JPH086880Y2 - シールドセグメントの吊金具 - Google Patents
シールドセグメントの吊金具Info
- Publication number
- JPH086880Y2 JPH086880Y2 JP425791U JP425791U JPH086880Y2 JP H086880 Y2 JPH086880 Y2 JP H086880Y2 JP 425791 U JP425791 U JP 425791U JP 425791 U JP425791 U JP 425791U JP H086880 Y2 JPH086880 Y2 JP H086880Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- vertical
- segment
- metal fitting
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は鋼製シールドセグメント
の切羽における台車からシールド機械まで懸吊する吊金
具に係るものである。
の切羽における台車からシールド機械まで懸吊する吊金
具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシールドセグメントの吊
揚作業では、1ピース毎に外周から2本の玉掛けワイヤ
ーを使用して吊揚げるか、セグメントの吊手用孔に直接
取付けて吊揚げていた。
揚作業では、1ピース毎に外周から2本の玉掛けワイヤ
ーを使用して吊揚げるか、セグメントの吊手用孔に直接
取付けて吊揚げていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】外周から2本の玉掛け
ワイヤーで吊揚げる場合はバランスがとれるが、ワイヤ
ーを使用するために吊り代が長くなるので、トンネル内
の狭隘な場所では吊荷の高さに制限があると、1人作業
ではワイヤーのずれ等が生じて安全性に問題が生じてく
る。
ワイヤーで吊揚げる場合はバランスがとれるが、ワイヤ
ーを使用するために吊り代が長くなるので、トンネル内
の狭隘な場所では吊荷の高さに制限があると、1人作業
ではワイヤーのずれ等が生じて安全性に問題が生じてく
る。
【0004】セグメント吊手用孔に直接吊揚げワイヤー
を取付て吊揚げる場合はセグメントの中心に吊手用孔が
取付けてないので、バランスがとれない。シールド工法
において坑内に組立てられる鋼製リングは図10に示す
ように、リング下方部を構成するセグメントピースA
と、リング上端部を構成するセグメントピースBと、同
セグメントピースB、B間を接続するセグメントピース
Kとより構成されていて、前記円弧状セグメントピース
A、Bにおいては、図5及び図7に示す如く円弧状スキ
ンプレートaのトンネル軸方向両端部に配設された円弧
状部片b、b間に、トンネル軸方向に延びるL型リブc
が接続され、同L型リブcの垂直部片とスキンプレート
aに亘って、吊上用透孔dを有する吊揚金具eが溶接さ
れている。(図9参照)前記セグメントピースAとセグ
メントピースBとでは寸法が異なり、中心位置に吊上用
透孔dが取付けられていないので、同透孔に吊揚ワイヤ
ーを直接取付けたのではバランスがとれない。
を取付て吊揚げる場合はセグメントの中心に吊手用孔が
取付けてないので、バランスがとれない。シールド工法
において坑内に組立てられる鋼製リングは図10に示す
ように、リング下方部を構成するセグメントピースA
と、リング上端部を構成するセグメントピースBと、同
セグメントピースB、B間を接続するセグメントピース
Kとより構成されていて、前記円弧状セグメントピース
A、Bにおいては、図5及び図7に示す如く円弧状スキ
ンプレートaのトンネル軸方向両端部に配設された円弧
状部片b、b間に、トンネル軸方向に延びるL型リブc
が接続され、同L型リブcの垂直部片とスキンプレート
aに亘って、吊上用透孔dを有する吊揚金具eが溶接さ
れている。(図9参照)前記セグメントピースAとセグ
メントピースBとでは寸法が異なり、中心位置に吊上用
透孔dが取付けられていないので、同透孔に吊揚ワイヤ
ーを直接取付けたのではバランスがとれない。
【0005】小口径のセグメントピースであれば、人力
で支えながら吊揚げても作業ができるが、大口径セグメ
ントピースの場合には人力で支えることができないた
め、結局吊り代が長く必要となる。本考案は前記従来技
術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的
とする処は、2種類の異ったセグメントピースを1つの
吊金具で1点吊りでバランスをとって吊揚げることがで
き、作業の安全性と省力化とが図られるシールドセグメ
ントの吊金具を提供する点にある。
で支えながら吊揚げても作業ができるが、大口径セグメ
ントピースの場合には人力で支えることができないた
め、結局吊り代が長く必要となる。本考案は前記従来技
術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目的
とする処は、2種類の異ったセグメントピースを1つの
吊金具で1点吊りでバランスをとって吊揚げることがで
き、作業の安全性と省力化とが図られるシールドセグメ
ントの吊金具を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本考案に係るシールドセグメントはトンネル円周方
向に延びる一双の円弧状部片間に、トンネル軸方向に延
びるL型リブが連結され、同L型リブの垂直部片より吊
揚金具が突設されたシールドセグメントの吊金具におい
て、門型二又片と同二又片の頂部水平片より突設された
垂直吊部片とより構成され、前記二又片の左右一双の垂
直部片の上端対向面に前記L型リブの水平部片に対する
係止凹部が設けられるとともに、下端部に前記吊揚金具
に対する連結孔が穿設され、前記垂直吊部片には左右一
双の懸吊索条繋止孔が穿設されて構成されている。
め、本考案に係るシールドセグメントはトンネル円周方
向に延びる一双の円弧状部片間に、トンネル軸方向に延
びるL型リブが連結され、同L型リブの垂直部片より吊
揚金具が突設されたシールドセグメントの吊金具におい
て、門型二又片と同二又片の頂部水平片より突設された
垂直吊部片とより構成され、前記二又片の左右一双の垂
直部片の上端対向面に前記L型リブの水平部片に対する
係止凹部が設けられるとともに、下端部に前記吊揚金具
に対する連結孔が穿設され、前記垂直吊部片には左右一
双の懸吊索条繋止孔が穿設されて構成されている。
【0007】
【作用】本考案に係るシールドセグメントの吊金具は前
記したように構成されているので、前記門型二又片の垂
直部片上端に設けた係止凹部をシールドセグメントピー
スのL型垂直リブの水平部片に係合するとともに、前記
垂直部片の下端部に穿設された連結孔によって前記シー
ルドセグメントピースの吊揚用金具を連結し、前記二又
片における頂部水平片より突設された垂直吊部片の係止
孔に懸吊索を繋止し、同索条を介してシールドセグメン
トピースを吊上げることによって、同セグメントピース
は安定した状態で水平に吊揚げられる。
記したように構成されているので、前記門型二又片の垂
直部片上端に設けた係止凹部をシールドセグメントピー
スのL型垂直リブの水平部片に係合するとともに、前記
垂直部片の下端部に穿設された連結孔によって前記シー
ルドセグメントピースの吊揚用金具を連結し、前記二又
片における頂部水平片より突設された垂直吊部片の係止
孔に懸吊索を繋止し、同索条を介してシールドセグメン
トピースを吊上げることによって、同セグメントピース
は安定した状態で水平に吊揚げられる。
【0008】また同吊金具における垂直吊部片には左右
一双の懸吊索繋止孔が穿設されているので、吊上げ中心
が異なる2種類のシールドセグメントピースに対して、
前記左右一双の前記繋止孔の一方を選択して同孔に懸吊
索を繋着することによって、前記両セグメントピースを
単一の吊金具でバランスよく水平に吊揚げることができ
る。
一双の懸吊索繋止孔が穿設されているので、吊上げ中心
が異なる2種類のシールドセグメントピースに対して、
前記左右一双の前記繋止孔の一方を選択して同孔に懸吊
索を繋着することによって、前記両セグメントピースを
単一の吊金具でバランスよく水平に吊揚げることができ
る。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本考案に係るシールドセグメ
ント吊金具の一実施例を示し、門型二又片1における左
右一双の垂直部片2の上端部対向面に係止凹部3が欠截
され、垂直部片2の下端にシールドセグメントピースの
吊揚金具eに対する連結孔4が穿設されている。更に前
記門型二又片1の頂部水平部片より突設された垂直吊部
片5に左右一双の懸吊索繋止孔6、6′が穿設されてい
る。
ント吊金具の一実施例を示し、門型二又片1における左
右一双の垂直部片2の上端部対向面に係止凹部3が欠截
され、垂直部片2の下端にシールドセグメントピースの
吊揚金具eに対する連結孔4が穿設されている。更に前
記門型二又片1の頂部水平部片より突設された垂直吊部
片5に左右一双の懸吊索繋止孔6、6′が穿設されてい
る。
【0010】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、前記門型二又片1における垂直部片2の係止
凹部3をシールドセグメントピースAのL型垂直リブc
における水平部片に係合するとともに、同セグメントピ
ースAにおける吊揚金具eの吊上用透孔dと前記垂直部
片2の連結孔4とに亘って連結桿fを貫挿し、前記垂直
吊部片5の一方の懸吊索繋止孔6′に吊揚索gの先端部
吊上環hを嵌着し、同吊揚索gを介して前記シールドセ
グメントピースAを平行に吊揚げるものである。
いるので、前記門型二又片1における垂直部片2の係止
凹部3をシールドセグメントピースAのL型垂直リブc
における水平部片に係合するとともに、同セグメントピ
ースAにおける吊揚金具eの吊上用透孔dと前記垂直部
片2の連結孔4とに亘って連結桿fを貫挿し、前記垂直
吊部片5の一方の懸吊索繋止孔6′に吊揚索gの先端部
吊上環hを嵌着し、同吊揚索gを介して前記シールドセ
グメントピースAを平行に吊揚げるものである。
【0011】この際同セグメントピースAのL型垂直リ
ブcの水平部片が門型二又片1の垂直部片2の係止凹部
3に係合するとともに、同垂直部片2の連結孔4と前記
セグメントAの吊揚金具eの吊上用透孔dとに亘って連
結桿fが貫挿されていることによって、シールドセグメ
ントピースAは吊揚時に安定した水平姿勢を保持する。
(図3参照)シールドセグメントピースBを吊揚げる場
合、前記セグメントピースAとは吊心位置が異なるの
で、前記吊上環hを垂直吊部片5の他方の懸吊索繋止孔
6に嵌着して、吊揚索gを介して吊揚げることによっ
て、シールドセグメントBを平行に吊揚げることができ
るものである。(図4参照)
ブcの水平部片が門型二又片1の垂直部片2の係止凹部
3に係合するとともに、同垂直部片2の連結孔4と前記
セグメントAの吊揚金具eの吊上用透孔dとに亘って連
結桿fが貫挿されていることによって、シールドセグメ
ントピースAは吊揚時に安定した水平姿勢を保持する。
(図3参照)シールドセグメントピースBを吊揚げる場
合、前記セグメントピースAとは吊心位置が異なるの
で、前記吊上環hを垂直吊部片5の他方の懸吊索繋止孔
6に嵌着して、吊揚索gを介して吊揚げることによっ
て、シールドセグメントBを平行に吊揚げることができ
るものである。(図4参照)
【0012】
【考案の効果】本考案に係るシールドセグメントの吊金
具は前記したように、左右一双の垂直部片よりなる門型
二又片と、同二又片の頂部水平片より突設され、且つ左
右一双の懸吊索繋止孔を有する垂直吊部片とより構成さ
れ、前記門型二又片の垂直部片の上端対向面にシールド
セグメントピースのL型リブの水平部片に対する係止凹
部が設けられるとともに、下端部に同L型リブに突設さ
れた吊揚金具に対する連結孔が設けられたことによっ
て、前記垂直吊部片に設けた懸吊索繋止孔を介して吊揚
索によってシールドセグメントピースを吊揚げる際、同
セグメントピースは安定した姿勢を保持することができ
る。
具は前記したように、左右一双の垂直部片よりなる門型
二又片と、同二又片の頂部水平片より突設され、且つ左
右一双の懸吊索繋止孔を有する垂直吊部片とより構成さ
れ、前記門型二又片の垂直部片の上端対向面にシールド
セグメントピースのL型リブの水平部片に対する係止凹
部が設けられるとともに、下端部に同L型リブに突設さ
れた吊揚金具に対する連結孔が設けられたことによっ
て、前記垂直吊部片に設けた懸吊索繋止孔を介して吊揚
索によってシールドセグメントピースを吊揚げる際、同
セグメントピースは安定した姿勢を保持することができ
る。
【0013】また吊揚げるべきシールドセグメントピー
スの種類に応じて、前記垂直吊部片に設けられた左右一
双の懸吊索繋止孔のうちの一方を選択して吊揚索を繋着
することによって、種類の異なるシールドセグメントピ
ースを常に水平に安定した状態で吊揚げることができ
る。このように本考案に係る吊金具によれば、1種類の
吊金具によって種類の異なるシールドセグメントピース
を1点吊してしかも平行にバランスをとって吊揚げるこ
とができ、省力化を図り作業の安全性を向上し、作業能
率を改善しうるものである。
スの種類に応じて、前記垂直吊部片に設けられた左右一
双の懸吊索繋止孔のうちの一方を選択して吊揚索を繋着
することによって、種類の異なるシールドセグメントピ
ースを常に水平に安定した状態で吊揚げることができ
る。このように本考案に係る吊金具によれば、1種類の
吊金具によって種類の異なるシールドセグメントピース
を1点吊してしかも平行にバランスをとって吊揚げるこ
とができ、省力化を図り作業の安全性を向上し、作業能
率を改善しうるものである。
【図1】本考案に係るシールドセグメントの吊金具の一
実施例を示す正面図である。
実施例を示す正面図である。
【図2】前記吊金具の縦断側面図である。
【図3】前記吊金具の使用状態を示す正面図である。
【図4】前記吊金具の使用状態を示す正面図である。
【図5】図3に示されたシールドセグメントピースの正
面図である。
面図である。
【図6】図5に示されたセグメントピースの平面図であ
る。
る。
【図7】図4に示されたシールドセグメントピースの正
面図である。
面図である。
【図8】図7に示されたセグメントピースの平面図であ
る。
る。
【図9】前記セグメントピースにおける吊手片の取付部
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図10】シールドセグメントピースの組立状態を示す
正面図である。
正面図である。
1 門型二又片 2 垂直部片 3 係止凹部 4 連結孔 5 垂直吊部片 6 懸吊索繋止孔
Claims (1)
- 【請求項1】 トンネル円周方向に延びる一双の円弧状
部片間に、トンネル軸方向に延びるL型リブが連結さ
れ、同L型リブの垂直部片より吊揚金具が突設されたシ
ールドセグメントの吊金具において、門型二又片と同二
又片の頂部水平片より突設された垂直吊部片とより構成
され、前記二又片の左右一双の垂直部片の上端対向面に
前記L型リブの水平部片に対する係止凹部が設けられる
とともに、下端部に前記吊揚金具に対する連結孔が穿設
され、前記垂直吊部片には左右一双の懸吊索繋止孔が穿
設されてなることを特徴とするシールドセグメントの吊
金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP425791U JPH086880Y2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | シールドセグメントの吊金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP425791U JPH086880Y2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | シールドセグメントの吊金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0499799U JPH0499799U (ja) | 1992-08-28 |
JPH086880Y2 true JPH086880Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31733875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP425791U Expired - Lifetime JPH086880Y2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | シールドセグメントの吊金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086880Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP425791U patent/JPH086880Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0499799U (ja) | 1992-08-28 |
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