JPH086789B2 - テンションクラッチ構造 - Google Patents

テンションクラッチ構造

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JPH086789B2
JPH086789B2 JP13628190A JP13628190A JPH086789B2 JP H086789 B2 JPH086789 B2 JP H086789B2 JP 13628190 A JP13628190 A JP 13628190A JP 13628190 A JP13628190 A JP 13628190A JP H086789 B2 JPH086789 B2 JP H086789B2
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tension
refraction
pulleys
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pulley
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大島  博
秀雄 大倉
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Kubota Corp
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は走行型芝刈機や農用トラクタ等の作業車にお
いて、伝動用として用いられているベルト式伝動機構の
テンションクラッチ構造に関する。
〔従来の技術〕
歩行型芝刈機においては走行伝動用として第4図及び
第5図に示すようなベルト式伝動機構及びテンションク
ラッチ構造を備えたものがある。つまり、エンジン(図
外)の動力により正逆転駆動可能な駆動プーリー(10)
と、走行用の後輪(2)側の従動プーリー(11)とに亘
り伝動ベルト(12)を巻回すると共に、この伝動ベルト
(12)における左右のベルト部分(12a),(12b)の巻
回経路外側に一対の第1テンションプーリー(13a)及
び第2テンションプーリー(13b)を配置する。この第
1及び第2テンションプーリー(13a),(13b)は、横
軸芯(P1)周りに独立に揺動自在な第1テンションアー
ム(14a)及び第2テンションアーム(14b}に取り付け
られると共に、第1及び第2テンションプーリー(13
a),(13b)とに亘って引張りバネ(15)が架設されて
いる。
第4図の実線で示す状態は駆動プーリー(10)が停止
している状態であるが、第5図に示すように駆動プーリ
ー(10)が紙面反時計方向に回転すると、紙面右側のベ
ルト部分(12a)が張力によって張るような状態とな
る。これにより、第1テンションプーリー(13a)が紙
面右方に押し出されて行くのであり、これに伴って第2
テンションプーリー(13b)も紙面右方に引き込まれて
行く。従って、第2テンションプーリー(13b)により
紙面左側のベルト部分(12b)が押し込まれて行き、ス
リップが生じないような伝動ベルト(12)全体としての
張力が保たれて、動力が従動プーリー(11)に伝達され
て行くのである。
次に、このベルト式伝動機構において動力を断つテン
ションクラッチ構造について述べる。第4図に示すよう
に第1及び第2テンションアーム(14a),(14b)の先
端に、屈折リンク(16a),(16b)が取り付けられると
共に、屈折リンク(16a),(16b)の先端同志がピン連
結されている。そして、その連結点(この位置が屈折リ
ンク(16a),(16b)の屈折点(Z)となる)にロッド
(23)がピン連結されているのである。
以上の構造により、ロッド(23)を紙面下方に引き操
作すると、屈折点(Z)が紙面下方に移動して屈折リン
ク(16a),(16b)により、第1及び第2テンションプ
ーリー(13a),(13b)が左右に押し拡げられることに
なる。これにより、伝動ベルト(12)の張力が弱められ
てクラッチ切り状態が得られるのである(第4図の一点
鎖線で示すような状態)。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の従来構造では第1及び第2テンションアーム
(14a),(14b)、並びに屈折リンク(16a),(16b)
が各々ピン連結構造により、自由に揺動できるように支
持されている為に、第4図の一点鎖線で示すように、第
1及び第2テンションプーリー(13a),(13b)を左右
に押し拡げてクラッチ切り状態としても機体全体の揺れ
や振動等により、この押し拡げられた状態で第1及び第
2テンションプーリー(13a),(13b)が一体で左右に
振れるような現象が生じてしまう。
このような状態となると、左右に振れた第1及び第2
テンションプーリー(13a),(13b)により伝動ベルト
(12)の張力が再び高められて、駆動プーリー(10)の
動力が従動プーリー(11)に伝達されてしまうことにな
る。
本発明は第4図に示すようなテンションクラッチ構造
において、確実にクラッチ切り状態を現出できる構造
を、部品少なく簡素に構成することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は以上のようなテンションクラッチ構造
において、屈折リンクの屈折点の前記中心線に沿っての
移動により引張り又は圧縮されて、前記屈折点を中心線
(駆動及び従動プーリの両回転中心を結ぶ直線)上に戻
るように付勢する単一のバネを、屈折点に取り付けてあ
ることにあり、その作用及び効果は次のとおりである。
〔作 用〕
前述のような構造の場合、第1図又は第2図に示すよ
うに屈折リンク(16a),(16b)の屈折点(Z)が、駆
動及び従動プーリ(10),(11)の両回転中を結ぶ中心
線(X)上を移動することでクラッチ切り状態が現出さ
れるのである。そして、クラッチ切り状態で屈折点
(Z)が中心線(X)上から右又は左の一方に変位する
ことで、クラッチ切り状態でも動力が伝達されてしまう
のである。
従って、屈折リンク(16a),(16b)の屈折点(Z)
に本発明のようなバネ(22)を取り付けてやると、屈折
点(Z)のクラッチ切り側への変位によりバネ(22)に
付勢力が生ずる。そして、屈折点(Z)が中心線(X)
上から左右に変位しようとしても、バネ(22)の付勢力
で中心線(X)上に戻し操作されるのである。
そして、屈折点(Z)が中心線(X)上からどちらに
変位してもバネ(22)は屈折点(Z)を中心線(X)上
に戻そうとするので、単一のバネ(22)でよいのであ
る。
〔発明の効果〕
以上のように、クラッチ切り操作時に屈折リンクの屈
折点を中心線上に維持することができるように、つま
り、第1及び第2テンションプーリーを中心線から等間
隔に離間操作できるようになり、クラッチ切り状態を確
実に現出させることができるようになって、クラッチ切
り時に動力が伝達されて従動側が不測に動いたりするこ
とが無くなった。
又、単一のバネでよいので構造も簡単なものとなっ
て、製作コストの上昇も小さい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を作業車の1つである走行型芝
刈機に適用した場合について、図面に基づいて説明す
る。
第3図に示すように前輪(1)及び後輪(2)で支持
された機体(3)の下部に、3組の回転式の刈刃(4)
を備えたモーア(5)が取り付けられ、機体(3)の中
央にエンジン(6)、機体(3)の横側部に集草容器
(7)、機体の後部に操縦ハンドル(8)が備えられて
自走式の走行型芝刈機が構成されている。
次に、この走行型芝刈機の走行系の伝動構造について
説明する。第3図に示すようにエンジン(6)の動力は
後側の走行用のミッションケース(9)に、ベルト伝動
機構(図示せず)を介して伝達される。このミッション
ケース(9)内には正逆転切換え可能なギヤ変速機構
(図示せず)が備えられており、第1図に示すように、
その正転又は逆転の動力を左右の後輪(2)に伝達する
ための駆動プーリー(10)が、ミッションケース(9)
の左右側面に各々備えられている。又、この駆動プーリ
ー(10)は後輪(2)側の従動プーリー(11)の後方斜
め上方に位置しているのである。
第1図に示すように後輪(2)側の従動プーリー(1
1)と駆動プーリー(10)とに亘って伝動ベルト(12)
が巻回されている。伝動ベルト(12)において駆動プー
リー(10)と従動プーリー(11)との間の一方のベルト
部分(12a)の巻回経路外側に第1テンションプーリー
(13a)が配置され、反対側のベルト部分(12b)の巻回
経路外側に第2テンションプーリー(13b)が配置され
ている。この第1及び第2テンションプーリー(13
a),(13b)は、左右の側板(17)の横軸芯(P1)周り
に独立に揺動自在な第1テンションアーム(14a)及び
第2テンションアーム(14b)の先端に取り付けられて
おり、第1テンションプーリー(13a)と第2テンショ
ンプーリー(13b)とに亘って引張りバネ(15)が架設
されている。
第1及び第2テンションアーム(14a),(14b)の先
端に、揺動自在に屈折リンク(16a),(16b)が取り付
けられると共に、屈折リンク(16a),(16b)の先端同
志がピン連結されている。そして、側板(17)の横軸芯
(P2)周りに操作アーム(18)が揺動自在に支持される
と共に、屈折リンク(16a),(16b)の先端と操作アー
ム(18)の先端とに亘って、連係部材(20)がピン連結
構造にて架設されている。さらに、機体(3)の固定部
(23)と連係部材(20)の先端とに亘ってバネ(22)が
架設されている。この場合、駆動プーリー(10)と従動
プーリー(11)の両回転中心を結ぶ中心線(X)よりも
若干上側に、固定部(23)が位置している。
以上のような伝動ベルト(12)及び第1・第2テンシ
ョンプーリー(13a),(13b)等の構造は左右の後輪
(2)の各々に設けられており、操縦ハンドル(8)の
左右に設けられたクラッチレバー(19a),(19b)と、
左右の操作アーム(18)がワイヤ(21)を介して連結さ
れている。
第1図に示す状態はクラッチレバー(19a),(19b)
から手を離している状態であり、バネ(22)が自然長状
態となっている。これにより、第1及び第2テンション
アーム(14a),(14b)が屈折リンク(16a),(16b)
と一体で横軸芯(P1)周りに自由に揺動できる状態であ
り、駆動プーリー(10)を正転又は逆転させると第5図
に示すように、第1及び第2テンションプーリー(13
a),(13b)が一方に動いて、動力が従動プーリー(1
1)に伝達されるのである。
そして、クラッチレバー(19a),(19b)を握り操作
して第3図に示す位置(A)にまで操作すると、ワイヤ
(21)が引き操作されて操作アーム(18)が紙面上方に
揺動操作される。この場合、駆動プーリー(10)と従動
プーリー(11)の両回転中心を結ぶ中心線(X)に沿っ
て、連係部材(20)が紙面右上方に引き上げ操作される
と共に、操作アーム(18)と連係部材(20)との連結点
(Y)が、中心線(X)よりも上方に持ち上げ操作され
る。
これにより、第2図に示すように屈折リンク(16
a),(16b)により、第1及び第2テンションプーリー
(13a),(13b)が押し拡げられて行く。そして、前記
連結点(Y)が中心線(X)よりも上方に持ち上げられ
ることによって、第1及び第2テンションプーリー(13
a),(13b)等の自重により、屈折リンク(16a),(1
6b)の連結点(Z)(屈折点に相当)が中心線(X)上
から下方に変位することが防止されるのである。
そして、前述のような状態になるとバネ(22)が自然
長状態から引き伸ばされることになるので、このバネ
(22)の付勢力によって、屈折リンク(16a),(16b)
の連結点(Z)が中心線(X)上から上方又は下方に変
位することが防止されるのである。
以上のようにして、第1及び第2テンションプーリー
(13a),(13b)が中心線(X)から等距離だけ押し拡
げられて、伝動ベルト(12)の張力が弱まり、駆動プー
リー(10)からの動力が絶たれるのである。つまり、左
右一方のクラッチレバー(19a)又は(19b)を第3図に
示す位置(A)に操作して左右一方の後輪(2)への動
力の断つことにより、旋回操作を行ったり走行型芝刈機
の手押し操作を行うのである。
左右の後輪(2)には各々ブレーキ(図示せず)が備
えられており、このブレーキの操作レバー(24)と操作
アーム(18)とに亘って連係ロッド(25)が架設されて
いる。
これにより、第2図に示す状態(クラッチレバー(19
a),(19b)は第3図の位置(A)に操作)から、クラ
ッチレバー(19a),(19b)を第3図に示す位置(B)
にまで握り操作すると、さらにワイヤ(21)が引き操作
されて操作レバー(24)により後輪(2)のブレーキが
入り操作される。これにより、小半径での旋回が行え
る。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明に係るテンションクラッチ構造の実施例を
示し、第1図は駆動プーリー、従動プーリー及び伝動ベ
ルト付近の構造を示す全体側面図、第2図は第1図に示
す状態から屈折リンクを上方に変位操作したクラッチ切
り状態を示す側面図、第3図は走行型芝刈機の全体側面
図、第4図は従来構造のテションクラッチ構造を構造を
示す側面図、第5図は第4図に示す状来から駆動プーリ
ーが紙面反時計方向に駆動されて動力が従動プーリーに
伝達されている状態を示す側面図である。 (10)……駆動プーリー、(11)……従動プーリー、
(12)……伝動ベルト、(13a)……第1テンションプ
ーリー、(13b)……第2テンションプーリー、(15)
……バネ、(16a),(16b)……屈折リンク、(22)…
…バネ、(X)……中心線、(Z)……屈折点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆転駆動可能な駆動プーリー(10)と従
    動プーリー(11)とに亘り伝動ベルト(12)を巻回し、
    前記伝動ベルト(12)の張り側経路及び弛み側経路の各
    外側に、外張り式の一対の第1及び第2テンションプー
    リ(13a),(13b)を夫々自由接当離反自在に設けると
    共に、第1及び第2テンションプーリー(13a),(13
    b)を互いに接近付勢するバネ(15)を設け、且つ、折
    れ曲り自在な屈折リンク(16a),(16b)を第1及び第
    2テンションプーリー(13a),(13b)とに亘って架設
    して、駆動及び従動プーリー(10),(11)の両回転中
    心を結ぶ中心線(X)に沿って屈折リンク(16a),(1
    6b)の屈折点(Z)を移動操作することにより、この屈
    折リンク(16a),(16b)によって第1及び第2テンシ
    ョンプーリ(13a),(13b)を強制的に離間可能に構成
    してあテンションクラッチ構造であって、 前記屈折リンク(16a),(16b)の屈折点(Z)の前
    記中心線(X)に沿ってこの移動により引張り又は圧縮
    されて、前記屈折点(Z)を中心点(X)上に戻るよう
    に付勢する単一のバネ(22)を、屈折点(Z)に取り付
    けてあるテンションクラッチ構造。
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