JPH0869544A - 入出力装置 - Google Patents

入出力装置

Info

Publication number
JPH0869544A
JPH0869544A JP6202637A JP20263794A JPH0869544A JP H0869544 A JPH0869544 A JP H0869544A JP 6202637 A JP6202637 A JP 6202637A JP 20263794 A JP20263794 A JP 20263794A JP H0869544 A JPH0869544 A JP H0869544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pixel
information
unit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6202637A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Itabashi
達夫 板橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6202637A priority Critical patent/JPH0869544A/ja
Publication of JPH0869544A publication Critical patent/JPH0869544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】画面上の所定領域を選択することにより、その
領域に対応づけられた所定の処理を処理装置に起動させ
る入出力装置において、画面上の所定領域として任意の
形状の領域を設定可能にする。 【構成】任意の形状の所定の処理に対応付けられた領域
を有する画像を表示部11に表示し、その表示画面の任
意の位置を選択する。情報記憶部33には、表示部11
に表示された画像の各画素に対応した情報、例えば色情
報が記憶されており、処理テーブル42には、色情報と
所定の処理が対応付けられて記憶されている。選択され
た画面の位置に対応する色情報が情報記憶部33より読
み出され、その色情報に対応する所定の処理が処理テー
ブル42を参照して決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばマウスなど
の、画面上の任意の位置を直接的に指定し選択すること
が可能な手段を用いて、画面上に表示した画像の所定の
領域を選択することにより、その領域に対応付けられた
所定の処理を処理装置に指示することができる入出力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータなどの演算処理装置
や各種の情報機器に情報を入力したり、所定の処理の実
行を指示したりする手段としては、キーボードなどのボ
タン操作によるものがほとんどであった。しかし、演算
装置・表示装置などの性能向上や各種入力機器の出現、
またユーザインターフェイス向上への要求などにより、
各種の処理装置に対してより直接的・直感的に、データ
や動作の指示を入力する方法が種々の場面で用いられて
いる。
【0003】特に、画面上に特定の動作や、特定のデー
タの選択、特定のプログラムの起動などを意味する画像
を表示し、その画像を画面上で直接選択することによ
り、所望の動作をさせるようなグラフィックユーザイン
ターフェイスを基本にした前記入力装置が急速に普及し
ている。前記特定の機能を意味する画像としては、色や
境界線により矩形や円形などの形状に区切られた領域の
中に、選択するデータ・動作を連想させる絵柄を表示し
たり、その領域の中に選択するデータ・動作をテキスト
で明記したり、あるいは、その領域をボタンのように表
示したりしたものが用いられている。また、前記直接選
択する手段としては、マウス、トラックボール、電子ペ
ン、画面上に設けられた透明なタッチパネルなどであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでの入
出力装置においては、前記選択手段により選択される領
域の形状は、矩形や円形などの規則的な幾何学形状に限
られていた。そのため、画面上で選択行為を行っている
ものの、通常のボタンを操作している場合と大差ないユ
ーザインターフェイスであった。画面上に複雑な図形を
表示させること自体は容易に可能なので、より動作を連
想させやすい形状の図形を表示し、その図形を選択領域
とすることも可能である。しかし、選択領域の形状が複
雑になると、前記選択手段により選択された画面上の座
標値がその選択領域内の座標であるか否かを判定するの
に時間がかかり、応答性が悪くなるという問題を生じ
た。
【0005】また、これまでの入出力装置において、画
面上の選択領域が選択されたことに対応して所定の処理
を起動させる処理を行うためには、選択させる領域を有
する入力要求画像を作成し、作成した入力要求画像の各
選択領域と所定の処理の関連を選択領域の座標データに
基づいて定義する、という処理が必要であった。そのた
め、選択領域の位置を変えた場合には前記定義データの
変更も行わなければならず、入力要求画像の変更が容易
ではなかった。また、入力要求画像において、選択領域
のための画像と、通常の背景画像とを区別するためには
前記定義データ中の座標データを参照しなくてはならず
非常に手間がかかった。そのため、自由度の少ない、応
用性の低い入力要求画像しかできなかった。すなわち、
選択領域の背景画像だけを任意の画像に変更したり、選
択領域のデータのみを記憶あるいは伝送するなどの処理
を行うことが困難であった。
【0006】したがって本発明の目的は、画面上の所定
領域を選択することにより、その領域に対応づけられた
所定の処理を処理装置に起動させる入出力装置におい
て、前記画面上の所定領域として任意の形状の領域を設
定可能とすることにある。そして、どのように複雑な形
状の選択領域が選択されても、その領域に対応した処理
の起動を迅速に行うことの可能な入出力装置を提供する
ことにある。また本発明の他の目的は、前記選択領域の
位置を変更しても他のデータの変更が必要なく、容易に
画面設計の変更が行える入出力装置を提供することにあ
る。また、選択領域と背景領域の区別が容易で、そのた
め選択領域の位置・形状を維持したまま、任意の画像デ
ータを背景画像データとした新たな入力要求画像を容易
に生成可能な入出力装置を提供することにある。さらに
は、前記選択領域とその選択領域に対応する処理のデー
タのみを抽出し、記憶、圧縮、伝送などが可能な入出力
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した従来の入出力装
置における、前記種々の制約は、選択させる領域と所定
の処理の関連を選択領域の座標データに基づいて定義し
ていることに起因していることに着目し、前記関連を選
択領域の座標データ以外の手段により定義するようにし
た。すなわち、画面を構成する各画素は各々所定の記憶
領域を有し、その記憶領域にその画素に関する情報を記
憶しておき、その情報に基づいて選択された処理の決定
を含む種々の処理を行うようにした。
【0008】したがって本発明の入出力装置は、所定の
処理に対応づけられた視覚的に特徴のある領域を有する
入力要求画像を画面上に表示し、該画面上の前記領域を
選択操作することにより、該選択された領域に対応した
前記所定の処理の実行を処理装置に指示する入出力装置
であって、任意の形状の前記領域を有する入力要求画像
を表示可能な画面を有する表示手段と、前記表示手段の
画面の任意の位置を選択可能な選択手段と、前記表示手
段の画面の位置に対応して所定の情報を記憶する記憶手
段と、前記選択手段により選択された位置の、前記記憶
手段に記憶されている前記所定の情報を出力する情報検
出手段と、前記検出された情報に基づいて前記処理装置
において実行する処理を決定する処理決定手段とを有す
る。
【0009】好適には、前記記憶手段は、前記表示手段
および前記選択手段において前記表示手段の画面の位置
を特定する番号を用いて、当該位置の前記所定の情報を
直接的にアクセス可能なように前記情報を記憶し、前記
情報検出手段は、前記選択手段により選択された前記表
示手段の画面の位置に基づいて、前記記憶手段に記憶さ
れている当該位置に対応する情報を直接的に読み出す。
【0010】また好適には、前記記憶手段は、前記表示
手段の画面の各位置ごとに、前記入力要求画像を前記表
示手段の画面に表示するための情報を記憶し、前記情報
検出手段は、前記選択手段により選択された位置の前記
表示するための情報を検出し、前記処理決定手段は、前
記検出された当該位置の表示するための情報に基づいて
前記処理装置において実行する処理を決定する。特定的
には、前記入力要求画像を前記表示手段の画面に表示す
るための情報とは、前記入力要求画像の画素ごとの色情
報であって、前記記憶手段は、前記表示手段の画面に表
示されている前記入力要求画像の画素ごとの色情報を記
憶し、前記情報検出手段は、前記選択手段により選択さ
れた画素の色情報を検出し、前記処理決定手段は、前記
検出された当該画素の色情報に基づいて前記実行する処
理を決定する。
【0011】さらに好適には、本発明の入出力装置は、
前記入力要求画像である第1の画像と、任意の第2の画
像の各画素について、前記記憶手段に記憶されている前
記第1の画像の各位置に対応した情報に基づいて、当該
画素が前記第1の画像において所定の処理に対応付けら
れている視覚的に特徴のある選択領域内の画素である場
合には前記第1の画像の画素データを抽出し、当該画素
が前記第1の画像において所定の処理に対応付けられて
いない領域の画素である場合には前記第2の画像の画素
データを抽出することにより、前記第1の画像と前記第
2の画像を合成し新たな入力要求画像を得る画像合成手
段をさらに有する。
【0012】さらに好適には、本発明の入出力装置は、
伝送路により伝送された、前記入力要求画像の所定の処
理に対応づけられた視覚的に特徴のある領域の画像デー
タと、前記各領域に対応する処理を決定するデータとを
受信する受信手段をさらに有し、前記受信した画像デー
タと、任意の背景用画像のデータより前記画像合成手段
により新たな入力要求画像を合成し、該合成された入力
要求画像を用いて前記処理装置において実行する処理を
決定する。
【0013】さらに好適には、本発明の入出力装置は、
前記入力要求画像の各画素ごとの表示情報と前記所定の
処理とが対応づけられた対応データを参照して、前記入
力要求画像の前記所定の処理と対応付けられていない表
示情報を有する画素のデータを任意のデータに変換し、
前記変換された画素データを含む画像データを圧縮する
ことにより、前記入力要求画像の前記所定の処理に対応
づけられた視覚的に特徴のある領域のデータのみを有意
なデータとして圧縮する圧縮手段をさらに有する。
【0014】
【作用】本発明の入力装置によれば、表示する画像デー
タの各画素ごとに所定の情報を記憶し、その情報に基づ
いて処理装置に実行を指示する処理を決定可能にしたの
で、マウスなどにより画面上の画素が選択されると、そ
の画素の位置よりその画素に対応する前記情報を読み出
し、さらに、その読み出された情報に基づいて予め定め
たテーブルを検索することにより処理装置に実行を指示
する処理を決定する。したがって、選択された画素に対
して付与されている情報のみより処理装置に実行を指示
する処理が決定され、座標を用いて演算をすることはな
い。
【0015】また、前記各画素に対して付与されている
情報を検出することにより、その画素が背景画像の画素
か、所定の処理に対応づけられた前記選択領域の画素か
を容易い判定可能であるので、任意の背景画像との合
成、選択領域の画像のみの伝送、圧縮などの処理も容易
に行える。
【0016】
【実施例】第1実施例 本発明の入出力装置の第1実施例を図1〜図3を参照し
て説明する。第1実施例は、本発明の入出力装置を地図
検索装置に適用した場合について説明する。この地図検
索装置は、画面上に地図を表示し、その地図上の任意の
地域を画面上でマウスにより選択することにより、その
選択した地域のより詳細な地図を得ることができる装置
である。
【0017】図1は第1実施例の地図検索装置の構成を
示すブロック図である。地図検索装置90は、入出力装
置1と処理装置50より構成される。本発明の実施例で
ある入出力装置1は、入出力部10、入力動作検出部2
0、色情報処理部30、および、処理決定部40を有す
る構成である。以下、各部の構成について説明する。
【0018】入出力部10は、表示部11、マウス12
より構成される。表示部11は、マウス12による選択
操作の対象となる画像であって、図示せぬ画像メモリに
記憶された画像データを表示するCRTディスプレイで
あり、1画素あたり8ビット(=256色)の色表現で
表示される。マウス12は、表示部11の画面上で、直
接的に任意の場所を選択するためのポインティングデバ
イスである。表示部11上には、マウス12の動きに応
じて移動するマウスカーソル14が表示されており、こ
れを見ながらマウス12を移動させることにより表示部
11上の任意の場所を指定することができる。また、マ
ウス12にはマウスボタン13が設けられており、この
マウスボタン13をクリックすることにより、マウスカ
ーソル14の存在する場所を選択したことが入力され
る。
【0019】入力動作検出部20は、座標検出部21、
ウィンドウ管理部22、ウィンドウ処理部23、クリッ
ク検出部24、および、画面フィードバック部25より
構成される。座標検出部21は、まず、マウス12より
入力される信号に基づいて、マウス12の移動(移動方
向、および、移動量)を検出し、座標検出部21内に記
憶されている現在の座標を前記移動を累積した値に更新
する。更新した座標は、マウスカーソル14の位置を更
新するために画面フィードバック部25、および、アド
レス変換部31に出力される。
【0020】表示部11が、マルチウィンドウ環境下で
動作している場合には、前記画面上の座標と、各ウィン
ドウに表示されている画像の座標とは異なっているた
め、画面上の座標から画像上の座標へ変換を行う必要が
ある。この変換はウィンドウ管理部22およびウィンド
ウ処理部23において行う。マルチウィンドウ環境であ
った場合には、座標検出部21で求められた画面上の座
標は、ウィンドウ管理部22に入力される。ウィンドウ
管理部22は、まず、座標検出部21より入力された画
面上の座標がいずれのウィンドウに属するかを検出す
る。そのウィンドウが検出されたら、そのウィンドウの
動作制御を行っているウィンドウ処理部23に、その画
面上の座標を入力する。また、ウィンドウ管理部22
は、ウィンドウ処理部23により変換された画像上の座
標を、アドレス変換部31に出力する。
【0021】ウィンドウ処理部23は、表示部11をマ
ルチウィンドウの状態にしている時に、各ウィンドウの
動作制御を行う制御部である。ウィンドウ処理部23
は、各々1つのウィンドウを制御する複数のウィンドウ
処理部23a〜23nより構成される。そして、ウィン
ドウ管理部22より画面上の座標が入力されたいずれか
のウィンドウ処理部23i(i=a〜n)においては、
その画面上の座標を、そのウィンドウで表示している画
像上の座標に変換する。変換した座標はウィンドウ管理
部22に戻される。
【0022】クリック検出部24は、マウス12のマウ
スボタン13がクリックされた場合にマウス12より出
力される信号を検出する手段である。マウスボタン13
がクリックされると、その旨の信号は、クリック検出部
24を介して画面フィードバック部25、および、処理
決定部40の処理対応表検索部41に出力される。
【0023】画面フィードバック部25は、座標検出部
21によるマウス12の移動、クリック検出部24にお
けるマウスボタン13のクリック、ウィンドウ管理部2
2におけるマウスカーソル14の属するウィンドウの検
出を、表示部11に表示されている表示データに反映さ
せる。具体的には、前記事象にともなって、マウスカー
ソル14の移動、マウスカーソル14の形状の変化、マ
ウスカーソル14により選択されているウィンドウの枠
の色の変化を行う。また、画面フィードバック部25
は、後述する色情報変化通知部35による表示画像デー
タの色表現の変化、画面情報変化通知部45による処理
結果による表示画像データの変化が生じた場合には、各
々その変化した画像にともなって表示部11に表示され
ている画像データを更新する。
【0024】色情報処理部30は、アドレス変換部3
1、色情報検索部32、色情報記憶部33、色情報圧縮
伸長部34、および、色情報変化通知部35より構成さ
れる。アドレス変換部31は、入力動作検出部20の座
標検出部21またはウィンドウ管理部22より入力され
たマウス12で指定した画像上の座標を、色情報記憶部
33のその座標に対応するデータが格納されているアド
レスに変換する。その変換は、入力された画像上の座標
を、まず、画像データの画素番号に変換し、その画素番
号を所定のオフセット値でオフセットすることにより行
う。マルチウィンドウ環境の場合には、マウスカーソル
14の属するウィンドウに応じて前記オフセット値を変
えることにより、所望のウィンドウの画像データに対す
るアドレスが得られる。変換されたアドレスは色情報検
索部32に出力される。またアドレス変換部31は、色
情報検索部32により検索されたその画素の色情報を色
情報変化通知部35、および、処理決定部40の処理対
応表検索部41に出力する。
【0025】色情報検索部32は、アドレス変換部31
より入力されたアドレスのデータを色情報記憶部33よ
り読み出し、読み出したデータをアドレス変換部31に
入力する。これにより、マウス12により選択された画
素の色が検出される。色情報記憶部33は、表示部11
に表示されている画像データの色情報が記憶されている
記憶部であり、バイトアクセス可能に構成されている。
本実施例において画像データの1画素は1バイト(=8
ビット)の色情報で表現されている。したがって、色情
報記憶部33の一度のアクセスにより1画素の色情報が
出力される。また、色情報記憶部33のデータは、表示
部11の表示画像データを更新する際に、前述した図示
せぬ画像メモリと同時に更新される。
【0026】色情報変化通知部35は、マウス12によ
り指定された領域を表示部11上で示すために、表示部
11上の当該領域の色を変化させるための手段である。
色情報変化通知部35は、その選択された領域を検出
し、アドレス変換部31により得られたアドレスを用い
て、その領域の前記図示せぬ画像メモリおよび色情報記
憶部33の色情報を変化させる。前記選択された領域の
検出は、座標検出部21より入力されたマウス12の座
標、および、色情報検索部32により検出された当該座
標の色情報に基づいて、マウス12の座標の色と同一の
色が連続している領域を検出することにより行う。ま
た、変化させられた色情報は、色情報変化通知部35内
の図示せぬ記憶部に退避しておき、マウス12がその領
域から離れた時点で、前記領域の色情報を前記記憶部に
退避しておいた色情報に戻す。
【0027】処理決定部40は、処理対応表検索部4
1、処理テーブル42、処理起動部43、処理装置情報
44、および、画面情報変化通知部45より構成され
る。処理対応表検索部41は、入力動作検出部20のク
リック検出部24よりマウス12がクリックされた旨の
信号が入力された時点の、アドレス変換部31より入力
されるマウス12の位置の色に基づいて、処理テーブル
42を参照して処理装置50で行う処理内容を決定す
る。決定された処理内容は処理起動部43に出力され
る。処理テーブル42は、色情報と処理内容が対応づけ
られて記憶されているテーブルである。なお、処理テー
ブル42に定義されている処理内容は、具体的な機器に
依存しない上位概念で記述されており、このテーブルよ
り得られた処理内容は、後述する処理装置情報44を参
照して具体的な処理手順を示すデータに変換される。
【0028】処理起動部43は、処理対応表検索部41
より入力された処理内容より、実際に行うための信号を
生成し、その処理を実際に起動する。処理起動部43
は、前記処理内容に基づいて、処理装置情報44を検索
し、所望の処理を行うための処理手順、処理装置、オペ
レーション等の情報を得、それらの情報に基づいて実際
にその処理の実行を処理装置50に指示する。処理装置
情報44は、前述したように、処理対応表検索部41に
よって得られた一般的な処理内容を、具体的に処理装置
50で実行するための処理に変換するための変換テーブ
ルである。したがって、処理装置情報44の内容は、処
理装置50の構成などに依存して決定されるものであ
る。
【0029】画面情報変化通知部45は、処理装置情報
44により起動された処理の結果に応じて、表示部11
の表示画像を変化させるための手段である。画面情報変
化通知部45は、処理装置50からの信号に応じ、表示
部11の内容を任意に更新する。具体的には、表示部1
1の表示画面を終了し次の画面を表示させたり、前記表
示画面の一部を変化させたり、前記表示画面に新たな情
報を付加したりするもので、前記図示せぬ画像メモリお
よび色情報記憶部33の色情報を変化させ実行する。
【0030】処理装置50は、演算装置、記憶装置を有
する演算処理装置であり、処理決定部40からの信号に
基づいて、順次所定の処理を行う。本実施例の地図検索
装置90においては、たとえば、新たな地図データを検
索し表示させる処理や、所定の情報を出力する処理など
を行う。
【0031】以上説明した構成において、表示部11に
おける表示と、色情報記憶部33における色情報の格納
方法、アドレス変換部31のアドレス変換、および、処
理対応表検索部41おける処理の決定について、図2、
表1、および、表2を参照して具体的に説明する。図2
は、表示部11の表示画面の画素データと色情報記憶部
33の色情報のデータの対応を示す図である。表示部1
1の表示画面の各画素は、左から右に水平走査をしなが
ら上から下に向かって、すなわち左上から右下に向かっ
て、一意にその画素を決定できる画素番号で表現されて
いる。たとえば、図2の表示画面は左上の1番目の画素
から右下のN番目の画素までN個の画素により構成され
ている。図2の表示画面においては、各々特定の処理と
対応した3つの領域A〜Cが表示されている。各領域は
表1に示すような色情報により指定される色により各々
表示されている。また、領域A〜C以外の領域について
は、領域A〜Cの色以外の色を用いて、任意の画像が表
示されている。
【0032】
【表1】
【0033】色情報記憶部33には、前記画面の画素番
号の順に連続して記憶領域が確保されている。すなわ
ち、z番地をオフセットアドレスとして、z番地よりz
+N−1番地までの領域がこの表示画面の色情報を記憶
する領域として用いられている。各番地は1バイト(=
8ビット)の記憶領域を有しており、8ビット(256
色)の色情報が格納されている。このような構成で色情
報を記憶しておけば、アドレス変換部31により画素の
番号が得られたら、その画素番号にオフセット値(z−
1)を加えることにより、その画素の色情報が格納され
ているアドレスが得られる。そして、そのアドレスに基
づいて色情報記憶部33より容易にその画素の色情報が
得られる。
【0034】たとえば、図2のn画素目かn+5画素目
の画素は、n+z−1番地からn+z+4番地までの領
域にその色情報が格納されている。その色情報は、n+
1画素目、n+2画素目、n+3画素目、および、n+
5画素目の各画素は、領域Cを構成する画素なので、そ
れらの画素に対応するn+z番地、n+z+1番地、n
+z+2番地、および、n+z+4番地には、領域Cの
色である色情報〔01000110〕が格納されてい
る。また、背景であるn画素目、n+4画素目の各画素
は領域A〜C以外の色情報が格納されている。
【0035】このようにして、マウス12で指定した画
素の色情報が検出されたら、処理対応表検索部41にお
いて処理テーブル42を参照して、その色情報に対応す
る処理を決定する。その処理テーブル42の例を表2に
示す。
【0036】
【表2】
【0037】表2に示すように、処理テーブル42には
色情報と実行する処理が対応づけられて記憶されてい
る。そこで、処理対応表検索部41は、求められた色情
報をキーにして処理テーブル42を順次検索し、その色
情報に対応する処理を読み出す。たとえば、図2の領域
Cについてれ前述したように色情報処理部30により得
られた色情報〔01000110〕については、処理3
を実行することが表2より決定される。
【0038】次に、この地図検索装置90を用いて、実
際に所望の地域の地図を検索す場合の動作について図3
を参照して説明する。図3は、日本地図より順次画面上
の所望の地域をマウスで選択して行き、所定の地域の地
図、および、当該地域の情報を得ることのできる地図検
索装置90の動作を説明する図である。この地図検索装
置90においては、まず図3(A)に示すように表示部
11に日本地図が表示される。この日本地図は、北海道
D、東北E、関東F、中部G、近畿H、中国I、四国
J、九州K、沖縄L、および、背景Mの10の領域の集
合として表示されている。これら各領域は異なる色によ
り表示されている。そして、処理テーブル42には、北
海道Dから沖縄Lまでの9の領域について各々処理が定
義されている。その処理は、各々各地域の拡大図を表示
するという処理である。
【0039】図3(A)に示すように表示部11に日本
地図が表示されている段階で、近畿Hの領域にマウス1
2を移動させクリックすると、そのクリックさせた場所
の色情報に基づいて、近畿地方の拡大図を表示する処理
が起動され、その結果図3(B)に示す画像が表示され
る。図3(B)の近畿地方の地図も、兵庫県D、京都府
E、滋賀県F、三重県G、奈良県H、和歌山県I、大阪
府J、淡路島K、および、背景Mの10の領域の集合と
して表示さている。これら各領域は、異なる色により表
示されており、そして、処理テーブル42には、兵庫県
Dから淡路島Kまでの8の領域について各々処理が定義
されている。その処理は、各地区の話題を表示するとい
う処理である。
【0040】図3(B)に示すように表示部11に近畿
地方の地図が表示されている段階で、兵庫県Dの領域に
マウス12を移動させクリックすると、そのクリックさ
せた場所の色情報に基づいて、兵庫県の話題を表示する
処理が起動され、その結果図3(C)に示す画像が表示
される。なお、図3(A)に示した日本地図における北
海道と、図3(B)に示した近畿地方の地図における兵
庫県Dは同一の色により表示されているが、処理テーブ
ル42は、近畿地方の拡大図を表示する処理の中で、そ
の表示に対応した処理テーブル42に更新されるので、
各表示画面において適切な処理が選択される。
【0041】以上説明したように、本発明の入出力装置
を適用した地図検索装置90では、地図のような複雑な
形状をした領域であっても、1つの地方を同じ色で表示
しておけば、その地方のどの位置、すなわち、どの画素
を選択しても適切にその領域に対応した処理が実行でき
る。また、その処理を決定するデータは画素ごとに対応
してメモリに格納されているため、マウスにより指定し
た画面上の位置情報より直接的にその画素の色情報が検
出でき、さらに処理の決定が行える。
【0042】第2実施例 本発明の入出力装置の第2実施例を図4〜図5を参照し
て説明する。第2実施例は、第1実施例の地図検索装置
90の色情報処理部30において、各画素に対応した色
情報を圧縮して記憶するようにしたものである。図4は
第2実施例の地図検索装置の色情報処理部30の構成を
示すブロック図である。色情報処理部30以外の各部の
構成は第1実施例と同じである。第2実施例の色情報処
理部30は、アドレス変換部31、色情報検索部32、
色情報記憶部33、および、色情報変化通知部35に、
さらに、色情報圧縮伸長部34を有する構成である。
【0043】第2実施例の色情報処理部30において
は、色情報記憶部33に直接各画素の色情報を記憶した
のではなく、色情報の識別値を記憶するようにした。そ
して、その識別値から色情報の変換を色情報圧縮伸長部
34内のテーブルを参照して行うようにした。表示画面
上の、所定の処理に対応した領域の数がaあるとする
と、各画素のデータは、その他を1の領域とみなして、
a+1の領域を識別する必要がある。そのためには、式
1を満たす最小のbだけ各画素ごとにビット数が必要で
ある。
【数1】 (a+1)≦2b ・・・(1) したがって、各画素に対してbビットの記憶領域を用意
すれば、a個の所定の色を用いて、a個の所定の処理を
指定することが可能となる。
【0044】アドレス変換部31は、マウス12で指定
した画像上の座標より、色情報記憶部33に格納されて
いるその座標の画素に対応したデータを読み出すための
アドレスおよびビット位置を得る。それらアドレスおよ
びビット位置は、色情報記憶部33の1ワード当たりの
ビット幅と、前述した表示画面の識別値のビット幅、お
よび、その画像のデータが格納されている領域のオフセ
ットアドレスより求められる。色情報検索部32は、ア
ドレス変換部31より入力されたアドレスに基づいて
は、色情報記憶部33よりその画素の識別値を読み出
す。読み出された識別値は再びアドレス変換部31に入
力される。アドレス変換部31は得られた識別値を色情
報圧縮伸長部34に出力して、識別値から色情報への変
換を行う。
【0045】色情報圧縮伸長部34は、前記識別値から
色情報への変換、および、色情報から識別値への変換を
行うデータ変換手段である。色情報圧縮伸長部34は、
識別値と色情報が対応づけられて記憶されたテーブルを
有しており、このテーブルを参照して前記変換を行う。
色情報圧縮伸長部34で変換された色情報はアドレス変
換部31に出力される。以降、第1実施例同様にアドレ
ス変換部31はその色情報を処理決定部40に出力し、
処理の決定・実行をする。
【0046】以上説明した第2実施例において、表示部
11における表示と、色情報記憶部33における識別情
報の格納方法、色情報圧縮伸長部34の識別値−色情報
の変換、および、処理対応表検索部41おける処理の決
定について、図5、表3、および、表4を参照して具体
的に説明する。図5は、表示部11の表示画面の画素デ
ータ、色情報記憶部33の識別値のデータ、および、色
情報圧縮伸長部34の識別値−色情報変換テーブルを表
す図である。なお、図5において、色情報記憶部33の
識別値のデータと色情報圧縮伸長部34の識別値−色情
報変換テーブルは、実体的に同一のメモリ上に格納され
ているものとして、ともにメモリマップ中に示してあ
る。すなわち、図5の情報格納状態を示す図のz番地か
らz+3番地までにヘッダ情報として付加されている情
報が識別値−色情報変換テーブルであり、z+4番地以
降が識別値のデータである。
【0047】図5の表示画面の状態は、図2の表示画面
の状態と同じである。図5の情報格納状態を示す図のz
番地からz+3番地までに格納されている識別値−色情
報変換テーブルは、第1番目のデータとして識別値の個
数が記述されている、図5の例においてはz番地のデー
タは〔00000100〕で4である。この例において
は、特定の処理と対応づけられない背景部のその他の画
像を識別値00の1つのデータとしている。したがっ
て、実際に特定の処理と対応付けられる識別値の数はz
番地のデータより1少ない数(この例では3)となる。
そして、続くその特定の処理と対応付けられた識別値の
数に相当するデータが、その識別値に対応する色情報が
格納されているデータである。すなわち、z+1番地に
は識別値01が示す色情報が、z+2番地には識別値1
0が示す色情報が、z+3番地には識別値11が示す色
情報が各々格納されている。
【0048】このような識別値−色情報変換テーブルを
用いれば、図5に示す表示画面の各画素は背景を含めて
4種類の値で表現できる。領域A内の各画素に対しては
識別値01を付与し、領域B内の各画素に対しては識別
値10を付与し、領域C内の各画素に対しては識別値1
1を付与し、その他の画素に対しては識別値00を付与
すればよい。これにより、各画素は2ビットで表現でき
るため、1バイトには4画素のデータが格納可能とな
る。z+4番地にはMSB側(左側)より1画素目〜4
画素目までの画素に対応する識別値が格納される。表示
画面の最後のN番目の画素に対応する識別値は、z+
(N/4)+3番地の最もLSB側(右側)の2ビット
に格納される。
【0049】そして、色情報圧縮伸長部34において
は、z番地からz+3番地に示したテーブルを参照して
マウス12の指定した画素の識別値を色情報に変換す
る。その画素の読み出した識別値が01ならばz+1番
地のデータを色情報として出力し、識別値が10ならば
z+2番地のデータを色情報として出力し、識別値が1
1ならばz+3番地のデータを色情報として出力する。
【0050】したがって、図5において、たとえば、n
画素目からn+5画素目に対しては、色情報記憶部33
より各々00,11,11,11,00,11という識
別値が読み出され、色情報圧縮伸長部34おいて、識別
値11の値が色情報〔01000110〕に変換され、
処理決定部40に出力される。
【0051】以上説明したように、第2実施例の入出力
装置においては、所定の処理に対応した識別値を、各画
素ごとの情報として記憶するようにしたので、表示に必
要な色情報を識別するのに必要なビット数ではなく、所
定の処理を識別するのに必要なビット数を、各画素の情
報記憶容量として用意すればよい。したがって、各画素
ごとに設けられた記憶手段の記憶容量を少なくすること
ができる。
【0052】なお、上述した第2実施例においては、色
情報記憶部33に各画素に対する識別値を記憶してお
き、色情報圧縮伸長部34においてその識別値から色情
報に変換し、処理決定部40において第1実施例と同様
にそん色情報より実行する処理を決定していた。しか
し、色情報記憶部33より読みだした識別情報をそのま
ま実行する処理を決定するキーとして用いるような構成
にしてもよい。その場合、色情報圧縮伸長部34は必要
なく、処理テーブル42を、たとえば表3に示すような
識別値をキーとして処理を決定可能な構成にすればよ
い。
【0053】
【表3】
【0054】第3実施例 本発明の入出力装置の第3実施例を図6を参照して説明
する。第3実施例の入出力装置は、第1実施例および第
2実施例で説明した入出力装置に、さらに表示部11で
表示する画像を合成する画像合成部を有する構成の入出
力装置である。この画像合成部は、上述したような所定
の処理に対応づけられた所定の色の領域を有する画像
と、任意の画像データを合成する。すなわち、マウス1
2により選択することにより所定の処理に対応づけられ
ている所定領域の画像データはそのまま維持し、背景の
画像データとして任意の画像データを利用したような、
新たな入力要求用の画像データを合成する。
【0055】この画像合成部について図6を参照して説
明する。図6は、表示部11で表示される画像データを
合成する画像合成部80の構成を示すブロック図であ
る。画像合成部80は、座標系調整部81、重複判定部
82、色情報変更部83、および、画面合成部84より
構成される。座標系調整部81は、入力要求用の画像デ
ータと、背景画像として用いる任意の画像データについ
て、各画素同士で比較可能に両画像の整合をとる。その
ために座標系調整部81は、背景画像の画像データを適
宜所定の方向に拡大/縮小、或いは削除して、入力要求
画像の画素と画素同士が1対1に対応するようにする。
【0056】また、座標系調整部81は、入力要求用の
画像データで、所定の処理と対応付けられている色情報
を全て抽出する。これは、処理決定部40の処理テーブ
ル42を参照して、処理テーブル42内で所定の処理と
対応付けられている色情報をそのまま取り出すことによ
り抽出できる。また、入力要求用の画像データが、前述
した第2実施例で示したような図5に示すような構成の
画像データであれば、ヘッダとして存在する色情報のデ
ータをそのまま取り出してもよい。抽出した色情報は重
複判定部82に出力される。
【0057】重複判定部82は、座標系調整部81より
入力された色情報のデータに基づいて、入力要求用の画
像データで所定の処理に対応づけられていた色が、前記
背景の画像データ中で使用されているか否かを判定す
る。この判定は前記背景の画像データの全画素を順次し
らべ、前記抽出された色情報と比較することにより行
う。前記背景の画像データ中に前記所定の処理に対応づ
けられていた色が使用されていた場合には、色情報変更
部83において、その色をいずれの所定の処理にも対応
づけられていない色に変更する。色情報変更部83は、
重複判定部82の判定結果に基づいて、前述したよう
に、背景画像データの画像データを変更する。
【0058】以上の処理が終了したら、画面合成部84
において、前記入力要求用の画像と、前記背景画像デー
タの合成を行う。画面合成部84においては、重複判定
部82より入力された所定の処理に対応付けられている
全ての色の情報に基づいて、前記入力要求用の画像の各
画素の色情報を順に調べる。そして、その画素のデータ
が、所定の処理に対応付けられている色であった場合に
は、その画素については入力要求用の画像より画素デー
タを抽出する。その画素のデータが所定の処理に対応付
けられている色ではなかった場合には、その画素につい
ては前記背景画像データより画素データを抽出する。抽
出されたデータにより新たな入力要求用の画像データが
生成される。生成された入力要求用の画像データは、第
1実施例、第2実施例で示したように画像メモリおよび
色情報記憶部33に記憶され、表示部11に記憶され、
処理を決定する入力要求用の画像データとして用いられ
る。
【0059】以上説明したように、第3実施例の入出力
装置によれば、所定の処理と対応付けられた所定の領域
を有する入力要求用の画像データを、前記領域を維持し
たままで、任意の画像データと合成することができる。
すなわち、前記入力要求用の画像データの所定の選択領
域以外の背景の画像として任意の画像と組み合わせるこ
とができる。したがって、画面設計の自由度が向上し、
ユーザインターフェイスの優れた入出力装置を提供する
ことができる。また、前記所定の処理と対応付けられた
選択領域の画像のみが有意な画像データより、任意の画
像を背景画像として表示可能な画像データを容易に生成
することができる。したがって、前記入出力要求の画像
の必要な情報のみを記憶、伝送することにより入出力装
置が十分機能するので、汎用性に富んだ入出力装置が提
供できる。
【0060】第4実施例 本発明の入出力装置によれば、所定の処理と対応づけら
れた所定の選択領域を有する入力要求画像について、そ
の選択領域のデータのみを効率よく圧縮することができ
る。その圧縮方法について第4実施例として説明する。
【0061】本発明の入出力装置においては、入力要求
画像の各画素に対応して記憶されている情報(たとえ
ば、色情報)に基づいて、その画素が所定の処理と対応
付けられた画素か、あるいは、背景の画素かの判定でき
る。したがって、画像データの全画素について、この判
定を行い、背景の画素に対してはその画素のデータを任
意の圧縮に都合のよいデータに変換する。その結果、前
記画像は、前記選択領域の部分のみが意味のあるデータ
を有した画像データで、高率で圧縮可能なデータに変換
される。その変換した値が、所定の処理に対応付けられ
た色情報と異なるデータであれば、伸長部においても前
記選択領域についてのみ所定の処理と対応づけられた画
像データが得られる。
【0062】このように入力要求用画像を高率で圧縮可
能であれば、多数の入力要求用画像を記憶可能になると
同時に、これらの画像の伝送が容易に行える。前述した
圧縮を行って入力要求画像を伝送路を介して伝送する画
像伝送方式について図7を参照して説明する。図7は、
本発明の入出力装置により入力要求画像を圧縮し伝送す
る状態を説明する図である。送信側の、本発明の入出力
装置、あるいは、メインコンピュータ、サーバ装置など
の装置においては、送信する入力要求画像である領域情
報と、選択領域と処理内容を対応付けるテーブルである
処理情報を送信部60に入力する。なお、図7の例にお
いては、画像データは第2実施例で示した各画素ごとに
識別値が記憶されている構成の画像データである。
【0063】送信部60に入力された前記各データは、
情報合成部61により、1のデータに一体化される。こ
の一体化は、1つのレコードとして処理可能なように、
連続した記憶領域に記憶することを意味する。情報圧縮
部62においては、前記処理情報を参照して、前記領域
情報の前記背景に相当する選択領域でない画素のデータ
を所定の値のデータに変換する。直列化部63において
は、前記変換されたデータをビットストリームとして順
次送出部64に送出する。送出部64においては、入力
されたビットストリームに対して、適宜伝送路符号化を
施し、伝送路91に出力する。
【0064】受信部70においては、伝送路91を介し
て伝送されてきたデータを、受信部71において受信
し、並列化部72においてビットストリームからバイト
ごとのデータに変換する。そして、情報再構築部74に
おいては、前記領域情報と処理情報を各々所定のレコー
ドとして分離する。なお、情報再構築部74において出
力されたデータは、前記選択領域のみが有意なデータで
ある。したがって、直ちに表示部に表示可能な領域情報
が必要な場合には、情報再構築部74は、図示せぬ背景
画像を用いて、前述した第3実施例の画像合成部と同様
の処理を行い、表示可能な画像を構成する。
【0065】このように、選択領域と処理を対応付ける
処理情報を用いて、入力要求用の領域情報を圧縮する
と、選択領域のみを高率で圧縮し伝送することができ
る。したがって、入力要求画像を伝送路を介して任意に
伝送することができるので、ネットワークに接続された
処理装置などから制御可能な汎用性の高い入出力装置を
提供できる。
【0066】なお、本発明は上述した第1〜第4実施例
に限られるものではなく、種々の改変が可能である。た
とえば、表示部11における表示装置は、本実施例にお
いてはCRTディスプレイとしたが、LCD、PDPな
どの他の任意の表示媒体を用いてもよい。また、その表
示部11において、本実施例においては1画素あたり8
ビットの色表現で表示されるものとしたが、これはたと
えば、16ビット、24ビット(たとえば、R,G,B
各々8ビット)などの色表現が可能な表示部11であっ
てもよい。また、モノクロ画像であってもよい。その場
合、その8ビットは階調表現として使用される。
【0067】また、表示部11の画面上の任意の位置を
選択する手段として、本実施例においてはマウスを用い
るものした。しかし、トラックボールや電子ペンなどを
用いてもよい。その場合、マウスボタン13に相当する
スイッチとしては、キーボードの任意のキーを用いれば
よい。また、車などに搭載するナビゲーションシステム
に本発明を適用する場合には、表示部11の画面上に透
明な静電タッチパネルを設けて、画面を直接指で触れて
任意の位置を入力するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明の入出力装置によれば、入力要求
画像の各画素ごとに記憶されている情報に基づいて、実
行する処理の決定などの種々の処理を行うようにしたの
で、任意の形状の領域を選択領域とした入力要求画像を
構成することができ、さらに、複雑な形状の選択領域が
選択されても、その領域に対応した処理の起動を迅速に
行うことが可能となった。したがって、ユーザインター
フェイスの優れた入出力装置が提供できた。
【0069】さらに、前記選択領域の位置を変更しても
他のデータの変更が必要ないため、容易に画面設計の変
更が行える。また、選択領域と背景領域の区別が容易な
ので、選択領域の位置・形状を維持したまま、任意の画
像データを背景画像データとした新たな入力要求画像が
容易に生成できる。また、前記選択領域とその選択領域
に対応する画素データのみを抽出して記憶、圧縮、伝送
などが容易に行える。その結果、入力要求画像の設計、
取扱等の自由度が大幅に向上し、より一層ユーザインタ
ーフェイスの優れた入出力装置が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入出力装置の第1実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示した入出力装置の表示画面の画素デー
タと色情報記憶部の色情報のデータの対応を示す図であ
る。
【図3】図1に示した地図検索装置の動作を示す図であ
り、(A)は日本地図が表示された状態を示す図、
(B)は近畿地方の地図が表示された状態を示す図、
(C)は兵庫県の情報が表示された状態を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例の入出力装置の色情報処理
部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示した入出力装置の表示画面の画素デー
タと色情報記憶部の識別情報のデータの対応を示す図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例の入出力装置の画像合成部
の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第4実施例であって、本発明の入出力
装置により入力要求画像を圧縮し伝送する状態を説明す
る図である。
【符号の説明】
1…入出力装置 10…入出力部 11…表示部 12…マウス 13…マウスボタン 14…マウスカーソル 20…入力動作検出部 21…座標検出部 22…ウィンドウ管理
部 23…ウィンドウ処理部 24…クリック検出部 25…画面フィードバック部 30…色情報処理部 31…アドレス変換部 32…色情報検索部 33…色情報記憶部 34…色情報圧縮伸長
部 35…色情報変化通知部 40…処理決定部 41…処理対応表検索部 42…処理テーブル 43…処理起動部 44…処理装置情報 45…画面情報変化通知部 50…処理装置 60…送信部 61…情報合成部 62…情報圧縮部 63…直列化部 64…送出部 70…受信部 71…受信部 72…並列化部 73…情報伸長部 74…情報再構築部 80…画像合成部 81…座標系調整部 82…重複判定部 83…色情報変更部 84…画面合成部 90…地図検索装置 91…伝送路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の処理に対応づけられた領域を有する
    画像を画面上に表示し、該画面上の前記領域を選択操作
    することにより、該選択された領域に対応した前記所定
    の処理の実行を処理装置に指示する入出力装置であっ
    て、 任意の形状の前記領域を有する画像を画面に表示可能な
    表示手段と、 前記表示手段の画面の任意の位置を選択可能な選択手段
    と 前記表示手段の画面の位置に対応して所定の情報を記憶
    する記憶手段と、 前記選択手段により選択された位置の、前記記憶手段に
    記憶されている前記所定の情報を出力する情報検出手段
    と、 前記検出された情報に基づいて前記処理装置において実
    行する処理を決定する処理決定手段とを有する入出力装
    置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、前記表示手段の画面の位
    置を特定する番号を用いて、当該位置の前記所定の情報
    を直接的にアクセス可能なように前記情報を記憶し、 前記情報検出手段は、前記選択手段により選択された前
    記表示手段の画面の位置に基づいて、前記記憶手段に記
    憶されている当該位置に対応する情報を直接的に読み出
    す請求項1記載の入出力装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、前記表示手段の画面の各
    位置ごとに、前記画像を表示するための情報を記憶し、 前記情報検出手段は、前記選択手段により選択された位
    置の前記表示するための情報を検出し、 前記処理決定手段は、前記検出された当該位置の表示す
    るための情報に基づいて前記処理装置において実行する
    処理を決定する請求項1または2記載の入出力装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段は、前記表示手段の画面に表
    示されている前記画像の画素ごとの色情報を記憶し、 前記情報検出手段は、前記選択手段により選択された画
    素の色情報を検出し、 前記処理決定手段は、前記検出された当該画素の色情報
    に基づいて前記実行する処理を決定する請求項1〜3い
    ずれか記載の入出力装置。
  5. 【請求項5】前記所定の処理に対応づけられた領域を有
    する入力要求画像である第1の画像と、任意の第2の画
    像の各画素について、前記記憶手段に記憶されている前
    記第1の画像の各位置に対応した情報に基づいて、当該
    画素が前記第1の画像において所定の処理に対応付けら
    れている領域内の画素である場合には前記第1の画像の
    画素データを抽出し、当該画素が前記第1の画像におい
    て所定の処理に対応付けられていない領域の画素である
    場合には前記第2の画像の画素データを抽出することに
    より、前記第1の画像と前記第2の画像を合成し新たな
    入力要求画像を得る画像合成手段をさらに有する請求項
    1〜4いずれか記載の入出力装置。
  6. 【請求項6】伝送路により伝送された前記入力要求画像
    の所定の処理に対応づけられた領域の画像データと、前
    記各領域に対応する処理を決定するデータとを受信する
    受信手段をさらに有し、 前記受信した画像データと、任意の背景用画像のデータ
    より前記画像合成手段により新たな入力要求画像を合成
    し、該合成された入力要求画像を用いて前記処理装置に
    おいて実行する処理を決定する請求項5記載の入出力装
    置。
  7. 【請求項7】前記所定の処理に対応づけられた領域を有
    する画像の各画素ごとの表示情報と前記所定の処理とが
    対応づけられた対応データを参照して、前記画像の前記
    所定の処理と対応付けられていない表示情報を有する画
    素のデータを任意のデータに変換し、前記変換された画
    素データを含む画像データを圧縮することにより、前記
    画像の前記所定の処理に対応づけられた視覚的に特徴の
    ある領域のデータのみを有意なデータとして圧縮する圧
    縮手段をさらに有する請求項1〜6いずれか記載の入出
    力装置。
JP6202637A 1994-08-26 1994-08-26 入出力装置 Pending JPH0869544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6202637A JPH0869544A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 入出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6202637A JPH0869544A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 入出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0869544A true JPH0869544A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16460641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6202637A Pending JPH0869544A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 入出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0869544A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516683A (ja) * 2010-01-07 2013-05-13 スチョー スーパーエンジン グラフィックス ソフトウェア カンパニー リミテッド 空間データ処理方法及び装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04204481A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Hitachi Ltd 地図・図面情報の表示方法
JPH04333970A (ja) * 1991-05-10 1992-11-20 Toshiba Corp 画像ファイリングシステム
JPH05176184A (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 Mitsubishi Electric Corp 画像圧縮装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04204481A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Hitachi Ltd 地図・図面情報の表示方法
JPH04333970A (ja) * 1991-05-10 1992-11-20 Toshiba Corp 画像ファイリングシステム
JPH05176184A (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 Mitsubishi Electric Corp 画像圧縮装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516683A (ja) * 2010-01-07 2013-05-13 スチョー スーパーエンジン グラフィックス ソフトウェア カンパニー リミテッド 空間データ処理方法及び装置
US10789761B2 (en) 2010-01-07 2020-09-29 Suzhou Superengine Graphics Software Co., Ltd. Method and device for processing spatial data

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4334559B2 (ja) スクロール位置予測装置
US6104384A (en) Image based keyboard for a small computing device
US8395643B2 (en) Motion-based data review and zoom
KR20060069497A (ko) 작은 디스플레이 창에서 큰 객체들의 개선된 표현법
CN1337619A (zh) 自动缩放图标以适合数据处理系统内的一个显示区
US5805171A (en) Technical schematic display system utilizing preassigned component detail levels
US8103950B2 (en) Structure and method for linking within a website
JP5181659B2 (ja) 文書送信装置及び文書送信プログラム、文書受信装置及び文書受信プログラム、並びに文書表示システム
JPH0636172B2 (ja) 画像フアイル装置
US6377243B1 (en) Data input device and the method thereof
JP3738358B2 (ja) ウィンドウ表示制御装置
JPH0869544A (ja) 入出力装置
JP2859214B2 (ja) 簡易化機能選択メニュー方式
JPH11306281A (ja) 認識条件指定方式および認識条件指定方法ならびに認識条件指定機能を計算機上に生成するプログラムを記録した記録媒体
JP3199071B2 (ja) データ表示装置
JP3642129B2 (ja) 項目選択装置
JP2803766B2 (ja) 画面表示装置
JP2629399B2 (ja) マルチウインドディスプレイ方式
JPH0798642A (ja) 対話装置
JP2023034834A (ja) コンテンツ表示システム、端末装置、サーバ装置及び方法
JP2560999B2 (ja) 文字列出力方法
JPH06230875A (ja) 情報処理装置
CN114625472A (zh) 一种页面展示方法、装置、电子设备及存储介质
JP2656492B2 (ja) 図面管理装置
JP2758484B2 (ja) 情報処理装置における外見と機能の組合せ選択方式

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524