JPH0864965A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents
多層プリント配線板の製造方法Info
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Abstract
リント配線板の製造方法を提供する。 【構成】 両面銅張り積層板1として一面に接着フィル
ム4をラミネートするとともに他面にドライフィルム5
をラミネートした銅張り積層板を使用し、ドライフィル
ム5を所定パターンに露光現像した後銅箔Cをエッチン
グして回路パターンを形成し、また、ドライフィルム5
を剥離した後に接着フィルム4がラミネートされていな
い銅張り積層板1の露出部分に黒化処理を施す。更に、
2つの各両面銅張り積層板1における黒化処理が施され
た面を相互に対向させ、各銅張り積層板1の間にプリプ
レグ7を介在させつつ、黒化処理が施された面と反対側
の面にラミネートされた接着フィルム4を介して圧着す
る。
Description
造方法に関し、特に、製造工程数を減少して製造コスト
を低減することが可能な多層プリント配線板の製造方法
に関するものである。
法については各種の製造方法が提案されている。かかる
従来における多層プリント配線板の製造方法について図
19乃至図26を参照して説明する。
を製造するには、先ず、図19に示すように、絶縁基材
Bの両面に銅箔Cを張り付けた両面銅張り積層板50に
穴明けを行ってスルーホール51が形成され、更に、ス
ルーホール51にスルーホールメッキ52が形成され
る。かかる後、図20に示すように、両面銅張り積層板
50の両面にドライフィルム53がラミネートされ、エ
ッチングにより所定の回路パターンを形成すべく露光が
行われる。そして、ドライフィルム53の現像が行われ
ることにより(図21参照)、エッチングレジストが形
成される。この後、塩化第二銅溶液をエッチング液とし
て銅箔Cのエッチングが行われ、所定の回路パターンが
形成される(図22参照)。
ラミネートされているドライフィルム53が剥離され
(図23参照)、各銅箔C及びスルーホールメッキ52
について黒化処理が行われる(図24参照)。かかる黒
化処理は、銅張り積層板50をカセイソーダ、亜塩素酸
ソーダ、リン酸三ソーダ等からなる公知の黒化溶液に浸
漬することにより行われ、この黒化処理の結果、各銅箔
C及びスルーホールメッキ52の表面が粗化される。こ
れは、後述するように、各銅箔Cとプリプレグとの密着
性を向上するためのものである。
銅張り積層板50が2つ用意され、各銅張り積層板50
の間に予め作成しておいた両面プリント基板54を介在
させつつ、プリプレグ55を介して加熱プレス圧着され
る(図25参照)。これにより、多層板56が作成され
る。尚、各銅張り積層板50を相互に加熱圧着する際、
上側の銅張り積層板50の上面及び下側の銅張り積層板
50の下面には耐熱性を有するテフロンフィルム57を
介装して加熱圧着される。ここに、各テフロンフィルム
57は加熱圧着した際にプリプレグ55に含浸された樹
脂が各銅張り積層板50のスルーホール51から滲出す
るのを可能な限り避けるために使用されるものである
が、テフロンフィルム57は薄い(約25μm)のでプ
リプレグ55の樹脂がスルーホール51から滲出するこ
とを完全に防止することはできない。この結果、若干量
のプリプレグ55の樹脂がスルーホール51から滲出し
てスルーホール51の近辺に付着されることとなる。
ィルム57が剥離された後(図26参照)、前記のよう
にスルーホール51の近辺に滲出して付着したプリプレ
グ55の樹脂を除去するため多層板56両面の研磨が行
われる(図27参照)。この後、多層板56の所定箇所
に穴明け行ってスルーホール58を形成し、更に、その
スルーホール58にスルーホールメッキ59を形成する
ことにより多層プリント配線板60が製造される。前記
したように従来の製造方法では、図19乃至図28に示
す10工程を経て多層プリント配線板60が製造される
ものである。
積層板50に所定の回路パターンを形成するに際して、
銅張り積層板50の両面のそれぞれにドライフィルム5
3をラミネートする必要があり(図20乃至図22)、
また、多層板56を作成するには2つの銅張り積層板5
0を使用する必要がある。従って、各銅張り積層板50
につき2つのドライフィルム53が必要となることか
ら、合計4つのドライフィルムを使用しなければならな
い。かかるドライフィルム53は、一般に、高価なもの
であり、この結果、多層プリント配線板60の製造コス
トが高騰してしまう問題がある。
板50の両面について行われており、更に、このような
黒化処理を2つの各銅張り積層板50のそれぞれについ
て行う必要がある。従って、全体としては、2つの各銅
張り積層板50における4つの面について黒化処理を行
わなければならない。これに伴い黒化処理すべき銅張り
積層板50の処理面積が大きくなり、黒化溶液の寿命が
短くなって、結果的に多層プリント配線板60のコスト
をアップしてしまう問題がある。
プリント基板54を介在させつつ、プリプレグ55を介
して加熱プレス圧着して多層板56を作成する際、各銅
張り積層板50のスルーホール51からプリプレグ55
の樹脂が滲出するのを極力避けるために、上側の銅張り
積層板50の上面及び下側の銅張り積層板50の下面に
耐熱性を有するテフロンフィルム57を介して加熱圧着
する必要がある。このように各テフロンフィルム57が
必要とされることから、かかる点においても多層プリン
ト配線板60の製造コストをアップさせる要因となる。
両側にテフロンフィルム57を介在させて加熱圧着した
場合においても、プリプレグ55の樹脂が各スルーホー
ル51から滲出することを完全に防止することはでき
ず、従って、若干量のプリプレグ55の樹脂が各スルー
ホール51から滲出して各スルーホール51の近辺に付
着されることとなり、かかる滲出したプリプレグ55の
樹脂を除去すべく多層板56両面の研磨を行わなければ
ならない。これにより、製造工程数が増加して多層プリ
ント配線板60の製造コストをアップさせる要因とな
る。
題点を解消するためになされたものであり、製造コスト
を低く抑えることができる多層プリント配線板の製造方
法を提供することを目的とする。
本願の第1発明に係る多層プリント配線板の製造方法
は、一面に接着フィルムをラミネートするとともに他面
に感光性フィルムをラミネートした両面銅張り積層板を
作成する第1工程と、前記両面銅張り積層板における感
光性フィルムを所定パターンに露光現像するとともに銅
箔をエッチングして回路パターンを形成する第2工程
と、前記感光性フィルムを剥離した後両面銅張り積層板
の露出部分に黒化処理を施す第3工程と、前記第1乃至
第3工程を経た2つの両面銅張り積層板における黒化処
理が施された面を相互に対向させ、各両面銅張り積層板
間にプリプレグを介在させつつ圧着して多層板を形成す
る第4工程と、前記多層板の両面に存在する前記接着フ
ィルムを剥離する第5工程とからなる。
の製造方法は、一面に感光性フィルムをラミネートした
2つの両面銅張り積層板における各他面の間に両面接着
フィルムを介在させて相互に積層する第1工程と、前記
各感光性フィルムを所定パターンに露光現像するととも
に銅箔をエッチングして回路パターンを形成する第2工
程と、前記各感光性フィルムを剥離した後各両面銅張り
積層板の露出部分に黒化処理を施す第3工程と、前記両
面接着フィルムを取り除いて各両面銅張り積層板を相互
に分離する第4工程と、前記第4工程により分離された
各両面銅張り積層板における黒化処理が施された面を相
互に対向させ、各両面銅張り積層板間にプリプレグを介
在させつつ圧着する第5工程とからなる。
層板として一面に接着フィルムをラミネートするととも
に他面に感光性フィルムをラミネートした銅張り積層板
を使用し、感光性フィルムを所定パターンに露光現像し
た後銅箔をエッチングして回路パターンを形成するよう
にしたので、2つの銅張り積層板を圧着して多層プリン
ト配線板を作成するに際して各銅張り積層板につき1つ
の感光性フィルムしか必要とせず、これにより多層プリ
ント配線板の製造に必要な感光性フィルム数を減少する
ことが可能となる。
ーンを形成し、感光性フィルムを剥離した後に接着フィ
ルムがラミネートされていない銅張り積層板の露出部分
に黒化処理を施すようにしたので、黒化処理は各銅張り
積層板の1つの面についてのみ行えばよく、この結果、
黒化処理を施すべき各銅張り積層板の処理面積を減少し
て黒化溶液の寿命の長期化を図ることが可能となる。
黒化処理が施された面を相互に対向させ、各銅張り積層
板の間にプリプレグを介在させつつ圧着して多層板を形
成する場合、各銅張り積層板における黒化処理が施され
た面と反対側の面には接着フィルムがラミネートされて
いるので、テフロンフィルム等の離形フィルムは全く必
要とされず、また、これらの各離形フィルムを介してプ
リプレグの樹脂が各銅張り積層板から滲出することが防
止されることから多層板の表面よりプリプレグの樹脂を
除去する研磨工程は全く不要となる。
造方法について、本発明を具体化した実施例に基づいて
図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本発明の第1
実施例に係る製造方法について図1乃至図9に基づき説
明する。
配線板を製造するには、先ず、図1に示すように、ガラ
ス−エポキシ基材Bの両面に銅箔Cを張り付けた両面銅
張り積層板1に穴明けを行ってスルーホール2が形成さ
れ、更に、スルーホール2にスルーホールメッキ3が形
成される。このとき、スルーホール2の孔径は0.35
mmとされ、スルーホールメッキ3の厚さは15μmと
されている。
積層板1の一方の片面(図2中上面)に、ポエチレンテ
レフタレートフィルムの片面にアクリル系接着剤を塗布
した接着フィルム4がラミネートされ、また、銅張り積
層板1の他方の片面(図2中下面)にドライフィルム5
がラミネートされる。そして、両面銅張り積層板1上に
所定の回路パターンを形成すべくドライフィルム5の露
光が行われるとともに、現像が行われる(図3参照)。
これにより、図3に示すように、ドライフィルム5を介
してエッチングレジストが形成される。この後、塩化第
二銅溶液をエッチング液として銅箔C及びスルーホール
メッキ3のエッチングが行われ、所定の回路パターンが
形成される(図4参照)。ここに、ドライフィルム5は
銅張り積層板1の片面にラミネートされることから、1
つの銅張り積層板1に対して1つのドライフィルム5を
使用すればよい。
ミネートされているドライフィルム5が剥離され(図5
参照)、接着フィルム4と反対側及びスルーホール内壁
の銅箔C及びスルーホールメッキ3について黒化処理が
行われる(図6参照)。かかる黒化処理は、銅張り積層
板1をカセイソーダ、亜塩素酸ソーダ、リン酸三ソーダ
等からなる公知の黒化溶液に浸漬することにより行わ
れ、この黒化処理の結果、各銅箔C及びスルーホールメ
ッキ3の表面が粗化される。これは、後述するように、
各銅箔Cとプリプレグとの密着性を向上するためのもの
である。このとき、黒化処理は、銅張り積層板1の一方
の片面には接着フィルム4がラミネートされていること
から、銅張り積層板1の他方の片面及びスルーホール内
壁についてのみ行われることとなる。
銅張り積層板1が2つ用意され、各銅張り積層板1の間
に予め作成しておいた両面プリント配線板6を介在させ
つつ、プリプレグ7を介して加熱プレス圧着される(図
7参照)。これにより、多層板8が作成される。このと
き、上側の銅張り積層板1の上面には接着フィルム4が
ラミネートされ、また、同様に、下側の銅張り積層板1
の下面には接着フィルム4がラミネートされており、従
って、各銅張り積層板1を相互に加熱圧着する際には、
従来のようにテフロンフィルム等の耐熱性フィルムを各
銅張り積層板1の上下に介装する必要なく、各接着フィ
ルム4を介して直接加熱圧着される。また、各接着フィ
ルム4は、各銅張り積層板1の片面に強固にラミネート
されていることから、加熱圧着の際にプリプレグ7の樹
脂が各銅張り積層板1のスルーホール2から滲出するこ
とは確実に防止される。尚、前記加熱圧着は、圧力30
kgf/cm2 、加熱温度160℃、圧着時間1時間の
条件で行われ、かかる後アフターキュアが行われる。
4が剥離された後(図8参照)、多層板8の所定箇所に
穴明け行ってスルーホール9を形成し、更に、そのスル
ーホール9にスルーホールメッキ10を形成することに
より多層プリント配線板11が製造される。
製造方法では、両面銅張り積層板1として一面に接着フ
ィルム4をラミネートするとともに他面にドライフィル
ム5をラミネートした銅張り積層板を使用し、ドライフ
ィルム5を所定パターンに露光現像した後銅箔C及びス
ルーホールメッキ3、10をエッチングして回路パター
ンを形成するようにしたので、2つの銅張り積層板1を
圧着して多層プリント配線板11を作成するに際して各
銅張り積層板1につき1つのドライフィルム5しか必要
とせず、これにより多層プリント配線板11の製造に必
要なドライフィルム数を全体として2つに減少すること
ができる。これにより、高価なドライフィルム5の費用
を低く抑えて多層プリント配線板11の製造コストを低
減することができるものである。
ターンを形成し、ドライフィルム5を剥離した後に接着
フィルム4がラミネートされていない銅張り積層板1の
露出部分に黒化処理を施すようにしたので、黒化処理は
各銅張り積層板1の1つの面についてのみ行えばよく、
この結果、黒化処理を施すべき各銅張り積層板1の処理
面積を減少して黒化溶液の寿命の長期化を図ることがで
きる。従って、かかる点においても多層プリント配線板
11の製造コストを低減することができるものである。
る黒化処理が施された面を相互に対向させ、各銅張り積
層板1の間にプリプレグ7を介在させつつ圧着して多層
板8を形成する場合、各銅張り積層板1における黒化処
理が施された面と反対側の面には接着フィルム4がラミ
ネートされているので、テフロンフィルム等の離形フィ
ルムは全く必要とされない。また、これらの各接着フィ
ルム4を介してプリプレグ7が各銅張り積層板1におけ
るスルーホール2から滲出することを確実に防止するこ
とができる。これにより、テフロンフィルム等の離形フ
ィルムを不要とするとともに、多層板8の表面よりプリ
プレグを除去する研磨工程を不要とすることにより、多
層プリント配線板11の製造コストを格段に低減するこ
とができる。
図10乃至図18に基づき説明する。尚、前記第1実施
例における要素と同一の要素等については同一の符号を
付して説明する。
配線板を製造するには、先ず、図10に示すように、ガ
ラス−エポキシ基材Bの両面に銅箔Cを張り付けた両面
銅張り積層板1に穴明けを行ってスルーホール2が形成
され、更に、スルーホール2にスルーホールメッキ3が
形成される。このとき、スルーホール2の径孔は0.3
5mmとされ、スルーホールメッキ3の厚さは15μm
とされている。かかる銅張り積層板1の構成については
前記第1実施例の場合と同じである。
うに形成した銅張り積層板1が2つ用意され、各銅張り
積層板1は、ポエチレンテレフタレートフィルムの両面
にアクリル系接着剤を塗布した両面接着フィルム12を
介して、相互に積層される。更に、このように積層され
た各銅張り積層板1の上面(上側の銅張り積層板1の上
面)及び下面(下側の銅張り積層板1の下面)に、それ
ぞれドライフィルム5がラミネートされる。そして、各
両面銅張り積層板1上に所定の回路パターンを形成すべ
く各ドライフィルム5の露光が行われるとともに、現像
が行われる(図12)。これにより、図12に示すよう
に、ドライフィルム5を介してエッチングレジストが形
成される。この後、塩化第二銅溶液をエッチング液とし
て銅箔C及びスルーホールメッキ3のエッチングが行わ
れ、所定の回路パターンが形成される(図13参照)。
ここに、ドライフィルム5は各銅張り積層板1の片面に
ラミネートされることから、1つの銅張り積層板1に対
して1つのドライフィルム5を使用すればよい。
ラミネートされている各ドライフィルム5が剥離され
(図14参照)、各銅張り積層板1における銅箔C及び
スルーホールメッキ3について黒化処理が行われる(図
15参照)。かかる黒化処理は、銅張り積層板1をカセ
イソーダ、亜塩素酸ソーダ、リン酸三ソーダ等からなる
公知の黒化溶液に浸漬することにより行われ、この黒化
処理の結果、各銅箔C及びスルーホールメッキ3の表面
が粗化される。これは、後述するように、各銅箔C等と
プリプレグとの密着性を向上するためのものである。こ
のとき、黒化処理は、銅張り積層板1の一方の片面には
接着フィルム4がラミネートされていることから、銅張
り積層板1の他方の片面についてのみ行われることとな
り、更に、2つの各銅張り積層板1につき同時に行われ
る。従って、黒化処理は極めて効率良く行われるもので
ある。
積層板1の間から両面接着フィルム12が取り除かれ、
各銅張り積層板1が相互に分離された後、2つの各銅張
り積層板1における黒化処理が施された面を相互に対向
させ、各銅張り積層板1の間に予め作成しておいた両面
プリント配線板6を介在させつつ、プリプレグ7を介し
て加熱プレス圧着される(図16参照)。これにより、
多層板8が作成される。尚、各銅張り積層板1を相互に
加熱圧着する際、上側の銅張り積層板1の上面及び下側
の銅張り積層板1の下面には耐熱性を有するテフロンフ
ィルム13を介して加熱圧着される。ここに、加熱圧着
は、圧力30kgf/cm2 、加熱温度170℃、圧着
時間1時間の条件で行われる。
した際にプリプレグ7の樹脂が各銅張り積層板1のスル
ーホール2から滲出するのを可能な限り避けるために使
用されるものであるが、テフロンフィルム13は薄い
(約25μm)のでプリプレグ7の樹脂がスルーホール
2から滲出することを完全に防止することはできない。
この結果、若干量のプリプレグ7の樹脂がスルーホール
2から滲出してスルーホール2の近辺に付着されること
となる。
ルム13が剥離された後(図17参照)、前記のように
スルーホール2の近辺に滲出して付着したプリプレグ7
の樹脂を除去するため多層板8両面の研磨が行われる
(図18参照)。この後、多層板8の所定箇所に穴明け
行ってスルーホール9を形成し、更に、そのスルーホー
ル9にスルーホールメッキ10を形成することにより多
層プリント配線板11が製造される(図18参照)。
製造方法では、2つの銅張り積層板1を両面接着フィル
ム12を介して相互に積層し、その積層された各銅張り
積層板1の上面(上側の銅張り積層板1の上面)及び下
面(下側の銅張り積層板1の下面)に、それぞれドライ
フィルム5をラミネートするとともに、各ドライフィル
ム5を所定パターンに露光現像した後銅箔C及びスルー
ホールメッキ3をエッチングして回路パターンを形成す
るようにしたので、2つの銅張り積層板1を圧着して多
層プリント配線板11を作成するに際して各銅張り積層
板1につき1つのドライフィルム5しか必要とせず、こ
れにより多層プリント配線板11の製造に必要なドライ
フィルム数を全体として2つに減少することができる。
これにより、高価なドライフィルム5の費用を低く抑え
て多層プリント配線板11の製造コストを低減すること
ができるものである。
パターンを形成し、各ドライフィルム5を剥離した後に
各銅張り積層板1の露出部分に黒化処理を施すようにし
たので、黒化処理は2つの各銅張り積層板1の1つの面
についてのみ行えばよく、更に、2つの銅張り積層板1
につき同時に黒化処理を行うことができる。この結果、
黒化処理を施すべき各銅張り積層板1の処理面積を減少
して黒化溶液の寿命の長期化を図るとともに、黒化処理
の効率を格段に向上することができる。従って、かかる
点においても多層プリント配線板11の製造コストを低
減することができるものである。尚、本発明は前記各第
1及び第2実施例に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であ
ることは勿論である。
を低く抑えることができる多層プリント配線板の製造方
法を提供することができ、その産業上奏する効果は大で
ある。
ーホールにメッキを施した両面銅張り積層板の断面図で
ある。
ルムをラミネートした銅張り積層板の断面図である。
す銅張り積層板の断面図である。
ッチングした状態を示す断面図である。
剥離した状態を示す銅張り積層板の断面図である。
ある。
面プリント配線板及びプリプレグを介在させつつ相互に
圧着して多層板を形成する状態を示す模式断面図であ
る。
態を示す断面図である。
ールメッキを行って多層プリント配線板を形成した状態
を示す断面図である。
ルーホールにメッキを施した両面銅張り積層板の断面図
である。
面銅張り積層板を両面接着フィルムを介して相互に積層
した状態を示す模式断面図である。
露光した後現像した状態を示す断面図である。
エッチングした状態を示す断面図である。
図である。
両面プリント配線板を介在させつつプリプレグにより両
側から耐熱性フィルムと共に相互に圧着して多層板を形
成する状態を示す模式断面図である。
た状態を示す断面図である。
ルーホールを穴明けするとともにスルーホールメッキを
行って多層プリント配線板を形成した状態を示す断面図
である。
たスルーホールにメッキを施した両面銅張り積層板の断
面図である。
ィルムをラミネートした銅張り積層板の断面図である。
示す銅張り積層板の断面図である。
エッチングした状態を示す断面図である。
を剥離した状態を示す銅張り積層板の断面図である。
である。
両面プリント配線板を介在させつつプリプレグにより両
側から耐熱性フィルムと共に相互に圧着して多層板を形
成する状態を示す模式断面図である。
た状態を示す断面図である。
である。
ホールメッキを行って多層プリント配線板を形成した状
態を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一面に接着フィルムをラミネートする
とともに他面に感光性フィルムをラミネートした両面銅
張り積層板を作成する第1工程と、 前記両面銅張り積層板における感光性フィルムを所定パ
ターンに露光現像するとともに銅箔をエッチングして回
路パターンを形成する第2工程と、 前記感光性フィルムを剥離した後両面銅張り積層板の露
出部分に黒化処理を施す第3工程と、 前記第1乃至第3工程を経た2つの両面銅張り積層板に
おける黒化処理が施された面を相互に対向させ、各両面
銅張り積層板間にプリプレグを介在させつつ圧着して多
層板を形成する第4工程と、 前記多層板の両面に存在する前記接着フィルムを剥離す
る第5工程とからなることを特徴とする多層プリント配
線板の製造方法。 - 【請求項2】 一面に感光性フィルムをラミネートし
た2つの両面銅張り積層板における各他面の間に両面接
着フィルムを介在させて相互に積層する第1工程と、 前記各感光性フィルムを所定パターンに露光現像すると
ともに銅箔をエッチングして回路パターンを形成する第
2工程と、 前記各感光性フィルムを剥離した後各両面銅張り積層板
の露出部分に黒化処理を施す第3工程と、 前記両面接着フィルムを取り除いて各両面銅張り積層板
を相互に分離する第4工程と、 前記第4工程により分離された各両面銅張り積層板にお
ける黒化処理が施された面を相互に対向させ、各両面銅
張り積層板間にプリプレグを介在させつつ圧着する第5
工程とからなることを特徴とする多層プリント配線板の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21803394A JP3681189B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 多層プリント配線板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21803394A JP3681189B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 多層プリント配線板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0864965A true JPH0864965A (ja) | 1996-03-08 |
JP3681189B2 JP3681189B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=16713594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21803394A Expired - Fee Related JP3681189B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 多層プリント配線板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3681189B2 (ja) |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2011235537A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | 銅箔積層体及び積層板の製造方法 |
-
1994
- 1994-08-18 JP JP21803394A patent/JP3681189B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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