JPH10279865A - ホットメルト型固体カラーインクジェット記録方法 - Google Patents

ホットメルト型固体カラーインクジェット記録方法

Info

Publication number
JPH10279865A
JPH10279865A JP9451097A JP9451097A JPH10279865A JP H10279865 A JPH10279865 A JP H10279865A JP 9451097 A JP9451097 A JP 9451097A JP 9451097 A JP9451097 A JP 9451097A JP H10279865 A JPH10279865 A JP H10279865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
wax
hot melt
yellow
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9451097A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomichi Kobayashi
直道 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP9451097A priority Critical patent/JPH10279865A/ja
Priority to US09/048,318 priority patent/US6166104A/en
Priority to EP19980302460 priority patent/EP0869161A3/en
Publication of JPH10279865A publication Critical patent/JPH10279865A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/34Hot-melt inks
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーホットメルト型固体インクを常温より
も高い温度に加熱溶融して記録する際に、色再現性に優
れた画像を得ることができるカラーインクジェット記録
方法を提供する。 【解決手段】 少なくともイエロー、マゼンタ及びシア
ンの色材を使用し、各々の色材にポリアミド樹脂及びワ
ックスを混合して構成したホットメルト型固体インクを
吐出させて記録するカラーインクジェット記録方法であ
って、イエロー及びマゼンタのホットメルト型固体イン
クとして、それぞれ、1−アルケン・無水マレイン酸共
重合物を含有したものを用いることを特徴とするカラー
インクジェット記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーホットメル
ト型固体インクを用いたカラーインクジェット記録方法
に関する。更に詳しく言えば、本発明は、カラーホット
メルト型固体インクを常温よりも高い温度に加熱溶融し
て記録する際に、色再現性に優れた画像を得ることがで
きるカラーインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録方式には主溶
媒として水を用いる水性インクと、主溶媒として有機溶
媒を用いる油性インクが一般に用いられている。水性イ
ンクを用いた印刷画像は、全般に、耐水性に劣っている
のに対して、油性インクは、優れた耐水性を有する印刷
画像を提供することが可能である。
【0003】しかしながら、これらの水性及び油性イン
クは、室温では液体であり、記録紙に印刷すると急速に
浸透するためにニジミが発生しやすく、十分な印刷濃度
が得られにくかった。更に、インクが常時液体であるが
ゆえに、貯蔵時にインクから染料の凝集体等の析出物が
発生しやすく、この析出物がインクの流路や吐出口を塞
ぐ等してインクジェット記録方式の信頼性を大きく低下
させる原因となっていた。
【0004】これら従来の溶液型のインクの欠点を改良
することを目的として、常温で固体であり、加熱により
溶融するインクを使用した、いわゆるホットメルト型イ
ンクジェット記録用油性インクが提案されている。具体
的には、米国特許第3653932号明細書において
は、セバシン酸ジアルキルエステルを含有するインク、
米国特許第4390369号明細書及び特開昭58−1
08271号公報においては、天然ワックスを含有する
インク、特開昭59−22973号公報においては、ス
テアリン酸を含有するインク、特開昭61−83268
号公報においては、炭素原子数20〜24の酸またはア
ルコールを含み、さらには、これらと融点が相対的に高
いケトンを含有するインク、特開昭62−48774号
公報においては、高い水酸基価を有する熱硬化性樹脂
と、150℃よりも高い融点を有する固体有機溶媒と、
少量の染料物質とを含むインク、特開昭62−1126
27号公報においては、色材と、室温で固体であり、室
温より高温に加熱すると液化する第1の溶媒と、該第1
の溶媒を溶解する室温で液体でかつ揮発性の高い第2の
溶媒とからなるインク、特開昭62−295973号公
報においては、極性基を有する合成ワックスと該ワック
スに可溶な染料とを含有するインク、等が提案されてい
る。
【0005】これらのホットメルト型固体インクは、カ
ラーインクジェット記録装置に搭載され、加熱により液
状にされ、液状のまま吐出機構より吐出されて印刷媒体
上に印字、印刷される。しかし、従来のカラーホットメ
ルト型固体インクを用いたカラーインクジェット記録方
法は、発色性能が低く、色再現性に優れたカラー画像を
得ることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カラーイン
クジェットプリンター用ホットメルト型固体カラーイン
クとしての基本性能と良好な印字品質を備え、更に色再
現性に優れたカラー画像を得ることができるカラーイン
クジェット記録方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくともイエロー、マゼンタ及びシア
ンの色材を使用し、各々の色材にポリアミド樹脂及びワ
ックスを混合して構成したホットメルト型固体インクを
吐出させて記録するカラーインクジェット記録方法であ
って、イエロー及びマゼンタのホットメルト型固体イン
クとして、それぞれ、1−アルケン・無水マレイン酸共
重合物を含有したものを用いることを特徴とする。1−
アルケン・無水マレイン酸共重合物は、前記イエロー及
びマゼンタのホットメルト型固体インクの少なくとも一
方に含まれればよい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において用いるポリアミド
樹脂は、アミンと酸とを縮重合して得られるものであ
り、アミンとしては、例えば、ヘキサメチレンジアミン
等を用いることができ、酸としては、例えば、アジピン
酸、セバシン酸、無水トリメリット酸、ダイマー酸等を
用いることができ、更に、アミンと酸とを両方有するも
のとして、11−アミノウンデカン酸、12−アミノド
デカン酸等があり、これらを組み合わせることにより、
所望の特性(アミン価、酸価)のポリアミド樹脂を調整
することができる。本発明において用いることができる
市販のポリアミド樹脂の具体例としては、例えば下記を
挙げることができる:トーマイド90、トーマイド9
2、トーマイド391、トーマイド394、トーマイド
394N、トーマイド395、トーマイド397、トー
マイド509、トーマイド535、トーマイド558、
トーマイド560、トーマイド575、トーマイド13
10、トーマイド1350(以上、富士化成社製)、ポ
リマイドS−40HA、ポリマイドS−40E、ポリマ
イドS−150、ポリマイドS−52、ポリマイドS−
185、ポリマイドS−1510、ポリマイドS−15
25、ポリマイドS−1635、ポリマイドS−196
2、ポリマイドS−2007、ポリマイドS−2153
(以上、三洋化成社製)、バーサミド335、バーサミ
ド725、バーサミド744、バーサミド756、バー
サミド930、バーサミド940(以上、ヘンケル白水
社製)、等。本発明においては、これらを単独で用いて
も或は二種又はそれ以上の混合物で用いてもよい。
【0009】本発明において、ポリアミド樹脂は、イン
クの全重量を基準にして、ポリアミド樹脂の合計が5〜
50重量%の範囲になるような量で用いる。インク中の
ポリアミド樹脂の含有量が5重量%よりも少ないと、イ
ンクジェット記録方式で吐出させるのに十分な溶融粘度
が得られないばかりでなく、またインクの透明性や印刷
媒体への接着性も得られない。他方、インク中のポリア
ミド樹脂の含有量が50重量%よりも多くなると、イン
クの溶融粘度が高くなり過ぎるために、インクジェット
記録に用いられるプリンターヘッドの作動温度での良好
なインクの吐出が困難になると共に、紙等に付着させた
際のインクの紙への染み込みが悪くなり、印字表面を手
等で擦るとインクが紙等から剥れる等して、良好な印字
品質を保持することができない。従って、ポリアミド樹
脂は、その合計がインク中に10〜30重量%の範囲で
含有されるの好ましい。
【0010】本発明において、ワックスとしては、融点
50℃〜200℃を有し、熱に対して安定なものを用い
る。具体的には、石油ワックス、望ましくはパラフィン
ワックスまたはマイクロクリスタリンワックスや、植物
系ワックス、望ましくはキャンデリラワックス、カルナ
ウバワックス、ライスワックス、またはホホバ固体ロウ
や、動物系ワックス、望ましくはミツロウ、ラノリンま
たは鯨ロウや、鉱物系ワックス、望ましくはモンタンワ
ックスや、合成炭化水素、望ましくはフィッシャートロ
プシュワックスまたはポリエチレンワックスや、水素化
ワックス、望ましくは硬化ヒマシ油または硬化ヒマシ油
誘導体や、変性ワックス、望ましくはモンタンワックス
誘導体、パラフィンワックス誘導体、マイクロクリスタ
リンワックス誘導体またはポリエチレンワックス誘導体
や、高級脂肪酸など油脂系合成ワックス、望ましくはベ
ヘン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、
またはラウリン酸や、ケトンワックス、望ましくはジス
テアリルケトンや、高級アルコール、望ましくはステア
リルアルコール、またはベヘニルアルコールや、ヒドロ
キシステアリン酸、望ましくは12−ヒドロキシステア
リン酸または12−ヒドロキシステアリン酸誘導体、脂
肪酸アミドとしてラウリン酸アミド、ステアリン酸アミ
ド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸
アミド、ステアリン酸エステルアミド、パルミチン酸ア
ミド、ベヘン酸アミド、ブラシジン酸アミド、N−オレ
イルステアリン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸
アミド、N−オレイルパルミチン酸アミド、N−ステア
リルエルカ酸アミドなどが挙げられる。また、ケトン、
望ましくはステアロンまたはラウロンや、アミン、望ま
しくはドデシルアミン、テトラデシルアミンまたはオク
タデシルアミンや、エステル、望ましくはステアリン酸
メチル、ステアリン酸オクタデシル、グリセリン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エス
テル、またはポリオキシエチレン脂肪酸エステルや、重
合ワックス、等の従来公知のワックスのいずれかを特に
限定することなく用いることができる。これらのワック
ス類は単独でもしくは二種以上を混合して用いることが
できる。
【0011】上記したワックスは、インクの全重量を基
準にして、ワックスの合計が20〜90重量%の範囲に
なるような量で用いる。インク中のワックスの含有量が
20重量%よりも少ないと、インクに十分に透明性が付
与されず、他の添加剤の特性が現われてくるためにイン
クの融点が高くなったり定まらなくなったりして、イン
クジェットの吐出温度においてインクがシャープに溶け
なくなる。また、含有量が90重量%よりも多いと、イ
ンクとして機能するのに十分な溶融粘度が得られず、印
刷用紙に付着しがたくなる。
【0012】本発明のカラーインクジェット記録方法で
は、色材として少なくともイエロー、マゼンタ及びシア
ンを使用する。これらは、常温において固体であり、加
熱溶融により液状にして用いる。イエロー及びマゼンタ
を含むカラーホットメルト型固体インクの少なくとも一
方は、1−アルケン・無水マレイン酸共重合物を、イン
クの全重量に対して1〜30重量%含有する。
【0013】本発明で使用する色材としては、従来から
油性インク組成物に用いられている染料及び顔料のいず
れでも使用可能である。顔料は、有機又は無機を問わず
印刷の技術分野で一般に用いられているものを用いるこ
とができる。具体的には、例えばカーボンブラック、カ
ドミウムレッド、モリブデンレッド、クロムイエロー、
カドミウムイエロー、チタンイエロー、酸化クロム、ビ
リジアン、チタンコバルトグリーン、ウルトラマリンブ
ルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔
料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソ
インドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔
料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、チオインジゴ系
顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料、等の従来公
知の顔料を、一次粒子の大きさが10〜100nmの範
囲のものであれば、特に限定することなく用いることが
できる。これらの顔料は、組み合わせて使用することも
可能である。染料は、従来から油性インク組成物に用い
られている染料のいずれでも使用可能であるが、アゾ染
料、ジスアゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、ア
ントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、
キノンイミン染料、シアニン染料、キノリン染料、ニト
ロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノ
ン染料、キサンテン染料、フタロシアニン染料、金属フ
タロシアニン染料、等の油溶性染料が好ましい。これら
の染料は、組み合わせて使用することも可能である。本
発明では、色材として、染料及び顔料が共に使用可能で
あるが、熱安定性、他ビヒクルとの溶解性に優れた溶解
性染料を使用するのが望ましい。これらの色材は、イン
クが十分な発色能力を有するためには、インク中に0.
1〜10重量%含有するのが良く、プリンターにより印
字する際の発色能力を考慮すると0.5〜8重量%含有
するのが好ましく、更にプリンター動作時の熱変化でイ
ンクから染料が析出しない、及び顔料が凝集しない保証
として、1〜5重量%含有するのが一層好ましい。
【0014】更に、本発明において色再現性とは、例え
ば、色相と彩度とで表わすことができる。具体的に数値
では、L*** という単位で表わすことができ、L
* は明度、a** で色相と彩度とを表わすことができ
る。一般的に色再現性が良いとは、a* とb* とから求
められる彩度√(a*2+b*2)の値が大きい程良いとさ
れる。
【0015】本発明において用いることができる1−ア
ルケン・無水マレイン酸共重合物としては、例えば下記
を挙げることができる:PA−30(三菱化学社製)、
Powax(日本石油社製)、等。本発明においては、
これらを単独で用いても或は二種又はそれ以上の混合物
で用いてもよい。本発明においては、1−アルケン・無
水マレイン酸共重合物は、インクの全重量を基準にし
て、1−アルケン・無水マレイン酸共重合物の合計が1
〜30重量%の範囲になるような量で用いる。インク中
の1−アルケン・無水マレイン酸共重合物の含有量が1
重量%よりも少ないと、十分な色再現性が達成されず、
一方30重量%よりも多いと、粘度が上昇し、透明性が
悪くなる等して、インクとしての特性を満足させること
ができなくなる。
【0016】上記した本発明において用いるビヒクル、
またその他のビヒクルや添加剤等を用いる場合には、そ
れらはすべて常温において固体であるので、本発明のホ
ットメルト型固体インクを調製するにあたり、それらを
すべて溶融温度よりも高い温度において溶融し、良く混
合して均一に分散させることが必要であり、かかる目的
を達成することができるならば、本発明のホットメルト
型固体インクを調製する手段は、何ら限定されず、任意
の手段を用いてよい。本発明のホットメルト型固体イン
クを製造する手順を下記に説明する。本発明において用
いるビヒクルの各々を上記した割合で、またその他のビ
ヒクルや添加剤等を用いる場合には、それらを本発明の
ホットメルト型固体インクの性能を損なわない範囲内の
割合で容器中に装填し、ビヒクル、用いる場合には添加
剤等の溶融温度の内の最も高い溶融温度よりも高い温
度、通常70°〜250℃、好ましくは100°〜20
0℃程度の温度おいて加熱溶融し、次いで色材を装填す
る。ビヒクル、用いる場合には添加剤等が溶融された
ら、攪拌器を、均一な混合物を得るのに十分な回転速度
及び時間、通常200〜10,000RPM、好ましく
は500〜5,000RPMで、通常数十分〜数時間、
好ましくは1〜2時間程回転させて混合物を十分に攪拌
混合する。攪拌混合は、混合物を1滴スライドグラス上
に取り、光学顕微鏡(200倍程度)にて凝集物がない
ことを確認するまで行う。攪拌混合を終了した後に、得
られた混合物を溶融状態でろ過装置にかけてろ過を行
い、不均一物質をろ別し、フィルターを通過した物質を
最終のホットメルト型固体インクとして得る。
【0017】
【実施例】以下に本発明を例示するために、具体例を挙
げる。 実施例1 ポリアミド樹脂としてバーサミド335(ヘンケル白水
社製)、1−アルケン・無水マレイン酸共重合物として
ダイヤカルナPA30(三菱化学社製)、ワックスとし
てステアリン酸アマイドワックス(アマイドAP−1、
日本化成社製)及びケトンワックス(T−1、花王石鹸
社製)を下記の量で装置に装填し、温度130℃で加熱
溶解し、次いで色材として、油溶性染料イエローC.
I.Soluvent Yellow 162(Neo
pen Yellow 075、BASF社製)を装填
した。これをディゾルバーにより1,000RPMで1
時間程撹拌混合した。混合物を1滴スライドグラス上に
取り、光学顕微鏡(200倍)にて凝集物がないことを
確認した。得られた混合物を東洋ろ紙社製加熱ろ過装置
により0.8μmのガラスファイバーフィルターGA2
00(東洋ろ紙社(株)製)を使用してろ過を行い、フ
ィルターを通過した混合物をホットメルト型固体インク
として得た。
【0018】 バーサミド335 32重量部 ダイヤカルナPA30L 10重量部 アマイドAP−1 13重量部 T−1 43重量部 Neopen Yellow 075 2重量部
【0019】実施例2 色材のイエローとしてのSoluvent Yello
w 162に代えてマゼンタとしてのSoluvent
Red 49を用いた外は、実施例1に記載するのと
同じ成分を同じ量で用い、かつ実施例1に記載する手順
と同じ手順に従って、ホットメルト型固体インクを得
た。
【0020】実施例3 ポリアミド樹脂としてバーサミド335(ヘンケル白水
社製)、ワックスとしてステアリン酸アマイドワックス
(アマイドAP−1、日本化成社製)及びケトンワック
ス(T−1、花王石鹸社製)及び色材として油溶性染料
ブルーC.I.Soluvent Blue 70を下
記の量で用いて、実施例1に記載する手順と同じ手順に
従って、ホットメルト型固体インクを得た。
【0021】 バーサミド335 37重量部 アマイドAP−1 13重量部 T−1 48重量部 Soluvent Blue 70 2重量部
【0022】比較例1 色材のイエローとしてのSoluvent Yello
w 162に代えてブルーとしてのSoluvent
Blue 70をを用いた外は、実施例1に記載するの
と同じ成分を同じ量で用い、かつ実施例1に記載する手
順と同じ手順に従って、ホットメルト型固体インクを得
た。
【0023】実施例1、2、3及び比較例1で得られた
ホットメルト型固体インクを110℃に熱したホットプ
レート上で溶融させ、OHP(オーバヘッドプロジェク
タ)用シート(PP−2500、住友3M社製)上に巻
線ロッド(巻線径0.9mm)によりコートし、スガ試
験器製測色計によって測色し、L*** を求めた。
更にa** から彩度を求め、得られた結果を表1に示
す。
【0024】
【表1】
【0025】表1から、実施例1〜3で得られたホット
メルト型固体インクは、比較例1で得られたホットメル
ト型固体インクに比べて彩度が高いことが分かる。
【0026】
【発明の効果】本発明のカラーインクジェット記録方法
により、色再現性に優れた画像を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともイエロー、マゼンタ及びシア
    ンの色材を使用し、各々の色材にポリアミド樹脂及びワ
    ックスを混合して構成したホットメルト型固体インクを
    吐出させて記録するカラーインクジェット記録方法であ
    って、 イエロー及びマゼンタのホットメルト型固体インクとし
    て、それぞれ、1−アルケン・無水マレイン酸共重合物
    を含有したものを用いることを特徴とするカラーインク
    ジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 前記イエロー及びマゼンタのホットメル
    ト型固体インクの少なくとも一方は、1−アルケン・無
    水マレイン酸共重合物を、インクの全重量に対して1〜
    30重量%含有することを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記イエロー、マゼンタ及びシアンのホ
    ットメルト型固体インクの内の少なくとも一つは、イン
    クの全重量を基準にして、ポリアミド樹脂が5〜50重
    量%、ワックスが20〜90重量%、色材が0.1〜1
    0重量%の量で存在することを特徴とする請求項1又は
    2の方法。
JP9451097A 1997-03-31 1997-03-31 ホットメルト型固体カラーインクジェット記録方法 Withdrawn JPH10279865A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9451097A JPH10279865A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 ホットメルト型固体カラーインクジェット記録方法
US09/048,318 US6166104A (en) 1997-03-31 1998-03-26 Hot-melt color ink-jet recording process
EP19980302460 EP0869161A3 (en) 1997-03-31 1998-03-30 Hot-melt color ink-jet recording process

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9451097A JPH10279865A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 ホットメルト型固体カラーインクジェット記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10279865A true JPH10279865A (ja) 1998-10-20

Family

ID=14112327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9451097A Withdrawn JPH10279865A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 ホットメルト型固体カラーインクジェット記録方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6166104A (ja)
EP (1) EP0869161A3 (ja)
JP (1) JPH10279865A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095104A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Xerox Corp 蛍光性相変化インク

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6132665A (en) * 1999-02-25 2000-10-17 3D Systems, Inc. Compositions and methods for selective deposition modeling
US6133353A (en) 1999-11-11 2000-10-17 3D Systems, Inc. Phase change solid imaging material
US6395811B1 (en) 1999-11-11 2002-05-28 3D Systems, Inc. Phase change solid imaging material
JP2003026963A (ja) * 2001-07-11 2003-01-29 Seiren Co Ltd ホットメルトインク組成物及びそれによる記録物
US6713125B1 (en) 2002-03-13 2004-03-30 3D Systems, Inc. Infiltration of three-dimensional objects formed by solid freeform fabrication
US7041163B2 (en) * 2003-03-28 2006-05-09 E.I. Du Pont De Nemours And Company Non-aqueous inkjet ink set
US8544998B2 (en) 2010-12-16 2013-10-01 Xerox Corporation Solid inks containing ketone waxes and branched amides
US8980406B2 (en) 2012-08-28 2015-03-17 3D Systems, Inc. Color stable inks and applications thereof
US9657186B2 (en) 2012-09-13 2017-05-23 3D Systems, Inc. Opaque inks and applications thereof

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE755392A (fr) * 1969-08-28 1971-02-01 Teletype Corp Encre et appareil d'impression electrostatique
US4469543A (en) * 1978-11-29 1984-09-04 Allied Corporation Lamination of highly reinforced thermoplastic composites
US4390369A (en) * 1981-12-17 1983-06-28 Exxon Research And Engineering Co. Natural wax-containing ink jet inks
US5592204A (en) * 1981-12-17 1997-01-07 Dataproducts Corporation Hot melt impulse ink jet ink with dispersed solid pigment in a hot melt vehicle
US4659383A (en) * 1981-12-17 1987-04-21 Exxon Printing Systems, Inc. High molecular weight, hot melt impulse ink jet ink
CA1193090A (en) * 1982-07-01 1985-09-10 An-Chung R. Lin Stearic acid-containing ink jet inks
US4636258A (en) * 1984-08-21 1987-01-13 Seiko Epson Kabushiki Kaisha Ink for thermal transfer printing
US4820346A (en) * 1985-06-25 1989-04-11 Howtek, Inc. Ink jet printer ink
DE3671460D1 (de) * 1985-06-25 1990-06-28 Howtek Inc Tinte fuer den tintenstrahldruck.
JPS62295973A (ja) * 1985-08-01 1987-12-23 Seiko Epson Corp プリンタ用インク
JPS62112627A (ja) * 1985-11-11 1987-05-23 Dainippon Ink & Chem Inc ビニルエステル・エチレン系共重合体
EP0357363A3 (en) * 1988-08-30 1990-09-05 Seiko Epson Corporation Thermal transfer ink and thermal recording medium
JPH02238992A (ja) * 1989-03-13 1990-09-21 Seiko Epson Corp 熱転写記録媒体
US5397388A (en) * 1993-02-05 1995-03-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Hot melt ink for ink jet printers
JPH07278477A (ja) * 1994-04-11 1995-10-24 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ用ホットメルトインク
JPH07316479A (ja) * 1994-05-26 1995-12-05 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ用ホットメルトインク
JP3000852B2 (ja) * 1994-06-22 2000-01-17 ブラザー工業株式会社 熱溶融性インク
JP3052743B2 (ja) * 1994-08-30 2000-06-19 ブラザー工業株式会社 熱溶融性インク
JP3404546B2 (ja) * 1995-03-23 2003-05-12 大日本塗料株式会社 金型内被覆方法
JPH08283634A (ja) * 1995-04-12 1996-10-29 Brother Ind Ltd 熱溶融性インク
JPH08295836A (ja) * 1995-04-25 1996-11-12 Brother Ind Ltd 熱溶融性インク
JPH10316914A (ja) * 1997-05-15 1998-12-02 Brother Ind Ltd 熱溶融固体インク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095104A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Xerox Corp 蛍光性相変化インク

Also Published As

Publication number Publication date
EP0869161A3 (en) 1999-08-11
EP0869161A2 (en) 1998-10-07
US6166104A (en) 2000-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6022910A (en) Hot-melt solid ink composition
US5922114A (en) Hot-melt ink composition
US5405438A (en) Hot melt ink for ink jet printers
JPH07278477A (ja) インクジェットプリンタ用ホットメルトインク
JPH07331147A (ja) 記録用インク
JPH08295836A (ja) 熱溶融性インク
US5954865A (en) Hot-melt ink composition
US5560765A (en) Hot-melt type ink composition comprising wax and amide(s)
US6235098B1 (en) Hot-melt ink compositions for ink-jet printing
JPH10279865A (ja) ホットメルト型固体カラーインクジェット記録方法
JPH10316914A (ja) 熱溶融固体インク
JPH09194779A (ja) ホットメルト型インクジェット用インク組成物
JP2000290555A (ja) インクジェット用ホットメルト型インク組成物
JP4161034B2 (ja) 水性顔料分散体の製造方法
JPH10316912A (ja) 熱溶融固体インク
JPH10279864A (ja) ホットメルト型固体インク
JPH10279863A (ja) ホットメルト型固体インク
JPH0391572A (ja) ホットメルト型インクジェット記録用油性インク
JP3308414B2 (ja) 水性インキ組成物
US6121345A (en) Hot-melt ink
JP2000273371A (ja) インクジェット用ホットメルト型顔料インク組成物
JP3731630B2 (ja) インクジェット用ホットメルト型インク組成物
JPH10279866A (ja) ホットメルト型固体インク
JP6242148B2 (ja) 固体赤色インク配合物
JP2000256597A (ja) 透明性インク

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601