JPH0865849A - 電線中剥き装置 - Google Patents
電線中剥き装置Info
- Publication number
- JPH0865849A JPH0865849A JP6201804A JP20180494A JPH0865849A JP H0865849 A JPH0865849 A JP H0865849A JP 6201804 A JP6201804 A JP 6201804A JP 20180494 A JP20180494 A JP 20180494A JP H0865849 A JPH0865849 A JP H0865849A
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- Japan
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- electric wire
- stripping
- wire clamp
- receiving surface
- peeling
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中剥き位置の変更が容易な電線中剥き装置を
提供する。 【構成】 本発明は、基台23上に固定されて電線37
の中間部の絶縁体を剥いて導電体を露出させる中剥き機
19と、基台23上に移動自在に支持されて電線37の
端末部を保持し中剥き機19に対して所定の位置に位置
決めされる電線クランプ21とを有する電線中剥き装置
17において、中剥き作業位置25で操作されて、電線
クランプ21を中剥き機19に対して所定の位置に移動
させる駆動手段27を設けたことを特徴としている。
提供する。 【構成】 本発明は、基台23上に固定されて電線37
の中間部の絶縁体を剥いて導電体を露出させる中剥き機
19と、基台23上に移動自在に支持されて電線37の
端末部を保持し中剥き機19に対して所定の位置に位置
決めされる電線クランプ21とを有する電線中剥き装置
17において、中剥き作業位置25で操作されて、電線
クランプ21を中剥き機19に対して所定の位置に移動
させる駆動手段27を設けたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の中間部の絶縁体
を剥がして導電体を露出させるための電線中剥き装置に
関する。
を剥がして導電体を露出させるための電線中剥き装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5は電線中剥き装置1を示す。この電
線中剥き装置1は、電線の中間の絶縁体を局部的に剥が
して導電体を露出させる。
線中剥き装置1は、電線の中間の絶縁体を局部的に剥が
して導電体を露出させる。
【0003】図5に示すように、電線中剥き装置1は、
基台3上に、中剥き機5が固定されている。この中剥き
機5に対して電線クランプ7が移動自在に基台3上に載
置されている。また、中剥き機5に対して電線クランプ
7は直線的に接離するようになっている。中剥き機5と
電線クランプ7との距離は、電線9の端末部分からの中
剥き位置に対応して設定される。また、この電線クラン
プ7の移動距離は、基台3上に張り付けられた巻尺11
により計測されるようになっている。
基台3上に、中剥き機5が固定されている。この中剥き
機5に対して電線クランプ7が移動自在に基台3上に載
置されている。また、中剥き機5に対して電線クランプ
7は直線的に接離するようになっている。中剥き機5と
電線クランプ7との距離は、電線9の端末部分からの中
剥き位置に対応して設定される。また、この電線クラン
プ7の移動距離は、基台3上に張り付けられた巻尺11
により計測されるようになっている。
【0004】そして、中剥きする位置に合わせて電線ク
ランプ7を中剥き機から移動し固定した後に、複数本の
電線9の端末部分を電線クランプ7に固定する。次に、
一本の電線9を中剥き機5と電線クランプ7との間に真
っ直ぐに張った状態で中剥き機5内に挿入し、中剥き作
業を行う。
ランプ7を中剥き機から移動し固定した後に、複数本の
電線9の端末部分を電線クランプ7に固定する。次に、
一本の電線9を中剥き機5と電線クランプ7との間に真
っ直ぐに張った状態で中剥き機5内に挿入し、中剥き作
業を行う。
【0005】また、中剥き位置を変更する場合には、作
業者が中剥き機5による中剥き作業位置(図5におい
て、足跡13により示す)から、電線クランプ7の位置
(図5において、足跡15により示す)まで移動し、電
線クランプ7の位置を新しい位置に設定し調整した後
に、再び中剥き作業位置まで戻り、中剥き作業を行う。
これにより、電線の所定の位置を中剥きすることが出来
るようになっている。
業者が中剥き機5による中剥き作業位置(図5におい
て、足跡13により示す)から、電線クランプ7の位置
(図5において、足跡15により示す)まで移動し、電
線クランプ7の位置を新しい位置に設定し調整した後
に、再び中剥き作業位置まで戻り、中剥き作業を行う。
これにより、電線の所定の位置を中剥きすることが出来
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数本
の電線9の所定の位置に中剥き作業を行った後に、中剥
き位置を変更する場合、中剥き作業の位置から一旦電線
クランプ7の位置まで作業者は移動し、電線クランプ7
の位置を変更した後に、再び中剥き作業の位置まで戻る
ため、電線の中剥き作業位置を変更する際に一々移動し
なければならず、中剥き位置の変更作業に時間がかかっ
ていた。
の電線9の所定の位置に中剥き作業を行った後に、中剥
き位置を変更する場合、中剥き作業の位置から一旦電線
クランプ7の位置まで作業者は移動し、電線クランプ7
の位置を変更した後に、再び中剥き作業の位置まで戻る
ため、電線の中剥き作業位置を変更する際に一々移動し
なければならず、中剥き位置の変更作業に時間がかかっ
ていた。
【0007】そこで、本発明は、作業者が移動しなくて
も中剥き位置を容易に変更可能な電線中剥き装置の提供
を目的とする。
も中剥き位置を容易に変更可能な電線中剥き装置の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、基台上に固定されて電線の中間
部の絶縁体を剥いて導電体を露出させる中剥き機と、基
台上に移動自在に支持されて電線の端末部を保持し中剥
き機に対して所定の位置に位置決めされる電線クランプ
とを有する電線中剥き装置において、中剥き作業位置で
操作されて、電線クランプを中剥き機に対して所定の位
置に移動させる駆動手段を設けたことを特徴としてい
る。
請求項1記載の発明は、基台上に固定されて電線の中間
部の絶縁体を剥いて導電体を露出させる中剥き機と、基
台上に移動自在に支持されて電線の端末部を保持し中剥
き機に対して所定の位置に位置決めされる電線クランプ
とを有する電線中剥き装置において、中剥き作業位置で
操作されて、電線クランプを中剥き機に対して所定の位
置に移動させる駆動手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、駆動手段が、中剥き機に対して電線クラン
プを接離自在に基台上に支持する案内支持手段と、この
案内支持手段が連結されると共に、一対の歯車間に巻き
掛けられた無端チェーンベルトと、操作ハンドルとを有
することを特徴としている。
明であって、駆動手段が、中剥き機に対して電線クラン
プを接離自在に基台上に支持する案内支持手段と、この
案内支持手段が連結されると共に、一対の歯車間に巻き
掛けられた無端チェーンベルトと、操作ハンドルとを有
することを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明であって、中剥き機に対して電線クラン
プを所定の位置に移動させた移動距離を表示する位置表
示手段を有することを特徴としている。
項2記載の発明であって、中剥き機に対して電線クラン
プを所定の位置に移動させた移動距離を表示する位置表
示手段を有することを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明であって、位置表示手段が、一端が電線クランプに連
結されて中剥き機の近傍に固定された巻き尺であること
を特徴としている。
明であって、位置表示手段が、一端が電線クランプに連
結されて中剥き機の近傍に固定された巻き尺であること
を特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれか一項記載の発明であって、電線クランプ
が、複数本の電線の端末が載置される第1の受面とこの
第1の受面に対して傾斜した第2の受面とを有する受部
と、第1の受面と略平行で第1の受面上に載置された電
線クランプを挟持する第1の押え面とこの第1の押え面
に対して傾斜し前記第2の受面に略平行で第2の受面上
に載置された電線クランプを挟持する押え部と、押え部
を受部側に接離させる駆動部とからなることを特徴とし
ている。
項3のいずれか一項記載の発明であって、電線クランプ
が、複数本の電線の端末が載置される第1の受面とこの
第1の受面に対して傾斜した第2の受面とを有する受部
と、第1の受面と略平行で第1の受面上に載置された電
線クランプを挟持する第1の押え面とこの第1の押え面
に対して傾斜し前記第2の受面に略平行で第2の受面上
に載置された電線クランプを挟持する押え部と、押え部
を受部側に接離させる駆動部とからなることを特徴とし
ている。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、電線の中剥き位置を
変更する場合には、中剥き作業位置で、駆動手段を操作
して、電線クランプを中剥き機に対して所定の位置に移
動させる。従って、作業者は中剥き作業位置から移動す
ることなく、中剥き機に対する電線クランプの位置を容
易に変更することが出来る。
変更する場合には、中剥き作業位置で、駆動手段を操作
して、電線クランプを中剥き機に対して所定の位置に移
動させる。従って、作業者は中剥き作業位置から移動す
ることなく、中剥き機に対する電線クランプの位置を容
易に変更することが出来る。
【0014】請求項2の発明によれば、電線の中剥き位
置を変更する場合には、中剥き作業位置で、操作ハンド
ルを操作し、一方の歯車を操作し回転させる。歯車が回
転すると、チェーンベルトが搬送されて案内支持手段が
移動し、電線クランプが中剥き機に対して接離する。こ
れにより、電線クランプを中剥き機に対して移動するこ
とが出来る。この場合、作業者は中剥き作業位置から移
動する必要がなく、中剥き作業位置で電線クランプを所
定の位置に変更することが出来る。
置を変更する場合には、中剥き作業位置で、操作ハンド
ルを操作し、一方の歯車を操作し回転させる。歯車が回
転すると、チェーンベルトが搬送されて案内支持手段が
移動し、電線クランプが中剥き機に対して接離する。こ
れにより、電線クランプを中剥き機に対して移動するこ
とが出来る。この場合、作業者は中剥き作業位置から移
動する必要がなく、中剥き作業位置で電線クランプを所
定の位置に変更することが出来る。
【0015】請求項3の発明によれば、中剥き作業位置
で駆動手段を操作して、中剥き機に対して電線クランプ
を移動させると、位置表示手段がこの移動距離を表示す
る。これにより、電線クランプを中剥き機に対して所定
の位置に移動させることが出来る。
で駆動手段を操作して、中剥き機に対して電線クランプ
を移動させると、位置表示手段がこの移動距離を表示す
る。これにより、電線クランプを中剥き機に対して所定
の位置に移動させることが出来る。
【0016】請求項4の発明によれば、電線クランプを
中剥き機に対して移動させると、巻き尺の一端も移動す
る。これにより中剥き機からの電線クランプの移動距離
を知ることが出来る。
中剥き機に対して移動させると、巻き尺の一端も移動す
る。これにより中剥き機からの電線クランプの移動距離
を知ることが出来る。
【0017】請求項5の発明によれば、複数本の電線の
端末部分を電線クランプに支持するには、複数本の電線
を受部上に載置して、駆動部を作動させ押え部を受部側
に移動させる。押え部を受部側に移動させると、複数本
の電線は第1の受面と第1の押え面との間に挟持される
と共に、第2の受面と第2の押え面との間に挟持され
る。この場合、第1の受面と第1の押え面とで挟持され
る位置と、第2の受面と第2の押え面とで挟持される位
置とは、複数本の電線の束の周方向にずれている。この
ため、複数本の電線の位置がずれにくく、複数本の電線
の端末を確実に保持することが出来る。
端末部分を電線クランプに支持するには、複数本の電線
を受部上に載置して、駆動部を作動させ押え部を受部側
に移動させる。押え部を受部側に移動させると、複数本
の電線は第1の受面と第1の押え面との間に挟持される
と共に、第2の受面と第2の押え面との間に挟持され
る。この場合、第1の受面と第1の押え面とで挟持され
る位置と、第2の受面と第2の押え面とで挟持される位
置とは、複数本の電線の束の周方向にずれている。この
ため、複数本の電線の位置がずれにくく、複数本の電線
の端末を確実に保持することが出来る。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る電線中剥き装置の実施例
について説明する。図1は電線中剥き装置17を示す斜
視図、図2は中剥き機19を示す斜視図、図3は電線ク
ランプ21を示す斜視図である。
について説明する。図1は電線中剥き装置17を示す斜
視図、図2は中剥き機19を示す斜視図、図3は電線ク
ランプ21を示す斜視図である。
【0019】図1に示すように、電線中剥き装置17
は、基台23上に固定されて電線37の中間部の絶縁体
を剥いて導電体を露出させる中剥き機19と、基台23
上に移動自在に支持されて電線の端末部を保持し中剥き
機19に対して所定の位置に位置決めされる電線クラン
プ21とを有している。また、本実施例の電線中剥き装
置17は、中剥き機19を操作する中剥き作業位置25
で操作されて、電線クランプ21を中剥き機19に対し
て所定の位置に移動させる駆動手段27が設けられてい
る。
は、基台23上に固定されて電線37の中間部の絶縁体
を剥いて導電体を露出させる中剥き機19と、基台23
上に移動自在に支持されて電線の端末部を保持し中剥き
機19に対して所定の位置に位置決めされる電線クラン
プ21とを有している。また、本実施例の電線中剥き装
置17は、中剥き機19を操作する中剥き作業位置25
で操作されて、電線クランプ21を中剥き機19に対し
て所定の位置に移動させる駆動手段27が設けられてい
る。
【0020】中剥き機19は、図2に示すように、ケー
ス29内に中剥き部31と、この中剥き部31の電線ク
ランプ21側に設けられた電線押え部33とが収容され
ている。ケース29には、一側壁に電線挿入溝35が形
成されており、電線39が挿入されると、電線押え部3
3で電線が押えられ、中剥き部31により中剥きされ
る。
ス29内に中剥き部31と、この中剥き部31の電線ク
ランプ21側に設けられた電線押え部33とが収容され
ている。ケース29には、一側壁に電線挿入溝35が形
成されており、電線39が挿入されると、電線押え部3
3で電線が押えられ、中剥き部31により中剥きされ
る。
【0021】中剥き部31は、ソレノイド39の駆動に
より電線37の軸方向に移動自在なカッタ保持部41
と、このカッタ保持部41を電線37の軸方向(矢印a
方向)に移動自在に案内・支持する支持部43とで構成
されている。カッタ保持部41には、カッタ45、47
が接離自在に支持されている。カッタ45は、円弧状に
形成された剥き刃49、51がそれぞれ形成されてお
り、両カッタ45、47が合わされることにより電線3
7の絶縁体被覆部分のみが切断されるようになってい
る。
より電線37の軸方向に移動自在なカッタ保持部41
と、このカッタ保持部41を電線37の軸方向(矢印a
方向)に移動自在に案内・支持する支持部43とで構成
されている。カッタ保持部41には、カッタ45、47
が接離自在に支持されている。カッタ45は、円弧状に
形成された剥き刃49、51がそれぞれ形成されてお
り、両カッタ45、47が合わされることにより電線3
7の絶縁体被覆部分のみが切断されるようになってい
る。
【0022】この中剥き部31は、カッタ45、47に
より、電線37の絶縁体被覆部分が切断された後に、ソ
レノイド39の駆動力でカッタ保持部41が移動して、
絶縁体被覆部分が移動することにより導電体が露出し、
中剥きが行われる。この場合、電線クランプ21により
端末部分が保持された複数本の電線の中から、作業者が
一本の電線37ケース29の電線挿入溝35内に挿入す
ることにより、自動的に中剥き作業がなされる。
より、電線37の絶縁体被覆部分が切断された後に、ソ
レノイド39の駆動力でカッタ保持部41が移動して、
絶縁体被覆部分が移動することにより導電体が露出し、
中剥きが行われる。この場合、電線クランプ21により
端末部分が保持された複数本の電線の中から、作業者が
一本の電線37ケース29の電線挿入溝35内に挿入す
ることにより、自動的に中剥き作業がなされる。
【0023】すなわち、電線挿入溝35内に挿入した電
線37を図示しない検出器により検出すると、電線押え
部33が作動し、カッタ45、47が互いに接近し、電
線37の被覆部分を切断する。次に、この状態のままカ
ッタ保持部41がソレノイド39の駆動により電線37
の軸方向に移動する。これにより、中剥き作業がなされ
る。
線37を図示しない検出器により検出すると、電線押え
部33が作動し、カッタ45、47が互いに接近し、電
線37の被覆部分を切断する。次に、この状態のままカ
ッタ保持部41がソレノイド39の駆動により電線37
の軸方向に移動する。これにより、中剥き作業がなされ
る。
【0024】電線クランプ21は、図3に示すように、
内部に電線挿入室53が形成されたクランプ本体55
に、受部57と押え部59とが形成されている。受部5
7には、傾斜した第1の受面61と、この受面61に対
して逆方向に傾斜した第2の受面63とが形成されてい
る。押え部59は、クランプ本体55に支持されたソレ
ノイド60に連結されて受部57に対して接離自在とな
っている。この押え部59には、第1の受面61と平行
な第1の押え面65と、第2の受面63と平行な第2の
押え面67とが形成されている。これらの受部57と、
押え部59との間に複数本の電線の端末部分が挿入さ
れ、第1の受面61と第1の押え面65、第2の受面6
3と第2の押え面67との間で挟持される。
内部に電線挿入室53が形成されたクランプ本体55
に、受部57と押え部59とが形成されている。受部5
7には、傾斜した第1の受面61と、この受面61に対
して逆方向に傾斜した第2の受面63とが形成されてい
る。押え部59は、クランプ本体55に支持されたソレ
ノイド60に連結されて受部57に対して接離自在とな
っている。この押え部59には、第1の受面61と平行
な第1の押え面65と、第2の受面63と平行な第2の
押え面67とが形成されている。これらの受部57と、
押え部59との間に複数本の電線の端末部分が挿入さ
れ、第1の受面61と第1の押え面65、第2の受面6
3と第2の押え面67との間で挟持される。
【0025】この場合、図4に示すように、第1の受面
61と第1の押え面65、第2の受面63と第2の押え
面67との間で挟持される位置(図4において矢印で示
す)は、複数本の電線の束の周方向にずれている。この
ため、複数本の電線が軸方向へずれにくく、電線の端末
部分を強固に保持することが出来る。
61と第1の押え面65、第2の受面63と第2の押え
面67との間で挟持される位置(図4において矢印で示
す)は、複数本の電線の束の周方向にずれている。この
ため、複数本の電線が軸方向へずれにくく、電線の端末
部分を強固に保持することが出来る。
【0026】また、第1の受面61と第1の押え面6
5、第2の受面63と第2の押え面67との間で複数本
の電線の端末部分を挟持することにより、例えば、電線
の本数が少なく電線の束の径が小さい場合でも、電線の
本数が多く電線の束の径が大きい場合でも、いずれの場
合でも確実に保持することが出来る。この電線クランプ
21は駆動手段27により中剥き機19に対して接離自
在となっている。
5、第2の受面63と第2の押え面67との間で複数本
の電線の端末部分を挟持することにより、例えば、電線
の本数が少なく電線の束の径が小さい場合でも、電線の
本数が多く電線の束の径が大きい場合でも、いずれの場
合でも確実に保持することが出来る。この電線クランプ
21は駆動手段27により中剥き機19に対して接離自
在となっている。
【0027】駆動手段27は、図1に示すように、中剥
き機19に対して電線クランプ21を接離自在に基台2
3上に支持する案内支持手段69と、この案内支持手段
69が連結されると共に、一対の歯車71、73間に巻
き掛けられた無端チェーンベルト75と、中剥き機19
を操作する中剥き作業位置25で操作されて歯車71を
回転させる操作ハンドル77とを有している。
き機19に対して電線クランプ21を接離自在に基台2
3上に支持する案内支持手段69と、この案内支持手段
69が連結されると共に、一対の歯車71、73間に巻
き掛けられた無端チェーンベルト75と、中剥き機19
を操作する中剥き作業位置25で操作されて歯車71を
回転させる操作ハンドル77とを有している。
【0028】案内支持手段69は、基台23上に平行に
配置された一対のレール79、79と、このレール7
9、79上にスライドベアリング81を介して載置され
た可動板83とからなり、可動板83に電線クランプ2
1が固定されている。可動板83の一方の側部は、無端
チェーンベルト75に連結されている。
配置された一対のレール79、79と、このレール7
9、79上にスライドベアリング81を介して載置され
た可動板83とからなり、可動板83に電線クランプ2
1が固定されている。可動板83の一方の側部は、無端
チェーンベルト75に連結されている。
【0029】無端チェーンベルト75は、一対の歯車7
1、73間に巻き掛けられている。一方の歯車71は、
中剥き機19側の基台23の側部に配置され、他方の歯
車73は、中剥き機19と反対側の基台の側部に配置さ
れている。一方の歯車71は、回転軸85の一端に固定
されている。この回転軸85の他端は、中剥き機19の
作業位置に軸受87を介して基台23に支持され、その
先端部には、操作ハンドル77が連結されている。
1、73間に巻き掛けられている。一方の歯車71は、
中剥き機19側の基台23の側部に配置され、他方の歯
車73は、中剥き機19と反対側の基台の側部に配置さ
れている。一方の歯車71は、回転軸85の一端に固定
されている。この回転軸85の他端は、中剥き機19の
作業位置に軸受87を介して基台23に支持され、その
先端部には、操作ハンドル77が連結されている。
【0030】この操作ハンドル77を回転させることに
より、無端チェーンベルト75が搬送されて、可動板8
3が中剥き機19に対して接離自在に移動し、位置表示
手段89により所定の位置に電線クランプ21が移動さ
れて、位置決めされる。
より、無端チェーンベルト75が搬送されて、可動板8
3が中剥き機19に対して接離自在に移動し、位置表示
手段89により所定の位置に電線クランプ21が移動さ
れて、位置決めされる。
【0031】位置表示手段89は、いわゆるメジャー
で、ケース93内に巻き尺95が巻き取られており、先
端部が、可動板83に固定されている。また、基台23
の表示位置91には基準位置が示されており、この基準
位置からの電線クランプ21移動距離を設定することに
より、電線クランプ21を所定の位置に移動させること
が出来る。
で、ケース93内に巻き尺95が巻き取られており、先
端部が、可動板83に固定されている。また、基台23
の表示位置91には基準位置が示されており、この基準
位置からの電線クランプ21移動距離を設定することに
より、電線クランプ21を所定の位置に移動させること
が出来る。
【0032】次に、上記電線中剥き装置17により、複
数本の電線に中剥き部分を形成する中剥き作業の手順に
ついて説明する。
数本の電線に中剥き部分を形成する中剥き作業の手順に
ついて説明する。
【0033】作業者は中剥き作業位置25に位置した状
態で、電線クランプ21を中剥き機19側に移動させ
て、複数本の電線37の端末部分を電線クランプ21に
保持させる。次に、操作ハンドル77を回転操作して電
線クランプ21を中剥き機19から離間させる。このと
き表示位置91で確認しながら電線クランプ21が所定
の位置まで移動したか否かを確認する。電線クランプ2
1が所定の位置まで移動した状態で、複数本の電線37
の中から1本ずづ電線を取り出して、真っ直ぐに張った
状態で中剥き機19の電線挿入溝35内に挿入する。こ
れにより、電線の所定の位置に中剥き部分を形成するこ
とが出来る。
態で、電線クランプ21を中剥き機19側に移動させ
て、複数本の電線37の端末部分を電線クランプ21に
保持させる。次に、操作ハンドル77を回転操作して電
線クランプ21を中剥き機19から離間させる。このと
き表示位置91で確認しながら電線クランプ21が所定
の位置まで移動したか否かを確認する。電線クランプ2
1が所定の位置まで移動した状態で、複数本の電線37
の中から1本ずづ電線を取り出して、真っ直ぐに張った
状態で中剥き機19の電線挿入溝35内に挿入する。こ
れにより、電線の所定の位置に中剥き部分を形成するこ
とが出来る。
【0034】全ての電線の所定の位置に中剥き部分を形
成した後に、同じ複数本の電線の別の部分に中剥き部分
を形成するには、中剥き作業位置25で操作ハンドル7
7を操作して、電線クランプ21を他の部分に中剥き部
分を形成する位置まで移動させる。そして電線クランプ
21を移動させた後に、再び一本ずつ中剥き機19の電
線挿入溝35内に挿入して中剥き作業を行う。
成した後に、同じ複数本の電線の別の部分に中剥き部分
を形成するには、中剥き作業位置25で操作ハンドル7
7を操作して、電線クランプ21を他の部分に中剥き部
分を形成する位置まで移動させる。そして電線クランプ
21を移動させた後に、再び一本ずつ中剥き機19の電
線挿入溝35内に挿入して中剥き作業を行う。
【0035】このように、本実施例によれば、作業者
は、中剥き位置を変更する場合、中剥き作業の位置から
一旦電線クランプ7の位置まで移動する必要がなく、中
剥き作業位置25から移動することなく電線の中剥き位
置を容易に変更することが出来る。従って、作業者が移
動する時間が不要になるので、中剥き作業時間を短縮す
ることが出来る。また、作業者は同一の場所で作業する
ことが出来るので、疲労が低減し、作業能率を向上する
ことが出来る。
は、中剥き位置を変更する場合、中剥き作業の位置から
一旦電線クランプ7の位置まで移動する必要がなく、中
剥き作業位置25から移動することなく電線の中剥き位
置を容易に変更することが出来る。従って、作業者が移
動する時間が不要になるので、中剥き作業時間を短縮す
ることが出来る。また、作業者は同一の場所で作業する
ことが出来るので、疲労が低減し、作業能率を向上する
ことが出来る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、電線の中剥き位置を変更する場合、中剥き作業位
置で、駆動手段を操作して、電線クランプを中剥き機に
対して所定の位置に移動させことが出来るので、作業者
は移動することがなく、中剥き作業を容易に行うことが
出来る。
れば、電線の中剥き位置を変更する場合、中剥き作業位
置で、駆動手段を操作して、電線クランプを中剥き機に
対して所定の位置に移動させことが出来るので、作業者
は移動することがなく、中剥き作業を容易に行うことが
出来る。
【0037】請求項2の発明によれば、電線の中剥き位
置を変更する場合、中剥き作業位置で、操作ハンドルを
操作することで、電線クランプの位置を変更することが
出来るので、作業者は電線クランプの位置の変更時に中
剥き作業位置から移動する必要がなく、中剥き作業を容
易に行うことが出来る。
置を変更する場合、中剥き作業位置で、操作ハンドルを
操作することで、電線クランプの位置を変更することが
出来るので、作業者は電線クランプの位置の変更時に中
剥き作業位置から移動する必要がなく、中剥き作業を容
易に行うことが出来る。
【0038】請求項3の発明によれば、中剥き作業位置
で駆動手段を操作して、中剥き機に対して電線クランプ
を移動させると、位置表示手段がこの移動距離を表示す
る。これにより、作業者は、中剥き作業位置から移動す
ることなく、電線クランプを中剥き機に対して所定の位
置に容易に移動させることが出来る。
で駆動手段を操作して、中剥き機に対して電線クランプ
を移動させると、位置表示手段がこの移動距離を表示す
る。これにより、作業者は、中剥き作業位置から移動す
ることなく、電線クランプを中剥き機に対して所定の位
置に容易に移動させることが出来る。
【0039】請求項4の発明によれば、電線クランプを
中剥き機に対して移動させると、巻き尺の一端も移動す
る。これにより中剥き機からの電線クランプの移動距離
を知ることが出来る。また、位置表示手段として巻き尺
を用いることにより、中剥き装置を安価に製造すること
が出来る。
中剥き機に対して移動させると、巻き尺の一端も移動す
る。これにより中剥き機からの電線クランプの移動距離
を知ることが出来る。また、位置表示手段として巻き尺
を用いることにより、中剥き装置を安価に製造すること
が出来る。
【0040】請求項5の発明によれば、第1の受面と第
1の押え面、第2の受面と第3の押え面との間で複数本
の電線端末を保持することにより、確実に複数本の電線
の端末を保持することが出来ると共に、電線の本数にか
かわらず確実に保持することが出来る。
1の押え面、第2の受面と第3の押え面との間で複数本
の電線端末を保持することにより、確実に複数本の電線
の端末を保持することが出来ると共に、電線の本数にか
かわらず確実に保持することが出来る。
【図1】本発明に係る電線中剥き装置の実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明に係る電線中剥き装置の中剥き機を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明に係る電線中剥き装置の電線クランプを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】電線クランプにより複数本の電線を保持した状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図5】従来の電線中剥き装置を示す斜視図である。
17 電線中剥き装置 19 中剥き機 21 電線クランプ 23 基台 25 中剥き作業位置 27 駆動手段 37 電線 57 受部 61 第1の受面 63 第2の受面 65 第1の押え面 67 第2の押え面 69 案内支持手段 77 操作ハンドル 89 位置表示手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この中剥き部31は、カッタ45、47に
より、電線37の絶縁体被覆部分が切断された後に、ソ
レノイド39の駆動力でカッタ保持部41が移動して、
絶縁体被覆部分が移動することにより導電体が露出し、
中剥きが行われる。この場合、電線クランプ21により
端末部分が保持された複数本の電線の中から、作業者が
一本の電線37をケース29の電線挿入溝35内に挿入
することにより、自動的に中剥き作業がなされる。
より、電線37の絶縁体被覆部分が切断された後に、ソ
レノイド39の駆動力でカッタ保持部41が移動して、
絶縁体被覆部分が移動することにより導電体が露出し、
中剥きが行われる。この場合、電線クランプ21により
端末部分が保持された複数本の電線の中から、作業者が
一本の電線37をケース29の電線挿入溝35内に挿入
することにより、自動的に中剥き作業がなされる。
Claims (5)
- 【請求項1】 基台上に固定されて電線の中間部の絶縁
体を剥いて導電体を露出させる中剥き機と、 前記基台上に移動自在に支持されて電線の端末部を保持
し前記中剥き機に対して所定の位置に位置決めされる電
線クランプとを有する電線中剥き装置において、中剥き
作業位置で操作されて、前記電線クランプを前記中剥き
機に対して所定の位置に移動させる駆動手段を設けたこ
とを特徴とする電線中剥き装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記駆動
手段が、前記中剥き機に対して前記電線クランプを接離
自在に基台上に支持する案内支持手段と、この案内支持
手段が連結されると共に、一対の歯車間に巻き掛けられ
た無端チェーンベルトと、前記歯車の一方を回転させる
操作ハンドルとを有することを特徴とする電線中剥き装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
て、前記中剥き機に対して前記電線クランプを所定の位
置に移動させた移動距離を表示する位置表示手段を有す
ることを特徴とする電線中剥き装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、前記位置
表示手段が、一端が前記電線クランプに連結されて前記
中剥き機の近傍に固定された巻き尺であることを特徴と
する電線中剥き装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
記載の発明であって、前記電線クランプが、複数本の電
線の端末が載置される第1の受面とこの第1の受面に対
して傾斜した第2の受面とを有する受部と、前記第1の
受面と略平行で第1の受面上に載置された前記電線を挟
持する第1の押え面とこの第1の押え面に対して傾斜し
前記第2の受面に略平行で第2の受面上に載置された前
記電線を挟持する押え部と、前記押え部を前記受部側に
接離させる駆動部とからなることを特徴とする電線中剥
き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20180494A JP3253457B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電線中剥き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20180494A JP3253457B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電線中剥き装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0865849A true JPH0865849A (ja) | 1996-03-08 |
JP3253457B2 JP3253457B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=16447204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20180494A Expired - Fee Related JP3253457B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電線中剥き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3253457B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109557611A (zh) * | 2017-09-27 | 2019-04-02 | 吴志坚 | 光纤涂层自动剥除及清洁装置 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP20180494A patent/JP3253457B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109557611A (zh) * | 2017-09-27 | 2019-04-02 | 吴志坚 | 光纤涂层自动剥除及清洁装置 |
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---|---|
JP3253457B2 (ja) | 2002-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |