JPH0863688A - 住宅監視システム - Google Patents

住宅監視システム

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Publication number
JPH0863688A
JPH0863688A JP19317394A JP19317394A JPH0863688A JP H0863688 A JPH0863688 A JP H0863688A JP 19317394 A JP19317394 A JP 19317394A JP 19317394 A JP19317394 A JP 19317394A JP H0863688 A JPH0863688 A JP H0863688A
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JP
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comparison
monitor
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camera
alarm
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JP19317394A
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English (en)
Inventor
Hideaki Hamoto
英明 葉本
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Sharp Corp
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Publication date
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 監視対象との間の配線工事が不要で、しかも
監視機能に優れた住宅監視システムを提供する。 【構成】 複数の監視カメラ12,13,14と、それ
ら監視カメラからの映像を表示するモニター7を備えた
親機6からなる。各監視カメラは左右、上下、前後に視
野が変更自在である。親機6は、各カメラ回路12a,
13a,14aから入力した映像に対して優先映像定義
部37で定義された優先映像を入力し、比較検討領域指
示部38によりその優先映像中で比較検討領域aを指示
し、設定目印入力部39によりその比較検討領域a中で
設定目印bを入力し、設定目印bが指し示す比較部位の
初期値を第2の記憶部36に記憶する。監視モードにお
いて入力した優先映像から比較検討領域aを切り出し、
その比較検討領域aでの設定目印bが指し示す比較部位
の検出値を初期値と比較し、警報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅監視システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の住宅監視システムの構成図
である。図6において、1は屋外監視カメラであり、呼
出しスイッチ2、マイク兼スピーカ3、カメラ部4を備
えている。6は屋外監視カメラ1にドアホン用通信線5
を介して接続された親機であり、モニター7、スピーカ
8、送受話器17、停止スイッチ9などを備えている。
【0003】10は交換局につながる電話回線、11は
宅内電話器につながる宅内電話回線、61は部屋のガラ
ス窓60に設けられた侵入センサー、62は侵入センサ
ー61と親機6とを接続する侵入センサー用通信線、2
0はガス警報器、21はガス漏れ表示ランプ、63はガ
ス警報器20と親機6とを接続するガス警報器用通信
線、64は非常用押しボタン、65は非常用押しボタン
64と親機6とを接続する非常用通信線である。
【0004】外来者が屋外監視カメラ1の呼出しスイッ
チ2を押すと、親機6のスピーカ8から呼出し音が出力
されると同時に、カメラ部4からの映像がモニター7に
映し出される。親機6の送受話器17を持ち上げると、
屋外監視カメラ1のマイク兼スピーカ3との間で応答す
ることができる。
【0005】ガラス窓60が開けられると、侵入センサ
ー61は通常の状態から変化する(例えば閉から開へ変
化する)ので、親機6は状態変化を検知し、スピーカ8
から警報音を報知する。報知開始後、一定時間内に停止
スイッチ9を操作すると警報音の報知は停止されるが、
一定時間内に停止スイッチ9が操作されず、しかも警報
音が続いているときは、親機6は自動的に電話回線10
を介して外部(例えば警備会社や勤務先など)にダイヤ
ル通信する。
【0006】ガス漏れが生じたとき、ガス警報器20は
電圧信号(または接点信号)を親機6に送出し、親機6
のスピーカ8から警報音が報知される。停止スイッチ9
による動作は上記と同様である。
【0007】非常用押しボタン64が押されると、親機
6はスピーカ8から警報音を出力するとともに、電話回
線10を介して外部に自動的にダイヤル通信する。
【0008】侵入センサー61が動作したときとガス警
報器20が動作したときと非常用押しボタン64が動作
したときとでは、警報音は互いに識別可能である。例え
ば、音の大小とか音色で識別できるようになっている。
【0009】以上のように、従来の住宅監視システムに
おいては、複数のセンサーが親機に接続された形態とな
っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の住宅監視システ
ムは、侵入センサー61とガス警報器20のように個別
的なポイント、ポイントごとに監視を行うものであり、
例えば別の窓に侵入センサーを新たに設ける場合のよう
にポイントを追加しようとする場合に、端子が足りない
などの理由から拡張性に欠けるものであった。また、ポ
イントとポイントとの間は監視する上で盲点となり、見
過ごされるおそれがある。また、センサーの形態により
インタフェースが異なるので、全く新規なセンサーをと
りいれようとした場合、親機の入力回路に変更を加えな
ければならないので、実際上は対応が不可能であった。
【0011】さらに、各センサーごとに親機との間で通
信線で接続されているため、その通信線の配線工事に手
間がかかるし、新たにセンサーを追加する場合にも配線
工事が必要となり、簡単には対応できないという問題が
あった。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、監視対象との間の配線工事が不要
で、しかも監視機能に優れた住宅監視システムを提供す
ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る住宅監視シ
ステムは、複数の監視カメラと、これら複数の監視カメ
ラからの映像を表示するモニターを有する親機とから構
成されており、前記各監視カメラはその視野を少なくと
も左右方向で変更自在に構成され、前記親機は、予め各
監視カメラから個別に入力した左右方向で振られる映像
中で優先映像を定義し、その優先映像中で比較検討領域
を指示し、その比較検討領域での所定の比較部位の初期
値を予め記憶しておき、かつ、監視状態において入力し
た優先映像から前記比較検討領域を切り出し、その比較
検討領域での前記所定の比較部位の検出値を前記初期値
と比較して一定以上の変化があったときに警報を発する
ように構成されていることを特徴とするものである。
【0014】なお、親機として、特定パターンを表示し
た起伏ボードの前記特定パターンを初期値として記憶し
ておき、起伏ボードが倒れて特定パターンが撮像されな
くなったときに警報を発するように構成することも可能
である。
【0015】
【作用】上記構成においては、左右方向に振る監視カメ
ラでの撮像により、従来のポイントごとの点的監視から
面的監視へグレードアップしたので、監視機能が強化さ
れる。また、監視カメラから得られる映像を均等にピッ
クアップするのではなく、優先映像を定義し、かつ、そ
の優先映像中の比較検討領域における比較部位で検出値
と初期値とを比較し、監視対象の変化を読み取って警報
を発するので、判定処理が迅速かつ正確に行われる。ま
た、監視カメラで監視対象を撮像するので、監視対象か
らの通信用配線の必要性がなくなり、設置が簡易化され
る。
【0016】また、特定パターンを表示した起伏ボード
は非常用押しボタンを代用し、しかも電源もインタフェ
ース条件も不要であるから、非常に簡易な構成で非常用
押しボタン機能が実現化される。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る住宅監視システムの一実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は実施例の住宅監視システムの構成図
である。図1において、1は屋外監視カメラであり、呼
出しスイッチ2とマイク兼スピーカ3とカメラ部4とを
備えている。6はドアホンカメラ用通信線5を介して屋
外監視カメラ1に接続された親機であり、モニター7と
スピーカ8と停止スイッチ9と送受話器17などを備え
ている。10は交換局につながる電話回線、11は宅内
電話器につながる宅内電話回線、12,13,14は監
視カメラ用配線15を介して親機6に接続された第1な
いし第3の監視カメラである。各監視カメラ12,1
3,14はそれぞれ水平方向および垂直方向に移動させ
る回転昇降機構16を備えているとともに、光軸方向に
出退自在なズーム機構(図示せず)を備えており、左
右、上下、前後の3次元にわたって監視できるようにな
っている。
【0019】第1の監視カメラ12は、例えば台所周辺
を監視するように設置されており、カメラが水平方向の
回転に伴って撮像する映像のうち優先度の高い映像情報
として、ガス警報器20とガスレンジ22を主に監視す
ることになっている。図3はガスレンジ22の周辺を映
し出した映像の画面である。図3において、23はガス
レンジ22にかけた調理器具、24はガスレンジ22の
天板と調理器具23の外面に取り付けた色温度指示計、
25はガスレンジ22の奥側上方の壁面に取り付けたア
ルコールまたは水銀の棒温度計である。色温度指示計2
4は一定温度以上になると色が変化し、温度が低下する
と色が元に戻る可逆性のものである。第1の監視カメラ
12によるこの画面において、比較検討すべき領域であ
る比較検討領域aを、2つの色温度指示計24を含む部
分と、棒温度計25を含む部分とに予め設定しておくと
ともに、比較部位に対する矢印の設定目印bを各比較検
討領域aにおいて予め設定しておく。また、図4は親機
6のモニター7に映し出される画面を示しているが、こ
の図で示されるように、ガス警報器20のガス漏れ表示
ランプ21を含む部分に比較検討領域aと設定目印bと
を予め設定しておく。
【0020】第2の監視カメラ13は、例えば居室から
玄関までの範囲を監視するように設置されており、カメ
ラが水平方向の回転に伴って撮像する映像のうち優先度
の高い映像情報として、ガラス窓26と玄関扉29を主
に監視することになっている。27は窓用鍵、28はガ
ラス窓26に貼り付けられた適当なシールからなるガラ
ス窓破壊センサー、30は玄関鍵である。図4に示すよ
うに、窓用鍵27とガラス窓破壊センサー28を含む部
分に予め比較検討領域aを設定しておくとともに、比較
部位に対して設定目印bを予め設定しておく。また、玄
関鍵30を含む部分に予め比較検討領域aを設定してお
くとともに、比較部位に対して設定目印bを予め設定し
ておく。
【0021】第3の監視カメラ14は、例えば居室に通
じる途中の通路とガレージを監視するように設置されて
おり、カメラが水平方向の回転に伴って撮像する映像の
うち優先度の高い映像情報として、通路のガラス窓31
と自動車33を主に監視することになっている。32は
窓用鍵である。図4に示すように、ガラス窓31にガラ
ス窓破壊センサー28を貼り付けておき、窓用鍵32と
ガラス窓破壊センサー28を含む部分に予め比較検討領
域aを設定しておくとともに、比較部位に対して設定目
印bを予め設定しておく。自動車33の画面についても
同様に、比較検討領域aと設定目印bを予め設定してお
く。
【0022】図2は親機6におけるマイクロプロセッサ
とその周辺部の構成を示すブロック図である。図2にお
いて、34は演算処理部(CPU)、35は優先度の高
い映像であって現在撮像している映像の画像データを更
新記憶する第1の記憶部、36は予め撮像された優先度
の高い映像から比較検討領域a内の設定目印bが指し示
す比較部位についての初期値を記憶しておくための第2
の記憶部、37はX,Y,Z方向(左右、上下、前後)
の値を入力することにより優先度の高い映像(図4に表
示されたもの参照)を定義する優先映像定義部、38は
優先映像内の比較検討領域aを指示する比較検討領域指
示部、39は比較検討領域a内で設定目印bを指示する
設定目印入力部、40は各監視カメラ12,13,14
のカメラ回路12a,13a,14aとA/D変換器4
1とを順次に切り換え接続する切換えスイッチ、41は
切換えスイッチ40と演算処理部34との間に挿入され
たA/D変換器、42a,42b,42cは各監視カメ
ラ12,13,14の回転角センサー、43は警報ラン
プ(図1では省略)、44は電話回線10につながるダ
イヤル回路、7はモニター、8はスピーカ、9は停止ス
イッチである。
【0023】まず、前もって行っておく処理について説
明する。第1の監視カメラ12によりカメラ回路12a
を介して優先映像である例えばガスレンジ22の映像を
モニター7の画面全体に映し出す。演算処理部34は、
その状態で優先映像定義部37より入力されたX,Y,
Zの座標値とカメラ回転角センサー42aから読み込ん
だカメラ回転角のデータを第2の記憶部36に記憶す
る。また、比較検討領域指示部38から入力された比較
検討領域aのデータと設定目印入力部39から入力され
た設定目印bのデータを第2の記憶部36に記憶する。
さらに、設定目印bが指し示す比較部位の映像の初期値
のデータ(濃淡データまたは色データ)を第2の記憶部
36に記憶する。この前処理を他の優先映像についても
同様に行う。また、第2の監視カメラ13および第3の
監視カメラ14についても同様の前処理を行う。なお、
比較検討領域指示部38によって指示されなかった映像
部分は比較検討領域外となる。
【0024】次に、実際の監視動作について説明する。
演算処理部34は、各カメラ回転角センサー42a,4
2b,42cから入力した回転角が優先映像に対応する
に至ったとき、カメラ回路12a,13a,14aのう
ち対応するいずれか1つをA/D変換器41に接続する
ように切換えスイッチ40を制御する。その接続された
カメラ回路から入力されたアナログの映像信号はA/D
変換器41によってディジタルの画像データに変換さ
れ、演算処理部34を介して第1の記憶部35に記憶さ
れる。このような処理が、切換えスイッチ40の順次切
り換えにより、各カメラ回路12a,13a,14aご
とに、また、各優先映像ごとに順次に遂行される。した
がって、第1の記憶部35には、図4に示す各優先映像
51〜56のデータが格納されることになる。そして、
演算処理部34はこれら6つの優先映像51〜56を図
4に示すようにモニター7に同時的に表示する。
【0025】演算処理部34は、第1の記憶部35から
読み出した各優先映像51〜56ごとに第2の記憶部3
6から読み出した比較検討領域aを割り当てて画像デー
タを切り出し、同様に第2の記憶部36から読み出した
設定目印bをその画像データに対応付けて、設定目印b
が指し示す比較部位の検出値を第2の記憶部36に記憶
している初期値と比較する。その検出値が初期値に比べ
て所定値以上の差を有しているときは、演算処理部34
はスピーカ8または警報ランプ43またはダイヤル回路
44を駆動する。
【0026】例えば、ガスレンジ22に関する優先映像
52において、比較検討領域a内で設定目印bが指し示
す比較部位つまり色温度指示計24の検出色が初期値の
色から変化した場合には、例えばスピーカ8を駆動して
警報音を出力する。棒温度計25において設定目印bが
指し示す比較部位の検出色が初期値の背景色から変化し
た場合には、例えば警報ランプ43を点滅させる。
【0027】警報の報知方法としては、色温度指示計2
4と棒温度計25との組み合わせで4通りが考えられ
る。この組み合わせから、警報ランプ43の点滅、スピ
ーカ8からの警報音の出力、ダイヤル回路44による外
部への通報などが選択でき、システムとしての融通性を
もたせることができるとともに、誤動作を少なくするこ
とができる。
【0028】また、棒温度計25の初期値は設定目印入
力部39からの入力の調整により可変できるので、台所
の設備や設置条件に合わせて警報レベルを設定すること
が可能となり、個々の住宅事情に弾力的に対応すること
ができる。
【0029】さらに、ガス警報器20に関する優先映像
51において、比較検討領域a内で設定目印bが指し示
す比較部位つまりガス漏れ表示ランプ21の検出色が初
期値の色から変化した場合には、例えばスピーカ8を駆
動して警報音を出力する。この場合において、ガス警報
器20の条件設定とガスレンジ22の条件設定との組み
合わせにより、上記と同様に警報ランプ43の点滅、ス
ピーカ8からの警報音の出力、ダイヤル回路44による
外部への通報などが選択でき、システムとしての融通性
をもたせることができるとともに、誤動作を少なくす
る。
【0030】第2の監視カメラ13は優先映像として、
図4の優先映像53または54を取り込む。演算処理部
34は、居室等のガラス窓26に関する優先映像53か
ら比較検討領域aのデータを切り出し、設定目印bが指
し示す窓用鍵27の状態変化やガラス窓破壊センサー2
8の状態変化を監視する。ガラス窓26が破壊された場
合、シールであるガラス窓破壊センサー28は設定目印
bが指し示す位置には存在しなくなるので、警報を発す
る。また、演算処理部34は、玄関扉29に関する優先
映像54から比較検討領域aのデータを切り出し、玄関
鍵30の状態変化を監視し、玄関鍵30の方向が変化し
たときに警報を発する。
【0031】第3の監視カメラ14は優先映像として、
図4の優先映像55または56を取り込む。演算処理部
34は、通路等のガラス窓31に関する優先映像55か
ら比較検討領域aのデータを切り出し、設定目印bが指
し示す窓用鍵32やガラス窓破壊センサー28の状態変
化を監視し、変化があるときは警報を発する。また、自
動車33に関する優先映像56から比較検討領域aのデ
ータを切り出し、設定目印bが指し示す比較部位(タイ
ヤ部分)の状態変化を監視し、変化があるときは警報を
発する。
【0032】以上は演算処理部34が自動的に行う警報
処理の動作についてであったが、本実施例の住宅監視シ
ステムは、使用者がモニター7において目視で監視する
ことにも使える。その場合に、モニター7に映し出され
た6つの優先映像51〜56を同時に監視でき、しかも
監視ポイントとして比較検討領域a内で設定目印bが指
し示す部分を主として注目すればよく、監視がやりやす
いものとなっている。
【0033】比較検討領域aや設定目印bは、個々の住
宅条件に合わせて最も適したものに設定することができ
る。各監視カメラ12,13,14が撮影し得る全範囲
を均等にモニター7に表示するのではなく、監視ポイン
トとして優先映像51〜56を優先的に表示するから、
演算処理部34における演算処理に要する時間が短縮化
される。監視対象を光学的に監視するものであり、従来
例のように監視対象と親機との間を専用の配線で接続す
る必要がなく、柔軟かつ簡易に対応できる。
【0034】図5の(a)に示すような屈折した形状の
起伏ボード45を非常用押しボタンとして利用すること
ができる。この起伏ボード45には特定のパターン46
が表示されており、この特定パターン46の状態変化を
監視カメラで監視するのである。不審者が侵入した場合
などにおいて、侵入に気付いたものが手動で起伏ボード
45を図5の(b)のように倒すことにより、特定パタ
ーン46が隠れて撮像されなくなることを利用し、スピ
ーカ8から警報音を発したり、ダイヤル回路44を介し
て外部に通報したりすることができる。外部通報のみと
すれば、不審者に気付かれることなく、外部に非常警報
を自動発信できる。このような起伏ボード45を手動で
はなく不審者が侵入したときに自動的に倒れるようにし
ておくこともできる。例えば、玄関扉の近くに置いてお
き、扉が開くと倒れるようにする。特定パターン46と
しては第三者には認識できないものとするのが好ましい
が、セキュリティ上、第三者にも共通に認識させたい場
合には、起伏ボード45に符号47で示すように例えば
「非常用押しボタン」と表示しておけばよい。この場合
でも監視処理としては特定パターン46の状態変化を見
るだけでよく、文字は無視してよい。起伏ボードに代え
て、例えば壁に掛かっている絵画の一部分を上記と同様
の特定パターンとして利用することもできる。不審者が
侵入したときにその絵画の部分を手で押さえることによ
り特定パターンの変化をもたらして警報を発することが
できる。このように、特別に非常用押しボタンというも
のを設置する必要はなく、したがって、非常用押しボタ
ンと同一の機能を電源もインタフェース条件も不要で簡
易に確保することができる。
【0035】上記実施例では監視カメラ12,13,1
4を動作させるのに回転昇降機構16を用いていたが、
これに代えて、図1で鎖線で示すように、ガラスファイ
バーのような屈曲性の光透過素子48を用いて、その光
透過素子48を上下、左右に駆動すればよい。前後方向
はズームレンズによる。この場合でも3次元方向にわた
って監視することができる。
【0036】複数の優先映像51〜56をモニター7に
同時に表示することに代えて、モニター7の画面全体に
各優先映像を1つずつ順次に表示するように構成しても
よい。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る住宅監視システムによれ
ば、左右方向に振る監視カメラでの撮像により、従来の
ポイントごとの点的監視から面的監視へグレードアップ
したので、監視機能を強化できる。また、監視カメラか
ら得られる映像を均等にピックアップするのではなく、
優先映像を定義し、かつ、その優先映像中の比較検討領
域における比較部位で検出値と初期値とを比較し、監視
対象の変化を読み取って警報を発するので、判定処理を
迅速かつ正確に行える。また、監視カメラで監視対象を
撮像するので、監視対象からの通信用配線の必要性がな
くなり、設置を簡易化できる。
【0038】また、特定パターンを表示した起伏ボード
は非常用押しボタンを代用し、しかも電源もインタフェ
ース条件も不要であるから、非常に簡易な構成で非常用
押しボタン機能を実現化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る住宅監視システムの構
成図である。
【図2】実施例において親機におけるマイクロプロセッ
サとその周辺部の構成を示すブロック図である。
【図3】実施例においてガスレンジの周辺を映し出した
映像の画面図である。
【図4】実施例において複数の優先映像を同時的に映し
出した画面図である。
【図5】非常用押しボタンの代用とする場合の起伏ボー
ドの斜視図である。
【図6】従来例に係る住宅監視システムの構成図であ
る。
【符号の説明】
1……屋外監視カメラ 6……親機 7……モニター 8……スピーカ 9……停止スイッチ 10……電話回線 12……第1の監視カメラ 12a…カメラ回路 13……第2の監視カメラ 13a…カメラ回路 14……第3の監視カメラ 14a…カメラ回路 15……監視カメラ用配線 16……回転昇降機構 20……ガス警報器 21……ガス漏れ表示ランプ 22……ガスレンジ 23……調理器具 24……色温度指示計 25……棒温度計 26……ガラス窓 27……窓用鍵 28……ガラス窓破壊センサー 29……玄関扉 30……玄関鍵 31……ガラス窓 32……窓用鍵 33……自動車 34……演算処理部 35……第1の記憶部 36……第2の記憶部 37……優先映像定義部 38……比較検討領域指示部 39……設定目印入力部 40……切換えスイッチ 41……A/D変換器 42……カメラ回転角センサー 43……警報ランプ 44……ダイヤル回路 45……起伏ボード 46……特定パターン 48……屈曲性の光透過素子 51〜56……優先映像 a……比較検討領域 b……設定目印

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の監視カメラと、これら複数の監視
    カメラからの映像を表示するモニターを有する親機とか
    ら構成されており、 前記各監視カメラはその視野を少なくとも左右方向で変
    更自在に構成され、 前記親機は、予め各監視カメラから個別に入力した左右
    方向で振られる映像中で優先映像を定義し、その優先映
    像中で比較検討領域を指示し、その比較検討領域での所
    定の比較部位の初期値を予め記憶しておき、かつ、監視
    状態において入力した優先映像から前記比較検討領域を
    切り出し、その比較検討領域での前記所定の比較部位の
    検出値を前記初期値と比較して一定以上の変化があった
    ときに警報を発するように構成されていることを特徴と
    する住宅監視システム。
  2. 【請求項2】 親機は、特定パターンを表示した起伏ボ
    ードの前記特定パターンを初期値として記憶しておき、
    起伏ボードが倒れて特定パターンが撮像されなくなった
    ときに警報を発するように構成されている請求項1に記
    載の住宅監視システム。
JP19317394A 1994-08-17 1994-08-17 住宅監視システム Pending JPH0863688A (ja)

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JP19317394A JPH0863688A (ja) 1994-08-17 1994-08-17 住宅監視システム

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