JPH086775B2 - 緩衝器の潤滑油供給構造 - Google Patents

緩衝器の潤滑油供給構造

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JPH086775B2
JPH086775B2 JP15571786A JP15571786A JPH086775B2 JP H086775 B2 JPH086775 B2 JP H086775B2 JP 15571786 A JP15571786 A JP 15571786A JP 15571786 A JP15571786 A JP 15571786A JP H086775 B2 JPH086775 B2 JP H086775B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/3278Details for lubrication

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用緩衝器の摺動部に潤滑油を供給する緩
衝器自体の構造に関する。
(従来の技術) 減衰力発生用の作動油中への気体の混入等を防止する
とともに、適正な特性をもつ作動油を選択する等の理由
により、減衰力発生用の作動油と摺動用の潤滑油とを分
離したタイプの緩衝器が知られている。
斯るタイプの緩衝器にあっては、緩衝器の底部に潤滑
油の溜り部を形成し、この溜り部内の潤滑油をインナー
チューブ等の内周面を伝わらせてブッシュ等の摺動部ま
で供給するようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来の緩衝器において、潤滑油を摺動部に供
給するのは、緩衝器の振動によって生じる潤滑油の跳ね
上げ或いは潤滑油自体の滲み等によって行っているた
め、摺動部への潤滑油の供給が不足しがちとなる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本発明は、アウターチューブ
内に摺動自在に挿入されるインナーチューブの内側にス
リーブを配設し、インナーチューブとスリーブとの間に
環状の潤滑油供給油路を形成し、この油路と緩衝器底部
の潤滑油溜り部及びアウターチューブとインナーチュー
ブとの間の潤滑室とを連通し、更にインナーチューブ内
方に設けられるシリンダに溜り部の潤滑油を供給油路に
圧送するバルブ機構を設けた。
(作用) 緩衝器が圧縮し、シリンダが相対的に下降すると、シ
リンダに設けたバルブ機構により、潤滑油の溜り部内の
圧力が上昇し、溜り部内の潤滑油はスリーブとインナー
チューブとの間の油路を介して、インナーチューブとア
ウターチューブ間の潤滑室に供給される。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本発明に係る潤滑油供給構造を適用した緩衝
器の縦断面図であり、緩衝器はアウターチューブ(1)
内にインナーチューブ(2)を下方から挿入した倒立型
を示し、インナーチューブ(2)の上端外周面にはアウ
ターチューブ(1)の内周面に摺接するスライドブッシ
ュ(3)を嵌着し、アウターチューブ(1)の下端内周
面にはインナーチューブ(2)の外周面に摺接するブッ
シュ(4)を嵌着し、アウターチューブ(1)とインナ
ーチューブ(2)との間のスライドブッシュ(3)及び
ブッシュ(4)にて区画される環状空間を潤滑室(S1
としている。またブッシュ(4)よりも下方のアウター
チューブ(1)下端にはオイルシール(5)及びダスト
シール(6)を取付けている。
また、アウターチューブ(1)上端部はアッパーキャ
ップ(7)にて閉塞され、インナーチューブ(2)の下
端外周には車軸支持部材(8)が螺着され、この車軸支
持部材(8)の内周面にボトムキャップ(9)を螺着
し、このボトムキャップ(9)の外側部を上方に立上げ
てオイルロックピース部(10)としている。そして、オ
イルロックピース部(10)の外側部にはスリーブ(11)
の下端部を嵌着し、このスリーブ(11)とインナーチュ
ーブ(2)との間に環状の油路(12)を形成し、この環
状油路(12)と前記潤滑室(S1)とをインナーチューブ
(2)に形成した油孔(13)で連通し、更に緩衝器の底
部に形成した潤滑油(14)の溜り部(S2)と環状油路
(12)とをスリーブ(11)に形成した油孔(16)で連通
している。
一方、前記アッパーキャップ(7)にはシリンダ(1
7)の上端部を固着し、前記ボトムキャップ(9)にナ
ット(18)を用いて植設したピストンロッド(19)をオ
イルシールケース(20)及びオイルシール(21)を介し
てシリンダ(17)内に下方から挿入し、ピストンロッド
(19)上端に固着したピストン(22)によってシリンダ
(17)内を上下の油室に区画している。シリンダ(17)
内には減衰力発生用の作動油(23)が満たされ、ピスト
ン(22)には減衰力発生機構が設けられており、シリン
ダ(17)内の作動油(23)の一部はシリンダ(17)上部
に設けたチェックバルブ(24)、アッパーキャップ
(7)内に形成した油路(25)及びチューブ(26)を介
してリザーバタンク(27)内に流入する。
また、前記オイルシールケース(20)の下端にはオイ
ルロックバルブ(28)を設け、シリンダ(17)の外周部
には上下に離間してスプリングシート(29),(30)を
取付け、上方のスプリングシート(29)にてリバウンド
スプリング(31)の下端を支持し、下方のスプリングシ
ート(30)とボトムキャップ(9)上面との間に懸架ス
プリング(32)を介設している。更に上下のスプリング
シート(29),(30)間にはピストン(33)を保持して
いる。このピストン(33)はスリーブ(11)の内周面に
摺接するとともにボールを有するチェックバルブ(34)
を形成している。
以上の如き構成からなる緩衝器の潤滑油の供給作用を
以下に述べる。
先ず、緩衝器の圧縮行程、つまりインナーチューブ
(2)が相対的に上昇し、シリンダ(17)が相対的に下
降する行程にあっては、第1図の左半分に示すように、
溜り部(S2)上方の気体圧が上昇するため、チェックバ
ルブ(34)のボールによって気体の流路が閉じられ、更
に溜り部(S2)上方の気体圧が上昇することで溜り部
(S2)内の潤滑油(14)は油孔(16)を介して環状油路
(12)内に入り、環状油路(12)内に入った潤滑油(1
4)は前記気体圧及び潤滑室(S1)内の負圧によって潤
滑室(S1)内に流入し、アウターチューブ(1)とイン
ナーチューブ(2)との間の摺動部、つまりスライドブ
ッシュ(3)及びブッシュ(4)の摺接面に供給され
る。
そして更にシリンダ(17)が下降すると、オイルロッ
クバルブ(28)がオイルロックピース部(10)内周面に
当接し、オイルロック状態となり底付きが阻止される。
一方、緩衝器の伸び行程にあっては第1図の右半分に
示すように、潤滑室(S1)の容積が減少するため潤滑油
(S1)内の潤滑油(14)は環状油路(12)、油孔(16)
を介して溜り部(S2)内に戻され、またピストン(33)
下方の気体圧も低下するためチェックバルブ(34)が開
となり、ピストン(33)上方の気体がチェックバルブ
(34)を介してピストン(33)下方に流入し、またスリ
ーブ(11)内周面に付着した潤滑油も掻き落とされ、チ
ェックバルブ(34)を通って溜り部(S2)に戻る。
第2図は別実施例に係る潤滑油供給構造を適用した緩
衝器の要部縦断面図であり、前記実施例と同一部材につ
いては同一番号を付している。
ここで、前記実施例にあってはシリンダ(17)の外周
部に設けたピストン(33)のチェックバルブ(34)の作
用で、潤滑室(S1)に強制的に潤滑油を供給するように
したが、本実施例にあっては、オイルロックバルブによ
って上記作用をなすようにしている。
即ち、シリンダ(17)の下端を閉塞するオイルシール
ケース(20)とバルブストッパ(35)との間に形成され
る溝(36)にオイルロックバルブ(37)を遊びをもって
保持し、このオイルロックバルブ(37)の下面には第3
図にも示すように周方向に所定間隔で切欠部(38)…を
形成し、またオイルロックバルブ(37)の外径は溝(3
6)よりも大径とし、更にボトムキャップ(9)のオイ
ルロックピース部(10)及びスリーブ(11)には潤滑油
の溜り部(S2)と環状油路(12)を連通する油孔(39)
を形成している。
而して、緩衝器の圧縮行程において、オイルロックバ
ルブ(37)がオイルロックピース部(10)内に入り込む
と、第2図の右半分に示すように溜り部(S2)の下半部
の容積が減少し、その分の潤滑油が油孔(39)、流路
(12)、油孔(13)を介して潤滑室(S1)に供給され
る。この場合、オイルロックバルブ(37)の外周とオイ
ルロックピース部(10)内周との間には若干隙間がある
ため、溜り部(S2)下部の潤滑油の一部は上方にリーク
する。
一方、緩衝器の伸び行程にあっては、潤滑室(S1)の
容積は減少し、溜り部(S2)の下半部(オイルロックバ
ルブよりも下方の部分)の容積は大となるため、第2図
の左半分に示すようにオイルロックバルブ(37)はバル
ブストッパ(35)側に当接し、溜り部(S2)の上半部の
潤滑油はオイルロックバルブ(37)の溝(36)との間及
び切欠部(38)を介して溜り部(S2)の下半部内に流入
し、同時に潤滑室(S1)内の潤滑油も流路(12)を介し
て溜り部(S2)の下半部内に流入する。
尚、第1図に示した実施例にあっては、緩衝器の圧縮
行程の初期からある程度の潤滑油を強制的に摺接部に供
給するが、第2図に示した実施例にあっては、圧縮行程
の終りに近い時点から強制的に供給することとなる。
(発明の効果) 以上に説明した如く本発明によれば、緩衝器のストロ
ークに伴い強制的且つ自動的に潤滑油を摺接部に供給す
ることができるため、潤滑油不足を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る潤滑油供給構造を適用した緩衝器
の縦断面図、第2図は別実施例に係る潤滑油の供給構造
を適用した緩衝器の縦断面図、第3図はオイルロックバ
ルブの斜視図である。 尚、図面中(1)はアウターチューブ、(2)はインナ
ーチューブ、(3),(4)はブッシュ、(9)はボト
ムキャップ、(10)はオイルロックピース部、(11)は
スリーブ、(12)は環状油路、(14)は潤滑油、(17)
はシリンダ、(23)は作動油、(34)はチェックバル
ブ、(28),(37)はオイルロックバルブ、(S1)は潤
滑室、(S2)は溜り部である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウターチューブ内にインナーチューブを
    摺動自在に挿入し、インナーチューブ内方に減衰力発生
    用の作動油を充填したシリンダを配置した緩衝器におい
    て、前記インナーチューブの内側にはスリーブを設け、
    スリーブの底部を摺動用の潤滑油の溜り部とし、インナ
    ーチューブとスリーブとの間には前記溜り部と連通する
    潤滑油の環状油路を形成し、また前記アウターチューブ
    とインナーチューブとの間には環状油路と連通する環状
    の潤滑室を形成し、更に前記シリンダには圧縮行程の際
    に溜り部の潤滑油を環状油路に供給するためのバルブ機
    構を設けたことを特徴とする緩衝器の潤滑油供給構造。
  2. 【請求項2】前記バルブ機構はシリンダの外側部に設け
    たチェックバルブであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の緩衝器の潤滑油供給構造。
  3. 【請求項3】前記バルブ機構はシリンダの下部に設けた
    オイルロックバルブであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の緩衝器の潤滑油供給構造。
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