JPH0869161A - レーザ発光手段を有する画像形成装置 - Google Patents

レーザ発光手段を有する画像形成装置

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JPH0869161A
JPH0869161A JP20380094A JP20380094A JPH0869161A JP H0869161 A JPH0869161 A JP H0869161A JP 20380094 A JP20380094 A JP 20380094A JP 20380094 A JP20380094 A JP 20380094A JP H0869161 A JPH0869161 A JP H0869161A
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JP
Japan
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image forming
forming apparatus
light beam
casing
collimator lens
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Application number
JP20380094A
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English (en)
Inventor
Takeshi Komurasaki
健 小紫
Atsushi Fujita
厚 藤田
Shinji Morita
真次 森田
Junichi Otani
淳一 大谷
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光走査光学系ユニットの修理又は交換時に於
いて、該光走査光学系ユニットの着脱を容易にし、且つ
コリメータレンズ鏡筒と、ビーム圧縮用プリズムをケー
シング内に調整して取り付けた後にズレの発生を防止
し、又副走査方向のピッチ調整を簡単に行えるようにし
た。 【構成】 像担持体に光ビーム走査による書き込み手段
を用いて像露光を行う画像形成装置113に於いて、光
ビーム走査による書き込み手段を内蔵した露光用ユニッ
トと、画像形成装置に露光用ユニットを像担持体の光ビ
ーム走査方向と直交する方向より挿入し、案内係止する
係止手段118と、露光用ユニットと、画像形成装置間
に、光ビーム走査方向と直交する方向に、露光用ユニッ
トを前記画像形成装置に弾持する弾性部材126と、弾
性部材126の調整を行う調整部材125とを有するレ
ーザ発光手段を有する画像形成装置113。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ光を用いた画
像形成装置等の光書き込み装置に関し、特に半導体レー
ザを内蔵するユニット、及び露光ユニットの取り付け
と、複数のビームを走査する2ビーム光走査に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の像担持体にレーザ
ビームで書き込み、記録を行なうため、露光用ユニット
の光走査光学系において、該光走査光学系は一般に半導
体レーザ発光体と、コリメータレンズ、偏向ミラー(ポ
リゴンミラー等)、fθレンズ、反射ミラー等を内蔵し
た1個の光走査光学系ユニットとして形成されている。
前記光走査光学系ユニットは、画像形成装置に設けた位
置決め用の支持部材(ステー)にネジにより位置決め固
定されている。
【0003】又前記半導体レーザ発光体はコリメータレ
ンズと、ビーム圧縮用プリズムを内蔵したケーシングに
固定して設けられている。前記コリメータレンズはコリ
メータレンズ鏡筒内に固定され、該コリメータレンズ鏡
筒を前記ケーシング内にネジ送りで内装し、調整後、接
着剤で固定していた。更に前記ビーム圧縮用プリズム
は、ビーム圧縮用プリズムを固定する固定部材を前記ケ
ーシング内に回動自在に嵌合し、固定部材の回動方向に
対し一方に調整ネジを、他方に弾性部材を設け、調整ネ
ジで位置調整後、調整ネジと、弾性部材により弾性支持
されていた。
【0004】又前記半導体レーザ発光体を2個設け、2
ビーム走査を行う時、主走査方向に対し副走査方向のピ
ッチ(ビーム間隔)の間隔調整には、半導体レーザ発光
体と、コリメータレンズを内蔵したケーシングを微調整
する方法である特開昭62-86324号及び、前記半導体レー
ザ発光体と、偏向ミラー間に微調整専用のプリズムを設
け、各々副走査方向のピッチ間隔を調整する方法として
特開昭58-68016号、同63-50809号が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、1個の
ユニットに形成された露光用ユニット(以下光走査光学
系ユニットと云う)を、画像形成装置に設けた支持部材
にネジ等を用いて上部より固定することで光走査光学系
ユニットを正確な位置に取り付ける事が出来ると共に、
組立時に於ける組立性も良いが、例えば複写機等はその
構造上、読取りユニットが最上部に設けられており、故
障等により前記光走査光学系ユニットを取り外す場合、
先ず前記読取りユニットを取り外し、次に光走査光学系
ユニットを取り外す。その際、前記読取りユニットは大
型で重量があり、取り外し作業は大がかりな作業とな
る。従って前記光走査光学系ユニットの取り外しは極め
て効率の悪い作業となる。
【0006】又前記のように、前記半導体レーザ発光体
はコリメータレンズと、ビーム圧縮用プリズムを内蔵し
たケーシングに固定する手段として、コリメータレンズ
鏡筒を前記ケーシング内にネジ送りで内装し、調整後、
接着剤で固定していた。前記ように、コリメータレンズ
鏡筒を単にネジによる螺合と、接着剤による固定では運
搬、又は機器の移動による振動と、熱膨張による光軸ず
れと、前記半導体レーザ発光体とコリメータレンズとの
間にもズレが発生する。又前記ビーム圧縮用プリズムは
回転方向に対し弾性支持された状態であり、振動や熱膨
張により回動してしまう。このような現象は画像形成上
大きな欠点となり、良好な画質が得る事が出来ない。
【0007】次に、前記のように特に副走査方向のピッ
チ調整に、該調整の為に専用の調整用光学素子が設けら
れており、光走査光学系ユニットが大型化すると共に高
価となる欠点がある。
【0008】本発明は前記のような欠点を改善するた
め、特に考えられたものである。即ち、光走査光学系ユ
ニットの修理又は交換時に於いて、該光走査光学系ユニ
ットの着脱を容易にし、且つコリメータレンズ鏡筒と、
ビーム圧縮用プリズムをケーシング内に調整して取り付
けた後にズレの発生を防止し、又副走査方向のピッチ調
整を簡単に行えるようにした事を目的としたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的のため本発明
は、請求項1に於いて、像担持体に光ビーム走査による
書き込み手段を用いて像露光を行う画像形成装置に於い
て、前記光ビーム走査による書き込み手段を内蔵した露
光用ユニットと、前記画像形成装置に前記露光用ユニッ
トを像担持体の光ビーム走査方向と直交する方向より挿
入し、案内係止する係止手段と、前記露光用ユニット
と、前記画像形成装置間に、前記光ビーム走査方向と直
交する方向に、前記露光用ユニットを前記画像形成装置
に弾持する弾性部材と、該弾性部材の調整を行う調整部
材とを有すること。請求項2に於いて、前記係止手段
は、前記画像形成装置に於いて前記像担持体の光ビーム
走査方向に対し前方に配置され、複数箇所に形成した基
準段部よりなる凹部と、該凹部に嵌合する前記露光用ユ
ニットの係止部材と、前記凹部の後方に配置した複数の
案内用嵌合ピンと、該案内用嵌合ピンに係合する係合部
材とを前記露光用ユニットに設けたこと。請求項3に於
いて、一端を画像形成装置に係止し、且つ画像形成装置
に移動自在に設けられた調整保持部材に他端を係止した
前記弾性部材と、一方前記露光用ユニットに回転自在に
設けられた調整用ネジ部材とを有し、前記画像形成装置
に、前記露光用ユニットを光ビーム走査方向と直交する
方向に挿入し、前記調整保持部材に前記調整用ネジ部材
を螺合し、該調整用ネジ部材を回動することにより、前
記複数箇所に形成した基準段部よりなる凹部に、前記露
光用ユニットの係止部材を調整係止すること。請求項4
に於いて、前記露光用ユニットには、少なくとも半導体
レーザ発光体と、ポリゴンミラーと、光学系とを有する
こと。請求項5に於いて、像担持体に光ビーム走査によ
る書き込み手段を用いて像露光を行う画像形成装置であ
って、半導体レーザ発光体と、コリメータレンズと、光
ビーム圧縮用プリズムとを一体のケーシングに内蔵して
取り付けたレーザ発光手段に於いて、前記コリメータレ
ンズを内蔵したコリメータレンズ鏡筒と、該コリメータ
レンズ鏡筒を前記ケーシングに螺合するため、前記コリ
メータレンズ鏡筒の外周と、前記ケーシングの内周に形
成されたネジと、前記コリメータレンズ鏡筒を前記ケー
シングに螺合した時、互いに圧入状態となる圧入手段が
前記コリメータレンズ鏡筒の外周面と、前記ケーシング
の内周面に形成されていること。請求項6に於いて、前
記圧入手段は前記コリメータレンズ鏡筒の外周面と、前
記ケーシングの内周面に形成されているテーパ面よりな
り、且つ、該テーパ面より前記コリメータレンズ鏡筒の
一部にスリ割りが形成されていること。請求項7に於い
て、前記光ビーム圧縮用プリズムは、該光ビーム圧縮用
プリズムを固定した固定部材と、該固定部材を支持する
と共に前記ケーシングに対し調整自在の外周支持部材
と、該外周支持部材の側方に設けた側板と、該側板と共
に、前記外周支持部材を前記ケーシングに固定する固定
部材とを有し、前記固定部材より外周支持部材を介して
前記光ビーム圧縮用プリズムの光軸を前記ケーシングに
対し調整後、前記ケーシングに前記側板を介して前記外
周支持部材を前記固定部材で固定するようにしたこと。
請求項8に於いて、画像形成装置に各々異なる位置に配
置された複数の半導体レーザ発光体より発する光ビーム
走査による書き込み手段であって、前記複数の光源より
発する光ビームの光束を合成する光ビーム合成手段よ
り、前記像担持体上に対し、副走査方向に複数の光ビー
ムにて所定の間隔で複数のラインを同時に走査する半導
体レーザ発光体に於いて、複数の光ビームに於ける所定
の光ビーム径深度より、前記副走査方向の光ビーム間隔
の深度を小としたこと。請求項9に於いて、前記半導体
レーザ発光体とポリゴンミラー間に設けられ、副走査方
向に偏向可能の光学系を光軸方向に移動調整することに
より、前記副走査方向の光ビーム間隔の深度を小とした
ことにより達成する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の2ビームの光走査光学系ユニ
ットを用いた添付図面に基いて説明する。
【0011】図1は、2ビーム光走査光学系ユニット1
の一実施例を示す全体構成図である。
【0012】図1に於いて、1A,1Bは半導体レーザ
発光体、2A,2Bはコリメータレンズ(ビーム整形用
光学系)、3はビーム合成プリズム、5は第1シリンド
リカルレンズ、6はポリゴンミラー、7はfθレンズ、
8は第2シリンドリカルレンズ、9はミラー、10は感光
体ドラムをそれぞれ示している。なお、11はタイミング
検出用のミラー、12は同期検知器、13は上記ポリゴンミ
ラー6の駆動モータである。半導体レーザ発光体1Aか
ら出射したビームは、コリメータレンズ2Aにより平行
光になり、次いでビーム合成プリズム3に入射する。前
記半導体レーザ発光体1Aに対して直交配置された半導
体レーザ発光体1Bから出射したビームも同様に、コリ
メータレンズ2Bにより平行光となり、その後、ビーム
合成プリズム3に入射する。なお、この半導体レーザ発
光体1Bから出射したビームは、副走査方向に対して、
前記半導体レーザ発光体1Aから出射したビームと所定
のピッチだけずらせて配置してある。上記両ビームは第
1結像光学系の第1シリンドリカルレンズ5を経てポリ
ゴンミラー6に入射する。この反射光は、fθレンズ
7、第2シリンドリカルレンズ8から成る第2結像光学
系を透過し、反射ミラー9を介して感光体ドラム10面上
に、所定のスポット径で、副走査方向に所定ピッチずれ
た状態で、2ライン同時に走査する。なお、主走査方向
は図示しない調整機構により、既に微調整してある。
【0013】1ライン毎の同期検知は、走査開始前の光
束をミラー11を介して同期検知器12に入射させる。
【0014】図2,図3は、本発明に於ける図1に示す
光走査光学系ユニット1を示す。該光走査光学系ユニッ
ト1は基台111上に前記のようにポリゴンミラー6と、
fθレンズ7、第2シリンドリカルレンズ8から成る第
2結像光学系が配置され、本実施例に於いてはfθレン
ズ7を通過したビームは反射ミラー4、4A及び第2シ
リンドリカルレンズ8より前記反射ミラー9を介して感
光体ドラム10面上に、2ライン同時に走査する。112は
光走査光学系ユニット1全体を遮蔽する遮蔽板である。
そして光走査光学系ユニット1は図3及び図4に示すよ
うに画像形成装置113内に設けた支持部材114,115に前
記基台111の両端が載置され、且つ該基台111の両端位置
に設けた案内部材116,117により図2の矢示方向即ちビ
ーム走査方向と直交方向に前記光走査光学系ユニット1
は案内され、所定位置に載置されている。更に前記光走
査光学系ユニット1の案内される矢示方向前方位置で、
画像形成装置113には前記向に光ビーム走査方向と同方
向に基準位置となる係止用ステー118を設け、基台111の
両端位置2箇所に係止爪部材119,120を設け、前記係止
用ステー118に形成した溝部121,122に嵌合する。尚前
記溝部121,122は一方の溝部121を前記係止爪部材119と
同巾に形成し、他方の溝部122は係止爪部材120の巾より
拡大形成し、係止動作を円滑にすると共に、正確に位置
決めしている。
【0015】又図2,図3に示すように、画像形成装置
113にバネ係止部材123,123Aを固定し、一方画像形成
装置113に前記光ビーム走査方向と直交方向に移動自在
に設けられ係止部材124,124Aで係止されたバネ調整部
材125,125Aを設け、前記バネ係止部材123,123Aと、
バネ調整部材125,125A間にバネ126,126Aを弾持す
る。又、基台111の下位置で、前記バネ調整部材125,12
5Aと対峙する位置に調整ネジ127,127Aを前記基台111
に回動自在に設け、該調整ネジ127,127Aを、前記バネ
調整部材125,125Aに螺合する。更に、画像形成装置11
3に設けた支持部材114,115には、基台111の後端が所定
位置に位置決めされる様に位置決め用ピン128,128Aが
固定され、該位置決め用ピン128,128Aに嵌合する位置
決め部材129,129Aを基台111の後端に設ける。130は前
記光走査光学系ユニット1の上部で画像形成装置113に
設けられた読取りユニットである。
【0016】以上のように前記光走査光学系ユニット1
が構成されており、交換等により、該光走査光学系ユニ
ット1を画像形成装置113より取り出す時は、図3に示
すように、前記光走査光学系ユニット1を着脱するた
め、画像形成装置113の側方に形成された開閉蓋113Aを
開放し、調整ネジ127,127Aを前記バネ調整部材125,1
25Aより回動により外し、更に前記係止爪部材119,120
を係止用ステー118に形成した溝部121,122との係合を
解くと共に、前記位置決め用ピン128,128Aとの係合を
解いて前記支持部材114,115面上で前記基台111の両端
を案内させながら外方に引き出す。
【0017】次に交換又は修理完了した光走査光学系ユ
ニット1を画像形成装置113に取り付けるため、前記開
閉蓋113Aを開放し、取り外しと同様に前記支持部材11
4、115面上で前記基台111の両端を案内させながら画像
形成装置113内に矢示方向に挿入する。挿入作用により
前記係止用ステー118に形成した溝部121,122に前記係
止爪部材119,120を係止し、更に後端の前記位置決め部
材129,129Aを位置決め用ピン128,128Aに嵌合係止す
る。ここで、前記調整ネジ127,127Aを前記バネ調整部
材125,125Aに螺合させ、図示しないドライバ等で回動
する事により前記調整ネジ127,127Aで基台111が光走
査方向と直交方向に進行し、前記溝部121,122に前記係
止爪部材119,120が正確に係止して前記基台111が停止
する。即ち光走査光学系ユニット1が所定位置に正確に
停止する。前記調整ネジ127,127Aを更に回動し、前記
バネ調整部材125,125Aをバネ126,126Aの弾性力に抗
して回動する事で、前記調整ネジ127,127A方向に移動
させ、前記基台111に常時バネ圧が加圧される事で、震
動または衝撃等の外力等が画像形成装置113に加わって
も正確に基準位置が保持される。尚前記基台111の後端
も位置決め部材129,129Aが位置決め用ピン128,128A
に嵌合係止されており、光走査光学系ユニット1全体が
正確に所定位置に保持されている。
【0018】図5は図1に示した半導体レーザ発光体1
A、コリメータレンズ群2A、ビーム圧縮用プリズム20
0を内蔵したケーシング201を示す。更にビームLに沿っ
てビーム通過孔203が形成され、前記コリメータレンズ
群2Aを固定した内筒202を前記ケーシング201内に装着
するため、ビームLに沿って長孔204が形成されてい
る。該長孔204内には、内筒202を螺合するための雌ネジ
205が形成されている。一方内筒202の外面には前記雌ネ
ジ204に螺合するための雄ネジ206が形成され(図6)、
内筒202は長孔204内に図示のように螺合固定されてい
る。又前記孔長204面には前記雌ネジ204部より前記ビー
ムLを中心に広がる方向にテーパ面207(水平に対し約3
0°)が形成され、前記内筒202の外面には前記テーパ面
207と同一テーパ角度でテーパ面208が形成されている。
そして前記テーパ面208が形成された部分には、前記ビ
ームLの通過孔203迄貫通して複数本のスリ割り209が形
成されている。該スリ割り209の形成角度θは約60°で
形成されている。210は前記スリ割り209間に設けられた
複数箇所に形成した回動組込用孔で、前記ケーシング20
1に形成した組込作動用長孔211と最終組込位置で一致す
るように前記回動組込用孔210が形成されている。
【0019】以上の様に構成された内筒202を前記ケー
シング201内に装着固定する作用を以下説明する。
【0020】先ず前記ビーム圧縮用プリズム200を取り
付ける前に、内筒202を半導体レーザ発光体1Aが設け
られている反対方向より長孔204内に挿入する。最初は
指先、又は工具等を用いて前記ケーシング201の雌ネジ2
04に対し、前記内筒202の雄ネジ206を順次螺合して回動
することで前記ビームLに沿って半導体レーザ発光体1
A方向に移動し、前記内筒202のテーパ面208が長孔204
のテーパ面207に接触して回動が困難となった後は、前
記組込作動用長孔211より回動作動杆212を挿入し、前記
回動組込用孔210に回動作動杆212の先端を挿入して順次
回動する。前記内筒202が更に前記ビームLに沿って、
前記半導体レーザ発光体1A方向に圧入移動する事で、
前記内筒202のテーパ面208が前記長孔204のテーパ面207
に強く接触する。その際、前記複数本のスリ割り209で
内筒202が若干内方に湾曲するが、該湾曲作用で内筒202
はテーパ面207に対し強い固定作用が働く。そして前記
コリメータレンズ群2Aが所定の焦点位置に達した位置
で、前記回動作動杆212を前記回動組込用孔210より引き
抜き、接着剤の容器213より前記ケーシング201に形成さ
れた接着剤挿入孔215より、接着剤214を前記雌ネジ205
と雄ネジ206間に流し込み、接着固定する。
【0021】前記ビーム圧縮用プリズム200は、ビーム
圧縮用プリズム取付部材216に所定の角度で取り付けら
れている。更に前記ビーム圧縮用プリズム取付部材216
は、筒状枠体217に固定されており、該筒状枠体217は前
記ケーシング201内で前記長孔204に沿って形成されたビ
ーム圧縮用プリズム装着部218に対し、前記光ビームL
を横切る方向で回動自在に取り付けられている。そして
前記筒状枠体217の一部には前記ケーシング201に螺着
し、左右対象のネジ杆219,220を設け、該ネジ杆219の
先端は前記筒状枠体217に形成した段部221に直接接触さ
せ、一方のネジ杆220はバネ部材222を介して前記筒状枠
体217に形成した段部223に接触させる。一方図7に示す
ように、筒状枠体217の側方に金属製よりなる側板224
と、ペットシート225を介して固定用ネジ杆236で前記ケ
ーシング201固定するように設ける。前記ネジ杆236に対
し、前記筒状枠体217の回動を可能とするように、該筒
状枠体217の一部に長孔227を設ける。
【0022】以上のように構成されたビーム圧縮用プリ
ズム200は、先ず固定用ネジ杆236を緩め、前記ネジ杆21
9を回動調節する。その際、前記筒状枠体217の一部に形
成した段部221は、前記バネ部材222で常時前記ネジ杆21
9の先端に接触状態であり、前記ネジ杆219の回動調節に
より筒状枠体217と、前記ビーム圧縮用プリズム取付部
材216を介して前記ビーム圧縮用プリズム200は光ビーム
Lを所定巾に縮小しながら送り方向が回動調整される。
調整完了後、前記固定用ネジ杆236にて筒状枠体217を前
記ケーシング201に固定する。その際、前記固定用ネジ
杆236の時計方向の回動動作でも、前記ネジ杆219の先端
で常時前記筒状枠体217の段部221が調整位置で接触して
おり、回動動作で移動する事がない。
【0023】次に2個の半導体レーザ発光体1A,1B
を用いて2ビーム走査系のピッチ調整について説明す
る。
【0024】図9,図10は、図1に示した光走査光学系
ユニット1で半導体レーザ発光体1Aと、第1シリンド
リカルレンズ5と、ポリゴンミラー6と、fθレンズ7
と、第2シリンドリカルレンズ8と、感光体ドラム10と
の走査光学系を展開した展開図である。
【0025】図9は、1個の半導体レーザ発光体1Aを
用いて、1ビーム走査に於けるポリゴンミラー6面に於
ける面倒れ補正の説明図で、第1シリンドリカルレンズ
5により、ポリゴンミラー6面に副走査方向ビームを集
光し、ポリゴンミラー6面と感光体ドラム10面と共役と
なる結像関係となっている。
【0026】一方図1に示すように2個の半導体レーザ
発光体1A,1Bを用いて2ビーム走査系で、2ビーム
をビーム合成プリズム3で合成し、第1シリンドリカル
レンズ5をポリゴンミラー6面にに対し、デフォーカス
すると、前記2ビームは図10に示す如く感光体ドラム10
面以外の位置で結像し、図の様に感光体ドラム10面では
aの間隔で露光される。
【0027】以上の操作より図10に示す第1シリンドリ
カルレンズ5を矢示の方向(光軸方向)に移動調整する
ことで前記2ビームを所望の間隔で配置する事が可能と
なる事が分かる。一方図8に示すように感光体ドラム10
面上のビームプロファイルは図のようにビーム径スペッ
クに対し、深度を有しており、ピッチも前記設定範囲に
より深度を有する。ピッチの深度がビーム径深度L1
り小であればピッチ調整によって、前記ビーム径が所定
のスペック内に入り、スペックアウトにならない。従っ
て、1ビーム走査系で前記手段を用いてビーム結像調整
を行った後、ピッチ調整を正確に行う事が出来る。
【0028】即ち2ビーム操作装置の主要なスペックで
あるビーム径と、ピッチ調整を行う事により、ビーム径
がスペックアウトにならない様にする事でピッチ調整に
巾を持たせ、調整を容易ににした。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、読取り
装置を有する画像形成装置で、該画像形成装置内に設け
られた書込み用の光走査光学系ユニットの交換または修
理を行う時、前記読取り装置を画像形成装置より取り外
すことなく、光走査光学系ユニットを簡単且つ正確に着
脱可能とした。
【0030】又書込み用の光走査光学系ユニットの半導
体レーザ発光体、コリメータレンズ群、ビーム圧縮用プ
リズムを内蔵したケーシングに於いて、振動、熱膨張に
より、ビーム即ち光軸に対するズレと、半導体レーザ発
光体の光束のコリメートのズレが無くなり、従って感光
体ドラム面に対する結像位置と、ビーム径に狂いが生じ
る事がない。特に2ビーム走査の書き込みに於いて、ビ
ーム副走査ピッチの安定化には極めて有効である。
【0031】又本発明は、シリンドリカルレンズを光軸
方向に調整する事でピッチ調整を簡単に行う事が出来る
ので、特に専用のピッチ調整用光学素子をもうける必要
が無く、小型且つ安価に製作出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2ビーム光走査ユニットの全体構
成図。
【図2】本発明のビーム光走査ユニットを画像形成装置
に組み込んだ縦断面図。
【図3】本発明のビーム光走査ユニットを画像形成装置
に組み込んだ平面図。
【図4】本発明のビーム光走査ユニットを画像形成装置
に組み込んだ一部の縦断側面図。
【図5】本発明のビーム発光部と光学系を組み込んだケ
ーシングの縦断面図。
【図6】本発明の光学系を組み込んだ内筒を示す斜視
図。
【図7】本発明のプリズム光学系を組み込んだケーシン
グの断面図。
【図8】本発明のビーム径の深度との関係を示す説明
図。
【図9】従来のビーム発光部と光学系及び露光面を示す
展開図。
【図10】本発明のビーム発光部と光学系及び露光面を
示す展開図。
【符号の説明】
1 光走査光学系ユニット 1A,1B 半導体レーザ 2A,2B コリメータレンズ 3 ビーム合成プリズム 5 第1シリンドリカルレンズ 6 ポリゴンミラー(偏向器) 7 fθレンズ 8 第2シリンドリカルレンズ 10 感光体ドラム 111 基台 113 画像形成装置 118 係止用ステー 125,125A バネ調整部材 126,126A バネ 127,127A 調整ネジ 128,128A 位置決め用ピン 201 ケーシング 202 内筒 207,208 テーパ面 216 光ビーム圧縮用プリズム取付部材 217 筒状枠体 219,220 ネジ杆
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 26/10 F B (72)発明者 大谷 淳一 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に光ビーム走査による書き込み
    手段を用いて像露光を行う画像形成装置に於いて、前記
    光ビーム走査による書き込み手段を内蔵した露光用ユニ
    ットと、前記画像形成装置に前記露光用ユニットを像担
    持体の光ビーム走査方向と直交する方向より挿入し、案
    内係止する係止手段と、前記露光用ユニットと、前記画
    像形成装置間に、前記光ビーム走査方向と直交する方向
    に、前記露光用ユニットを前記画像形成装置に弾持する
    弾性部材と、該弾性部材の調整を行う調整部材とを有す
    ることを特徴とするレーザ発光手段を有する画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記係止手段は、前記画像形成装置に於
    いて前記像担持体の光ビーム走査方向に対し前方に配置
    され、複数箇所に形成した基準段部よりなる凹部と、該
    凹部に嵌合する前記露光用ユニットの係止部材と、前記
    凹部の後方に配置した複数の案内用嵌合ピンと、該案内
    用嵌合ピンに係合する係合部材とを前記露光用ユニット
    に設けたことを特徴とする請求項1記載のレーザ発光手
    段を有する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 一端を画像形成装置に係止し、且つ画像
    形成装置に移動自在に設けられた調整保持部材に他端を
    係止した前記弾性部材と、一方前記露光用ユニットに回
    転自在に設けられた調整用ネジ部材とを有し、前記画像
    形成装置に、前記露光用ユニットを光ビーム走査方向と
    直交する方向に挿入し、前記調整保持部材に前記調整用
    ネジ部材を螺合し、該調整用ネジ部材を回動することに
    より、前記複数箇所に形成した基準段部よりなる凹部
    に、前記露光用ユニットの係止部材を調整係止すること
    を特徴とする請求項1記載のレーザ発光手段を有する画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記露光用ユニットには、少なくとも半
    導体レーザ発光体と、ポリゴンミラーと、光学系とを有
    することを特徴とする請求項1記載のレーザ発光手段を
    有する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体に光ビーム走査による書き込み
    手段を用いて像露光を行う画像形成装置であって、半導
    体レーザ発光体と、コリメータレンズと、光ビーム圧縮
    用プリズムとを一体のケーシングに内蔵して取り付けた
    半導体レーザ発光体に於いて、前記コリメータレンズを
    内蔵したコリメータレンズ鏡筒と、該コリメータレンズ
    鏡筒を前記ケーシングに螺合するため、前記コリメータ
    レンズ鏡筒の外周と、前記ケーシングの内周に形成され
    たネジと、前記コリメータレンズ鏡筒を前記ケーシング
    に螺合した時、互いに圧入状態となる圧入手段が前記コ
    リメータレンズ鏡筒の外周面と、前記ケーシングの内周
    面に形成されていることを特徴とするレーザ発光手段を
    有する画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記圧入手段は前記コリメータレンズ鏡
    筒の外周面と、前記ケーシングの内周面に形成されてい
    るテーパ面よりなり、且つ、該テーパ面より前記コリメ
    ータレンズ鏡筒の一部にスリ割りが形成されていること
    を特徴とする請求項5記載のレーザ発光手段を有する画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記光ビーム圧縮用プリズムは、該光ビ
    ーム圧縮用プリズムを固定した固定部材と、該固定部材
    を支持すると共に前記ケーシングに対し調整自在の外周
    支持部材と、該外周支持部材の側方に設けた側板と、該
    側板と共に、前記外周支持部材を前記ケーシングに固定
    する固定部材とを有し、前記固定部材より外周支持部材
    を介して前記光ビーム圧縮用プリズムの光軸を前記ケー
    シングに対し調整後、前記ケーシングに前記側板を介し
    て前記外周支持部材を前記固定部材で固定するようにし
    たことを特徴とする請求項5記載のレーザ発光手段を有
    する画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像形成装置に各々異なる位置に配置さ
    れた複数の半導体レーザ発光体より発する光ビーム走査
    による書き込み手段であって、前記複数の光源より発す
    る光ビームの光束を合成する光ビーム合成手段より、前
    記像担持体上に対し、副走査方向に複数の光ビームにて
    所定の間隔で複数のラインを同時に走査する半導体レー
    ザ発光体に於いて、複数の光ビームに於ける所定の光ビ
    ーム径深度より、前記副走査方向の光ビーム間隔の深度
    を小としたことを特徴とするレーザ発光手段を有する画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体レーザ発光体とポリゴンミラ
    ー間に設けられ、副走査方向に偏向可能の光学系を光軸
    方向に移動調整することにより、前記副走査方向の光ビ
    ーム間隔の深度を小としたことを特徴とする請求項8記
    載のレーザ発光手段を有する画像形成装置。
JP20380094A 1994-08-29 1994-08-29 レーザ発光手段を有する画像形成装置 Pending JPH0869161A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1724625A1 (en) * 2005-05-19 2006-11-22 Sharp Kabushiki Kaisha Optical scanning unit and image forming apparatus
JP2013222165A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Ricoh Co Ltd 光走査装置、画像形成装置、及び光走査装置の組立方法

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