JPH0863962A - 記憶装置及び半導体記憶装置 - Google Patents

記憶装置及び半導体記憶装置

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JPH0863962A
JPH0863962A JP6203819A JP20381994A JPH0863962A JP H0863962 A JPH0863962 A JP H0863962A JP 6203819 A JP6203819 A JP 6203819A JP 20381994 A JP20381994 A JP 20381994A JP H0863962 A JPH0863962 A JP H0863962A
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Application number
JP6203819A
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English (en)
Inventor
Atsushi Wada
淳 和田
Hiroshi Takano
洋 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】消費電流を低減することができる半導体記憶装
置を提供する。 【構成】読み出し検知回路1を設け、データバス線対D
B,バーDBの電位が出力回路58によりデータとして読
み出すのに十分な電位差となったのを検知し、Hレベル
の読み出し検知信号RENDを生成し各制御回路2〜4へ出
力するようにした。各制御回路2〜4は、Hレベルの検
知信号を入力すると、Lレベルの活性化信号YS,P
C,READをそれぞれ出力する。カラムデコーダ60,プ
リチャージ回路59,リードアンプ57は、Lレベルの
活性化信号YS,PC,READをそれぞれ入力し、非活性
化状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記憶装置及び半導体記憶
装置に係り、詳しくは、データ転送回路の制御回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、一般的なDRAMの基本構成を
示すブロック回路図である。DRAMは、マトリックス
状のメモリセルアレイ51を中心に構成されている。メ
モリセルアレイ51は、行方向と列方向に配列されたメ
モリセル52から構成されている。各メモリセル52に
は記憶の最小単位である1ビットのデータが記憶され
る。メモリセルアレイ51のうち、行方向(図5では縦
方向)に配列された各メモリセル52はワード線WLに接
続され、列方向(図5では横方向)に配列された各メモ
リセル52はビット線BLまたは反転ビット線バーBLに接
続されている。1本のビット線BLにはそれに対応する1
本の反転ビット線バーBLが設けられ、その対応関係にあ
るビット線BLと反転ビット線バーBLとで、1組のビット
線対BL,バーBLが構成されている。そして、各ビット線
対BL,バーBLは、クロスカップルラッチ形の各センスア
ンプ(SA)53に接続されている。各ビット線対BL,
バーBLにおいて、ビット線BLと反転ビット線バーBLの信
号レベルは相補的に変化する。
【0003】各ワード線WLはロウ(行)デコーダ54に
接続されている。外部からロウアドレスRAが指定され
ると、そのロウアドレスRAは、ロウアドレスバッファ
55からロウデコーダ54へ与えられる。すると、ロウ
デコーダ54によって、そのロウアドレスRAに対応す
るワード線WLが選択される。
【0004】各センスアンプ53は、各トランスファゲ
ート56を介して入出力線I/O および反転入出力線バー
I/O に接続されている。入出力線I/O と反転入出力線バ
ーI/O とで、入出力線対I/O ,バーI/O を構成してい
る。入出力線対I/O ,バーI/Oはリードアンプ57に接
続されている。リードアンプ57は、データバスDBおよ
び反転データバスバーDBを介してデータの出力回路58
に接続されている。データバスDBと反転データバスバー
DBとで、データバス線対DB,バーDBを構成している。ま
た、入出力線対I/O ,バーI/O には、プリチャージ回路
59が接続されている。
【0005】尚、入出力線I/O と反転入出力線バーI/O
、データバスDBと反転データバスバーDBのレベルはそ
れぞれ相補的に変化する。そして、出力回路58から外
部へデータが出力される。
【0006】各トランスファゲート56は、カラム選択
線CSL を介してカラム(列)デコーダ60に接続されて
いる。各トランスファゲート56は、入出力線対I/O ,
バーI/O とセンスアンプ53との間に接続された一対の
NMOSトランジスタによって構成されている。その一
対のNMOSトランジスタのゲートは、1本のカラム選
択線CSL を介してカラムデコーダ60に接続されてい
る。従って、カラム選択線CSL がHレベルになると、一
対のNMOSトランジスタがオンし、トランスファゲー
ト56はオン状態になる。
【0007】外部からカラムアドレスCAが指定される
と、そのカラムアドレスCAは、カラムアドレスバッフ
ァ61からカラムデコーダ60,アドレス遷移検出回路
(ATD:Address Transition Detector )62へ与え
られる。
【0008】ATD62は、カラムアドレスCAの変化
を検知して外部からカラムアドレスCAが指定されたこ
とを検知し、1パルスのパルス信号ATD1を生成する。そ
のパルス信号ATD1は、カラムデコーダ制御回路63,プ
リチャージ制御回路64,リードアンプ制御回路65へ
出力される。即ち、カラムアドレスCAが変化する度
に、パルス信号ATD1が生成されるわけである。
【0009】プリチャージ制御回路64は、パルス信号
ATD1のHレベルからLレベルへの立ち下がりに基づい
て、予め設定された時間Hレベルとなる1パルスのプリ
チャージ回路活性化信号PCを生成する。その活性化信
号PCは、プリチャージ回路59へ出力される。
【0010】プリチャージ回路59は、入出力線対I/O
,バーI/O に接続され、活性化すると入出力線対I/O
,バーI/O を同電位にするとともに所定の電位(例え
ばVcc/2:VccはDRAMの駆動電圧)に設定するプ
リチャージを行なうようになっている。
【0011】プリチャージ回路59は、活性化信号PC
を入力すると非活性化(活性化スタンバイ状態)とな
り、入出力線対I/O ,バーI/O のプリチャージを停止す
る。カラムデコーダ制御回路63は、パルス信号ATD1の
HレベルからLレベルへの立ち下がりに基づいて、予め
設定された時間Hレベルとなる1パルスのカラムデコー
ダ活性化信号YSを生成する。その活性化信号YSは、
カラムデコーダ60へ出力される。
【0012】カラムデコーダ60は、活性化信号YSを
入力すると活性化し、外部から指定されたカラムアドレ
スCAに対応するメモリセルアレイ51の列(1組のビ
ット線対BL, バーBL)を選択する。即ち、カラムデコー
ダ60は、活性化信号YSを入力すると活性化する。そ
して、カラムデコーダ60は、活性化すると、外部から
指定されたカラムアドレスCAに対応するカラム選択線
CSL を選択し、そのカラム選択線CSL をHレベルにす
る。すると、そのカラム選択線CSL に接続されているト
ランスファゲート56がオン状態になる。従って、その
トランスファゲート56に対応するセンスアンプ53を
介して、外部から指定されたカラムアドレスCAに対応
するメモリセルアレイ51の列が選択される。
【0013】リードアンプ制御回路65は、パルス信号
ATD1のHレベルからLレベルへの立ち下がりに基づい
て、パルス信号ATD1を所定時間遅延させた1パルスのリ
ードアンプ活性化信号READを生成する。その活性化信号
READのタイミング及びパルス幅は、予め設定されてい
る。そして、活性化信号READは、リードアンプ57へ出
力される。
【0014】リードアンプ57は、活性化信号READを入
力すると活性化し、入出力線対I/O,バーI/O の電位差
を増幅し、その増幅した電位差をデータバス線対DB,バ
ーDBを介して出力回路58へ出力するようになってい
る。
【0015】この活性化信号READの遅延時間は、入出力
線対I/O ,バーI/O の電位差が、データを読み出すのに
十分な電位差となるまでの時間である。即ち、メモリセ
ル52から読み出されたデータに基づいて入出力線対I/
O ,バーI/O がプリチャージされた電位からリードアン
プ57が誤読み出しをしないために十分な電位差まで変
化するのを待機する時間に設定されている。
【0016】即ち、各制御回路63〜65には、パルス
信号ATD1を入力し、そのパルス信号ATD1のHレ
ベルからLレベルへの立ち下がりを受けて活性化信号Y
S,PC,READを適当なタイミング及びパルス幅で生成
する遅延回路,パルス発生回路がそれぞれ設けられてい
ることになる。
【0017】次に、このように構成されたDRAMの読
み出し動作について図6に従って説明する。メモリセル
アレイ51の所定のアドレスに記憶されているデータを
読み出すためには、まず、そのロウアドレスRAとカラ
ムアドレスCAとが外部から指定される。
【0018】外部からロウアドレスRAが指定される
と、そのロウアドレスRAは、ロウアドレスバッファ5
5からロウデコーダ54へ与えられる。そして、ロウデ
コーダ54によって、そのロウアドレスRAに対応する
ワード線WLが選択される。ワード線WLが選択されること
により、各メモリセル52が選択される。すると、その
各メモリセル52に記憶されていたデータは、ビット線
BLまたは反転ビット線バーBLへ転送される。
【0019】各センスアンプ53は、各メモリセル52
が接続されているビット線BLと対になっている反転ビッ
ト線バーBLをリファレンスとして、ビット線対BL, バー
BLをセンスし、ビット線BLヘ転送されたデータを増幅す
る。
【0020】外部からカラムアドレスCAが指定される
と、そのカラムアドレスCAは、カラムアドレスバッフ
ァ61からカラムデコーダ60,ATD62へ与えられ
る。ATD62は、カラムアドレスCAの変化によって
外部からカラムアドレスCAが指定されたことを検知
し、図6に示すように、1パルスのパルス信号ATD1を生
成して各制御回路63〜65へ出力する。
【0021】プリチャージ制御回路64は、パルス信号
ATD1の立ち下がりに基づいて予め設定されたタイミング
及びパルス幅の1パルスの活性化信号PCを生成してプ
リチャージ回路59へ出力する。同様に、カラムデコー
ダ制御回路63は、パルス信号ATD1の立ち下がりに基づ
いて予め設定されたタイミング及びパルス幅の1パルス
の活性化信号YSを生成してカラムデコーダ60へ出力
する。また、リードアンプ制御回路65は、パルス信号
ATD1の立ち下がりに基づいて予め設定されたタイミング
及びパルス幅の1パルスの活性化信号READを生成してカ
ラムデコーダ60へ出力する。
【0022】即ち、各活性化信号PC,YS,READは、
パルス信号ATD1の立ち下がりに基づいて各制御回路63
〜65により所定時間Hレベルとなる1パルスの信号が
生成される。そして、各活性化信号PC,YS,READの
パルス幅及び活性化のタイミングは、各制御回路63〜
65毎に予め設定されている。
【0023】プリチャージ回路59は、Hレベルの活性
化信号PCを入力すると活性化スタンバイ状態となり、
入出力線対I/O ,バーI/O のプリチャージを停止する。
カラムデコーダ60は、活性化信号YSを入力すると活
性化する。そして、カラムデコーダ60は、外部から指
定されたカラムアドレスCAに対応するカラム選択線CS
L を選択し、そのカラム選択線CSL をHレベルにする。
すると、そのカラム選択線CSL に接続されているトラン
スファゲート56がオン状態になる。従って、そのトラ
ンスファゲート56に対応するセンスアンプ53を介し
て、外部から指定されたカラムアドレスCAに対応する
メモリセルアレイ51の列が選択される。
【0024】このように、外部から指定されたロウアド
レスRAおよびカラムアドレスCAに対応したメモリセ
ルアレイ51の行(ワード線WL)および列(ビット線対
BL,バーBL)が選択されることにより、データを読み出
したい所定のアドレスに対応する1つのメモリセル52
が選択される。その選択されたメモリセル52のデータ
だけが、センスアンプ53からオン状態になっているト
ランスファゲート56を介して入出力線対I/O ,バーI/
O へ転送される。
【0025】リードアンプ57は、活性化信号READを入
力し、活性化する。すると、リードアンプ57は、入出
力線対I/O ,バーI/O の電位差を増幅し、その増幅した
電位差をデータバス線対DB,バーDBを介して出力回路5
8へ転送する。出力回路58は、データバス線対DB,バ
ーDBを介して伝達された電位差をデータとして外部へ出
力するようになっている。
【0026】そして、読み出しを終了すると、プリチャ
ージ回路59は、プリチャージ制御回路64からLレベ
ルの活性化信号PCを入力する。プリチャージ回路59
は、Lレベルの活性化信号PCを入力すると活性化し、
入出力線対I/O ,バーI/O のプリチャージを行なう。す
ると、入出力線対I/O ,バーI/O の電位は、互いに同じ
電位になるとともに、所定の電位(Vcc/2)の電位と
なる。
【0027】このように、先ずプリチャージ回路59が
活性化スタンバイ状態となり、入出力線対I/O ,バーI/
O のプリチャージを停止する。次に、カラムデコーダ6
0が活性化し、外部から指定されたロウアドレスRAお
よびカラムアドレスCAに対応するメモリセル52が選
択され、そのメモリセル52からデータが入出力線対I/
O ,バーI/O へ読み出される。入出力線対I/O ,バーI/
O は、所定の電圧からそれぞれデータに応じた電位へ変
化する。そして、リードアンプ57が活性化し、入出力
線対I/O ,バーI/O の電位差を増幅し、データバス線対
DB,バーDBを介して出力回路58へ転送する。出力回路
58は、データバス線対DB,バーDBの電位に基づいたデ
ータを外部へ出力される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示し
たように、各活性化信号PC,YS,READはすべて1パ
ルスであって、各制御回路63〜65のパルス生成部
(図示せず)によりそれぞれ生成される。そして、各活
性化信号PC,YS,READのパルス幅は、動作電圧及び
動作温度の範囲で正常動作を保証するため、それぞれマ
ージンを持ったものとなっている。
【0029】即ち、各制御回路63〜65により生成さ
れるパルスである活性化信号PC,YS,READのパルス
幅は、動作電圧,動作温度,製造時のプロセスにより変
化する。また、センスアンプ53,リードアンプ57等
の動作速度も変化する。
【0030】例えば、センスアンプ53の動作が遅くな
り、外部から指定されたロウアドレスRA及びカラムア
ドレスCAにより選択されたメモリセル52から読み出
されたデータに基づいて入出力線I/O ,バーI/O の電位
差がゆっくりとしか変化しない場合がある。このとき、
活性化信号READに基づいてリードアンプ57が活性化し
ても、入出力線I/O ,バーI/O の電位差が小さくてリー
ドアンプ57が誤読み出しをする場合がある。その結
果、出力回路58から間違ったデータが出力されてしま
うという問題がある。
【0031】従って、活性化信号READのパルス幅は、入
出力線I/O ,バーI/O の電位差を増幅しデータバス線対
DB,バーDBをドライブするのに必要な時間にマージンを
加えた時間が必要となる。
【0032】同様に、活性化信号YSのパルス幅、即ち
カラム選択線CSL がHレベルとなる時間は、センスアン
プ53から入出力線対I/O ,バーI/O に、次段のリード
アンプ57が増幅動作を行える電位差が現れるのに必要
な時間に更にマージンを加えた時間となる。また、活性
化信号PCのパルス幅は、カラム選択線CSL が活性化し
トランスファゲート56がオン状態になるのに必要な時
間にマージンを加えた時間が必要となる。
【0033】しかしながら、リードアンプ57、プリチ
ャージ回路59、カラムデコーダ60は、活性化信号RE
AD,PC,YSに基づいて活性化するので、活性化時間
が長いほど消費電流は増加する。即ち、活性化信号READ
パルスにおいては、パルス幅、即ちHレベルである時間
が長いと、その分リードアンプ57が活性化する時間が
長くなる。すると、データバス線対DB,バーDBをドライ
ブする時間が長くなり、その分リードアンプ57に長時
間電流が流れて消費電流が増加するという問題がある。
【0034】また、カラム選択線CSL がHレベルである
時間、及び活性化信号PCがHレベルである時間が長い
と、その時間分だけ入出力線対I/O ,バーI/O の電位差
が更に大きくなる。その結果、入出力線I/O ,バーI/O
の電位差は、リードアンプ57が誤読み出しをしないた
めに十分な電位差よりも大きな電位差となる。すると、
その大きな電位差となる分、入出力線I/O ,バーI/O に
充放電電流が流れることになる。また、大きな電位差と
なった入出力線対I/O ,バーI/O を所定の電位にプリチ
ャージする場合、電位差に応じた充放電電流が流れるこ
とになる。その結果、やはり消費電流が増加するという
問題がある。
【0035】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、読み出し時間を短縮して
消費電流を低減することができる記憶装置及び半導体記
憶装置を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、データの読み出し動作の終了を検知し、その検知し
た信号に基づいてデータ転送を制御するようにしたこと
を要旨する。
【0037】請求項2に記載の発明は、メモリセルに記
憶されたデータをデータ転送手段を介して読み出す際
に、そのデータの読み出し終了を検知し、その検知した
信号に基づいてデータ転送手段を非読み出し状態に制御
するようにしたことを要旨とする。
【0038】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の半導体記憶装置において、前記データ転送手段には、
そのデータ転送手段から出力される電位差に基づいてデ
ータの読み出し終了を検知し、その検知した検知信号を
出力する読み出し検知手段を設けたことを要旨とする。
【0039】請求項4に記載の発明は、複数の行及び列
を有するマトリックスを構成するように複数のメモリセ
ルを配列したメモリセルアレイと、外部から指定された
列アドレスに基づいて、メモリセルアレイのメモリセル
を選択し、その選択したメモリセルに記憶されたデータ
を転送し出力するデータ転送手段と、外部から指定され
た列アドレスに基づいて前記データ転送手段を活性化さ
せる活性化手段と、前記データ転送手段に接続され、メ
モリセルから読み出されたデータの読み出し終了を検知
し、その検知信号を出力する読み出し検知手段とを備
え、前記活性化手段は、前記読み出し検知手段から出力
される検知信号を入力し、その検知信号に基づいてデー
タの読み出しが終了した場合には前記データ転送手段を
非活性化させるようにしたことを要旨とする。
【0040】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の半導体記憶装置において、前記データ転送手段は、複
数の行及び列を有するマトリックスを構成するように複
数のメモリセルを配列したメモリセルアレイに対して、
外部から指定された列アドレスに基づいて、メモリセル
アレイの列にアクセスし、そのアクセスした列に接続さ
れた入出力線対を列のメモリセルから読み出したデータ
に応じた電位にするアクセス手段と、前記入出力線対に
接続され、該入出力線対を互いに同電位にするととも
に、所定の電位に設定する電位設定手段と、前記入出力
線対に接続され、活性化状態のときには入出力線対の電
位差を増幅し、その増幅した電位差に基づいて接続され
たデータバス線対をドライブし、非活性化状態のときに
はデータバス線対を所定の電位にプリチャージする増幅
手段とから構成され、前記活性化手段は、外部から指定
された列アドレスを入力し、その入力した列アドレスに
基づいて、列アドレスの変化を検出するアドレス変化検
出手段と、前記アクセス手段に接続され、前記アドレス
変化検出手段の検出結果に基づいて該アクセス手段を活
性化状態にし、前記読み出し検知手段の検知結果に基づ
いて該アクセス手段を非活性化状態にする第1の活性化
手段と、前記電位設定手段に接続され、前記アドレス変
化検出手段の検出結果に基づいて該電位設定手段を活性
化状態にし、前記読み出し検知手段の検知結果に基づい
て該電位設定手段を非活性化状態にする第2の活性化手
段と、前記増幅手段に接続され、前記アドレス変化検出
手段の検出結果に基づいて該増幅手段を活性化状態に
し、前記読み出し検知手段の検知結果に基づいて該増幅
手段を非活性化状態にする第3の活性化手段とから構成
したことを要旨とする。
【0041】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、データの読み
出し動作の終了が検知され、その検知された信号に基づ
いてデータ転送が制御される。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、メモリセ
ルに記憶されたデータをデータ転送手段を介して読み出
す際に、そのデータの読み出し終了が検知され、その検
知された信号に基づいてデータ転送手段が非読み出し状
態に制御される。
【0043】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の半導体記憶装置において、データ転送手段に設
けられた読み出し検知手段は、データ転送手段から出力
される電位差に基づいてデータの読み出し終了を検知
し、その検知した検知信号を出力する。
【0044】請求項4に記載の発明によれば、メモリセ
ルアレイは、複数の行及び列を有するマトリックスを構
成するように複数のメモリセルが配列される。データ転
送手段は、外部から指定された列アドレスに基づいて、
メモリセルアレイのメモリセルを選択し、その選択した
メモリセルに記憶されたデータを転送し出力する。活性
化手段は、外部から指定された列アドレスに基づいてデ
ータ転送手段を活性化させる。読み出し検知手段は、デ
ータ転送手段に接続され、メモリセルから読み出された
データの読み出し終了を検知し、その検知信号を出力す
る。そして、活性化手段は、読み出し検知手段から出力
される検知信号を入力し、その検知信号に基づいてデー
タの読み出しが終了した場合にはデータ転送手段を非活
性化させる。
【0045】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の半導体記憶装置において、データ転送手段はア
クセス手段と電位設定手段と増幅手段とから構成され、
活性化手段はアドレス変化検出手段と第1、第2、第3
の活性化手段とから構成される。アクセス手段は、複数
の行及び列を有するマトリックスを構成するように複数
のメモリセルを配列したメモリセルアレイに対して、外
部から指定された列アドレスに基づいて、メモリセルア
レイの列にアクセスし、そのアクセスした列に接続され
た入出力線対を列のメモリセルから読み出したデータに
応じた電位にする。
【0046】電位設定手段は、入出力線対に接続され、
入出力線対を互いに同電位にするとともに、所定の電位
に設定する。増幅手段は、入出力線対に接続され、活性
化状態のときには入出力線対の電位差を増幅し、その増
幅した電位差に基づいて接続されたデータバス線対をド
ライブし、非活性化状態のときにはデータバス線対を所
定の電位にプリチャージする。
【0047】アドレス変化検出手段は、外部から指定さ
れた列アドレスを入力し、その入力した列アドレスに基
づいて、列アドレスの変化を検出する。第1の活性化手
段は、アクセス手段に接続され、アドレス変化検出手段
の検出結果に基づいてアクセス手段を活性化状態にし、
読み出し検知手段の検知結果に基づいてアクセス手段を
非活性化状態にする。第2の活性化手段は、電位設定手
段に接続され、アドレス変化検出手段の検出結果に基づ
いて電位設定手段を活性化状態にし、読み出し検知手段
の検知結果に基づいて電位設定手段を非活性化状態にす
る。第3の活性化手段と、増幅手段に接続され、アドレ
ス変化検出手段の検出結果に基づいて増幅手段を活性化
状態にし、読み出し検知手段の検知結果に基づいて増幅
手段を非活性化状態にする。
【0048】
【実施例】以下、本発明をDRAMに具体化した一実施
例を図1〜図4に従って説明する。
【0049】尚、本実施例において、図5に示した従来
例と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳細
な説明を省略する。図1は、本実施例の基本構成を示す
ブロック回路図である。本実施例において従来例と異な
るのは以下の点である。
【0050】〔1〕本実施例では、読み出し検知回路1
が設けられている。 〔2〕従来例のカラムデコーダ制御回路63,プリチャ
ージ制御回路64,リードアンプ制御回路65が、本実
施例ではカラムデコーダ制御回路2,プリチャージ制御
回路3,リードアンプ制御回路4に置き換えられてい
る。
【0051】読み出し検知回路1は、データバス線対D
B,バーDBに接続されている。読み出し検知回路1は、
例えば図3に示すようにノア回路1aとインバータ回路
1bとにより構成されている。読み出し検知回路1は、
データバス線対DB,バーDBの電位差を検出し、その検出
結果に基づいて読み出し検知信号RENDを生成し出力する
ようになっている。
【0052】即ち、データバス線対DB,バーDBの電位が
所定の電位差以上になると、メモリセルから読み出した
データが確定され外部へ出力されることになる。従っ
て、データバス線対DB,バーDBの電位差を検出すること
によってデータの出力、即ち読み出し動作を検出するこ
とができる。そして、読み出し検出回路1は、そのデー
タバス線対DB,バーDBの電位差に基づいて読み出し動作
を検出し、その検出結果に基づいてHレベルの読み出し
検知信号RENDを生成する。この検知信号RENDは、カラム
デコーダ制御回路2,プリチャージ制御回路3,リード
アンプ制御回路4へ出力される。
【0053】各制御回路2〜4は、カラムアドレスCA
の変化に基づいた従来と同様のパルス信号ATD1を入力し
ている。そして、各制御回路2〜4は、入力したパルス
信号ATD1の立ち下がりに基づいてHレベルの活性化信号
YS,PC,READをそれぞれ出力するようになってい
る。
【0054】また、各制御回路2〜4は、検知信号REND
を入力している。そして、各制御回路2〜4は、入力し
た検出信号RENDに基づいてLレベルの活性化信号YS,
PC,READをそれぞれ出力するようになっている。
【0055】図4に示すように、各制御回路2〜4に
は、エッジ検出回路5とインバータ回路6とが共通に設
けられている。エッジ検出回路5は、パルス信号ATD1を
入力し、そのパルス信号ATD1の立ち下がりエッジを検出
する。そして、エッジ検出回路5は、検出したエッジか
ら所定の時間Lレベルとなるパルス信号ATD2を生成し各
制御回路2〜4へ出力するようになっている。尚、パル
ス信号ATD2がLレベルとな時間は、エッジ検出回路5の
直列接続された奇数段のインバータ回路5aにより設定
されるようになっている。
【0056】インバータ回路6は、読み出し検知回路1
からの読み出し検知信号RENDを入力し、その検知信号RE
NDを反転させた反転検知信号バーRENDを各制御回路2〜
4へ出力するようになっている。
【0057】プリチャージ制御回路3は、図4に示すよ
うに、フリップフロップ3aとインバータ回路3bとか
ら構成されている。フリップフロップ3aの一方の入力
端子にはエッジ検出回路5により生成されたパルス信号
ATD2が入力され、他方の入力端子には反転検知信号バー
RENDが入力されている。フリップフロップ3aは、その
出力端子からインバータ回路3bを介してプリチャージ
回路活性化信号PCを出力するようになっている。
【0058】フリップフロップ3aは、パルス信号ATD2
を入力すると、そのパルス信号ATD2のLレベルに基づい
てHレベルの信号を出力するとともに、パルス信号ATD2
のLレベルをラッチする。また、フリップフロップ3a
は、Lレベルの反転検知信号バーREND、即ちHレベルの
読み出し検知信号RENDを入力すると、Lレベルの信号を
出力する。そして、フリップフロップ3aから出力され
る信号は、インバータ回路3bを介して活性化信号PC
としてプリチャージ回路59へ出力されるようになって
いる。
【0059】プリチャージ回路59は、図3に示すよう
に構成され、Hレベル活性化信号PCを入力すると非活
性化し、プリチャージを停止する。そして、プリチャー
ジ回路59は、Lレベルの活性化信号PCを入力すると
活性化し、入出力線対I/O ,バーI/O を互いに同電位に
するとともに、予め設定された電圧VBLP (=Vcc/
2)にするようになっている。
【0060】カラムデコーダ制御回路2は、図4に示す
ように、遅延回路2aとフリップフロップ2bとインバ
ータ回路2cとから構成されている。遅延回路2aは、
直列に接続された偶数段のインバータ回路であって、入
力したパルス信号ATD2を所定の時間遅延させ、フリップ
フロップ2bへ出力する。この遅延回路2aによる遅延
時間は、活性化信号PCによりプリチャージ回路59が
活性化して入出力線対I/O ,バーI/O のプリチャージを
停止するまでの時間に応じて設定されている。
【0061】フリップフロップ2bの一方の入力端子に
はエッジ検出回路5により生成されたパルス信号ATD2が
入力され、他方の入力端子には反転検知信号バーRENDが
入力されている。フリップフロップ2bは、その出力端
子からインバータ回路2cを介してカラムデコーダ活性
化信号YSを出力するようになっている。
【0062】フリップフロップ2bは、パルス信号ATD2
を入力すると、そのパルス信号ATD2のLレベルに基づい
てHレベルの信号を出力するとともに、そのHレベルの
出力を保持する。また、フリップフロップ2bは、Lレ
ベルの反転検知信号バーREND、即ちHレベルの読み出し
検知信号RENDを入力すると、Lレベルの信号を出力し保
持する。そして、フリップフロップ2bから出力される
信号は、インバータ回路2cを介して活性化信号YSと
してカラムデコーダ制御回路60へ出力されるようにな
っている。
【0063】リードアンプ制御回路4は、遅延回路4a
とフリップフロップ4bとインバータ回路4cとから構
成されている。遅延回路4aは、直列に接続された偶数
段(本実施例では4段)のインバータ回路であって、入
力したパルス信号ATD2を所定の時間遅延させ、フリップ
フロップ4bへ出力する。この遅延回路4aによる遅延
時間は、活性化信号YSによりメモリセル52から読み
出されたデータに基づいて入出力線対I/O ,バーI/O の
電位が、リードアンプ57が誤読み出しをしないために
十分な電位差となるまでの時間に対応して設定されてい
る。
【0064】フリップフロップ4bの一方の入力端子に
はエッジ検出回路5により生成されたパルス信号ATD2が
入力され、他方の入力端子には反転検知信号バーRENDが
入力されている。フリップフロップ4bは、その出力端
子からインバータ回路4cを介してリードアンプ活性化
信号READを出力するようになっている。
【0065】フリップフロップ4bは、パルス信号ATD2
を入力すると、そのパルス信号ATD2のLレベルに基づい
てHレベルの信号を出力するとともに、パルス信号ATD2
のLレベルをラッチする。また、フリップフロップ4b
は、Lレベルの反転検知信号バーREND、即ちHレベルの
読み出し検知信号RENDを入力すると、Lレベルの信号を
出力する。そして、フリップフロップ4bから出力され
る信号は、インバータ回路4cを介して活性化信号READ
としてリードアンプ57へ出力されるようになってい
る。
【0066】リードアンプ57は、図3に示すように、
リードアンプ部57aとプリチャージ部57bとから構
成されている。リードアンプ部57aは、対称形のカレ
ントミラー形リードアンプであって、Hレベルの活性化
信号READを入力すると活性化し、入出力線対I/O ,バー
I/O の電位差を増幅し、その増幅した電位差に基づいて
データバス線対DB,バーDBをドライブするようになって
いる。プリチャージ部57bは高電位側電源Vccに接続
され、Lレベルの活性化信号READを入力するとオンとな
り、ノードN1,N2をHレベルにする。ノードN1,
N2の電位は、インバータ回路57c,57dを介して
データバス線対DB,バーDBにそれぞれ伝達される。従っ
て、プリチャージ部57bによりプリチャージが行われ
ると、データバス線対DB,バーDBは共にLレベルとな
る。
【0067】プリチャージ制御回路3は、パルス信号A
TD1の立ち下がりに基づいてHレベルの活性化信号P
Cを出力する。カラムデコーダ制御回路2は、パルス信
号ATD1の立ち下がりから遅延回路2aによる遅延時
間経過後にHレベルの活性化信号YSを出力する。リー
ドアンプ制御回路4は、パルス信号ATD1の立ち下が
りから遅延回路4aによる遅延時間経過後にHレベルの
活性化信号READを出力する。そして、遅延回路4aによ
る遅延時間は、遅延回路2aによる遅延時間より長く設
定されている。従って、パルス信号ATD1の立ち下が
りに基づいて先ず活性化信号PCがHレベルとなり、次
に活性化信号YSがHレベルとなる。そして、最後に活
性化信号READがHレベルとなる。また、各活性化信号P
C,YS,READは、検出信号RENDに基づいてそれぞれL
レベルとなるようになっている。
【0068】上記のように構成されたDRAMからデー
タを読み出す場合について説明する。従来と同様に、外
部から指定されたロウアドレスRAは、ロウアドレスバ
ッファ55を介してロウデコーダ54に入力される。ロ
ウデコーダ54は、入力したロアドレスRAに基づいて
1本のワード線WLを選択する。
【0069】外部から指定されたカラムアドレスCA
は、カラムアドレスバッファ61を介してカラムデコー
ダ60に入力される。このとき、カラムアドレスCA
は、カラムアドレスバッファ61を介してATD62に
も入力される。
【0070】ATD62は、カラムアドレスCAの変化
に基づいて1パルスのパルス信号ATD1を生成し出力
する。カラムデコーダ制御回路2,プリチャージ制御回
路3,リードアンプ制御回路4に共通に設けられたエッ
ジ検出回路5は、パルス信号ATD1の立ち下がりエッ
ジを検出し、その立ち下がりエッジから所定の時間Lレ
ベルとなるパルス信号ATD2を生成し、各制御回路2
〜4へ出力する。
【0071】プリチャージ制御回路3は、パルス信号A
TD2を入力し、そのパルス信号ATD2に基づいてH
レベルの活性化信号PCをプリチャージ回路59へ出力
する。プリチャージ回路59は、Hレベルの活性化信号
PCを入力すると非活性化し、入出力線対I/O ,バーI/
O のプリチャージを停止する。
【0072】カラムデコーダ制御回路2は、パルス信号
ATD2を入力し、そのパルス信号ATD2に基づいて
Hレベルの活性化信号YSをカラムデコーダ60へ出力
する。カラムデコーダ60は、Hレベルの活性化信号Y
Sを入力すると活性化し、カラムアドレスバッファ61
を介して入力したカラムアドレスCAに基づいて1本の
カラム選択線CSL を選択し、その選択したカラム選択線
CSL をHレベルにする。すると、カラム選択線CSL がそ
のゲートに接続されたトランスファゲート56がオンと
なる。そのオンとなったトランスファゲート56により
ビット線対BL,バーBLが選択されて入出力線対I/O ,バ
ーI/O と接続される。すると、ロウデコーダ54により
選択されたワード線WLと、ビット線BL又は反転ビット線
バーBLとの交点に接続されたメモリセル52が選択さ
れ、そのメモリセル52に記憶されたデータがビット線
対BL,バーBLからセンスアンプ53,トランスファゲー
ト56を介して入出力線対I/O ,バーI/O に読み出され
る。入出力線対I/O ,バーI/O は、選択されたメモリセ
ル52から読み出されたデータに応じた電位にそれぞれ
変化する。このとき、リードアンプ制御回路4は、遅延
回路4aにより入力したパルス信号ATD2を所定の時
間遅延させた後にHレベルの活性化信号READをリー
ドアンプ57へ出力する。リードアンプ57はHレベル
の活性化信号READを入力すると活性化する。このと
き、入出力線対I/O ,バーI/O の電位は、リードアンプ
57が誤読み出しをしないのに十分な電位差となってい
る。従って、リードアンプ57は、入出力線対I/O ,バ
ーI/O の電位差に基づいてデータバス線対DB,バーDBを
ドライブし、データバス線対DB,バーDBの電位を入出力
線対I/O ,バーI/O の電位に応じて変化させる。このデ
ータバス線対DB,バーDBの電位は、出力回路58と読み
出し検知回路1に入力される。
【0073】出力回路58は、データバス線対DB,バー
DBの電位が所定の電位差になると、その電位差に基づい
てデータを出力する。このとき、読み出し検知回路1
は、データバス線対DB,バーDBの電位が出力回路58に
より読み出し可能な電位差となったのを検知すると、H
レベルの読み出し検出信号RENDを各制御回路2〜4へ出
力する。各制御回路2〜4は、Hレベルの検出信号REND
を入力すると、それぞれLレベルの活性化信号YS,P
C,READを出力する。
【0074】プリチャージ回路59は、Lレベルの活性
化信号PCを入力すると、活性化状態となる。すると、
プリチャージ回路59は、入出力線対I/O ,バーI/O の
プリチャージを行なう。
【0075】カラムデコーダ60は、Lレベルの活性化
信号YSを入力すると非活性化状態となり、各カラム選
択線CSL をLレベルにする。すると、トランスファゲー
ト56はオフとなり、ビット線対BL,バーBLと入出力線
対I/O ,バーI/O とが切り離される。
【0076】リードアンプ57は、Lレベルの活性化信
号READを入力する。すると、アンプ部57aは、Lレベ
ルの活性化信号READを入力すると非活性化状態となり、
データバス線対DB,バーDBのドライブを停止する。一
方、プリチャージ部57bは、Lレベルの活性化信号RE
ADを入力するとオンとなり、インバータ回路57c,5
7dを介してデータバス線対DB,バーDBをLレベルにす
る。そして、メモリセル52からのデータの読み出しが
終了する。
【0077】このように、本実施例によれば、読み出し
検知回路1を設け、データバス線対DB,バーDBの電位が
出力回路58によりデータとして読み出すのに十分な電
位差となったのを検知し、Hレベルの読み出し検知信号
RENDを生成し各制御回路2〜4へ出力するようにした。
各制御回路2〜4は、Hレベルの検知信号を入力する
と、Lレベルの活性化信号YS,PC,READをそれぞれ
出力する。カラムデコーダ60,プリチャージ回路5
9,リードアンプ57は、Lレベルの活性化信号YS,
PC,READをそれぞれ入力し、非活性化状態となる。
【0078】その結果、データを読み出すとリードアン
プ57は非活性化状態となるので、活性化状態の時間が
従来に比べて短くなり、その分消費電流を低減すること
ができる。
【0079】また、出力回路58によりデータが読み出
されると、リードアンプ57の動作を停止させるので、
必要以上に入出力線対I/O ,バーI/O の電位差は大きく
ならない。その結果、電位差が大きくならない分だけ従
来に比べて充放電電流が少なくなるので、やはり消費電
流を低減することができる。
【0080】また、従来の各制御回路63〜65では、
それぞれ1パルスの活性化信号YS,PC,READを生成
していたが、本実施例の各制御回路2〜4では、パルス
を生成する必要がないので、その分各制御回路2〜4を
簡単な構成にすることができる。
【0081】ところで、図1〜図4に示した上記実施例
において、アクセス手段はセンスアンプ53,トランス
ファゲート56,カラム選択線CSL ,カラムデコーダ6
0であり、電位設定手段はプリチャージ回路59、増幅
手段はリードアンプ57である。
【0082】アドレス変化検出手段はアドレス遷移検出
回路(ATD)62である。第1の活性化手段はカラム
デコーダ制御回路2、第2の活性化手段はプリチャージ
制御回路3、第3の活性化手段はリードアンプ制御回路
4である。
【0083】また、記憶装置とは、データを記憶し、保
持し、読み出す機能を持つ装置であって、記憶の素子あ
るいは媒体,アドレスの選択回路,書き込み・読み出し
回路から構成されるものをいう。記憶装置としては、半
導体記憶装置、補助記憶装置を含む。半導体記憶装置に
は、レジスタ,レジスタファイル,コントロールストレ
ージ,キャッシュメモリ,主記憶装置(DRAM,SR
AM,EEPROM等)を含む。保持記憶装置には、磁
気ディスク装置,磁気バブル装置,光ディスク装置,光
磁気ディスク装置,磁気ディスクの記憶媒体を半導体メ
モリに置き換えた半導体ディスク装置などを含む。
【0084】尚、図1〜図4に示した上記実施例は以下
のように変更してもよく、その場合でも同様の作用およ
び効果を得ることができる。 (1)各トランスファゲート56を構成するNMOSト
ランジスタをPMOSトランジスタに置き代える。この
場合は、カラム選択線CSL をLレベルにすれば、各トラ
ンスファゲート56をオン状態にすることができ、ビッ
ト線対BL,バーBLと入出力線対I/O ,バーI/O とを接続
できる。
【0085】(2)SRAM(Static Random Access M
emory )やROM(Read Only Memory)における読み出
し回路に適用する。 (3)リードアンプ57を、対称形のカレントミラー形
リードアンプに代えて、ラッチ形リードアンプ、バイポ
ーラリードアンプ等を用いて実施する。
【0086】(4)各センスアンプ53を、クロスカッ
プルラッチ形以外の形式(例えばカレントミラー形、バ
イポーラ形、シングルエンド形、等)に置き代えて実施
する。
【0087】(5)プリチャージ回路59を、各ビット
線対BL,バーBLにも設け、入出力線対I/O ,バーI/O と
各ビット線対BL,バーBLとをプリチャージする構成とす
る。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、消
費電流を低減することが可能な記憶装置及び半導体記憶
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した一実施例のブロック回路
図である。
【図2】 一実施例の動作波形図である。
【図3】 一実施例の要部回路図である。
【図4】 一実施例の要部回路図である。
【図5】 従来例のブロック回路図である。
【図6】 従来の動作波形図である。
【符号の説明】
1…読み出し検出回路 2…カラムデコーダ制御回路 3…プリチャージ制御回路 4…リードアンプ制御回路 53…センスアンプ 56…トランスファゲート 57…リードアンプ 59…プリチャージ回路 60…カラムデコーダ BL, バーBL…ビット線対 CD…カラムデコーダ CSL …カラム選択線 DB,バーDB データバス線対

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの読み出し動作の終了を検知し、
    その検知した信号に基づいてデータ転送を制御するよう
    にした記憶装置。
  2. 【請求項2】 メモリセルに記憶されたデータをデータ
    転送手段を介して読み出す際に、そのデータの読み出し
    終了を検知し、その検知した信号に基づいてデータ転送
    手段を非読み出し状態に制御するようにした半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記データ転送手段には、そのデータ転送手段から出力
    される電位差に基づいてデータの読み出し終了を検知
    し、その検知した検知信号を出力する読み出し検知手段
    が設けられた半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】複数の行及び列を有するマトリックスを構
    成するように複数のメモリセルを配列したメモリセルア
    レイと、 外部から指定された列アドレスに基づいて、メモリセル
    アレイのメモリセルを選択し、その選択したメモリセル
    に記憶されたデータを転送し出力するデータ転送手段
    と、 外部から指定された列アドレスに基づいて前記データ転
    送手段を活性化させる活性化手段と、 前記データ転送手段に接続され、メモリセルから読み出
    されたデータの読み出し終了を検知し、その検知信号を
    出力する読み出し検知手段とを備え、 前記活性化手段は、前記読み出し検知手段から出力され
    る検知信号を入力し、その検知信号に基づいてデータの
    読み出しが終了した場合には前記データ転送手段を非活
    性化させるようにした半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記データ転送手段は、 複数の行及び列を有するマトリックスを構成するように
    複数のメモリセルを配列したメモリセルアレイに対し
    て、外部から指定された列アドレスに基づいて、メモリ
    セルアレイの列にアクセスし、そのアクセスした列に接
    続された入出力線対を列のメモリセルから読み出したデ
    ータに応じた電位にするアクセス手段と、 前記入出力線対に接続され、該入出力線対を互いに同電
    位にするとともに、所定の電位に設定する電位設定手段
    と、 前記入出力線対に接続され、活性化状態のときには入出
    力線対の電位差を増幅し、その増幅した電位差に基づい
    て接続されたデータバス線対をドライブし、非活性化状
    態のときにはデータバス線対を所定の電位にプリチャー
    ジする増幅手段とから構成され、 前記活性化手段は、 外部から指定された列アドレスを入力し、その入力した
    列アドレスに基づいて、列アドレスの変化を検出するア
    ドレス変化検出手段(ATD)と、 前記アクセス手段に接続され、前記アドレス変化検出手
    段の検出結果に基づいて該アクセス手段を活性化状態に
    し、前記読み出し検知手段の検知結果に基づいて該アク
    セス手段を非活性化状態にする第1の活性化手段と、 前記電位設定手段に接続され、前記アドレス変化検出手
    段の検出結果に基づいて該電位設定手段を活性化状態に
    し、前記読み出し検知手段の検知結果に基づいて該電位
    設定手段を非活性化状態にする第2の活性化手段と、 前記増幅手段に接続され、前記アドレス変化検出手段の
    検出結果に基づいて該増幅手段を活性化状態にし、前記
    読み出し検知手段の検知結果に基づいて該増幅手段を非
    活性化状態にする第3の活性化手段とから構成された半
    導体記憶装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6549455B2 (en) 2000-11-09 2003-04-15 Sanyo Electric Co., Ltd. Magnetic memory device including storage element exhibiting ferromagnetic tunnel effect
US6760244B2 (en) 2002-01-30 2004-07-06 Sanyo Electric Co., Ltd. Magnetic memory device including storage elements exhibiting a ferromagnetic tunnel effect
US6822895B2 (en) 2001-06-06 2004-11-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Magnetic memory device

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