JPH0868353A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH0868353A
JPH0868353A JP6202270A JP20227094A JPH0868353A JP H0868353 A JPH0868353 A JP H0868353A JP 6202270 A JP6202270 A JP 6202270A JP 20227094 A JP20227094 A JP 20227094A JP H0868353 A JPH0868353 A JP H0868353A
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exhaust gas
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gas recirculation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸素センサの出力のシフトに対して適正な空
燃比制御を得る。 【構成】 機関の運転条件を検出する手段1と、機関の
排気を排気還流弁2を介して吸気系に還流する排気還流
通路と、機関の運転条件に基づいて排気還流弁2の開度
を制御する排気還流制御手段3とを備えると共に、機関
の排気系に設けた酸素センサ4の出力に応じて空燃比を
目標空燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段5
を備えた内燃機関において、排気還流状態から酸素セン
サ4の出力のシフト分を推定する推定手段6と、この推
定値にしたがって前記空燃比のフィードバック制御値を
補正する空燃比補正手段7とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の空燃比制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気を浄化するものとして、
排気還流装置(EGR装置)および三元触媒が知られて
いる。
【0003】三元触媒を設けたものは、排気三成分(C
O,HC,NOx)の高い転換効率を保つため、空燃比
が図16のように理論空燃比を中心としたある狭いウィ
ンドウ内に収まるように制御される。
【0004】これは、機関の吸入空気量と回転数とに基
づき燃料の基本噴射量を定めると共に、排気系に図17
のような特性の酸素センサ(O2センサ)が設けられ、
その基本噴射量を酸素センサの出力に基づく空燃比補正
係数αによってフィードバック制御することで行われ
る。
【0005】この空燃比補正係数αは、図18のように
酸素センサの出力がリーンからリッチに切替わったとき
に所定比例分PRを減量し、この後リーンに切替わるま
で所定積分分IRを減量していく。また、酸素センサの
出力がリッチからリーンに切替わったときに所定比例分
Lを増量し、この後リッチに切替わるまで所定積分分
Lを増量していく。
【0006】一方、機関の排気を吸気系に還流する排気
還流装置は、機関の運転条件に基づき排気還流通路に介
装された排気還流弁を介して排気還流が制御される。こ
の排気還流によりNOxの発生が抑制される(特開昭6
1ー268859号、55ー137348号公報等参
照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、三元触
媒と排気還流装置とを設けた場合、排気還流によるNO
x濃度の低減によって酸素センサの出力がシフトする。
即ち、NOxが低減する分、排気中の酸素濃度が増え、
この酸素濃度の増加に起因して酸素センサの出力の急変
点(λ点)がリーン側に変化してしまうのである。
【0008】このため、空燃比を所定のウィンドウ内に
制御できず、三元触媒での転換効率が悪化することにな
る。
【0009】この場合、酸素センサの出力のシフトに伴
う空燃比のずれ分を、予め空燃比補正係数αの比例分P
R、PLの大きさの比率を別々に設定することで、補正す
るものがあるが、これだと補正をそれほど的確には行え
ず、また機関の安定度を損なわない範囲で排気還流率を
可及的に高めるように制御するものだと、やはり空燃比
がずれて、触媒の高い転換効率を維持するのが難しい。
【0010】この発明は、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように機関の運転条件を検出する手段1と、機関の排
気を排気還流弁2を介して吸気系に還流する排気還流通
路と、機関の運転条件に基づいて排気還流弁2の開度を
制御する排気還流制御手段3とを備えると共に、機関の
排気系に設けた酸素センサ4の出力に応じて空燃比を目
標空燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段5を
備えた内燃機関において、排気還流状態から酸素センサ
4の出力のシフト分を推定する推定手段6と、この推定
値にしたがって前記空燃比のフィードバック制御値を補
正する空燃比補正手段7とを設ける。
【0012】第2の発明は、図2に示すように機関の運
転条件を検出する手段1と、機関の排気を排気還流弁2
を介して吸気系に還流する排気還流通路と、機関の安定
度を検出する手段8と、機関の運転条件と機関の安定度
とに基づいて排気還流弁2の開度を制御する排気還流制
御手段9とを備えると共に、機関の排気系に設けた酸素
センサ4の出力に応じて空燃比を目標空燃比にフィード
バック制御する空燃比制御手段5を備えた内燃機関にお
いて、排気還流状態から酸素センサ4の出力のシフト分
を推定する推定手段10と、この推定値にしたがって前
記空燃比のフィードバック制御値を補正する空燃比補正
手段11とを設ける。
【0013】第3の発明は、図3に示すように機関の運
転条件を検出する手段1と、機関の排気を排気還流弁2
を介して吸気系に還流する排気還流通路と、機関の運転
条件に基づいて排気還流弁2の開度を制御する排気還流
制御手段3とを備えると共に、機関の排気系に設けた酸
素センサ4の出力に応じて空燃比を目標空燃比にフィー
ドバック制御する空燃比制御手段5を備えた内燃機関に
おいて、排気のNOx濃度を検出する手段12と、この
NOx濃度を基に酸素センサ4の出力のシフト分を推定
する推定手段13と、この推定値にしたがって前記空燃
比のフィードバック制御値を補正する空燃比補正手段1
4とを設ける。
【0014】第4の発明は、図4に示すように機関の運
転条件を検出する手段1と、機関の排気を排気還流弁2
を介して吸気系に還流する排気還流通路と、機関の安定
度を検出する手段8と、機関の運転条件と機関の安定度
とに基づいて排気還流弁2の開度を制御する排気還流制
御手段9とを備えると共に、機関の排気系に設けた酸素
センサ4の出力に応じて空燃比を目標空燃比にフィード
バック制御する空燃比制御手段5を備えた内燃機関にお
いて、排気のNOx濃度を検出する手段15と、このN
Ox濃度を基に酸素センサ4の出力のシフト分を推定す
る推定手段16と、この推定値にしたがって前記空燃比
のフィードバック制御値を補正する空燃比補正手段17
とを設ける。
【0015】
【作用】第1の発明では、機関の運転条件に基づき排気
還流弁の開度が制御され、排気還流が行われてNOxが
低減されるが、その排気還流によって排気中の酸素濃度
がどのぐらい増加するか、即ち排気還流の状態によって
酸素センサの出力のシフト分が推定され、その推定値に
したがって空燃比のフィードバック制御値が補正される
ので、空燃比が的確に制御される。
【0016】第2の発明では、機関の運転条件と機関の
安定度とに基づき排気還流弁の開度が制御され、機関の
安定度を損なわない範囲で排気還流が可及的に行われる
場合に、排気還流の状態によって酸素センサの出力のシ
フト分が推定され、その推定値にしたがって空燃比のフ
ィードバック制御値が補正されるので、空燃比が的確に
制御される。
【0017】第3の発明では、機関の運転条件に基づき
排気還流弁の開度が制御され、排気還流が行われる場合
に、排気のNOx濃度によって酸素センサの出力のシフ
ト分が推定され、その推定値にしたがって空燃比のフィ
ードバック制御値が補正されるので、空燃比が的確に制
御される。
【0018】第4の発明では、機関の運転条件と機関の
安定度とに基づき排気還流弁の開度が制御され、機関の
安定度を損なわない範囲で排気還流が可及的に行われる
場合に、排気のNOx濃度によって酸素センサの出力の
シフト分が推定され、その推定値にしたがって空燃比の
フィードバック制御値が補正されるので、空燃比が的確
に制御される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図5のように、20はエンジン(本体)、
21は吸気通路、22はスロットル弁、23は燃料噴射
弁、24は排気通路、25はCO,HC,NOxを転換
処理する三元触媒である。
【0021】エンジン20の直下流の排気通路24を分
岐して排気還流通路26が、スロットル弁22下流の吸
気通路21に接続され、排気還流通路26の途中に排気
還流弁(EGRバルブ)27が介装される。排気還流弁
27には、デューティ制御等によって開度制御が可能な
電磁制御バルブ等が用いられる。
【0022】30はエンジンの吸入空気量を検出するエ
アフローセンサ、31はエンジンの回転数を検出するク
ランク角センサ、32はエンジンの冷却水温を検出する
水温センサ、33は排気中の酸素濃度を検出する酸素セ
ンサ(三元触媒25の上流の排気通路24に設置)、3
4はエンジンの燃焼圧力を検出する燃焼圧センサで、こ
れらの検出信号はスロットル弁22の開度を検出するス
ロットル開度センサ(図示しない)等からの検出信号と
ともに、コントロールユニット35に送られる。
【0023】コントロールユニット35は、マイクロコ
ンピュータからなり、前記各検出信号に基づき、燃料噴
射弁23の燃料噴射量制御つまり空燃比制御を行うと共
に、排気還流弁27を介して排気還流制御を行う。
【0024】次に、コントロールユニット35の制御内
容を説明する。
【0025】排気還流制御は、まずエンジンの回転数N
eと負荷(吸入空気量Qa)に基づき、図6に示すEG
Rマップから排気還流率(EGR率)を読み込み、その
EGR率に相当する開度に排気還流弁27を制御する。
【0026】次に、図7に示すようにステップ1〜5に
て燃焼圧からエンジンのN回転中の図示平均有効圧Pi
を求め、ステップ6にてそのPiの平均値SPiと標準
偏差σPiとから図示平均有効圧Piの変動率CPiを
算出する。
【0027】この変動率CPiが目標変動率CrPi以
下のときは、ステップ7から8に進んで、次式(1)に
よりその差に応じてEGR率を増加するように、EGR
率補正係数EGRHOS(i)を設定する。
【0028】 EGRHOS(i)=EGRHOS(i−1) +KEGR(CPi−CrPi) (1) この変動率CPiが目標変動率CrPiより大きいとき
は、ステップ7から9に進んで、次式(2)によりその
差に応じてEGR率を減少するように、EGR率補正係
数EGRHOS(i)を設定する。
【0029】 EGRHOS(i)=EGRHOS(i−1) +KEGR(CrPi−CPi) (2) ただし、KEGRは定数である。
【0030】これらのEGR率補正係数EGRHOS
(i)を、ステップ10で排気還流弁27の基本開度M
APEGR(前図6のEGRマップに基づく開度)に乗
算して目標開度REGRを決定し、排気還流弁27の開
度がその目標開度REGRになるように制御する。
【0031】したがって、図8のようにエンジンの安定
度を維持しながら、十分高いEGR率の排気還流を行え
る。
【0032】空燃比制御は、燃料噴射弁23からの燃料
噴射量Teを、エンジンの吸入空気量Qaと回転数Ne
とから基本噴射量Tp(=定数K×Qa/Ne)を設定
し、次式(3)のようにこの基本噴射量Tpに各種補正
係数CO、酸素センサ33の出力に基づく空燃比フィー
ドバック補正係数αを乗算して求める。
【0033】 Te=Tp×CO×α ‥‥(3) 図9は排気還流に対する空燃比の補正量の演算フロー
を、図10は空燃比フィードバック補正係数αの演算フ
ローを示す。
【0034】図9のように、ステップ21では排気還流
弁27の開度を読み込む。この際、図7の開度制御の場
合は、その目標開度REGRを読み込む。図7の制御を
行わない場合は、図6のEGRマップに基づく開度を読
み込む。
【0035】ステップ22では、排気還流弁27の開度
を基に、図11に示すテーブルから基本EGR流量TE
GRを求める。
【0036】ステップ23では、エンジンの回転数Ne
と基本噴射量Tpを読み込む。
【0037】ステップ24では、エンジンの回転数Ne
と基本噴射量Tpに基づき、図12に示す補正マップか
らEGR率補正値MEGRを求める。
【0038】ステップ25では、基本EGR流量TEG
RにEGR率補正値MEGRを乗算してEGR率を求
め、このEGR率とエンジンの回転数Neと基本噴射量
Tpとから酸素センサ33の出力のシフト率つまりλシ
フト率KSIFを求める。
【0039】この場合、図13のように所定のEGR率
毎にλシフト率マップ(1〜n)を設け、マップから補
間計算してλシフト率KSIFを求める。
【0040】λシフト率KSIFが求まると、ステップ
26にて、基本EGR流量TEGRとEGR率補正値M
EGRとλシフト率KSIFから、次式(4)により空
燃比の補正量PHOSEGRを算出する。
【0041】 PHOSEGR=TEGR×MEGR×KSIF ‥‥(4) 空燃比フィードバック補正係数αは、図10のように、
酸素センサ33の出力がリーンからリッチに変わると、
前回の補正係数αOLDから基本の比例分PR0より前記補
正量PHOSEGRを減じたものを減算し、フラグAF
=1(リッチ)をセットし、この後酸素センサ33の出
力がリーンに変わるまで、所定積分分IRを減算してい
く(ステップ31〜35)。
【0042】一方、酸素センサ33の出力がリッチから
リーンに変わると、前回の補正係数αOLDに基本の比例
分PL0に前記補正量PHOSEGRを加えたものを加算
し、フラグAF=0(リーン)をセットし、この後酸素
センサ33の出力がリッチに変わるまで、所定積分分I
Lを加算していく(ステップ36〜39)。
【0043】即ち、補正量PHOSEGR分、空燃比フ
ィードバック制御の比例分PR,PLに補正を加えて燃料
噴射量Teを決定し、その噴射パルス信号を燃料噴射弁
23に出力することで空燃比を制御する。
【0044】このような構成のため、排気還流によって
NOxが低減されると、排気中の酸素濃度が増えて、酸
素センサ33の出力がリーン側にシフトするようになる
が、この酸素センサ33の出力のシフト率KSIFは、
EGR率とエンジンの運転条件とに基づく排気還流状態
から推定され、そのシフト率KSIFを基に算出した補
正量PHOSEGRによって空燃比フィードバック制御
が補正される。
【0045】即ち、空燃比フィードバック制御のリッチ
側の比例分PRが減少補正され、リーン側の比例分PL
増加補正される。これにより、酸素センサ33の出力の
シフト分、空燃比がリッチ側に制御されることがなく、
その分相対的にリーン側に制御され、要求の目標空燃比
に制御される。
【0046】この場合、EGR率とエンジンの運転条件
とに基づく排気還流状態から、酸素センサ33の出力の
シフトを推定して、補正を行うため、空燃比が三元触媒
25の所定のウィンドウ内(図16参照)に的確に制御
される。また、特にエンジンの安定度を損なわない範囲
でEGR率を高めるように、排気還流弁27の開度制御
が行われるものの場合も、同様に空燃比が三元触媒25
の所定のウィンドウ内に的確に制御される。
【0047】したがって、NOxが十分に低減されると
共に、三元触媒25の高い転換効率が維持され、CO,
HCも十分に低減される。
【0048】図14は本発明の他の実施例を示すもの
で、排気中のNOx濃度を検出するNOx濃度センサ4
0を設けて(前図5に示すように三元触媒25の上流の
排気通路24に設置する)、そのNOx濃度に応じて空
燃比フィードバック制御を補正するようにしたものであ
る。
【0049】図14のように、ステップ41ではNOx
濃度センサ40の信号から排気のNOx濃度MENOx
を読み込む。
【0050】ステップ42では、エンジン回転数Neと
負荷(吸入空気量Qa)に基づく基本のEGR率でのN
Ox濃度BNOxを所定のNOx濃度マップから読み込
む。
【0051】次に、ステップ43では、エンジン回転数
Neと基本噴射量Tpに基づき、図15に示すマップか
ら補正係数KNを求め、この補正係数KNとNOx濃度
MENOxとNOx濃度BNOxから、次式(5)によ
り空燃比の補正量PHOSEGRを算出する。
【0052】 PHOSEGR=KN×(MENOx−BNOx) ‥‥(5) この補正量PHOSEGR分、前図10の空燃比フィー
ドバック制御の比例分PR,PLに補正を加えて燃料噴射
量Teを決定し、その噴射パルス信号を燃料噴射弁23
に出力することで空燃比を制御する。
【0053】これは、エンジンの安定度を損なわない範
囲でEGR率を高めるように、排気還流弁27の開度制
御を行う場合に、基本EGR率でのNOx濃度BNOx
と実際のNOx濃度MENOxとの差から酸素センサ3
3の出力のシフト分を求め、そのシフト分から補正量P
HOSEGRを決定している。
【0054】このように、実際のNOx濃度に応じて補
正を行えば、空燃比をより適正に制御できる。
【0055】なお、NOx濃度センサ40によるNOx
濃度とEGR率=0でのNOx濃度との差に応じて、酸
素センサ33の出力のシフト分を求め、空燃比フィード
バック制御の補正を行うこともできる。
【0056】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、機関
の運転条件を検出する手段と、機関の排気を排気還流弁
を介して吸気系に還流する排気還流通路と、機関の運転
条件に基づいて排気還流弁の開度を制御する排気還流制
御手段とを備えると共に、機関の排気系に設けた酸素セ
ンサの出力に応じて空燃比を目標空燃比にフィードバッ
ク制御する空燃比制御手段を備えた内燃機関において、
排気還流状態から酸素センサの出力のシフト分を推定す
る推定手段と、この推定値にしたがって前記空燃比のフ
ィードバック制御値を補正する空燃比補正手段とを設け
たので、空燃比を目標空燃比に的確に制御でき、触媒の
転換効率が向上する。
【0057】第2の発明によれば、機関の運転条件と機
関の安定度とに基づき排気還流弁の開度が制御され、機
関の安定度を損なわない範囲で排気還流が可及的に行わ
れる場合に、空燃比を目標空燃比に的確に制御でき、触
媒の転換効率が向上する。
【0058】第3の発明によれば、排気のNOx濃度に
応じて空燃比のフィードバック制御値を補正するので、
空燃比を目標空燃比に一層的確に制御でき、触媒の十分
な転換効率を維持できる。
【0059】第4の発明によれば、機関の運転条件と機
関の安定度とに基づき排気還流弁の開度が制御され、機
関の安定度を損なわない範囲で排気還流が可及的に行わ
れる場合に、空燃比を目標空燃比に一層的確に制御で
き、触媒の十分な転換効率を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の構成図である。
【図3】本発明の構成図である。
【図4】本発明の構成図である。
【図5】実施例の構成図である。
【図6】EGRマップの特性図である。
【図7】機関の安定度に基づく排気還流制御のフローチ
ャートである。
【図8】機関の安定限度とEGR率との関係を示す特性
図である。
【図9】空燃比の補正量演算のフローチャートである。
【図10】フィードバック補正係数演算のフローチャー
トである。
【図11】基本EGR流量の特性図である。
【図12】EGR率補正マップの特性図である。
【図13】λシフト率マップの特性図である。
【図14】他の実施例の空燃比の補正量演算のフローチ
ャートである。
【図15】補正係数マップの特性図である。
【図16】三元触媒の転換率を示す特性図である。
【図17】酸素センサの出力特性図である。
【図18】空燃比フィードバック制御のタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】 21 吸気通路 22 スロットル弁 23 燃料噴射弁 24 排気通路 25 三元触媒 26 排気還流通路 27 排気還流弁 30 エアフローセンサ 31 クランク角センサ 32 水温センサ 33 酸素センサ 34 燃焼圧センサ 35 コントロールユニット 40 NOx濃度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関の運転条件を検出する手段と、機関
    の排気を排気還流弁を介して吸気系に還流する排気還流
    通路と、機関の運転条件に基づいて排気還流弁の開度を
    制御する排気還流制御手段とを備えると共に、機関の排
    気系に設けた酸素センサの出力に応じて空燃比を目標空
    燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段を備えた
    内燃機関において、排気還流状態から酸素センサの出力
    のシフト分を推定する推定手段と、この推定値にしたが
    って前記空燃比のフィードバック制御値を補正する空燃
    比補正手段とを設けたことを特徴とする内燃機関の空燃
    比制御装置。
  2. 【請求項2】 機関の運転条件を検出する手段と、機関
    の排気を排気還流弁を介して吸気系に還流する排気還流
    通路と、機関の安定度を検出する手段と、機関の運転条
    件と機関の安定度とに基づいて排気還流弁の開度を制御
    する排気還流制御手段とを備えると共に、機関の排気系
    に設けた酸素センサの出力に応じて空燃比を目標空燃比
    にフィードバック制御する空燃比制御手段を備えた内燃
    機関において、排気還流状態から酸素センサの出力のシ
    フト分を推定する推定手段と、この推定値にしたがって
    前記空燃比のフィードバック制御値を補正する空燃比補
    正手段とを設けたことを特徴とする内燃機関の空燃比制
    御装置。
  3. 【請求項3】 機関の運転条件を検出する手段と、機関
    の排気を排気還流弁を介して吸気系に還流する排気還流
    通路と、機関の運転条件に基づいて排気還流弁の開度を
    制御する排気還流制御手段とを備えると共に、機関の排
    気系に設けた酸素センサの出力に応じて空燃比を目標空
    燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段を備えた
    内燃機関において、排気のNOx濃度を検出する手段
    と、このNOx濃度を基に酸素センサの出力のシフト分
    を推定する推定手段と、この推定値にしたがって前記空
    燃比のフィードバック制御値を補正する空燃比補正手段
    とを設けたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御装
    置。
  4. 【請求項4】 機関の運転条件を検出する手段と、機関
    の排気を排気還流弁を介して吸気系に還流する排気還流
    通路と、機関の安定度を検出する手段と、機関の運転条
    件と機関の安定度とに基づいて排気還流弁の開度を制御
    する排気還流制御手段とを備えると共に、機関の排気系
    に設けた酸素センサの出力に応じて空燃比を目標空燃比
    にフィードバック制御する空燃比制御手段を備えた内燃
    機関において、排気のNOx濃度を検出する手段と、こ
    のNOx濃度を基に酸素センサの出力のシフト分を推定
    する推定手段と、この推定値にしたがって前記空燃比の
    フィードバック制御値を補正する空燃比補正手段とを設
    けたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017031874A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 いすゞ自動車株式会社 内燃機関のegr制御システム、内燃機関、及び内燃機関のegr制御方法
WO2023202253A1 (zh) * 2022-04-19 2023-10-26 潍柴动力股份有限公司 大功率气体机空燃比的标定方法及标定系统

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