JPH0868598A - ラジエータコアのフィン構造 - Google Patents

ラジエータコアのフィン構造

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JPH0868598A
JPH0868598A JP20654294A JP20654294A JPH0868598A JP H0868598 A JPH0868598 A JP H0868598A JP 20654294 A JP20654294 A JP 20654294A JP 20654294 A JP20654294 A JP 20654294A JP H0868598 A JPH0868598 A JP H0868598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
louver
turbulence
fin
radiator
protrusions
Prior art date
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Pending
Application number
JP20654294A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Maetani
智史 前谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP20654294A priority Critical patent/JPH0868598A/ja
Publication of JPH0868598A publication Critical patent/JPH0868598A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラジエータを大型化することなくルーバが設け
られたコルゲーテッドフィンの熱伝達率を更に向上す
る。 【構成】ラジエータコア11のコルゲーテッドフィン1
3に複数のルーバ14が設けられる。ルーバ14を通過
する冷却風に乱流を発生させるようにルーバ14に凹
条、凸条14a又は凹凸条が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンを冷却する水冷
式ラジエータに関する。更に詳しくはラジエータコアに
設けられたコルゲーテッドフィンの構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のラジエータは、外周面にフィン
が固着された多数のチューブから構成されるラジエータ
コアの上部及び下部にアッパタンク及びロアタンクが設
けられている。このラジエータコアは冷却水の流れる中
空の長円断面のチューブと、薄い銅条でフィンマシンの
歯車型ロールで成形されたフィンとにより構成される。
これらのチューブとフィンは互いに固着され、上部に設
けられたアッパタンクからチューブ内にエンジンにより
暖められた高温の冷却水が流れ、フィンにより熱が奪わ
れて冷却された後に下部のロアタンクに流れるようにな
っている。
【0003】ラジエータにおいての熱の移動はチューブ
とフィンの金属壁の表面と、境界層を伴ってこれに接触
する冷却風たる流体間との熱の授受である。以下この熱
の授受を熱伝達と、また、その熱の量を熱伝達量と表
す。ラジエータにおける熱伝達量は金属壁と境界層の間
の速度勾配に比例し、フィンの間を流れる冷却風の速度
が速いほど熱伝達量は多くなる。そこで一般的にはラジ
エータにファンを設け強制的にフィンの間に常に冷却風
を流すことで、車両が停車した状態でも回転しているエ
ンジンの熱をラジエータから放出させ、エンジンを冷却
できるようにしている。
【0004】しかし、近年金属壁近傍の速度勾配を大き
くすることにより熱伝達量の効率化をはかるため、図6
に示すように、フィン3に複数のルーバ4を設けフィン
3近傍を流れる冷却風に乱流を起こさせる構造が知られ
ている。このルーバ4はフィン3を歯車型ロールで波形
に成形する際に設けられたチューブ間におけるフィンの
凹凸条であり、一体的に形成される。この凹凸条による
形状の変化からレイノルズ数が上がり、フィン3近傍を
流れる冷却風が乱流を起こし、速度勾配が上昇して熱伝
達率の向上を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したルー
バ4によって熱伝達率の向上を図ることができるけれど
も、ルーバによる乱流の発生には限界があり、これ以上
の熱交換率の向上を図るには熱交換用の金属壁、即ちフ
ィン3の表面積の増大を伴い必然的にラジエータを大型
化する必要があった。本発明の目的は、ラジエータを大
型化することなく従来のルーバが設けられたコルゲーテ
ッドフィンの熱伝達率を更に向上することのできるラジ
エータコアのフィン構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1を用いて説明
する。本発明は、コルゲーテッドフィン13に複数のル
ーバ14が設けられたラジエータコア11のフィン構造
の改良である。その特徴ある構成は、ルーバ14を通過
する冷却風に乱流を発生させるようにルーバ14に凹
条、凸条14a又は凹凸条が形成されたところにある。
【0007】
【作用】ルーバ14に設けられた凸条14aがルーバ1
4近傍に冷却風が流れるときに乱流が発生する。乱流は
ルーバ14近傍の熱効率を向上させ、フィン13全体の
熱交換率を向上させる。
【0008】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図4に本発明の実施例のフィン構造を使用
したラジエータ10を示す。この例ではラジエータ10
は車両用エンジンに使用される。このラジエータ10は
ラジエータコア11とその上部及び下部にそれぞれ接着
されたアッパタンク10a及びロアタンク10bを備え
る。ラジエータコア11は多数のチューブ12と多数の
フィン13とを備える。アッパタンク10a及びロアタ
ンク10bは合成樹脂を金型で成形することにより、又
は真鍮等の金属を板金加工することにより作られる。ア
ッパタンク10a及びロアタンク10bの長手方向の片
側の側壁にはそれぞれ冷却水を導入又は排出する冷却水
導入管10c及び冷却水排出管10dが一体的に形成さ
れる。チューブ12とフィン13は厚さの薄い銅条によ
り形成され、チューブ12の上端及び下端はそれぞれプ
レート10eに接合される。
【0009】図3に示すように、チューブ12は断面長
円状に形成され、チューブ12の外周部には波形に形成
されたフィン13がチューブ12のほぼ全長にわたって
固着される。チューブ12とフィン13は交互に配設さ
れ、チューブ12とフィン13によりラジエータコア1
1が形成される(図4)。フィン13は歯車型ロールに
よって波形に形成され、歯車型ロールによって波形に形
成されると同時に複数のルーバ14がフィン13に一体
的に形成されるようになっている。本実施例におけるル
ーバ14は図2に示すように複数の傾斜した板状に形成
され、このルーバ14はその傾きによってフィン13近
傍を通過する冷却風を図2の実線矢印で示すように乱流
に変えて冷却風の速度勾配を増加させ冷却効率を向上さ
せる。
【0010】本発明の特徴ある構成は、ルーバ14を通
過する冷却風に乱流を発生させるように前述のルーバ1
4に凹条、凸条又は凹凸条が形成されたところにある。
この例においては図1に詳しく示すように、1個のルー
バ14に対して1又は2本の凸条14aがルーバ14の
長手方向に平行に設けられる。この凸条14aはフィン
13に歯車型ロールによって複数のルーバ14が形成さ
れると同時に形成されるようになっている。
【0011】このように構成されたラジエータコアのフ
ィン構造では、図1の実線矢印で示すように、ルーバ1
4に設けられた凸条14aがルーバ14近傍に冷却風が
流れるときに乱流を発生させる。一般的に乱流と層流の
境界層の速度分布は図5のようになり壁面近くの速度勾
配は実線で示す乱流の方が破線で示す層流よりも大き
く、速度勾配が大きい乱流の方が熱伝達量が多くなる。
また、乱流により発生する小さな渦流は境界層との主流
の間の熱交換を促進し、結果的に温度勾配も乱流の方が
大きくなる。従って、乱流が発生したルーバ14近傍で
は層流である従来品と比べて熱効率が向上する。これに
よりルーバ14単体における熱伝達率の向上を図ること
ができ、フィン13全体の熱交換率も向上する。なお、
上記実施例では平板状のルーバで説明したが、波形のル
ーバでも適用することができる。また、上記実施例では
1つのルーバに1又は2の凸条を設けたが、凹条又は凹
凸状でもよく、その数は3、4又は5条でもよい。更
に、上記実施例では凸条をルーバに平行に全長にわたっ
て設けたが、平行でなく斜めに設けてもよく、また全長
に限らずに一部の範囲に設けてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ル
ーバを通過する冷却風に乱流を発生させるようにルーバ
に凹条、凸条又は凹凸条を形成したので、ルーバ近傍に
冷却風が流れるときに乱流が発生する。乱流はルーバ近
傍の熱効率を向上させ、フィン全体の熱交換率を向上さ
せるので、ラジエータを大型化することなくコルゲーテ
ッドフィンの熱伝達率を更に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のフィンの斜視図。
【図2】図3のB−B線断面図。
【図3】図4のA部拡大図。
【図4】本発明実施例のフィンを含むラジエータの斜視
図。
【図5】乱流と層流の速度勾配図。
【図6】従来例を示す図1に対応する図。
【符号の説明】
11 ラジエータコア 13 コルゲーテッドフィン 14 ルーバ 14a 凸条

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲーテッドフィン(13)に複数のルー
    バ(14)が設けられたラジエータコア(11)のフィン構造に
    おいて、 前記ルーバ(14)を通過する冷却風に乱流を発生させるよ
    うに前記ルーバ(14)に凹条、凸条(14a)又は凹凸条が形
    成されたことを特徴とするラジエータコアのフィン構
    造。
JP20654294A 1994-08-31 1994-08-31 ラジエータコアのフィン構造 Pending JPH0868598A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20654294A JPH0868598A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 ラジエータコアのフィン構造

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JP20654294A JPH0868598A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 ラジエータコアのフィン構造

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JPH0868598A true JPH0868598A (ja) 1996-03-12

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ID=16525107

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JP20654294A Pending JPH0868598A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 ラジエータコアのフィン構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007292453A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Visteon Global Technologies Inc 熱交換器用ルーバ付きフィン
JP2010121526A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Yutaka Giken Co Ltd 排気部品用カバー
CN102252548A (zh) * 2011-06-16 2011-11-23 三花丹佛斯(杭州)微通道换热器有限公司 用于换热器的翅片以及具有该翅片的换热器

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