方、発信器1や受信器2を施工する際の
機能設定や動作試験などの作業には、メンテナンスツー
ル3を用いる。まず、機能設定として発信器1に対して
アドレスを設定する場合について説明する。この場合、
メンテナンスツール3では操作入力部31を操作し所望
のアドレスを表示器32に表示させた状態で、赤外線送
信部34の赤外線発光素子35を発信器1の赤外線受信
部14の赤外線受光素子15に対向させ、送信の操作を
行なう。発信器1では赤外線よりなる無線信号によって
メンテナンスツール3からアドレス設定が指示される
と、プロセッサ12のEEPROMにメンテナンスツー
ル3から伝送されたアドレスデータを書き込んで記憶保
持させる。アドレスが正常に設定されると、発信器1で
は無線信号をアンテナ17を通してアドレス設定が完了
したことを受信器2に報知する。ここで、発信器1に設
定したアドレスデータと発信器1に接続されているセン
サ11の種別との情報を受信器2に伝送すれば、受信器
2では発信器1に設けたセンサ11の種別をアドレスと
結び付けて認識することができる。また、アドレス設定
中である旨のデータを無線信号に含めておくことによっ
て、受信器2では異常報知ではないことを認識し、電波
送信部29を通して電波である無線信号によってメンテ
ナンスツール3にアドレス設定が完了したことを報知す
る。ここで、アドレスデータおよび発信器1のセンサ1
1の種別も同時に転送してメンテナンスツール3で確認
すれば、アドレスの設定間違いを確実に防止することが
できる。ただし、メンテナンスツール3は発信器1に近
づけて使用するから、赤外線の到達範囲は限定されてお
り、通常は誤設定の問題が生じることはないからメンテ
ナンスツール3に戻る情報はアドレス設定が正常に行な
われたことのみを含む情報であってもよい。
【0022】ところで、発信器1と受信器2との設置位
置の関係によっては発信器1からの電波が受信器2に到
達しにくい場合もある。そこで、設置後には発信器1か
ら受信器2に対して電波が確実に到達するか否かの動作
試験のために伝送試験が行なわれる。伝送試験の際に
は、メンテナンスツール3では伝送試験を行なうように
操作入力部31を操作すると、赤外線送信部34を通し
赤外線である無線信号を用いて発信器1に対して伝送試
験を行なうように指示を与える。
【0023】伝送試験では発信器1と受信器2との少な
くとも一方が伝送条件を変化させる。いま、発信器1で
伝送条件を変化させるものとすれば、伝送試験が指示さ
れた発信器1では、アンテナ17から送出する無線信号
を通常レベルとする状態と、通常レベルよりも低レベル
とする状態とに切り換える。受信器2では伝送試験であ
る旨の無線信号を受信すると、2段階のレベルの無線信
号を受信できたかどうかを判定し、両方が受信できると
伝送可能としてメンテナンスツール3にその旨を報知す
る。また、2段階のレベルでいずれか一方でも受信に失
敗したときにはメンテナンスツール3に対して発信器1
と受信器2との配置が不適切である旨を報知する。ここ
で、配置が不適切な場合には適当な中継器を配置するな
どの対策を施す。
【0024】上記伝送試験では発信器1で伝送条件を変
化させているが、受信器2で変化させるようにしてもよ
い。すなわち、受信器2にはアッテネータ22が設けら
れているから、メンテナンスツール3で伝送試験が指示
されると発信器1では出力を変化させずに受信器2に対
して伝送試験が指示されたことを報知して、アッテネー
タ22の減衰率をプロセッサ26で制御することによっ
て、受信感度を通常感度と低感度との2段階に切り換え
るのである。このように受信器2の感度を切り換えるこ
とでも発信器1の送信レベルを2段階に切り換えたこと
と等価になり、伝送試験を行なうことができる。
【0025】上述した例では発信器1の送信レベルまた
は受信器2の受信感度を2段階に切り換えているが、さ
らに多段階に切り換えることによって無線信号の到達範
囲を知ることができる。すなわち、1台の発信器1と受
信器2との間で伝送試験を行なっておけば、無線信号の
到達範囲から他の発信器1の配置する際の目安を得るこ
とができ、施工作業が容易になるのである。また、メン
テナンスツール3を用いるだけで発信器1を擬似的に動
作させ、かつ受信器2での受信結果をメンテナンスツー
ル3で確認することになるから、従来のように発信器1
を動作させ発信器1とは別の場所に設けた受信器2を監
視する場合に必要であった2人以上の人手を要すること
なく1人で伝送試験を行なうことができる。
【0026】ここにおいて、受信器2とメンテナンスツ
ール3との一方の筐体に永久磁石を付設し、他方にリー
ドスイッチのような磁気検出器を設けておき、受信器2
にメンテナンスツール3を装着したときに自動的に伝送
試験が行なわれるようにしてもよい。また、発信器1側
で送信レベルを変化させるのであれば、センサ11での
異常検知と同じ無線信号を用いて受信器2では異常報知
をそのままメンテナンスツール3に転送するような構成
としてもよい。
【0027】上記実施例では、アドレス設定と伝送試験
とを個別に行なう例を示しているが、両者を同時に行な
う構成としてもよい。すなわち、メンテナンスツール3
においてアドレス設定を指示すると、発信器1または受
信器2では自動的に伝送試験も行なうようにするのであ
って、発信器1でアドレス設定が完了し、アドレス設定
の完了を受信部2に伝送する際に発信器1の送信レベル
または受信器2の受信感度を変化させて、アドレス設定
完了を発信器1から受信器2に複数回繰り返して通知す
るのである。受信器2ではアドレス設定完了の通知を規
定回数だけ受信に成功すると、メンテナンスツール3に
対して正常の旨を通知する。これによって、アドレス設
定が完了し、かつ発信器1と受信器2とが無線信号の到
達範囲に配置されていることを確認できる。
【0028】上述した説明で明らかなように、プロセッ
サ12は赤外線受信部14で受信したメンテナンスツー
ル3からの指示を発信器1に対する指示と受信器2に対
する指示とに分離して発信器1に対する指示に対応した
処理を行ない、その後、処理結果を受信器2に対する指
示とともに受信器2に転送する発信器処理部としての機
能を有する。また、プロセッサ26は発信器1からのデ
ータのうち受信器2に対する指示があれば指示に対応す
る処理を行ない、その後、発信器1での処理結果と受信
器2での処理結果とを併せてメンテナンスツール3に転
送する受信器処理部としての機能を有する。上記実施例
においては、メンテナンスツール3と発信器1との間の
無線信号として赤外線を用いているが、発信器1と受信
器2との間の無線信号と識別できるようにしておけば電
波を用いてもよく、また必要に応じてメンテナンスツー
ル3を発信器1に対してコネクタを用いて有線で接続す
るようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明では、メンテナンスツールから動
作試験や機能設定の指示を与え、指示に対する処理結果
を確認する経路を、メンテナンスツール→発信器→受信
器→メンテナンスツールというループ経路としているか
ら、指示と確認との一連の処理をループ経路を通して行
なうことによって、発信器から受信器への伝送経路をそ
のまま活かし、発信器にはメンテナンスツールからの無
線信号の受信を行なう受信部を設け、受信器にはメンテ
ナンスツールへの無線信号の送信を行なう送信部を設け
れば、メンテナンスツールと発信器と受信器とで情報を
伝送することができるのであり、既製の伝送路を用いる
ことで発信器や受信器の構成を大幅に変更することなく
機能設定や動作試験を行なうことができるという利点が
ある。
【0030】請求項2ないし請求項4の発明のように、
発信器と受信器との設置後に発信器からの無線信号を受
信器で受信できるか否かを試験する伝送試験を行なう場
合には、発信器からの無線信号の送出の指示と、受信器
での受信確認とをメンテナンスツールのみで行なうこと
ができ、従来は伝送試験には発信器での無線信号の送出
と受信器での受信確認とに各別に人手を要していたのに
対して、メンテナンスツールを操作する1人だけで伝送
試験が行なえるという利点を有する。
【0031】また、上記ループ経路を形成していること
によって、請求項5の発明のように発信器へのアドレス
の設定に際して設定完了の通知を発信器から受信器に転
送し、その後、受信器からメンテナンスツールに転送す
れば、アドレス設定完了の通知を発信器と受信器との間
で伝送することにより発信器と受信器との間の伝送試験
も同時に行なうことができるのであり、アドレスの設定
と同時に伝送試験を行なうことができ、2種類の指示を
一度の指示で行なえるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】同上の全体構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 発信器 2 受信器 3 メンテナンスツール 11 センサ 12 プロセッサ 13 高周波回路部 14 赤外線受信部 22 高周波回路部 26 プロセッサ 29 電波送信部 31 操作入力部 32 表示部 34 赤外線送信部 35 電波受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 敏明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 菊地 正浩 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 久野 毅 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視入力を得ると無線信号によって報知
    する発信器と、発信器からの無線信号を受信し報知や負
    荷制御を監視入力に応じて行なう受信器と、発信器と受
    信器との間で授受される無線信号とは異なる無線信号を
    用いて発信器および受信器の機能設定や動作試験を指示
    するとともにその結果を報知するメンテナンスツールと
    を備え、発信器はメンテナンスツールからの指示を受信
    する受信部と、受信部を通して入力された指示に応じた
    処理を行ない処理結果を受信器への指示とともに無線信
    号によって受信器に転送する発信器処理部とを備え、受
    信器は発信器からの無線信号を受信してメンテナンスツ
    ールからの指示による処理を行なう受信器処理部と、受
    信器処理部での処理結果を発信器処理部での処理結果と
    ともにメンテナンスツールに転送する送信部とを備える
    ことを特徴とするワイヤレスセキュリティシステム。
  2. 【請求項2】 メンテナンスツールは発信器からの無線
    信号の受信器による受信強度の適否を試験する伝送試験
    を指示することを特徴とする請求項1記載のワイヤレス
    セキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 伝送試験は送信器の出力を変化させて行
    なうことを特徴とする請求項2記載のワイヤレスセキュ
    リティシステム。
  4. 【請求項4】 伝送試験は受信器の受信感度を変化させ
    て行なうことを特徴とする請求項2記載のワイヤレスセ
    キュリティシステム。
  5. 【請求項5】 伝送試験では伝送条件を複数段階に変化
    させることを特徴とする請求項2ないし請求項4記載の
    ワイヤレスセキュリティシステム。
  6. 【請求項6】 各発信器は各別のアドレスが格納される
    アドレス用メモリを有し、受信器は発信器からアドレス
    とともに監視入力に関する情報を受信することにより発
    信器を識別し、メンテナンスツールは発信器へのアドレ
    スの設定の指示と同時に伝送試験を指示し、発信器の発
    信器処理部はアドレス用メモリへのアドレス設定が完了
    すると設定完了の情報を無線信号により受信器に転送
    し、受信器の受信器処理部では無線信号の受信強度に応
    じた情報をメンテナンスツールに転送することによっ
    て、発信器へのアドレスの設定完了と伝送試験の結果と
    をメンテナンスツールに報知することを特徴とする請求
    項2ないし請求項5記載のワイヤレスセキュリティシス
    テム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011099714A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 人体感知センサ
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