JPH0865683A - 動画像符号量制御方法と装置 - Google Patents

動画像符号量制御方法と装置

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JPH0865683A
JPH0865683A JP21530994A JP21530994A JPH0865683A JP H0865683 A JPH0865683 A JP H0865683A JP 21530994 A JP21530994 A JP 21530994A JP 21530994 A JP21530994 A JP 21530994A JP H0865683 A JPH0865683 A JP H0865683A
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Wataru Kameyama
渉 亀山
Koichi Oyama
公一 大山
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/005Statistical coding, e.g. Huffman, run length coding

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画像符号化装置において動画像の性質にか
かわらず一定の符号量となるように制御する。 【構成】 ピクチャ・タイプ61と、その符号量62
と、平均量子化ステップ数63とから各ピクチャの複雑
度を制御し(100)、許容される最大および最小符号
量をVBV(ビデオ・バッファ検証器)の規定に合わせ
て計算し(160,200)、各マクロブロックにおけ
る量子化ステップに重みづけをし(300)、量子化さ
れたDCT係数を所定の条件で強制的に破棄し(30
0,400,450)、VBVバッファを適正に保つた
めにピクチャのスライスの先頭で0ビットのスタッフィ
ングをし(710)、ピクチャ群(GOP)単位で一定
の符号量とするためにGOPの最後で0ビットをスタッ
フィングする(750)。 【効果】 どのような動画像の入力があってもGOP単
位で一定の符号量を出力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画質を一定の水準に保
ちながら一定の符号量になるように制御して動画像を量
子化し符号化して出力する動画像符号量制御方法とその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する動画像符号化方式の一種
に国際標準化機構(ISO/IECJTC1/SC29
/WG11 MPEG)で検討されている符号化方式が
ある(ISO 11172,“Coding of Moving Pictu
re and Associated Audio for Digital Storage Media
at up to About 1.5Mb/s”、およびISO DIS13
818,“Generic Coding of Moving Pictures and As
sociated Audio ”)。この符号化方式において符号化
された動画像情報は、ピクチャ内のすべてのブロックを
ピクチャ内符号化するIピクチャ、ピクチャ間予測符号
化によるPピクチャ、過去と未来のIピクチャまたはP
ピクチャからの予測符号化によるBピクチャの3種類の
ピクチャ・タイプによって構成される。
【0003】一般にIピクチャは発生符号量が多く、B
ピクチャは発生符号量が少ない。PピクチャはIピクチ
ャとBピクチャの中間的な発生符号量となる。この3種
類のピクチャが、ある間隔(Group of Picture, GOP
と略す)で周期的に繰り返される。ただしIピクチャは
GOPの最初に1回しか出現しない。このような画像の
符号化を行うにあっては、各ピクチャに対する符号量割
り当をあらかじめ行い。割り当てられた符号量に近づく
ように各ピクチャのマクロブロックの量子化ステップを
決める必要がある。
【0004】図9には、この国際標準による従来の動画
像符号化装置の一般的な回路構成を示している。入力さ
れた符号化前の動画像情報52は入力される予測画像8
6と減算器31において差分がとられ、予測誤差70が
出力される。離散コサイン変換器21は入力された予測
誤差70の画像をブロック単位でDCT(離散コサイン
変換)し、DCT係数71を出力する。量子化器12は
入力されたDCT係数71を受けとる量子化ステップで
量子化し、量子化されたDCT係数72を出力する。量
子化されたDCT係数72は逆量子化器24に入力され
る。逆量子化器24は量子化されたDCT係数72を逆
量子化し、逆量子化されたDCT係数81を出力する。
【0005】逆離散コサイン変換器25は逆量子化され
たDCT係数81を受けとり、DCT係数を逆量子化し
て予測誤差画像82を出力する。予測誤差画像82は加
算器32において予測画像85と加算されて、新たな予
測画像83が出力される。これを印加された予測画像メ
モリ26は新たな予測画像を記憶し、これを新たな予測
画像84として出力する。
【0006】ピクチャ・タイプ指示信号51はこれから
符号化しようとする画像のピクチャ・タイプを指定す
る。ピクチャ・タイプがIピクチャの場合には、スイッ
チ36および37を開放し、予測誤差70は入力画像そ
のものとなり、予測画像メモリ26をリフレッシュす
る。ピクチャ・タイプがPピクチャおよびBピクチャの
ときはスイッチ36および37はオンとなる。
【0007】量子化されたDCT係数72は、符号生成
器22にも入力される。符号生成器22は、量子化ステ
ップ数情報65が示す量子化ステップ数と入力された量
子化されたDCT係数72を符号化し、符号語73を出
力する。また、様々な符号化情報74も出力する。符号
多重器27は、入力された符号語73を他の情報と多重
化し、最終的に符号化された動画像情報59を出力す
る。
【0008】符号化情報管理器23は、様々な符号化情
報74を受けとり、現在符号化しようとしているピクチ
ャ・タイプを知り、最も最近に符号化されたピクチャ・
タイプをピクチャ・タイプ情報61とし、そのピクチャ
での符号量をピクチャ符号量情報62とし、そのピクチ
ャでの平均量子化ステップ数を平均量子化ステップ数情
報63とし、現在符号化しているピクチャの累積符号量
を累積符号量情報64として、それぞれ出力する。
【0009】符号量制御器11は、符号化情報管理器2
3から受けた、ピクチャ・タイプ情報61、ピクチャ符
号量情報62、平均量子化ステップ数情報63および現
在符号化しているピクチャにおける累積符号量情報64
と、入力される現在符号化しようとしているピクチャ・
タイプを指示するピクチャ・タイプ指示信号51から、
量子化ステップをマクロブロック毎に決定し、量子化ス
テップ数を量子化ステップ数情報65として出力する。
【0010】このような回路構成により、符号生成器2
2より発生する符号語73が所定の符号量より多く発生
する場合には量子化ステップ数情報65が表わす量子化
ステップ数を大きくして量子化器12において量子化さ
れた量子化DCT係数72の発生を押え、符号量が見積
より少なく発生する場合には量子化ステップ数を小さく
して符号化される量子化DCT係数72を多く発生させ
る動作を符号量制御器11と量子化装置12を含む符号
量制御部10において行い、符号量制御部10が発生す
る符号語73の符号量を制御する。
【0011】符号量制御部10では、従来ISO/IE
C JTC1/SC29/WG11/N0400の規定
に記述されているようなやり方で量子化ステップを決定
し、発生する符号量を制御してきた。
【0012】具体的には、従来の符号量制御部10にお
ける発生符号量の制御は、つぎのような2つのステップ
によって行われている。 1.目標符号量の設定 2.各マクロブロックの量子化ステップの決定 である。これらについて詳細を説明する。
【0013】ピクチャ・タイプ情報61とともにピクチ
ャ符号量情報62として符号量制御器11が受けたとき
の最も最近に符号化されたIピクチャ,Pピクチャ,B
ピクチャの符号量をSi ,Sp ,Sb とし、平均量子化
ステップ数情報63として受けた、それぞれのピクチャ
のマクロブロックの平均量子化ステップ数をQi
p ,Qb とすると、各ピクチャ・タイプの複雑度
i ,Xp ,Xb は以下のようにして計算される。 Xi =Sii (1) Xp =Spp (2) Xb =Sbb (3) この複雑度Xをもとにして各ピクチャ当りの目標符号量
を計算する。
【0014】ピクチャ・タイプ指示信号51によって指
示されるIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの各1枚
あたりの目標符号量をそれぞれTi ,Tp ,Tb とし、
このGOPに割り当てるべき残りの符号量をRとし、N
p ,Nb をその符号化しているGOP内の残りのPピク
チャ,Bピクチャの枚数とし、Kp ,Kb をIピクチャ
に対するP,Bピクチャの換算度と定義する。伝送路の
ビット・レートをb/s、1秒間のピクチャ数をp/s
とすると、目標符号量の設定は以下のように行われる。
【0015】ここに、 A1=1+{Npp/(Kpi)}+{Nbb/(Kb
i)} A2=Np+{Nbpb/(Kbp)} A3=Nb+{Npbp/(Kpb)} であり、関数max はカッコ内の2つの因数のうち、大き
い方の値を示すものである。rbp=(b/s)/(p/
s)とおいたとき、 Ti=max(R/A1,rbp/8) (4) Tp=max(R/A2,rbp/8) (5) Tb=max(R/A3,rbp/8) (6)
【0016】このようにして計算された目標符号量か
ら、各ピクチャの各マクロブロックにおける量子化ステ
ップは次のように計算される。まず、以下のように定数
rと、量子化ステップの計算で使われるパラメータの初
期値d0i,d0p,d0bを定める。 r=2(b/s)/(p/s) (7) d0i=10r/31 (8) d0p=Kp0i (9) d0b=Kb0i (10)
【0017】つぎに、nm をピクチャ中のマクロブロッ
ク数、Bj をj番目までのマクロブロックで発生した実
際の符号量とすると、Iピクチャ,Pピクチャ,Bピク
チャ中のj番目のマクロブロック(ただしj≧1)での
符号量制御器11から量子化ステップ数情報65として
出力される量子化ステップQji,Qjp,Qjbはパラメー
タdji,djp,djbを介して、以下のようにして求めら
れる。ここでBj-1 は、累積符号量情報64として符号
量制御器11に印加されている。
【0018】 dji=d0i+Bj-1−Ti(j−1)/nm (11) djp=d0p+Bj-1−Tp(j−1)/nm (12) djb=d0b+Bj-1−Tb(j−1)/nm (13) Qji=31dji/r (14) Qjp=31djp/r (15) Qjb=31djb/r (16)
【0019】このようにしてQji,Qjp,Qjbを決定し
た後は、これを直接マクロブロックにおける量子化ステ
ップとして使うか、さらに原画像をもとにした変調処理
を行い、変調された量子化ステップQji,Qjp,Qjb
量子化ステップ数情報65として符号量制御器11から
出力し、これを量子化器12において、量子化処理を行
う。
【0020】各ピクチャの最後のマクロブロックの処理
が終ったときには、式(11)〜(13)により得られ
たこれらのパラメータdji,djp,djbは、次のピクチ
ャでのパラメータの初期値d0i,d0p,d0bとして使わ
れる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の符号量制御部1
0において行われるこのような符号量制御方法は、一定
の性質の画像が続く動画像では良い符号量制御機能を提
供できる。しかしながら、ビット・レートがたとえば4
Mb/sといったような一定符号量で符号化を行うため
には、動画像全体の平均符号量が4Mb/sであるだけ
では不足で、GOP単位の平均符号量が4Mb/sであ
る必要がある。しかし、この方法ではこれを実現するこ
とが難しく、正確さに欠けているという欠点があった。
【0022】また、性質の違う画像が連続して発生する
場合、理論的に圧縮不可能なランダム・ノイズ画像が発
生する場合、および、符号化しても符合が発生しない黒
の画像が発生する場合などについては、全く符号量を制
御できないという問題もあった。
【0023】この他にも符号量制御方法としては、復号
器のバッファをオーバー・フローさせたりアンダー・フ
ローさせたりしてはならない制御が要求される。復号器
のバッファは、前述の国際標準で決められているVBV
(Video Buffer Verifier:ビデオ・バッファ検証器)を
符号化器で監視することでシミュレートでき、このVB
Vをオーバー・フローさせたりアンダー・フローさせな
い制御が要求されている。しかしながら、従来の手法で
はVBVに要求される条件を満たすことが保証されては
いなかった。
【0024】以上のように、従来の方法は一定の符号量
に制御する方法としては不完全なものであるということ
ができる。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は符号量制御部1
0の改良に係わるものであり、より厳密な符号量制御を
行う。そのために、複雑度制御部、VBV計算部、目標
符号量計算部、量子化ステップ制御部、量子化器、量子
化DCT係数破棄部、スライス・スタッフィング器およ
びGOPスタッフィング器を設ける。
【0026】1.各ピクチャの複雑度を制御するための
複雑度制御部では、各ピクチャの複雑度を適正に保つ制
御を行う。この複雑度制御部では、複雑度をクリッピン
グすることにより複雑度を所定値内に納め、量子化ステ
ップの計算で使われるパラメータの初期値d0i,d0p
0bの再調整情報を出力して一部のDCT係数を破棄す
ることによる複雑度の補償を行う。これによって目標符
号量が適正に設定できる。
【0027】2.目標符号量計算部では、VBV計算部
において求めたビデオ・バッファ検証器で許容される最
大許容符号量と最小許容符号量とをもとにして、許容さ
れる最大符号量、許容される最小符号量、好適符号量を
計算する。
【0028】3.量子化ステップ制御部では、各マクロ
ブロックにおける量子化ステップに重みづけをすること
により、性質の異なる動画像が入力されても適切に発生
符号量を制御することができる。
【0029】4.量子化ステップの重みづけによって
も、なお発生する符号量が多過ぎる場合に対処するた
め、量子化されたDCT係数を強制的に破棄する、量子
化DCT係数破棄部を設ける。これにより符号化器から
発生する符号量を許容される符号量内に納め、全体の符
号量を一定に保つことができる。
【0030】5.量子化ステップの重みづけによっても
発生する符号量が少な過ぎる場合に対処するため、各ピ
クチャのスライスの先頭で0ビットのスタッフィング器
を設ける。これにより符号化器(図9の構成)から発生
する符号量を目標符号量内に納め、全体の符号量を一定
に保つことができる。
【0031】6.GOP単位での一定符号量を保証する
ために、GOPの最後で0ビットをスタッフィングする
GOPスタッフィング器を設ける。これにより符号化器
から発生する符号量をGOP単位で一定に保つことがで
きる。
【0032】
【作用】このような手段を設けたことにより、どのよう
な動画像の入力があっても、GOP単位で一定の符号量
を出力することができる。たとえば、全体の平均符号量
を4Mb/sに設定すれば、GOP単位での平均符号量
を4Mb/sとして出力することができる。
【0033】
【実施例】図1は本発明の一実施例の回路構成を示して
おり、図9の符号量制御部10を構成している。
【0034】最も最近に符号化されたピクチャの、ピク
チャ・タイプがピクチャ・タイプ情報61として、その
ピクチャの符号量がピクチャ符号量情報62として、そ
のピクチャのマクロブロックの平均量子化ステップ数が
平均量子化ステップ数情報63として、量子化DCT係
数破棄部450によって破棄されたDCT係数の個数の
ピクチャ毎の累計が破棄された量子化DCT係数の個数
のピクチャ毎の累計を表わす情報462として、複雑度
制御部100へ入力される。
【0035】複雑度制御部100は受けとった情報より
調整して、Iピクチャ,PピクチャおよびBピクチャの
各複雑度をそれぞれ調整後のIピクチャ複雑度情報12
2、調整後のPピクチャ複雑度情報123および調整後
のBピクチャ複雑度情報124として出力する。また、
量子化ステップの計算で使われるIピクチャ,Pピクチ
ャおよびBピクチャのパラメータの初期値d0i,d0p
よびd0bの再設定情報をパラメータ再設定情報129と
して出力する。
【0036】最も最近に符号化されたピクチャの符号量
は、ピクチャ符号量情報62によってVBV計算部16
0に入力される。VBV計算部160はVBVバッファ
の制限により、次に符号化しようとするピクチャに許さ
れる最大符号量を最大許容符号量168として、最小符
号量を最小許容符号量169として出力する。
【0037】目標符号量計算部200は、これから符号
化するピクチャ・タイプの情報をピクチャ・タイプ指示
信号51から、最も最近に符号化されたピクチャの符号
量をピクチャ符号量情報62から受けとり、複雑度制御
部100からの調整後のIピクチャ複雑度情報122、
調整後のPピクチャ複雑度情報123および調整後のB
ピクチャ複雑度情報124と、VBV計算部160から
の最大許容符号量168および最小許容符号量169と
により、これから符号化するピクチャに対して適切な最
大符号量と最小符号量、そして望ましい符号量をそれぞ
れ許容最大符号量226許容最小符号量227および好
適符号量228として出力する。また、GOPの最後の
ピクチャの符号化が終った時点で、GOP単位で符号量
を一定に保つために必要な数の“0”のビットを付加す
るGOPスタッフィングが必要かどうかを判断し、必要
ならばスタッフィングに必要な0ビットの数をスタッフ
ィング数情報229として出力する。
【0038】量子化ステップ制御部300は、現在符号
化しているピクチャの累積符号量を累積符号量情報64
として受け、現在符号化しているピクチャ・タイプをピ
クチャ・タイプ指示信号51として受け、パラメータの
初期値d0i,d0p,d0bを調整するための情報をパラメ
ータ再設定情報129として受け、目標符号量計算部2
00からは許容最大符号量226、許容最小符号量22
7および好適符号量228を受けて、それらをもとに、
適切なマクロブロックの量子化ステップ数を決定し、そ
の情報を量子化ステップ数情報65として出力する。
【0039】符号量が許容最大符号量226を越えるよ
うな場合には量子化DCT係数破棄の制御が必要とな
り、DCT係数破棄制御信号347によりスイッチ42
0を端子b側に接続して、量子化器400において量子
化されたDCT係数情報408を量子化DCT係数破棄
部450に量子化されたDCT係数情報429として渡
す。この際に、何個の係数を符号化すべきかを符号化す
べきDCT係数の個数を示す情報349により量子化D
CT係数破棄部450に知らせる。発生する符号量が許
容最小符号量227よりも少な過ぎると判断すると、各
ピクチャのスライスの符号化開始の前に、スライスの先
頭で0ビットを詰め込むスライス・スタッフィングの制
御をするためにスタッフィングすべき0ビットの数をス
タッフィングすべき0ビットの数を示す情報348とし
てスライス・スタッフィング器710に送出する。
【0040】量子化器400は、マクロブロックのDC
T係数71と、量子化ステップ数情報65と、ピクチャ
・タイプ指示信号51とを受けて、DCT係数71を量
子化し、量子化されたDCT係数408をスイッチ42
0に出力する。
【0041】量子化DCT係数破棄部450は、量子化
されたDCT係数情報429と符号化すべきDCT係数
の個数を示す情報349を受けて、符号化されるべき0
でないDCT係数はそのまま残し、破棄すべき0でない
DCT係数を全て0として、その調整結果の量子化され
たDCT係数情報が調整された量子化DCT係数461
として得られ、これが量子化されたDCT計数72とし
て出力される。
【0042】スライス・スタッフィング器710は、ス
タッフィングすべき0ビットの数を示す情報348を受
けて、その数に従って0ビットをスタッフィング符号語
信号79として出力する。
【0043】GOPスタッフィング器750はスタッフ
ィング数情報229を受けて、スタッフィングすべき0
ビットの数だけの0ビットをスタッフィング符号語信号
79として出力する。
【0044】量子化ステップ数情報65は符号生成器2
2(図9)に印加され、そこで符号化される。
【0045】スイッチ420を介して得られた量子化さ
れたDCT係数428、または、調整された量子化DC
T係数461は量子化されたDCT係数72として符号
生成器22と逆量子化器24(図9)に渡される。
【0046】スライス・スタッフィング器710から出
力されたスライス・スタッフィングの0ビット、とGO
Pスタッフィング器750から出力されたGOPスタッ
フィングの0ビットは、スタッフィング符号語信号79
として出力されて、符号多重器27(図9)に渡され
る。図9の符号多重器27では、従来0ビットのスタッ
フィングは実施されてはいないが、本願発明において用
いられる符号多重器27では、スタッフィング符号語信
号79を受けると、ピクチャのスライスの先頭またはG
OPの最後で0ビットをスタッフィングして符号化され
た動画像情報59(図9)を出力する。
【0047】つぎに図1の各構成要素の詳細について説
明する。
【0048】図2に複雑度制御部100の回路構成を示
す。複雑度制御部100は4つのブロックから構成され
る。まず、複雑度計算器101では、ピクチャ符号量情
報62として受けとった最も最近に符号化されたピクチ
ャの符号量Sと、平均量子化ステップ数情報63として
受けとったそのピクチャの平均量子化ステップ数Qと、
破棄された量子化DCT係数の個数のピクチャ毎の累計
を表わす情報462として受けとったそのピクチャで破
棄されたDCT係数の個数Dから、そのピクチャ・タイ
プの複雑度Xを以下のように計算する。 X=(S+D×Rc)×Q (17) ただし、式(17)中でRc は所定の定数である。
【0049】このようにして計算されたピクチャの複雑
度Xは複雑度計算器101から複雑度情報111として
スイッチ105に出力される。スイッチ105は、計算
された複雑度Xに対応するピクチャ・タイプをピクチャ
・タイプ情報61として受けて、ピクチャ・タイプによ
ってその情報がスイッチ105の端子a,b,cのいず
れかに出力される。
【0050】スイッチ105の端子a,b,cはそれぞ
れ、Iピクチャ用複雑度調整器102、Pピクチャ用複
雑度調整器103、Bピクチャ用複雑度調整器104で
あり、スイッチ105の端子a,b,cから入力された
複雑度Xをさらに調整する。ここでの調整はIピクチ
ャ,Pピクチャ,Bピクチャに許された、あらかじめ設
定してある複雑度の最大値と最小値の範囲以内に、ピク
チャの複雑度Xが納まるように処理する。
【0051】Iピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの所
定の複雑度の最大値と最小値をそれぞれXi max,X
i min,Xp max,Xp min,Xb max,Xb minとし、I
ピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの複雑度をそれぞ
れ、Xi,Xp,Xb とすると、 Xi max<X ならば、Xi=Xi maxi min≦X≦Xi max ならば、Xi=X X<Xi min ならば、Xi=Xi min (18) のように複雑度を調整する。
【0052】すなわち、複雑度Xが複雑度の最大値X
i max を越えるときには調整後の複雑度Xi はXi max
に固定し、複雑度Xが複雑度の最大値Xi maxと複雑度
の最小値Xi min の間にあるときにはその複雑度Xをそ
のまま調整後の複雑度Xi とし、複雑度Xが最小値X
i min より小さいときには調整後の複雑度Xi はX
i min に固定する。
【0053】Pピクチャの複雑度Xp についても同様
に、 Xp max<X ならば、Xp=Xp max p min≦X≦Xp max ならば、Xp=X X<Xp min ならば、Xp=Xp min (19) のように複雑度を調整して調整後の複雑度Xp を得る。
【0054】Bピクチャの複雑度Xb ついても同様に、 Xb max<X ならば、Xb=Xb maxb min≦X≦Xb max ならば、Xb=X X=Xb min ならば、Xb=Xb min (20) のように複雑度を調整して調整後の複雑度Xb を得る。
【0055】これら調整後の複雑度Xi ,Xp ,X
b は、調整後のIピクチャ複雑度情報122、調整後の
Pピクチャ複雑度情報123および調整後のBピクチャ
複雑度情報124としてIピクチャ用複雑度調整器10
2,Pピクチャ用複雑度調整器103,Bピクチャ用複
雑度調整器104から出力される。
【0056】複雑度XがIピクチャ,Pピクチャ,Bピ
クチャの所定の複雑度の最大値または最小値Xi max
i min,Xp max,Xp min,Xb max,Xb minを越え
たときまたは至らなかったときには、調整後の複雑度は
これらの最大値または最小値に固定されるから、その固
定値に調整されたことを量子化ステップの計算で使用す
るパラメータの初期値d0i,d0p,d0bのパラメータ再
設定情報129として出力する。
【0057】図3にVBV計算部160の回路構成を示
す。VBV計算部160は2つのブロックから構成され
る。
【0058】VBV計算部160は、最も最近に符号化
されたピクチャの符号量をピクチャ符号量情報62とし
て受けとり、図示されてはいない復号器のバッファをシ
ミュレートする。ここでの処理は前述の国際標準で定め
られている方式に従う。VBVバッファ計算器161は
その国際標準で定められた方法でバッファ占有量を計算
する装置である。VBVバッファ計算器161は、VB
Vバッファの占有量をVBVバッファ値167として出
力する。
【0059】許容符号量計算器162は、受けとったV
BVバッファ値167をもとにして、次に符号化される
ピクチャに許される符号量の最大値と最小値を、それぞ
れ最大許容符号量168および最小許容符号量169と
して出力する。
【0060】VBVバッファ値167として知らされた
VBVバッファ占有量をOv 、目標とする全体の符号化
レートをRv 、動画像の1秒当りのピクチャ数をFv
VBVバッファの大きさをVとすると、許される符号量
の最大値TmaxとTminは、 Tmax=Ov+(Rv/Fv)−Mv (21) Tmin=Ov+2(Rv/Fv)−V+Mv (22) として求められる。Mv はある小さな値の定数で、VB
Vバッファを0にしたり、またはぎりぎり一杯まで使わ
せないようにするための、安全をみたマージンである。
v を0とすれば、VBVバッファを0から最大値まで
使い切るような符号量設定が可能であるが、一般的に
は、安全をとってMv を小さな値の定数とする。この許
される符号量の最大値Tmax が最大許容符号量168と
して、許される符号量の最小値Tmin が最小許容符号量
169としてVBV計算部160から出力される。
【0061】図4に目標符号量計算部200の回路構成
を示す。目標符号量計算部200は8つのブロックから
構成される。調整後のIピクチャ複雑度情報122、調
整後のPピクチャ複雑度情報123、調整後のBピクチ
ャ複雑度情報124として受けとったIピクチャ,Pピ
クチャ,Bピクチャの複雑度Xi ,Xp ,Xb と、ピク
チャ・タイプ指示信号51として受けとったこれから符
号化するピクチャ・タイプをもとに、Iピクチャの場合
の目標符号量Ti は式(23)より、Pピクチャの場合
の目標符号量Tp は式(24)より、Bピクチャの場合
の目標符号量Tb は式(25)より、目標符号量推定器
201において望ましい符号量を得て、好適符号量22
8として出力する。
【0062】ここに、 A1=1+{Npp/(Kpi)}+{Nbb/(Kb
i)} A2=Np+{Nbpb/(Kbp)} A3=Nb+{Npbp/(Kpb)} とおくと、 Ti=R/A1 (23) Tp=R/A2 (24) Tb=R/A3 (25) である。式(23),(24),(25)中のR,
p,Nb,Kp,Kbは従来の技術の式(4),(5),
(6)で説明した定義と同じである。
【0063】最大許容符号量168として入力されたV
BVバッファ値から求められた許される符号量の最大値
max は、最大符号量調整器211,212,213,
214を経て、調整された最大符号量が得られ許容最大
符号量226として出力される。
【0064】現在のGOPに割り当てるべき残りの符号
量をRとすると、最大符号量調整器211では、最大許
容符号量168として受けた符号量の最大値Tmax に対
して以下の処理を行い、結果の符号量T1 max を最大符
号量調整器212に対して出力する。符号量の最大値T
max が Tmax >Rのとき T1 max =R とし、その他のとき T1 max =Tmax (26)
【0065】最大符号量調整器212では、たとえば、
ビット・レートb/sとピクチャ・レートp/sから式
(27)のようにピクチャ毎の最低符号量Mを定義し
て、最大符号量調整器211から入力された符号量T1
max に対して、式(28)の処理を行い、結果の符号量
2 max を最大符号量調整器212から出力する。な
お、本発明はピクチャ毎の最低符号量Mをこのような定
義方法に限定するものではない。 M=(b/s)/{8(p/s)} (27) T1 max <Mならば、 T2 max =M とし、その他のとき、 T2 max =T1 max (28)
【0066】最大符号量調整器213では、好適符号量
228として入力される望ましい符号量T、最大符号量
調整器212から入力された符号量T2 max に対して以
下の処理を行い、結果の符号量T3 max を最大符号量調
整器214に対して出力する。 T2 max <Tならば、 T3 max =T とし、その他のとき、 T3 max =T2 max (29)
【0067】最大符号量調整器214では、好適符号量
228として入力される望ましい符号量T、符号量判定
情報225として符号量判定器206から符号量判定情
報225として入力される定数s、最大符号量調整器2
13から入力される符号量T3 max から、以下の処理を
行い、結果の符号量T4 max を許容最大符号量226と
して最大符号量調整器214より出力する。 T(Ms−Ss×s)≦T3 max ならば、 T4 max =T(Ms−Ss×s) とし、その他のとき、 T4 max =T3 max (30) ここでMs はある定数でたとえば2、Ss もある定数で
たとえば0.1とする。
【0068】符号量判定器206では、ピクチャ符号量
情報62として受けた最も最近に符号化されたピクチャ
の符号量と、そのピクチャの符号化開始時点で設定され
ていた望ましい符号量とが、結果的にどのような関係に
なったかを判定する部分で、符号量判定器206中に保
持されるカウンタs(初期値は0)を以下のように調整
する。 SP −TP >0であり、かつ、SP /TP max >Hのとき、あるいはTP max = TP のとき、 s=s+1とし、 その他のとき、 s=s−1 (31)
【0069】ここでSP はピクチャ符号量情報62とし
て印加される。最も最近に符号化されたピクチャの発生
符号量、TP はそのピクチャでの望ましい符号量、T
P maxはそのピクチャで許された最大符号量、Hは所定
の定数で、たとえば0.8とする。ただし式(31)で
はカウンタsはある範囲に限定されており、Ms =2,
s =0.1,H=0.8の場合には10≧s≧0の範
囲に限定される。sは符号量判定器206から符号量判
定情報225として出力される。
【0070】最小符号量調整器207では、最小許容符
号量169として入力された最小符号量Tmin と、好適
符号量228として入力された望ましい符号量Tから、
以下の処理を行い最小符号量Tmin を調整して、最小符
号量調整器207から許容最小符号量227としてT
7 min を出力する。 Tmin >Tならば、 T7 min =T とし、その他のとき、 T7 min =Tmin (32)
【0071】以上の処理の結果、適切に処理された許さ
れる最大符号量が許容最大符号量226として、許され
る最小符号量が許容最小符号量227として望ましい符
号量が好適符号量228として出力される。
【0072】GOPスタッフィング判定器208は、ピ
クチャ符号量情報62として最も最近に符号化されたピ
クチャの符号量を受けとる。このピクチャがGOPの最
後のピクチャの場合、RをGOP最後のピクチャの符号
量が引かれていないGOPに許される残りの符号量、S
P をGOP最後のピクチャの符号量、Tspをそのピクチ
ャで許された最大符号量とすると、以下の式で求められ
るSGOP を計算する。 R≦Tspであり、かつ、R−SP >0のとき、SGOP =R−SP とし、R>Tspであり、かつ、R−SP >0のとき、SGOP =Tsp−SP とし、その他のときは、 SGOP =0 (33)
【0073】ここで求められたSGOP は、GOPの最後
に必要なスタッフィングの0ビットの数であり、このG
OPの最後にスタッフィングする0ビットの数SGOP
GOPスタッフィング判定器208から、スタッフィン
グ数情報229として出力される。
【0074】また式(33)をそのまま使わずに、若干
のマージンをとって、スタッフィングを行うことも可能
であり、MGOP をそのマージンとして設定し、以下のよ
うにSGOP を計算する。 R≦Tspであり、かつ、R−SP >MGOP のとき、 SGOP =R−SP −MGOP とし、R>Tspであり、かつ、R−SP >MGOP のとき、 SGOP =Tsp−SP とし、その他のときは、 SGOP =0 (34)
【0075】図5に量子化ステップ制御部300の回路
構成を示す。量子化ステップ制御部300は7つのブロ
ックで構成される。仮想最大符号量計算器301は、許
容最大符号量226によりピクチャに許される最大符号
量を受けとり、ピクチャ・タイプ指示信号51によりそ
のピクチャ・タイプを受けとる。ピクチャ中の全マクロ
ブロック数をnm 、最大符号量をTmax 、現在のマクロ
ブロック数をxとすると、次の式で表わされるymax
計算する。ただし、m0 はピクチャ・タイプに依存した
ある定数である。仮想最大符号量ymax は仮想最大符号
量情報321として仮想最大符号量計算器301から出
力される。 ymax =(Tmax −m0 )x/nm +m0 (35)
【0076】仮想最小符号量計算器302は、許容最小
符号量227によりピクチャに許される最小符号量を受
けとり、好適符号量228から望ましい符号量を受けと
る。同様にして、最小符号量をTmin 、望ましい符号量
をT、現在のマクロブロック数をxとすると、次の式で
表わされる仮想最小符号量ymin を計算する。仮想最小
符号量ymin は仮想最小符号量322として仮想最小符
号量計算器302から出力される。 ymin=(Tx/nm)+(Tmin−T) (36)
【0077】仮想好適符号量計算器303は、好適符号
量228から望ましい符号量を受けとる。同様にして、
次の式で表わされる仮想好適符号量y′を計算する。仮
想好適符号量y′は仮想好適符号量情報323として仮
想好適符号量計算器303より出力される。 y′=Tx/nm (37)
【0078】重み評価器304は、仮想最大符号量情報
321として仮想最大符号量ymaxを、仮想最小符号量
情報322として仮想最小符号量ymin を、仮想好適符
号量情報323として仮想好適符号量y′を、累積符号
量情報64として現時点までのピクチャの累積符号量y
を受けとり、以下の式で決定される関数Fで表わされる
重み値wを計算する。 y1=(y−y′)/(ymax−y′) y2=(y′−y)/(ymin−y′) としたとき、 y≧y′なら、 w=F(y1) y<y′なら、 w=F(y2) (38)
【0079】図6には関数Fの一例が示されている。一
般的に、関数Fは単調増加関数であるほうが重みづけの
効果は高い。図6の関数Fは、x≧0のとき、太い実線
で示すように、 F(x)=2x3+1 を示し、x<0のとき、太い破線で示すように、 F(x)=x3+1 (39) を示している。
【0080】図7には他の関数Fが示され、x≧0のと
き、太い実線で示すように、 F(x)=2x+1 を示し、x<0のとき、太い破線で示すように、 F(x)=x+1 (40) を示している。関数Fは図示したものに限定されないこ
とは明らかである。図6および図7において右下り斜線
で示した領域はスタッフィング領域、右上り斜線で示し
た領域は係数破棄領域であり、これらについては後に説
明する。
【0081】このような関数Fを用いて重み評価器30
4において計算された重み値wは、重み情報324とし
て出力される。
【0082】量子化ステップ決定器305は、重み情報
324として重み値wを受けとり、好適符号量228と
して望ましい符号量Tを受けとり、累積符号量情報64
として現在符号化しているピクチャのj−1番目のマク
ロブロックまでの累積符号量Bj-1 と、ピクチャ・タイ
プ指示信号51によりそのピクチャ・タイプを受けと
り、従来例の式(11),(12),(13)によっ
て、パラメータdji,djpあるいはdjbを計算する。
【0083】次にこのパラメータの値より、Iピクチ
ャ,Pピクチャ,Bピクチャの各量子化ステップ数
ji,Qjp,Qjbを次式により決定する。 Qji=(31dji/r)w (41) Qjp=(31djp/r)w (42) Qjb=(31djb/r)w (43) ここで、式(41),(42),(43)は従来例の式
(14),(15),(16)に対応しているが、式
(41),(42),(43)においては重み値wが乗
算されている点で異なっている。このようにして求めら
れた量子化ステップ数Qji,Qjp,Qjbは量子化ステッ
プ数情報65として出力される。
【0084】この後、従来例にも見られるように、この
求められた量子化ステップ数の値をさらに変調して量子
化ステップ数を再決定しても良い。
【0085】パラメータ再設定情報129によりIピク
チャ用複雑度調整器102、Pピクチャ用複雑度調整器
103、Bピクチャ用複雑度調整器104のどれで調整
が行われたかを示す情報が渡され、ピクチャを符号化す
る最初に、パラメータの初期値d0i,d0p,d0bの内パ
ラメータ設定情報129で指定されたものを再設定して
も良い。再設定の方法としては、以下のような方法があ
る。
【0086】1.パラメータの初期値d0i,d0p,d0b
の指定されたものをその初期値に戻す。 2.パラメータの初期値d0i,d0p,d0bの指定された
ものが負の値のときに0とする。 3.パラメータの初期値d0i,d0p,d0bの指定された
ものが負の値のときに初期値でないある値にする。
【0087】本発明は、パラメータの初期値d0i
0p,d0bの再設定を以上に述べた方法に限定するもの
ではない。
【0088】式(38)によって求められた重み値wが
次の式を満足するとき、DCT係数破棄制御信号347
によりその情報が伝わり、スイッチ420を端子bに接
続する。条件が満足されなかったときには、スイッチ4
20を端子aに接続する(図1参照)。 w>D (44)
【0089】ここでDは式(38)によって決まるある
定数である。例としてあげた図6と図7の関数Fの例で
はD=3である。式(38)で求められた重み値wはD
CT係数符号化数情報327として出力され、量子化D
CT係数の符号化数判定器307に入力される。量子化
DCT係数の符号化数判定器307では、次の式によっ
てパラメータdを計算する。 初期値において、d=0 w>Dの場合は、d=d+1 その他の場合は、d=d−1 (45)
【0090】パラメータdはマクロブロックのタイプに
よって値が制限される。また、Eyiをピクチャ内符号化
のマクロブロック中の輝度ブロックによって決定される
ある定数、Eynをピクチャ間符号化のマクロブロック中
の輝度ブロックによって決定されるある定数、Eciをピ
クチャ内符号化のマクロブロックの中の色差ブロックに
よって決定される定数、Eynをピクチャ間符号化のマク
ロブロック中の色差ブロックによって決定される定数と
すると、現在符号化されているマクロブロックのタイプ
別にdの値が計算され、0≦d≦Eyi,Eyn,Eci,E
cnのようにパラメータdの値が制限される。パラメータ
dを制限する値Eyi,Eyn,Eci,Ecnはある定数であ
り、たとえば、Eyi=12,Eyn=4,Eci=5,Ecn
=1とする。
【0091】パラメータdを制限する値Eyi,Eyn,E
ci,EcnをEとして代表して表わすことにすると、量子
化DCT係数の符号化数判定器307ではパラメータd
からE′を次のように求める。 E′=E−d (46)
【0092】このE′が実際にそのブロックで符号化し
てもよい量子化DCT係数の個数を表わし、符号化すべ
きDCT係数の個数を示す情報349として、量子化D
CT係数の符号化数判定器307から出力される。
【0093】スライス・スタッフィング情報326とし
て式(38)で求められた重み値wおよび式(36)で
求められた仮想最小符号量ymin を受け、累積符号量情
報64として現時点までの符号量yがスライス・スタッ
フィング判定器306に入力される。一番最初のスライ
スを除く各スライスの先頭でスライス・スタッフィング
判定器306では、仮想最小符号量ymin と現時点まで
に発生した符号量yの差、すなわち、不足符号量S
slice を次式により計算する。 y<ymin のときは、Sslice =ymin −y とし、その他のときは、 Sslice =0 (47) この不足の符号量Sslice の値はスタッフィングすべき
0ビットの数を示す情報348として、スライス・スタ
ッフィング判定器306から出力される。
【0094】図1の量子化器400は、DCT係数71
により符号化中のマクロブロックのDCT係数情報を受
け、量子化ステップ数情報65として量子化ステップ数
を受けとり、ピクチャ・タイプ指示信号51によって符
号化しているピクチャ・タイプを受けとり、DCT係数
を量子化する。量子化されたDCT係数408は、スイ
ッチ420に出力される。この量子化器400は従来か
ら使用されているものである。
【0095】図8に量子化DCT係数破棄部450の回
路構成を示す。量子化DCT係数破棄部450は2つの
ブロックから構成される。
【0096】量子化DCT係数調整器451は、スイッ
チ420が端子bに接続されると、端子bから量子化さ
れたDCT係数429を受けとる。このとき同時に、符
号化すべきDCT係数の個数を示す情報349によって
符号化中のマクロブロック中の個々のブロックで符号化
が許されるDCT係数の個数を受けとり、0でない量子
化DCT係数の個数が、そのブロックで符号化が許され
るDCT係数の個数以内になるように、0でない量子化
DCT係数を0にし、調整された量子化DCT係数46
1を出力する。また、破棄された0でない量子化DCT
係数の個数を表わす情報459によって破棄された0で
ない量子化DCT係数の個数を出力する。いくつのDC
T係数を符号化すべきかは、量子化ステップ制御部30
0において、たとえば図6や図7に示した関数Fにもと
づいて定められ、図6や図7の右上り斜線で示した係数
破棄領域(x>1)においてはDCT係数が破棄され
る。
【0097】この量子化DCT係数調整器451では、
あらかじめ定められた量子化DCT係数の破棄方法を使
って、0でない量子化DCT係数を0に置き換える。た
とえば、以下のような方法がある。 1.DCTの高周波領域から0でない量子化DCT係数
を0としておく方法。 2.量子化DCT係数の絶対値が小さいものからその値
を0としていく方法。 本発明はこれらの方法のみに限定されるものではない。
【0098】破棄量子化DCT係数計数器452では、
ピクチャ毎に破棄された量子化DCT計数の個数を計測
し、ピクチャ毎のその累計を破棄された量子化DCT係
数の個数のピクチャ毎の累計を表わす情報462として
出力する。
【0099】図1のスライス・スタッフィング器710
は量子化ステップの重みづけ(式(41),(42),
(43))によっても発生する符号量がまだ少ない場合
に対処し、スタッフィングすべき0ビットの数を示す情
報348により出力すべき0ビットの数を受けとり、そ
の数分の0を符号語としてスタッフィング符号語信号7
9で出力する。スタッフィングすべき0ビットの数は量
子化ステップ制御部300において、たとえば図6や図
7に示した関数Fにもとづいて定められ、右下りの斜線
で示したスタッフィング領域(x<−1)においては必
要な個数の0が符号語としてスタッフィングされる。図
1のGOPスタッフィング器750は、スタッフィング
情報229から出力すべき0ビット数を受けとり、その
数分の0を符号語としてスタッフィング符号語信号79
により出力する。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば一
定レートの符号化が必要な動画像符号化装置において、
符号が多く発生するような画像では、適応的に量子化ス
テップを上げることと、0でない量子化DCT係数を適
応的に破棄することによって発生符号量が少なくなるよ
うに調整し、符号があまり発生しないような画像では、
適応的に量子化ステップを下げることと、スライス単位
での0ビットのスタッフィングと、GOP単位での0ビ
ットのスタッフィングによって発生符号量を適切に調整
できる。このことにより、GOP単位で符号量にばらつ
きのない動画像の符号化を実現することができる。した
がって、本発明の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における一実施例の回路構成図で
ある。
【図2】図2は図1の構成要素である複雑度制御部の回
路構成図である。
【図3】図3は図1の構成要素であるVBV計算部の回
路構成図である。
【図4】図4は図1の構成要素である目標符号量計算部
の回路構成図である。
【図5】図5は図1の構成要素である量子化ステップ制
御部の回路構成図である。
【図6】図6は図1の構成要素である量子化ステップ制
御部の機能を説明するための関数Fの一実施例のグラフ
である。
【図7】図7は図1の構成要素である量子化ステップ制
御部の機能を説明するための関数Fの他の実施例のグラ
フである。
【図8】図8は図1の構成要素である量子化DCT係数
破棄部の回路構成図である。
【図9】図9は従来の動画像符号化装置の回路構成図で
ある。
【符号の説明】
10 符号量制御部 11 符号量制御器 12 量子化器 21 離散コサイン変換器 22 符号生成器 23 符号化情報管理器 24 逆量子化器 25 逆離散コサイン変換器 26 予測画像メモリ 27 符号多重器 31 減算器 32 加算器 36,37 スイッチ 51 ピクチャ・タイプ指示信号 52 符号化前の動画像情報 59 符号化された動画像情報 61 ピクチャ・タイプ情報 62 ピクチャ符号量情報 63 平均量子化ステップ数情報 64 累積符号量情報 65 量子化ステップ数情報 70 予測誤差 71 DCT係数 72 量子化されたDCT係数 73 符号語 74 符号化情報 79 スタッフィング符号語信号 81 逆量子化されたDCT係数 82 予測誤差画像 83,84,85,86 予測画像 100 複雑度制御部 101 複雑度計算器 102 Iピクチャ用複雑度調整器 103 Pピクチャ用複雑度調整器 104 Bピクチャ用複雑度調整器 105 スイッチ 111 複雑度情報 122 調整後のIピクチャ複雑度情報 123 調整後のPピクチャ複雑度情報 124 調整後のBピクチャ複雑度情報 129 パラメータ再設定情報 160 VBV計算部 161 VBV計算器 162 許容符号量計算器 167 VBVバッファ値 168 最大許容符号量 169 最小許容符号量 200 目標符号量計算部 201 目標符号量推定器 206 符号量判定器 207 最小符号量調整器 208 GOPスタッフィング判定器 211〜214 最大符号量調整器 225 符号量判定情報 226 許容最大符号量 227 許容最小符号量 228 好適符号量 229 スタッフィング数情報 300 量子化ステップ制御部 301 仮想最大符号量計算器 302 仮想最小符号量計算器 303 仮想好適符号量計算器 304 重み評価器 305 量子化ステップ決定器 306 スライス・スタッフィング判定器 307 符号化数判定器 321 仮想最大符号量情報 322 仮想最小符号量情報 323 仮想好適符号量情報 324 重み情報 326 スライス・スタッフィング情報 327 DCT係数符号化数情報 347 DCT係数破棄制御信号 348 スタッフィングすべき0ビットの数を示す情報 349 符号化すべきDCT係数の個数を示す情報 400 量子化器 408 量子化されたDCT係数 420 スイッチ 428,429 量子化されたDCT係数 450 量子化DCT係数破棄部 451 量子化DCT係数調整器 452 破棄量子化DCT係数計数器 459 破棄された0でない量子化DCT係数の個数を
表わす情報 461 調整された量子化DCT係数 462 破棄された量子化DCT係数の個数のピクチャ
毎の累計を表わす情報

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化されたIピクチャ,Pピクチャ,
    Bピクチャのピクチャ・タイプ(61)とピクチャ符号
    量(62)と平均量子化ステップ数(63)とから前記
    符号化されたIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの調
    整された複雑度(122,123,124)を求めて制
    御するための複雑度制御処理をし(100)、 復号器ビデオ・バツファをシミュレートして前記符号化
    された各ピクチャの符号量(62)による前記ビデオ・
    バツファの占有量を算出して符号化されるピクチャに許
    容される符号量の最大値(168)および最小値(16
    9)を求めるためのVBV計算処理をし(160)、 前記調整後のIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの複
    雑度(122,123,124)と前記許容される符号
    量の最大値(168)および最小値(169)から目標
    とすべき符号量(226,227,228)と、前記目
    標とすべき符号量に符号化された符号量が合致するよう
    にピクチャ群の最後にスタッフィングするための0ビッ
    トの数(229)とを計算するための目標符号量計算処
    理をし(200)、 前記目標とすべき符号量(226,227,228)と
    符号化しているピクチャの符号量の累積(64)とか
    ら、このピクチャのマクロブロックにおける量子化ステ
    ップ数(65)と、符号化すべきDCT係数の個数(3
    49)と、このピクチャのスライスの先頭で0ビットの
    スタッフィングをすべき0ビットの数(348)とを得
    るための量子化ステップ制御処理をし(300)、 前記量子化ステップ数(65)の指示によりDCT係数
    (71)を量子化して量子化DCT係数破棄がない場合
    の量子化DCT係数情報(72)となる量子化されたD
    CT係数(408)を得るための量子化処理をし(40
    0)、 前記量子化されたDCT係数(408)のうち、前記符
    号化すべきDCT係数の個数(349)を越える部分を
    破棄して量子化DCT係数情報(72)となる調整され
    た量子化DCT係数(461)を得るための量子化DC
    T係数破棄処理をし(450)、 前記ピクチャから発生する符号量が少な過ぎる場合に前
    記ピクチャのスライスの先頭で0ビットのスタッフィン
    グをすべき0ビットの数(348)だけの0をスタッフ
    ィング符号語(79)とするスライス・スタッフィング
    処理をし(710)、 前記ピクチャ群単位で符号量を一定に保つようにするた
    めに前記ピクチャ群の最後にスタッフィングするための
    0ビットの数(229)だけの0を前記スタッフィング
    符号語(79)とするためのGOPスタッフィング処理
    をする(750)動画像符号量制御方法。
  2. 【請求項2】 前記複雑度制御処理(100)におい
    て、 前記ピクチャ符号量(62)と、すでに量子化されたス
    テップ数の平均値(63)と、前記量子化DCT係数破
    棄処理(450)において破棄された量子化DCT係数
    の個数のピクチャ毎の累計値(462)とから各ピクチ
    ャの複雑度(111)を計算するための複雑度計算処理
    をし(101)、 前記各ピクチャの複雑度(111)をピクチャ・タイプ
    (61)によりIピクチャ用複雑度とPピクチャ用複雑
    度とBピクチャ用複雑度とに振り分け処理をし(10
    5)、 前記Iピクチャ用複雑度を所定の範囲内に納まるように
    調整して前記調整後のIピクチャ複雑度(122)を得
    て、この調整により前記調整後のIピクチャ複雑度(1
    22)が調整前の前記Iピクチャ用複雑度と異なるもの
    となったときにはその旨をパラメータ再設定情報(12
    9)に加えるためのIピクチャ用複雑度調整処理をし
    (102)、 前記Pピクチャ用複雑度を所定の範囲内に納まるように
    調整して前記調整後のPピクチャ複雑度(123)を得
    て、この調整により前記調整後のPピクチャ複雑度(1
    23)が調整前の前記Pピクチャ用複雑度と異なるもの
    となったときにはその旨を前記パラメータ再設定情報
    (129)に加えるためのPピクチャ用複雑度調整処理
    をし(103)、 前記Bピクチャ用複雑度を所定の範囲内に納まるように
    調整して前記調整後のBピクチャ複雑度(124)を得
    て、この調整により前記調整後のBピクチャ複雑度(1
    24)が調整前の前記Bピクチャ用複雑度と異なるもの
    となったときにはその旨を前記パラメータ再設定情報
    (129)に加えるためのBピクチャ用複雑度調整処理
    をする(104)請求項1の動画像符号量制御方法。
  3. 【請求項3】 前記複雑度計算処理(101)におい
    て、 前記ピクチャ符号量(62)をS、前記すでに量子化さ
    れたステップ数の平均値(63)をQ、前記量子化DC
    T係数破棄処理(450)において破棄された量子化D
    CT係数の個数のピクチャ毎の累計値(462)をD、
    c を所定の定数としたとき、前記各ピクチャの複雑度
    (111)Xを X=(S+D×Rc)×Q により計算する請求項2の動画像符号量制御方法。
  4. 【請求項4】 前記Iピクチャ用複雑度調整処理(10
    2)において、 前記Iピクチャ用複雑度が所定のIピクチャの複雑度の
    範囲にあるときには、前記調整後のIピクチャ複雑度
    (122)として前記Iピクチャ用複雑度をそのまま用
    い、前記Iピクチャ用複雑度が前記Iピクチャの複雑度
    の範囲の最大値を越えるときには前記調整後のIピクチ
    ャ複雑度(122)として前記Iピクチャの複雑度の範
    囲の最大値を用い、前記Iピクチャ用複雑度が前記Iピ
    クチャの複雑度の範囲の最小値より小さいときには前記
    調整後のIピクチャ複雑度(122)として前記Iピク
    チャの複雑度の範囲の最小値を用い、 前記Pピクチャ用複雑度調整処理(103)において、 前記Pピクチャ用複雑度が所定のPピクチャの複雑度の
    範囲にあるときには、前記調整後のPピクチャ複雑度
    (123)として前記Pピクチャ用複雑度をそのまま用
    い、前記Pピクチャ用複雑度が前記Pピクチャの複雑度
    の範囲の最大値を越えるときには前記調整後のPピクチ
    ャ複雑度(123)として前記Pピクチャの複雑度の範
    囲の最大値を用い、前記Pピクチャ用複雑度が前記Pピ
    クチャの複雑度の範囲の最小値より小さいときには前記
    調整後のPピクチャ複雑度(123)として前記Pピク
    チャの複雑度の範囲の最小値を用い、 前記Bピクチャ用複雑度調整処理(104)において、 前記Bピクチャ用複雑度が所定のBピクチャの複雑度の
    範囲にあるときには、前記調整後のBピクチャ複雑度
    (124)として前記Bピクチャ用複雑度をそのまま用
    い、前記Bピクチャ用複雑度が前記Bピクチャの複雑度
    の範囲の最大値を越えるときには前記調整後のBピクチ
    ャ複雑度(124)として前記Bピクチャの複雑度の範
    囲の最大値を用い、前記Bピクチャ用複雑度が前記Bピ
    クチャの複雑度の範囲の最小値より小さいときには前記
    調整後のBピクチャ複雑度(124)として前記Bピク
    チャの複雑度の範囲の最小値を用いる請求項2の動画像
    符号量制御方法。
  5. 【請求項5】 前記VBV計算処理(160)におい
    て、 前記符号化された各ピクチャの符号量(62)による前
    記復号器のビデオ・バッファの占有量(167)を得る
    ためのVBVバッファ計算処理をし(161)、 前記復号器のビデオ・バッファの占有量(167)をO
    v 、目標とする全体の符号レートをRv 、1秒あたりの
    ピクチャ数をFv 、前記復号器のビデオ・バッファの大
    きさをV、前記符号化されるピクチャに許容される符号
    量の最大値(168)および最小値(169)をそれぞ
    れTmax およびTmin としたとき、 Tmax=Ov+(Rv/Fv)−Mvmin=Ov+2(Rv/Fv)−V+Mv を計算するための許容量計算処理をする(162)請求
    項1の動画像符号量制御方法。
  6. 【請求項6】 前記目標符号量計算処理(200)にお
    いて、 前記調整後のIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの複
    雑度(122,123,124)から望ましい符号量を
    推定して好適符号量(228)を得るための目標符号量
    推定処理をし(201)、 前記ピクチャ符号量(62)から、現在までに発生した
    符号量が所定の望ましい符号量の範囲内にあるか否かの
    符号量判定情報(225)を得るための符号量判定処理
    をし(206)、 前記符号量判定情報(225)と前記許容される符号量
    の最大値(168)と前記好適符号量(228)とから
    前記目標とすべき符号量のうちの最大値(226)を得
    るための最大値調整処理をし(211〜214)、 前記許容される符号量の最小値(169)と前記好適符
    号量(228)とから前記目標とすべき符号量のうちの
    最小値(227)を得るための最小符号量調整処理をし
    (207)、 前記ピクチャ符号量(62)から前記ピクチャ群の最後
    にスタッフィングするための0ビットの数(229)を
    判定するためのGOPスタッフィング判定処理をする
    (208)請求項1の動画像符号量制御方法。
  7. 【請求項7】 前記目標符号量推定処理(201)にお
    いて、 符号化しているピクチャ群に割当てるべき残りの符号量
    をR、前記符号化しているピクチャ群内の残りのPピク
    チャおよびBピクチャのそれぞれの枚数をNpおよびN
    b 、Iピクチャに対するPピクチャおよびBピクチャの
    符号量の換算度をそれぞれKp およびKb 、前記Iピク
    チャ,PピクチャおよびBピクチャの複雑度(122,
    123,124)をそれぞれXi ,Xp およびXb 、前
    記好適符号量(228)によって示されたIピクチャ,
    PピクチャおよびBピクチャのそれぞれの好適符号量を
    i ,Tp およびTb とし、 A1=1+{Npp/(Kpi)}+{Nbb/(Kb
    i)} A2=Np+{Nbpb/(Kbp)} A3=Nb+{Npbp/(Kpb)} とおいたとき、 Ti=R/A1p=R/A2b=R/A3 により計算する請求項6の動画像符号量制御方法。
  8. 【請求項8】 前記最大符号量調整処理(211〜21
    4)において、 前記許容される符号量の最大値(168)をTmax 、符
    号化しているピクチャ群に割当てるべき残りの符号量を
    Rとしたとき、 Tmax >Rの場合は第1の最大符号量調整値T1 max
    Rとし、Tmax ≦Rの場合はT1 max =Tmax とし、 ビット・レートとピクチャ・レートの比に所定の定数を
    乗じたものをMとしたとき、 T1 max <Mの場合は第2の最大符号量調整値T2 max
    =Mとし、 T1 max ≧Mの場合は T2 max
    =T1 max とし、 前記好適符号量(228)をTとし、 T2 max <Tの場合は第3の最大符号量調整値T3 max
    =Tとし、 T2 max ≧Tの場合は T3 max
    =T2 max とし、 前記符号量判定情報(225)をs、所定の定数をMs
    およびSs としたとき、 T(Ms −Ss ×s)≦T3 max の場合は前記目標とす
    べき符号量のうちの最大値(226)である第4の最大
    符号量調整値T4 max =T(Ms −Ss ×s)とし、 T(Ms −Ss ×s)>T3 max の場合はT4 max =T
    3 max とする請求項6の動画像符号量制御方法。
  9. 【請求項9】 前記符号量判定処理(206)におい
    て、 前記ピクチャ符号量(62)をSP 、前記ピクチャ符号
    量(62)を発生させたピクチャの望ましい符号量
    P 、このピクチャに許された最大符号量をTP ma x
    所定の定数をHとしたとき、 (SP −TP )>0で、かつ、SP /TP max >Hの場
    合およびTP max =TP の場合は、前記符号量判定情報
    の値sに1を加えてs+1を新たに符号量判定情報(2
    25)とし、 SP −TP ≦0、またはSP /TP max≦Hの場合で、
    かつ、TP max≠TPの場合は、 前記符号量判定情報の値sから1を減じてs−1を新た
    に符号量判定情報(225)とする請求項6の動画像符
    号量制御方法。
  10. 【請求項10】 前記最小符号量調整処理(207)に
    おいて、 前記許容される符号量の最小値(169)をTmin
    し、前記好適符号量(228)をTとし、前記目標とす
    べき符号量のうちの最小値(227)をT7 minとした
    とき、 Tmin >Tの場合はT7 min =Tとし、 Tmin ≦Tの場合はT7 min =Tmin とする請求項6の
    動画像符号量制御方法。
  11. 【請求項11】 前記GOPスタッフィング判定処理
    (208)において、 符号化しているピクチャ群に割当てるべき残りの符号量
    をR、前記ピクチャ符号量(62)をSP 、符号化して
    いるピクチャに許された最大符号量をTsp、前記ピクチ
    ャ群の最後にスタッフィングするための0ビットの数
    (229)をSGO P とすると、 R≦Tspで、かつ、R−SP >0の場合はSGOP =R−
    P とし、 R>Tspで、かつ、R−SP >0の場合はSGOP =Tsp
    −SP とし、 R−SP ≦0の場合はSGOP =0とする請求項6の動画
    像符号量制御方法。
  12. 【請求項12】 前記GOPスタッフィング判定処理
    (208)において、 符号化しているピクチャ群に割当てるべき残りの符号量
    をR、前記ピクチャ符号量(62)をSP 、符号化して
    いるピクチャに許された最大符号量をTsp、所定のマー
    ジンをMGOP 、前記ピクチャ群の最後にスタッフィング
    するための0ビットの数(229)をSGOP とすると、 R≦Tspで、かつ、R−SP >MGOP の場合はSGOP
    R−SP −MGOP とし、 R>Tspで、かつ、R−SP
    >MGOP の場合はSGOP =Tsp−SP とし、 R−SP ≦MGOP の場合はSGOP =0とする請求項6の
    動画像符号量制御方法。
  13. 【請求項13】 前記量子化ステップ制御処理(30
    0)において、 前記目標とすべき符号量のうちの最大値(226)とピ
    クチャ・タイプ(51)からピクチャ・タイプ(51)
    を考慮した発生する可能性のある最大符号量を仮想して
    仮想最大符号量(321)として出力するための仮想最
    大符号量計算処理をし(301)、 前記目標とすべき符号量のうちの最小値(227)およ
    び好適符号量(228)から発生する可能性のある最小
    符号量を仮想して仮想最小符号量(322)として出力
    するための仮想最小符号量計算処理をし(302)、 目標とすべき符号量のうちの好適符号量(228)から
    発生する可能性のある好適符号量を仮想して仮想好適符
    号量(323)として出力するための仮想好適符号量計
    算処理をし(303)、 前記仮想最大符号量(321)、前記仮想最小符号量
    (322)および前記仮想好適符号量(323)と前記
    符号化しているピクチャの符号量の累積(64)とを評
    価して重み値(324)を得るための重み評価処理をし
    (304)、 前記重み値(324)、前記好適符号量(228)、前
    記符号化しているピクチャの符号量の累積(64)、パ
    ラメータの初期値(d0i,d0p,d0b)の再設定情報
    (129)とから、ピクチャ・タイプ(51)別に量子
    化ステップ数(65)を決定し、前記重み値(324)
    からDCT係数符号化数情報(327)とスライス・ス
    タッフィング情報(326)とを得るための量子化ステ
    ップ決定処理をし(305)、 前記スライス・スタッフィング情報(326)と前記符
    号化しているピクチャの符号量の累積(64)とからス
    タッフィングすべき0ビットの数(348)を判定する
    ためのスライス・スタッフィング判定処理をし(30
    6)、 前記DCT係数符号化数情報(327)から符号化すべ
    きDCT係数の個数(349)を判定するための符号化
    数判定処理をする(307)請求項1の動画像符号量制
    御方法。
  14. 【請求項14】 前記仮想最大符号量計算処理(30
    1)において、 前記目標とすべき符号量のうちの最大値(226)をT
    4 max 、前記ピクチャ・タイプ(51)により示された
    ピクチャの全てのマクロブロック数をnm 、現在のマク
    ロブロックの数をx、前記ピクチャ・タイプ(51)に
    依存した所定の定数をm0 、仮想最大符号量(321)
    をymax としたとき、 ymax =(T4 max −m0 )x/nm +m0 によって求
    める請求項13の動画像符号量制御方法。
  15. 【請求項15】 前記仮想最小符号量計算処理(30
    2)において、 前記目標とすべき符号量のうちの最小値(227)をT
    7 min 、前記好適符号量(228)をT、ピクチャの全
    てのマクロブロックの数をnm 、現在のマクロブロック
    の数をx、前記仮想最小符号量(322)をymin とし
    たとき、 ymin =Tx/nm +(T7 min −T)によって求める
    請求項13の動画像符号量制御方法。
  16. 【請求項16】 前記仮想好適符号量計算処理(30
    3)において、 前記好適符号量(228)をT、ピクチャの全てのマク
    ロブロックの数をnm、現在のマクロブロックの数を
    x、前記仮想好適符号量(323)をy′としたとき、 y′=Tx/nm によって求める請求項13の動画像符号量制御方法。
  17. 【請求項17】 前記重み評価処理(304)におい
    て、 前記仮想最大符号量(321)をymax 、前記仮想最小
    符号量(322)をymin 、前記仮想好適符号量(32
    3)をy′、前記符号化しているピクチャの符号量の累
    積(64)をy、前記重み値(324)をw、所定の関
    数をF、 y1 =(y−y′)/(ymax −y′) y2 =(y′−y)/(ymin −y′) としたとき、 y≧y′の場合には、w=F(y1 ) y<y′の場合には、w=F(y2 ) によって求める請求項13の動画像符号量制御方法。
  18. 【請求項18】 前記所定の関数Fが単調増加関数であ
    る請求項17の動画像符号量制御方法。
  19. 【請求項19】 前記量子化ステップ決定処理(30
    5)において、 前記重み値(324)をw、前記好適符号量(228)
    をT、前記符号化しているピクチャの符号量の累積(6
    4)から得た現在の符号化しているピクチャのj−1番
    目のマクロブロックまでの符号量をBj-1 、ピクチャの
    全てのマクロブロックの数をnm 、前記好適符号量(2
    28)によって示されたIピクチャ,Pピクチャ,Bピ
    クチャのそれぞれの好適符号量をTi ,Tp ,Tb 、ビ
    ット・レートとピクチャ・レートの比を2倍した値を
    r、Iピクチャに対するPピクチャおよびBピクチャの
    換算度をそれぞれKp ,Kb として、 d0i=10r/31 d0p=Kp 0i0b=Kb 0i とし、 dji=d0i+Bj-1−Ti(j−1)/nmjp=d0p+Bj-1−Tp(j−1)/nmjb=d0b+Bj-1−Tb(j−1)/nm としたとき、 前記ピクチャ・タイプ(51)別のIピクチャ,Pピク
    チャ,Bピクチャの量子化ステップ数(65)をそれぞ
    れQji,Qjp,Qjbを Qji=31djiw/r Qjp=31djpw/r Qjb=31djbw/r により求める請求項13の動画像符号量制御方法。
  20. 【請求項20】 前記符号化数判定処理(307)にお
    いて、 前記DCT係数符号化数情報(327)に含まれた重み
    値Wからマクロブロック別に定まるパラメータdを得
    て、所定の定数をE、としたとき、前記符号化すべきD
    CT係数の個数(349)の値E′は、E′=E−dに
    よって求める請求項13の動画像符号量制御方法。
  21. 【請求項21】 前記スライス・スタッフィング判定処
    理(306)において、 前記スライス・スタッフィング情報(326)に含まれ
    た仮想最小符号量ymi n と前記符号化しているピクチャ
    の符号量の累積(64)のyとから、前記スタッフィン
    グすべき0ビットの数(348)をSslice としたと
    き、最初のスライスを除いた各スライスの先頭におい
    て、 y<ymin の場合には、Sslice =ymin −yとし、y
    ≧ymin の場合には、Sslice =0とする請求項13の
    動画像符号量制御方法。
  22. 【請求項22】 前記量子化DCT係数破棄処理(45
    0)において、 前記量子化されたDCT係数(408)のうち、前記符
    号化すべきDCT係数の個数(349)を越える部分を
    破棄して前記調整された量子化DCT係数(461)と
    前記破棄された0でない量子化DCT係数の個数を表わ
    す情報(459)を得るための量子化DCT係数調整処
    理をし(451)、 前記破棄された0でない量子化DCT係数の個数を表わ
    す情報(459)から破棄された量子化DCT係数の個
    数のピクチャ毎の累計を表わす情報(462)を得るた
    めの破棄量子化DCT係数計数処理をする(452)請
    求項1の動画像符号量制御方法。
  23. 【請求項23】 符号化されたIピクチャ,Pピクチ
    ャ,Bピクチャのピクチャ・タイプ(61)とピクチャ
    符号量(62)と平均量子化ステップ数(63)とから
    前記符号化されたIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャ
    の調整された複雑度(122,123,124)を求め
    て制御するための複雑度制御手段(100)と、 復号器ビデオ・バツファをシミュレートして前記符号化
    された各ピクチャの符号量(62)による前記ビデオ・
    バツファの占有量を算出して符号化されるピクチャに許
    容される符号量の最大値(168)および最小値(16
    9)を求めるためのVBV計算手段(160)と、 前記調整後のIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの複
    雑度(122,123,124)と前記許容される符号
    量の最大値(168)および最小値(169)から目標
    とすべき符号量(226,227,228)と、前記目
    標とすべき符号量に符号化された符号量が合致するよう
    にピクチャ群の最後にスタッフィングするための0ビッ
    トの数(229)とを計算するための目標符号量計算手
    段(200)と、 前記目標とすべき符号量(226,227,228)と
    符号化しているピクチャの符号量の累積(64)とか
    ら、このピクチャのマクロブロックにおける量子化ステ
    ップ数(65)と、符号化すべきDCT係数の個数(3
    49)と、このピクチャのスライスの先頭で0ビットの
    スタッフィングをすべき0ビットの数(348)とを得
    るための量子化ステップ制御手段(300)と、 前記量子化ステップ数(65)の指示によりDCT係数
    (71)を量子化して量子化DCT係数破棄がない場合
    の量子化DCT係数情報(72)となる量子化されたD
    CT係数(408)を得るための量子化手段(400)
    と、 前記量子化されたDCT係数(408)のうち、前記符
    号化すべきDCT係数の個数(349)を越える部分を
    破棄して量子化DCT係数情報(72)となる調整され
    た量子化DCT係数(461)を得るための量子化DC
    T係数破棄手段(450)と、 前記ピクチャから発生する符号量が少な過ぎる場合に前
    記ピクチャのスライスの先頭で0ビットのスタッフィン
    グをすべき0ビットの数(348)だけの0をスタッフ
    ィング符号語(79)とするスライス・スタッフィング
    手段(710)と、 前記ピクチャ群単位で符号量を一定に保つようにするた
    めに前記ピクチャ群の最後にスタッフィングするための
    0ビットの数(229)だけの0を前記スタッフィング
    符号語(79)とするためのGOPスタッフィング手段
    (750)とを含む動画像符号量制御装置。
  24. 【請求項24】 前記複雑度制御手段(100)が、 前記ピクチャ符号量(62)と、すでに量子化されたス
    テップ数の平均値(63)と、前記量子化DCT係数破
    棄手段(450)において破棄された量子化DCT係数
    の個数のピクチャ毎の累計値(462)とから各ピクチ
    ャの複雑度(111)を計算するための複雑度計算手段
    (101)と、 前記各ピクチャの複雑度(111)をピクチャ・タイプ
    (61)によりIピクチャ用複雑度とPピクチャ用複雑
    度とBピクチャ用複雑度とに振り分け手段(105)
    と、 前記Iピクチャ用複雑度を所定の範囲内に納まるように
    調整して前記調整後のIピクチャ複雑度(122)を得
    て、この調整により前記調整後のIピクチャ複雑度(1
    22)が調整前の前記Iピクチャ用複雑度と異なるもの
    となったときにはその旨をパラメータ再設定情報(12
    9)に加えるためのIピクチャ用複雑度調整手段(10
    2)と、 前記Pピクチャ用複雑度を所定の範囲内に納まるように
    調整して前記調整後のPピクチャ複雑度(123)を得
    て、この調整により前記調整後のPピクチャ複雑度(1
    23)が調整前の前記Pピクチャ用複雑度と異なるもの
    となったときにはその旨を前記パラメータ再設定情報
    (129)に加えるためのPピクチャ用複雑度調整手段
    (103)と、 前記Bピクチャ用複雑度を所定の範囲内に納まるように
    調整して前記調整後のBピクチャ複雑度(124)を得
    て、この調整により前記調整後のBピクチャ複雑度(1
    24)が調整前の前記Bピクチャ用複雑度と異なるもの
    となったときにはその旨を前記パラメータ再設定情報
    (129)に加えるためのBピクチャ用複雑度調整手段
    (104)とを含む請求項23の動画像符号量制御装
    置。
  25. 【請求項25】 前記複雑度計算手段(101)が、 前記ピクチャ符号量(62)をS、前記すでに量子化さ
    れたステップ数の平均値(63)をQ、前記量子化DC
    T係数破棄手段(450)において破棄された量子化D
    CT係数の個数のピクチャ毎の累計値(462)をD、
    c を所定の定数としたとき、前記各ピクチャの複雑度
    (111)Xを X=(S+D×Rc)×Q により計算する請求項24の動画像符号量制御装置。
  26. 【請求項26】 前記Iピクチャ用複雑度調整手段(1
    02)が、 前記Iピクチャ用複雑度が所定のIピクチャの複雑度の
    範囲にあるときには、前記調整後のIピクチャ複雑度
    (122)として前記Iピクチャ用複雑度をそのまま用
    い、前記Iピクチャ用複雑度が前記Iピクチャの複雑度
    の範囲の最大値を越えるときには前記調整後のIピクチ
    ャ複雑度(122)として前記Iピクチャの複雑度の範
    囲の最大値を用い、前記Iピクチャ用複雑度が前記Iピ
    クチャの複雑度の範囲の最小値より小さいときには前記
    調整後のIピクチャ複雑度(122)として前記Iピク
    チャの複雑度の範囲の最小値を用い、 前記Pピクチャ用複雑度調整手段(103)が、 前記Pピクチャ用複雑度が所定のPピクチャの複雑度の
    範囲にあるときには、前記調整後のPピクチャ複雑度
    (123)として前記Pピクチャ用複雑度をそのまま用
    い、前記Pピクチャ用複雑度が前記Pピクチャの複雑度
    の範囲の最大値を越えるときには前記調整後のPピクチ
    ャ複雑度(123)として前記Pピクチャの複雑度の範
    囲の最大値を用い、前記Pピクチャ用複雑度が前記Pピ
    クチャの複雑度の範囲の最小値より小さいときには前記
    調整後のPピクチャ複雑度(123)として前記Pピク
    チャの複雑度の範囲の最小値を用い、 前記Bピクチャ用複雑度調整手段(104)が、 前記Bピクチャ用複雑度が所定のBピクチャの複雑度の
    範囲にあるときには、前記調整後のBピクチャ複雑度
    (124)として前記Bピクチャ用複雑度をそのまま用
    い、前記Bピクチャ用複雑度が前記Bピクチャの複雑度
    の範囲の最大値を越えるときには前記調整後のBピクチ
    ャ複雑度(124)として前記Bピクチャの複雑度の範
    囲の最大値を用い、前記Bピクチャ用複雑度が前記Bピ
    クチャの複雑度の範囲の最小値より小さいときには前記
    調整後のBピクチャ複雑度(124)として前記Bピク
    チャの複雑度の範囲の最小値を用いる請求項24の動画
    像符号量制御装置。
  27. 【請求項27】 前記VBV計算手段(160)が、 前記符号化された各ピクチャの符号量(62)による前
    記復号器のビデオ・バッファの占有量(167)を得る
    ためのVBVバッファ計算手段(161)と、 前記復号器のビデオ・バッファの占有量(167)をO
    v 、目標とする全体の符号レートをRv 、1秒あたりの
    ピクチャ数をFv 、前記復号器のビデオ・バッファの大
    きさをV、前記符号化されるピクチャに許容される符号
    量の最大値(168)および最小値(169)をそれぞ
    れTmax およびTmin としたとき、 Tmax=Ov+(Rv/Fv)−Mvmin=Ov+2(Rv/Fv)−V+Mv を計算するための許容量計算手段(162)とを含む請
    求項23の動画像符号量制御装置。
  28. 【請求項28】 前記目標符号量計算手段(200)
    が、 前記調整後のIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの複
    雑度(122,123,124)から望ましい符号量を
    推定して好適符号量(228)を得るための目標符号量
    推定手段(201)と、 前記ピクチャ符号量(62)から、現在までに発生した
    符号量が所定の望ましい符号量の範囲内にあるか否かの
    符号量判定情報(225)を得るための符号量判定手段
    (206)と、 前記符号量判定情報(225)と前記許容される符号量
    の最大値(168)と前記好適符号量(228)とから
    前記目標とすべき符号量のうちの最大値(226)を得
    るための最大値調整手段(211〜214)と、 前記許容される符号量の最小値(169)と前記好適符
    号量(228)とから前記目標とすべき符号量のうちの
    最小値(227)を得るための最小符号量調整手段(2
    07)と、 前記ピクチャ符号量(62)から前記ピクチャ群の最後
    にスタッフィングするための0ビットの数(229)を
    判定するためのGOPスタッフィング判定手段(20
    8)とを含む請求項23の動画像符号量制御装置。
  29. 【請求項29】 前記目標符号量推定手段(201)
    が、 符号化しているピクチャ群に割当てるべき残りの符号量
    をR、前記符号化しているピクチャ群内の残りのPピク
    チャおよびBピクチャのそれぞれの枚数をNpおよびN
    b 、Iピクチャに対するPピクチャおよびBピクチャの
    符号量の換算度をそれぞれKp およびKb 、前記Iピク
    チャ,PピクチャおよびBピクチャの複雑度(122,
    123,124)をそれぞれXi ,Xp およびXb 、前
    記好適符号量(228)によって示されたIピクチャ,
    PピクチャおよびBピクチャのそれぞれの好適符号量を
    i ,Tp およびTb とし、 A1=1+{Npp/(Kpi)}+{Nbb/(Kb
    i)} A2=Np+{Nbpb/(Kbp)} A3=Nb+{Npbp/(Kpb)} とおいたとき、 Ti=R/A1p=R/A2b=R/A3 により計算する請求項28の動画像符号量制御装置。
  30. 【請求項30】 前記最大符号量調整手段(211〜2
    14)が、 前記許容される符号量の最大値(168)をTmax 、符
    号化しているピクチャ群に割当てるべき残りの符号量を
    Rとしたとき、 Tmax >Rの場合は第1の最大符号量調整値T1 max
    Rとし、 Tmax ≦Rの場合は T1 max
    max とし、 ビット・レートとピクチャ・レートの比に所定の定数を
    乗じたものをMとしたとき、 T1 max <Mの場合は第2の最大符号量調整値T2 max
    =Mとし、 T1 max ≧Mの場合は T2 max
    =T1 max とし、 前記好適符号量(228)をTとし、 T2 max <Tの場合は第3の最大符号量調整値T3 max
    =Tとし、 T2 max ≧Tの場合は T3 max
    =T2 max とし、 前記符号量判定情報(225)をs、所定の定数をMs
    およびSs としたとき、 T(Ms −Ss ×s)≦T3 max の場合は前記目標とす
    べき符号量のうちの最大値(226)である第4の最大
    符号量調整値T4 max =T(Ms −Ss ×s)とし、 T(Ms −Ss ×s)>T3 max の場合は T4 max
    3 max とする請求項28の動画像符号量制御装置。
  31. 【請求項31】 前記符号量判定手段(206)が、 前記ピクチャ符号量(62)をSP 、前記ピクチャ符号
    量(62)を発生させたピクチャの望ましい符号量
    P 、このピクチャに許された最大符号量をTP ma x
    所定の定数をHとしたとき、 (SP −TP )>0で、かつ、SP /TP max >Hの場
    合およびTP max =TP の場合は、前記符号量判定情報
    の値sに1を加えてs+1を新たに符号量判定情報(2
    25)とし、 SP −TP ≦0、またはSP /TP max≦Hの場合で、
    かつ、TP max≠TPの場合は、 前記符号量判定情報の値sから1を減じてs−1を新た
    に符号量判定情報(225)とする請求項28の動画像
    符号量制御装置。
  32. 【請求項32】 前記最小符号量調整手段(207)
    が、 前記許容される符号量の最小値(169)をTmin
    し、前記好適符号量(228)をTとし、前記目標とす
    べき符号量のうちの最小値(227)をT7 minとした
    とき、 Tmin >Tの場合はT7 min =Tとし、 Tmin ≦Tの場合はT7 min =Tmin とする請求項28
    の動画像符号量制御装置。
  33. 【請求項33】 前記GOPスタッフィング判定手段
    (208)が、 符号化しているピクチャ群に割当てるべき残りの符号量
    をR、前記ピクチャ符号量(62)をSP 、符号化して
    いるピクチャに許された最大符号量をTsp、前記ピクチ
    ャ群の最後にスタッフィングするための0ビットの数
    (229)をSGO P とすると、 R≦Tspで、かつ、R−SP >0の場合はSGOP =R−
    P とし、R>Tspで、かつ、R−SP >0の場合はS
    GOP =Tsp−SP とし、R−SP ≦0の場合はSGOP
    0とする請求項28の動画像符号量制御装置。
  34. 【請求項34】 前記GOPスタッフィング判定手段
    (208)が、 符号化しているピクチャ群に割当てるべき残りの符号量
    をR、前記ピクチャ符号量(62)をSP 、符号化して
    いるピクチャに許された最大符号量をTsp、所定のマー
    ジンをMGOP 、前記ピクチャ群の最後にスタッフィング
    するための0ビットの数(229)をSGOP とすると、 R≦Tspで、かつ、R−SP >MGOP の場合はSGOP
    R−SP −MGOP とし、 R>Tspで、かつ、R−SP >MGOP の場合はSGOP
    sp−SP とし、 R−SP ≦MGOP の場合はSGOP =0とする請求項28
    の動画像符号量制御装置。
  35. 【請求項35】 前記量子化ステップ制御手段(30
    0)が、 前記目標とすべき符号量のうちの最大値(226)とピ
    クチャ・タイプ(51)からピクチャ・タイプ(51)
    を考慮した発生する可能性のある最大符号量を仮想して
    仮想最大符号量(321)として出力するための仮想最
    大符号量計算手段(301)と、 前記目標とすべき符号量のうちの最小値(227)およ
    び好適符号量(228)から発生する可能性のある最小
    符号量を仮想して仮想最小符号量(322)として出力
    するための仮想最小符号量計算手段(302)と、 目標とすべき符号量のうちの好適符号量(228)から
    発生する可能性のある好適符号量を仮想して仮想好適符
    号量(323)として出力するための仮想好適符号量計
    算手段(303)と、 前記仮想最大符号量(321)、前記仮想最小符号量
    (322)および前記仮想好適符号量(323)と前記
    符号化しているピクチャの符号量の累積(64)とを評
    価して重み値(324)を得るための重み評価手段(3
    04)と、 前記重み値(324)、前記好適符号量(228)、前
    記符号化しているピクチャの符号量の累積(64)、パ
    ラメータの初期値(d0i,d0p,d0b)の再設定情報
    (129)とから、ピクチャ・タイプ(51)別に量子
    化ステップ数(65)を決定し、前記重み値(324)
    からDCT係数符号化数情報(327)とスライス・ス
    タッフィング情報(326)とを得るための量子化ステ
    ップ決定手段(305)と、 前記スライス・スタッフィング情報(326)と前記符
    号化しているピクチャの符号量の累積(64)とからス
    タッフィングすべき0ビットの数(348)を判定する
    ためのスライス・スタッフィング判定手段(306)
    と、 前記DCT係数符号化数情報(327)から符号化すべ
    きDCT係数の個数(349)を判定するための符号化
    数判定手段(307)とを含む請求項23の動画像符号
    量制御装置。
  36. 【請求項36】 前記仮想最大符号量計算手段(30
    1)が、 前記目標とすべき符号量のうちの最大値(226)をT
    4 max 、前記ピクチャ・タイプ(51)により示された
    ピクチャの全てのマクロブロック数をnm 、現在のマク
    ロブロックの数をx、前記ピクチャ・タイプ(51)に
    依存した所定の定数をm0 、仮想最大符号量(321)
    をymax としたとき、 ymax =(T4 max −m0 )x/nm +m0 によって求
    める請求項35の動画像符号量制御装置。
  37. 【請求項37】 前記仮想最小符号量計算手段(30
    2)が、 前記目標とすべき符号量のうちの最小値(227)をT
    7 min 、前記好適符号量(228)をT、ピクチャの全
    てのマクロブロックの数をnm 、現在のマクロブロック
    の数をx、前記仮想最小符号量(322)をymin とし
    たとき、 ymin =Tx/nm +(T7 min −T)によって求める
    請求項35の動画像符号量制御装置。
  38. 【請求項38】 前記仮想好適符号量計算手段(30
    3)が、 前記好適符号量(228)をT、ピクチャの全てのマク
    ロブロックの数をnm、現在のマクロブロックの数を
    x、前記仮想好適符号量(323)をy′としたとき、 y′=Tx/nm によって求める請求項35の動画像符号量制御装置。
  39. 【請求項39】 前記重み評価手段(304)が、 前記仮想最大符号量(321)をymax 、前記仮想最小
    符号量(322)をymin 、前記仮想好適符号量(32
    3)をy′、前記符号化しているピクチャの符号量の累
    積(64)をy、前記重み値(324)をw、所定の関
    数をF、 y1 =(y−y′)/(ymax −y′) y2 =(y′−y)/(ymin −y′) としたとき、 y≧y′の場合には、w=F(y1 ) y<y′の場合には、w=F(y2 ) によって求める請求項35の動画像符号量制御装置。
  40. 【請求項40】 前記所定の関数Fが単調増加関数であ
    る請求項39の動画像符号量制御装置。
  41. 【請求項41】 前記量子化ステップ決定手段(30
    5)が、 前記重み値(324)をw、前記好適符号量(228)
    をT、前記符号化しているピクチャの符号量の累積(6
    4)から得た現在の符号化しているピクチャのj−1番
    目のマクロブロックまでの符号量をBj-1 、ピクチャの
    全てのマクロブロックの数をnm 、前記好適符号量(2
    28)によって示されたIピクチャ,Pピクチャ,Bピ
    クチャのそれぞれの好適符号量をTi ,Tp ,Tb 、ビ
    ット・レートとピクチャ・レートの比を2倍した値を
    r、Iピクチャに対するPピクチャおよびBピクチャの
    換算度をそれぞれKp ,Kb として、 d0i=10r/31 d0p=Kp 0i0b=Kb 0i とし、 dji=d0i+Bj-1−Ti(j−1)/nmjp=d0p+Bj-1−Tp(j−1)/nmjb=d0b+Bj-1−Tb(j−1)/nm としたとき、 前記ピクチャ・タイプ(51)別のIピクチャ,Pピク
    チャ,Bピクチャの量子化ステップ数(65)をそれぞ
    れQji,Qjp,Qjbを Qji=31djiw/r Qjp=31djpw/r Qjb=31djbw/r により求める請求項35の動画像符号量制御装置。
  42. 【請求項42】 前記符号化数判定手段(307)が、 前記DCT係数符号化数情報(327)に含まれた重み
    値Wからマクロブロック別に定まるパラメータdを得
    て、所定の定数をE、としたとき、前記符号化すべきD
    CT係数の個数(349)の値E′は、E′=E−dに
    よって求める請求項35の動画像符号量制御装置。
  43. 【請求項43】 前記スライス・スタッフィング判定手
    段(306)が、 前記スライス・スタッフィング情報(326)に含まれ
    た仮想最小符号量ymi n と前記符号化しているピクチャ
    の符号量の累積(64)のyとから、前記スタッフィン
    グすべき0ビットの数(348)をSslice としたと
    き、最初のスライスを除いた各スライスの先頭におい
    て、 y<ymin の場合には、Sslice =ymin −yとし、 y≧ymin の場合には、Sslice =0とする請求項35
    の動画像符号量制御装置。
  44. 【請求項44】 前記量子化DCT係数破棄手段(45
    0)が、 前記量子化されたDCT係数(408)のうち、前記符
    号化すべきDCT係数の個数(349)を越える部分を
    破棄して前記調整された量子化DCT係数(461)と
    前記破棄された0でない量子化DCT係数の個数を表わ
    す情報(459)を得るための量子化DCT係数調整手
    段(451)と、 前記破棄された0でない量子化DCT係数の個数を表わ
    す情報(459)から破棄された量子化DCT係数の個
    数のピクチャ毎の累計を表わす情報(462)を得るた
    めの破棄量子化DCT係数計数手段(452)とを含む
    請求項23の動画像符号量制御装置。
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