JPH0869016A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH0869016A
JPH0869016A JP20535594A JP20535594A JPH0869016A JP H0869016 A JPH0869016 A JP H0869016A JP 20535594 A JP20535594 A JP 20535594A JP 20535594 A JP20535594 A JP 20535594A JP H0869016 A JPH0869016 A JP H0869016A
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JP
Japan
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electrode
substrate
resistance element
liquid crystal
linear resistance
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Application number
JP20535594A
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English (en)
Inventor
Kanetaka Sekiguchi
関口  金孝
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 第1の基板1の上に設ける第1の電極2と第
2の電極4と、第1の電極2と第2の電極4との重なり
合う領域に設ける非線形抵抗素子14と、非線形抵抗素
子14に接続する表示電極5と、第2の基板6上に設け
る対向電極9と、第1の基板1と第2の基板6との間に
封入する液晶11とを備え、反射部側に第1の基板1を
設け、外光16側に第2の基板6を設け、外光16から
の光を非線形抵抗素子14に照射可能とする。 【効果】 反射型液晶表示装置に用いる非線形抵抗素子
の素子特性の変化を小さくでき、目的とする表示が常に
再現することができ、非線形抵抗素子の素子変化による
目的の表示からのズレを防止でき、表示品質のきわめて
良好な液晶表示装置を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は第1の基板に第1の電極
と第2の電極とを有し、第1の電極と第2の電極との間
に設ける非線形抵抗層として、第1の電極の陽極酸化
膜、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、炭化シリコン
膜、酸化タンタル膜、あるいは酸化アルミニウム膜を有
する金属−絶縁膜−金属構造からなる非線形抵抗素子
(以下MIM素子と記載する)を有する反射型の液晶表
示装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示パネルを用いた液晶表示
装置の表示容量は、大容量化の一途をたどっている。
【0003】そして、単純マトリクス構成の液晶表示装
置にマルチプレクス駆動を用いる方式は、高時分割化す
るに従ってコントラストの低下や、あるいは応答速度の
低下が生じる。そして、200本程度の走査線を有する
場合では、充分なコントラストを得ることが難しくな
る。
【0004】そこで、このような欠点を除去するため
に、個々の画素にスイッチング素子を設けるアクティブ
マトリクス方式の液晶表示パネルが採用されている。
【0005】このアクティブマトリクス方式の液晶表示
パネルには、大別すると薄膜トランジスタを用いる三端
子系と、非線形抵抗素子を用いる二端子系とがある。こ
れらのうち、構造や製造方法が簡単な点で、二端子系が
優れている。
【0006】この二端子のスイッチング素子には、ダイ
オード型や、バリスタ型や、MIM素子などが開発され
ている。
【0007】このうちMIM素子は、とくに構造が簡単
で、そのうえ製造工程が短いという特徴を備えている。
【0008】さらに、液晶表示パネルは、高密度でしか
も高精細化が要求され、スイッチング素子の占有面積を
小さくする必要がある。
【0009】その微細化の手段として、半導体製造技術
であるフォトリソグラフィー技術とエッチング技術とが
ある。しかしながら、大面積で微細加工を行い、しかも
低コストを実現するには、非常に困難な技術である。
【0010】ここで、大面積で微細化加工が可能で、し
かもコスト低減に有効な素子構造を図面を用いて説明す
る。
【0011】図15は非線形抵抗素子を用いた液晶表示
装置の構成を示す平面図である。さらに図16は、図1
5の平面図におけるA−A線での断面を示す断面図であ
る。以下図15と図16とを交互に用いて従来技術にお
ける液晶表示装置の構成を説明する。
【0012】第1の基板51の上には、第1の電極52
を設ける。そして、この第1の電極52上に、非線形抵
抗層53を設ける。
【0013】さらに第2の電極54を非線形抵抗層53
上にオーバーラップするように形成して、非線形抵抗素
子50を構成している。なお、この第2の電極54の一
部領域は、表示電極55を兼ねている。
【0014】第2の基板56上には、第1の基板51に
形成するそれぞれの表示電極55の隙間からの光の漏れ
を防止するために、ブラックマトリクス57を設けてい
る。
【0015】さらに、ブラックマトリクス57を形成し
た第2の基板56には、絶縁膜58を設ける。さらに、
この絶縁膜58を介して表示電極55と対向するように
対向電極59を設ける。この絶縁膜58は、対向電極5
9がブラックマトリクス57と接触して短絡しないよう
に設けている。
【0016】また、第1の基板51上に設ける第1の電
極52は、非線形抵抗素子50を設けるために張り出し
ている領域を設ける。そして、この張り出し領域が第2
の電極54とオーバーラップして非線形抵抗素子50を
構成している。
【0017】またさらに、図15の平面図に示すよう
に、第1の電極52と表示電極55とは、所定寸法の間
隙を有している。
【0018】表示電極55は、液晶61を介して対向電
極59と重なり合うように配置することにより、液晶表
示パネルの表示画素部となる。
【0019】表示電極55と対向電極59との間の領域
の液晶61の透過率変化によって、液晶表示装置は所定
の画像表示を行う。
【0020】さらに第1の基板51と第2の基板56と
は、液晶61の分子を規則的に並べるための処理層とし
て、それぞれ配向膜60、60を設ける。
【0021】さらにスペーサー62によって、第1の基
板51と第2の基板56とを所定の間隙寸法をもって対
向させ、第1の基板51と第2の基板56との間には、
液晶61を封入する。
【0022】さらに、第1の基板51上に偏光板64と
接着層65を設け、そして第2の基板56上に偏光板6
4と接着層65と反射板63とを設ける。そして、液晶
表示装置はこの反射板63の反射と、液晶61の光学特
性を利用して表示を行う。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、非線形抵抗
素子50には、印加電圧の極性の違いにより、非対称な
特性変化を示すものがある。
【0024】さらに、対称な電圧−電流特性を有する非
線形抵抗素子においても、液晶表示装置が表示を行って
いる時間や、あるいは表示内容により、電圧−電流特性
に変化を生じる非線形抵抗素子がある。
【0025】以上の電圧−電流特性が非対称と対称との
2種類の非線形抵抗素子のうち、非対称特性を有する非
線形抵抗素子の特性例を、図面を用いて説明する。
【0026】図17は、第1の電極としてタンタル(T
a)膜、非線形抵抗層として酸化タンタル(Ta2
5 )膜、第2の電極として透明導電膜である酸化インジ
ウムスズ(ITO)膜をそれぞれ用いる非線形抵抗素子
の電圧−電流特性を示すグラフである。
【0027】図17のグラフにおいて、曲線Lは非線形
抵抗素子の初期の特性を示す。これに対して曲線Mは、
非線形抵抗素子を駆動した後の特性を示している。
【0028】初期特性を示す曲線Mにおいて、非線形抵
抗素子の第1の電極に正の電圧を印加するときは、駆動
後の特性を示す曲線Lよりも、同一電圧にて非線形抵抗
素子に流すことができる電流値は、大きく低下してい
る。
【0029】また初期特性を示す曲線Mにおいて、非線
形抵抗素子の第1の電極に負の電圧を印加するときに
は、駆動後の特性を示す曲線Lと同一電圧にて非線形抵
抗素子に流すことができる電流値は、低下している。
【0030】ここで、第1の電極に正の電圧を印加する
ときの初期特性を示す曲線Lと、駆動した後の特性を示
す曲線Mとの差分をPで示し、同じように、第1の電極
に負の電圧を印加するときの初期特性を示す曲線Lと駆
動した後の特性を示す曲線Mとの差分をQで示す。
【0031】この差分P,Qは、図17のグラフから明
らかなように、第1の電極に負電圧を印加したときの差
分Qよりも、第1の電極に正の電圧を印加したとき差分
Pのほうがきわめて大きい。
【0032】さらに図18に、図17のグラフを用いて
説明した差分Pと差分Qの駆動時間の経過による変化を
示す。
【0033】曲線Rは、第1の電極に正の電圧を印加し
たときの差分Pの駆動時間による変化を示しており、差
分Pは駆動時間により電流値は急激に上昇する。
【0034】これに対して曲線Sは、第1の電極に負の
電圧を印加したときの差分Qの駆動時間による変化を示
しており、曲線Sは駆動時間が増加しても、曲線Rとは
異なる変化を示している。
【0035】この様子は、曲線Rと曲線Sとの差分Uに
より示すことができ、差分Uは駆動時間により急激に増
加する。
【0036】この差分Uは、駆動時間のほかに、非線形
抵抗素子に流す電流量や、非線形抵抗素子を駆動する環
境や、非線形抵抗素子の履歴により変化する。
【0037】そのために、第1の電極に正の電圧を印加
したときの差分Pと第1の電極に負の電圧を印加したと
きの差分Qとの差分Uの変化を補償することは、きわめ
て難しい。
【0038】この差分Uが発生することによって、液晶
画素に加わる電圧は、非線形抵抗素子の第1の電極に正
の電圧を印加するときと、負の電圧を印加するときとで
は異なる。
【0039】このため、フリッカによる画像のチラツキ
現象や、液晶中のイオンの偏りによる残像現象である画
像の焼き付き現象が生じ、液晶表示装置の表示品質が著
しく低下するという問題点が発生する。
【0040】また、対称な電圧−電流特性を有する非線
形抵抗素子は、たとえば第1の電極と第2の電極の電極
材料を選択して構成したり、複数個の非線形抵抗素子を
接続すたりすれば、その電圧−電流特性は、図17に示
すグラフの負の電圧領域の特性が、正の電圧領域と負の
電圧領域の両極性になる。
【0041】この場合、非対称な電圧−電流特性の場合
と異なり、図18に示す差分Uは生じない。しかしなが
ら、非線形抵抗素子の電圧−電流特性が駆動時間や、非
線形抵抗素子に流す電流量や、非線形抵抗素子を駆動す
る環境や、非線形抵抗素子の履歴により変化する。
【0042】そのため、目的とする表示内容が変化し、
素子特性の変化に起因する輝度変化による一種の画像焼
き付き現象が発生し、さらに液晶表示装置のたとえばコ
ントラストの低下などが生じてしまい問題となる。
【0043】本発明の目的は、上記の非線形抵抗素子の
印加電圧の極性の違いによる非対称な特性変化を抑え
て、液晶への直流印加を減らし、液晶の品質の低下をな
くし、コントラストの低下と、フリッカ現象と、画像焼
き付き現象とを防止して、良好な画像品質を有する液晶
表示装置の構成を提供することである。
【0044】さらに、本発明の目的は、対称な電圧−電
流特性を有する非線形抵抗素子、たとえば複数個の非線
形抵抗素子を接続して対称特性にする液晶表示装置や、
あるいは非線形抵抗素子に使用する第1の電極あるいは
第2の電極材料を選択して対称特性にする液晶表示装置
において、液晶表示装置を使用することにより起こる特
性の変化を極めて小さく抑えて、コントラストの低下
と、素子特性変化による画像焼き付き現象を防止して、
良好な画像品質を有する液晶表示装置の構成を提供する
ことである。
【0045】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液晶表示装置においては、下記記載の構成
を採用する。
【0046】本発明の液晶表示装置は、第1の基板上に
設ける第1の電極と第2の電極と、第1の電極と第2の
電極との重なり合う領域に設ける非線形抵抗素子と、非
線形抵抗素子に接続する表示電極と、第2の基板上に設
ける対向電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入
する液晶とを備え、反射部側に第1の基板を設け、外光
側に第2の基板を設け、外光からの光を非線形抵抗素子
に照射可能とすることを特徴とする。
【0047】本発明の液晶表示装置は、第1の基板上に
設ける第1の電極と第2の電極と、第1の電極と第2の
電極との重なり合う領域に設ける非線形抵抗素子と、非
線形抵抗素子に接続する表示電極と、第2の基板上に設
ける対向電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入
する液晶とを備え、各表示電極には複数個の非線形抵抗
素子を設け、さらに、反射部側に第1の基板を設け、外
光側に第2の基板を設け、外光からの光を非線形抵抗素
子に照射可能とすることを特徴とする。
【0048】本発明の液晶表示装置は、第1の基板上に
設ける第1の電極と第2の電極と、第1の電極と第2の
電極との重なり合う領域に設ける非線形抵抗素子と、非
線形抵抗素子に接続する表示電極と、第2の基板上に設
ける対向電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入
する液晶とを備え、反射部側に第2の基板を設け、外光
側に第1の基板を設け、外光からの光を第2の基板側に
設ける反射部の反射光を非線形抵抗素子に照射可能とす
ることを特徴とする。
【0049】本発明の液晶表示装置は、第1の基板上に
設ける第1の電極と第2の電極と、第1の電極と第2の
電極との重なり合う領域に設ける非線形抵抗素子と、非
線形抵抗素子に接続する表示電極と、第2の基板上に設
ける対向電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入
する液晶とを備え、第1の基板は第2の基板と第2の基
板上に設ける反射部上にあり、外光側に第2の基板を設
け、外光からの光を非線形抵抗素子に照射可能とするこ
とを特徴とする。
【0050】本発明の液晶表示装置は、第1の基板上に
設ける第1の電極と第2の電極と、第1の電極と第2の
電極との重なり合う領域に設ける非線形抵抗素子と、非
線形抵抗素子に接続する表示電極と、反射用電極と、第
2の基板上に設ける対向電極と、第1の基板と第2の基
板との間に封入する液晶とを備え、反射用電極には非線
形抵抗素子上に開口部を有し、外光側に第2の基板を設
け、外光からの光を反射用電極の開口部を介して非線形
抵抗素子に照射可能とすることを特徴とする。
【0051】本発明の液晶表示装置は、第1の基板上に
設ける第1の電極と第2の電極と、第1の電極と第2の
電極との重なり合う領域に設ける非線形抵抗素子と、非
線形抵抗素子に接続する表示電極と、絶縁膜と、反射用
電極と、反射用電極と表示電極との電気的接続を行うた
めの開口部を絶縁膜に設け、第2の基板上に設ける対向
電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入する液晶
とを備え、反射用電極には非線形抵抗素子上に開口部を
有し、外光側に第2の基板を設けて、外光からの光を反
射用電極の開口部を介して非線形抵抗素子に照射可能と
することを特徴とする。
【0052】本発明の液晶表示装置は、第1の基板上に
設ける第1の電極と第2の電極と、第1の電極と第2の
電極との重なり合う領域に設ける非線形抵抗素子と、非
線形抵抗素子に接続する表示電極と、反射用電極と、第
2の基板上に設ける対向電極と、第1の基板と第2の基
板との間に封入する液晶とを備え、反射用電極には非線
形抵抗素子上に開口部を有し、反射用電極上には絶縁膜
を有し、さらに外光側に第2の基板を設け、外光からの
光を反射用電極の開口部を介して非線形抵抗素子に照射
可能とすることを特徴とする。
【0053】
【作用】本発明の液晶表示装置は、反射型液晶表示装置
に使用する非線形抵抗素子に直接に外光を照射を可能と
する液晶表示装置の構造、あるいは反射型液晶表示装置
に使用する反射部を利用し反射部からの反射光を非線形
抵抗素子に照射可能とする構造を採用する。
【0054】したがって、本発明の液晶表示装置におい
ては、この液晶表示装置に使用する非線形抵抗素子に光
を照射することによって、非線形抵抗素子が表示を行っ
ている状態、あるいは使用していない状態においても、
光の照射を行うことが可能となる。このため、非線形抵
抗素子の電圧−電流特性の変化をきわめて小さくするこ
とができる。
【0055】
【実施例】以下に本発明の実施例における液晶表示装置
の構成を、図面を使用して詳細に説明する。
【0056】図1は、本発明の第1の実施例における液
晶表示装置を示す平面図である。図2は、図1の平面図
のB−B線における断面を示す断面図である。以下図1
と図2とを交互に参照して本発明の第1の実施例におけ
る液晶表示装置の構成を説明する。
【0057】厚さが0.5ミリメートルのガラス基板か
らなる第1の基板1上には、タンタル(Ta)膜からな
る第1の電極2を設ける。
【0058】さらに第1の電極2上には、この第1の電
極2を陽極酸化処理して形成する酸化タンタル(Ta2
5 )膜からなる非線形抵抗層3を設ける。
【0059】さらに非線形抵抗層3上に透明導電膜とし
て酸化インジウムスズ(ITO)膜からなる第2の電極
4を設ける。
【0060】この第1の電極2と非線形抵抗層3と第2
の電極4とによって、MIM素子構造の非線形抵抗素子
14を構成している。
【0061】なお図1の平面図に示すように、第2の電
極4の一部領域は、表示電極5を兼ねている。
【0062】さらに第2の基板6には、第1の基板1上
に設ける表示電極5と対向するようにITO膜からなる
対向電極9を設ける。
【0063】図1の平面図に示すように、第1の電極2
と表示電極5とは、この両者が短絡しないようにするた
めに、所定寸法の間隙を有している。
【0064】表示電極5は、液晶11を介して対向電極
9と重なり合うように配置することにより、液晶表示パ
ネルの表示画素部となる。
【0065】そしてこの表示画素部の液晶11の透過率
変化により、液晶表示装置は所定の画像表示を行う。
【0066】さらに第1の基板1と第2の基板6とは、
液晶11の分子を規則的に並べるための処理層として、
それぞれ配向膜10、10を設ける。
【0067】さらにそのうえスペーサー12によって、
第1の基板1と第2の基板6とを所定の間隙をもって対
向させ、第1の基板1と第2の基板6との間には、液晶
11を封入している。
【0068】液晶表示装置は自己発光しないために、液
晶表示装置の観察者側に外光16を配置する。
【0069】さらに図2に示すように、第1の基板1の
外側領域の第1の基板1上に接着層19と、偏光板18
と、反射部17とを順次設ける。そのうえ、第2の基板
6の外側領域の第2の基板6上には、接着層19と、偏
光板18とを順次設ける。そして、液晶表示装置は液晶
11の光学変化を、2枚の偏光板18、18を利用して
表示を行う。
【0070】反射型液晶表示装置として利用するため
に、第1の基板1は、0.5ミリメートルと基板の厚さ
を薄くし、反射部17と液晶11との距離寸法をできる
だけ小さくしている。
【0071】このことにより、観察者の見る方向、ある
いは外部照明の外光16方向と観察者の見る方向などに
起因して発生する像のボケを低減している。
【0072】非線形抵抗素子14には、直接、観察者側
の外光16が照射可能となる。そして、表示は外光16
と液晶11の光学変化とを利用し行われる。
【0073】つぎに、本発明の第1の実施例を用いたと
きの非線形抵抗素子の駆動による素子特性である電圧−
電流特性の変化の様子を、図3のグラフと図4のグラフ
とを用いて説明する。
【0074】図3は、図17のグラフに示す非線形抵抗
素子の第1の電極に正の電圧を印加するときの初期特性
を示す曲線Lと、駆動した後の特性を示す曲線Mとの差
分を示すPの光量による依存性を示す曲線Dと、第1の
電極に負の電圧を印加するときの初期特性を示す曲線L
と、駆動した後の特性を示す曲線Mとの差分を示すQの
光量による依存性を示す曲線Eとを示すグラフである。
【0075】図3のグラフから明らかなように、第1の
電極に正電圧を印加した状態を示す曲線Dは、非線形抵
抗素子に照射する光量が1000ルクスより大きくなる
に従い、急激に減少している。
【0076】また、第1の電極に負の電圧を印加した状
態を示す曲線Eは、光量の増加により、光量1000ル
クス程度まで大きく変化し、1000ルクス以上では、
徐々に減少する。
【0077】曲線Dと曲線Eとの差分Fが大きいときに
は、第1の電極へ印加する電圧の極性により液晶に非対
称な電圧が印加されることになり、フリッカ現象と、残
像現象である画像焼き付き現象とが生じる。
【0078】図3のグラフから明らかなように、非線形
抵抗素子に1000ルクス以上の光量の光照射を行うこ
とによって、フリッカ現象と、残像現象である画像焼き
付き現象の発生を抑制することが可能となる。
【0079】図4は、本発明の実施例における非線形抵
抗素子、に一例として光量5000ルクスの光を照射し
ながら駆動を行ったときの駆動時間(t)と、電流の変
化量(P、Q)との関係を示すグラフである。
【0080】図4のグラフに示す曲線Wは、第1の電極
に正の電圧を印加するときの初期特性と、駆動した後の
特性との差分を示す電流の変化量Pの駆動時間による依
存性を示す曲線である。これに対して曲線Xは、第1の
電極に負の電圧を印加するときの初期特性と、駆動した
後の特性との差分を示す電流の変化量Qの駆動時間によ
る依存性を示す曲線である。
【0081】図4のグラフに示すように、第1の電極に
正の電圧を印加した状態を示す曲線Wは、駆動時間によ
りわずかに増加するにとどまっている。さらに第1の電
極に負の電圧を印加した状態を示す曲線Xは、駆動時間
の増加により、その変化量はきわめて小さな変化となっ
ている。
【0082】またさらに、曲線Wと曲線Xとの差分T
も、駆動時間の増加があっても小さくなっている。
【0083】なお、非線形抵抗素子14を構成する第2
の電極4を透明導電膜によって構成することにより、透
過率80%以上を得ることは簡単である。
【0084】また、本発明の第1の実施例においては、
5000ルクスの光量を利用する場合を例にして説明し
たが、1000ルクス以上の光量を利用することによ
り、改善の程度には、差があるが、図4のグラフを用い
て説明した効果と同様に、非線形抵抗素子の電圧−電流
特性の変化を減少させることができる。
【0085】以上に記載するように、光を非線形抵抗素
子14に照射することによって、非線形抵抗素子特性の
変化を小さくすることができる。
【0086】さらに、電圧−電流特性における駆動電圧
の印加電圧の極性の違いによる、非対称な非線形抵抗素
子特性変化を小さくすることができる。
【0087】このために、液晶表示装置の駆動による表
示品質の変化、および液晶への直流電圧の印加によるフ
リッカ現象と、画像の焼き付き現象とを低減することが
できる。
【0088】さらに、非線形抵抗素子14を構成する第
2の電極4に、光の透過特性が高い透明導電膜として酸
化インジウムスズ膜を用い、そのうえ第1の電極2に光
反射特性が高いタンタル膜からなる金属膜を用いてい
る。このために、非線形抵抗素子14へは効率よく光照
射を行うことができる。
【0089】つぎに本発明の第2の実施例における液晶
表示装置の構成を、図面を使用して説明する。
【0090】図5は、本発明の第2の実施例における液
晶表示装置を示す平面図である。図6は、図5の平面図
のC−C線における断面を示す断面図である。以下図5
と図6とを交互に用いて本発明の第2の実施例を説明す
る。
【0091】厚さが1.1ミリメートルのガラス基板か
らなる第1の基板1上には、タンタル(Ta)膜からな
り島状の第1の電極20を設け、さらに第1の電極20
上には、この第1の電極20を陽極酸化処理して設ける
酸化タンタル(Ta25 )膜からなる非線形抵抗層3
を設ける。
【0092】なお、それぞれの島状の第1の電極20
は、陽極酸化用電極(図示せず)に接続し、陽極酸化処
理を行った後に、陽極酸化用電極から分離し、島状の形
状を有する第1の電極20とする。
【0093】さらに非線形抵抗層3上に透明導電膜とし
て酸化インジウムスズ(ITO)膜からなる第2の電極
として、2つの第2の電極を設ける。
【0094】すなわち、配線電極25と接続する配線電
極用第2の電極21と、表示電極5と接続する表示電極
用第2の電極22とを設ける。
【0095】この第1の電極20と非線形抵抗層3と配
線電極第2の電極21とによって、MIM素子構造の第
1の非線形抵抗素子23を構成している。
【0096】また、この第1の電極20と非線形抵抗層
3と表示電極用第2の電極22によってMIM素子構造
の第2の非線形抵抗素子24を構成している。
【0097】なお図5の平面図に示すように、第1の非
線形抵抗素子23と第2の非線形抵抗素子24は、配線
電極25から表示電極5にかけて、ITO−酸化タンタ
ル−タンタル−酸化タンタル−ITOの構造を有する。
【0098】このため、島状のタンタル膜からなる第1
の電極20から見て対称な構造をしている。したがっ
て、第1の非線形抵抗素子23と第2の非線形抵抗素子
24とは、電気的に対称な電圧−電流特性を有する。
【0099】また、図5の平面図に示すように、表示電
極用第2の電極22の一部領域は、表示電極5を兼ねて
いる。
【0100】さらに第2の基板6には、第1の基板1上
に設ける表示電極5に対向するようにITO膜からなる
対向電極9を設ける。
【0101】図5の平面図に示すように、配線電極25
と表示電極5とは、この両者が短絡しないようにするた
めに、所定寸法の間隙を有している。
【0102】表示電極5は、液晶11を介して対向電極
9と重なり合うように配置することにより、液晶表示パ
ネルの表示画素部となる。
【0103】そしてこの表示画素部の液晶11の透過率
変化により、液晶表示装置は所定の画像表示を行う。
【0104】さらに第1の基板1と第2の基板6とは、
液晶11の分子を規則的に並べるための処理層として、
それぞれ配向膜10、10を設ける。
【0105】さらにそのうえスペーサー12によって、
第1の基板1と第2の基板6とを所定の間隙をもって対
向させ、第1の基板1と第2の基板6との間には、液晶
11を封入している。
【0106】液晶表示装置は自己発光しないために、液
晶表示装置の観察者側に外光16を配置する。
【0107】図6に示すように、第1の基板1の外側領
域の第1の基板1上に、順次接着層19と、偏光板18
と、反射部17とを設ける。さらに、第2の基板6の外
側領域の第2の基板6上には接着層19と偏光板18と
を順次設ける。
【0108】図5と図6を用いて説明した第2の実施例
における反射型液晶表示装置の構造を使用することによ
り、第1の非線形抵抗素子23と第2の非線形抵抗素子
24とには、直接、観察者側の外光16が照射可能とな
る。また、液晶表示装置は、外光16と液晶11の光学
変化を利用して表示を行う。
【0109】つぎに、本発明の第2の実施例を用いたと
き、非線形抵抗素子の駆動による素子特性である電圧−
電流特性の変化の様子を、図7のグラフと図8のグラフ
と図9のグラフを用いて説明する。
【0110】図7のグラフは、対称な電圧−電流特性を
有する非線形抵抗素子に光照射を行わない場合の電圧−
電流特性を示すグラフである。
【0111】図7において、曲線Lは非線形抵抗素子の
初期の特性を示す。これに対して曲線Mは、非線形抵抗
素子を駆動した後の特性を示している。
【0112】初期特性を示す曲線Lに比較し、駆動後の
特性を示す曲線Mは、同一電圧にて非線形抵抗素子に流
すことができる電流値は、大きく低下している。
【0113】ここで、光照射を行わない場合の非線形抵
抗素子の初期特性を示す曲線Lと、駆動した後の特性を
示す曲線Mとの差分をPで示す。また、光照射を行う場
合の非線形抵抗素子の初期特性を示す曲線Lと、駆動し
た後の特性を示す曲線Mとの差分もPで示す。
【0114】この差分Pは、図8のグラフから明らかな
ように、光照射量の増加により大きく減少し、1000
ルクス以上では、大きな改善が見られる。
【0115】さらに図9に、図8のグラフを用いて説明
した差分Pの5000ルクスの光照射を行ったときと、
光照射がない場合との駆動時間による変化を示す。
【0116】図9における曲線Rは光照射を行なわない
ときの差分Pの駆動時間による変化を示し、曲線Sは光
照射を行ったときの差分Pの駆動時間による変化を示し
てある。
【0117】この図9のグラフから明らかなように、光
照射を行ったときには、非線形抵抗素子の駆動による差
分Pは、きわめて小さくなる。
【0118】駆動による非線形抵抗素子の電圧−電流特
性の変化は、駆動時間のほかに、非線形抵抗素子に流す
電流量や、非線形抵抗素子の駆動する環境や、非線形抵
抗素子の履歴により変化する。
【0119】そのため、電圧−電流特性の変化は、目的
の表示内容の変化となり、輝度変化による一種の焼き付
き現象を起こし、また、コントラストの変化なども起こ
す。このため、非線形抵抗素子への光照射は、対称な電
圧−電流特性を有する非線形抵抗素子においても有効で
ある。
【0120】さらに、第1の非線形抵抗素子23と第2
の非線形抵抗素子24とを構成する配線電極用第2の電
極21と表示電極用第2の電極22とには、光の透過特
性が高い透明導電膜として酸化インジウムスズ膜を用
い、そのうえ島状の第1の電極20に光反射特性が高い
タンタル膜からなる金属膜を用いている。
【0121】このために、第1の非線形抵抗素子23と
第2の非線形抵抗素子24とには、効率よく光照射を行
うことができる。
【0122】本発明の第2の実施例を使用することによ
り、第1の非線形抵抗素子23と第2の非線形抵抗素子
24とは、直接、観察者側に配置する外光16が照射可
能となる。
【0123】さらに、複数の第1の非線形抵抗素子23
と第2の非線形抵抗素子24とを近接する場所に設けて
いる。このため、均一な光を複数の非線形抵抗素子に照
射可能となる。また、表示は、外光16を利用し、液晶
11の光学変化を利用し、透過率の変化により行われ
る。
【0124】つぎに、本発明の第3の実施例における液
晶表示装置を図10を用いて説明する。図10は、第3
の実施例における液晶表示装置の構成を示す断面図であ
る。
【0125】本発明の第3の実施例は、非線形抵抗素子
14を設ける第1の基板1を観察者側に配置し、反射部
17を第2の基板6側に配置する。そして、反射部17
からの反射光20を利用し、非線形抵抗素子14に光照
射を行う実施例を示す。
【0126】本発明の第3の実施例では反射型の液晶表
示装置のため、大きな反射部17を設ける。このため、
効率よく非線形抵抗素子14に光の照射が可能となる。
【0127】本発明の第3の実施例の液晶表示装置で
は、第1の基板1上には、不純物イオンとして窒素を含
むタンタル(Ta:N)膜からなる第1の電極2を設け
る。
【0128】さらにこの第1の電極2上には、第1の電
極2を陽極酸化処理して設ける窒素を含む酸化タンタル
(Ta25 :N)膜からなる非線形抵抗層3を設け
る。
【0129】さらに非線形抵抗層3上に透明導電膜とし
て酸化インジウムスズ(ITO)膜からなる第2の電極
4を設ける。
【0130】この第1の電極2と非線形抵抗層3と第2
の電極4とによって、MIM素子構造の非線形抵抗素子
14を構成している。
【0131】なお、酸化インジウムスズ(ITO)膜か
らなる第2の電極4の一部領域は、表示電極5を兼ねて
いる。
【0132】さらに厚さが0.3ミリメートルのガラス
基板からなる第2の基板6には、第1の基板1上に設け
る表示電極5に対向するようにITO膜からなる対向電
極9を設ける。
【0133】また、第1の電極2と表示電極5とは、こ
の両者が短絡しないようにするために、所定寸法の間隙
を有している。
【0134】表示電極5は、液晶11を介して対向電極
9と重なり合うように配置することにより、液晶表示パ
ネルの表示画素部となる。
【0135】そしてこの表示画素部の液晶11の透過率
変化により、液晶表示装置は所定の画像表示を行う。
【0136】さらに第1の基板1と第2の基板6とは、
液晶11の分子を規則的に並べるための処理層として、
それぞれ配向膜10、10を設ける。
【0137】さらにそのうえスペーサー12によって、
第1の基板1と第2の基板6とを所定の間隙をもって対
向させ、第1の基板1と第2の基板6との間には、液晶
11を封入している。
【0138】反射型の液晶表示装置は自己発光しないた
め、図10に示すように、第2の基板6の外側領域の第
2の基板6上に接着層19と、偏光板18と、反射部1
7とを順次設ける。さらに、第1の基板1の外側領域の
第1の基板1上には、接着層19と、偏光板18を順次
設ける。
【0139】第3の実施例における反射型の液晶表示装
置の表示は、液晶表示装置の観察者側に配置する外光1
6と液晶11による光学変化と、反射部17からの反射
光を利用し行う。
【0140】反射型液晶表示装置として利用するため
に、第2の基板6は、0.3ミリメートルと基板の厚さ
を薄くし、反射部17と液晶11との距離をできるだけ
小さくしている。
【0141】このことにより、観察者の見る方向、ある
いは外部照明である外光16の方向と観察者の見る方向
などに起因して発生する像のボケを低減している。
【0142】さらに、第1の基板1には、非線形抵抗素
子14を形成するため、熱処理や、金属膜の形成などに
よる膜応力などが発生する。このため、第2の基板6と
して厚さの薄い基板を使用することは、応力に起因する
基板への負担を軽減するうえで有効である。
【0143】また、非線形抵抗素子14の周辺領域に
は、表示電極5と対向電極9を設けていない。このた
め、第2の基板6側に設ける反射部17からの反射光2
0を有効に非線形抵抗素子14に照射することが可能と
なる。
【0144】本発明の第3の実施例の構成を使用するこ
とにより、効率よく非線形抵抗素子14に反射部17か
らの反射光20を照射できる。
【0145】このために、非線形抵抗素子14の特性変
化を低減できるとともに、第1の基板1の厚さを薄くし
なくとも、第2の基板6の厚さを薄くすることにより、
観察者の見る方向や、あるいは外部照明である外光16
の方向と観察者の見る方向などに起因する像のボケの発
生を低減することができる。
【0146】これとともに、非線形抵抗素子14の熱処
理温度などを考慮して基板に対する負担を低下させる必
要がなくなるため、非線形抵抗素子14の特性重視の設
計が可能となる。
【0147】つぎに本発明の第4の実施例における液晶
表示装置の構成を図面に基づいて説明する。図11は第
4の実施例を示す平面図である。図12は、図11の平
面図のD−D線における断面を示す断面図である。以
下、図11と図12とを交互に用いて本発明の第4の実
施例における液晶表示装置を説明する。
【0148】第1の基板1上には、タンタル(Ta)膜
からなる第1の電極2を設け、さらにこの第1の電極2
上には、第1の電極2を陽極酸化処理して設ける酸化タ
ンタル(Ta25 )膜からなる非線形抵抗層3を設け
る。
【0149】さらに非線形抵抗層3上に透明導電膜とし
て酸化インジウムスズ(ITO)膜からなる第2の電極
4を設ける。
【0150】この第1の電極2と非線形抵抗層3と第2
の電極4とによって、MIM素子構造の非線形抵抗素子
14を構成している。
【0151】なお、図11の平面図に示すように、第2
の電極4は、表示電極5を兼用し、さらに第2の電極4
の非線形抵抗素子14の形成領域以外の領域には、反射
用電極31を設ける。
【0152】ここで、反射用電極31は、膜厚が100
ナノメートル(nm)のアルミニウム(Al)膜からな
り、その表面に凹凸を形成する。
【0153】なお、この表面凹凸を有するアルミニウム
膜は、低真空の雰囲気にて真空スパッタリング法にて形
成する。
【0154】反射用電極31は、非線形抵抗素子14の
形成領域の近傍には、非線形抵抗素子14に光照射を行
うために設けていない。
【0155】さらにこの非線形抵抗素子14の形成領域
に以外の領域では、表示電極5と反射用電極31とはほ
ぼ同一の平面パターン形状を有する。
【0156】さらに第2の基板6には、第1の基板1上
に設ける表示電極5に対向するようにITO膜からなる
対向電極9を設ける。
【0157】さらに、第1の電極2と反射用電極31と
は、この両者が短絡しないようにするために、所定寸法
の間隙を有している。
【0158】反射用電極31は、ゲストホスト型の2色
性の液晶11を介して対向電極9と重なり合うように配
置することにより、液晶表示パネルの表示画素となる。
【0159】そしてこの表示画素の液晶11の2色性の
比率の変化することにより、液晶表示装置は所定の画像
表示を行う。
【0160】さらに第1の基板1と第2の基板6とは、
液晶11の分子を規則的に並べるための処理層として、
それぞれ配向膜10、10を設ける。
【0161】さらにそのうえスペーサー12によって、
第1の基板1と第2の基板6とを所定の間隙をもって対
向させ、第1の基板1と第2の基板6との間には、液晶
11を封入している。
【0162】液晶表示装置は自己発光しないために、液
晶表示装置の観察者側に配置する外光16を利用する。
そして図12に示すように、第2の基板6の外側領域の
第2の基板6の上に接着層19と、偏光板18とを順次
設ける。
【0163】本発明の第4の実施例では、第1の基板1
の液晶11側に反射部を反射用電極31として内在化し
ている。このため、観察者の見る方向、あるいは外部照
明である外光16の方向と観察者の見る方向などに起因
して発生する像のボケを低減している。
【0164】さらに、偏光板18は第2の基板6側にの
み設けている。そしてこの1枚の偏光板18だけで、液
晶表示装置はその表示が可能となる。
【0165】非線形抵抗素子14には、第2の電極4を
介して、直接、観察者側の外光16が照射可能となる。
このため、非線形抵抗素子14の電圧−電流特性の変化
をきわめて小さくすることが可能となる。
【0166】このために、液晶表示装置の駆動による表
示品質の変化、および液晶への直流電圧の印加によるフ
リッカ現象と、画像の焼き付き現象とを低減することが
できる。
【0167】さらに、非線形抵抗素子14を構成する第
2の電極4に、光の透過特性が高い透明導電膜として酸
化インジウムスズ膜を用い、そのうえ第1の電極2に光
反射特性が高いタンタル膜からなる金属膜を用いてい
る。
【0168】このために、非線形抵抗素子14へは効率
よく光照射を行うことができる。
【0169】つぎに本発明の第5の実施例を図面に基づ
いて説明する。図13は、本発明の第5の実施例におけ
る液晶表示装置の構成を示す断面図である。
【0170】第1の基板1上には、タンタル(Ta)膜
からなる第1の電極2を設け、さらにこの第1の電極2
上には、第1の電極2を陽極酸化処理して設ける酸化タ
ンタル(Ta25 )膜からなる非線形抵抗層3を設け
る。
【0171】さらに非線形抵抗層3上に透明導電膜とし
て酸化インジウムスズ(ITO)膜からなる第2の電極
4を設ける。
【0172】この第1の電極2と非線形抵抗層3と第2
の電極4とによって、MIM素子構造の非線形抵抗素子
14を構成している。
【0173】さらに、非線形抵抗素子14と第2の電極
4とを形成した第1の基板1上に絶縁膜35を設ける。
そしてさらにこの絶縁膜35は、第2の電極4上の領域
が開口するように開口部36を設ける。
【0174】さらに、絶縁膜35上にそれぞれの表示画
素部に対応する表示電極5を兼ねる反射用電極31を設
ける。そして、この反射用電極31は、絶縁膜35に設
ける開口部36を介して、第2の電極4と接続する。
【0175】なお、反射用電極31は、膜厚が150ナ
ノメートル(nm)で、その表面に凹凸を有するアルミ
ニウム(Al)膜をからなる。
【0176】なお、アルミニウム膜表面に凹凸を形成す
る方法としては、低真空の雰囲気にて真空スパッタリン
グ法にて形成すればよい。
【0177】そして、非線形抵抗素子14に光照射を行
うために非線形抵抗素子14の形成領域近傍には、反射
用電極31を設けない。
【0178】さらに第2の基板6には、第1の基板1上
に設ける表示電極5に対向するようにITO膜からなる
対向電極9を設ける。
【0179】さらにまた、本発明の第5の実施例では、
効率良く非線形抵抗素子14に光照射を行うために、非
線形抵抗素子14に対向する領域の対向電極9には、対
向電極用開口部37を設ける。
【0180】それぞれの反射用電極31は、お互いに短
絡しないようにするために、所定寸法の間隙を有してい
る。
【0181】絶縁膜35によって、非線形抵抗素子14
と第1の電極2と第2の電極4とを電気的に分離してい
る。このために、大きな面積を有する表示画素部を形成
することができる。
【0182】反射用電極31は、ゲストホスト型の2色
性の液晶11を介して対向電極9と重なり合うように配
置することにより、液晶表示パネルの表示画素部とな
る。
【0183】そしてこの表示画素部の液晶11の2色性
の比率の変化により、液晶表示装置は所定の画像表示を
行う。
【0184】さらに第1の基板1と第2の基板6とは、
液晶11の分子を規則的に並べるための処理層として、
それぞれ配向膜10、10を設ける。
【0185】さらにそのうえスペーサー12によって、
第1の基板1と第2の基板6とを所定の間隙をもって対
向させ、第1の基板1と第2の基板6との間には、液晶
11を封入している。
【0186】液晶表示装置は自己発光しないために、液
晶表示装置の観察者側に外光16を利用する。そして図
13に示すように、第2の基板6の外側領域の第2の基
板6の上に接着層19と、偏光板18とを順次設ける。
【0187】本発明の第5の実施例では、反射部である
反射用電極31を第1の基板1に内在化させている。
【0188】このため、観察者の見る方向、あるいは外
部照明である外光16の方向と観察者の見る方向などに
起因する像のボケを低減している。さらに、偏光板18
は第1の基板1側にのみ設ける1枚だけで、液晶表示装
置は表示が可能となる。
【0189】非線形抵抗素子14は、第2の電極4を介
して、直接、観察者側の外光が16照射可能となる。こ
のため、非線形抵抗素子14の電圧−電流特性の変化を
きわめて小さくすることが可能となる。
【0190】このために、液晶表示装置の駆動による表
示品質の変化、および液晶への直流電圧の印加によるフ
リッカ現象と、画像の焼き付き現象とを低減することが
できる。
【0191】さらに、非線形抵抗素子14を構成する第
2の電極4に、光の透過特性が高い透明導電膜として酸
化インジウムスズ膜を用い、そのうえ第1の電極2に光
反射特性が高いタンタル膜からなる金属膜を用いてい
る。
【0192】さらに、対向電極9には、対向電極用開口
部37を設けているため、非線形抵抗素子14へは効率
よく光照射を行うことができる。
【0193】つぎに本発明の第6の実施例を図面に基づ
いて説明する。図14は、本発明の第6の実施例におけ
る液晶表示装置の構成を示す断面図である。
【0194】第1の基板1上には、タンタル(Ta)膜
からなる第1の電極2を設け、さらにこの第1の電極2
上には、第1の電極2を陽極酸化処理して設ける酸化タ
ンタル(Ta25 )膜からなる非線形抵抗層3を設け
る。
【0195】さらに非線形抵抗層3上に透明導電膜とし
て酸化インジウムスズ(ITO)膜からなる第2の電極
4を設ける。
【0196】この第1の電極2と非線形抵抗層3と第2
の電極4とによって、MIM素子構造の非線形抵抗素子
14を構成している。
【0197】第2の電極4は、表示電極5を兼用してい
る。そして、表示電極5の一部領域上には、反射用電極
31を有する。この反射用電極31は、100ナノメー
トル(nm)の膜厚を有する銀(Ag)膜からなる。そ
して反射用電極31は、無電解メッキ法にて形成する。
【0198】なお、非線形抵抗素子14の形成領域に
は、非線形抵抗素子14に光照射を行うために、反射用
電極31は設けていない。
【0199】この反射用電極31は、前述のように、銀
膜をメッキ法のような簡便で廉価な方法にて形成してい
る。
【0200】さらに、液晶11への不純物イオンなどの
影響を防止するために、反射用電極31上には、絶縁膜
40を設ける。この絶縁膜40を設けることにより、反
射用電極31と液晶11との分離が可能となる。
【0201】さらに第2の基板6には、第1の基板1上
に設ける表示電極5に対向するようにITO膜からなる
対向電極9を設ける。
【0202】非線形抵抗素子に効率良く光照射を行うた
めに、非線形抵抗素子14に対向する第2の基板6に設
ける対向電極9には、対向電極用開口部37を設ける。
【0203】さらに第1の電極2と反射用電極31と
は、この両者が短絡しないようにするために、所定寸法
の間隙を有している。
【0204】反射用電極31は、ゲストホスト型の2色
性の液晶11を介して対向電極9と重なり合うように配
置することにより、液晶表示パネルの表示画素部とな
る。
【0205】そしてこの表示画素部の液晶11の2色性
の比率の変化により、液晶表示装置は所定の画像表示を
行う。
【0206】さらに第1の基板1と第2の基板6とは、
液晶11の分子を規則的に並べるための処理層として、
それぞれ配向膜10、10を設ける。
【0207】またさらに、非線形抵抗素子14を設ける
第1の基板1の配向膜10と、第2の基板6に設ける配
向膜10とには、それぞれ配向膜用開口部38を設け、
非線形抵抗素子14への光照射の効率を高くしている。
【0208】さらにそのうえスペーサー12によって、
第1の基板1と第2の基板6とを所定の間隙をもって対
向させ、第1の基板1と第2の基板6との間には、液晶
11を封入している。
【0209】液晶表示装置は自己発光しないために、液
晶表示装置の観察者側の外光16を利用する。そして図
14に示すように、第2の基板6の外側領域の第2の基
板6の上に接着層19と、偏光板18とを順次設ける。
【0210】第6の実施例においては、第1の基板1に
反射部となる反射用電極31を内在している。このた
め、観察者の見る方向、あるいは外部照明である外光1
6の方向と観察者の見る方向などに起因する像のボケの
発生を低減している。
【0211】さらに、偏光板18は第1の基板1側にの
み設ける1枚だけで、液晶表示装置は表示が可能とな
る。このため、明るい表示が可能な反射型液晶表示装置
が得られる。
【0212】非線形抵抗素子14は、第2の電極4を介
して、直接、観察者側の外光16が照射可能となる。こ
のため、非線形抵抗素子14の電圧−電流特性の変化を
きわめて小さくすることが可能となる。
【0213】このために、液晶表示装置の駆動による表
示品質の変化、および液晶への直流電圧の印加によるフ
リッカ現象と、画像の焼き付き現象とを低減することが
できる。
【0214】さらに、非線形抵抗素子14を構成する第
2の電極4に、光の透過特性が高い透明導電膜として酸
化インジウムスズ膜を用い、そのうえ第1の電極2に光
反射特性が高いタンタル膜からなる金属膜を用いてい
る。
【0215】さらにそのうえ、非線形抵抗素子14に対
向する第2の基板6の対向電極9に対向電極用開口部3
7を設け、さらに第1の基板1と第2の基板6の配向膜
10に配向膜用開口部38を設けている。このため、非
線形抵抗素子14へは効率よく光照射を行うことができ
る。
【0216】なお図1と図2とを用いて説明した本発明
の第1の実施例においては、第1の基板1の厚さを第2
の基板6に比較して薄い実施例に関して示した。
【0217】しかしながら、第2の基板6と第1の基板
1とを同一な厚さに構成しても、非線形抵抗素子14へ
の光照射は、第1の実施例と同様に行なうことができ
る。このため、非線形抵抗素子14の電圧−電流特性の
変化は、充分に小さくすることができ、以上説明した第
1の実施例と同様な効果が得られる。
【0218】さらに図5と図6とを用いて説明した本発
明の第2の実施例においては、表示電極に2つの第1の
非線形抵抗素子23と第2の非線形抵抗素子24とを、
それぞれ直列接続する実施例に関して示した。
【0219】しかしながら、2つ以上の非線形抵抗素子
を並列にして表示電極に接続する構成や、あるいは複数
の非線形抵抗素子を接続する構成に関しても、第2の実
施例と同様な効果が得られる。
【0220】さらに本発明の第1と第3と第4と第5の
実施例においては、非対称な電圧−電流特性を有する非
線形抵抗素子の実施例に関して示した。
【0221】しかしながら、第2の実施例と同様に、対
称な電圧−電流特性を有する非線形抵抗素子において
も、第1と第3と第4と第5の実施例において説明した
構造は適用することができる。
【0222】図13を用いて説明した本発明の第5の実
施例において、非線形抵抗素子14上にも絶縁膜35を
設ける実施例に関して示した。
【0223】しかしながら、非線形抵抗素子14上の絶
縁膜35に開口部を形成しても非線形抵抗素子14に光
照射を行うことが可能である。このときでも、第5の実
施例と同様な効果が得られる。
【0224】さらに第5の実施例においては、第1の基
板1の第2の電極4上に設ける絶縁膜35の膜厚は、す
べての表示画素部にて同一の膜厚で構成する例を示し
た。
【0225】しかしながら、複数の表示画素部で複数種
類の膜厚を有する絶縁膜を形成しても、非線形抵抗素子
に光照射を行うことが可能であり、このときでも第5の
実施例と同様な効果が得られる。
【0226】図14を用いて説明した本発明の第6の実
施例においては、反射用電極31の下面には絶縁膜を設
けない例に関して示した。
【0227】しかし、反射用電極31の下面に絶縁膜を
設けても、非線形抵抗素子14に光照射を行うことが可
能であり、このときでも反射用電極31上に絶縁膜を設
けることによる効果は同様に得られる。
【0228】以上の実施例においては、第2の電極とし
て酸化インジウムスズ(ITO)を用いる例で説明した
が、チタン(Ti)やタンタル(Ta)やクロム(C
r)も適用することが可能である。
【0229】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
液晶表示装置の構成を用いることによって、反射型液晶
表示装置に用いる非線形抵抗素子の素子特性の変化を小
さくできる。このため、目的とする表示が常に再現する
ことができ、非線形抵抗素子の素子変化による目的の表
示からのズレを防止でき、表示品質のきわめて良好な液
晶表示装置を得ることができる。
【0230】さらに、非線形抵抗素子の極性による非対
称な変化を抑え、液晶への直流電圧印加を減らし、液晶
の品質の低下をなくし、コントラストの低下と、フリッ
カ現象と、残像現象である画像焼き付き現象とを防止す
ることができる。
【0231】このために、液晶表示装置の表示品質を向
上させることができる。とくに、焼き付き現象に関して
は、三端子系に勝とも劣らない程度の特性に改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における液晶表示装置の
構成を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における液晶表示装置の
構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における液晶表示装置の非対称
な電圧−電流特性を有する非線形抵抗素子の初期特性、
および駆動後の特性の電流値と非線形抵抗素子に照射す
る光量との関係を示すグラフである。
【図4】本発明の実施例における液晶表示装置の非対称
な電圧−電流特性を有する非線形抵抗素子に光を照射し
たときの非線形抵抗素子特性と駆動時間との関係を示す
グラフである。
【図5】本発明の第2の実施例における液晶表示装置の
構成を示す平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例における液晶表示装置の
構成を示す断面図である。
【図7】半発明の実施例における非線形抵抗素子の対称
な電圧−電流特性を示すグラフである。
【図8】本発明の実施例における液晶表示装置の対称な
電圧−電流特性を有する非線形抵抗素子の駆動後の特性
の変化量と非線形抵抗素子に照射する光量との関係を示
すグラフである。
【図9】本発明の実施例における液晶表示装置の対称な
電圧−電流特性を有する非線形抵抗素子に光を照射した
ときの非線形抵抗素子特性と駆動時間との関係を示すグ
ラフである。
【図10】本発明の第3の実施例における液晶表示装置
の構成を示す断面図である。
【図11】本発明の第4の実施例における液晶表示装置
の構成を示す平面図である。
【図12】本発明の第4の実施例における液晶表示装置
の構成を示す断面図である。
【図13】本発明の第5の実施例における液晶表示装置
の構成を示す断面図である。
【図14】本発明の第6の実施例における液晶表示装置
の構成を示す断面図である。
【図15】従来例における液晶表示装置の構成を示す平
面図である。
【図16】従来例における液晶表示装置の構成を示す断
面図である。
【図17】液晶表示装置の非線形抵抗素子における電圧
−電流特性を示すグラフである。
【図18】液晶表示装置の非線形抵抗素子に光の照射を
行わないときの非線形抵抗素子特性と駆動時間との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第1の電極 3 非線形抵抗層 4 第2の電極 5 表示電極 6 第2の基板 16 外光 17 反射部 18 偏光板 19 接着層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板上に設ける第1の電極と第2
    の電極と、第1の電極と第2の電極との重なり合う領域
    に設ける非線形抵抗素子と、非線形抵抗素子に接続する
    表示電極と、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の
    基板と第2の基板との間に封入する液晶とを備え、反射
    部側に第1の基板を設け、外光側に第2の基板を設け、
    外光からの光を非線形抵抗素子に照射可能とすることを
    特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 第1の基板上に設ける第1の電極と第2
    の電極と、第1の電極と第2の電極との重なり合う領域
    に設ける非線形抵抗素子と、非線形抵抗素子に接続する
    表示電極と、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の
    基板と第2の基板との間に封入する液晶とを備え、各表
    示電極には複数個の非線形抵抗素子を設け、さらに反射
    部側に第1の基板を設け、外光側に第2の基板を設け、
    外光からの光を非線形抵抗素子に照射可能とすることを
    特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 第1の基板上に設ける第1の電極と第2
    の電極と、第1の電極と第2の電極との重なり合う領域
    に設ける非線形抵抗素子と、非線形抵抗素子に接続する
    表示電極と、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の
    基板と第2の基板との間に封入する液晶とを備え、反射
    部側に第2の基板を設け、外光側に第1の基板を設け、
    外光からの光を第2の基板側に設ける反射部の反射光を
    非線形抵抗素子に照射可能とすることを特徴とする液晶
    表示装置。
  4. 【請求項4】 第1の基板上に設ける第1の電極と第2
    の電極と、第1の電極と第2の電極との重なり合う領域
    に設ける非線形抵抗素子と、非線形抵抗素子に接続する
    表示電極と、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の
    基板と第2の基板との間に封入する液晶とを備え、第1
    の基板は第2の基板と第2の基板上に設ける反射部上に
    あり、外光側に第2の基板を設け、外光からの光を非線
    形抵抗素子に照射可能とすることを特徴とする液晶表示
    装置。
  5. 【請求項5】 第1の基板上に設ける第1の電極と第2
    の電極と、第1の電極と第2の電極との重なり合う領域
    に設ける非線形抵抗素子と、非線形抵抗素子に接続する
    表示電極と、反射用電極と、第2の基板上に設ける対向
    電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入する液晶
    とを備え、反射用電極には非線形抵抗素子上に開口部を
    有し、外光側に第2の基板を設け、外光からの光を反射
    用電極の開口部を介して非線形抵抗素子に照射可能とす
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 第1の基板上に設ける第1の電極と第2
    の電極と、第1の電極と第2の電極との重なり合う領域
    に設ける非線形抵抗素子と、非線形抵抗素子に接続する
    表示電極と、絶縁膜と、反射用電極と、反射用電極と表
    示電極を一部を電気的接続を行うための開口部を絶縁膜
    に設け、第2の基板上に設ける対向電極と、第1の基板
    と第2の基板との間に封入する液晶とを備え、反射用電
    極には非線形抵抗素子上に開口部を有し、外光側に第2
    の基板を設け、外光からの光を反射用電極の開口部を介
    して非線形抵抗素子に照射可能とすることを特徴とする
    液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 第1の基板上に設ける第1の電極と第2
    の電極と、第1の電極と第2の電極との重なり合う領域
    に設ける非線形抵抗素子と、非線形抵抗素子に接続する
    表示電極と、反射用電極と、第2の基板上に設ける対向
    電極と、第1の基板と第2の基板との間に封入する液晶
    とを備え、反射用電極には非線形抵抗素子上に開口部を
    有し、反射用電極上には絶縁膜を有し、さらに外光側に
    第2の基板を設け、外光からの光を反射用電極の開口部
    を介して非線形抵抗素子に照射可能とすることを特徴と
    する液晶表示装置。
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