JPH0869265A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH0869265A
JPH0869265A JP22597294A JP22597294A JPH0869265A JP H0869265 A JPH0869265 A JP H0869265A JP 22597294 A JP22597294 A JP 22597294A JP 22597294 A JP22597294 A JP 22597294A JP H0869265 A JPH0869265 A JP H0869265A
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JP
Japan
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signal
liquid crystal
clock
video signal
crystal display
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Application number
JP22597294A
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Inventor
Makoto Takeuchi
誠 竹内
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は小型で高精細、高画質の液晶表示装
置を提供する。 【構成】 データ処理回路30は、入力されるR、G、
Bのアナログ映像信号をそのA/D変換器31〜33で
コントローラ43からのA/Dクロックに同期してそれ
ぞれディジタル変換し、ラインメモリ34〜36に一時
記憶する。ラインメモリ34〜36から読み出したディ
ジタル映像信号をD/A変換器37〜39によりコント
ローラ43から入力されるA/Dクロックの3倍周期の
A/Dクロックに同期してアナログ変換し、このアナロ
グ映像信号を正・反転アンプ40〜42でコントローラ
43からの正・反転切換信号に基づいて正・反転して信
号側駆動回路20に出力する。信号側駆動回路20はデ
ータ処理回路30から3倍周期の速度で入力されるアナ
ログ映像信号を入力される走査ラインを1水平走査期間
に2回ラッチして2本ずつ走査される各信号ラインに供
給し、ペアライン駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係り、
詳細には、小型で高精細の表示を行えるアクティブマト
リックス型の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネル、特に、TFT(thin f
ilm transistor)方式の液晶表示パネル1は、一般に、
図2に示すように、一対のガラス基板2a、2bの間に
液晶3が封入され、一方のガラス基板2aの外面に偏光
板4が取り付けられている。
【0003】また、一方のガラス基板2aの内面には、
R(Red)、G(Green)、B(Blue)のカ
ラーフィルタ5が形成されており、このカラーフィルタ
5の内面に共通電極6が形成されている。
【0004】他方のガラス基板2bの内面には、複数の
走査ラインY1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ym(図
2には、簡単のため、Y1〜Y3のみ表示する。)と複
数の信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xn
(図2には、簡単のため、X1〜X3のみ表示する。)
がマトリックス状に形成され、これら複数の走査ライン
Y1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ymと信号ラインX
1、X2、X3、X4、・・・、Xnとの各交点にTF
Tで形成されたスイッチング素子TRmnと画素電極T
Cmnが形成されている。
【0005】そして、他方のガラス基板2bの外面に
は、偏光板7が取り付けられており、この液晶表示パネ
ル1では、この偏光板7の外方からバックライト等から
白色光等の光が照射される。
【0006】したがって、図2に示した液晶表示パネル
1は、図3に模式的に示すように、複数の走査ラインY
1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ymと複数の信号ライ
ンX1、X2、X3、X4、・・・、Xnとの各交点に
スイッチング素子TRmnを介してR、G、B用の画素
電極TCmnが接続されたものとなっている。
【0007】そして、このような液晶表示パネル1は、
その走査ラインY1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ym
には、走査ラインY1、Y2、Y3、Y4、・・・、Y
mに走査信号を供給して走査ラインY1、Y2、Y3、
Y4、・・・、Ymを走査する走査側駆動回路(図示
略)が接続され、その信号ラインX1、X2、X3、X
4、・・・、Xnには、入力される映像信号をラッチし
て、当該信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、
Xnの映像信号に対応するデータ信号を各信号ラインX
1、X2、X3、X4、・・・、Xnに供給する信号側
駆動回路が接続される。
【0008】この信号側駆動回路は、一般に、図4に示
すような信号側駆動回路10が使用されており、この信
号側駆動回路10は、各信号ラインX1、X2、X3、
X4、・・・、Xnにクリア回路CR1〜CRnとラッ
チ回路LT1〜LTnを備えている。
【0009】なお、図4においては、信号ラインX1、
X2、X3、X4、・・・、Xnと走査ラインY1、Y
2、Y3、Y4、・・・、Ymの各交点に、スイッチン
グ素子TRmnを介して補助容量Csと液晶容量Cxが
接続されたものとして表示されている。
【0010】各クリア回路CR1〜CRnは、アナログ
スイッチAS1〜ASnを備え、各アナログスイッチA
S1〜ASnは、所定の基準電圧VBBと各信号ラインX
1、X2、X3、X4、・・・、Xnとの間に接続され
ている。
【0011】各アナログスイッチAS1〜ASnには、
クリア信号CLRが入力され、各アナログスイッチAS
1〜ASnは、ハイ(「H」)のクリア信号CLRが入
力されると、オンとなって、各信号ラインX1、X2、
X3、X4、・・・、Xnと基準電圧VBBとを接続し
て、各信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、X
nを基準電圧VBBの電圧にクリアする。
【0012】上記各ラッチ回路LT1〜LTnは、5個
のアナログスイッチAS11〜AS15、〜、アナログ
スイッチASn1〜ASn5、ドライバDR1〜DR
n、2個のコンデンサC11、C12、〜、コンデンサ
Cn1、Cn2、4個のノア回路NR11、NR12、
NR13、NR14、〜、ノア回路NRn1、NRn
2、NRn3、NRn4及びフリップフロップFF1〜
FFnを備えており、また、信号側駆動回路10は、2
個のインバータIn1、In2を備えている。
【0013】そして、信号ラインX1、X4、・・・
は、B(Blue)用の信号ラインであり、ラッチ回路
LT1、LT4、・・・が接続されている。また、信号
ラインX2、X5、・・・は、R(Red)用の信号ラ
インであり、ラッチ回路LT2、LT5、・・・が接続
されている。さらに、信号ラインX3、X6、・・・
は、G(Green)用の信号ラインであり、ラッチ回
路LT3、LT6、・・・が接続されている。
【0014】フリップフロップFF1〜FFnには、シ
フトクロック信号CKがそのクロック端子に入力され、
その先頭のフリップフロップFF1にスタート信号SR
Tが入力される。フリップフロップFF1は、スタート
信号SRTをシフトクロックCKに同期してラッチし、
次段のフリップフロップFF2にシフト出力信号を出力
する。以降のフリップフロップFF2〜FFn-1は、入
力されるシフト出力信号をシフトクロック信号CKに同
期してラッチし、順次次段のフリップフロップFF3〜
FFnに出力する。
【0015】各ラッチ回路LT1〜LTnは、コンデン
サC11、C12、〜、コンデンサCn1、Cn2がそ
れぞれアナログスイッチAS12〜ASn2、〜、アナ
ログスイッチAS13〜ASn3及びドライバDR1〜
DRn及びアナログスイッチASn11〜ASn1を介
して信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xn
に並列に接続されており、また、このコンデンサC1
1、C12、〜、コンデンサCn1、Cn2は、アナロ
グスイッチAS14、AS15、〜、アナログスイッチ
ASn4、ASn5を介して順次R、G、Bの映像信号
の入力される映像信号ラインに接続されている。
【0016】そして、各ラッチ回路LT1〜LTnのコ
ンデンサC11〜Cn1に接続されたアナログスイッチ
AS14〜ASn4には、ノア回路NR11〜NRn1
を介して書込信号HCNTが入力されるとともに、フリップ
フロップFF1〜FFnの出力信号であるシフト出力信
号が入力され、アナログスイッチAS14〜ASn4
は、書込信号HCNTとシフト出力信号がともにロー
(「L」)のとき、オンして、そのとき、R、G、Bの
各映像信号ラインに入力されている映像信号をコンデン
サC11〜Cn1に取り込む。
【0017】各ラッチ回路LT1〜LTnのコンデンサ
C12〜Cn2に接続されたアナログスイッチAS15
〜ASn5には、ノア回路NR13〜NRn3を介して
インバータIn2により反転された書込信号HCNTが入力
されるとともに、フリップフロップFF1〜FFnのシ
フト出力信号が入力され、アナログスイッチAS15〜
ASn5は、書込信号HCNTがハイで、シフト出力信号が
ローのとき、オンして、そのとき、R、G、Bの各映像
信号ラインに入力されている映像信号をコンデンサC1
2〜Cn2に取り込む。
【0018】また、コンデンサC11〜Cn1は、アナ
ログスイッチAS12〜ASn2、ドライバDR1〜D
Rn及びアナログスイッチAS11〜ASn1を介して
各信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnに
接続されている。
【0019】そして、アナログスイッチAS12〜AS
n2には、ノア回路NR12〜NRn2を介してインバ
ータIn2で反転された書込信号HCNT及び読出信号 ̄O
E( ̄OEは、反転読出信号OEを示す)が入力されて
おり、アナログスイッチAS11〜ASn1には、イン
バータIn1を介してクリア信号CLRが入力されてい
る。
【0020】したがって、アナログスイッチAS12〜
ASn2は、書込信号HCNTがハイで、読出信号 ̄OEが
ローのとき、オンとなり、アナログスイッチAS11〜
ASn1は、クリア信号CLRがローのときオンとなっ
て、コンデンサC11〜Cn1内に蓄積されていた映像
信号がアナログスイッチAS12〜ASn2、ドライバ
DR1〜DRn及びアナログスイッチAS11〜ASn
1を介して各信号ラインX1、X2、X3、X4、・・
・、Xnに供給される。
【0021】同様に、コンデンサC12〜Cn2は、ア
ナログスイッチAS13〜ASn3、ドライバDR1〜
DRn及びアナログスイッチAS11〜ASn1を介し
て各信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xn
に接続されている。
【0022】そして、アナログスイッチAS13〜AS
n3には、ノア回路NR14〜NRn4を介して書込信
号HCNT及び読出信号 ̄OEが入力されており、アナログ
スイッチAS11〜ASn1には、上述のように、イン
バータIn1を介してクリア信号CLRが入力されてい
る。
【0023】したがって、アナログスイッチAS13〜
ASn3は、書込信号HCNTがローで、読出信号 ̄OEが
ローのとき、オンとなり、アナログスイッチAS11〜
ASn1は、クリア信号CLRがローのときオンとなっ
て、コンデンサC12〜Cn2内に蓄積されていた映像
信号がアナログスイッチAS13〜ASn3、ドライバ
DR1〜DRn及びアナログスイッチAS11〜ASn
1を介して各信号ラインX1、X2、X3、X4、・・
・、Xnに供給される。
【0024】すなわち、各ラッチ回路LT1〜LTn
は、それぞれアナログスイッチAS14〜ASn4と、
アナログスイッチAS15〜ASn5が交互にオンとな
って、R、G、Bの映像信号をコンデンサC11〜Cn
1とコンデンサC12〜Cn2に交互に取り込み、この
取り込んだ映像信号をアナログスイッチAS12〜AS
n2が交互にオンとなって、各信号ラインX1、X2、
X3、X4、・・・、Xnに供給する。
【0025】そして、各コンデンサC11、C12、
〜、コンデンサCn1、Cn2に蓄積された映像信号を
信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnに供
給するに先立って、クリア回路CR1〜CRnがそのア
ナログスイッチAS1〜ASnをクリア信号CLRがオ
ンしている所定のクリア時間だけ信号ラインX1、X
2、X3、X4、・・・、Xnを基準電圧VBBに接続し
て、信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xn
を基準電圧VBBの電圧に調整する。
【0026】このように、信号側駆動回路10では、各
ラッチ回路LT1〜LTnが映像信号を蓄積するための
2個のコンデンサC11、C12、〜、コンデンサCn
1、Cn2を備え、2個のコンデンサC11、C12、
〜、コンデンサCn1、Cn2に交互に映像信号を蓄え
るとともに、蓄えた映像信号を交互に信号ラインX1、
X2、X3、X4、・・・、Xnに供給するので、信号
側駆動回路10が大型化し、小型の液晶表示装置、例え
ば、液晶プロジェクターや液晶テレビジョン等に適用す
ると、装置自体が大型化するという問題があった。そこ
で、従来から、図5に示すような映像信号を蓄積するコ
ンデンサを1つにした信号側駆動回路20が、小型の液
晶表示装置に用いられている。
【0027】図5の信号側駆動回路20は、各信号ライ
ンX1、X2、X3、X4、・・・、Xn毎に、クリア
回路CL1〜CLnとラッチ回路LCT1〜LCTnが
接続されており、各信号ラインX1、X2、X3、X
4、・・・、Xnと走査ラインY1、Y2、Y3、Y
4、・・・、Ymの交点には、スイッチング素子TRm
nを介して補助容量Csと液晶容量Cxが接続されてい
る。
【0028】各クリア回路CL1〜CLnは、アナログ
スイッチASW1〜ASWnを備え、各アナログスイッ
チASW1〜ASWnは、所定の基準電圧VBBと各信号
ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnとの間に
接続されている。
【0029】各アナログスイッチASW1〜ASWnに
は、クリア信号CLRが入力され、各アナログスイッチ
ASW1〜ASWnは、ハイのクリア信号CLRが入力
されると、オンとなって、各信号ラインX1、X2、X
3、X4、・・・、Xnと基準電圧VBBとを接続して、
各信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnを
基準電圧VBBの電圧にクリアする。
【0030】上記各ラッチ回路LCT1〜LCTnは、
2個のアナログスイッチASW11、ASW12、〜、
アナログスイッチASWn1、ASWn2、ドライバD
RV1〜DRVn、1個のコンデンサC1〜Cn及びフ
リップフロップF1〜Fnを備えており、映像信号をコ
ンデンサC1〜Cnに一旦蓄積した後、信号ラインX
1、X2、X3、X4、・・・、Xnに供給する。
【0031】そして、信号ラインX1、X4、・・・
は、B(Blue)用の信号ラインであり、ラッチ回路
LCT1、LCT4、・・・が接続されている。また、
信号ラインX2、X5、・・・は、R(Red)用の信
号ラインであり、ラッチ回路LCT2、LCT5、・・
・が接続されている。さらに、信号ラインX3、X6、
・・・は、G(Green)用の信号ラインであり、ラ
ッチ回路LCT3、LCT6、・・・が接続されてい
る。
【0032】フリップフロップF1〜Fnには、シフト
クロック信号CKがそのクロック端子に入力され、その
先頭のフリップフロップF1にスタート信号SRTが入
力される。フリップフロップF1〜Fn-1は、入力され
るスタート信号SRTをシフトクロック信号CKに同期
してラッチし、次段のフリップフロップF2〜Fnに出
力する。
【0033】各ラッチ回路LCT1〜LCTnは、コン
デンサC1〜CnがそれぞれアナログスイッチASW1
1〜ASWn1及びドライバDRV1〜DRVnを介し
て信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnに
接続されており、また、このコンデンサC1〜Cnは、
アナログスイッチASW12〜ASWn2を介して順次
R、G、Bの映像信号の入力される映像信号ラインに接
続されている。
【0034】そして、各ラッチ回路LCT1〜LCTn
のコンデンサC1〜Cnに接続されたアナログスイッチ
ASW12〜ASWn2には、フリップフロップF1〜
Fnのシフト出力信号が入力され、アナログスイッチA
SW12〜ASWn2は、シフト出力信号がハイのと
き、オンして、そのとき、R、G、Bの各映像信号ライ
ンに入力されている映像信号をコンデンサC1〜Cnに
取り込む。
【0035】また、コンデンサC1〜Cnは、ドライバ
DRV1〜DRVn及びアナログスイッチASW11〜
ASWn1を介して各信号ラインX1、X2、X3、X
4、・・・、Xnに接続されており、アナログスイッチ
ASW11〜ASWn1には、読出信号 ̄OEが入力さ
れている。
【0036】したがって、アナログスイッチASW11
〜ASWn1は、読出信号 ̄OEがハイのとき、オンと
なり、コンデンサC1〜Cn内に蓄積されていた映像信
号がドライバDRV1〜DRVn及びアナログスイッチ
ASW11〜ASWn1を介して各信号ラインX1、X
2、X3、X4、・・・、Xnに供給される。
【0037】すなわち、各ラッチ回路LCT1〜LCT
nは、シフトクロック信号CKに同期してスタート信号
SRTがシフトされるに伴って、アナログスイッチAS
W12〜ASWn2がオンとなって、R、G、Bの映像
信号をコンデンサC1〜Cnに取り込み、この取り込ん
だ映像信号を読出信号 ̄OEに同期してアナログスイッ
チASW11〜ASWn1がオンとなって、各信号ライ
ンX1、X2、X3、X4、・・・、Xnに供給する。
【0038】そして、各コンデンサC1〜Cnに蓄積し
た映像信号を信号ラインX1、X2、X3、X4、・・
・、Xnに供給するに先立って、クリア回路CL1〜C
LnがそのアナログスイッチASW1〜ASWnをクリ
ア信号CLRがオンしている所定のクリア時間だけ信号
ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnを基準電
圧VBBに接続し、信号ラインX1、X2、X3、X4、
・・・、Xnを基準電圧VBBの電圧に調整する。
【0039】このように、信号側駆動回路20では、各
ラッチ回路LCT1〜LCTnが映像信号を蓄積するた
めの1個のコンデンサC1〜Cnを備え、1個のコンデ
ンサC1〜Cnに映像信号を蓄えるとともに、蓄えた映
像信号を信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、
Xnに供給するので、信号側駆動回路20を小型化する
ことができ、小型の液晶表示装置、例えば、液晶プロジ
ェクターや液晶テレビジョン等に適用すると、装置自体
を小型化することができる。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置にあっては、図4に示した信号
側駆動回路を備えた液晶表示装置では、上述のように液
晶表示装置自体が大型化するという問題があり、図5に
示した信号側駆動回路を備えた液晶表示装置では、液晶
表示装置を小型化することはできても、このままの状態
で、1水平走査期間に複数本の走査ラインY1、Y2、
Y3、Y4、・・・、Ymを順次選択駆動する液晶表示
装置にあっては、各信号ラインX1、X2、X3、X
4、・・・、Xnをクリア・書込期間内に前回供給した
映像信号を一旦クリアした後、各信号ラインX1、X
2、X3、X4、・・・、Xnに映像信号を供給する駆
動を1水平走査期間に複数回行うこととなり、各信号ラ
インX1、X2、X3、X4、・・・、Xnをクリアす
るクリア・書込期間が短くなる。その結果、各信号ライ
ンX1、X2、X3、X4、・・・、Xnを充分にクリ
アすることができず、液晶表示パネルを十分なコントラ
ストで表示することができないとともに、信号側駆動回
路のチップ間にむらがあったり、黒地白文字表示を行う
ときに、横方向に白の線が入るといういわゆる横びきが
発生するという問題があった。
【0041】すなわち、図5に示した信号側駆動回路を
備えた液晶表示装置を液晶テレビジョンや液晶プロジェ
クター等に適用して、テレビ映像を表示する場合、図6
(a)に示すように、1水平走査期間(1H)に1回の
み走査する場合は、1水平走査期間は、通常、63.5
6μsecであり、水平同期期間は、10.9μsec
である。そして、これらの期間の間に1回だけ液晶表示
パネル1を走査駆動するのであるから、パネル表示期間
として、46μsec、信号ラインX1、X2、X3、
X4、・・・、Xnをクリアするクリア・書込期間とし
て17.56μsecを取ることができる。
【0042】ところが、1水平走査期間に2本の走査ラ
インY1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ymを順次選択
駆動して2回走査駆動する、いわゆるペアライン駆動を
行う場合には、図6(b)に示すように、図6(a)の
場合の2倍の速度で駆動動作させたとして、パネル表示
期間として15.3μsecを要し、クリア・書込期間
としては、8.8μsecしか取ることができない。
【0043】そのため、各信号ラインを充分にクリアす
ることができず、液晶表示パネルを十分なコントラスト
で表示することができないとともに、信号側駆動回路2
0のチップ間にむらがあったり、黒地白文字表示を行う
ときに、横方向に白の線が入るといういわゆる横びきが
発生するという問題があった。
【0044】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、小型で、十分なクリア・書込期間
を取ることができ、高精細、高画質の表示を行うことの
できる液晶表示装置を提供することを目的としている。
【0045】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の液
晶表示装置は、マトリックス状に形成された複数の信号
ラインと複数の走査ラインの各交点にスイッチング素子
を有した液晶表示パネルと、1水平走査期間に前記液晶
表示パネルの複数の走査ラインに順次走査信号を出力し
て、1水平走査期間に複数本の走査ラインを水平走査す
る走査側駆動回路と、入力されるディジタル映像信号を
一旦記憶した後、高速でアナログ変換してアナログ映像
信号を出力するデータ処理手段と、1水平走査期間内
に、前記各信号ラインに前回供給されたアナログ映像信
号をクリア信号に基づいて所定の基準電圧にクリアした
後、前記データ処理手段から出力されるアナログ映像信
号をシフトクロックに同期して順次シフトされるスター
ト信号によりラッチして、データ信号として前記各信号
ラインに供給する駆動動作を複数回行う信号側駆動回路
と、を備えた液晶表示装置であって、前記データ処理手
段は、前記ディジタル映像信号を少なくとも1走査分記
憶するメモリと、前記メモリから読み出したディジタル
映像信号をD/Aクロックに基づいてアナログ変換する
D/A変換手段と、前記D/Aクロックを生成して、前
記D/A変換手段を駆動制御するとともに、前記メモリ
の読み出し動作を制御する制御手段と、を備え、前記制
御手段が、1水平走査期間の周期の2倍を超える所定周
期の前記D/Aクロックを生成することにより、上記目
的を達成している。
【0046】請求項2記載の発明の液晶表示装置は、マ
トリックス状に形成された複数の信号ラインと複数の走
査ラインの各交点にスイッチング素子を有した液晶表示
パネルと、1水平走査期間に前記液晶表示パネルの複数
の走査ラインに順次走査信号を出力して、1水平走査期
間に複数本の走査ラインを水平走査する走査側駆動回路
と、入力されるアナログ映像信号をディジタル変換して
記憶した後、該ディジタル変換よりも高速でアナログ変
換してアナログ映像信号を出力するデータ処理手段と、
1水平走査期間内に、前記各信号ラインに前回供給され
たアナログ映像信号をクリア信号に基づいて所定の基準
電圧にクリアした後、前記データ処理手段から出力され
るアナログ映像信号をシフトクロックに同期して順次シ
フトされるスタート信号によりラッチして、データ信号
として前記各信号ラインに供給する駆動動作を複数回行
う信号側駆動回路と、を備えた液晶表示装置であって、
前記データ処理手段は、前記入力されるアナログ映像信
号を前記信号ラインに対応するタイミングのA/Dクロ
ックに基づいてディジタル変換するA/D変換手段と、
前記A/D変換手段の変換したディジタル映像信号を少
なくとも1走査分記憶するメモリと、前記メモリから読
み出したディジタル映像信号をD/Aクロックに基づい
てアナログ変換するD/A変換手段と、前記A/Dクロ
ック及び前記D/Aクロックを生成して、前記A/D変
換手段及び前記D/A変換手段を駆動制御するととも
に、前記メモリの書き込み及び読み出し動作を制御する
制御手段と、を備え、前記制御手段が、1水平走査期間
の周期の2倍を超える所定周期の前記D/Aクロックを
生成することにより、上記目的を達成している。
【0047】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記データ処理手段は、前記D/A変
換手段の出力するアナログ映像信号を正転及び反転する
正・反転手段を、さらに備え、前記制御手段は、前記正
・反転手段を制御して、D/A変換手段の出力するアナ
ログ映像信号を正転及び反転させることにより、前記液
晶表示パネルを交流駆動させるものであってもよい。
【0048】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記走査側駆動回路は、前記走査信号を1水平走査
期間に2本の走査ラインに出力して、1水平走査期間に
2本の走査ラインを水平走査し、前記データ処理手段
は、その前記制御手段が1水平走査期間の周期の3倍の
周期のD/Aクロックを生成し、その前記D/A変換手
段が該3倍周期のD/Aクロックに基づいて前記ディジ
タル映像信号をアナログ変換し、前記信号側駆動回路
は、前記データ処理手段から入力される3倍周期のアナ
ログ映像信号をラッチして、前記駆動動作を1水平走査
期間に2回行うものであってもよい。
【0049】
【作用】請求項1記載の発明の液晶表示装置によれば、
マトリックス状に形成された複数の信号ラインと複数の
走査ラインの各交点にスイッチング素子を有した液晶表
示パネルの複数の走査ラインに、走査側駆動回路から、
1水平走査期間に複数の走査ラインに順次走査信号を出
力して、1水平走査期間に複数本の走査ラインを水平走
査し、信号側駆動回路により、信号ラインに前回供給さ
れた映像信号をクリア信号に基づいて所定の基準電圧に
クリアした後、アナログ映像信号をシフトクロックに同
期して順次シフトされるスタート信号によりラッチし
て、データ信号として各信号ラインに供給する駆動動作
を1水平走査期間に複数回行う。
【0050】そして、データ処理手段が、入力されるデ
ィジタル映像信号を一旦記憶した後、そのD/A変換手
段により、このディジタル映像信号を1水平走査期間の
周期の2倍を超える所定周期のD/Aクロックに基づい
てアナログ変換してアナログ映像信号を前記信号側駆動
回路に出力する。
【0051】したがって、信号側駆動回路は、データ処
理手段から短時間で入力されるアナログ映像信号をラッ
チして、各信号ラインに供給することができ、その分、
信号ラインをクリアするクリア・書込期間を長くするこ
とができる。
【0052】その結果、1水平走査期間に走査ラインを
複数本ずつ順次走査して、信号ラインへの複数回映像信
号の供給と信号ラインのクリア処理を行う場合に、クリ
ア・書込期間を充分長くすることができ、信号ラインを
適切にクリアして、コントラストを向上させることがで
きるとともに、いわゆる横びきの発生を防止して、高精
細、高画質の液晶表示装置を提供することができる。
【0053】請求項2記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、マトリックス状に形成された複数の信号ラインと複
数の走査ラインの各交点にスイッチング素子を有した液
晶表示パネルの複数の走査ラインに、走査側駆動回路か
ら、1水平走査期間に複数の走査ラインに順次走査信号
を出力して、1水平走査期間に複数本の走査ラインを水
平走査し、信号側駆動回路により、信号ラインに前回供
給された映像信号をクリア信号に基づいて所定の基準電
圧にクリアした後、アナログ映像信号をシフトクロック
に同期して順次シフトされるスタート信号によりラッチ
して、データ信号として各信号ラインに供給する駆動動
作を1水平走査期間に複数回行う。
【0054】そして、データ処理手段が、入力されるア
ナログ映像信号をそのA/D変換手段によりA/Dクロ
ックに基づいてディジタル変換してメモリ記憶した後、
そのD/A変換手段により、1水平走査期間の周期の2
倍を超える所定周期のD/Aクロックに基づいてアナロ
グ変換してアナログ映像信号を前記信号側駆動回路に出
力する。
【0055】したがって、信号側駆動回路は、データ処
理手段から短時間で入力されるアナログ映像信号をラッ
チして、各信号ラインに供給することができ、その分、
信号ラインをクリアするクリア・書込期間を長くするこ
とができる。
【0056】その結果、1水平走査期間に走査ラインを
複数本ずつ順次走査して、信号ラインへの複数回映像信
号の供給と信号ラインのクリア処理を行う場合に、クリ
ア・書込期間を充分長くすることができ、信号ラインを
適切にクリアして、コントラストを向上させることがで
きるとともに、いわゆる横びきの発生を防止して、高精
細、高画質の液晶表示装置を提供することができる。
【0057】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記データ処理手段が、前記D/A変
換手段の出力するアナログ映像信号を正転及び反転する
正・反転手段を、さらに備え、前記制御手段が、前記正
・反転手段を制御して、D/A変換手段の出力するアナ
ログ映像信号を正転及び反転させることにより、前記液
晶表示パネルを交流駆動させるようにすると、液晶表示
パネルを適切に表示駆動することができる。
【0058】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記走査側駆動回路が、前記走査信号を1水平走査
期間に2本の走査ラインに出力して、1水平走査期間に
2本の走査ラインを水平走査し、前記データ処理手段の
制御手段が、1水平走査期間の周期の3倍周期のD/A
クロックを生成する。そして、データ処理手段のD/A
変換手段が該3倍周期のD/Aクロックに基づいて前記
ディジタル映像信号をアナログ変換し、信号側駆動回路
が、該データ処理手段から入力される3倍周期のアナロ
グ映像信号をラッチして、前記駆動動作を1水平走査期
間に2回行うようにすると、いわゆるペアライン駆動を
行う場合に、クリア・書込期間を充分長くすることがで
き、信号ラインを適切にクリアして、コントラストを向
上させることができるとともに、いわゆる横びきの発生
を防止して、高精細、高画質の液晶表示装置を提供する
ことができる。
【0059】
【実施例】以下、本発明の液晶表示装置の実施例を、図
面を参照して説明する。図1及び図6(c)〜(f)
は、本発明の液晶表示装置の一実施例を示す図である。
本実施例は、上記従来例の図2及び図3に示した液晶表
示パネル1を備え、図5に示した信号側駆動回路20を
備えた液晶表示装置と同様の液晶表示装置に適用された
ものであり、その信号側駆動回路に入力される映像信号
の前段に図1に示すデータ処理回路を付加したものであ
る。
【0060】したがって、本実施例の説明において、図
2、図3に示した液晶表示パネル1及び図5に示した信
号側駆動回路20をそのまま用い、また、以下の説明に
おいて、これらの液晶表示パネル1及び信号側駆動回路
20に用いた符号を、そのまま用いて説明する。
【0061】また、本実施例の液晶表示パネル1の各走
査ラインY1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ymには、
走査側駆動回路が接続されており、この走査側駆動回路
は、1水平走査期間に走査ラインY1、Y2、Y3、Y
4、・・・、Ymを2本ずつ走査する、いわゆるペアラ
イン駆動を行う。
【0062】すなわち、走査側駆動回路は、1水平走査
期間内に相隣接する2本の走査ラインY1、Y2、Y
3、Y4、・・・、Ymに1水平走査期間の半分の期間
ずつ順次走査信号を出力し、1水平走査期間の間に2本
の走査ラインY1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ymを
順次走査駆動する。
【0063】そして、図1に示すように、信号側駆動回
路20の前段には、データ処理回路(データ処理手段)
30が配設されており、データ処理回路30は、R、
G、BそれぞれのA/D変換器(A/D変換手段)3
1、32、33、ラインメモリ(メモリ)34、35、
36、D/A変換器(D/A変換手段)37、38、3
9、正・反転アンプ(正・反転手段)40、41、42
及びコントローラ(制御手段)43等を備えている。
【0064】前記コントローラ43は、A/D変換器3
1〜33のA/D(アナログ/ディジタル)変換の動作
タイミングを制御するA/Dクロック及びD/A変換器
37〜39のD/A(ディジタル/アナログ)変換の動
作タイミングを制御するD/Aクロックを生成するとと
もに、これらA/D変換器1〜33及びD/A変換器3
7〜39の動作を制御する制御信号を生成し、A/D変
換器31〜33及びD/A変換器37〜39の動作を制
御する。また、コントローラ43は、メモリ制御信号を
ラインメモリ34〜36に出力し、ラインメモリ34〜
36の書き込み及び読み出し動作を制御する。さらに、
コントローラ43は、正・反転切換信号を生成し、正・
反転アンプ40〜42に出力して、正・反転アンプ40
〜42のアナログ映像信号の正転・反転動作を制御す
る。
【0065】A/D変換器31〜33には、それぞれ
R、G、Bのアナログ映像信号が入力される。A/D変
換器31〜33は、それぞれコントローラ43から入力
される制御信号に基づいて動作し、コントローラ43か
ら入力されるA/Dクロックに同期して、入力される
R、G、Bのアナログ映像信号を、例えば、8ビットの
ディジタル映像信号に変換して、ラインメモリ34〜3
6に出力する。
【0066】そして、このコントローラ43から入力さ
れるA/Dクロックは、入力されるアナログ映像信号
を、図6に示した1水平走査期間(1H)に各信号ライ
ンX1、X2、X3、X4、・・・、Xnに対応するタ
イミングでサンプリングして、A/D変換する周期のク
ロックである。
【0067】ラインメモリ34〜36は、それぞれ1走
査ライン分のディジタルの映像信号を記憶する容量を有
しており、コントローラ43から入力されるメモリ制御
信号に基づいてそれぞれA/D変換器31〜33から入
力されるディジタル映像信号を1ライン分記憶する。
【0068】また、ラインメモリ34〜36は、コント
ローラ43から入力される制御信号に基づいて記憶して
いるディジタル映像信号が読み出され、それぞれ対応す
るD/A変換器37〜39に出力する。
【0069】D/A変換器37〜39は、コントローラ
43から入力される制御信号に基づいて動作し、コント
ローラ43から入力されるD/Aクロックに同期して、
ラインメモリ34〜36からそれぞれ入力されるディジ
タル映像信号をアナログ映像信号に変換し、対応する正
・反転アンプ40〜42に出力する。
【0070】そして、このD/Aクロックは、上記A/
Dクロックの周期の3倍の周期のクロックである。
【0071】したがって、D/A変換器37〜39は、
1H期間に3回水平走査するタイミングでD/A変換す
る。
【0072】正・反転アンプ40〜42は、コントロー
ラ43から入力される正・反転切換信号に基づいて、D
/A変換器37〜39から入力されるアナログ映像信号
を正転あるいは反転し、信号側駆動回路20に出力す
る。
【0073】すなわち、正・反転アンプ40〜42は、
コントローラ43から正転を示す正・反転切換信号が入
力されると、D/A変換器37〜39から入力されるア
ナログ映像信号をそのままの信号側駆動回路20に出力
し、コントローラ43から反転を示す正・反転切換信号
が入力されると、D/A変換器37〜39から入力され
るアナログ映像信号をその信号レベルを正負反転させ
て、信号側駆動回路20に出力する。
【0074】また、正・反転アンプ40〜42は、液晶
表示パネル1をこの正・反転する映像信号で交流駆動す
るのに適した信号レベルに、D/A変換器37〜39か
ら入力されるアナログ映像信号の信号レベルを調整す
る。
【0075】信号側駆動回路20は、上記図5に示した
ものと同様の信号側駆動回路であり、正・反転アンプ4
0〜42からR、G、Bの各映像信号ラインにR、G、
Bのアナログ映像信号が入力される。この映像信号を上
記同様に各ラッチ回路LCT1〜LCTnでラッチし
て、各信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、X
nに供給するが、本実施例の信号側駆動回路20は、そ
の動作タイミングを決定するシフトクロック信号CKが
D/Aクロックと同じ周期であり、また、クリア信号C
LR、読出信号 ̄OE及びスタート信号SRTが、図6
(d)〜(f)に示すように、ペアライン駆動を十分な
クリア・書込期間を有して信号ラインX1、X2、X
3、X4、・・・、Xnをクリアしつつ行えるタイミン
グの信号となっている。
【0076】次に、本実施例の動作を説明する。本実施
例の液晶表示装置は、図2及び図3に示す液晶表示パネ
ル1に、図5に示す信号側駆動回路20が組み込まれ、
この信号側駆動回路20の前段に図1に示すデータ処理
回路30が接続されている。
【0077】そして、本実施例の液晶表示装置は、上述
のように、その走査側駆動回路により、1水平走査期間
の間に、相隣接する走査ラインY1、Y2、Y3、Y
4、・・・、Ymに1水平走査期間の半分の期間ずつ走
査信号を順次出力して、1水平走査期間内に2本の走査
ラインY1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ymを順次走
査し、信号側駆動回路20により、各信号ラインX1、
X2、X3、X4、・・・、Xnに上記1水平走査期間
に走査される2回の走査毎に同じ映像信号を供給して、
表示駆動する、いわゆるペアライン駆動を行う。
【0078】この信号側駆動回路20の前段にデータ処
理回路30が設けられており、データ処理回路30は、
そのA/D変換器31〜33にR、G、Bのアナログ映
像信号が入力され、A/D変換器31〜33は、コント
ローラ43から入力されるA/Dクロックに同期して、
アナログ映像信号をディジタル変換して、ラインメモリ
34〜36に出力する。
【0079】そして、このA/Dクロックは、1Hに1
回走査駆動するタイミング、すなわち、各信号ラインX
1、X2、X3、X4、・・・、Xnに対応した映像信
号をサンプリングするタイミング周期のクロックであ
る。
【0080】ラインメモリ34に書き込まれたディジタ
ル映像信号は、コントローラ43から入力されるメモリ
制御信号により読み出され、D/A変換器37〜39に
出力される。
【0081】D/A変換器37〜39は、コントローラ
43から入力されるD/Aクロックに同期して、ライン
メモリ34〜36から入力されるディジタル映像信号を
アナログ変換し、正・反転アンプ40〜42に出力す
る。
【0082】そして、このD/Aクロックは、上記A/
D変換器31〜33のディジタル変換するタイミングを
制御するA/Dクロックの3倍の周期のクロックであ
る。
【0083】正・反転アンプ40〜42は、コントロー
ラ43から入力される正・反転切換信号に基づいてD/
A変換器37〜39から入力されるアナログ映像信号を
正転あるいは反転させて信号側駆動回路20に出力す
る。
【0084】信号側駆動回路20は、上記データ処理回
路30から入力されるR、G、Bのアナログ映像信号を
シフトクロック信号CKに同期してシフトされるスター
ト信号SRTによりアナログスイッチASW12〜AS
Wn2を順次オンすることにより、コンデンサC1〜C
nにラッチし、このコンデンサC1〜Cnにラッチした
映像信号を読出信号 ̄OEに同期して、アナログスイッ
チASW11〜ASn1を同時にオンすることにより、
ドライバDRV1〜DRVnを介して各信号ラインX
1、X2、X3、X4、・・・、Xnに供給するが、こ
の読出信号 ̄OEをオンにして、映像信号を各信号ライ
ンX1、X2、X3、X4、・・・、Xnに供給するに
先立って、クリア信号CLRをオンすることにより、各
信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnを基
準電圧VBBに接続し、前回信号ラインX1、X2、X
3、X4、・・・、Xnに供給した映像信号をクリアす
る。
【0085】そして、このスタート信号SRTは、図6
(f)に示すように、2回水平走査駆動するペアライン
駆動のタイミングで入力され、シフトクロック信号CK
は、図6(c)に示すように、1Hの間に3回走査駆動
する周期である。また、クリア信号CLRは、図6
(d)に示すように、1Hの間に3回走査駆動する場合
のパネル表示期間が終了するタイミングで入力され、読
出信号 ̄OEは、図6(e)に示すように、クリア信号
CLRがローになったタイミングから1Hの間に2回走
査駆動する場合の1回の走査の終了時点でローになる。
【0086】したがって、図6(c)に示すように、本
実施例の液晶表示装置によるパネル表示期間は、1Hの
間に1回走査駆動する場合のパネル表示期間の3分の1
の期間(15.3μsec)となり、クリア・書込期間
は、1Hの間に2回走査駆動する場合のパネル表示期間
とクリア・書込期間の合計の期間から上記本実施例の場
合のパネル表示期間を減算した期間(16.48μse
c)となる。
【0087】その結果、1Hの間に1回走査駆動する場
合のクリア・書込期間に近い期間であって、従来の方法
で1Hの間に2回走査駆動する場合の2倍近い期間をク
リア・書込期間として割り当てることができ、小型の液
晶表示装置により、十分なクリア期間を有しつつ、1H
の間に2回走査駆動することができる。
【0088】その結果、信号ラインX1、X2、X3、
X4、・・・、Xnを適切にクリア処理することがで
き、小型で、コントラストの良好な、かつ、横びきの無
い高精細、高画質の液晶表示装置を得ることができる。
【0089】このように、本実施例によれば、マトリッ
クス状に形成された複数の信号ラインX1、X2、X
3、X4、・・・、Xnと複数の走査ラインY1、Y
2、Y3、Y4、・・・、Ymの各交点にスイッチング
素子TRmnを有した液晶表示パネル1の複数の走査ラ
インY1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ymに、走査側
駆動回路から、1水平走査期間の半分の期間で順次走査
信号を出力して、1水平走査期間内に走査ラインY1、
Y2、Y3、Y4、・・・、Ymを複数本順次水平走査
し、信号側駆動回路20により、信号ラインX1、X
2、X3、X4、・・・、Xnに前回供給されたR、
G、Bの映像信号をクリア信号CLRに基づいて所定の
基準電圧VBBにクリアした後、アナログ映像信号をシフ
トクロック信号CKに同期して順次シフトされるスター
ト信号SRTによりラッチして、データ信号として各信
号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnに供給
する駆動動作を1水平走査期間に複数回行う。
【0090】そして、データ処理手段であるデータ処理
回路30が、入力されるアナログ映像信号をそのA/D
変換器(A/D変換手段)31〜33によりコントロー
ラ(制御手段)43から供給されるA/Dクロックに基
づいてディジタル変換してラインメモリ(メモリ)34
〜36に記憶した後、そのD/A変換器(D/A変換手
段)37〜39により、コントローラ43から供給され
るA/Dクロックの2倍を超える高速のD/Aクロック
に基づいてD/A変換してアナログ映像信号を前記信号
側駆動回路20に出力する。
【0091】したがって、信号側駆動回路20は、デー
タ処理回路30から短時間で入力されるアナログ映像信
号をラッチして、各信号ラインX1、X2、X3、X
4、・・・、Xnに供給することができ、その分、信号
ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnをクリア
するクリア・書込期間を長くすることができる。
【0092】その結果、走査ラインY1、Y2、Y3、
Y4、・・・、Ymを1水平走査期間に複数本ずつ順次
走査して、信号ラインX1、X2、X3、X4、・・
・、Xnへの複数回の映像信号の供給と信号ラインX
1、X2、X3、X4、・・・、Xnのクリア処理を行
う場合に、クリア・書込期間を充分長くすることがで
き、信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xn
を適切にクリアして、コントラストを向上させることが
できるとともに、いわゆる横びきの発生を防止して、高
精細、高画質の液晶表示装置を提供することができる。
【0093】また、本実施例においては、データ処理回
路30が、D/A変換器37〜39の出力するアナログ
映像信号を正転及び反転する正・反転アンプ(正・反転
手段)40〜42を、備え、コントローラ43が、正・
反転アンプ40〜42を制御して、D/A変換器37〜
39の出力するアナログ映像信号を正転及び反転させる
ことにより、液晶表示パネル1を交流駆動させているの
で、液晶表示パネル1を適切に表示駆動することができ
る。
【0094】さらに、本実施例によれば、走査側駆動回
路が、1水平走査期間に走査信号を順次2本の走査ライ
ンに出力して、1水平走査期間に走査ラインY1、Y
2、Y3、Y4、・・・、Ymを2本ずつ順次水平走査
し、信号側駆動回路20が、駆動動作を1水平走査期間
に2回行っているので、いわゆるペアライン駆動を行う
場合に、クリア・書込期間を充分長くすることができ、
信号ラインX1、X2、X3、X4、・・・、Xnを適
切にクリアして、コントラストを向上させることができ
るとともに、いわゆる横びきの発生を防止して、高精
細、高画質の液晶表示装置を提供することができる。
【0095】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0096】例えば、上記実施例においては、1水平走
査期間に走査ラインY1、Y2、Y3、Y4、・・・、
Ymを2本ずつ走査駆動するいわゆるペアライン駆動す
る場合について説明したが、これに限るものではなく、
2本以上の走査ラインY1、Y2、Y3、Y4、・・
・、Ymを走査駆動する場合に一般的に適用することが
できる。
【0097】また、上記実施例においては、D/A変換
器37〜39でディジタル映像信号をアナログ映像信号
にD/A変換するD/Aクロックを3倍速の周期のクロ
ックを使用しているが、D/Aクロックの周期は、これ
に限るものではなく、クリア・書込周期を適切に確保す
ることのできる周期であればよい。但し、D/Aクロッ
クを、3倍速の周期にすると、十分なクリア・書込期間
を確保しつつ、D/Aクロックを従来のクロックから容
易に生成することができる。
【0098】さらに、上記実施例においては、アナログ
映像信号が入力され、このアナログ映像信号をA/D変
換してラインメモリ34、35、36に記憶した後、D
/A変換して、信号側駆動回路20に供給するようにし
ているが、これに限るものではなく、例えば、パーソナ
ルコンピュータ等の情報機器からディジタル映像信号が
入力される場合にも、適用することができる。この場合
には、入力されるディジタル映像信号を直接ラインメモ
リ34、35、36に記憶すればよく、D/Aクロック
としては、1水平走査期間の周期の2倍を超える周期の
クロック、例えば、3倍周期のクロックをコントローラ
43からD/A変換器37、38、39を出力し、ま
た、ラインメモリ34、35、36からこの3倍周期に
応じたタイミングでディジタル映像信号を読み出すよう
にすればよい。したがって、この場合には、A/D変換
器31、32、33が不要となる。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明の液晶表示装置によ
れば、マトリックス状に形成された複数の信号ラインと
複数の走査ラインの各交点にスイッチング素子を有した
液晶表示パネルの複数の走査ラインに、走査側駆動回路
から、1水平走査期間に複数の走査ラインに順次走査信
号を出力して、1水平走査期間に複数本の走査ラインを
水平走査し、信号側駆動回路により、信号ラインに前回
供給された映像信号をクリア信号に基づいて所定の基準
電圧にクリアした後、アナログ映像信号をシフトクロッ
クに同期して順次シフトされるスタート信号によりラッ
チして、データ信号として各信号ラインに供給する駆動
動作を1水平走査期間に複数回行う。
【0100】そして、データ処理手段が、入力されるデ
ィジタル映像信号を一旦記憶した後、そのD/A変換手
段により、このディジタル映像信号を1水平走査期間の
周期の2倍を超える所定周期のD/Aクロックに基づい
てアナログ変換してアナログ映像信号を前記信号側駆動
回路に出力する。
【0101】したがって、信号側駆動回路は、データ処
理手段から短時間で入力されるアナログ映像信号をラッ
チして、各信号ラインに供給することができ、その分、
信号ラインをクリアするクリア・書込期間を長くするこ
とができる。
【0102】その結果、1水平走査期間に走査ラインを
複数本ずつ順次走査して、信号ラインへの複数回映像信
号の供給と信号ラインのクリア処理を行う場合に、クリ
ア・書込期間を充分長くすることができ、信号ラインを
適切にクリアして、コントラストを向上させることがで
きるとともに、いわゆる横びきの発生を防止して、高精
細、高画質の液晶表示装置を提供することができる。
【0103】請求項2記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、マトリックス状に形成された複数の信号ラインと複
数の走査ラインの各交点にスイッチング素子を有した液
晶表示パネルの複数の走査ラインに、走査側駆動回路か
ら、1水平走査期間に複数の走査ラインに順次走査信号
を出力して、1水平走査期間に複数本の走査ラインを水
平走査し、信号側駆動回路により、信号ラインに前回供
給された映像信号をクリア信号に基づいて所定の基準電
圧にクリアした後、アナログ映像信号をシフトクロック
に同期して順次シフトされるスタート信号によりラッチ
して、データ信号として各信号ラインに供給する駆動動
作を1水平走査期間に複数回行う。
【0104】そして、データ処理手段が、入力されるア
ナログ映像信号をそのA/D変換手段によりA/Dクロ
ックに基づいてディジタル変換してメモリ記憶した後、
そのD/A変換手段により、1水平走査期間の周期の2
倍を超える所定周期のD/Aクロックに基づいてアナロ
グ変換してアナログ映像信号を前記信号側駆動回路に出
力する。
【0105】したがって、信号側駆動回路は、データ処
理手段から短時間で入力されるアナログ映像信号をラッ
チして、各信号ラインに供給することができ、その分、
信号ラインをクリアするクリア・書込期間を長くするこ
とができる。
【0106】その結果、1水平走査期間に走査ラインを
複数本ずつ順次走査して、信号ラインへの複数回映像信
号の供給と信号ラインのクリア処理を行う場合に、クリ
ア・書込期間を充分長くすることができ、信号ラインを
適切にクリアして、コントラストを向上させることがで
きるとともに、いわゆる横びきの発生を防止して、高精
細、高画質の液晶表示装置を提供することができる。
【0107】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記データ処理手段が、前記D/A変
換手段の出力するアナログ映像信号を正転及び反転する
正・反転手段を、さらに備え、前記制御手段が、前記正
・反転手段を制御して、D/A変換手段の出力するアナ
ログ映像信号を正転及び反転させることにより、前記液
晶表示パネルを交流駆動させるようにすると、液晶表示
パネルを適切に表示駆動することができる。
【0108】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記走査側駆動回路が、前記走査信号を1水平走査
期間に2本の走査ラインに出力して、1水平走査期間に
2本の走査ラインを水平走査し、前記データ処理手段の
制御手段が、1水平走査期間の周期の3倍周期のD/A
クロックを生成する。そして、データ処理手段のD/A
変換手段が該3倍周期のD/Aクロックに基づいて前記
ディジタル映像信号をアナログ変換し、信号側駆動回路
が、該データ処理手段から入力される3倍周期のアナロ
グ映像信号をラッチして、前記駆動動作を1水平走査期
間に2回行うようにすると、いわゆるペアライン駆動を
行う場合に、クリア・書込期間を充分長くすることがで
き、信号ラインを適切にクリアして、コントラストを向
上させることができるとともに、いわゆる横びきの発生
を防止して、高精細、高画質の液晶表示装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一実施例のデータ処理
回路の回路ブロック図。
【図2】液晶表示パネルの透過斜視図。
【図3】図2の液晶表示パネルの模式図。
【図4】図1の液晶表示パネルと従来の信号側駆動回路
の一例の回路図。
【図5】図1の液晶表示パネルと信号側駆動回路の回路
図。
【図6】1走査ラインずつ1水平走査期間に1回走査す
る場合のタイミング図(a)、(a)の倍の2倍の周期
のクロックにより2走査ラインずつ1水平走査期間に2
回走査する場合のタイミング図(b)、(a)の場合の
3倍の周期のクロックにより2走査ラインずつ1水平走
査期間に2回走査する場合のタイミング図(c)及び
(c)の場合のクリア信号CLR(d)、読出信号 ̄O
E(e)及びスタート信号SRT(f)のタイミング図
を示す図。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル 2a、2b ガラス基板 3 液晶 4、7 偏光板 5 カラーフィルタ 6 共通電極 TRmn スイッチング素子 X1、X2、X3、X4、・・・、Xn 信号ライン Y1、Y2、Y3、Y4、・・・、Ym 走査ライン TCmn 画素電極 20 信号側駆動回路 LCT1〜LCTn ラッチ回路 CL1〜CLn クリア回路 ASW1〜ASWn、 アナログスイッチ ASW11〜ASn1、ASW12〜ASn2 アナロ
グスイッチ DRV1〜DRVn ドライバ C1〜Cn コンデンサ F1〜Fn フリップフロップ 30 データ処理回路 31〜33 A/D変換器 34〜36 ラインメモリ 37〜39 D/A変換器 40〜42 正・反転アンプ 43 コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリックス状に形成された複数の信号ラ
    インと複数の走査ラインの各交点にスイッチング素子を
    有した液晶表示パネルと、 1水平走査期間に前記液晶表示パネルの複数の走査ライ
    ンに順次走査信号を出力して、1水平走査期間に複数本
    の走査ラインを水平走査する走査側駆動回路と、 入力されるディジタル映像信号を一旦記憶した後、高速
    でアナログ変換してアナログ映像信号を出力するデータ
    処理手段と、 1水平走査期間内に、前記各信号ラインに前回供給され
    たアナログ映像信号をクリア信号に基づいて所定の基準
    電圧にクリアした後、前記データ処理手段から出力され
    るアナログ映像信号をシフトクロックに同期して順次シ
    フトされるスタート信号によりラッチして、データ信号
    として前記各信号ラインに供給する駆動動作を複数回行
    う信号側駆動回路と、 を備えた液晶表示装置であって、 前記データ処理手段は、 前記ディジタル映像信号を少なくとも1走査分記憶する
    メモリと、 前記メモリから読み出したディジタル映像信号をD/A
    クロックに基づいてアナログ変換するD/A変換手段
    と、 前記D/Aクロックを生成して、前記D/A変換手段を
    駆動制御するとともに、前記メモリの読み出し動作を制
    御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段が、1水平走査期間の周期の2倍を超える
    所定周期の前記D/Aクロックを生成することを特徴と
    する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】マトリックス状に形成された複数の信号ラ
    インと複数の走査ラインの各交点にスイッチング素子を
    有した液晶表示パネルと、 1水平走査期間に前記液晶表示パネルの複数の走査ライ
    ンに順次走査信号を出力して、1水平走査期間に複数本
    の走査ラインを水平走査する走査側駆動回路と、 入力されるアナログ映像信号をディジタル変換して記憶
    した後、該ディジタル変換よりも高速でアナログ変換し
    てアナログ映像信号を出力するデータ処理手段と、 1水平走査期間内に、前記各信号ラインに前回供給され
    たアナログ映像信号をクリア信号に基づいて所定の基準
    電圧にクリアした後、前記データ処理手段から出力され
    るアナログ映像信号をシフトクロックに同期して順次シ
    フトされるスタート信号によりラッチして、データ信号
    として前記各信号ラインに供給する駆動動作を複数回行
    う信号側駆動回路と、 を備えた液晶表示装置であって、 前記データ処理手段は、 前記入力されるアナログ映像信号を前記信号ラインに対
    応するタイミングのA/Dクロックに基づいてディジタ
    ル変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段の変換したディジタル映像信号を少
    なくとも1走査分記憶するメモリと、 前記メモリから読み出したディジタル映像信号をD/A
    クロックに基づいてアナログ変換するD/A変換手段
    と、 前記A/Dクロック及び前記D/Aクロックを生成し
    て、前記A/D変換手段及び前記D/A変換手段を駆動
    制御するとともに、前記メモリの書き込み及び読み出し
    動作を制御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段が、1水平走査期間の周期の2倍を超える
    所定周期の前記D/Aクロックを生成することを特徴と
    する液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記データ処理手段は、 前記D/A変換手段の出力するアナログ映像信号を正転
    及び反転する正・反転手段を、さらに備え、 前記制御手段は、 前記正・反転手段を制御して、D/A変換手段の出力す
    るアナログ映像信号を正転及び反転させることにより、
    前記液晶表示パネルを交流駆動させることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記走査側駆動回路は、 前記走査信号を1水平走査期間に2本の走査ラインに出
    力して、1水平走査期間に2本の走査ラインを水平走査
    し、 前記データ処理手段は、 その前記制御手段が1水平走査期間の周期の3倍の周期
    のD/Aクロックを生成し、 その前記D/A変換手段が該3倍周期のD/Aクロック
    に基づいて前記ディジタル映像信号をアナログ変換し、 前記信号側駆動回路は、 前記データ処理手段から入力される3倍周期のアナログ
    映像信号をラッチして、前記駆動動作を1水平走査期間
    に2回行うことを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載の液晶表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004526998A (ja) * 2001-03-20 2004-09-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 行列マトリックスの画素を駆動する列駆動回路及び方法
US7209103B2 (en) 2002-02-19 2007-04-24 Hitachi, Ltd. Liquid crystal projector

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