JPH086432A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JPH086432A JPH086432A JP14182594A JP14182594A JPH086432A JP H086432 A JPH086432 A JP H086432A JP 14182594 A JP14182594 A JP 14182594A JP 14182594 A JP14182594 A JP 14182594A JP H086432 A JPH086432 A JP H086432A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating roller
- heater
- fixing
- temperature
- temp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で、用紙全面にわたって均一な定
着性を得る。 【構成】 加熱ローラ１と加圧ローラ３とのニップ部に
搬送された用紙を、加圧，加熱して用紙上のトナー像を
当該用紙に定着させる定着装置において、前記加熱ロー
ラ１内に、ヒータ２と共に、ヒータ２への通電の制御の
ために加熱ローラ１の加熱温度を検出する温度センサ４
を設ける。
着性を得る。 【構成】 加熱ローラ１と加圧ローラ３とのニップ部に
搬送された用紙を、加圧，加熱して用紙上のトナー像を
当該用紙に定着させる定着装置において、前記加熱ロー
ラ１内に、ヒータ２と共に、ヒータ２への通電の制御の
ために加熱ローラ１の加熱温度を検出する温度センサ４
を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙上の画像に対して
熱定着を行う画像形成部を具備した複写機，レーザプリ
ンタ，ファクシミリ装置等に適用される定着装置に関す
る。
熱定着を行う画像形成部を具備した複写機，レーザプリ
ンタ，ファクシミリ装置等に適用される定着装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、電子写真式画像形成方法を用いた
画像形成装置では、用紙に転写されたトナー像を用紙上
に定着させるため、加熱ローラと加圧ローラとを用い、
両ローラで前記用紙を挟持して加熱，加圧していた。
画像形成装置では、用紙に転写されたトナー像を用紙上
に定着させるため、加熱ローラと加圧ローラとを用い、
両ローラで前記用紙を挟持して加熱，加圧していた。
【０００３】前記加熱ローラは、通常、内部にヒータを
備え、このヒータへの通電をオン・オフ制御して加熱温
度を一定にしていた。前記オン・オフ制御のための制御
信号は、加熱ローラの表面温度を温度センサにて検出
し、基準温度と比較することで得ていた。
備え、このヒータへの通電をオン・オフ制御して加熱温
度を一定にしていた。前記オン・オフ制御のための制御
信号は、加熱ローラの表面温度を温度センサにて検出
し、基準温度と比較することで得ていた。
【０００４】そして前記加熱ローラでの定着が良好にな
されるように種々の工夫がなされており、実開昭61−65
473号公報，実開昭62−173760号公報，実開平５−27643
号公報に開示された定着装置が例示できる。
されるように種々の工夫がなされており、実開昭61−65
473号公報，実開昭62−173760号公報，実開平５−27643
号公報に開示された定着装置が例示できる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図３は一般的な定着装
置における各部での出力波形等を示す図であり、同図中
の(a)は温度センサにて検出した加熱ローラの温度に係
る信号波形を示し、(b)は加熱ローラ外周部の温度変化
を示し、(c)は加熱ローラの用紙搬送方向の下流に設置
された紙検知センサの出力波形を示し、(d)は前記(a)の
信号に基づいて加熱ローラのヒータへの通電をオン・オ
フさせる電気的手段への制御信号(ヒータ・オン・オフ信
号)を示している。
置における各部での出力波形等を示す図であり、同図中
の(a)は温度センサにて検出した加熱ローラの温度に係
る信号波形を示し、(b)は加熱ローラ外周部の温度変化
を示し、(c)は加熱ローラの用紙搬送方向の下流に設置
された紙検知センサの出力波形を示し、(d)は前記(a)の
信号に基づいて加熱ローラのヒータへの通電をオン・オ
フさせる電気的手段への制御信号(ヒータ・オン・オフ信
号)を示している。
【０００６】前記(c)において矩形波の上側は紙有りを
示しており、前記(b)に対応してみると、１つの矩形波
(用紙１枚分に相当)の領域内においても加熱温度(定着
温度)に変化があることが分かる。
示しており、前記(b)に対応してみると、１つの矩形波
(用紙１枚分に相当)の領域内においても加熱温度(定着
温度)に変化があることが分かる。
【０００７】そして前記(b)と(c)との関係から分かるよ
うに、ヒータがオンして発熱しても、直ぐには加熱ロー
ラの温度は上昇せず、またヒータがオフしても、直ぐに
は加熱ローラの温度は下降せず、上述したように１枚分
の中で定着性の良い部分と悪い部分とが発生するという
問題がある。
うに、ヒータがオンして発熱しても、直ぐには加熱ロー
ラの温度は上昇せず、またヒータがオフしても、直ぐに
は加熱ローラの温度は下降せず、上述したように１枚分
の中で定着性の良い部分と悪い部分とが発生するという
問題がある。
【０００８】そこで最も低い温度で、必要とされる定着
性を確保するようにすると、高い温度では、熱を有効利
用していないことになり、またトナーの固着や用紙にシ
ワを発生させる等の不具合が生じて問題である。
性を確保するようにすると、高い温度では、熱を有効利
用していないことになり、またトナーの固着や用紙にシ
ワを発生させる等の不具合が生じて問題である。
【０００９】本発明の目的は、簡単な構成で、用紙全面
にわたって均一な定着性が得られる定着装置を提供する
ことにある。
にわたって均一な定着性が得られる定着装置を提供する
ことにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、内蔵されたヒータにて加熱される加熱ロ
ーラと、加熱ローラの温度を検出する温度センサと、温
度センサからの検出信号を受けて前記ヒータへの通電を
制御する制御手段とを備え、用紙を加熱して用紙表面上
の画像を用紙に定着させる定着装置において、前記温度
センサを前記加熱ローラ内に設けたことを特徴とする。
め、本発明は、内蔵されたヒータにて加熱される加熱ロ
ーラと、加熱ローラの温度を検出する温度センサと、温
度センサからの検出信号を受けて前記ヒータへの通電を
制御する制御手段とを備え、用紙を加熱して用紙表面上
の画像を用紙に定着させる定着装置において、前記温度
センサを前記加熱ローラ内に設けたことを特徴とする。
【００１１】また前記温度センサを、加熱ローラより熱
容量の小さい収納体内に収納して、加熱ローラにおける
通紙幅領域の外に設置したことを特徴とする。
容量の小さい収納体内に収納して、加熱ローラにおける
通紙幅領域の外に設置したことを特徴とする。
【００１２】
【作用】前記構成の本発明に係る定着装置では、加熱ロ
ーラの温度を検出する温度センサを、加熱ローラの外部
でなくて内部に設けたことで、加熱ローラ内のヒータの
オン・オフによる温度検出の遅延が小さくなり、良好な
温度制御がなされるので、用紙１枚分の中で定着温度が
大きく変わることがなくなり、用紙全面にわたって均一
な定着作用を施せる。
ーラの温度を検出する温度センサを、加熱ローラの外部
でなくて内部に設けたことで、加熱ローラ内のヒータの
オン・オフによる温度検出の遅延が小さくなり、良好な
温度制御がなされるので、用紙１枚分の中で定着温度が
大きく変わることがなくなり、用紙全面にわたって均一
な定着作用を施せる。
【００１３】前記温度センサを、熱容量の小さな収納体
に入れて、比較的高温にさらされず、しかもヒータから
の輻射熱を妨げない、加熱ローラの通紙幅領域外に設置
することで、温度センサと外部部材とを接続する電気的
接続手段およびその接続部分の耐熱性をさほど考慮しな
くてもよく、しかも加熱(定着)特性に影響を与えない。
に入れて、比較的高温にさらされず、しかもヒータから
の輻射熱を妨げない、加熱ローラの通紙幅領域外に設置
することで、温度センサと外部部材とを接続する電気的
接続手段およびその接続部分の耐熱性をさほど考慮しな
くてもよく、しかも加熱(定着)特性に影響を与えない。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【００１５】図１は本発明の第１実施例における要部の
構成図であり、１はハロゲンランプ等のヒータ２が内蔵
された加熱ローラ、３は加熱ローラ１に圧接している加
圧ローラ、４は加熱ローラ１内に設けられたサーミスタ
等の温度センサ、５はヒータ２へ電力を供給する電源、
６は、前記温度センサ４からの温度検出信号を受けて、
前記電源５によるヒータ２への通電をオン・オフする制
御部である。
構成図であり、１はハロゲンランプ等のヒータ２が内蔵
された加熱ローラ、３は加熱ローラ１に圧接している加
圧ローラ、４は加熱ローラ１内に設けられたサーミスタ
等の温度センサ、５はヒータ２へ電力を供給する電源、
６は、前記温度センサ４からの温度検出信号を受けて、
前記電源５によるヒータ２への通電をオン・オフする制
御部である。
【００１６】前記第１実施例では、図示しない電子写真
式画像形成部でトナー現像された用紙を、加熱ローラ１
と加圧ローラ３とで挟持するように搬送し、このとき、
用紙を加圧，加熱してトナー像の用紙への定着を行う。
前記加熱ローラ１は、内部に設けられた温度センサ４で
加熱温度が検出され、検出された信号によって制御部６
がヒータ２への電源５の通電を制御し、定着特性の一定
化を図っている。
式画像形成部でトナー現像された用紙を、加熱ローラ１
と加圧ローラ３とで挟持するように搬送し、このとき、
用紙を加圧，加熱してトナー像の用紙への定着を行う。
前記加熱ローラ１は、内部に設けられた温度センサ４で
加熱温度が検出され、検出された信号によって制御部６
がヒータ２への電源５の通電を制御し、定着特性の一定
化を図っている。
【００１７】本実施例では、温度センサ４が加熱ローラ
１内に設けられているので、温度センサ４が加熱ローラ
１の外側にあるものに比べて温度センサ４によるヒータ
２の発熱のオン・オフ(通電のオン・オフ)による温度検
出の遅延が小さくなり、良好な温度制御がなされ、例え
ば定着対象の用紙１枚分の中で定着温度が大きく変わっ
てしまうことを防げる。
１内に設けられているので、温度センサ４が加熱ローラ
１の外側にあるものに比べて温度センサ４によるヒータ
２の発熱のオン・オフ(通電のオン・オフ)による温度検
出の遅延が小さくなり、良好な温度制御がなされ、例え
ば定着対象の用紙１枚分の中で定着温度が大きく変わっ
てしまうことを防げる。
【００１８】なお、図３から分かるように、(b)の温度
(用紙に直接接触しており、定着性に直接関係する)のふ
れ幅(変化の程度)を小さくするには、ヒータ２のオン・
オフをこまめに行う必要がある。
(用紙に直接接触しており、定着性に直接関係する)のふ
れ幅(変化の程度)を小さくするには、ヒータ２のオン・
オフをこまめに行う必要がある。
【００１９】温度センサ４の感知温度としては、加熱ロ
ーラ１自体の絶対温度(実際の温度)である必要はなく相
対温度でもよい。
ーラ１自体の絶対温度(実際の温度)である必要はなく相
対温度でもよい。
【００２０】また加熱ローラ１の外周よりも、ヒータ２
のオン・オフによる温度感知の遅延が小さいことが必要
であるので、ヒータ２の内壁に温度センサ４を接触させ
るように設けてもよい。
のオン・オフによる温度感知の遅延が小さいことが必要
であるので、ヒータ２の内壁に温度センサ４を接触させ
るように設けてもよい。
【００２１】前記温度センサ４を加熱ローラ１内のヒー
タ２近傍に設置すると、温度センサ４の周囲の温度は、
一般的には約300℃以上に上昇し、温度センサ４と前記
制御部６等との電気的接続を行うハーネスの被覆部や、
その半田接続部が溶解，溶断するという不具合が発生す
るおそれがある。
タ２近傍に設置すると、温度センサ４の周囲の温度は、
一般的には約300℃以上に上昇し、温度センサ４と前記
制御部６等との電気的接続を行うハーネスの被覆部や、
その半田接続部が溶解，溶断するという不具合が発生す
るおそれがある。
【００２２】本発明の第２実施例は前記不具合をなくし
たものであって、図２は第２実施例における加熱ローラ
の断面図であり、この第２実施例では、温度センサ４を
加熱ローラ１よりも熱容量が小さい収納体10に収納し、
この収納体10を加熱ローラ１における最大通紙幅領域外
の加熱ローラ１内の側端部分に設置し、加熱ローラ１の
通紙部分に対するヒータ２の輻射熱を妨げることなく、
温度センサ４と、その周部を比較的高温にさらされない
ようにし、前記不具合の発生を防いでいる。
たものであって、図２は第２実施例における加熱ローラ
の断面図であり、この第２実施例では、温度センサ４を
加熱ローラ１よりも熱容量が小さい収納体10に収納し、
この収納体10を加熱ローラ１における最大通紙幅領域外
の加熱ローラ１内の側端部分に設置し、加熱ローラ１の
通紙部分に対するヒータ２の輻射熱を妨げることなく、
温度センサ４と、その周部を比較的高温にさらされない
ようにし、前記不具合の発生を防いでいる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装置
は、請求項１記載の構成によれば、加熱ローラ内に温度
センサを設けることで、ヒータのオン・オフの際の温度
ヒステリシスを小さくでき、定着対象の１枚の用紙にお
いて定着装置が大きく変わることを防げ、用紙のどこで
も均一な定着性を保持でき、安定した定着がなされる。
は、請求項１記載の構成によれば、加熱ローラ内に温度
センサを設けることで、ヒータのオン・オフの際の温度
ヒステリシスを小さくでき、定着対象の１枚の用紙にお
いて定着装置が大きく変わることを防げ、用紙のどこで
も均一な定着性を保持でき、安定した定着がなされる。
【００２４】請求項２記載の構成によれば、温度センサ
を加熱ローラ内に設置しても、ヒータの輻射熱を妨げ
ず、しかも温度センサの電気的接続等に悪影響を与えな
いようにできる。
を加熱ローラ内に設置しても、ヒータの輻射熱を妨げ
ず、しかも温度センサの電気的接続等に悪影響を与えな
いようにできる。
【図１】本発明の定着装置の第１実施例における要部の
構成図である。
構成図である。
【図２】本発明の第２実施例における加熱ローラの断面
図である。
図である。
【図３】一般的な定着装置における各部での出力波形等
を示す図である。
を示す図である。
１…加熱ローラ、 ２…ヒータ、 ３…加圧ローラ、
４…温度センサ、 ５…電源、 ６…制御部、 10…収
納体。
４…温度センサ、 ５…電源、 ６…制御部、 10…収
納体。
Claims (2)
- 【請求項１】 内蔵されたヒータにて加熱される加熱ロ
ーラと、加熱ローラの温度を検出する温度センサと、温
度センサからの検出信号を受けて前記ヒータへの通電を
制御する制御手段とを備え、用紙を加熱して用紙表面上
の画像を用紙に定着させる定着装置において、前記温度
センサを前記加熱ローラ内に設けたことを特徴とする定
着装置。 - 【請求項２】 前記温度センサを、加熱ローラより熱容
量の小さい収納体内に収納して、加熱ローラにおける通
紙幅領域の外に設置したことを特徴とする請求項１記載
の定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14182594A JPH086432A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14182594A JPH086432A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH086432A true JPH086432A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15301008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14182594A Pending JPH086432A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086432A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012226022A (ja) * | 2011-04-16 | 2012-11-15 | Mitsubishi Materials Corp | 定着装置 |
| US11053690B2 (en) | 2015-01-16 | 2021-07-06 | Beaulieu International Group Nv | Covering panel and process of producing covering panels |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14182594A patent/JPH086432A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012226022A (ja) * | 2011-04-16 | 2012-11-15 | Mitsubishi Materials Corp | 定着装置 |
| US11053690B2 (en) | 2015-01-16 | 2021-07-06 | Beaulieu International Group Nv | Covering panel and process of producing covering panels |
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