JPH0866841A - 物品の保持方法及びその装置 - Google Patents

物品の保持方法及びその装置

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JPH0866841A
JPH0866841A JP20081194A JP20081194A JPH0866841A JP H0866841 A JPH0866841 A JP H0866841A JP 20081194 A JP20081194 A JP 20081194A JP 20081194 A JP20081194 A JP 20081194A JP H0866841 A JPH0866841 A JP H0866841A
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suction
holding device
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JP20081194A
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Masato Negishi
真人 根岸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワーク保持に伴うワークやパッドの変形を極力
小さくできる物品の保持方法及びその装置を提供する。 【構成】基台22上に物品を着脱可能に保持するための
物品の保持装置100であって、物品の吸着及び離脱が
可能で、物品の大きさに比して小さい複数の吸着機構7
と、夫々の吸着機構7を所定範囲内において回動自在に
保持するための保持機構80と、保持機構80を基台2
2上の所望の位置に固定するための位置決め固定機構1
3とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の加工や測定をす
るための装置等に利用される物品の保持方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、物品はワークと呼ばれ、被加工物
または被測定物を意味する。また、このワークの保持動
作は、チャックあるいはチャッキングと呼ばれており、
夫々同義の言葉である。さて、図14に従来のワークの
保持方法及びその保持装置の構成を示すように、従来か
ら利用されているワーク保持装置とは、測定装置または
加工装置に固定するための円筒形のブロック2を備え、
このブロック2の上面に環状の溝部3と、この溝部3と
コネクタ5を結ぶ連通穴4とを設け、コネクタ5を介し
てブロック2の側面から外方に引き出したチューブ6を
図示しない真空源に接続することにより構成されてい
る。
【0003】また、この従来技術におけるワーク保持動
作は、大気圧の圧力環境のもとで行われる。即ち、この
ワーク保持装置の構成において、下面が平面をなすワー
ク1(被測定物または被加工物)をブロック2の上面に
配置し、チューブ6を通じて空気を真空源へと排除する
と、ワーク1によって溝部3の内部が密閉された状態と
なるので、その内部の気圧が低下していく。このよう
に、従来の保持方法とは、この気圧の変化を利用してワ
ーク1をブロック2に保持する手法である。また、この
状態での溝部3のゲージ圧力および、面積をそれぞれp
[Pa=N/m2 ],a[m2 ]とすると、ワーク1は
下記の式1により表される力Fでブロック2に吸着され
る。
【0004】F=p×a…(1) 更に、ワーク1とブロック2の摩擦係数をηとすると、
最大{η・F}の横方向(ブロック2の径方向)の外力
が負荷されてもワークを保持することができる。
【0005】
【発明がが解決しようとする課題】しかしながら、上記
従来技術においては下記に示す問題があり、被加工物や
被測定物に対する精度の高い加工、計測ができなかっ
た。 (1)ブロック上面、またはワーク下面の平面精度の問
題 ブロック上面とワーク下面とは面接触するため、両者の
うち、いずれか一方の平面精度が低い場合、その接触面
に発生する隙間を埋めるようにワーク、またはブロック
が変形してしまう。
【0006】特に、薄板状のワークや、ガラスなど、軟
質材料のワークの場合、この様な上下の曲げ方向の変形
は深刻である。また、接触面となるブロック上面とワー
ク下面を厳密な意味で平面に加工することは現実的には
不可能であり、必ず両者の平面度にはある程度の誤差が
含まれる。従って、ブロック上面とワーク下面の平面精
度の影響は、近年、所望の加工、測定精度が高くなるに
つれて重大な誤差要因となっている。
【0007】(2)真空吸着によるブロック、及びワー
クの変形の問題 図14に示す溝部3内部の気圧を下げるため、ブロック
やワークは吸引力を受ける。また、接触面(すなわち溝
部3以外の場所)は反対に、抗力をうける。従って、こ
れらの吸引力や抗力によりブロック及び、ワークが変形
するという問題が発生する。
【0008】しかも、前述のようにブロック上面とワー
ク下面は完全な平面ではないため、部分的に接触してい
ると考えられる。従って、ワークを一旦取り除き、再度
保持しても前回の接触面と同じ部分が接触するとは限ら
ず、ワークの取り外しによって、ワークの変形状態が様
々に変化してしまい、ワークの加工精度や測定精度に悪
影響を及ぼしてしまう。
【0009】更に、ワークや、ブロックは、微妙な変
形、例えば温度変化や材料の経時的な寸法変化の影響を
受けて変形するので、このような変形が両者の接触状態
に悪影響を及ぼすことになる。 (3)熱変形の問題 ワークをブロックに吸着させた状態で、回りの環境温度
が変化した場合、ワークとブロックはそれぞれの線熱膨
張係数に基づいて膨張、または収縮する。一般にワーク
とブロックの材質は異なるため、両者の温度による寸法
変化もまちまちであり、これらワークおよびブロックの
熱変形が、加工精度または測定精度を悪化させる原因と
なってしまう。
【0010】(4)ワーク形状に対するブロックの適合
能力の問題 異なる形状のワークを加工又は測定したい場合(例え
ば、丸い円盤状や四角等)、ワークの形状に適合するよ
うに吸着する溝部3を変える必要があり、交換作業が非
常な手間となると共に、異なった溝部のものを用意しな
ければならずコスト高となる。
【0011】(5)ブロックとワークの接触面の隙間に
存在する異物の影響 一般に大気中には多くのゴミが浮遊しており、ワークの
表面にも多くのゴミが付着している。このような異物
が、ブロック上面と、ワーク下面の隙間にはさまると面
接触していたものが異物の有する少ない面積で接触する
ことになり、この状態で吸着力を付加するとワーク又は
ブロックに大きな応力がかかり、ワークの変形や、ワー
クに傷を付けるという結果を招くことになる。
【0012】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは下記の通り
である。即ち、本発明に係わる第1の目的はワーク保持
に伴う変形を極力小さくできる物品の保持方法及びその
装置を提供することである。本発明に係わる第2の目的
はワークの取り外しによる接触状態の変化を極力小さく
できる物品の保持方法及びその装置を提供することであ
る。
【0013】本発明に係わる第3の目的は環境温度が変
化した場合でもワークの変形を極力小さくできる物品の
保持方法及びその装置を提供することである。本発明に
係わる第4の目的はワークの形状やサイズが変わった場
合でも容易に対応できる物品の保持方法及びその装置を
提供することである。本発明に係わる第5の目的はワー
クとワーク保持表面に付着する異物の影響を極力小さく
できる物品の保持方法及びその装置を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上述の課題を解決し、目的を達成するために、
本発明の物品の保持方法及びその装置は、以下構成を備
える。即ち、 (1)基台上に物品を着脱可能に保持するための物品の
保持装置であって、前記物品の吸着及び離脱が可能で、
該物品の大きさに比して小さい複数の吸着機構と、前記
夫々の吸着機構を所定範囲内において回動自在に保持す
るための保持機構と、前記保持機構を前記基台上の所望
の位置に固定するための位置決め固定機構とを具備する
ことを特徴とする。
【0015】この構成(1)により、次の作用がある。
即ち、物品を吸着する吸着機構の面債が物品に対して小
さいため、吸着機構及び物品下面の平面度の誤差の影響
による物品の変形も局所的であり、物品の全体的な形状
に与える影響を低減することができる。また、物品の保
持に伴う変形を小さくし、物品の取り外しによる接触状
態の変化を小さくする。
【0016】また、吸着機構に付着しているゴミの清掃
に対しても、面積が小さいのでより簡便に行うことがで
きる。 (2)基台上に物品を着脱可能に保持するための物品の
保持装置であって、前記物品の吸着及び離脱が可能で、
該物品の大きさに比して小さい複数の吸着機構と、前記
夫々の吸着機構を所定範囲内において回動自在に保持す
るための保持機構と、前記保持機構を前記基台上の所望
の位置に固定するための位置決め固定機構とを具備し、
前記吸着機構と前記保持機構との接触面にスラスト方向
の転がり軸受けを介在させることを特徴とする。
【0017】この構成(2)により、次の作用がある。
即ち、吸着機構と保持機構との接触面に転がり軸受けを
介在させるため、摩擦による影響を防止できる。ここで
の摩擦の影響とは、例えば、ワークを取り外した時やパ
ッドの圧力切り換え時にパッドが回転しなかったり、摩
擦力は結局ワークに負荷されるためワークの姿勢を変化
させてしまうことである。
【0018】(3)基台上に物品を着脱可能に保持する
ための物品の保持装置であって、前記物品の吸着及び離
脱が可能で、該物品の大きさに比して小さい複数の吸着
機構と、前記夫々の吸着機構を所定範囲内において回動
自在に保持するための保持機構とを備え、前記保持機構
の内部に設けられた圧力室の負圧により、前記物品を吸
着すると共に、前記基台上の所望の位置に前記保持機構
を固定することを特徴とする。
【0019】この構成(3)により、次の作用がある。
即ち、保持機構は基台上の任意の位置に配置可能なた
め、あらゆる形状の物品に対して十分適応させることが
可能となり、異なる形状の物品でも共有できることにな
り、物品の形状に合わせた吸着機構を用意しない分コス
トの低減を図ることができる。
【0020】(4)基台上に物品を着脱可能に保持する
ための物品の保持装置であって、前記物品の吸着及び離
脱が可能で、該物品の大きさに比して小さい複数の吸着
機構と、前記夫々の吸着機構を所定範囲内において回動
自在に保持するための保持機構とを備え、前記保持機構
は、前記基台上の所望の位置にボルト締結されることを
特徴とする。
【0021】この構成(4)により、次の作用がある。
即ち、基台の上面及び保持機構下面の平面度は悪くても
ボルト締結なので位置ずれ等の問題がなく、平面精度を
要求されない分、製作が容易で、コストダウンが期待で
きる。 (5)基台上に物品を着脱可能に保持するための物品の
保持装置であって、前記物品の吸着及び離脱が可能で、
該物品の大きさに比して小さい複数の吸着機構と、前記
夫々の吸着機構を所定範囲内において回動自在に保持
し、前記基台との接触面に複数の突起部を有する保持機
構とを備え、前記基台は強磁性体からなり、前記保持機
構は、該基台に対向する位置に設けられた磁石と前記基
台との間の吸引力によって前記基台上の所望の位置に固
定されることを特徴とする。
【0022】この構成(5)により、次の作用がある。
即ち、基台上面及び保持機構下面の平面度は悪くても複
数の突起で接触するため、接触状態の変化が少なく、保
持機構は安定して基台上に固定され、製作が容易で、コ
ストダウンが期待できる。 (6)複数の吸着手段により基台上に物品を着脱可能に
保持するための物品の保持方法であって、前記物品を前
記複数の吸着手段により同時に吸着する第1の工程と、
前記複数の吸着手段の1つを一旦解除し、所定時間後に
再度吸着する動作を前記夫々の吸着手段について順次行
う第2の工程とを備え、前記物品を歪のない状態で保持
することを特徴とする。
【0023】この構成(6)により、次の作用がある。
即ち、複数の吸着手段のうち、吸着状態を一旦解除し、
所定時間後に再度吸着する動作を夫々の吸着手段に対し
て1回以上行うことにより、吸着された物品に付加され
る応力を解放することができ、環境温度が変化した場合
でも物品にかかる応力の影響を除去することができる。
【0024】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施例を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は、本発明に基づく第1実施例の物
品の保持装置の全体構成を示す外観斜視図である。図2
は、図1のA−A断面図である。また、図3は、図1に
示す圧力発生機構の断面図である。図1〜図3におい
て、ワーク1は、[従来の技術]で述べたように、被加
工物または被測定物である。また、図2に示すように、
吸着ユニット100は、円盤状の真空吸着パッド7と、
このパッド7を下部において支持するパッド支持部材8
0とを備える。真空吸着パッド7は、上面に球座を有す
るパッド支持部材80により、パッドの下面を着座させ
て保持される。このパッド7は、ワーク1の下面とパッ
ド7の上面との接触面上の1点12を基準として3方向
(図2のS1〜S3方向)に所定量だけ傾斜可能に支持
されている。パッド7の上面にはワーク7を真空吸着す
るための溝部3が環状に設けられており、この溝部3の
一部には、パッド7の内部を通って側面から外部に開口
する管路4が形成され、コネクタ5によってチューブ6
に接続されている。また、上述のように、パッド7の下
面には、その中心がパッド上面の中央点12と一致する
一部球面の凸部10が設けられている。一方、この凸部
10を枢支するように、パッド保持部材80の上面には
凹状の円筒面11が形成されており、両者は基準点12
を中心に所定量だけ傾斜するように回転可能な球座を構
成する。図1に示すように、このパッド保持部材80
は、3方向に放射状に延設される直線ガイド13に沿っ
て摺動可能であり、ボルト14及び押え板15を用いて
ガイド13に環装することができる。また、パッド7の
下面に突設される凸部10の先端には磁石9が固定され
ており、磁石9の磁力でパッド7と直線ガイド13とが
互いに引き合うことにより、パッド7がパッド保持機構
80から浮き上がり、円筒面11から逸脱するのを防止
している。更に、パッド保持部材80の側面にはプラン
ジャ16が設けられ、先端の球体をバネにより付勢し、
バネ直線ガイド13の側面に押し当てる。直線ガイド1
3の側面には、その長手方向に沿って皿もみ穴17が適
当なピッチで形成されており、プランジャ16の先端の
球体とこの皿もみ穴17が嵌合することによって、パッ
ド保持部材80の簡単な位置決めを行なうことができ
る。ガイド13の放射する方向の先端には、押えスライ
ド18が設けられている。この押えスライド18も同様
に、直線ガイド13に対して摺動可能であり、ボルトと
押え板でガイド13に固定される。また、押えスライド
18には位置決めネジ19が取りつけられており、ワー
ク1をその側面から押し出すことができる。この押えス
ライド18と位置決めネジ19からなる機構により容易
にワークの位置を微調節することができる。この押えス
ライド18は、ワークの位置の微調節が終了したところ
でワークから離れた場所にスライドさせ、その後のパッ
ド7によるワークの保持に悪影響を及ぼさないように構
成されている。
【0025】図1において、パッド7の側面から外方に
伸びたチューブ6a〜6cはそれぞれ電磁バルブ20a
〜20cに接続され、これら電磁バルブによって2つの
分岐経路及びどちらでもない中立位置の3つの状態のう
ち、どれか一つを選択できる。これらチューブの一方の
分岐経路は真空源P1に導かれ、もう一方は圧力源P2
に導かれ、中立位置では大気に解放される。また、3つ
の電磁バルブは制御装置21に接続され、後述する図5
に示すフローチャートに従って、電磁バルブを制御す
る。
【0026】図3にその断面図を示すように、3つの圧
力発生機構50は、直線ガイド13が設置される基台2
2上に置かれている。これら圧力発生機構50は、シリ
ンダ25と、圧力室26と、その圧力室に空気を導く管
路を有し、この管路にコネクタ27、チューブ28が接
続されると共に、チューブ28は図示しない圧力源P3
〜P5に接続される。ピストン24はシリンダ25に摺
動自在に挿入され、圧力室26の圧力変化に応じて上下
にスライド可能である。ピストン24の上端にはゴム2
3が接着されており、ワーク7を保持した状態で、この
ゴム23とワークの下面とが当接することにより、ワー
ク1を下から押し上げる働きを有する。
【0027】これら圧力発生機構50の設置する位置と
先ほどの3つの吸着ユニット100の位置とはワークを
上から眺めたときに均等な間隔で交互に離れた位置に設
置するのが好ましい。例えば、ワークが円盤状である場
合、図4に示すように、互いに同心円状に60度づつの
間隔を有する位置に配置し、各シリンダから発生すべき
圧力をワーク自重の6分の1ずつとすることにより、ワ
ークの自重による変形が小さくできる。
【0028】ここで、ワークの保持位置を決定するため
の部材、直線ガイド13、パッド保持部材80、パッド
7等は、線熱膨張係数が小さい材料、例えばインバー等
の合金で製作する。 <第1実施例のワーク保持動作>次に、図5を参照して
ワークの保持動作を説明する。
【0029】図5は、ワークの保持動作を記述したフロ
ーチャートである。図5及び図1の上記第1実施例の構
成において、処理が開始されると、先ずステップS1に
おいて、初期状態を設定する。この初期設定では、制御
装置21によって3つの電磁バルブ20a〜20cの全
てを中立位置、即ち大気圧に開放された状態に設定す
る。また、圧力発生機構50のシリンダ25への供給圧
力P3〜P5も同様に大気開放される。その後、ステッ
プS2では、ワーク1をパッド7上に配置する。ステッ
プS3では、押えスライド18を直線ガイド13上でス
ライドさせ、位置決めネジ19をワーク1の側面に当接
させる。この状態で、ステップS4では、ワーク1の水
平方向の位置を位置決めネジ19によって調節する。ス
テップS4でワーク位置の調節が終了すると、ステップ
S5において、制御装置21により、3つの電磁バルブ
20a〜20cを全て真空源P1側に接続されるように
切り換え、パッドの負圧によりワークを吸引して保持状
態とする。このようにワークを保持した状態で、ワーク
の側面に当接した状態の押さえスライド18を直線ガイ
ド13上でスライドさせ、位置決めネジ19をワークか
ら離す。その後、ステップS7では、制御装置21によ
って、3つの電磁バルブ20a〜20cの内1つを圧力
源P2側に切り換え、ワークやパッドの変形や振動がお
さまるまで(例えば、数秒間)この状態を維持し、所定
時間後に再度真空源P1側に切り換える。制御装置21
は、このステップS7の動作を3つの電磁バルブについ
て順番に行うように制御する。ステップS8では、ステ
ップS7での3つの電磁バルブの切り換え制御が各バル
ブについて1回以上行われたか否かを判断する。ステッ
プS8で各バルブについて1回以上行われたと判断され
ると(ステップS8で判断がYES)、ステップS9に
進み、大気開放されたシリンダ25への供給圧力P3〜
P5を所定値に設定する。一方、ステップS8で判断が
NOの場合、ステップS7にリターンする。以上説明し
たステップS1〜ステップS9を経てワークが確実に保
持される。
【0030】<第1実施例の効果>上述の第1実施例で
は、下記のような効果がある。即ち、 (1)ワークに吸着するパッドの面積がワークの対応す
る平面に対して小さくなるため、パッド及びワーク下面
の平面度の誤差の影響による変形も局所的であり、全体
のワーク形状に与える影響を低減できる。
【0031】(2)ワーク保持に伴う変形を小さくし、
ワークの取り外しによる接触状態の変化を最小限に抑え
る。 (3)ワークとパッドとの接触面積が小さいので、ワー
クやパッドに付着している異物、ゴミの清掃も簡便に行
うことができる。 (4)パッド保持部材は直線ガイドの上をスライド可能
なので、3つのパッドの位置をガイド上で様々に変える
ことによって、あらゆる形状のワークに対して十分適応
させることが可能となり、異なる形状のワークでも共有
できることになり、ワークの形状に合わせたパッドを用
意しない分コストの低減を図ることができる。
【0032】(5)3つのパッドのうち、1つ毎に順番
に圧力源を切り替えていくと、その部分だけワークが浮
き上がり、横方向に移動可能となるため、この動作を数
回繰り返すことにより、ワークに負荷される変形に影響
する応力を除去することができ、したがって、環境温度
などが変化した場合でもワークにかかる応力を除去し、
安定したワーク保持状態を実現できる。
【0033】(6)ワークは、シリンダ等から構成され
る圧力発生機構によって重力と反対方向に複数位置で下
から押さえられるので、ワークの自重による変形を小さ
くする、即ち、自重補償の効果がある。更に、エアーシ
リンダの数を増加すると、より自重補償の効果が高ま
る。 [第2実施例]次に、本発明に基づく第2実施例を説明
する。
【0034】図6は、本発明に基づく第2実施例のパッ
ドを含む吸着ユニットの詳細を示す断面図である。ま
た、図7は、図6に示すパッドとパッド保持部材の接触
面に介在させる軸受けの外観図である。図6、図7にお
いて、吸着ユニット200は、円盤状の真空吸着パッド
7と、このパッド7を下部において支持するパッド支持
部材81とを備える。パッド7の上面にはワーク7を真
空吸着するための溝部3が環状に設けられており、この
溝部3の一部には、パッド7の内部を通って側面から外
部に開口する管路4が形成され、コネクタ5によってチ
ューブ6に接続されている。また、パッド7の上面に
は、多孔質材料として、例えば、グラファイトや多孔性
のセラミックス、高分子化合物等から構成される当接部
材29を接着して設け、部材29の側面の孔を接着剤等
により閉塞する。また、第1実施例の場合と同様に、パ
ッド7の下面には、その中心が多孔質部材29の上面の
中央点12と一致する一部球面の凸部10が設けられて
いる。一方、この凸部10を枢支するように、パッド保
持部材81の上面には凹状の円錐面30が形成されてお
り、これら凸部10と円錐面30との接触面には、スラ
ストころがり軸受けを介在させ、両者は基準点12を中
心に所定量だけ傾斜するように回転可能な球座を構成す
る。このスラストころがり軸受けは、3つの球体31
と、これらの球体を所定の位置に保持するための球体よ
りも大きな穴のあいたリテーナ32から構成される。球
体31は、図7にその外観を示すように、120度間隔
でリテーナ32に穴を形成し、夫々の穴に3個配置され
る。
【0035】その他の構成は、第1実施例と同一であ
り、第2実施例において、第1実施例と同一の部材には
同一の符号を付してその説明は省略する。また、ワーク
保持動作についても第1実施例と同一であるので、説明
を省略する。更に、ワークの保持位置を決定するための
部材、直線ガイド13、パッド保持部材81、パッド7
等についても、第1実施例と同様に、線熱膨張係数が小
さい材料、例えばインバー等の合金で製作する。
【0036】<第2実施例の効果>第2実施例において
は、第1実施例の効果に加え、下記のような効果があ
る。即ち、 (7)第1実施例の構成では溝部3の気圧が低下するた
め、パッド7やワーク1は吸着力を受け、変形する。ま
た、溝部3以外の接触面は反対に抗力を受け、この吸着
力と抗力の作用点は異なるのでモーメントが発生し、パ
ッド7やワーク1が変形してしまう。それに対し、第2
実施例では、多孔質部材29を介してワークを吸着して
いるため、吸着力の発生する気圧の低い部分、すなわち
多孔質部材の穴部分と抗力を発生するワークとの接触点
は極めて近傍にあり、発生するモーメントはほとんどゼ
ロである。従って、吸着によるワークの変形が少なくな
り、特に溝部3の形状に依存するような変形は防止でき
る。
【0037】(8)第1の実施例では、球座を球面と円
筒面の接触によるすべり軸受けで構成していたのに対
し、第2の実施例では球座をころがり軸受けとしている
ため、摩擦による影響を防止できる。ここでの摩擦の影
響とは、例えば、ワークを取り外した時やパッドの圧力
切り換え時にパッドが回転しなかったり、摩擦力は結局
ワークに負荷されるためワークの姿勢を変化させてしま
う、ということである。
【0038】[第3実施例]次に、本発明に基づく第3
実施例を説明する。図8は、本発明に基づく第3実施例
のパッドを含む吸着ユニットの詳細を示す断面図であ
る。また、図9は、第3実施例の物品の保持装置の全体
構成を示す外観斜視図である。図8、図9において、吸
着ユニット300は、円盤状の真空吸着パッド7と、こ
のパッド7を下部において支持するパッド支持部材82
とを備える。パッド7の上面にはワーク7を真空吸着す
るための溝部3が環状に設けられており、この溝部3の
一部には、パッド7の内部を通って側面から外部に開口
する管路4が形成され、コネクタ5によってチューブ6
に接続されている。
【0039】また、第2実施例の場合と同様に、パッド
7の下面には、その中心がパッド上面の中央点12と一
致する一部球面の凸部10が設けられている。一方、こ
の凸部10を枢支するように、パッド保持部材82の上
面には凹状の円錐面30が形成されており、これら凸部
10と円錐面30との接触面には、スラストころがり軸
受けを介在させ、両者は基準点12を中心に所定量だけ
傾斜するように回転可能な球座を構成する。このスラス
トころがり軸受けは、3つの球体31と、これらの球体
を所定の位置に保持するための球体よりも大きな穴のあ
いたリテーナ32から構成される。球体31は、図7に
その外観を示すように、120度間隔でリテーナ32に
穴を形成し、夫々の穴に3個配置される。
【0040】パッド保持部材82は内部に空洞部34を
有し、その側面に形成された管路35、コネクタ5を介
してチューブ6に接続されている。また、パッド7とパ
ッド保持部材82はジャバラなどのシール材33で接続
されている。更に、パッド保持部材82の下面及び基準
ベース22の上面は共に平面に仕上げられている。図9
に示すように、この第3実施例の吸着ユニット300を
3組設けると共に、第1実施例の圧力発生機構50を3
組設け、平面の基準ベース22上の適当な位置に配置す
る。吸着ユニット300(パッド保持部材82)及び圧
力発生機構50は、基準ベース22に固定される。ま
た、基準ベース22は、円盤状であり、固定式又は不図
示の回転軸を基準として回転可能な回転式の基台を構成
する。更に、第1実施例と同様に、これら圧力発生機構
50の設置する位置と3つの吸着ユニット300の位置
とはワークを上から眺めたときに均等な間隔で交互に離
れた位置に設置するのが好ましい。例えば、ワークが円
盤状である場合、図4に示すように、互いに同心円状に
60度づつの間隔を有する位置に配置し、各シリンダか
ら発生すべき圧力をワーク自重の6分の1ずつとするこ
とにより、ワークの自重による変形が小さくできる。
【0041】上記第3実施例の構成において、ワーク1
をパッド7にのせ、チューブ6を通して空洞部34の空
気圧を下げた場合、空洞部34と溝部3は管路4で接続
されているので溝部3の気圧が下がりワークは吸着され
る。更に、空洞部34は基準ベース22をも負圧により
吸着し、結局ワーク1はパッド7に、パッド保持部材8
2は基準ベース22に固定されることになる。
【0042】また、パッド7はパッド保持部材82に下
記に示す圧力で押下される。即ち、 ・ワーク1及びパッド7に付加される重力。 ・パッド7の上面の溝部3の面積と下面のシール材33
で囲まれた部分の面積の差に空洞部34の圧力をかけた
値。 その他の構成は、第1実施例と同一であり、第3実施例
において、第1実施例と同一の部材には同一の符号を付
してその説明は省略する。
【0043】更に、ワークの保持位置を決定するための
部材、転がり軸受け、パッド保持部材82、パッド7等
についても、第1実施例と同様に、線熱膨張係数が小さ
い材料、例えばインバー等の合金で製作する。 <第3実施例のワーク保持動作>次に、図10を参照し
て第3実施例のワークの保持動作を説明する。
【0044】図10は、ワークの保持動作を記述したフ
ローチャートである。図10及び図9の第3実施例の構
成において、処理が開始されると、先ずステップS10
において、初期状態を設定する。この初期設定では、制
御装置21によって3つの電磁バルブ20a〜20cの
全てを中立位置、即ち大気圧に開放された状態に設定す
る。また、圧力発生機構50のシリンダ25への供給圧
力P3〜P5も同様に大気開放される。その後、ステッ
プS11では、ワーク1をパッド7上に配置する。その
後、ステップS12において、制御装置21により、3
つの電磁バルブ20a〜20cを全て真空源P1側に接
続されるように切り換え、パッドの負圧によりワークを
吸引して保持状態とする。ステップS13では、制御装
置21によって、3つの電磁バルブ20a〜20cの内
1つを圧力源P2側に切り換え、ワークやパッドの変形
や振動がおさまるまで(例えば、数秒間)この状態を維
持し、所定時間後に再度真空源P1側に切り換える。制
御装置21は、このステップS13の動作を3つの電磁
バルブについて順番に行うように制御する。ステップS
14では、ステップS13での3つの電磁バルブの切り
換え制御が各バルブについて1回以上行われたか否かを
判断する。ステップS14で各バルブについて1回以上
行われたと判断されると(ステップS14で判断がYE
S)、ステップS15に進み、大気開放されたシリンダ
25への供給圧力P3〜P5を所定値に設定する。一
方、ステップS14で判断がNOの場合、ステップS1
3にリターンする。以上説明したステップS10〜ステ
ップS15を経てワークが確実に保持される。
【0045】<第3実施例の効果>上述の第3実施例で
は、下記のような効果がある。即ち、 (9)ワークに吸着するパッドの面積がワークの対応す
る平面に対して小さくなるため、パッド及びワーク下面
の平面度の誤差の影響による変形も局所的であり、全体
のワーク形状に与える影響を低減できる。
【0046】(10)ワーク保持に伴う変形を小さく
し、ワークの取り外しによる接触状態の変化を最小限に
抑える。 (11)ワークとパッドとの接触面積が小さいので、ワ
ークやパッドに付着している異物、ゴミの清掃も簡便に
行うことができる。 (12)3つのパッドのうち、1つ毎に順番に圧力源を
切り替えていくと、その部分だけワークが浮き上がり、
横方向に移動可能となるため、この動作を数回繰り返す
ことにより、ワークに負荷される変形に影響する応力を
除去することができ、したがって、環境温度などが変化
した場合でもワークにかかる応力を除去し、安定したワ
ーク保持状態を実現できる。
【0047】(13)ワークは、シリンダ等から構成さ
せる圧力発生機構によって重力と反対方向に複数位置で
下から押さえられるので、ワークの自重による変形を小
さくする、即ち、自重補償の効果がある。更に、エアー
シリンダの数を増加すると、より自重補償の効果が高ま
る。更に、 (14)パッド保持部材及びシリンダは基準ベース上の
任意の位置に配置可能なため、あらゆる形状のワークに
対して十分適応させることが可能となり、異なる形状の
ワークでも共有できることになり、ワークの形状に合わ
せたパッドを用意しない分コストの低減を図ることがで
きる。 (15)第3の実施例でも球座をころがり軸受けとして
いるため、摩擦による影響を防止できる。ここでの摩擦
の影響とは、例えば、ワークを取り外した時やパッドの
圧力切り換え時にパッドが回転しなかったり、摩擦力は
結局ワークに負荷されるためワークの姿勢を変化させて
しまう、ということである。
【0048】[第4実施例]次に、本発明に基づく第4
実施例を説明する。図11は、本発明に基づく第4実施
例のパッドを含む吸着ユニットの詳細を示す断面図であ
る。図11において、吸着ユニット400は、円盤状の
真空吸着パッド7と、このパッド7を下部において支持
するパッド支持部材83とを備える。パッド7の上面に
はワーク7を真空吸着するための溝部3が環状に設けら
れており、この溝部3の一部には、パッド7の内部を通
って側面から外部に開口する管路4が形成され、コネク
タ5によってチューブ6に接続されている。また、パッ
ド7の上面には、多孔質材料として、例えば、グラファ
イトや多孔性のセラミックス、高分子化合物等から構成
される当接部材29を接着して設け、部材29の側面の
孔を接着剤等により閉塞する。また、第2実施例の場合
と同様に、パッド7の下面には、その中心が多孔質部材
29の上面の中央点12と一致する一部球面の凸部10
が設けられている。一方、この凸部10を枢支するよう
に、パッド保持部材83の上面には凹状の円錐面30が
形成されており、これら凸部10と円錐面30との接触
面には、スラストころがり軸受けを介在させ、両者は基
準点12を中心に所定量だけ傾斜するように回転可能な
球座を構成する。このスラストころがり軸受けは、3つ
の球体31と、これらの球体を所定の位置に保持するた
めの球体よりも大きな穴のあいたリテーナ32から構成
される。球体31は、前述の図7にその外観を示すよう
に、120度間隔でリテーナ32に穴を形成し、夫々の
穴に3個配置される。また、パッド保持部材8は、ボル
ト36によって基準ベース22に固定される。
【0049】また、図9に示すように、この第4実施例
の吸着ユニット400を3組設けると共に、前述の圧力
発生機構50を3組設け、平面の基準ベース22上の適
当な位置に配置する。パッド保持部材83及び圧力発生
機構50は、基準ベース22に固定される。また、パッ
ド保持部材83は、ボルト36によって基準ベース22
に固定される。基準ベース22は、円盤状であり、固定
式又は不図示の回転軸を基準として回転可能な回転式の
基台を構成する。更に、第1実施例と同様に、これら圧
力発生機構50の設置する位置と3つの吸着ユニット4
00の位置とはワークを上から眺めたときに均等な間隔
で交互に離れた位置に設置するのが好ましい。例えば、
ワークが円盤状である場合、前述の図4に示すように、
互いに同心円状に60度づつの間隔を有する位置に配置
し、各シリンダから発生すべき圧力をワーク自重の6分
の1ずつとすることにより、ワークの自重による変形が
小さくできる。更に、基準ベース22上のネジ穴を強度
を低下させない程度に他数設け、ワークの形状によって
取付け位置を可変にすれば、あらゆる形状のワークに対
応させることが可能となる。
【0050】その他の構成は、第2実施例と同一であ
り、第4実施例において、第2実施例と同一の部材には
同一の符号を付してその説明は省略する。また、ワーク
保持動作についても第2実施例と同一であるので、説明
を省略する。更に、ワークの保持位置を決定するための
部材、転がり軸受け、パッド保持部材83、パッド7等
についても、第2実施例と同様に、線熱膨張係数が小さ
い材料、例えばインバー等の合金で製作する。
【0051】<第4実施例の効果>第4実施例において
は、パッド保持部材の取付け位置が、基準ベース上のネ
ジ穴のあいている位置に限られる反面、第1〜第3実施
例の効果と比較すると、下記のような効果がある。即
ち、 (16)基準ベースの上面及びパッド保持部材下面の平
面度は悪くてもボルト締結なので位置ずれ等の問題がな
く、平面精度を要求されない分、製作が容易で、コスト
ダウンが期待できる。
【0052】(17)第3の実施例ではパッド保持部材
が基準ベースに真空吸着するのに対し、ボルト締結なの
で堅固であり、大きな外力にも耐える。 [第5実施例]次に、本発明に基づく第5実施例を説明
する。図12は、本発明に基づく第5実施例のパッドを
含む吸着ユニットの詳細を示す断面図である。また、図
13は、図12のバッド保持部材下面の突起と磁石との
配置関係を示す図である。図12、図13において、基
準ベース22’は、強磁性体の材料から構成されてい
る。吸着ユニット500は、円盤状の真空吸着パッド7
と、このパッド7を下部において支持するパッド支持部
材84とを備える。パッド7の上面にはワーク7を真空
吸着するための溝部3が環状に設けられており、この溝
部3の一部には、パッド7の内部を通って側面から外部
に開口する管路4が形成され、コネクタ5によってチュ
ーブ6に接続されている。また、パッド7の上面には、
多孔質材料として、例えば、グラファイトや多孔性のセ
ラミックス、高分子化合物等から構成される当接部材2
9を接着して設け、部材29の側面の孔を接着剤等によ
り閉塞する。また、第2実施例の場合と同様に、パッド
7の下面には、その中心が多孔質部材29の上面の中央
点12と一致する一部球面の凸部10が設けられてい
る。一方、この凸部10を枢支するように、パッド保持
部材84の上面には凹状の円錐面30が形成されてお
り、これら凸部10と円錐面30との接触面には、スラ
ストころがり軸受けを介在させ、両者は基準点12を中
心に所定量だけ傾斜するように回転可能な球座を構成す
る。このスラストころがり軸受けは、3つの球体31
と、これらの球体を所定の位置に保持するための球体よ
りも大きな穴のあいたリテーナ32から構成される。球
体31は、前述の図7にその外観を示すように、120
度間隔でリテーナ32に穴を形成し、夫々の穴に3個配
置される。
【0053】このパッド保持部材84の下面に、3つの
突起37と、磁石38を、図13に示した位置に設け
る。磁石38は基準ベース22’をその磁力により吸引
するので突起37を介して保持部材84は基準ベース2
2’に固定される。また、前述の図9に示すように、こ
の第5実施例の吸着ユニット500を3組設けると共
に、圧力発生機構50を3組設け、平面の基準ベース2
2’上の適当な位置に配置する。吸着ユニット500及
び圧力発生機構50は、基準ベース22’に磁力により
固定される。また、基準ベース22’は、円盤状であ
り、固定式又は不図示の回転軸を基準として回転可能な
回転式の基台を構成する。更に、第1実施例と同様に、
これら圧力発生機構50の設置する位置と3つの吸着ユ
ニット500の設置位置とはワークを上から眺めたとき
に均等な間隔で交互に離れた位置に設置するのが好まし
い。例えば、ワークが円盤状である場合、前述の図4に
示すように、互いに同心円状に60度づつの間隔を有す
る位置に配置し、各シリンダから発生すべき圧力をワー
ク自重の6分の1ずつとすることにより、ワークの自重
による変形が小さくできる。
【0054】その他の構成は、第2実施例と同一であ
り、第5実施例において、第2実施例と同一の部材には
同一の符号を付してその説明は省略する。また、ワーク
保持動作についても第2実施例と同一であるので、説明
を省略する。更に、ワークの保持位置を決定するための
部材、転がり軸受け、パッド保持部材84、パッド7等
についても、第2実施例と同様に、線熱膨張係数が小さ
い材料、例えばインバー等の合金で製作する。
【0055】<第5実施例の効果>第5実施例において
は、パッド保持部材の取付け位置が、基準ベース上の任
意の位置に設定できるため、第3実施例の効果と比較す
ると、下記のような更なる効果がある。即ち、 (18)基準ベース上面及びパッド保持部材下面の平面
度は悪くても3つの突起37からなる3点で接触するた
め、接触状態の変化がなく、パッド保持部材は基準ベー
スに固定される。従って、製作が容易で、コストダウン
が期待できる。
【0056】(19)基準ベース上面及びパッド保持部
材下面に付着するゴミの影響については、第3実施例が
面接触なのに対し、突起だけの3点のみで接触している
ため、ゴミをはさむなどの悪影響が少ない。尚、本発明
は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても1
つの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明
は、システム或は装置にプログラムを供給することによ
って達成される場合にも適用できることはいうまでもな
い。
【0057】
【発明の効果】以上説明のように本発明の物品の保持方
法及びその装置によれば、 (1)物品を吸着する吸着機構の面債が物品に対して小
さいため、吸着機構及び物品下面の平面度の誤差の影響
による物品の変形も局所的であり、物品の全体的な形状
に与える影響を低減することができる。
【0058】また、物品の保持に伴う変形を小さくし、
物品の取り外しによる接触状態の変化を小さくする。ま
た、吸着機構に付着しているゴミの清掃に対しても、面
積が小さいのでより簡便に行うことができる。 (2)吸着機構と保持機構との接触面に転がり軸受けを
介在させるため、摩擦による影響を防止できる。ここで
の摩擦の影響とは、例えば、ワークを取り外した時やパ
ッドの圧力切り換え時にパッドが回転しなかったり、摩
擦力は結局ワークに負荷されるためワークの姿勢を変化
させてしまうことである。
【0059】(3)保持機構は基台上の任意の位置に配
置可能なため、あらゆる形状の物品に対して十分適応さ
せることが可能となり、異なる形状の物品でも共有でき
ることになり、物品の形状に合わせた吸着機構を用意し
ない分コストの低減を図ることができる。 (4)基台の上面及び保持機構下面の平面度は悪くても
ボルト締結なので位置ずれ等の問題がなく、平面精度を
要求されない分、製作が容易で、コストダウンが期待で
きる。
【0060】(5)基台上面及び保持機構下面の平面度
は悪くても複数の突起で接触するため、接触状態の変化
が少なく、保持機構は安定して基台上に固定され、製作
が容易で、コストダウンが期待できる。 (6)複数の吸着手段のうち、吸着状態を一旦解除し、
所定時間後に再度吸着する動作を夫々の吸着手段に対し
て1回以上行うことにより、吸着された物品に付加され
る応力を解放することができ、環境温度が変化した場合
でも物品にかかる応力の影響を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1実施例の物品の保持装置の
全体構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1に示す圧力発生機構の断面図である。
【図4】本発明に基づく第1実施例のパッドと圧力発生
手段の配置関係を説明する図である。
【図5】本発明に基づく第1実施例のワーク保持動作を
説明するフローチャートである。
【図6】本発明に基づく第2実施例のパッドを含む吸着
ユニットの詳細を示す断面図である。
【図7】図6に示すパッドとパッド保持部材の接触面に
介在させる軸受けの外観図である。
【図8】本発明に基づく第3実施例のパッドを含む吸着
ユニットの詳細を示す断面図である(図9におけるB−
B断面)。
【図9】本発明に基づく第3実施例の物品の保持装置の
全体構成を示す外観斜視図である。
【図10】本発明に基づく第3実施例のワーク保持動作
を説明するフローチャートである。
【図11】本発明に基づく第4実施例のパッドを含む吸
着ユニットの詳細を示す断面図である。
【図12】本発明に基づく第5実施例のパッドを含む吸
着ユニットの詳細を示す断面図である。
【図13】本発明に基づく第5実施例のパッドを含む吸
着ユニットの下面の突起と磁石の配置関係を説明する図
である。
【図14】従来例のワーク保持機構を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…ワーク、2…従来例のブロック、3…溝部、4…管
路、5…コネクタ、6…チューブ、7…パッド、10…
凸部、11…円筒部、12…回転中心、13…放射状の
直線ガイド、14…ボルト、17…皿もみ穴、18…押
えスライド、19…押えネジ、20a〜20c…電磁バ
ルブ、21…電磁バルブ制御装置、22、22’…基
台、29…多孔質部材、30…円錐面、31…球体、3
2…リテーナ、33…シール材、34…空洞部、37…
突起、38…磁石、50…圧力発生機構、80〜84…
パッド保持部材、100〜500…吸着ユニット

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に物品を着脱可能に保持するため
    の物品の保持装置であって、 前記物品の吸着及び離脱が可能で、該物品の大きさに比
    して小さい複数の吸着機構と、 前記夫々の吸着機構を所定範囲内において回動自在に保
    持するための保持機構と、 前記保持機構を前記基台上の所望の位置に固定するため
    の位置決め固定機構とを具備することを特徴とする物品
    の保持装置。
  2. 【請求項2】 前記物品を前記吸着機構により吸着させ
    た状態で、該物品を重力とは反対方向に押し上げるため
    の複数の圧力付与機構を更に具備することを特徴とする
    請求項1に記載の物品の保持装置。
  3. 【請求項3】 前記吸着機構に前記物品を配置した状態
    で、前記吸着機構に設けられた溝部内の負圧を変化させ
    ることによって、前記物品を吸着又は離脱することを特
    徴とする請求項1に記載の物品の保持装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め固定機構は、前記基台上に
    おいて、中心から放射状に伸びる複数のガイドを有し、
    前記保持機構を該ガイド上で摺動可能で、且つ所定位置
    に固定可能に保持することを特徴とする請求項1に記載
    の物品の保持装置。
  5. 【請求項5】 前記吸着機構と前記圧力付与機構とは、
    前記基台上において、前記物品の形状に応じて交互に等
    間隔で配置されることを特徴とする請求項1に記載の物
    品の保持装置。
  6. 【請求項6】 前記保持機構は、その上面に設けられた
    凹部と前記吸着機構の下面に設けられた凸部とが嵌合す
    ることにより、すべり軸受けをなすことを特徴とする請
    求項1に記載の物品の保持装置。
  7. 【請求項7】 前記吸着機構、保持機構、及び位置決め
    固定機構は、全て線熱膨張係数の小さい材料からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の物品の保持装置。
  8. 【請求項8】 基台上に物品を着脱可能に保持するため
    の物品の保持装置であって、 前記物品の吸着及び離脱が可能で、該物品の大きさに比
    して小さい複数の吸着機構と、 前記夫々の吸着機構を所定範囲内において回動自在に保
    持するための保持機構と、 前記保持機構を前記基台上の所望の位置に固定するため
    の位置決め固定機構とを具備し、 前記吸着機構と前記保持機構との接触面にスラスト方向
    の転がり軸受けを介在させることを特徴とする物品の保
    持装置。
  9. 【請求項9】 前記物品を前記吸着機構により吸着させ
    た状態で、該物品を重力とは反対方向に押し上げるため
    の複数の圧力付与機構を更に具備することを特徴とする
    請求項8に記載の物品の保持装置。
  10. 【請求項10】 前記吸着機構に前記物品を配置した状
    態で、前記吸着機構に設けられた溝部内の負圧を変化さ
    せることによって、前記物品を吸着又は離脱することを
    特徴とする請求項8に記載の物品の保持装置。
  11. 【請求項11】 前記位置決め固定機構は、前記基台上
    において、中心から放射状に伸びる複数のガイドを有
    し、前記保持機構を該ガイド上で摺動可能で、且つ所定
    位置に固定可能に保持することを特徴とする請求項8に
    記載の物品の保持装置。
  12. 【請求項12】 前記吸着機構と前記圧力付与機構と
    は、前記基台上において、前記物品の形状に応じて交互
    に等間隔で配置されることを特徴とする請求項8に記載
    の物品の保持装置。
  13. 【請求項13】 前記吸着機構の上面には、多孔質材料
    からなる部材を設け、その側面を密封することを特徴と
    する請求項8に記載の物品の保持装置。
  14. 【請求項14】 前記吸着機構、保持機構、及び位置決
    め固定機構は、全て線熱膨張係数の小さい材料からなる
    ことを特徴とする請求項8に記載の物品の保持装置。
  15. 【請求項15】 基台上に物品を着脱可能に保持するた
    めの物品の保持装置であって、 前記物品の吸着及び離脱が可能で、該物品の大きさに比
    して小さい複数の吸着機構と、 前記夫々の吸着機構を所定範囲内において回動自在に保
    持するための保持機構とを備え、 前記保持機構の内部に設けられた圧力室の負圧により、
    前記物品を吸着すると共に、前記基台上の所望の位置に
    前記保持機構を固定することを特徴とする物品の保持装
    置。
  16. 【請求項16】 前記物品を前記吸着機構により吸着さ
    せた状態で、該物品を重力とは反対方向に押し上げるた
    めの複数の圧力付与機構を更に具備することを特徴とす
    る請求項15に記載の物品の保持装置。
  17. 【請求項17】 前記吸着機構に前記物品を配置した状
    態で、前記吸着機構に設けられた溝部内の負圧を変化さ
    せることによって、前記物品を吸着又は離脱することを
    特徴とする請求項15に記載の物品の保持装置。
  18. 【請求項18】 前記吸着機構と前記圧力付与機構と
    は、前記基台上において、前記物品の形状に応じて交互
    に等間隔で配置されることを特徴とする請求項15に記
    載の物品の保持装置。
  19. 【請求項19】 前記吸着機構と前記保持機構との接触
    面にスラスト方向の転がり軸受けを介在させることを特
    徴とする請求項15に記載の物品の保持装置。
  20. 【請求項20】 前記吸着機構と保持機構とは、前記圧
    力室に負圧が発生するように、その側面をカバー部材に
    より密封されることを特徴とする請求項15に記載の物
    品の保持装置。
  21. 【請求項21】 前記吸着機構、保持機構、及び位置決
    め固定機構は、全て線熱膨張係数の小さい材料からなる
    ことを特徴とする請求項15に記載の物品の保持装置。
  22. 【請求項22】 基台上に物品を着脱可能に保持するた
    めの物品の保持装置であって、 前記物品の吸着及び離脱が可能で、該物品の大きさに比
    して小さい複数の吸着機構と、 前記夫々の吸着機構を所定範囲内において回動自在に保
    持するための保持機構とを備え、 前記保持機構は、前記基台上の所望の位置にボルト締結
    されることを特徴とする物品の保持装置。
  23. 【請求項23】 前記物品を前記吸着機構により吸着さ
    せた状態で、該物品を重力とは反対方向に押し上げるた
    めの複数の圧力付与機構を更に具備することを特徴とす
    る請求項22に記載の物品の保持装置。
  24. 【請求項24】 前記吸着機構に前記物品を配置した状
    態で、前記吸着機構に設けられた溝部内の負圧を変化さ
    せることによって、前記物品を吸着又は離脱することを
    特徴とする請求項22に記載の物品の保持装置。
  25. 【請求項25】 前記吸着機構と前記圧力付与機構と
    は、前記基台上において、前記物品の形状に応じて交互
    に等間隔で配置されることを特徴とする請求項22に記
    載の物品の保持装置。
  26. 【請求項26】 前記吸着機構と前記保持機構との接触
    面にスラスト方向の転がり軸受けを介在させることを特
    徴とする請求項22に記載の物品の保持装置。
  27. 【請求項27】 前記吸着機構の上面には、多孔質材料
    からなる部材を設け、その側面を密封することを特徴と
    する請求項22に記載の物品の保持装置。
  28. 【請求項28】 前記吸着機構、保持機構、及び位置決
    め固定機構は、全て線熱膨張係数の小さい材料からなる
    ことを特徴とする請求項22に記載の物品の保持装置。
  29. 【請求項29】 基台上に物品を着脱可能に保持するた
    めの物品の保持装置であって、 前記物品の吸着及び離脱が可能で、該物品の大きさに比
    して小さい複数の吸着機構と、 前記夫々の吸着機構を所定範囲内において回動自在に保
    持し、前記基台との接触面に複数の突起部を有する保持
    機構とを備え、 前記基台は強磁性体からなり、前記保持機構は、該基台
    に対向する位置に設けられた磁石と前記基台との間の吸
    引力によって前記基台上の所望の位置に固定されること
    を特徴とする物品の保持装置。
  30. 【請求項30】 前記物品を前記吸着機構により吸着さ
    せた状態で、該物品を重力とは反対方向に押し上げるた
    めの複数の圧力付与機構を更に具備することを特徴とす
    る請求項29に記載の物品の保持装置。
  31. 【請求項31】 前記吸着機構に前記物品を配置した状
    態で、前記吸着機構に設けられた溝部内の負圧を変化さ
    せることによって、前記物品を吸着又は離脱することを
    特徴とする請求項29に記載の物品の保持装置。
  32. 【請求項32】 前記吸着機構と前記圧力付与機構と
    は、前記基台上において、前記物品の形状に応じて交互
    に等間隔で配置されることを特徴とする請求項29に記
    載の物品の保持装置。
  33. 【請求項33】 前記吸着機構と前記保持機構との接触
    面にスラスト方向の転がり軸受けを介在させることを特
    徴とする請求項29に記載の物品の保持装置。
  34. 【請求項34】 前記吸着機構の上面には、多孔質材料
    からなる部材を設け、その側面を密封することを特徴と
    する請求項29に記載の物品の保持装置。
  35. 【請求項35】 前記吸着機構、保持機構、及び位置決
    め固定機構は、全て線熱膨張係数の小さい材料からなる
    ことを特徴とする請求項29に記載の物品の保持装置。
  36. 【請求項36】 複数の吸着手段により基台上に物品を
    着脱可能に保持するための物品の保持方法であって、 前記物品を前記複数の吸着手段により同時に吸着する第
    1の工程と、 前記複数の吸着手段の1つを一旦解除し、所定時間後に
    再度吸着する動作を前記夫々の吸着手段について順次行
    う第2の工程とを備え、 前記物品を歪のない状態で保持することを特徴とする物
    品の保持方法。
  37. 【請求項37】 前記第2の工程を2回以上繰り返すこ
    とを特徴とする請求項36に記載の物品の保持方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120123A (ja) * 2000-07-31 2002-04-23 J Schmalz Gmbh 保持装置
JP2007253283A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Olympus Corp ワークチャック装置及びワークチャック調整方法
JPWO2019049596A1 (ja) * 2017-09-07 2019-11-07 Sts合同会社 取付具

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