JPH086446A - 画像消去装置 - Google Patents

画像消去装置

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JPH086446A
JPH086446A JP6135304A JP13530494A JPH086446A JP H086446 A JPH086446 A JP H086446A JP 6135304 A JP6135304 A JP 6135304A JP 13530494 A JP13530494 A JP 13530494A JP H086446 A JPH086446 A JP H086446A
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JP
Japan
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toner
transfer paper
peeling
wetting
path
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Application number
JP6135304A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Hayashi
善紀 林
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーが完全に除去された品質の高い再生紙
を得ると共に、高速処理が行え、信頼性の高い省力化さ
れた画像消去装置を提供する。 【構成】 トナー残量検知手段24により検知された転
写紙4のトナー残量が所定値以下になるまで湿潤、トナ
ー剥離の工程を繰り返して行うことにより、その転写紙
表面からトナーを完全に分離除去するようにした。ま
た、転写紙の濡れ量も検知することにより、再生紙の品
質をさらに高めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置により画像が作成された
転写紙からトナーを消去して再生紙を得る画像消去装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、機密保持やリサイクルによる資源
活用の面から、機密文書や一般の印字済みの用紙を外部
に持ち出すことなくオフィス内で画像を消去し再生する
画像消去装置の要望が高まっている。その画像消去装置
の一例を図9に基づいて説明する。装置本体1におい
て、給紙ユニット2内の給紙トレイ3にセットされた転
写紙4は給紙ローラ5から給紙され、搬送経路6を介し
て、搬送ローラ7により湿潤手段としての湿潤ユニット
8内の塗布ローラ9と、処理液10との間に挿入され
る。この処理液10は、不安定化液としての水、界面活
性剤を含む水溶液、水溶液ポリマーを含む水溶液、界面
活性剤と水溶液ポリマーとを含む水溶液から選ばれた少
なくとも1種の水又は水溶液からなっている。
【0003】そして、このような処理液10により湿潤
された転写紙4は、搬送ローラ11から搬送経路6を介
して、トナー剥離手段としてのトナー剥離ユニット12
内のヒータ13を内蔵した一対のトナー剥離ローラ14
間に挿入される。このトナー剥離ローラ14により転写
紙4の表面に付着したトナーが剥離される。なお、トナ
ー剥離ローラ14には分離爪15、クリーニングローラ
16が接しており、これによりローラ表面に付着したト
ナーを掻き取ってそのローラ表面を清掃している。その
後、トナーが剥離され湿潤したままの状態である転写紙
4は、乾燥手段としての乾燥ユニット17内のヒータ1
8を内蔵した乾燥ローラ19と加圧ローラ20との間に
挿入され乾燥されることにより、排紙トレイ21上に再
生紙22として排紙される。このような一連の動作によ
って画像消去処理を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような画像消
去装置において、画像消去を行う場合にはまず転写紙4
(機密文書や一般の印字済みの用紙)の画像を消去しよ
うとする側の面を下向きにしてセットした状態で給紙ト
レイ3上にセットすれば何ら問題なく画像消去処理を行
うことができる。しかし、ユーザが誤って逆向きにセッ
トすなわち画像を消去しようとする面と反対側の面を下
向きにした状態でセットしてしまうと、画像は何ら消去
されずに排紙される。この排紙後、ユーザは、画像消去
がなされた再生紙22と画像消去がなされなかった転写
紙4との分別作業を行わなければならず、しかも、その
未消去の転写紙4をセットし直して、再度画像消去処理
を行わなければならない。このような仕分けや再セット
の処理はユーザにとっても無駄な作業であり、作業効率
が悪く、無駄な電力を消費してしまい不経済である。
【0005】また、片面コピーされた転写紙4の代わり
に、両面コピーされた転写紙4を用いて画像消去処理を
行おうとすると、従来の画像消去装置においてはまず片
面のみの画像消去処理を行った後、排紙トレイ21から
その転写紙4を取出して今度はもう一方の画像が消去さ
れていない側の面を下向きにして給紙トレイ3に再セッ
トして画像消去処理を行わなければならず、合計2回の
画像消去の動作が必要となり、作業効率が悪い。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、トナーの付着した転写紙を湿潤手段により湿潤さ
せ、その湿潤した転写紙からトナー剥離手段により前記
トナーを剥離させ、そのトナー剥離後の湿潤した転写紙
を乾燥手段により乾燥して排紙し再生紙を得る画像消去
装置において、前記トナー剥離手段によりトナー除去を
行った後の前記転写紙の表面に残ったトナー残量を検知
するトナー残量検知手段を設け、前記トナー剥離手段か
ら排紙された前記転写紙を前記湿潤手段に戻す転写紙湿
潤返送経路を前記乾燥手段に向わせる正規の経路から分
岐させて設け、前記トナー残量検知手段により検知され
た前記トナー残量が所定値よりも大きい場合に前記トナ
ー剥離手段から排紙された前記転写紙を前記転写紙湿潤
返送経路に導く転写紙搬送制御手段を設けた。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、転写紙湿潤返送経路内に転写紙を反転す
る反転経路を形成し、転写紙の両面にトナーが付着して
いる場合に片面のトナー除去後その転写紙を前記反転経
路にて反転させて湿潤手段に戻す両面転写紙搬送制御手
段を設けた。
【0008】請求項3記載の発明では、トナーの付着し
た転写紙を湿潤手段により湿潤させ、その湿潤した転写
紙からトナー剥離手段により前記トナーを剥離させ、そ
のトナー剥離後の湿潤した転写紙を乾燥手段により乾燥
して排紙し再生紙を得る画像消去装置において、前記ト
ナー剥離手段によりトナー除去を行った後の前記転写紙
の表面に残ったトナー残量を検知するトナー残量検知手
段を設け、前記トナー剥離手段から排紙された前記転写
紙を前記トナー剥離手段に戻す転写紙剥離返送経路を前
記乾燥手段に向わせる正規の経路から分岐させて設け、
前記トナー残量検知手段により検知された前記トナー残
量が所定値よりも大きい場合に前記トナー剥離手段から
排紙された前記転写紙を前記転写紙剥離返送経路に導く
転写紙搬送制御手段を設けた。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、転写紙剥離返送経路内に転写紙を反転す
る反転経路を形成し、転写紙の両面にトナーが付着して
いる場合に片面のトナー除去後その転写紙を前記反転経
路にて反転させてトナー剥離手段に戻す両面転写紙搬送
制御手段を設けた。
【0010】請求項5記載の発明では、トナーの付着し
た転写紙を湿潤手段により湿潤させ、その湿潤した転写
紙からトナー剥離手段により前記トナーを剥離させ、そ
のトナー剥離後の湿潤した転写紙を乾燥手段により乾燥
して排紙し再生紙を得る画像消去装置において、前記ト
ナー剥離手段によりトナー除去を行った後の前記転写紙
の表面に残ったトナー残量と前記転写紙の濡れ量とをそ
れぞれ検知するトナー残量・濡れ量検知手段を設け、前
記トナー剥離手段から排紙された前記転写紙を前記湿潤
手段又は前記トナー剥離手段に選択的に戻す転写紙湿潤
・剥離返送経路を前記乾燥手段に向わせる正規の経路か
ら分岐させて設け、前記トナー残量・濡れ量検知手段に
より検知されたトナー残量と濡れ量とがそれぞれ所定値
よりも大きい場合には前記トナー剥離手段から排紙され
た前記転写紙を前記転写紙湿潤返送経路から前記トナー
剥離手段に導き、前記トナー残量が所定値よりも大きく
かつ濡れ量が所定値よりも小さい場合には前記トナー剥
離手段から排紙された前記転写紙を前記転写紙湿潤返送
経路から再度前記湿潤手段に導く転写紙搬送制御手段を
設けた。
【0011】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明において、転写紙湿潤・剥離返送経路内に転写紙を
反転する反転経路を形成し、転写紙の両面にトナーが付
着している場合に、濡れ量が所定値よりも大きいときは
転写紙を前記反転経路にて反転させてトナー剥離手段に
戻し、濡れ量が所定値よりも小さいときは前記反転経路
にて反転させて湿潤手段に戻す両面転写紙搬送制御手段
を設けた。
【0012】請求項7記載の発明では、請求項1,2,
3,4,5又は6記載の発明において、転写紙の両面に
付着したトナーを検知するトナー検知手段と、この検知
されたトナーの有無に応じて入力された前記転写紙の向
きを反転させる入力段反転経路とを湿潤手段の上流側に
設け、最初にセットされた状態での画像消去する側の面
とは反対側の面のみにトナーを検知した場合には前記入
力段反転経路にてその転写紙の向きを反転させた後前記
湿潤手段に導き、転写紙の両面からトナーを検知した場
合には前記入力段反転経路を介さず前記湿潤手段に導く
両面転写紙搬送制御手段を設けた。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、トナー残量検
知手段により検知された転写紙のトナー残量が所定値よ
りも少ない場合には、転写紙をそのまま乾燥手段に導き
乾燥させて排紙させ、一方、トナー残量検知手段により
検知された転写紙のトナー残量が所定値よりも大きい場
合には、転写紙を転写紙湿潤返送経路から湿潤手段に導
き、再度、湿潤、トナー剥離の作業を順次行わせ、その
後、乾燥手段に導き乾燥させて排紙させる。これによ
り、転写紙はそのトナー残量が所定値以下になるまで湿
潤、トナー剥離の工程を繰り返して行われるため、その
転写紙表面からトナーを完全に分離除去することが可能
となる。
【0014】請求項2記載の発明においては、転写紙の
両面にトナーが付着している場合、片面のトナーを除去
した後、今度はその転写紙を転写紙湿潤返送経路内の反
転経路にて反転させて湿潤手段に導き、反対側の面のト
ナー残量が所定値以下になるまで湿潤、トナー剥離の工
程を順次繰り返して行うことにより、転写紙の両面から
トナーを完全に分離除去することが可能となる。
【0015】請求項3記載の発明においては、トナー残
量検知手段により検知された転写紙のトナー残量が所定
値よりも少ない場合には、転写紙をそのまま乾燥手段に
導き乾燥させて排紙させ、一方、トナー残量検知手段に
より検知された転写紙のトナー残量が所定値よりも大き
い場合には、転写紙を転写紙湿潤返送経路からトナー剥
離手段に導き、再度、トナー剥離の作業を行わせ、その
後、乾燥手段に導き乾燥させて排紙させる。これによ
り、転写紙はそのトナー残量が所定値以下になるまでト
ナー剥離の工程を繰り返して行われるため、その転写紙
表面からトナーを完全に分離除去することが可能とな
る。
【0016】請求項4記載の発明においては、転写紙の
両面にトナーが付着している場合、片面のトナーを除去
した後、今度はその転写紙を転写紙剥離返送経路内の反
転経路にて反転させてトナー剥離手段に導き、反対側の
面のトナー残量が所定値以下になるまでトナー剥離の工
程を繰り返して行うことにより、転写紙の両面からトナ
ーを完全に分離除去することが可能となる。
【0017】請求項5記載の発明においては、トナー残
量検知手段により検知された転写紙のトナー残量が所定
値よりも少ない場合には、転写紙をそのまま乾燥手段に
導き乾燥させて排紙させる。一方、トナー残量検知手段
により検知された転写紙のトナー残量及び濡れ量がそれ
ぞれ所定値よりも大きい場合には、転写紙を転写紙湿潤
返送経路からトナー剥離手段に導いて再度トナー剥離の
作業を行わせ、その後、乾燥手段に導き乾燥させて排紙
させる。また、転写紙のトナー残量が所定値よりも大き
くかつ濡れ量が所定値よりも小さい場合には、転写紙を
転写紙湿潤返送経路から湿潤手段に導いて再度湿潤、ト
ナー剥離の作業を順次行わせ、その後、乾燥手段に導き
乾燥させて排紙させる。これにより、転写紙はトナー残
量及び濡れ量が所定値以下になるまでトナー剥離の工程
を繰り返して行われるため、その転写紙表面からトナー
を完全に分離除去することが可能となる。
【0018】請求項6記載の発明においては、転写紙の
両面にトナーが付着している場合、片面のトナーを除去
した後、濡れ量が所定値よりも大きいときは転写紙を反
転経路にて反転させてトナー剥離手段に戻して再度トナ
ー剥離の作業を行わせ、また、濡れ量が所定値よりも小
さいときには転写紙を反転経路にて反転させて湿潤手段
に戻して再度湿潤、トナー剥離の作業を順次行わせる。
このような作業を、反対側の面のトナー残量が所定値以
下になるまでトナー剥離の工程を繰り返して行うことに
より、転写紙の両面からトナーを完全に分離除去するこ
とが可能となる。
【0019】請求項7記載の発明においては、最初にセ
ットされた状態での画像消去する側の面とは反対側の面
のみにトナーを検知した場合には、入力段反転経路にて
その転写紙の向きを反転させた後に湿潤手段に導きトナ
ー残量が所定値以下になるまで湿潤、トナー剥離の工程
を順次繰り返して行う。また、転写紙の両面からトナー
を検知した場合には、入力段反転経路を介さずに直接湿
潤手段に導き、片面ずつの処理をトナー残量が所定値以
下になるまで湿潤、トナー剥離の工程を順次繰り返して
行う。これにより、転写紙を逆向きにセットしたような
場合にもトナーを完全に分離除去することが可能とな
る。
【0020】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。なお、従来例(図9参照)と同
一部分についての説明は省略し、その同一部分について
は同一符号を用いる。まず、本装置の全体構成について
説明する。本装置は、湿潤ユニット8と、トナー剥離ユ
ニット12と、乾燥ユニット17と、転写紙湿潤返送経
路としての転写紙転送パスユニット23とに大別され
る。この場合、転写紙転送パスユニット23は、トナー
剥離ユニット12の出口Aと、湿潤ユニット8の入口F
とをつなぐように形成されている。また、トナー剥離ユ
ニット12の排出口Aの付近には、トナー剥離ローラ1
4によりトナー除去を行った後の転写紙4の表面に残っ
たトナー残量を検知するトナー残量検知手段としてのト
ナー残量検知センサ24が設けられている。このトナー
残量検知センサ24としては、例えば、図2に示すよう
な、発光素子(LED)と受光素子(PD)とが複数個
直線状に配列された反射型のLEDアレイ24aとPD
アレイ24bとから構成することができる。また、本実
施例では、そのようなトナー残量検知センサ24のPD
アレイ24bにより検知された転写紙4の表面のトナー
残量が所定値(ここでは、あるスレッシュレベル量)よ
りも大きい場合には、トナー剥離ユニット12から排紙
された転写紙4を転写紙転送パスユニット23に導く転
写紙搬送制御手段を設けた。
【0021】このような構成において、転写紙搬送制御
手段を含めた動作について順次説明していく。まず、湿
潤ユニット8内に挿入された転写紙4は塗布ローラ9及
び規制ローラ9aと接触することにより、その下面(以
下、第1面と呼ぶ)側が処理液10に浸された状態とな
り排紙される。この片面が湿潤された転写紙4は、さら
に、トナー剥離ユニット12内に送られ、トナー剥離ロ
ーラ14により加熱しながら圧力が加えられることによ
って、第1面に付着したトナーが剥離される。このと
き、下方のトナー剥離ローラ14には、ベルト状のトナ
ー剥離ベルト25が巻回して配置されており、そのトナ
ー剥離ベルト25に付着したトナーはブレード26によ
り掻き取られる。そして、このようにして第1面のトナ
ーが剥離された転写紙4は出口Aから排紙されるが、そ
の出口A付近に配置されたトナー残量検知センサ24の
LEDアレイ24aから出射した光が転写紙4の第1面
に照射され、その散乱光がPDアレイ24bに検出され
る。
【0022】このとき、トナーが残存している場所にL
EDアレイ24aから光が照射されると、PDアレイ2
4bで検出される散乱光の光強度は減少する。このよう
な現象を利用して、PDアレイ24bを構成する複数個
のPDのうち、少なくとも1個以上のPDから検出され
る信号強度があるスレッシュレベル量以上の減少を示せ
ば、第1面にはトナーが残存していると考えられる。そ
こで、そのスレッシュレベル量以上の変化があったとき
には、トナーが残存している転写紙4を転写紙転送パス
ユニット23の入口Cに導くように、出口Aの近傍に入
口Cを配置させる。これにより転写紙転送パスユニット
23内に送られた転写紙4は、搬送コロ23aによって
搬送されていき、出口Dから排紙されることによって再
度湿潤ユニット8内に導かれる(これにより転写紙搬送
制御手段が実行される)。その後は、前記同様にして、
第1面側の湿潤、剥離の処理が順次行われ、再度、出口
Aにてトナー残量検知センサ24によりトナーの有無が
調べられる。そして、PDアレイ24bを構成する全て
のPDにおける信号強度があるスレッシュレベル量以上
の減少を示さなければ、第1面側にトナーが残存してい
ないものと判断して、転写紙4を今度は乾燥ユニット1
7の入口B側に導くように、出口Aの近傍に入口Bを配
置させる。この乾燥ユニット17内に導かれた転写紙4
は、加熱された乾燥ローラ19と乾燥ベルト27との間
で挾持搬送されることにより乾燥され、その後、出口E
から排紙されることにより所望とする再生紙22を得る
ことができる。一方、転写紙4の第1面側が湿潤ユニッ
ト8で湿潤され、トナー剥離ユニット12でトナー除去
された後、トナー残量検知センサ24にてそのPDアレ
イ24bの全てのPDにおける信号強度があるスレッシ
ュレベル量以上の減少を示さなければ、前記同様に転写
紙4を乾燥ユニット17内に導き乾燥させて出口Eから
排紙させて再生紙22を得る。上述したように、転写紙
4のトナー残量が所定のスレッシュレベル量以下になる
まで湿潤、トナー剥離の処理を順次繰り返して行うこと
により、画像消去の作業を効率良く行うことができると
共に、トナーが完全に分離除去された表面状態の良好な
再生紙22を得ることができる。これにより、高速処理
が行え、再生紙に対する信頼性が高い省力化された装置
を提供することができる。
【0023】次に、請求項2記載の発明の一実施例を図
3に基づいて説明する。なお、請求項1記載の発明の実
施例と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。本実施例は、前述した請
求項1記載の発明の実施例(図1参照)の変形例を示す
ものである。すなわち、転写紙転送パスユニット23内
に、転写紙4を反転する反転経路31を形成した。ま
た、ここでは、両面にトナーが付着しているような両面
コピーの転写紙4を用いた場合、その転写紙4の片面の
トナーを除去した後、反転経路31にて反転させて湿潤
ユニット8に戻す両面転写紙搬送制御手段を設けた。
【0024】このような構成において、両面転写紙搬送
制御手段の動作を中心に説明する。転写紙4の片面(第
1面)のみにトナーが付着している場合には、図1の場
合と同様にして画像消去の処理を行った後、最終工程で
転写紙4をトナー剥離ユニット12の出口Aから乾燥ユ
ニット17の入口Bに導き乾燥させて排紙させる。次
に、転写紙4の両面にトナーが付着している場合につい
て述べる。まず、転写紙4の第1面(下面)について湿
潤、トナー剥離の処理を行った後、その転写紙4を転写
紙転送パスユニット23内に導きその途中の反転経路3
1にて反転させ、これによりその転写紙4が湿潤ユニッ
ト8の入口Fに到達したときに第2面(第1面とは反対
側の面)が下向きの状態になるようにする。そして、今
度は第2面について、第1面と同様に湿潤、トナー剥離
の処理を行った後、トナー剥離ユニット12の出口Aに
乾燥ユニット17の入口Bを配置させて、転写紙4を乾
燥ユニット17内に導き加熱乾燥して排出することによ
り、両面からトナーが完全に分離除去された再生紙22
を得ることができる。
【0025】上述したように、転写紙4の両面にトナー
が付着している場合には、第1面の処理後、転写紙転送
パスユニット23内の反転経路31にて転写紙4を反転
させることにより第2面についても同様な画像消去の処
理を行うことができる。これにより、両面コピーの場合
にもスムーズに画像消去の処理を行え、良好な再生紙を
得ることができる。
【0026】次に、請求項3記載の発明の一実施例を図
4に基づいて説明する。なお、請求項1,2記載の発明
の実施例と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。本実施例では、前述
した転写紙転送パスユニット23(図1、図3参照)の
代わりに、転写紙剥離返送経路としての転写紙転送パス
ユニット28を設けた。ただし、この転写紙転送パスユ
ニット28は、トナー剥離ユニット12の出口Aとその
トナー剥離ユニット12の入口Gとをつなぐように形成
されている。また、ここでは、トナー残量検知センサ2
4により検知されたトナー残量が所定値(あるスレッシ
ュレベル量)よりも大きい場合には、トナー剥離ユニッ
ト12から排紙された転写紙22を転写紙転送パスユニ
ット28に導く転写紙搬送制御手段を設けた。
【0027】このような構成において、転写紙搬送制御
手段の動作を中心に説明する。転写紙4は、湿潤ユニッ
ト8で第1面(下面)側が湿潤された後、トナー剥離ユ
ニット12でトナーが除去され出口Aに達し、トナー残
量検知センサ24により第1面におけるトナー残量の有
無が調べられる。このとき、PDアレイ24bの少なく
とも1個以上のPDの信号強度があるスレッシュレベル
量以上の減少を示せばトナーが残存していると考えられ
るため、出口Aの近傍に転写紙転送パスユニット28の
入口Cを配置させ、転写紙4をその転写紙転送パスユニ
ット28内に導き搬送コロ28aにて搬送させていき、
その出口Hからトナー剥離ユニット12の入口Gに導
く。これにより、再度トナー剥離の処理を行った後、今
度は出口Aの近傍に乾燥ユニット17の入口Bを配置さ
せ、転写紙4をその乾燥ユニット17内に導き乾燥させ
て出口Eから排紙させることにより再生紙22を得る。
なお、トナー残量検知センサ24にてPDアレイ24b
の全てのPDにおける信号強度があるスレッシュレベル
量以上の減少を示さなければ、転写紙転送パスユニット
30を介さずに、転写紙4をトナー剥離ユニット12か
ら直接乾燥ユニット17内に導き乾燥させて排紙させ再
生紙22を得る。上述したように、転写紙4のトナー残
量が所定値以下になるようにトナー剥離の処理を繰り返
して行うことにより、その転写紙表面からトナーを完全
に分離除去することができる。これにより、高速処理が
行え、信頼性が高く省力化された装置を提供することが
できる。
【0028】次に、請求項4記載の発明の一実施例を図
5に基づいて説明する。なお、請求項1〜3記載の発明
の実施例と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。本実施例は、前述し
た請求項3記載の発明の実施例(図4参照)の変形例を
示すものである。すなわち、転写紙転送パスユニット2
8内に、転写紙4を反転する反転経路32を形成した。
また、ここでは、両面にトナーが付着しているような両
面コピーの転写紙4を用いた場合、その転写紙4の片面
のトナーを除去した後、反転経路32にて反転させてト
ナー剥離ユニット12に戻す両面転写紙搬送制御手段を
設けた。
【0029】このような構成において、両面転写紙搬送
制御手段の動作を中心に説明する。転写紙4の片面(第
1面)のみにトナーが付着している場合には、図1の場
合と同様にして画像消去の処理を行った後、最終工程で
転写紙4をトナー剥離ユニット12の出口Aから乾燥ユ
ニット17の入口Bに導き乾燥させて排紙させる。次
に、転写紙4の両面にトナーが付着している場合につい
て述べる。まず、転写紙4の第1面(下面)について湿
潤、トナー剥離の処理を行った後、その転写紙4を転写
紙転送パスユニット28内に導きその途中の反転経路3
2にて反転させ、これによりその転写紙4がトナー剥離
ユニット12の入口Gに到達したときに第2面(第1面
とは反対側の面)が下向きの状態になるようにする。そ
して、今度は第2面について、トナー剥離の処理を行っ
た後、転写紙4をトナー剥離ユニット12から乾燥ユニ
ット17内に導き加熱乾燥して排出する。これにより、
両面からトナーが完全に分離除去された再生紙22を得
ることができる。
【0030】上述したように、転写紙4の両面にトナー
が付着している場合には、第1面の処理後、転写紙転送
パスユニット28内の反転経路32にて転写紙4を反転
させることにより第2面についても同様な画像消去の処
理を行うことができる。これにより、両面コピーの場合
にもスムーズに画像消去の処理を行え、良好な再生紙を
得ることができる。
【0031】次に、請求項5記載の発明の一実施例を図
6に基づいて説明する。なお、請求項1〜4記載の発明
の実施例と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。本実施例では、トナ
ー剥離ユニット12の出口Aの近傍に、転写紙4の濡れ
量を検知するトナー残量・濡れ量検知手段としての濡れ
量検知センサ29を設けた。この濡れ量検知センサ29
としては、例えば、湿潤ユニット8に導かれるまでの転
写紙4の重量と、トナー剥離ユニット12から排出され
た直後の重量とを比較する方式のものや、転写紙4の表
面近傍の湿度を測定する方式のものなどを利用すること
ができる。なお、このトナー残量・濡れ量検知手段は、
トナー残量を検知する機能も有しているが、ここでは前
述したようなトナー残量検知センサ24を独立して用い
るものとする。
【0032】また、ここでは、前述した転写紙転送パス
ユニット23,28(図1,図3〜図5参照)の代わり
に、転写紙湿潤・剥離返送経路としての転写紙転送パス
ユニット30を設けた。ただし、この転写紙転送パスユ
ニット30は、トナー剥離ユニット12の出口Aと湿潤
ユニット8の入口Fとをつなぐと共に、そのトナー剥離
ユニットの出口Aと入口Gとをつなぐように形成されて
いる。
【0033】さらに、ここでは、トナー残量検知センサ
24と濡れ量検知センサ29とにより検知されたトナー
残量と濡れ量とがそれぞれ所定値(あるスレッシュレベ
ル量)よりも大きい場合にはトナー剥離ユニット12か
ら排紙された転写紙4を転送パスユニット30を介して
トナー剥離ユニット12に導き、また、トナー残量が所
定値(あるスレッシュレベル量)よりも大きくかつ濡れ
量が所定値(あるスレッシュレベル量)よりも小さい場
合にはトナー剥離ユニット12から排紙された転写紙4
を転写紙転送パスユニット30から再度湿潤ユニット8
に導く転写紙搬送制御手段を設けた。
【0034】このような構成において、転写紙搬送制御
手段の動作を中心に説明する。トナー剥離ユニット12
の出口Aに達した転写紙4はトナー残量検知センサ24
によりトナー残量の有無が調べられる。このとき、PD
アレイ24bの少なくとも1個以上のPDの信号強度が
あるスレッシュレベル量以上の減少を示せばトナーが残
存していると考えられる。そして、さらに、濡れ量検知
センサ29によって検知された信号強度があるスレッシ
ュレベル量以上であるならば、出口Aの近傍に転写紙転
送パスユニット30の入口Cを配置させ、転写紙4をそ
の転写紙転送パスユニット30内に導き搬送コロ30a
にて搬送させていき、その出口Hからトナー剥離ユニッ
ト12の入口Gに導く。これにより、再度トナー剥離の
処理を行った後、今度は、出口Aの近傍に乾燥ユニット
17の入口Bを配置させ、転写紙4を乾燥させて排紙さ
せ再生紙22を得る。
【0035】一方、濡れ量検知センサ29によって検知
された信号強度があるスレッシュレベル量以下であるな
らば、出口Aの近傍に転写紙転送パスユニット30の入
口Cを配置させ、転写紙4をその転写紙転送パスユニッ
ト30内に導き搬送コロ30aにて搬送させていき、そ
の出口Dから湿潤ユニット8の入口Fに導く。これによ
り、再度湿潤、トナー剥離の処理を順次行った後、今度
は、出口Aの近傍に乾燥ユニット17の入口Bを配置さ
せ、転写紙4を乾燥させて排紙させ再生紙22を得る。
なお、トナー残量検知センサ24にてPDアレイ24b
の全てのPDにおける信号強度があるスレッシュレベル
量以上の減少を示さなければ、転写紙転送パスユニット
30を介さずに、転写紙4をトナー剥離ユニット12か
ら直接乾燥ユニット17内に導き乾燥させて排紙させ再
生紙22を得る。上述したように、転写紙4の第1面側
のトナー残量及び濡れ量が所定値以下になるように湿潤
やトナー剥離の処理を繰り返して行うことにより、転写
紙表面からトナーを完全に分離除去する作業を効率良く
行うことができる。これにより、高速処理が行え、信頼
性が高く省力化された装置を提供することができる。
【0036】次に、請求項6記載の発明の一実施例を図
7に基づいて説明する。なお、請求項1〜5記載の発明
の実施例と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。本実施例は、前述し
た請求項5記載の発明の実施例(図6参照)の変形例を
示すものである。すなわち、転写紙転送パスユニット3
0内に、転写紙4を反転する反転経路33を形成した。
また、ここでは、両面にトナーが付着しているような両
面コピーの転写紙4を用いた場合、濡れ量が所定値(あ
るスレッシュレベル量)よりも大きいときは転写紙4を
反転経路33にて反転させてトナー剥離ユニット12に
戻し、濡れ量が所定値(あるスレッシュレベル量)より
も小さいときは反転経路33にて反転させて湿潤ユニッ
ト8に戻す両面転写紙搬送制御手段を設けた。
【0037】このような構成において、両面転写紙搬送
制御手段の動作を中心に説明する。転写紙4の片面(第
1面)のみにトナーが付着している場合には、図1の場
合と同様にして画像消去の処理を行った後、最終工程で
転写紙4をトナー剥離ユニット12の出口Aから乾燥ユ
ニット17の入口Bに導き乾燥させて排紙させる。次
に、転写紙4の両面にトナーが付着している場合につい
て述べる。まず、転写紙4の第1面(下面)について湿
潤、トナー剥離の処理を行った後、転写紙4を転写紙転
送パスユニット30内に導く。このとき、トナー剥離ユ
ニット12の出口Aの近傍のぬれ量検知センサ29によ
って検知された信号強度があるスレッシュレベル量以上
か否かを判定する。検知された信号強度がスレッシュレ
ベル量以上であるならば、転写紙4を転写紙転送パスユ
ニット30内の途中の反転経路33にて反転させ、その
反転した転写紙4がトナー剥離ユニット12の入口Gに
到達したときに第2面(第1面とは反対側の面)が下向
きの状態になるようにする。そして、今度は第2面につ
いて、トナー剥離の処理を行った後、転写紙4をトナー
剥離ユニット12から乾燥ユニット17内に導き加熱乾
燥して排出する。一方、検知された信号強度がスレッシ
ュレベル量以下であるならば、転写紙4を転写紙転送パ
スユニット30内の途中の反転経路33にて反転させ、
その反転した転写紙4が湿潤ユニット8の入口Fに到達
したときに第2面が下向きの状態になるようにする。そ
して、この場合にも第2面について、湿潤、トナー剥離
の処理を行った後、転写紙4をトナー剥離ユニット12
から乾燥ユニット17内に導き加熱乾燥して排出する。
これにより、両面からトナーが完全に分離除去された再
生紙22を得ることができる。
【0038】上述したように、転写紙4の両面にトナー
が付着している場合には、第1面の処理後、転写紙転送
パスユニット30内の反転経路33にて転写紙4を反転
させ、ぬれ量検知センサ29によって検知された濡れ量
に応じて送り先を変え第2面についても同様な画像消去
の処理を行うことによって、一段と良好な表面状態の再
生紙を得ることができる。
【0039】次に、請求項7記載の発明の一実施例を図
8に基づいて説明する。なお、請求項1〜6記載の発明
の実施例と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。本実施例は、前述し
た請求項1〜6記載の発明の実施例(図1〜図7参照)
の変形例を示すものである。すなわち、湿潤ユニット8
の上流側には、転写紙4の両面に付着したトナーを検知
するトナー検知手段としてのトナー検知センサ34と、
この検知されたトナーの有無に応じて入力された転写紙
4の向きを反転させる入力段反転経路35とを設けた。
この場合、トナー検知センサ34としては、例えば、L
ED34aとPD34bとから構成される反射型センサ
を上下面に配置することにより実現できる。
【0040】また、ここでは、最初にセットされた状態
での画像消去する側の第1面とは反対側の第2面のみに
トナーを検知した場合には入力段反転経路35にてその
転写紙4の向きを反転させた後に湿潤ユニット8に導
き、転写紙4の両面からトナーを検知した場合には入力
段反転経路35を介さず湿潤ユニット8に導く両面転写
紙搬送制御手段を設けた。
【0041】このような構成において、両面転写紙搬送
制御手段の動作を中心に説明する。図8は、反転経路3
1を有する転写紙転送パスユニット23を用いた場合の
構成例を示すものである。転写紙4が装置内に入力され
ると、トナー検知センサ34により第1面及び第2面の
トナーの有無が調べられる。このとき、まず、第1面
(下面)側のみにトナーが付着している場合には、転写
紙4を湿潤ユニット8の入口Fに導き、その後は通常の
湿潤、トナー剥離、乾燥の各処理を行わせる。次に、第
2面(第1面とは反対側の面)側のみにトナーが付着し
ている場合には、転写紙4を入力段反転経路35内に導
き反転させ、第2面を下向きにした状態で湿潤ユニット
8の入口Fに導き、その後は通常の処理を行わせる。次
に、両面にトナーが付着している場合には、転写紙4を
湿潤ユニット8の入口Fに導いて第1面側について湿
潤、トナー剥離の処理を行った後、転写紙転送パスユニ
ット23内に導き反転経路31にて反射させ、第2面を
下向きにして湿潤ユニット8の入口Fに導き、同様に湿
潤、トナー剥離の処理を行い、その後、乾燥ユニット1
7内に導き乾燥させて排出させる。これにより、片面コ
ピーの転写紙4を無造作に逆向きにセットしたような場
合にも画像消去の処理をスムーズに行うことができ作業
の効率化を図ることができる。なお、本実施例では、反
転経路31を有する転写紙転送パスユニット23を用い
た場合について説明したが、この他に、転写紙転送パス
ユニット28,30を配置したり、これらのユニットに
反転経路32,33を備えたものを配置した場合にも同
様な効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、トナーの付着し
た転写紙を湿潤手段により湿潤させ、その湿潤した転写
紙からトナー剥離手段により前記トナーを剥離させ、そ
のトナー剥離後の湿潤した転写紙を乾燥手段により乾燥
して排紙し再生紙を得る画像消去装置において、前記ト
ナー剥離手段によりトナー除去を行った後の前記転写紙
の表面に残ったトナー残量を検知するトナー残量検知手
段を設け、前記トナー剥離手段から排紙された前記転写
紙を前記湿潤手段に戻す転写紙湿潤返送経路を前記乾燥
手段に向わせる正規の経路から分岐させて設け、前記ト
ナー残量検知手段により検知された前記トナー残量が所
定値よりも大きい場合に前記トナー剥離手段から排紙さ
れた前記転写紙を前記転写紙湿潤返送経路に導く転写紙
搬送制御手段を設けたので、転写紙のトナー残量が所定
値以下になるまで湿潤、トナー剥離の工程を順次繰り返
して行うことにより、トナーが完全に分離除去された表
面状態の良好な再生紙を得ることができ、これにより、
高速処理が行え信頼性が高く省力化された装置を提供す
ることができる。
【0043】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、転写紙湿潤返送経路内に転写紙を反転する
反転経路を形成し、転写紙の両面にトナーが付着してい
る場合に片面のトナー除去後その転写紙を前記反転経路
にて反転させて湿潤手段に戻す両面転写紙搬送制御手段
を設けたので、転写紙の両面にトナーが付着しているよ
うな場合、片面処理後、転写紙を反転経路にて反転させ
他方の面についても同様な画像消去の処理を行うことが
でき、これにより、両面コピーの場合にも表面状態の良
好な再生紙を得ることができる。
【0044】請求項3記載の発明は、トナーの付着した
転写紙を湿潤手段により湿潤させ、その湿潤した転写紙
からトナー剥離手段により前記トナーを剥離させ、その
トナー剥離後の湿潤した転写紙を乾燥手段により乾燥し
て排紙し再生紙を得る画像消去装置において、前記トナ
ー剥離手段によりトナー除去を行った後の前記転写紙の
表面に残ったトナー残量を検知するトナー残量検知手段
を設け、前記トナー剥離手段から排紙された前記転写紙
を前記トナー剥離手段に戻す転写紙剥離返送経路を前記
乾燥手段に向わせる正規の経路から分岐させて設け、前
記トナー残量検知手段により検知された前記トナー残量
が所定値よりも大きい場合に前記トナー剥離手段から排
紙された前記転写紙を前記転写紙剥離返送経路に導く転
写紙搬送制御手段を設けたので、転写紙のトナー残量が
所定値以下になるまでトナー剥離の工程を繰り返して行
うことにより、トナーが完全に分離除去された表面状態
の良好な再生紙を得ることができ、これにより、高速処
理が行え信頼性が高く省力化された装置を提供すること
ができる。
【0045】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、転写紙剥離返送経路内に転写紙を反転する
反転経路を形成し、転写紙の両面にトナーが付着してい
る場合に片面のトナー除去後その転写紙を前記反転経路
にて反転させてトナー剥離手段に戻す両面転写紙搬送制
御手段を設けたので、転写紙の両面にトナーが付着して
いるような場合、片面処理後、転写紙を反転経路にて反
転させ他方の面についても同様な画像消去の処理を行う
ことができ、これにより、両面コピーの場合にも表面状
態の良好な再生紙を得ることができる。
【0046】請求項5記載の発明は、トナーの付着した
転写紙を湿潤手段により湿潤させ、その湿潤した転写紙
からトナー剥離手段により前記トナーを剥離させ、その
トナー剥離後の湿潤した転写紙を乾燥手段により乾燥し
て排紙し再生紙を得る画像消去装置において、前記トナ
ー剥離手段によりトナー除去を行った後の前記転写紙の
表面に残ったトナー残量と前記転写紙の濡れ量とをそれ
ぞれ検知するトナー残量・濡れ量検知手段を設け、前記
トナー剥離手段から排紙された前記転写紙を前記湿潤手
段又は前記トナー剥離手段に選択的に戻す転写紙湿潤・
剥離返送経路を前記乾燥手段に向わせる正規の経路から
分岐させて設け、前記トナー残量・濡れ量検知手段によ
り検知されたトナー残量と濡れ量とがそれぞれ所定値よ
りも大きい場合には前記トナー剥離手段から排紙された
前記転写紙を前記転写紙湿潤返送経路から前記トナー剥
離手段に導き、前記トナー残量が所定値よりも大きくか
つ濡れ量が所定値よりも小さい場合には前記トナー剥離
手段から排紙された前記転写紙を前記転写紙湿潤返送経
路から再度前記湿潤手段に導く転写紙搬送制御手段を設
けたので、転写紙のトナー残量が所定値以下になるまで
湿潤の工程又は湿潤とトナー剥離の工程を繰り返して行
うことにより、トナーが完全に分離除去された表面状態
の良好な再生紙を得ることができ、これにより、高速処
理が行え信頼性が高く省力化された装置を提供すること
ができる。
【0047】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、転写紙湿潤・剥離返送経路内に転写紙を反
転する反転経路を形成し、転写紙の両面にトナーが付着
している場合に、濡れ量が所定値よりも大きいときは転
写紙を前記反転経路にて反転させてトナー剥離手段に戻
し、濡れ量が所定値よりも小さいときは前記反転経路に
て反転させて湿潤手段に戻す両面転写紙搬送制御手段を
設けたので、転写紙の両面にトナーが付着しているよう
な場合、片面処理後、転写紙を反転経路にて反転させ濡
れ量に応じて送り先を変え他方の面についても同様な画
像消去の処理を行うことができ、これにより、両面コピ
ーの場合にも良好な表面状態の再生紙を得ることができ
る。
【0048】請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5又は6記載の発明において、転写紙の両面に
付着したトナーを検知するトナー検知手段と、この検知
されたトナーの有無に応じて入力された前記転写紙の向
きを反転させる入力段反転経路とを湿潤手段の上流側に
設け、最初にセットされた状態での画像消去する側の面
とは反対側の面のみにトナーを検知した場合には前記入
力段反転経路にてその転写紙の向きを反転させた後前記
湿潤手段に導き、転写紙の両面からトナーを検知した場
合には前記入力段反転経路を介さず前記湿潤手段に導く
両面転写紙搬送制御手段を設けたので、転写紙が初期セ
ットされたときにトナーの有無を検知し、その有無の状
態に応じて入力段反転経路にて転写紙を反転させ、常に
トナーのある側の面が画像消去側に位置するようにする
ことができ、これにより、片面コピーの転写紙を逆向き
にセットしたような場合にも画像消去処理をスムーズに
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示す縦断側面
図である。
【図2】(a)はトナー残量検知手段の構成を示す側面
図、(b)はそのトナー残量検知手段の平面図である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施例を示す縦断側面
図である。
【図4】請求項3記載の発明の一実施例を示す縦断側面
図である。
【図5】請求項4記載の発明の一実施例を示す縦断側面
図である。
【図6】請求項5記載の発明の一実施例を示す縦断側面
図である。
【図7】請求項6記載の発明の一実施例を示す縦断側面
図である。
【図8】請求項7記載の発明の一実施例を示す縦断側面
図である。
【図9】従来例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
4 転写紙 8 湿潤手段 12 トナー剥離手段 17 乾燥手段 22 再生紙 23 転写紙湿潤返送経路 24 トナー残量検知手段 28 転写紙剥離返送経路 29 トナー残量・濡れ量検知手段 30 転写紙湿潤・剥離返送手段 31,32,33 反転経路 34 トナー検知手段 35 入力段反転経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 510

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーの付着した転写紙を湿潤手段によ
    り湿潤させ、その湿潤した転写紙からトナー剥離手段に
    より前記トナーを剥離させ、そのトナー剥離後の湿潤し
    た転写紙を乾燥手段により乾燥して排紙し再生紙を得る
    画像消去装置において、前記トナー剥離手段によりトナ
    ー除去を行った後の前記転写紙の表面に残ったトナー残
    量を検知するトナー残量検知手段を設け、前記トナー剥
    離手段から排紙された前記転写紙を前記湿潤手段に戻す
    転写紙湿潤返送経路を前記乾燥手段に向わせる正規の経
    路から分岐させて設け、前記トナー残量検知手段により
    検知された前記トナー残量が所定値よりも大きい場合に
    前記トナー剥離手段から排紙された前記転写紙を前記転
    写紙湿潤返送経路に導く転写紙搬送制御手段を設けたこ
    とを特徴とする画像消去装置。
  2. 【請求項2】 転写紙湿潤返送経路内に転写紙を反転す
    る反転経路を形成し、転写紙の両面にトナーが付着して
    いる場合に片面のトナー除去後その転写紙を前記反転経
    路にて反転させて湿潤手段に戻す両面転写紙搬送制御手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像消去装
    置。
  3. 【請求項3】 トナーの付着した転写紙を湿潤手段によ
    り湿潤させ、その湿潤した転写紙からトナー剥離手段に
    より前記トナーを剥離させ、そのトナー剥離後の湿潤し
    た転写紙を乾燥手段により乾燥して排紙し再生紙を得る
    画像消去装置において、前記トナー剥離手段によりトナ
    ー除去を行った後の前記転写紙の表面に残ったトナー残
    量を検知するトナー残量検知手段を設け、前記トナー剥
    離手段から排紙された前記転写紙を前記トナー剥離手段
    に戻す転写紙剥離返送経路を前記乾燥手段に向わせる正
    規の経路から分岐させて設け、前記トナー残量検知手段
    により検知された前記トナー残量が所定値よりも大きい
    場合に前記トナー剥離手段から排紙された前記転写紙を
    前記転写紙剥離返送経路に導く転写紙搬送制御手段を設
    けたことを特徴とする画像消去装置。
  4. 【請求項4】 転写紙剥離返送経路内に転写紙を反転す
    る反転経路を形成し、転写紙の両面にトナーが付着して
    いる場合に片面のトナー除去後その転写紙を前記反転経
    路にて反転させてトナー剥離手段に戻す両面転写紙搬送
    制御手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の画像
    消去装置。
  5. 【請求項5】 トナーの付着した転写紙を湿潤手段によ
    り湿潤させ、その湿潤した転写紙からトナー剥離手段に
    より前記トナーを剥離させ、そのトナー剥離後の湿潤し
    た転写紙を乾燥手段により乾燥して排紙し再生紙を得る
    画像消去装置において、前記トナー剥離手段によりトナ
    ー除去を行った後の前記転写紙の表面に残ったトナー残
    量と前記転写紙の濡れ量とをそれぞれ検知するトナー残
    量・濡れ量検知手段を設け、前記トナー剥離手段から排
    紙された前記転写紙を前記湿潤手段又は前記トナー剥離
    手段に選択的に戻す転写紙湿潤・剥離返送経路を前記乾
    燥手段に向わせる正規の経路から分岐させて設け、前記
    トナー残量・濡れ量検知手段により検知されたトナー残
    量と濡れ量とがそれぞれ所定値よりも大きい場合には前
    記トナー剥離手段から排紙された前記転写紙を前記転写
    紙湿潤返送経路から前記トナー剥離手段に導き、前記ト
    ナー残量が所定値よりも大きくかつ濡れ量が所定値より
    も小さい場合には前記トナー剥離手段から排紙された前
    記転写紙を前記転写紙湿潤返送経路から再度前記湿潤手
    段に導く転写紙搬送制御手段を設けたことを特徴とする
    画像消去装置。
  6. 【請求項6】 転写紙湿潤・剥離返送経路内に転写紙を
    反転する反転経路を形成し、転写紙の両面にトナーが付
    着している場合に、濡れ量が所定値よりも大きいときは
    転写紙を前記反転経路にて反転させてトナー剥離手段に
    戻し、濡れ量が所定値よりも小さいときは前記反転経路
    にて反転させて湿潤手段に戻す両面転写紙搬送制御手段
    を設けたことを特徴とする請求項5記載の画像消去装
    置。
  7. 【請求項7】 転写紙の両面に付着したトナーを検知す
    るトナー検知手段と、この検知されたトナーの有無に応
    じて入力された前記転写紙の向きを反転させる入力段反
    転経路とを湿潤手段の上流側に設け、最初にセットされ
    た状態での画像消去する側の面とは反対側の面のみにト
    ナーを検知した場合には前記入力段反転経路にてその転
    写紙の向きを反転させた後前記湿潤手段に導き、転写紙
    の両面からトナーを検知した場合には前記入力段反転経
    路を介さず前記湿潤手段に導く両面転写紙搬送制御手段
    を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又
    は6記載の画像消去装置。
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Cited By (3)

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