JPH08658U - 生体組織片の収納袋 - Google Patents

生体組織片の収納袋

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JPH08658U
JPH08658U JP2939593U JP2939593U JPH08658U JP H08658 U JPH08658 U JP H08658U JP 2939593 U JP2939593 U JP 2939593U JP 2939593 U JP2939593 U JP 2939593U JP H08658 U JPH08658 U JP H08658U
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JP
Japan
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bag
opening
biological tissue
piece
japanese paper
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Application number
JP2939593U
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English (en)
Inventor
義美 巽
Original Assignee
義美 巽
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軟質の袋の開口部に緊張性と屈撓性を与え、生
体組織片の出し入れを容易にすること、袋の開口部を簡
単に開閉すること。 【構成】メッシュ生地又は和紙で袋１を形成し、袋の開
口部１ｃの一面に金属箔の貼着又は金属細線の接着によ
り折曲部２又は４を形成し、又は金属粉末を含浸させて
折曲層３を形成した。 【効果】折曲部又は折曲層に緊張性と屈撓性が与えら
れ、生体組織片の出し入れが容易又、袋の開口部を簡単
に開閉できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は生体組織片の収納袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば胃カメラで検査する生体組織片（粘膜）を採取し、各部位に相当する番 号を付した瓶に採取した生体組織片をホルマリン漬けにしておき、検査時にその 生体組織片をピンセットを用いて瓶から摘み出し、メッシュ生地又は和紙の袋に 収納し、ついで脱水包埋処理を行いパラフィン包埋する。
【０００３】 塊状となった生体組織片をミクロト−ムで４μに薄切し、薄切した生体組織片 をスライドガラスに貼り付けてＨＥ染色を行い、ＨＥ染色した顕微鏡標本を顕微 鏡で検査し、癌細胞、腫瘍、潰瘍等の診断を行っている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
脱水包埋処理、パラフィン包埋処理の前工程において、生体組織片をメッシュ 生地又は和紙の袋に入れ、袋の開口部をホッチキス針で閉じる時、生体組織片を 取り違えてメッシュ生地又は和紙の袋に入れるとホッチキス針を外して真正の生 体組織片と入れ替えねばならず、面倒であると共にメッシュ生地又は和紙の開口 部が軟質のため、再び開けるのが困難である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
メッシュ生地又は和紙で形成した袋の開口部の一面に、金属箔を貼着し、又は 、金属粉末を含浸させ、又は金属細線を網目状に接着することにより袋の開口部 に緊張性と屈撓性を付し、袋の開口部からの生体組織片の出し入れを容易にする と共に、ホッチキス針を用いることなく金属箔を貼着した折曲部、金属粉末を含 浸させた折曲層、金属細線を接着した折曲部を折曲することにより簡単に袋の開 口を閉じることを目的とする。
【０００６】
【作用】
袋の開口部における金属箔貼着面又は金属粉末含浸面又は金属細線挿入面と、 他方のメッシュ生地又は和紙面を手指で把持し広く開口させて生体組織片を袋内 へ入れ、緊張性と屈撓性を付した、金属箔貼着面などを二つ折りに折曲して袋の 開口を閉じ合わせる。
【０００７】 二つ折りに折曲した金属箔貼着面などを引伸ばして袋の開口を開け、入れ間違 えた生体組織片を真正のものに入れ替える。
【０００８】
【実施例】
図１及び図２に示すように、和紙から成る長短形の素材を、一端に蓋１ａを残 し二つ折りし、その両側縁１ｂを接着して袋１を形成する。
【０００９】 袋１の開口部１ｃの蓋１ａ側に、屈折自在な帯状の金属箔を一体的に貼着して 折曲部２を形成し、軟質の袋の開口部１ｃに緊張性と屈撓性を与える。
【００１０】 図３、及び図４に示すように、折曲部２の横長方向の中心線を折れ線２ａとし て蓋１ａと共に袋の開口部１ｃに被せると金属箔２が袋の開口部１ｃを閉じる。
【００１１】 他の実施例として図５に示すように、前記金属箔に代えて、金属粉末を袋の開 口部１ｃの蓋１ａ側に含浸させることにより折曲層３を形成、袋の開口部１ｃに 緊張性と屈撓性を与える。
【００１２】 更に他の実施例として図６に示すように、極細の柔軟な金属細線を網状にし袋 の開口部１ｃの蓋１ａ側に一体的に接着して折曲部４を形成し、袋の開口部１ｃ に緊張性と屈撓性を与える。
【００１３】 又、袋１の素材として和紙に代えて不織布などのメッシュ生地を用いることも できる。
【００１４】 又、和紙、ビニルフィルム製などの普通の袋の開口部シ−ル用としても活用で き、殊にダイレクトメ−ル用に好適である。
【００１５】
【考案の効果】
袋の開口部１ｃは折曲部２又は４又は折曲層３によって緊張性と屈撓性を与え られているため、蓋１ａと他方の袋の開口部１ｃを手指で把持することにより容 易に開口でき生体組織片の出し入れが容易である。
【００１６】 又、折曲部２又は４又は折曲層３を二つ折りに折曲することにより従来のよう にホッチキス針を使用することなく簡単に袋の開口部１ｃを閉じることができる と共に、生体組織片を取り違えて袋１に収納した時に容易に袋の開口部１ｃを開 けて真正の生体組織片と取り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本考案の実施例を示す正面図。
【図２】 同背面図。
【図３】 同左側面図。
【図４】 同折曲状態を示す要部切欠拡大側面図。
【図５】 本考案の他の実施例を示す正面図。
【図６】 本考案の他の実施例を示す正面図。
【符号の説明】
１ 袋 １ｃ 袋の開口部 ２ ４ 折曲部 ３ 折曲層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】メッシュ生地又は和紙で形成した袋の開口
    部の一面に金属箔を貼着し折曲部を形成して成る生体組
    織片の収納袋。
  2. 【請求項２】メッシュ生地又は和紙で形成した袋の開口
    部の一面に金属粉末を含浸させ折曲層を形成して成る生
    体組織片の収納袋
  3. 【請求項３】メッシュ生地又は和紙で形成した袋の開口
    部の一面に金属細線を網状にして接着し、折曲部を形成
    して成る生体組織片の収納袋。
JP2939593U 1993-06-02 1993-06-02 生体組織片の収納袋 Pending JPH08658U (ja)

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