JPH0867841A - 熱溶融性インク - Google Patents

熱溶融性インク

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JPH0867841A
JPH0867841A JP20484094A JP20484094A JPH0867841A JP H0867841 A JPH0867841 A JP H0867841A JP 20484094 A JP20484094 A JP 20484094A JP 20484094 A JP20484094 A JP 20484094A JP H0867841 A JPH0867841 A JP H0867841A
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acid amide
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/34Hot-melt inks

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種染料について優秀な溶解性を示し、イン
ク自体の鮮明性が向上するインク組成を提供することで
あり、更に、OHP用シートへの使用が可能な透明性を
備え、印字を行ったときプリンターヘッドの目づまりが
起こらない、ホットメルト型インクジェットに使用でき
る高性能な熱溶融性インクを提供することを目的とす
る。 【構成】 熱溶融性インクは、パラフィンワックス標準
品155(2)、エバフレックス210(4)、ダイア
ミッドL−200(6)、ニッカアマイドS(8)を、
70℃〜250℃の温度で加熱溶解し、Oil Bla
ck HBB(10)を混合する。これをディゾルバー
(12)により200〜10000RPMで攪拌混合す
る。調製された前記インク組成物(13)を東洋濾紙社
製加熱濾過装置ににより2μmのメッシュフィルター
(14)を使用して濾過を行い、最終的な熱溶融性イン
ク(16)を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に用いられる熱溶融性インクに関する。更に詳しくは
室温より高温の状態の下でインクを加熱溶融して記録が
行われる熱溶融性インクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録方式として
は、例えば、静電誘引力を利用してインクを吐出させ
る、いわゆる電界制御方式;ピエゾ素子の振動圧力を利
用してインクを吐出させる、いわゆるドロップオンデマ
ンド方式(圧力パルス方式);高熱によって気泡を形
成、成長させることによって生じる圧力を利用してイン
クを吐出させる、いわゆるサーマルインクジェット方式
等の各種方式が提案されており、これらは極めて高精細
の画面を得ることができる。
【0003】これらのインクジェット記録方式には主溶
媒として水を用いる水性インクと、主溶媒として有機溶
媒を用いる油性インクが一般に用いられている。水性イ
ンクを用いた印刷画像は、全般に、耐水性に劣っている
のに対して、油性インクは、優れた耐水性を有する印刷
画像を提供することが可能である。
【0004】しかしながら、これらの水性及び油性イン
クは、室温では液体のため、記録紙に印刷するとニジミ
が発生しやすく、かつ、十分な印刷濃度が得られず、更
に、液体であるがゆえにインクからの析出物の発生が起
こりやすく、インクジェット記録方式の信頼性を大きく
低下させる原因となる欠点を有していた。
【0005】これら従来の溶液型のインクの欠点を改良
することを目的として、常温で固体のインクを使用し
た、いわゆるホットメルト型インクジェット記録用油性
インクが提案されている。具体的には、米国特許第36
53932号明細書においては、セバシン酸ジアルキル
エステルを含有するインク、米国特許第4390369
号明細書及び特開昭58-108271号公報において
は、天然ワックスを含有するインク、特開昭59-22
973号公報においては、ステアリン酸を含有するイン
ク、特開昭61-83268号公報においては、炭素原
子数20〜24の酸またはアルコールを含み、更には、
これらと融点が相対的に高いケトンを含有するインク、
特開昭62-48774号公報においては、高い水酸基
価を有する熱硬化性樹脂と、150℃より融点を有する
固体有機溶媒と、少量の染料物質とをふくむインク、特
開昭62-112627号公報においては、色材と、室
温で固体であり、室温より高温に加熱すると液化する第
1の溶媒と、前記第1の溶媒を溶解する室温で液体でか
つ揮発性の高い第2の溶媒とからなるインク、特開昭6
2-295973号公報においては、極性基を有する合
成ワックスと前記ワックスに可溶な染料を含有するイン
ク、等が提案されている。
【0006】また、特開平2−29471号公報におい
ては、炭素数12から22の脂肪酸アミドを用いて染料
を易溶解するインク、特開平5−125316号公報に
おいては、染料溶解剤として融点80℃以上の脂肪酸及
び脂肪酸アミドを用いたインク、等が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の熱溶融性インクはインクとしての基本性能(具体的に
は色の鮮明性,用紙への接着性等)及び良好な印字品質
を充分に満足するものはなく、特にOHP(オーバーヘ
ッドプロジェクタ)用にも使用可能な透明性を有するも
のは存在しなかった。
【0008】また、従来の熱溶融性インクのビヒクル
は、充分な染料溶解性を有するものでなく、紙上で鮮明
に発色させるのに必要な量の染料を溶解できなかった。
即ち、染料溶解性が低い為に、所望の色を呈するインク
の生成に支障を来たしていた。一般に、シアン及び黒色
を呈する染料は溶け難く、鮮明な発色を行うインクの生
成が困難であった。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インクとしての基本性能と良好
な印字品質を満足し、また、OHP用のインクとしても
使用可能な透明性を備えたインクであり、且つ十分な染
料溶解性を有するビヒクルからなる、ホットメルト型イ
ンクジェット記録に最適で鮮明な色を呈する熱溶融性イ
ンクを提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の熱溶融性インクは、常温において固体であ
り、50℃〜150℃の温度に融点を持つワックスと、
樹脂と、染料と、アミド類とを含む。
【0011】尚、前記アミド類は芳香族アミドより選ば
れ、これらを少なくとも1種以上含んでいてもよい。
【0012】あるいは、前記アミド類は脂肪族アミドよ
り選ばれ、これらを少なくとも1種以上含んでいてもよ
い。更に、選出される前記アミド類は脂肪族アミドの内
の脂肪酸アミドから選ばれてもよいし、さらに望ましく
は、飽和脂肪酸アミドより選ばれたものの少なくとも1
種以上と、不飽和脂肪酸アミドより選ばれたものの少な
くとも1種以上とを含むものであるのがよい。
【0013】尚、前記アミド類は前記インク中に1〜6
0重量パーセント含まれるものでもよい。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明の熱溶融性インクに
おいて、ワックス類はインクの主材となり、熱特性及び
粘度等のインクの特性を決定するものである。樹脂は印
刷用紙への接着性の付与、あるいはインクの粘度制御、
あるいはワックスの結晶性の妨げ、更に、インクの透明
性の付与、といった働きをする。色材はインク組成に色
を付与するものである。これらの組成にアミド類を添加
することにより、各種染料について優秀な溶解性を示
し、インク自体の鮮明性が増す。
【0015】更に、これに添加するアミド類を飽和脂肪
酸アミドより選ばれたもの少なくとも1種以上と、不飽
和脂肪酸アミドより選ばれたもの少なくとも1種以上と
を含むものにすると、さらに優秀な溶解性を示すように
なり、インク自体の鮮明性が増し、これを用いて実際に
印字を行ったときプリンターヘッドの目づまりが起こら
ないようになり、ホットメルト型インクジェットに使用
できる高性能で鮮明な熱溶融性インクを提供できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0017】本発明を実施した熱溶融性インクは、融点
50〜150℃のワックス類を20〜80重量%、及び
重量平均分子量が500以上の樹脂を5〜60重量%、
及び染料溶解剤として不飽和脂肪酸アミドを1〜60重
量%及び飽和脂肪酸アミドを1〜60%、着色剤として
染料0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜8重量
%、更に好ましくは0.5〜5重量%を成分として含有
することにより成る。
【0018】本実施例のインクに用いられる融点50〜
150℃のワックスは、熱に対して安定なものを用い
る。例えば、石油ワックス(望ましくはパラフィンワッ
クスまたはマイクロクリスタリンワックス)や、植物系
ワックス(望ましくはキャンデリラワックス、カルナウ
バワックス、ライスワックス、またはホホバ固体ロウ)
や、動物系ワックス(望ましくはミツロウ、ラノリンま
たは鯨ロウ)や、鉱物系ワックス(望ましくはモンタン
ワックス)や、合成炭化水素(望ましくはフィッシャー
トロプシュワックスまたはポリエチレンワックス)や、
水素化ワックス(望ましくは硬化ヒマシ油または硬化ヒ
マシ油誘導体)や、変性ワックス(望ましくはモンタン
ワックス誘導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロ
クリスタリンワックス誘導体またはポリエチレンワック
ス誘導体)や、高級脂肪酸(望ましくはベヘン酸、ステ
アリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、またはラウリ
ン酸)や、高級アルコール(望ましくはステアリルアル
コール、またはベヘニルアルコール)や、ヒドロキシス
テアリン酸(望ましくは12−ヒドロキシステアリン酸
または12−ヒドロキシステアリン酸誘導体)や、ケト
ン(望ましくはステアロンまたはラウロン)や、アミン
(望ましくはドデシルアミン、テトラデシルアミンまた
はオクタデシルアミン)や、エステル(望ましくはステ
アリン酸メチル、ステアリン酸オクタデシル、グリセリ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル、エチレングリコール脂
肪酸エステル、またはポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル)や、重合ワックス(望ましくはα−オレフィン無水
マレイン酸共重合体ワックス)等の従来公知のワックス
のいずれかを特に限定することなく用いることができ
る。
【0019】これらのワックスは、単独で用いること
も、2種以上を混合して用いることも可能であり、ま
た、生成されるインクの熱特性を考慮すると上記インク
中に20〜80重量%の範囲で含有されることが望まし
い。即ち、ワックスの含有量が20重量%未満である
と、他の添加剤の特性が前面に出てくるためインクの融
点が高くなったり定まらなくなったりして、インクジェ
ットの吐出温度においてインクがシャープに溶けなくな
る。但し、他の添加剤を適当に選出して、それらの融点
とワックスの融点とがほぼ等しくなるように揃えて使用
した場合はその限りでない。また、含有量が80重量%
を超えるとインクとして充分な溶融粘度が出ず、印刷用
紙に付き難くなる。
【0020】前記ワックスと共にビヒクルの一成分とし
て本実施例に用いられる樹脂は、印刷用紙への接着性の
付与、あるいはインクの粘度制御、あるいはワックスの
結晶性の妨げ、更に、インクの透明性の付与、顔料の立
体障害、としての働きをする。よって、OHP用シート
への印刷用インクとしての使用が可能となる。
【0021】また、前記樹脂の分子量については、重量
平均分子量MWが、500以上500000以下である
ことが望ましい。それは、重量平均分子量MWが500
に満たない場合、その樹脂の多くは常温で液体状態をと
るものとなり、また、重量平均分子量MWが50000
0を超える場合、その樹脂は硬かったり融点が高すぎた
りするものとなり、共にホットメルトインクには使用で
きないからである。更に、生成されるインクの熱特性を
考慮すると望ましくは600以上400000以下であ
り、特にインクジェット記録に用いられるプリンターヘ
ッドの作動温度を考慮すると、最も望ましくは700以
上300000以下であることが好ましい。尚、重量平
均分子量MWは、示差屈折計を検出器としたゲル浸透ク
ロマトグラフィ−、もしくは熱伝導度計を検出器とした
昇温ガスクロマトグラフィ−により分子量分別を行い、
その結果から得られるものとする。
【0022】前記樹脂としては、油溶性樹脂が望まし
い。油溶性樹脂としては、例えば、オレフィン系樹脂
(望ましくはポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂ま
たはポリイソブチレン樹脂)や、ビニル系樹脂(望まし
くはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂,塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合樹脂または酢酸ビニル樹脂またはエチレ
ン−塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂)や、アクリル系樹脂
(望ましくはメタクリル酸エステル樹脂,ポリアクリル
酸エステル樹脂,エチレン−エチルアクリレ−ト共重合
樹脂またはエチレン−メタクリル酸共重合樹脂)や、フ
ェノ−ル樹脂や、ポリウレタン樹脂や、ポリアミド樹脂
や、ポリエステル樹脂や、ケトン樹脂や、アルキド樹脂
や、ロジン系樹脂や、水素添加ロジン樹脂や、石油樹脂
や、水素添加石油樹脂や、マレイン酸樹脂や、ブチラ−
ル樹脂や、テルペン樹脂や、水素添加テルペン樹脂や、
クロマン−インデン樹脂等が挙げられる。
【0023】また、これらの高分子材料は、単独で用い
てもよいし、2種以上混合して用いてもよく、生成され
るインクの溶融粘度を考慮すると上記インク中に樹脂は
5〜60重量%の範囲で含有されることが望ましい。即
ち、含有量が5重量%に満たないと、インクとして充分
な溶融粘度が出なかったり、透明性が得られなくなる。
また、含有量が60重量%を超えると溶融粘度が高くな
り、インクジェット記録に用いられるプリンターヘッド
の作動温度では良好なインクの突出が難しくなってしま
う。
【0024】本実施例に用いられる不飽和の脂肪酸アミ
ドは、図1の式1に構造を示すもの(式中でR1は不飽
和あるいは飽和炭化水素基を示し、R2は不飽和あるい
は飽和炭化水素基あるいは水素基を示し、R1およびR2
はどちらかが不飽和の炭化水素基であればよい)あるい
は同図 式2に構造を示すもの(式中でR1、R2、R3
不飽和あるいは飽和炭化水素基を示し、これらのうち少
なくとも1つが不飽和の炭化水素基であればよい)が好
ましく、例えば、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、
ブラシジン酸アミド、オレイルステアリン酸アミド、ス
テアリルエルカ酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミ
ド、等があげられ、具体的には、 脂肪酸アマイドON(花王(株)製) ダイアミッドL−200、ニッカアマイドOP、OS、
SE(日本化成(株)製) 等の従来公知の不飽和の脂肪酸アミドのいずれかを特に
限定することなく用いることができる。これらの不飽和
の脂肪酸アミドは単独でもしくは2種以上を混合して用
いることができる。尚、生成されるインクの染料溶解性
を充分に得るためには、前記不飽和の脂肪酸アミドが上
記インク中に1重量%以上含まれることが好ましく、一
方では、インクの可とう性を確保し、印刷文字の耐久性
及び耐擦性を保つために上記インク中に60重量%以下
で含有されることが望ましい。
【0025】本実施例に用いられる飽和の脂肪酸アミド
は、図1の式3に構造を示すもの(式中でR4は飽和の
炭化水素基を示し、R5は飽和の炭化水素基あるいは水
素基を示す)あるいは同図 式4に構造を示すもの(式
中でR4およびR5およびR6は飽和の炭化水素基を示
す)が好ましく、例えばパルミチン酸アミド、ステアリ
ン酸アミド、ミリスチン酸アミド、ラウリン酸アミド、
ベヘン酸アミド、ステアリルステアリン酸アミド、ベヘ
ニルベヘン酸アミド、等があげられ、具体的には、 脂肪酸アマイドS(花王(株)製) ニッカアマイドS(日本化成(株)製) 等の従来公知の飽和の脂肪酸アミドのいずれかを特に限
定することなく用いることができる。これらの飽和の脂
肪酸アミドは単独でもしくは2種以上を混合して用いる
ことができ、前記の不飽和の脂肪酸アミドと同様な理由
から上記インク中に1〜60重量%の範囲で含有される
ことが望ましい。
【0026】尚、不飽和脂肪酸アミドと飽和脂肪酸アミ
ドを各々単体で比較してみると、その染料溶解性は、一
般に、不飽和脂肪酸アミドの方が高いようである。しか
し、不飽和脂肪酸アミドと飽和脂肪酸アミドとを混合し
たものを染料溶解剤として用いると、各々単体で使用し
たときの染料溶解度数の合計よりも、混合して使用した
ときの方が相乗効果的に染料の溶解度数が高くなる。よ
って、今回の実施例1及び2では不飽和脂肪酸アミドか
ら1種、飽和脂肪酸アミドから1種を各々選んで使用し
ている。尚、当然、充分な染料溶解性が得られるのであ
れば、本発明においてアミド類は不飽和脂肪酸アミドも
しくは飽和脂肪酸アミドの一方を単体で使用しても構わ
ない。
【0027】本実施例で使用する色材としては、従来か
ら油性インク組成物に用いられている染料であればどれ
でも使用可能であるが、アゾ染料、ジスアゾ染料、金属
錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、イン
ジゴ染料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、シア
ニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、
ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、キサンテン染
料、フタロシアニン染料、金属フタロシアニン染料、等
の油溶性染料が好ましく、これらの染料は、組み合わせ
て使用することも可能である。これらは上記インク中に
0.1〜10重量%、インクの発色性を考慮すると好ま
しくは0.5〜5重量%含有される。また、プリンター
の動作時の熱変化でインクから染料の析出しない保障と
して、更に好ましくは0.5〜3重量%とするのがよ
い。
【0028】但し、本発明の主旨としては、前記アミド
類の含有率を調整することで染料溶解度を向上させ、染
料の含有率が少々高くとも前述の熱変化等で染料が析出
することが無いように設定されるものである。そして、
従来において溶解度の制限により達成できなかった種類
の色(例えば、シアンや黒)を呈するインクを生成可能
にするものである。よって、染料の種類によっては上記
した範囲に適合しない場合も有り得る。
【0029】〈実施例1〉実施例1におけるビヒクルと
しての常温固体ワックスは、パラフィンワックス(パラ
フィンワックス標準品155、日本精蝋社製)、樹脂と
してはエチレン酢酸ビニル共重合体(エバフレックス2
10、三井ポリケミカル社製)、不飽和脂肪酸アミドと
してはエルカ酸アミド(ダイアミッドL−200、日本
化成社製)飽和脂肪酸アミドとしてはN−ステアリルス
テアリン酸アミド(ニッカアマイドS、日本化成社
製)、染料は油溶性染料C.I.Soluvent b
lack3(Oil Black HBB、オリエント
社製)である。
【0030】 インク処方 パラフィンワックス標準品155 70重量% エバフレックス210 10重量% ダイアミッドL−200 8重量% ニッカアマイドS 10重量% Oil Black HBB 2重量%。
【0031】上記熱溶融性インクは、図2に示すような
手順で製造することが出来る。
【0032】パラフィンワックス標準品155(2)、
エバフレックス210(4)、ダイアミッドL−200
(6)、ニッカアマイドS(8)を、70℃〜250
℃、好ましくは100℃〜200℃程度の温度で加熱溶
解し、Oil Black HBB(10)を混合す
る。これをディゾルバー(12)により200〜100
00RPM、好ましくは500〜5000RPMで攪拌
混合する。調製された前記インク組成物(13)を東洋
濾紙社製加熱濾過装置ににより2μmのメッシュフィル
ター(14)を使用して濾過を行い、最終的な熱溶融性
インク(16)を得る。
【0033】調製された前記組成物(16)を130℃
に熱したスライドグラス上に2〜3滴のせて溶融させ、
その上にカバ−グラスをおいて軽く押え、これをニコン
社製顕微鏡”XF−UNR”にて透過光による観察を行
った結果、粒子は確認できなかった。従って、Oil
Black HBBはインク組成中に完全に溶解してい
ることが確認された。
【0034】上記のインクをインクジェットプリンター
に搭載し、印刷を行うとプリンターヘッドの目づまりが
なく、記録紙上で鮮明な黒色の印字が得られた。
【0035】〈実施例2〉実施例2におけるビヒクルと
しての常温固体ワックスは、マイクロクリスタリンワッ
クス(Hi−Mic2065、日本精蝋社製)、樹脂と
しては水添石油樹脂(アルコンP−90、荒川化学工業
社製)、不飽和脂肪酸アミドとしてはN−ステアリルエ
ルカ酸アミド(ニッカアマイドSE、日本化成社製)飽
和脂肪酸アミドとしてはステアリン酸アミド(脂肪酸ア
マイドS、花王社製)、染料は油溶性染料C.I.So
livent Blue 70(Neopen Blu
e808、BASF社製)である。
【0036】 インク処方 Hi−Mic2065 30重量% アルコンP−90 53重量% ニッカアマイドSE 8重量% 脂肪酸アマイドS 7重量% Neopen Blue 808 2重量%。
【0037】上記熱溶融性インクは、実施例1と同様な
手順で製造することが出来る。
【0038】前記Hi−Mic2065、アルコンP−
90、ニッカアマイドSE、脂肪酸アマイドSを、70
℃〜250℃、好ましくは100℃〜200℃程度の温
度で加熱溶解し、Neopen Blue 808を混
合する。これを前述ディゾルバーにより200〜100
00RPM、好ましくは500〜5000RPMで攪拌
混合する。調整された前記インク組成物を東洋濾紙社製
加熱濾過装置ににより2μmのメッシュフィルターを使
用して濾過を行い、最終的な熱溶融性インクを得る。
【0039】調製された前記組成物を120℃に熱した
スライドグラス上に2〜3滴のせて溶融させ、その上に
カバ−グラスをおいて軽く押え、これをニコン社製顕微
鏡”XF−UNR”にて透過光による観察を行った結
果、粒子は確認できなかった。従って、Neopen
Blue 808はインク組成中に完全に溶解している
ことが確認された。
【0040】上記のインクをインクジェットプリンター
に搭載し、印刷を行うとプリンターヘッドの目づまりが
なく、記録紙上で鮮明な黒色の印字が得られた。
【0041】〈比較例1〉比較例1におけるインク組成
は以下のようなものである。
【0042】 インク処方 パラフィンワックス標準品155 88重量% エバフレックス210 10重量% Oil Black HBB 2重量%。
【0043】上記の比較例1のホットメルトインクは以
下のような方法で調整することができる。
【0044】パラフィンワックス標準品155、エバフ
レックス210を、70℃〜250℃、好ましくは10
0℃〜200℃程度の温度で加熱溶解し、Oil Bl
ack HBBを混合する。これを前述ディゾルバーに
より200〜10000RPM、好ましくは500〜5
000RPMで攪拌混合する。調整された前記インク組
成物を前述東洋濾紙社製加熱濾過装置ににより2μmの
メッシュフィルターを使用して濾過を行い、最終的な熱
溶融性インクを得る。
【0045】調製された前記組成物を120℃に熱した
スライドグラス上に2〜3滴のせて溶融させ、その上に
カバ−グラスをおいて軽く押え、これを前述ニコン社製
顕微鏡”XF−UNR”にて透過光による観察を行った
結果、濾過後、析出してきたと思われる10μm以上の
粗大粒子が確認できた。従って、比較例1の組成ではO
il Black HBBはインク組成中に充分に溶解
性がないことが確認された。
【0046】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の熱溶融性インクにおいて、ワックス類はインクの
主材となり、熱特性及び粘度等インクの特性を決定する
ものである。樹脂は印刷用紙への接着性の付与、あるい
はインクの粘度制御、あるいはワックスの結晶性の妨
げ、更に、インクの透明性の付与、といった働きをす
る。色材はインク組成に色を付与するものである。これ
らの組成にアミド類を添加することにより、各種染料に
ついて優秀な溶解性を示し、インク自体の鮮明性が増
す。よって、従来達成できなかった種類の発色を行うイ
ンクの生成を可能にし、インクのヴァリエーションを拡
大することができる。
【0047】更に、これに添加するアミド類を飽和脂肪
酸アミドより選ばれたもの少なくとも1種以上と、不飽
和脂肪酸アミドより選ばれたもの少なくとも1種以上と
を含むものにすると、さらに優秀な溶解性を示すように
なり、インク自体の鮮明性が増し、これを用いて実際に
印字を行ったときプリンターヘッドの目づまりが起こら
ないようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における望ましいアミドワック
スの構造式を示す式である。
【図2】本発明の実施例におけるインク製造方法を示す
図である。
【符号の説明】
2 パラフィンワックス (ワッ
クス) 4 エチレン酢酸ビニル共重合体
(樹脂) 6 エルカ酸アミド (不飽和脂肪酸ア
ミド) 8 N−ステアリルステアリン酸アミド(飽和脂肪酸ア
ミド) 10 Oil Black HBB (脂肪酸ア
ミド)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温より高温の状態の下でインクを加熱
    溶融して記録が行われるホットメルト型インクジェット
    記録装置に用いられる熱溶融性インクにおいて、 常温において固体のインクであって、50℃〜150℃
    の温度に融点を持つワックスと、樹脂と、染料と、アミ
    ド類とを含むことを特徴とする熱溶融性インク。
  2. 【請求項2】 前記アミド類が芳香族アミドより選ば
    れ、これらを少なくとも1種以上含むことを特徴とする
    請求項1に記載の熱溶融性インク。
  3. 【請求項3】 前記アミド類が脂肪族アミドより選ば
    れ、これらを少なくとも1種以上含むことを特徴とする
    請求項1に記載の熱溶融性インク。
  4. 【請求項4】 前記アミド類が脂肪酸アミドより選ば
    れ、これらを少なくとも1種以上含むことを特徴とする
    請求項3に記載の熱溶融性インク。
  5. 【請求項5】 前記アミド類が飽和脂肪酸アミドより選
    ばれたものの少なくとも1種以上と、不飽和脂肪酸アミ
    ドより選ばれたものの少なくとも1種以上とを含むこと
    を特徴とする請求項4に記載の熱溶融性インク。
  6. 【請求項6】 前記アミド類は前記インク中に1〜60
    重量パーセント含まれることを特徴とする請求項1に記
    載の熱溶融性インク。
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