JPH08667B2 - ブーム駆動の制御装置 - Google Patents

ブーム駆動の制御装置

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JPH08667B2
JPH08667B2 JP16428793A JP16428793A JPH08667B2 JP H08667 B2 JPH08667 B2 JP H08667B2 JP 16428793 A JP16428793 A JP 16428793A JP 16428793 A JP16428793 A JP 16428793A JP H08667 B2 JPH08667 B2 JP H08667B2
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JP16428793A
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JPH06345384A (ja
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武 守谷
昌記 守谷
弘幸 村上
博文 田中
Original Assignee
守谷興業株式会社
株式会社タイホウ物産
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーン車、洗浄作業
車、高所コンクリート圧送車、荷役作業車等で使われて
いる油圧シリンダーで駆動されるブームの制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブームを駆動する油圧シリンダー
の油は、車両のエンジンで駆動される油圧ポンプによっ
て圧送され、ブームの油圧シリンダーに送られてブーム
を起伏・旋回させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のブームの起伏・
旋回・停止の操作は、油圧シリンダーへの給油路に設け
た開閉切換えの切換弁によって行うものである。そのた
め、油圧ポンプの油圧の変動が油圧シリンダーに直接作
用し、エンジン作動中・ブーム作動中におけるポンプの
回転数の変動が油圧シリンダーに影響して、ブームが正
確に作動されず揺れて不安定となり、作業の危険性を伴
うことが発生していた。本発明が解決しようとする課題
は、従来のこれらの問題点を解消し、エンジンの回転数
の影響を受けず、ブームの揺れがなく、安定且つ安全な
ブーム駆動の制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の要旨は、ブームを操作する始動と停止の押釦それ
ぞれで作動する加速パルス発信器と減速パルス発信器
と、前記加速パルス発信器が出力するパルスをカウント
するアップカウンターと、前記減速パルス発信器が出力
するパルスをカウントするダウンカウンターと、前記ア
ップカウンターとダウンカウンターとが出力するバイナ
リーコードを加算して16進法出力コードに変換するデ
コード回路と、同各デコード回路の16進法出力コード
を入力してアナログ信号に変換するDAコンバータと、
同DAコンバータのアナログ信号を増巾するパワーアン
プと、同パワーアンプの出力でブーム駆動の油圧シリン
ダーを電磁比例制御する電磁比例弁と、エンジンの回転
数を検出するエンジン回転数検出器と、同エンジン回転
数検出器の回転数信号を電圧値に変換し且つDAコンバ
ータに入力してDAコンバータの変換する比例定数をエ
ンジン回転数が高くなれば低く設定するように変更する
FVコンバータとを備えたことを特徴とするブーム駆動
の制御装置にある。
【0005】
【作用】本発明では、ブームを操作するため、始動の押
釦を押すと、加速パルス発信器がパルスを連続発生し、
アップカウンターはそのパルスをカウントしてそのパル
ス数をバイナリーコードとして出力する。同バイナリー
コード信号はデコード回路により16進法のデジタルコ
ードに変換される。この出力される16進法のデジタル
値は0から連続的に増加する整数値となる。又一定時間
(加速時間)後に、バイナリーコード信号は上限値とな
り、以後一定の上限値がデコード回路より出力される。
デコード回路が出力するデジタルコード値はDAコンバ
ータでアナログ値に変換され、パワーアンプで増巾した
後電磁比例弁を比例制御する。これによって電磁比例弁
は徐々に開かれていき、加速時間後は一定の開度となる
状態で油が油圧シリンダーに送られる。又、停止の押釦
を押すと減速パルス発信器・ダウンカウンター及びデコ
ード回路が働いてデコード回路に入力されてきた一方の
上限値のバイナリーコード値を減算し、デコード回路か
ら出力される16進法デジタル値は一定値から徐々に減
少していく。この徐々に減少する16進法デジタル信号
はDAコンバータでアナログ値に変換され、そしてパワ
ーアンプで増巾した後電磁比例弁を制御する。これによ
って、電磁比例弁は徐々に開から閉へ開度が漸減してい
く。
【0006】このように、始動及び停止時に、電磁比例
弁の開度が徐々に変化するので、油圧シリンダーを急に
作動させることがなく、ブームが揺れることが少なくな
る。しかも、エンジン回転数の大巾な変動に対しては、
エンジン回転数検出器の回転数信号を入力し、FVコン
バータで電圧値に変え、DAコンバータに入力してその
変換する比例定数を変更する。エンジン回転数が高くな
れば比例定数を低く設定するようにすることで、エンジ
ンの回転数が高くなればDAコンバータで出力される1
6進法デジタル値が低くなり、電磁比例弁の開度が小さ
くなり、エンジンの回転数の大巾の変動に対して自動定
速動作を可能にできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は実施例の回路ブロック図、図2は実施例の
油圧流量説明図、図3は実施例の電磁比例弁の印加電圧
説明図、図4は実施例の発信器のパルス発生状態を示す
説明図、図5は実施例の他の発信器のパルス発生状態を
示す説明図、図6は実施例のDAコンバータの変換特性
図である。
【0008】図中、1はブームの起立の始動の操作の押
釦、2は起立の停止の操作の押釦で、押釦と開閉が逆に
なるようになっている。3は加速パルス発信器、4は減
速パルス発信器、5はアップカウンター、6はダウンカ
ウンター、6Aはアップカウンター5とダウンカウンタ
ー6の出力するバイナリーコードを入力して加算して1
6進法デジタルコードに変換するデコード回路、7はD
Aコンバータ、8はパワーアンプ、9は電磁比例弁、1
0はアップ及びダウンのパルス発信器3,4の発信周波
数及びパルス幅を調整する調整用可変抵抗器、11Aは
エンジン回転数検出器、11BはF/Vコンバータ、1
2は電磁比例弁9のソレノイド14の駆動立上り時間を
調整するオフセット電圧調整用可変抵抗器、13は電磁
比例弁9のソレノイド14に流れる電流を検出してパワ
ーアンプ8にフィードバックする出力電流検出抵抗、1
4は電磁比例弁9のソレノイド、15は油圧ポンプ、1
6は同油圧ポンプを駆動するエンジン、17はブーム、
18,19は同ブームを起伏する油圧シリンダーであ
る。
【0009】21〜34はブーム17の起立の制御構成
1〜14と同じ構成のブーム17の伏動の制御構成であ
る。21はブーム17の伏動の始動の押釦、22はブー
ム17の伏動の停止の押釦、23は加速パルス発信器、
24は減速パルス発信器、25はアップカウンター、2
6はダウンカウンター、26Aはデコード回路、27は
DAコンバータ、28はパワーアンプ、29は電磁比例
弁、30は発信周波数及びパルス幅を調整する調整用可
変抵抗器、31は欠番、32はオフセット電圧調整用可
変抵抗器、33は出力電流検出抵抗、34はソレノイド
である。
【0010】この実施例では、押釦1を押すと、加速パ
ルス発信器3は図4に示すようにパルスを発生する。ア
ップカウンター5はそのパルスの数をカウントして、そ
のカウント値をバイナリーコードとして出力する。バイ
ナリーコードはデコード回路6Aに入力され16進法デ
ジタル信号に変換される。アップカウンター5のデジタ
ル信号はDAコンバータ7に入力され、図6に示す変換
特性曲線によってアナログ値に変換される。パルス数が
小さい時には比例的なアナログ値を出力するが、上限値
を超えると以後出力アナログ値は一定値となる。
【0011】このアナログ値はパワーアンプ8によって
増巾された後、電磁比例弁9のソレノイド14に印加さ
れる。パワーアンプ8から出力されるソレノイド印加電
圧(コントロール電圧)は図3のようになる。即ち、押
釦1を押し始めた初期は、コントロール電圧は時間とと
もに比例的に増大し、加速時間となる。又、一定時間後
は一定電圧値となって、これが保持される。次に、逆の
押釦2を押すと同様に減速パルス発信器4がパルスを発
生し、ダウンカウンター6がカウントし、デコード回路
6Aで負側に働いてDAコンバータ7の出力は上限値か
ら漸減していく(図3,4の減速時間帯参照)。図3に
示すコントロール電圧が電磁比例弁9のソレノイド14
に印加されると、電磁比例弁9の油圧流量は図2に示す
ように初期は漸増していき、ブーム17の油圧シリンダ
ー18を徐々に駆動させ、一定時間後に定速作動する。
又、停止操作するときも漸減して油圧シリンダー18が
緩やかに停止し、ブーム17が揺れて不安定となること
がなく、静かに起伏・回転・上下することができる。伏
動の制御も同様である。
【0012】更に、エンジンが大巾に変動した場合、例
えば500RPMから6倍の3000RPMに変わった
場合、エンジン回転数検出器11Aの回転数信号をFV
コンバータ11Bによって電圧に変え、DAコンバータ
7の変換特性のデジタル信号からアナログ値に変換する
比例定数を調整する。エンジン回転数が高い時は比例定
数を低く設定し、エンジン回転数が大巾に上昇すれば開
度を低くなるように制御し、油圧の上昇による油量の変
動を抑えて自動的に定速になるように制御する。
【0013】このように、油圧ポンプのエンジン回転数
による影響は、電磁比例制御される電磁比例弁9及びエ
ンジン回転数検出器11A,FVコンバータ11Bによ
ってなくなり、油圧ポンプ15の油圧の状態にかかわら
ず、所定の動作を確実に行えるものとした。
【0014】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、上記特徴
の構成とすることで、エンジンで駆動される油圧ポンプ
のエンジン回転数の変動による影響がなくなり、エンジ
ン始動時・エンジン停止時のブームの揺れもなく安定且
つ安全なブーム駆動ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路ブロック図である。
【図2】実施例の油圧流量説明図である。
【図3】実施例の電磁比例弁の印加電圧説明図である。
【図4】実施例の発信器のパルス発生状態を示す説明図
である。
【図5】実施例の他の発信器のパルス発生状態を示す説
明図である。
【図6】実施例のDAコンバータの変換特性図である。
【符号の説明】
1 押釦 2 押釦 3 加速パルス発信器 4 減速パルス発信器 5 アップカウンター 6 ダウンカウンター 6A デコード回路 7 DAコンバータ 8 パワーアンプ 9 電磁比例弁 10 可変抵抗器 11A エンジン回転数検出器 11B F/Vコンバータ 12 オフセット電圧調整用可変抵抗器 13 出力電流検出抵抗 14 ソレノイド 15 油圧ポンプ 16 エンジン 17 ブーム 18 油圧シリンダー 19 油圧シリンダー 21 押釦 22 押釦 23 加速パルス発信器 24 減速パルス発信器 25 アップカウンター 26 ダウンカウンター 26A デコード回路 27 DAコンバータ 28 パワーアンプ 29 電磁比例弁 30 可変抵抗器 31 欠番 32 オフセット電圧調整用可変抵抗器 33 出力電流検出抵抗 34 ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 弘幸 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目7番2 号 株式会社タイホウ物産内 (72)発明者 田中 博文 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目7番2 号 株式会社タイホウ物産内 (56)参考文献 特開 昭54−93543(JP,A) 特開 昭62−142877(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームを操作する始動と停止の押釦それ
    ぞれで作動する加速パルス発信器と減速パルス発信器
    と、前記加速パルス発信器が出力するパルスをカウント
    するアップカウンターと、前記減速パルス発信器が出力
    するパルスをカウントするダウンカウンターと、前記ア
    ップカウンターとダウンカウンターとが出力するバイナ
    リーコードを加算して16進法出力コードに変換するデ
    コード回路と、同各デコード回路の16進法出力コード
    を入力してアナログ信号に変換するDAコンバータと、
    同DAコンバータのアナログ信号を増巾するパワーアン
    プと、同パワーアンプの出力でブーム駆動の油圧シリン
    ダーを電磁比例制御する電磁比例弁と、エンジンの回転
    数を検出するエンジン回転数検出器と、同エンジン回転
    数検出器の回転数信号を電圧値に変換し且つDAコンバ
    ータに入力してDAコンバータの変換する比例定数をエ
    ンジン回転数が高くなれば低く設定するように変更する
    FVコンバータとを備えたことを特徴とするブーム駆動
    の制御装置。
JP16428793A 1993-06-08 1993-06-08 ブーム駆動の制御装置 Expired - Lifetime JPH08667B2 (ja)

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JP16428793A JPH08667B2 (ja) 1993-06-08 1993-06-08 ブーム駆動の制御装置

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JPH06345384A JPH06345384A (ja) 1994-12-20
JPH08667B2 true JPH08667B2 (ja) 1996-01-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08188379A (ja) * 1995-01-10 1996-07-23 Kobe Steel Ltd クレーンの鉛直地切り制御装置
JP7427357B2 (ja) * 2017-06-07 2024-02-05 株式会社堀場エステック 流体制御装置、制御プログラム、及び、制御方法

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JPH06345384A (ja) 1994-12-20

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