JPH0864754A - 過熱検知回路 - Google Patents

過熱検知回路

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Publication number
JPH0864754A
JPH0864754A JP19999694A JP19999694A JPH0864754A JP H0864754 A JPH0864754 A JP H0864754A JP 19999694 A JP19999694 A JP 19999694A JP 19999694 A JP19999694 A JP 19999694A JP H0864754 A JPH0864754 A JP H0864754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power device
temperature
diode
detecting circuit
overheat detecting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19999694A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ogiwara
淳 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コスト化及び小型化が図れる過熱検知回路
の構造を提供する。 【構成】 逆バイアスされたダイオード1と、そのダイ
オード1のリーク電流がそのベース電流となるように接
続されたNPNトランジスタ3とを備え、温度上昇によ
るダイオード1のリーク電流の増加をNPNトランジス
タ3の動作点の変化として捉えてパワーデバイスの温度
異常を検知する。 【効果】 ダイオード1及びNPNトランジスタ3をパ
ワーデバイスまたはパワーデバイス駆動集積回路と同一
の半導体基板に形成することにより低コスト化及び小型
化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーデバイスの発熱
による温度異常を検知する過熱検知回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】パワーデバイスは、大電流・高電圧を制
御するために用いられるため、過大な負荷または負荷の
短絡などにより定格を越える電流が流れ、その結果、パ
ワーデバイスの発熱により、パワーデバイス、あるい
は、その周辺部品が破壊に至ることがある。また、パワ
ーデバイスが定格電流内で使用されていても環境温度に
よっては同様の結果を招くこともあった。
【0003】これらを防止するために、パワーデバイス
チップ周辺の温度を検知し、あらかじめ設定した温度以
上になると温度異常と判断し、パワーデバイスをオフさ
せる保護機能をシステムに付加することが広く行われて
いた。
【0004】温度を検知するための手段としては、サー
ミスタまたは熱電対などの外付け部品をシステム内に実
装し、温度信号を得るというのが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、部品点数、コストが増加し小型化の妨げにも
なっていた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、特別な温度検出器を用い
ることなく、低コスト化及び小型化が図れる過熱検知回
路の構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の過熱検知回路は、パワーデバイスの発熱に
よる温度異常を検知する過熱検知回路であって、逆バイ
アスされたPN接合と、そのPN接合のリーク電流がそ
のベース電流となるように接続されたバイポーラトラン
ジスタとを備え、前記バイポーラトランジスタの動作点
により前記パワーデバイスの温度異常を検知することを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の過熱検知回路は、常に逆バイアスされ
るPN接合と、そのリーク電流がベース電流となるよう
に接続されたバイポーラトランジスタを、例えば、パワ
ーデバイスまたはパワーデバイスの駆動集積回路が形成
された半導体基板上に形成して、パワーデバイスの温度
異常を検知することを特徴とするものである。
【0009】逆バイアスされたPN接合のリーク電流
は、PN接合が形成された半導体基板の温度の上昇に伴
って増加する。従って、パワーデバイスの発熱が低い場
合は、後段のバイポーラトランジスタのベースには小さ
なベース電流しか流れず、バイポーラトランジスタはオ
フ状態にあるが、パワーデバイスの発熱によって半導体
基板の温度が上昇し、バイポーラトランジスタのベース
に、バイポーラトランジスタがターンオンするのに十分
なベース電流が供給されると、バイポーラトランジスタ
はオン状態に移行する。よって、バイポーラトランジス
タのオンオフ状態を温度検知のための信号として利用
し、バイポーラトランジスタがオン状態となった場合
に、パワーデバイスをオフ状態とする制御信号を出力す
るように構成すれば、特別にサーミスタまたは熱電対な
どの温度センサを設けなくともパワーデバイスまたはそ
の周辺回路を熱破壊から保護することができる。
【0010】半導体プロセスで生じるばらつきにより、
バイポーラトランジスタの、リーク電流値または抵抗値
が多少変動することが考えられるが、この種の用途では
さほど精度は要求されないので十分目的を達成すること
ができる。
【0011】
【実施例】図1の回路図に基づいて本発明の過熱検知回
路の一実施例について説明する。図1に示す回路はパワ
ーデバイスまたはパワーデバイス駆動回路が形成された
半導体基板と同一基板に形成されているものとして説明
する。但し、パワーデバイス及びパワーデバイス駆動回
路は図示を省略する。図で、1はカソードが電源の正極
Vcc に接続され、アノードが拡散抵抗2を介してグラン
ド(GND )に接続されたダイオード、3はバイポーラト
ランジスタであるNPNトランジスタで、そのコレクタ
が拡散抵抗4を介して電源の正極Vcc に接続され、その
エミッタがグランド(GND )に接続され、そのベースが
ダイオード1のアノードに接続されたものである。Voは
制御信号出力で、NPNトランジスタ3のコレクタに接
続されている。図1に示すようにダイオード1は逆バイ
アスされるように接続されている。
【0012】図2にダイオード1のリーク電流の温度特
性図の一実施例を示す。図2の線図の横軸はダイオード
1の温度T を表し、縦軸はダイオード1のリーク電流Ie
の対数を表している。図2は、ダイオード1のリーク電
流Ieが温度T の上昇に伴い指数関数的に大きくなること
を示している。
【0013】次に、図3にベース電流Ibをパラメータと
した、NPNトランジスタ3の IC-VCE特性図の一実施
例を示す。図3の線図の横軸はNPNトランジスタ3の
コレクタ−エミッタ間電圧 VCEを表しており、縦軸はN
PNトランジスタ3のコレクタ電流 IC を表している。
また、図3で、Aは負荷線の一実施例であり、a〜eは
各ベース電流IbでのNPNトランジスタ3の動作点であ
る。
【0014】図1に示した過熱検知回路における過熱検
知動作について説明する。パワーデバイスの温度が低い
場合は、逆バイアスされたダイオード1のリーク電流は
十分小さく、NPNトランジスタ3のコレクタ電流Icは
非常に小さいので、NPNトランジスタ3のコレクタに
接続された制御信号出力V0の電位はほぼ電源の正極Vcc
の電位(図3に示す電圧V01 )に近い値となる。このと
きの動作点は図3に示す点aである。
【0015】パワーデバイスの発熱によって温度が上昇
し、ダイオード1のリーク電流が I 2 , I3 , I4 , I
5 と増加していくにつれ、NPNトランジスタ3のベー
ス電流Ibも増加するので、図3に示すように、動作点
は、略、点b,c,d,eと移動することになる。従っ
て、NPNトランジスタ3のコレクタ−エミッタ間電圧
VCE(制御信号出力Voの電位)は、電圧 V02, V03, V
04, V05と小さくなっていく。よって、例えば、検知し
たい温度に応じた基準電圧を発生させる回路及び比較回
路を形成しておけば、設定した基準電圧と制御信号出力
Voの電位とを比較回路で比較、判定することによって、
パワーデバイスの温度異常を検知し、パワーデバイスを
オフ状態とする信号を発生させることができる。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の過熱検
知回路によれば、温度によるPN接合のリーク電流の変
化をバイポーラトランジスタの動作点の変化として捉え
ることができるので、PN接合及びバイポーラトランジ
スタ及びその他、例えば、拡散抵抗、基準電圧回路、比
較回路を、パワーデバイスまたはパワーデバイス駆動集
積回路と同一の半導体基板上に形成することによって、
サーミスタまたは熱電対などの外付け部品をシステム内
に実装することなく、パワーデバイスの温度異常を電気
信号として取り出し、過熱保護を行うことができるの
で、低コスト化及び小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過熱検知回路の一実施例を示す回路図
である。
【図2】PN接合の逆方向リーク電流の温度特性の一実
施例を示す線図である。
【図3】バイポーラトランジスタの IC -VCE特性の一実
施例を示す線図である。
【符号の説明】
1 ダイオード(PN接合) 3 NPNトランジスタ(バイポーラトラ
ンジスタ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーデバイスの発熱による温度異常を
    検知する過熱検知回路であって、逆バイアスされたPN
    接合と、そのPN接合のリーク電流がそのベース電流と
    なるように接続されたバイポーラトランジスタとを備
    え、前記バイポーラトランジスタの動作点により前記パ
    ワーデバイスの温度異常を検知することを特徴とする過
    熱検知回路。
JP19999694A 1994-08-25 1994-08-25 過熱検知回路 Withdrawn JPH0864754A (ja)

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JP19999694A JPH0864754A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 過熱検知回路

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JP19999694A JPH0864754A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 過熱検知回路

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JPH0864754A true JPH0864754A (ja) 1996-03-08

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ID=16417071

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JP19999694A Withdrawn JPH0864754A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 過熱検知回路

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JP (1) JPH0864754A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0836230A3 (en) * 1996-10-14 1998-08-05 Sharp Kabushiki Kaisha Power transistor

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106