JPH086833Y2 - 油圧ショベル用アダプタ - Google Patents

油圧ショベル用アダプタ

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JPH086833Y2
JPH086833Y2 JP1993060066U JP6006693U JPH086833Y2 JP H086833 Y2 JPH086833 Y2 JP H086833Y2 JP 1993060066 U JP1993060066 U JP 1993060066U JP 6006693 U JP6006693 U JP 6006693U JP H086833 Y2 JPH086833 Y2 JP H086833Y2
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arm
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JP1993060066U
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敬植 山田
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敬植 山田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、油圧ショベルの起伏
ブームに枢着したアームの先端およびバケット回動用シ
リンダのロッド先部材に対しアタッチメントとされるバ
ケットを取付けるために使用する油圧ショベル用アダプ
タに関する。
【0002】
【従来の技術】土木建築作業現場における作業機として
使用される油圧ショベルは、車体上に旋回台を配装し、
旋回台に起伏ブームを枢着し、起伏ブーム先端にアーム
とバケット回動用シリンダを枢着し、このアーム先端と
バケット回動用シリンダのロッド先部材に対してバケッ
ト(アタッチメント)を着脱自在に取付けて作業に供せ
られる。この場合のアーム先端とロッド先部材に対する
バケットの取付けには、一般に、バケット上部に設けた
ブラケットに2本のピンを用いて結合するようにしてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、バケットに
限らず、油圧ショベルに使用するアタッチメントの取付
け部の構成、例えば、バケット上部に設けたブラケット
やブラケットに設けたピン孔などの構成寸法は、メーカ
ー独自のものになっていて規格化がなされていないため
に、メーカーによって取付け部の各部寸法が異なり、他
のメーターとの互換性がないのが普通である。
【0004】この考案は上述の点に鑑みなされたもので
あって、アーム先端とバケット回動用シリンダのロッド
先部材に対するバケットの取付けで、バケット側の2本
のピン間隔あるいはピン径などに多少の相違があっても
その取付けを可能にし、また、確実にロックして取り扱
いにも便利な油圧ショベル用アダプタを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの考案の要旨とするところは、車体上の旋回台に
起伏ブームを枢着し、該起伏ブーム先端に枢着したアー
ム先端とバケット回動用シリンダのロッド先部材に対し
てバケットを取着するためのアダプタであって、バケッ
ト上部に平行して設けたブラケットの間に下部を挿入可
能に構成した一対の連結板と、該連結板上部に設けら
れ、前記アーム先端とロッド先部材にピン結合するため
のピン孔と、該ピン孔の一方のピン孔に対応して連結板
下部に設けた固定連結部材と、他方のピン孔近傍で連結
板に支持した支軸と、該支軸から揺動自在に突設した腕
部材と、該腕部材に設けた可動連結部材と、前記固定連
結部材および可動連結部材に背向的に横向きに開口させ
て設けたピン係合溝と、前記連結板と腕部材間に介装し
た連結用シリンダと、腕部材基部に形設した係合歯列
と、該係合歯列に対応して連結板に枢着され、係合歯列
に係合する突片と操作レバーを有する操作部材と、該操
作部材と連結板間に介装され、係合歯列に対して突片を
係合方向に付勢するばねと、操作部材に対応して連結板
に設けられ、係合歯列から突片を離脱させた位置に操作
部材を保持する固縛ピン機構を備えたことを特徴とする
油圧ショベル用アダプタにある。
【0006】
【作用】アダプタはこれに適合する寸法のアーム先端と
バケット回動用シリンダのロッド先部材に対してピン結
合して取付けられる。アダプタに対するバケットの取付
けは、固縛ピン機構により操作部材を固縛した状態で連
結用シリンダを縮小動させ、バケット側の2本のピンの
間に連結板下部を挿入するようにして固定連結部材のピ
ン係合溝に一方のピンを挿入するのに続き、連結用シリ
ンダを伸長動させながら可動連結部材のピン係合溝に他
方のピンを挿入し、バケット側の2本のピンの間に突っ
張り状にして保持する。ここで操作部材の固縛ピン機構
による固縛を開放すると、操作部材の突片はばねの付勢
下に係合歯列に対して押当係合してロックする。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0008】図1および図2はこの考案のアダプタの一
部を欠除した正面図、図3は平面図、図4はこの考案の
アダプタの使用態様を示す側面図である。
【0009】図において、1はアダプタ全体を示す。ア
ダプタ1は、一対の連結板1a,1bを有し、連結板1
a,1b上部にピン孔2a,2bを設け、アーム先端A
とバケット回動用シリンダのロッド先部材Bを両方の連
結板1a,1bの間に挿入してピン3a,3bを用いて
結合するようにしている。
【0010】4は連結板1a,1bの一方のピン孔2a
に対応して連結板1a,1b下部に設けた固定連結部
材、5は他方のピン孔2b近傍で連結板1a,1bに支
持した支軸、6はこの支軸5から揺動自在に突設した腕
部材、7は腕部材6に設けた可動連結部材で、前記固定
連結部材4と可動連結部材7には背向的に横向きに開口
させたピン嵌入溝8a,8bを設けている。
【0011】9は連結板1a,1bと腕部材6間に介装
した連結用シリンダで、シリンダ基部を連結板側に枢着
し、ロッド先部材9aを腕部材6の中間部に連結し、そ
の伸縮動により可動連結部材7を揺動させて可動連結部
材7と固定連結部材4との間隔を可変にしている。
【0012】10は前記腕部材6の基部に形設した係合
歯列で、複数の鋸歯状に形成した歯からからなる。11
は係合歯列10に対応して連結板1a,1bに枢着した
操作部材で、係合歯列10に係合する突片12と操作レ
バー13を有する。
【0013】14は操作部材11と連結板1a間に介装
したばねで、操作部材11の突片12を係合歯列10に
対して係合方向に付勢している。15は操作部材11に
対応して連結板1aに設けた固縛ピン機構で、この固縛
ピン機構15は、図5および図6に示すように、連結板
1aを貫通して連結板1a内側に出入りし、操作部材1
1に設けたピン孔16に挿入される固縛ピン17と、固
縛ピン17を突出方向に付勢するばね18と、固縛ピン
17と一体に設けられ、連結板1aの外側にあって固縛
ピン17を操作するための指掛け部19からなり、係合
歯列10から突片12を離脱させた位置に操作部材11
を固縛するためのもので、常態ではばね18の付勢下に
固縛ピン17を連結板1a内側に突出させている。
【0014】なお、固縛ピン機構15による固縛から開
放された操作部材11の突片12は、ばね14の付勢下
に係合歯列10に押当されるが、係合歯列10をなす歯
は鋸歯状に形成されているので、一方向クラッチ的に連
結用シリンダ9が伸長動して固定連結部材4と可動連結
部材7との間隔を大きくする動きに対してはこれを許容
するようにいる。
【0015】上記構成において、アダプタ1はアーム先
端Aとバケット回動用シリンダのロッド先部材Bに取付
けられる。ここで使用するピン3a,3bは、連結板1
a,1bに設けたピン孔2a,2bおよびアーム先端A
とバケット回動用シリンダのロッド先部材Bに設けたピ
ン孔(図示せず)に適合するものである。なお、このピ
ン3a,3bはそれまでバケットCの取付けに用いられ
ていたピンであってもよい。
【0016】一方、バケットC上部に設けたブラケット
20のピン孔には、これに適合する2本のピン21a,
21bを別途用意して予め挿着しておく。
【0017】然して、アダプタ1に対してバケットCを
取付けるには、先ず、アダプタ1全体を動かしてバケッ
トC側の2本のピン21a,21bの間に連結板1a,
1bの下部を挿入するようにして固定連結部材4のピン
係合溝8aに一方のピン21aを挿入する。引き続き連
結用シリンダ9を伸長動させながら可動連結部材7のピ
ン係合溝8bに他方のピン21bを挿入する。ここで、
固定連結部材4および可動連結部材7をバケットC側の
2本のピン21a,21bに対して突っ張り状に保持さ
れるとともに、操作部材11の突片12をばね14の付
勢下に係合歯列10に押当係合される。なお、突片12
の係合歯列10に対する係合位置としては、必ずしも係
合歯列10をなす歯の歯底に達していなくてもよい。突
片12は係合歯列10を形成する一つの歯の中間部に押
当された状態にあっても、不用意に連結用シリンダ9が
縮小動してバケットCが外れる方向の動きが生じると、
ばね14の付勢下に突片12はすぐ近くの係合歯列10
の歯底に達してロックし、その後の動きを阻止するよう
になる。
【0018】次に、アダプタ1からバケットCを外すと
きは、操作部材11の操作レバー13を操作して突片1
2を係合歯列10から離すとともに、固縛ピン機構15
を操作し、一旦、連結板1a内側に突出している固縛ピ
ン17を引っ込めてからこれを操作部材11のピン孔1
6に挿入して操作部材11を固縛する。
【0019】こうしてロックを解除した状態で連結用シ
リンダ9を縮小動させて上記の逆順の操作でバケットC
の2本のピン21a,21bを固定連結部材4および可
動連結部材7のピン孔8a,8bから外す。
【0020】
【考案の効果】上記のように構成したこの考案によれ
ば、次のような効果を奏する。
【0021】(1) アーム先端とバケット回動用シリ
ンダのロッド先部材に対して直接にバケットをピン係合
する従来のバケット取付け作業のように人手による作業
を必要としないから、バケットの着脱作業がきわめて能
率よく行われる。
【0022】(2) バケット側の2本のピンの間に固
定連結部材と可動連結部材を入れ、この2本のピンを両
部材に背向的に設けたピン係合溝に挿入して突っ張り状
に保持しての取付けとなるから、バケット側の2本のピ
ン間隔およびピン径などに多少の差のあるバケットも確
実な取付けができ、各メーカーにより異なる各種のバケ
ットおよびこれに類するアタッチメントの使用を可能に
し、互換性があって作業性を向上する。
【0023】(3) アダプタにバケットを取付けたあ
と、バケットを外すような動きに対しては、係合歯列に
対して固縛ピン機構の突片が係合してその動きを阻止し
てロックするから、作業中に不用意にバケットが外れる
ようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案のアダプタの一部を欠除した正面図
である。
【図2】 この考案のアダプタの一部を欠除した正面図
である。
【図3】 この考案のアダプタの使用態様を示す側面図
である。
【図4】 この考案のアダプタの平面図である。
【図5】 固縛ピン機構により操作部材を固縛した状態
にある要部の部分断面図である。
【図6】 固縛ピン機構により操作部材を開放した状態
にある要部の部分断面図である。
【符号の説明】
1…アダプタ 1a…連結板 1b…連結板 4…固定連結部材 5…支軸 7…可動連結部材 8a…ピン係合溝 8b…ピン係合溝 9…連結用シリンダ 10…係合歯列 11…操作部材 12…突片 14…ばね 15…固縛ピン機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上の旋回台に起伏ブームを枢着し、
    該起伏ブーム先端に枢着したアーム先端とバケット回動
    用シリンダのロッド先部材に対してバケットを取着する
    ためのアダプタであって、バケット上部に平行して設け
    たブラケットの間に下部を挿入可能に構成した一対の連
    結板と、該連結板上部に設けられ、前記アーム先端とロ
    ッド先部材にピン結合するためのピン孔と、該ピン孔の
    一方のピン孔に対応して連結板下部に設けた固定連結部
    材と、他方のピン孔近傍で連結板に支持した支軸と、該
    支軸から揺動自在に突設した腕部材と、該腕部材に設け
    た可動連結部材と、前記固定連結部材および可動連結部
    材に背向的に横向きに開口させて設けたピン係合溝と、
    前記連結板と腕部材間に介装した連結用シリンダと、腕
    部材基部に形設した係合歯列と、該係合歯列に対応して
    連結板に枢着され、係合歯列に係合する突片と操作レバ
    ーを有する操作部材と、該操作部材と連結板間に介装さ
    れ、係合歯列に対して突片を係合方向に付勢するばね
    と、操作部材に対応して連結板に設けられ、係合歯列か
    ら突片を離脱させた位置に操作部材を保持する固縛ピン
    機構を備えたことを特徴とする油圧ショベル用アダプ
    タ。
JP1993060066U 1993-11-09 1993-11-09 油圧ショベル用アダプタ Ceased JPH086833Y2 (ja)

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JPH0729044U JPH0729044U (ja) 1995-06-02
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A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20060822