JPH0863972A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JPH0863972A
JPH0863972A JP19407594A JP19407594A JPH0863972A JP H0863972 A JPH0863972 A JP H0863972A JP 19407594 A JP19407594 A JP 19407594A JP 19407594 A JP19407594 A JP 19407594A JP H0863972 A JPH0863972 A JP H0863972A
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JP
Japan
Prior art keywords
power supply
control circuit
memory cell
write
side control
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Pending
Application number
JP19407594A
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English (en)
Inventor
Koichi Akeyama
浩一 明山
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読み出しアクセス時のビット線駆動能力を維
持しながら、書き込みアクセス時のデータ書き込みの容
易化を図る。 【構成】 メモリセルMijには、電源線側制御回路12
及び接地線側制御回路14を経て電源が供給される。書
き込みアクセス時には、書き込み読み出し制御信号W/
Rに従って、前記電源線側制御回路12及び前記接地線
側制御回路14にて、前記メモリMijに供給される電源
を抑制することで、記憶するビットデータの保持特性を
抑え、データ書き込みの容易化を図る。これ以外のとき
には、ビットデータの保持特性が抑えられず、読み出し
アクセス時のビット線駆動能力が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各ワードアドレスのメ
モリセルに対応して設けられている複数本のワード線の
うちの1本を、当該半導体記憶装置の外部から入力され
るアドレス信号に従って選択し、選択されたそのワード
線をアクティブ状態とし、これによって該ワード線に対
応するメモリセルをビット線対へと接続状態とすること
で、このように接続状態となったメモリセルに対して該
ビット線対を経由し、当該半導体記憶装置の外部から書
き込みアクセスあるいは読み出しアクセスするようにし
た半導体記憶装置に係り、特に、記憶するビットデータ
の保持特性を維持し、又、読み出しアクセス時のビット
線駆動能力を維持しながら、同時に、書き込みアクセス
時に記憶されていたビットデータを反転させる際のデー
タ書き込みを容易にできるようにすることで、書き込み
アクセス時間をより短縮することができる半導体記憶装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の進歩には非常に
目覚しいものがある。又、このような半導体集積回路の
進歩等によって、非常に多様な分野でデジタル回路技術
が用いられるようになっている。例えば、民生用機器や
工場等での生産設備用等に用いられる機械の制御等、従
来アナログ回路が用いられていたものがデジタル回路化
されているものもある。
【0003】このようなデジタル回路技術を用いた装置
にあっては、半導体記憶装置の役割が非常に重要なもの
である。この半導体記憶装置は、単にデータ等を記憶す
るだけでなく、CPU(central processing unit )を
用いたものにあっては、該CPUで実行されるプログラ
ムが記憶されるものもある。
【0004】又、デジタル回路で用いられる半導体記憶
装置には、一般にRAM(random access memory)と称
するものがある。
【0005】このRAMは、データが記憶されているア
ドレス(場所)によらず、任意のアドレスのデータをア
クセス可能なものである。又、このRAMは、ビットデ
ータを記憶する多数のメモリセルに対して、複数本のワ
ード線及び複数本のビット線が配置されている。該RA
Mは、このような複数本のワード線及び複数本のビット
線によって、マトリックス状に配置された個々のメモリ
セルをアクセスするものである。
【0006】具体的には、各ワードアドレスのメモリセ
ルに対応して設けられている複数本のワード線のうちの
1本を、当該半導体記憶装置の外部から入力されるアド
レス信号に従って選択し、選択されたそのワード線をア
クティブ状態とする。複数本のワード線のうちの1本が
このようにアクティブ状態とされることで、アクティブ
状態とされた該ワード線に対応する1ワード分の複数の
メモリセルは、それぞれに対応する前記ビット線対へと
接続状態となる。
【0007】又、このように接続状態となった1ワード
分のメモリセルからは、それぞれに対応する前記ビット
線対を経由し、当該RAMの外部から書き込みアクセス
あるい読み出しアクセスが可能となるものである。
【0008】例えば、このような複数本の全てのビット
線対に対して、当該RAM外部からアクセスすること
で、一度に1ワード分の書き込みアクセスあるいは読み
出しアクセスを行うことも可能である。あるいは、この
ような複数の前記ビット線対に対してカラムセレクタを
設け、当該RAMの外部から入力されるビットアドレス
に従っていずれか1つの前記ビット線対を選択すること
で、当該RAMの外部からは任意の1ビットの書き込み
アクセスあるいは読み出しアクセスを行うことも可能で
ある。
【0009】図9は、従来からのRAMに用いられる1
つのメモリセルを中心とした回路図である。
【0010】この図9において、RAMに用いられる、
1ビットのビットデータを記憶する1つのメモリセル
は、インバータI1及びI2と、NチャネルMOSトラ
ンジスタM3及びM4にて構成されている。又、複数の
メモリセルを配置したRAMにおいて、各メモリセルに
対してはワード線Wi 及びビット線対(Baj−Bbj)が
設けられている。
【0011】この図9においては、ワードアドレスが
“0”から“m ”までのワードアドレスに対応して設け
られる、合計( m+1)本のワード線のうちの、第i 番
目の前記ワード線Wi が示されている。又、ビットアド
レスが“0”から“n ”までに対応して設けられる、合
計( n+1)本の前記ビット線対(Ba 0−Bb 0)〜
(Ban−Bbn)のうちの、第j 番目の前記ビット線対
(Baj−Bbj)が示されている。
【0012】この図9において、第i 番目のワードアド
レスの、その第j 番目のビットアドレスのメモリセルに
対してアクセスする場合、まず、前記ワード線Wi をH
状態とする。これによって、該ワード線Wi へそのゲー
トが接続された前記NャネルMOSトランジスタN3及
びN4は、いずれもオン状態となる。これによって、前
記インバータI1及びI2で構成されるラッチ回路は、
前記ビット線対(Baj−Bbj)に接続される。
【0013】従って、これらインバータI1及びI2に
よって構成されるラッチ回路に対しては、該ビット線対
(Baj−Bbj)を経て、そのRAMの外部から書き込み
アクセスあるいは読み出しアクセスすることが可能とな
る。
【0014】図10は、従来からのCMOS(compleme
ntary metal oxide semiconductor)型のメモリセルを
用いたRAMのそのメモリセルを中心とした回路図であ
る。
【0015】この図10においては、前記メモリセルを
構成する前記インバータI1及びI2について、その回
路がトランジスタレベルで示されている。この図10に
示されるメモリセルは、前記図9に示した2つの前記イ
ンバータI1及びI2によるメモリセルの一例である。
【0016】即ち、前記図9に示したインバータI1及
びI2を用いたメモリセルには、例えば、抵抗負荷型や
デプレッション負荷型の論理ゲートを用いたインバータ
のもの等もある。
【0017】このように、この図10において、前記イ
バータI1及びI2は、CMOS型のインバータゲート
が用いられている。即ち、前記インバータI1は、Pチ
ャネルMOSトランジスタP1及びNチャネルMOSト
ランジスタN1によって構成されている。前記インバー
タI2は、PチャネルMOSトランジスタP2及びNチ
ャネルMOSトランジスタN2によって構成されてい
る。
【0018】まず、前記インバータI1については、前
記PチャネルMOSトランジスタP1のソースは電源V
DDに接続され、前記NチャネルMOSトランジスタN
1のソースはグランドGNDへ接続されている。又、こ
れらPチャネルMOSトランジスタP1のドレイン及び
前記NチャネルMOSトランジスタN1のドレインが互
いに接続され、当該インバータI1の出力となってい
る。又、これらPチャネルMOSトランジスタP1のゲ
ート及びNチャネルMOSトランジスタN1のゲートは
互いに接続され、当該インバータI1の入力とされてい
る。
【0019】又、前記インバータI2についても、その
前記PチャネルMOSトランジスタP2及び前記Nチャ
ネルMOSトランジスタN2の、それぞれのソース、ド
レイン及びゲート等は、前述のような前記インバータI
1と同様に接続されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
10に示したCMOS型のメモリセルを用いたRAM
等、記憶するビットデータの保持特性が良好で、又、読
み出しアクセス時のビット線駆動能力が良好なものにつ
いては、一般に、書き込みアクセス時間が延長されてし
まうという問題がある。
【0021】これは、このように記憶するビットデータ
の保持特性が良好なため、書き込みアクセス時におい
て、記憶されていたビットデータを反転させる際には、
そのビットデータのデータ書き込みが困難になってしま
うためである。このようにビットデータのデータ書き込
みが困難となってしまうと、書き込みアクセス時間が延
長されてしまうという問題を生じてしまうものである。
【0022】特に、そのメモリセルのビット線駆動能力
をより向上させるため、そのメモリセルに用いられるプ
ルダウン用のNチャネルMOSトランジスタのトランジ
スタサイズがより大きくされ、該NチャネルMOSトラ
ンジスタの駆動能力がより増大されていると、このよう
にビットデータのデータ書き込みがより困難となってし
まい、書き込みアクセス時間がより延長されてしまうも
のである。
【0023】例えば前記図10に示される、前記インバ
ータI1のプルダウン用の前記NチャネルMOSトラン
ジスタN1や、前記インバータI2のプルダウン用の前
記NチャネルMOSトランジスタN2の、そのトランジ
スタサイズが大きくされ、その出力駆動能力が増大され
ると、特にこのようなビットデータのデータ書き込みが
困難となってしまい、書き込みアクセス時間がより延長
されてしまうものである。
【0024】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くさなされたもので、記憶するビットデータの保持特性
を維持し、又、読み出しアクセス時のビット線駆動能力
を維持しながら、同時に、書き込みアクセス時に記憶さ
れていたビットデータを反転させる際の、ビットデータ
のデータ書き込みをより容易にできるようにすること
で、書き込みアクセス時間をより短縮することができる
半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、各ワードアド
レスのメモリセルに対応して設けられている複数本のワ
ード線のうちの1本を、当該半導体記憶装置の外部から
入力されるアドレス信号に従って選択し、選択されたそ
のワード線をアクティブ状態とし、これによって該ワー
ド線に対応するメモリセルをビット線対へと接続状態と
することで、このように接続状態となったメモリセルに
対して該ビット線対を経由し、当該半導体記憶装置の外
部から書き込みアクセスあるいは読み出しアクセスする
ようにした半導体記憶装置において、前記書き込みアク
セス時に、少なくとも該書き込みアクセスの対象となる
メモリセルへの、その電源の供給を抑制する電源供給制
御回路を備えたとにより、前記課題を達成したものであ
る。
【0026】又、本発明の前記半導体記憶装置におて、
前記電源供給制御回路が、元電源からメモリセルへの電
源供給経路に直列に挿入された電源供給抑制抵抗と、少
なくとも前記読み出しアクセス時には前記電源供給抑制
抵抗を短絡し、少なくとも前記書き込みアクセス時に
は、該短絡を解除するようにし、これによって該書き込
みアクセス時には、少なくとも該書き込みアクセスの対
象となるメモリセルへの、その電源の供給を抑制する電
源供給抑制スイッチング手段とにより構成することで、
前記課題を達成すると共に、特に前記電源供給制御回路
の構成をより簡便なものとしたものである。
【0027】
【作用】前記図9を用い前述した、一般的なRAMのメ
モリセルでは、ビットデータのデータ書き込みは、前記
ビット線対(Baj−Bbj)を経て入力されるビットデー
タによって、そのメモリセルに記憶されていたビットデ
ータを、いわば強制的に変更するというものである。こ
のようなRAMは、個々のメモリセルを、2つのインバ
ータI1及びI2にて構成することができ、その構成を
より簡便なものとすることができる。
【0028】しかしながら、前述したように、記憶する
ビットデータの保持特性を向上させようとすると、ビッ
トデータのデータ書き込みが困難となってしまう。ある
いは、ビットデータのデータ書き込みをより容易なもの
とすると、記憶するビットデータの保持特性が低下して
しまう。このように、記憶するビットデータの保持特性
と、ビットデータのデータ書き込みの容易さとは、相反
する特性となっている。
【0029】本発明においては、記憶するビットデータ
の保持特性を維持しながら、ビットデータのデータ書き
込みの容易化を図るため、記憶するビットデータの保持
特性が要求されるタイミングと、ビットデータのデータ
書き込みの容易化が特に要求されるタイミングとを、特
に区別するようにしている。
【0030】まず、記憶するビットデータの保持特性が
より要求されるのは、特に読み出しアクセス時である。
このような読み出しアクセス時は、記憶されるビットデ
ータに基づいて、そのRAM外部へのビットデータ読み
出しに用いられる、前記ビット線対(Baj−Bbj)を駆
動するための駆動能力がより求められるためである。こ
のような読み出しアクセス時に、そのビット線駆動能力
が低いと、読み出しアクセス時間が延長されてしまうと
いう問題がある。
【0031】一方、前記データ書き込みアクセス時にお
いては、そのビットデータのデータ書き込みをより容易
に行うためには、それまでに記憶されているビットデー
タの保持特性は低い方が好ましいものである。即ち、こ
のようなデータ書き込みアクセス時には、前記ビット線
対(Baj−Bbj)等を経てそのRAM外部から入力され
たビットデータを、ノイズ等の影響を受けることなく保
持できる程度であれば良い。即ち、そのメモリセルの外
部に対する出力駆動能力は、特に求められない。
【0032】このような点に鑑み、本発明においては、
前記読み出しアクセス時における、そのメモリセルに記
憶されたビットデータの保持特性を高め、一方、前記書
き込みアクセス時においては、このようなビットデータ
の保持特性を低下させるようにしている。
【0033】又、このようなビットデータの保持特性
を、前記読み出しアクセスのタイミングや前記書き込み
アクセスのタイミング等の、それぞれの時点で変更する
ための回路で、特により簡便な構成のものを見出してい
る。即ち、本発明においては、各メモリセルへ供給され
る電源を制御することで、前記読み出しアクセス時には
ビットデータの保持特性を向上させ、一方、前記書き込
みアクセス時にはそのビットデータの保持特性を低下さ
せるようにしている。このようにすることで、そのRA
Mの各メモリセル自体については、従来と同様のものを
用いることも可能である。
【0034】図1は、本発明の要旨を示すブロック図で
ある。
【0035】この図1においては、第i 番目の前記ワー
ド線Wi と、第j 番目の前記ビット線Bj に対応する、
1つのメモリセルMijが示されている。
【0036】この図1では、1つの前記メモリセルMij
のみ示されているが、一般には、多数のワード線W0〜
Wm 及び多数のビット線B0〜Bn に対応する、合計
(( m+1)×( n+1))個の、多数の前記メモリセ
ルM00〜Mmnが設けられているものである。
【0037】この図1に示されるように、本発明におい
ては、このような多数のメモリセルM00〜Mmnへ、電
源供給制御回路を経由して電源を供給するようにしてい
る。この図1においては、本発明で言及する該電源供給
制御回路は、電源線側制御回路12及び接地線側制御回
路14となっている。
【0038】まず、前記電源線側制御回路12は、前記
メモリセルMijへと電源を供給する1対の電源線VDD
及びグランド線GNDについて、特に該電源線VDDの
経路に設けられている。又、前記接地線側制御回路14
については、前記グランド線GNDの経路に設けられて
いる。
【0039】又、これら電源線側制御回路12及び接地
線側制御回路14は、書き込み読み出し制御信号W/R
によって制御されている。即ち、これら電源線側制御回
路12及び接地線側制御回路14は、いずれも、該書き
込み読み出し制御信号W/Rによって、前記書き込みア
クセス時に、少なくとも該書き込みアクセスの対象とな
るメモリセルへの、その電源の供給を抑制するものであ
る。
【0040】具体的には、本発明において、これら電源
線側制御回路12あるいは接地線側制御回路14にて、
このようにその電源の供給を抑制することで、前記メモ
リセルMijの記憶するビットデータの保持特性を抑制
(低下)することができる。
【0041】例えば前記電源線側制御回路12について
は、少くとも前記書き込みアクセスの対象となるメモリ
セルへの、その電源の供給を抑制することで、前記メモ
リセルMijへ用いられる論理ゲートのH状態側への出力
駆動能力を抑制することができ、これによって記憶する
ビットデータの保持特性を抑制することができる。
【0042】あるいは、前記接地線側制御回路14に
て、少なくとも前記書き込みアクセスの対象となるメモ
リセルへのその電源の供給を抑制することで、前記メモ
リセルMijに用いられる論理ゲートのL状態側への出力
駆動能力を抑制することができる。これによって、該メ
モリセルの記憶するビットデータの保持特性を抑制する
ことができる。
【0043】なお、該書き込み読み出し制御信号W/R
について、本発明は特に限定するものではない。
【0044】即ち、該書き込み読み出し制御信号W/R
としては、書き込み要求を伝達する信号、例えば書き込
み要求信号WE(H状態で書き込み要求を伝達するも
の)や、書き込み要求信号(WEバー)(L状態で書き
込み要求を伝達するもの)であってもよい。このような
書き込み要求を伝達する信号によって、書き込みアクセ
ス時に記憶されているビットデータの保持特性を低下さ
せ、そのビットデータの書き込みの容易化を図ることが
可能である。又、書き込みアクセス時間をより短縮する
ことができる。
【0045】又、このように前記書き込み要求信号WE
又は(WEバー)を用いるようにした場合、ビットデー
タの保持特性が低下される期間は、ビットデータを書き
込むための、比較的短時間である。従って、読み出しア
クセス時だけでなく、読み出しアクセスも書き込みアク
セスも行っていない時には、ビットデータの保持特性は
確保(上昇)され、ノイズの悪影響の低減等の点で好ま
しいものである。
【0046】あるいは、読み出し要求を伝達する信号、
即ち読み出し要求信号RE(H状態で読み出し要求を伝
達するもの)や、読み出し要求信号(REバー)(L状
態で読み出し要求を伝達するもの)であってもよい。こ
のように読み出し要求を伝達する信号を用いることで、
特に、読み出しアクセス時における記憶するビットデー
タの保持特性を向上させ、このときのビット線駆動能力
の向上によって、読み出しアクセス時間をより短縮する
ことができる。
【0047】なお、本発明においては、前記電源線側制
御回路12及び前記接地線側制御回路14について、よ
り具体的に限定するものではない。
【0048】例えば、本発明は、これら電源線側制御回
路12及び接地線側制御回路14を、共に用いるものに
限定されるものではない。即ち、これら電源線側制御回
路12及び接地線側制御回路14のいずれか一方を省略
することも可能である。
【0049】例えば、用いられているメモリセルのイン
バータの出力駆動能力において、特にH状態への出力駆
動能力がその回路特性上より大きくされている場合に
は、前記電源線側制御回路12のみを用いるようにして
もよい。一方、用いられるメモリセルのインバータの出
力駆動能力において、特にL状態側への出力駆動能力が
その回路特性上より大きくされている場合には、前記接
地線側制御回路14のみを用いるようにしてもよい。
【0050】又、これら電源線側制御回路12及び接地
線側制御回路14を共に用いるようにした場合におい
て、それぞれに用いる前記書き込み読み出し制御信号W
/Rの用い方についても、特に限定するものではない。
即ち、これら電源線側制御回路12及び接地線側制御回
路14へと、同一の該書き込み読み出し制御信号W/R
を用いることに限定されるものではない。即ち、後述す
る実施例の如く、前記電源線側制御回路12に対して
は、書き込み要求信号WEを用いるようにし、前記接地
線側制御回路14へは前記書き込み要求信号(WEバ
ー)を用いるようにしてもよい。
【0051】以上説明したように、本発明においては、
前記電源供給制御回路、例えば前記電源線側制御回路1
2あるいは前記接地線側制御回路14の少なくともいず
れか一方を用いることで、少なくとも前記書き込みアク
セス時に、少なくとも該書き込みアクセスの対象となる
メモリセルへの、その電源の供給を抑制することができ
る。又、このように電源の供給を抑制することで、その
メモリセルに記憶するビットデータの保持特性を適宜制
御することができる。即ち、読み出しアクセス時には、
ビットデータの保持特性を維持し、ビット線駆動能力を
維持することができる。一方、前記書き込みアクセス時
には、そのビットデータの保持特性を抑制することで、
ビットデータのデータ書き込みをより容易に行うことが
可能である。
【0052】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0053】図2は、本発明が適用された半導体記憶装
置の主要部の回路図である。
【0054】この図2においては、特に、1ワード当り
合計( n+1)個で、このようなものが合計( m+1)
ワードだけ配列され、(( m+1)×( n+1))個配
列されたメモリセルMにて構成されるメモリセルアレイ
を用いたRAMが示されている。該RAMは、このよう
なメモリセルアレイ中の任意の1つの前記メモリセルM
を選択し、選択された該メモリセルMに記憶されるビッ
トデータを、データ入出力端子TIOから書き込みアク
セスあるいは読み出しアクセスするというものである。
【0055】又、このような複数のメモリセルMは、合
計( m+1)本の前記ワード線W0〜Wm と、合計( n
+1)対の前記ビット線対(Ba 0−Bb 0)〜(Ban
−Bbn)とに対応して、マトリックス状に配列されてい
る。又、これらビット線対(Ba 0−Bb 0)〜(Ban
−Bbn)には、カラムセレクタ16が接続され、更に、
該カラムセレクタ16とデータ入出力端子BIOとの間
には、読み出し書き込み回路18が設けられている。
【0056】又、このような複数の前記メモリセルMの
全てには、電源線V2及びグランド線G2によって、電
源が供給されている。
【0057】なお、前記電源線V2からは、図4を用い
て後述する電源線側制御回路12A、あるいは図6を用
いて後述する電源線側制御回路12Bのいずれかから、
前記書き込み要求信号WEに応じてその電源の供給が制
御(抑制)された電源が供給される。一方、前記グラン
ド線G2からは、図5を用いて後述する接地線側制御回
路14A、あるいは図7を用いて後述する接地線側制御
回路14Bのいずれかによって、書き込み要求信号(W
Eバー)に応じてその電源の供給が制御(抑制)された
電源が供給されている。
【0058】この図2に示される如く、このような構成
の本実施例のRAMにあって、その書き込みアクセスに
際して、あるいはその読み出しアクセスに際して、ま
ず、本実施例のRAMの外部から、ワードアドレス及び
ビットアドレスが入力される。又、このようにして入力
された前記ワードアドレスに応じて、前記ワード線W0
〜Wm のいずれか1本を選択する。又、このように入力
された前記ビットアドレスに応じて、前記カラムセレク
タ16により、前記ビット線対(Ba 0−Bb 0)〜
(Ban−Bbn)のいずれか一対を選択する。
【0059】前述のように前記ワード線W0〜Wm のい
ずれか1本がアクティブ状態(本実施例ではH状態)と
なると、該ワード線に接続される合計( n+1)個の前
記メモリセルMが、それぞれに対応する前記ビット線対
(Ba 0−Bb 0)〜(Ban−Bbn)へと接続状態とな
る。ここで、これら合計( n+1)個の前記メモリセル
Mのうち、前記カラムセレクタ16にて選択された前記
ビット線対(Ba 0−Bb 0)〜(Ban−Bbn)のいず
れか一対に接続された前記メモリセルMのみが、前記読
み出し書き込み回路18に接続される。
【0060】このようにして1個のみの前記メモリセル
Mが前記読み出し書き込み回路18へ接続されるタイミ
ング、ないしは該タイミング以後に、そのアクセスが読
み出しアクセスであるか書き込みアクセスであるかに応
じ、前記書き込み要求信号WE及び(WEバー)の入力
が設定される。即ち、読み出しアクセスであれば、前記
書き込み要求信号WEはL状態のままであり、前記書き
込み要求信号(WEバー)はH状態のままである。一
方、前記書き込みアクセスであれば、前記書き込み要求
信号WEはH状態となり、前記書き込み要求信号(WE
バー)はL状態となる。従って、このように1個のみの
前記メモリセルMが選択されると、前記読み出し書き込
み回路18は、このような前記書き込み要求信号WE及
び(WEバー)に応じ、前記データ入出力端子DIOを
経て、本実施例のRAMの外部から、選択される該メモ
リセルMに対して読み出しアクセスあるいは書き込みア
クセスを行うものである。
【0061】図3は、本実施例に用いられるメモリセル
の回路図である。
【0062】この図3においては、前記図2に示した合
計(( m+1)×( n+1))個の前記メモリセルMの
うちの、いずれか1つの回路が示されている。この図3
に示される如く、本実施例に用いられる前記メモリセル
Mは、基本的に、前記図10に示した従来のものと同じ
である。
【0063】しかしながら、このような前記メモリセル
Mに供給される電源は異なる。即ち、本実施例の前記メ
モリセルMについては、前記電源線側制御回路12Aあ
るいは12Bのいずれかから接続される前記電源線V
2、及び、前記接地線側制御回路14Aあるいは14B
のいずれかから接続される前記グランド線G2によっ
て、それぞれの前記メモリセルMへと電源が供給されて
いる。
【0064】図4は、本実施例に用いられる前記電源線
側制御回路の第1例の回路図である。
【0065】この図4においては、前記図2の前記電源
線V2と、元電源とされる電源VDD(電源線VDD)
との間に設けられ、該電源VDDからの電源供給を抑制
制御する電源線側制御回路12Aが示されている。該電
源線側制御回路12Aは、そのソース及びドレインが相
互に接続された2つのPチャネルMOSトランジスタP
10及びP11にて構成されている。特に、前記Pチャ
ネルMOSトランジスタP10のオン抵抗はほぼ零とさ
れ、一方、前記PチャネルMOSトランジスタP11の
オン抵抗は比較的大きくされている。
【0066】又、前記PチャネルMOSトランジスタP
10は、前記書き込み要求信号WEに応じ動作し、前記
書き込みアクセス時にはオフ状態となり、これ以外の時
にはオン状態となっている。一方、前記PチャネルMO
SトランジスタP11のゲートは前記グランドGNDに
接続され、該PチャネルMOSトランジスタP11は、
常時オン状態となり、本発明での電源供給抑制抵抗とし
て用いられる。
【0067】従って、第1例の該電源線側制御回路12
Aは、まず前記書き込みアクセス時には、前記書き込み
要求信号WEがH状態となることで、前記PチャネルM
OSトランジスタP10がオフ状態となり、前記Pチャ
ネルMOSトランジスタP11はオン状態となる。従っ
て、このような書き込みアクセス時には、元電源とされ
る前記電源VDDから供給される電源は、前記Pチャネ
ルMOSトランジスタP11の比較的大きくされたオン
抵抗によって抑制され、前記電源線V2から供給され
る。
【0068】一方、このような書き込みアクセス時以外
のときには、前記書き込み要求信号WEはL状態となる
ため、前記PチャネルMOSトランジスタP10もオン
状態となり、前記電源VDDからの電源は基本的に抑制
されることなく、前記電源線V2へと供給される。
【0069】図5は、本実施例に用いられる前記接地線
側制御回路の第2例の回路図である。
【0070】この図5においては、前記図2の前記グラ
ンド線G2と、元電源のグランドGND(グランド線G
ND)との間に設けられる、第2例の接地線側制御回路
14Aが示されている。前記接地線側制御回路14A
は、それぞれのソース及びドレインが相互に並列接続さ
れた、2つのNチャネルMOSトランジスタN10及び
N11によって構成されている。前記NチャネルMOS
トランジスタN10のオン抵抗は基本的に零とされてい
る。一方、前記NチャネルMOSトランジスタN11の
オン抵抗は、比較的大きな抵抗とされている。
【0071】又、前記NチャネルMOSトランジスタN
10のゲートには、前記書き込み要求信号(WEバー)
が接続されている。従って、該NチャネルMOSトラン
ジスタN10は、前記書き込みアクセス時には前記書き
込み要求信号(WEバー)がL状態となることで、その
ソースとドレイン間がオフ状態となる。一方、該書き込
みアクセスの時以外には、前記書き込み要求信号(WE
バー)はH状態であり、該NチャネルMOSトランジス
タN10はオン状態となる。
【0072】一方、前記NチャネルMOSトランジスタ
N11については、そのゲートは前記電源VDDに接続
され、常時オン状態となっている。該NチャネルMOS
トランジスタN11は、本発明の電源供給抑制抵抗とし
て用いられる。
【0073】従って、本第1例の前記接地線側制御回路
14Aについては、まず前記書き込みアクセス時には、
前記書き込み要求信号(WEバー)がL状態となること
で前記NチャネルMOSトランジスタN10がオフ状態
となり、元電源の前記グランドGNDを経て供給される
電源は抑制される。一方、このような書き込みアクセス
時以外については、前記NチャネルMOSトランジスタ
N11がオン状態であるだけでなく、前記書き込み要求
信号(WEバー)がH状態となることで前記Nチャネル
MOSトランジスタN10もオン状態となり、元電源の
前記グランドGNDを経て供給する電源は抑制されな
い。
【0074】図6は、本実施例に用いられる前記電源線
側制御回路の第2例の回路図である。
【0075】この図6においては、前記図2に示される
前記電源線V2と、元電源とされる前記電源VDDとの
間に設けられる、第2例の電源線側制御回路12Bが示
されている。該電源線側制御回路12Bは、Pチャネル
MOSトランジスタP14と、コンデンサCにて構成さ
れている。前記PチャネルMOSトランジスタP14の
オン抵抗は基本的に零とされ、そのゲートには前記書き
込み要求信号WEが接続されている。又、前記容量C
は、元電源とされる前記電源VDDから前記電源線V2
側へ供給される電源の安定化を図るためのものである。
【0076】この図6に示されている本第2例の前記電
源線側制御回路12Bにおいて、まず前記書き込みアク
セス時には、前記書き込み要求信号WEがH状態とな
り、これに伴って、前記PチャネルMOSトランジスタ
P14はオフ状態となる。従って、このような書き込み
アクセス時には、前記電源VDDから前記電源線V2側
へ供給される電源の、前記コンデンサCを用いた電源供
給の安定化は特に行われない。従って、このような書き
込みアクセス時には、前記電源線側制御回路12Bと前
記電源VDDとの間の配線抵抗等(本発明での電源供給
抑制抵抗に相当)によって、前記メモリセルMの記憶す
るビットデータの保持特性は比較的抑えられる。
【0077】一方、前記書き込みアクセス時以外におい
ては、前記書き込み要求信号WEはL状態とされ、これ
に伴って、前記PチャネルMOSトランジスタP14が
オン状態となる。従って、このような書き込みアクセス
時以外の時には、前記コンデンサCによって、前記電源
VDDから前記電源線V2側へ供給される電源の安定化
が図られるものである。例えば前記読み出しアクセスの
際、ビット線を駆動するための電流は前記コンデンサC
からも供給され、従ってビット線駆動能力が向上され
る。
【0078】図7は、本実施例に用いられる前記接地線
側制御回路の第2例の回路図である。
【0079】この図7においては、前記図2の前記グラ
ンド線G2と、元電源とされるものの前記グランドGN
Dとの間に設けられる、第2例の接地線側制御回路14
Bが示されている。該接地線側制御回路14Bは、Nチ
ャネルMOSトランジスタN14と、コンデンサCによ
って構成されている。
【0080】まず、前記NチャネルMOSトランジスタ
N14は、そのオン抵抗は基本的に零とされ、そのゲー
トには前記書き込み要求信号(WEバー)が接続されて
いる。又、前記コンデンサCは、元電源の前記グランド
GNDに接続される前記グランド線G2による電源供給
の安定化を図るためのものである。
【0081】この図7に示される本第2例の前記接地線
側制御回路14Bにおいて、まず、前記書き込みアクセ
ス時には、前記書き込み要求信号(WEバー)がL状態
とされることで、前記NチャネルMOSトランジスタN
14はオフ状態となる。従って、このような書き込みア
クセス時には、前記コンデンサによる、前記グランド線
G2に関する電源供給の安定化は特に図られない。従っ
て、このような書き込みアクセス時には、本第2例の前
記接地線側制御回路14Bと、元電源の前記グランドG
NDとの間の配線抵抗等(本発明での電源供給抑制抵抗
に相当)によって、前記メモリセルMで記憶するビット
データの保持特性は抑えられる。従って、このような書
き込みアクセス時に、そのビットデータの書き込みは比
較的容易に行うことが可能である。
【0082】一方、前記書き込みアクセス時以外のとき
には、前記書き込み要求信号(WEバー)はH状態とな
るので、前記NチャネルMOSトランジスタN14はオ
ン状態となる。従って、前記コンデンサCによって、元
電源の前記グランドGNDによる前記グランド線G2か
らの電源供給の安定化が図られる。従って、このように
電源供給の安定化が図られるため、前記メモリセルMに
記憶するビットデータの保持特性が向上される。又、読
み出しアクセス時におけるビット線駆動能力が、前記コ
ンデンサCからの電流供給によって向上される。
【0083】以上説明したとおり、本実施例によれば、
本発明の前記電源供給制御回路に対応する、前記電源線
側制御回路12Aあるいは12Bを用い、又、前記接地
線側制御回路14Aあるいは14Bを用いることで、前
記メモリセルMに記憶するビットデータの保持特性を適
宜変更し、読み出しアクセス時にはビット線駆動能力を
維持し、書き込みアクセス時にはそのデータ書き込みの
容易化を図ることができる。
【0084】なお、本実施例において用いる前記電源線
側制御回路12A及び12B、又、前記接地線側制御回
路14A及び14Bの、構成として用いるものの選択は
特に限定されるものではない。
【0085】即ち、前記メモリセルMに用いるインバー
タの、H状態への出力駆動能力、あるいはL状態への出
力駆動能力のうちの、特にいずれか一方のみを動作タイ
ミングに応じて制御し、その記憶するビットデータの保
持特性を各動作タイミングで制御する場合には、前記電
源線側制御回路12A及び12B、及び、前記接地線側
制御回路14A及び14Bの、少なくともいずれか1つ
のみを備えるようにしてもよい。
【0086】あるいは電源線側と接地線側とにそれぞれ
備えるようにした場合、前記電源線側制御回路12Aと
前記接地線側制御回路14Bとを組合せて用いてもよ
く、前記電源線側制御回路12Bと前記接地線側制御回
路14Aとを組合せて用いてもよい。
【0087】なお、図8は、本実施例での書き込みアク
セス時の特性を示すタイムチャートである。
【0088】この図8の時刻 t11において、前記書き込
みアクセスに対応し、前記書き込み要求信号(WEバ
ー)がL状態となり、前記書き込み要求信号WEがH状
態となっている。又、該時刻 t11において、“0(L状
態)”のビットデータの書き込みに応じて、前記ビット
線BajがH状態からL状態へ変化し始める。この時Baj
はH状態である。該ビット線Bajは、最終的に、時刻 t
14において完全にL状態となっている。
【0089】ここで、本実施例によれば、データ書き込
みの容易化が図られているため、前記ビット線Bajの電
圧がL1まで低下した段階、時刻 t12において、実線m
1に示される如く、書き込みアクセス対象となるメモリ
セルMijに記憶されているビットデータが反転してい
る。比較して、特にデータの書き込みの容易化が図られ
ていない前記図10を用いて前述した従来例において
は、前記ビット線Bajの電圧がL2まで低下した時刻 t
13にて、破線m 2に示される如く、書き込みアクセス対
象となる前記メモリセルMijに記憶されるビットデータ
が反転している。
【0090】このように、本実施例によれば、“1(H
状態)”が記憶されていたメモリセルに対して“0(L
状態)”のビットデータを書き込むアクセス時間をより
短縮することが可能である。
【0091】なお、この図8においては、本実施例に対
して、前記接地線側制御回路14A、14B、12Aあ
るいは12Bのいずれか1つを少なくとも用いるものの
タイムチャートが示されている。
【0092】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
記憶するビットデータの保持特性を維持し、又、読み出
しアクセス時のビット線駆動能力を維持しながら、同時
に、書き込みアクセス時に記憶されていたビットデータ
を反転させる際の、ビットデータのデータ書き込みをよ
り容易にできるようにすることで、書き込みアクセス時
間をより短縮することができるという優れた効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明が適用された半導体記憶装置の実施例の
主要部の回路図
【図3】前記実施例に用いられるメモリセルの回路図
【図4】前記実施例に用いられる電源線側制御回路の第
1例の回路図
【図5】前記実施例に用いられる接地線側制御回路の第
1例の回路図
【図6】前記実施例に用いられる前記電源線側制御回路
の第2例の回路図
【図7】前記実施例に用いられる前記接地線側制御回路
の第2例の回路図
【図8】前記実施例の“0”を書き込む書き込みアクセ
スの特性を示すタイムチャート
【図9】従来の半導体記憶装置のメモリセル付近の回路
【図10】CMOS型の従来の半導体記憶装置のメモリ
セル付近の回路図
【符号の説明】
12、12A、12B…電源線側制御回路 14、14A、14B…接地線側制御回路 16…カラムセレクタ 18…読み出し書き込み回路 M、Mij…メモリセル W0〜Wm 、Wi …ワード線 Ba 0〜Ban、Baj、Bb 0〜Bbn、Bbj、Bj …ビッ
ト線 VDD…電源あるいは電源線(元電源) GND…グランドあるいはグランド線(元電源のグラン
ド) V2…電源線(電源供給が制御されたもの) G2…グランド線(電源供給が制御されたもの) W/R…書き込み読み出し制御信号 WE、(WEバー)…書き込み要求信号 P1、P2、P10、P11、P14…PチャネルMO
Sトランジスタ N1〜N4、N10、N11、N14…NチャネルMO
Sトランジスタ C…コンデンサ I1、I2…インバータ DIO…データ入出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各ワードアドレスのメモリセルに対応して
    設けられている複数本のワード線のうちの1本を、当該
    半導体記憶装置の外部から入力されるアドレス信号に従
    って選択し、選択されたそのワード線をアクティブ状態
    とし、これによって該ワード線に対応するメモリセルを
    ビット線対へと接続状態とすることで、このように接続
    状態となったメモリセルに対して該ビット線対を経由
    し、当該半導体記憶装置の外部から書き込みアクセスあ
    るいは読み出しアクセスするようにした半導体記憶装置
    において、 前記書き込みアクセス時に、少なくとも該書き込みアク
    セスの対象となるメモリセルへの、その電源の供給を抑
    制する電源供給制御回路を備えたとを特徴とする半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記電源供給制御回路
    が、 元電源からメモリセルへの電源供給経路に直列に挿入さ
    れた電源供給抑制抵抗と、 少なくとも前記読み出しアクセス時には前記電源供給抑
    制抵抗を短絡し、少なくとも前記書き込みアクセス時に
    は、該短絡を解除するようにし、これによって該書き込
    みアクセス時には、少なくとも該書き込みアクセスの対
    象となるメモリセルへの、その電源の供給を抑制する電
    源供給抑制スイッチング手段とにより構成されているこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
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