JPH08627A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH08627A
JPH08627A JP6182079A JP18207994A JPH08627A JP H08627 A JPH08627 A JP H08627A JP 6182079 A JP6182079 A JP 6182079A JP 18207994 A JP18207994 A JP 18207994A JP H08627 A JPH08627 A JP H08627A
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眞治 岸本
Masa Harashima
雅 原島
Kenji Nosaka
賢司 野坂
Hiroshi Kanda
浩 神田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面上で指定された線分と臓器との境界部を
正確に検知する。 【構成】 臓器を含む断層像の表示面上で前記臓器を横
切る線分を指定する線分指定手段と、この線分指定手段
によって指定された線分上における画素情報を読み出し
この画素情報を前記線分に沿って平滑化させる平滑化手
段と、この平滑化された線分上の画素情報を該線分方向
に沿って順次読み出す読み出し手段と、この読み出し手
段によって順次読み出される画素情報の変化度合いを検
知する変化度合い検知手段と、この変化度合い検知手段
による変化度合いやその極値に基づいて前記臓器の境界
を判定する判定手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置に係
り、特に、断面像(Bモード像)に基づいていわゆるA
モード像を映像することのできる超音波診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、被検体の体内に超音
波を照射し、その反射された超音波の情報から該被検体
の断層像(Bモード像)等を得る診断装置である。
【0003】そして、この断層像に基づいてたとえば超
音波ビーム方向に一致づけられる仮想の線分に沿った画
像情報を読み出し、深さを横軸にそして反射強度を縦軸
にとったグラフ表示からなるいわゆるAモード像を表示
することにより診断の向上を図る場合がある。
【0004】さらに、このAモード像の情報に基づいて
計測を行なう場合も知られている。すなわち、Aモード
像の反射強度(輝度情報)によって前記線分の臓器の輪
郭部と交差する位置を判定し、これらの位置の間の距離
を計測する場合である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された超音波診断装置は、Aモード像の反射強
度によって線分の臓器の輪郭部と交差する位置を判定す
る場合に、ノイズの混入によって誤判定されてしまう場
合があるということが指摘されるに到った。
【0006】また、たとえ同じ臓器であったとしてもそ
の反射強度は、患者によって異なるのが通常であり、こ
のような反射強度に基づく計測値は信頼性に乏しいとい
うことが指摘されるに到った。
【0007】さらに、対象となる臓器が収縮および膨張
を繰り返して動く場合においては、その動きに応じて反
射強度(輝度情報)が変化してしまうことから、この反
射強度に基づいて判定することは困難であるという問題
が指摘されるに到った。
【0008】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的とするところのものは、画面
上で指定された線分と臓器との境界部を正確に検知する
ことのできる超音波診断装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による超音波診断装置は、次のような
各手段からなるものである。
【0010】手段1.臓器を含む断層像の表示面上で前
記臓器を横切る線分を指定する線分指定手段と、この線
分指定手段によって指定された線分上における画素情報
を読み出しこの画素情報を前記線分に沿って平滑化させ
る平滑化手段と、この平滑化された線分上の画素情報を
該線分方向に沿って順次読み出す読み出し手段と、この
読み出し手段によって順次読み出される画素情報の変化
度合いを検知する変化度合い検知手段と、この変化度合
い検知手段による変化度合いやその極値に基づいて前記
臓器の境界を判定する判定手段とを備えることを特徴と
するものである。
【0011】手段2.手段1の構成において、前記線分
指定手段によって複数の線分を指定し、この指定された
それぞれの線分が臓器の境界によってそれらの終端が定
まる各線分長から前記臓器の容積を演算し、その演算値
を表示することを特徴とするものである。
【0012】手段3.手段1の構成において、前記臓器
は収縮および拡大を繰り返して動作するものであり、前
記線分指定手段によって複数の線分を指定し、この指定
されたそれぞれの線分が臓器の境界によってそれらの終
端が定まる各線分長から前記臓器の容積を演算し、この
演算された該臓器の容積の時間経過にともなう変化波形
を表示することを特徴とするものである。
【0013】手段4.手段1の構成において、前記臓器
は収縮および拡大を繰り返して動作するものであり、前
記線分指定手段によって複数の線分を指定し、この指定
されたそれぞれの線分が臓器の境界によってそれらの終
端が定まる各線分長から前記臓器の容積を演算し、この
演算値を時間で微分して求められる容積変化率を時間経
過にともなう変化波形として表示することを特徴とする
ものである。
【0014】手段5.手段1の超音波診断装置は心電波
形図を表示できる構成となっており、この心電波形図の
時間に対応させた前記手段3の変化波形図および前記手
段4の変化波形図のうち少なくともいずれか一方の変化
波形図をあわせて表示することを特徴とするものであ
る。
【0015】
【作用】手段1の構成からなる超音波診断装置によれ
ば、画面上で指定された線分上の画素情報を平滑化した
後に該線分に沿った変化度合いを検出し、その極値、す
なわち単調増加から単調減少への変化点に基づいて臓器
の境界と判定しているものである。
【0016】このため、ノイズの混入による誤判定がな
くなり、しかも、患者の相違によって異なる反射強度に
基づくものでないことから全ての患者に対して正確な判
定を行なうことができるようになる。
【0017】また、上述の変化度合いは、臓器がその大
きさを変えてもそれに応じて追随できることから、この
ような動きのある臓器を対象としても正確な判定ができ
るようになる。
【0018】また、手段2の構成からなる超音波診断装
置によれば、臓器の境界が正確に特定される線分長によ
って臓器の容積を演算していることから、その演算値は
信頼性のある正確な値として表示されるようになる。
【0019】また、手段3の構成からなる超音波診断装
置によれば、臓器の容積の変化を時間経過にともなった
変化波形として表示していることから、その変化波形は
信頼性のある正確なものとなるとともに、臓器の動きの
変化を一目瞭然に把握できるようになる。
【0020】また、手段4の構成からなる超音波診断装
置によれば、時間経過にともなう容積変化率の変化を一
目瞭然に把握できるようになることから、さらに臓器の
微妙な動きも観察でき診断に効を奏することができるよ
うになる。
【0021】さらに、手段5の構成からなる超音波診断
装置によれば、心電波形と時間的に対応させて前記変化
波形を表示させていることから、該心電波形との関係か
ら前記臓器の動きをより明確に分析することができるよ
うになる。
【0022】
【実施例】実施例1. 図1は、本発明による超音波診断装置の一実
施例を示すブロック構成図である。
【0023】同図において、まず、被検体に当接されて
用いられる超音波探触子1がある。この超音波探触子1
は、たとえば超音波ビームがこの探触子を頂点として扇
状に走査されるいわゆるセクタ走査探触子から構成され
たものとなっている。
【0024】ここで、本実施例の場合は、たとえば心臓
を含む断層像を得る場合について説明することから、こ
の超音波探触子1は心臓に近接する体表に当接されて使
用される。
【0025】この超音波探触子1は超音波送受信器2の
駆動によって被検体内に超音波を送信できるとともに、
その反射波(エコー)である超音波情報を捕らえて該超
音波送受信器2に入力されるようになっている。
【0026】超音波送受信器2が捕らえた超音波情報
は、その超音波送受信器2内のA/D変換器によってデ
ィジタル化させた後に、ディジタルスキャンコンバータ
3に入力されるようになっている。
【0027】このディジタルスキャンコンバータ3は、
ディジタル化された超音波情報を超音波ビームの1走査
線または複数の走査線毎に内蔵のラインメモリに書き込
んで断層像(Bモード)の画像データを形成するように
なっている。
【0028】さらに、このディジタルスキャンコンバー
タ3からの画像データは合成回路4を介してCRT等か
らなる表示装置5に入力され、この表示装置5の表示面
には心臓を含む断層画像が表示されるようになってい
る。
【0029】この場合、図2に示すように、表示装置5
の表示面5Aには、心臓20を含む断層画像が映像さ
れ、この映像面に同図に示すように線分30Aないし3
0Eを描画させるように指定できるようになっている。
【0030】この線分指定は、たとえばトラックボール
の操作等によってなされる入力部6によって行なうこと
ができ、これによる線分情報は制御演算グラフィック回
路7を介して後に詳述する書込読出回路8に入力される
ようになっている。
【0031】なお、入力部6からの線分指定による情報
はグラフィック表示部9、合成回路4を介して表示装置
5に映像されている断層画像上に表示されるようになっ
ている。
【0032】この場合、このようにして表示される線分
30Aないし30Eは、表示面6Aに対して固定された
位置に表示されるが、断層像における心臓20はその収
縮および膨張を繰返して映像されていることになる。
【0033】一方、前記スキャンコンバータ3からの画
像データは、フレームメモリ10に入力され、このフレ
ームメモリ10にて1フレーム分の画像データが格納さ
れるようになっている。
【0034】ここで、このフレームメモリ10は2つの
フレームメモリ10Aおよび10Bから構成され、フレ
ームメモリ10Aに1フレーム分の画像データが格納さ
れた後に、次の1フレーム分の画像データはフレームメ
モリ10Bに格納され、さらに次の1フレーム分の画像
データはフレームメモリ10Aに格納されるという操作
が繰り返されるようになっている。
【0035】このような各フレームメモリ10A、10
Bへの書き込みは前記書込読出制御回路8によってなさ
れるようになっている。
【0036】そして、この書込読出制御回路8は、前記
各フレームメモリ10A、10B内の画像データを読み
出すことになるが、この場合、制御演算グラフィック部
7を介して得られる前記入力部6から入力された線分3
0Aないし30Eの情報に基づいて、各線分30Aない
し30Eのそれぞれの方向に沿った画像データが読み出
されるようになっている。すなわち、前記線分30Aな
いし30Eを決定するアドレスに基づいて各フレームメ
モリ10A、10Bの画素データを読み出すようになっ
ている。
【0037】このように読み出された各フレームメモリ
10A、10Bからの画素データはマルチプレクサ11
に入力され、このマルチプレクサ11によって、各フレ
ーム画像毎の各線分30Aないし30Dに沿った画像デ
ータが順次出力されるようになっている。
【0038】図3は、1フレーム画像に対して各線分3
0Aないし30Dに沿って得られる画像データを示した
ものである。同図において、線分30Aに沿った画像デ
ータとしては同図(a)に示す情報が、線分30Bに沿
った画像データとしては同図(b)に示す情報が、線分
30Cに沿った画像データとしては同図(c)に示す情
報が、線分30Dに沿った画像データとしては同図
(d)に示す情報が得られるようになっている。
【0039】そして、それぞれの線分30Aないして3
0Eのそれらの方向に沿った画像データは順次スムージ
ング回路12に入力され、このスムージング回路12に
よって、前記画素データを線分に沿って平滑化させるよ
うになっている。
【0040】この場合の平滑方法としては、図4に示す
ように波形の各エッジの最高部を連結させるようにす
る、図5に示すように波形の各エッジの最低部を連結さ
せるようにする、図6は各エッジの最高部と最低部の中
間を連結させるようにする、図7はいわゆる移動平均処
理法によって連結させるようにするもの等の方法があ
り、それらのいずれかが適用される。
【0041】このようにスムージング回路12を介した
画素データは、図8(b)に示すように、スムージング
される前の画素データ(図8(b))に対して極めて滑
らかな曲線データとなる。
【0042】さらに、このように平滑された画素データ
は、シフトレジスタ13に入力されるようになってい
る。
【0043】このシフトレジスタ13は、入力される画
素データを順次たとえば5番地分保持する一次記憶装置
となっている。
【0044】このことは、図8(b)に示す平滑化され
た画素データを図中左側から右側にかけて、順次5画素
分づつの輝度値(波高値)が保持され、それらの輝度値
は一括して順次輝度傾斜演算回路14に入力されるよう
になっている。
【0045】この輝度傾斜演算回路14では、入力され
た5つの輝度値からそれらの経時的変化度合いを検出す
るものであり、これにより、図8(b)の波形における
極大値、すなわち単調増加から単調減少への変化点の値
を求めるようになっている。
【0046】この場合、図8(b)に示す波形では極大
値P1、P2、P3、P4が検出されることになる。そし
て、これら各極大値P1、P2、P3、P4におけるフレー
ムメモリ10上のアドレスを検出し、それらの情報は制
御演算グラフィック部7に入力されるようになってい
る。
【0047】この制御演算グラフィック部7では、前記
極大値P1、P2、P3、P4のアドレスのうち極大値
2、P3のアドレスが選択されるようになっている。そ
の理由は、この実施例では、心臓の心室の内壁の検知に
基づいて該心室の体積を求めようとしているからであ
る。従って心臓の外壁をも含んだ体積を求めようとする
場合には、極大値P1、P4が選択されることになる。こ
の場合の選択はたとえば入力部6からの指定によってで
きるようになっている。
【0048】さらに、この制御演算グラフィック回路7
では、この極大値P2、P3のアドレスに基づいて、図2
に示した線分30Aないし30Eにおける心臓内の線分
長が演算されるようになっている。
【0049】そして、この制御演算グラフィック回路7
では、それぞれの線分長から演算される面積A1、A2
3、A4、および線分30Eが線分30Aと30Dとに
よって切断される長さhに基づいてたとえば次式に示す
演算がなされるようになっている。
【0050】
【数1】
【0051】この式はいわゆるシンプソン法と称される
体積求積法であり、この求積法によって心臓の体積が近
似的に演算されるようになっている。
【0052】図9は、この演算を理解し易く示した説明
図である。
【0053】このようにして演算された体積値はグラッ
フィック表示部9によって該体積値を示す数字が選択さ
れ、その数字情報が前記合成回路4を介して前記表示装
置5に表示されるようになっている。
【0054】このような実施例のように構成した超音波
診断装置によれば、画面上で指定された線分上の画素情
報を平滑化した後に該線分に沿った変化度合いを検出
し、その極値、すなわち単調増加から単調減少への変化
点に基づいて臓器の境界と判定している。
【0055】このため、ノイズの混入による誤判定がな
くなり、しかも、患者の相違によって異なる反射強度に
基づくものでないことから全ての患者に対して正確な判
定を行なうことができるようになる。
【0056】また、上述の変化度合いは、臓器がその大
きさを変えてもそれに応じて追随できることから、この
ような動きのある臓器を対象としても正確な判定ができ
るようになる。
【0057】図10は、本発明による他の実施例を示し
た構成図である。同図は図1における点線で囲んだ部分
の他の実施例であり、図1と同符号のものは同一機能を
有しているものである。
【0058】ディジタルスキャンコンバータ3からの画
像データは予め指定された各線分30Aないし30D上
ごとの各画素データがラインメモリアドレス制御回路4
5の制御によってラインメモリ40に入力されるように
なっている。
【0059】このラインメモリ40は、2つのラインメ
モリ群40A、40Bから構成され、各ラインメモリ群
はそれぞれ一フレームに対応している。
【0060】ラインメモリ群40Aのラインメモリ40
aにはたとえば図3(a)における画素データが入力さ
れ、ラインメモリ40bには図3(b)における画素デ
ータが入力されるようになっている。
【0061】そして、各ラインメモリ群からの各ライン
メモリからの画素データは切換器46、46、11を介
して順次スムージング回路12に入力されるようになっ
ている。
【0062】上述した実施例では、画素データの極値を
臓器の境界と判定したものであるが、その近傍点を極値
と判定してものよいことはいうまでもない。要は、極値
に基づいて境界を判定すればよい。また、画素データの
変化度合いによっても同様の効果が得られることからこ
のようにしてもよい。
【0063】また、上述した実施例では、指定される線
分は超音波ビームと一致せず、該ビーム方向に対して角
度を有するものであるが、これに限定されることはな
く、該ビーム方向と一致していても適用できることはい
うまでもない。
【0064】また、上述した実施例では、常に大きさが
変化する心臓を対象としたものであるが、これに限定さ
れることはなく、大きさが全く変化しない臓器を対象と
してもよいことはいうまでもない。
【0065】さらに、上述した実施例では超音波探触子
としてセクタ走査探触子を説明したものであるが、これ
に限定されることはなく、リニア走査探触子等であって
もよいことはいうまでもない。
【0066】実施例2.図11は、本発明による超音波
診断装置の他の実施例を示すブロック構成図である。図
1と同符号のものは同一機能を有する構成ブロックとな
っている。
【0067】図1と異なる構成は、まず、超音波送受信
器2とディジタルスキャンコンバータ3との間にシネメ
モリ50が介在されてる。
【0068】このシネメモリ50は、超音波探触子1か
らの各超音波ビーム毎の反射エコー情報(USラインデ
ータ)を順次格納して、これをフレーム毎に繰り返すよ
うになっている。このため、後述するECG電極51か
らの出力に基づいて心電波形図をも表示する場合、その
時間的対応がとれるようになっており、その時間に相当
する情報は心電部52に出力されるようになっている。
【0069】なお、このメモリは、次段に接続されるデ
ィジタルスキャンコンバータ3への出力のためのバッフ
ァの機能をも有するようになっている。
【0070】そして、制御演算グラフィック回路70
は、図1に示した制御演算グラフィック回路7における
機能の他に、次のような機能をも有したものとなってい
る。
【0071】心電部52からの出力は制御演算グラフィ
ック回路70によって、心電波形図が形成されるように
なっている。この心電波形図の情報はスクロールメモリ
53および合成回路4を介して表示装置5に出力され、
該心電波形図が断層像とともに同一表示面に表示される
ようになっており、かつ、この断層像の心臓20の動き
に対応してスクロールされるようになっている。
【0072】また、制御演算グラフィック回路70は、
前記輝度傾斜演算回路14からの出力に基づいて心臓2
0の容積の演算がなされたのち、時間変化に応じた該容
積値の変化を示すグラフを作成するようになっている。
このグラフの情報はスクロールメモリ53および合成回
路4を介して表示装置5に出力され、該グラフが断層像
とともに同一表示面に表示されるようになっており、か
つ、この断層像の心臓20の動きに対応してスクロール
されるようになっている。
【0073】このようにすることによって、臓器の容積
の変化を時間経過にともなった変化波形として表示して
いることから、その変化波形は信頼性のある正確なもの
となるとともに、臓器の動きの変化を一目瞭然に把握で
きるようになる。
【0074】さらに、制御演算グラフィック回路70
は、心臓20の容積の演算値を時間tによって微分する
ことによって得られる体積変化率Vd/dtの時間経過
にともなう変化を示すグラフを作成するようになってい
る。このグラフの情報はスクロールメモリ53および合
成回路4を介して表示装置5に出力され、該グラフが断
層像とともに同一表示面に表示されるようになってお
り、かつ、この断層像の心臓20の動きに対応してスク
ロールされるようになっている。
【0075】このようにすることによって、時間経過に
ともなう容積変化率の変化を一目瞭然に把握できるよう
になることから、さらに臓器の微妙な動きも観察でき診
断に効を奏することができるようになる。
【0076】さらに、制御演算グラフィック回路70
は、実施例1において心臓20の境界部において終端を
有する線分長の時間に対する長さ変化から心臓20の収
縮および拡大の際の速度を演算し、さらに、その速度の
時間にたいする変化から加速度を求めるようになってい
る。さらに、適当な質量を乗算することによって該線分
に相当する個所の圧力が算出できるようになっている。
【0077】そして、制御演算グラフィック回路70
は、この圧力の変化が時間経過にともなって示されるグ
ラフを作成するようになっている。このグラフの情報は
スクロールメモリ53および合成回路4を介して表示装
置5に出力され、該グラフが断層像とともに同一表示面
に表示されるようになっており、かつ、この断層像の心
臓20の動きに対応してスクロールされるようになって
いる。
【0078】そして、上記心電波形図および各グラフの
それぞれは、制御演算グラフィック回路70によって時
間的に全て対応づけられて同時に表示されるようになっ
ている。図12はこのようにした表示態様の一実施例を
示したものである。
【0079】同図において、表示面6Aの右側の領域
に、下方から上方へ順次、心電波形図60、この心電波
形図60と時間的にそれぞれ対応した、心臓20の容積
を示すグラフ61、その容積の変化率を示すグラフ6
2、圧力を示すグラフ63が示されている。
【0080】図13は、表示態様の他の実施例を示した
ものであり、心電波形図60は特にそのうちのR波が生
じる位置を示したものとなっている。
【0081】図14は、心電波形図60と各グラフ6
1、62、63、64との時間的対応を容易にするた
め、心時相を示すライン64が同時に表示できるように
なっているものである。
【0082】このライン64の設定は、操作卓6の操作
によって任意の時相点に設定できるようになっている。
【0083】このように、各グラフ61、62、63、
を心電波形図60と時間的に対応づけて表示することに
より、該心電波形60との関係から前記臓器の動きをよ
り明確に分析することができるようになる。
【0084】上述した実施例では、各グラフ61、6
2、63のそれぞれを全て表示したものであるが、少な
くともこのうちの一つが表示されるようにすればよいこ
とはもちろんである。
【0085】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による超音波診断装置によれば、画面上で指定さ
れた線分と臓器との境界部を正確に検知することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波診断装置の一実施例を示す
ブロック構成図である。
【図2】本発明による超音波診断装置における表示装置
の表示面の一態様を示す説明図である。
【図3】表示面に指定した線上の画素データを示す説明
図である。
【図4】画素データの平滑化の方法の一実施例を示す説
明図である。
【図5】画素データの平滑化の方法の他の実施例を示す
説明図である。
【図6】画素データの平滑化の方法の他の実施例を示す
説明図である。
【図7】画素データの平滑化の方法の他の実施例を示す
説明図である。
【図8】平滑化された画素データを示す説明図である。
【図9】臓器の体積を求める方法を示した説明図であ
る。
【図10】本発明による超音波診断装置の他の実施例を
示すブロック構成図である。
【図11】本発明による超音波診断装置の他の実施例を
示すブロック構成図である。
【図12】図11に示す実施例によって表示される表示
態様の一実施例を示す説明図である。
【図13】図11に示す実施例によって表示される表示
態様の他の実施例を示す説明図である。
【図14】図11に示す実施例によって表示される表示
態様の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…………フレームメモリ 11…………マルチプレクサ 12…………スムージング回路 13…………シフトレジスタ 14…………輝度傾斜演算回路 50…………シネメモリ 53…………スクロールメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 浩 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臓器を含む断層像の表示面上で前記臓器
    を横切る線分を指定する線分指定手段と、この線分指定
    手段によって指定された線分上における画素情報を読み
    出しこの画素情報を前記線分に沿って平滑化させる平滑
    化手段と、この平滑化された線分上の画素情報を該線分
    方向に沿って順次読み出す読み出し手段と、この読み出
    し手段によって順次読み出される画素情報の変化度合い
    を検知する変化度合い検知手段と、この変化度合い検知
    手段による変化度合いやその極値に基づいて前記臓器の
    境界を判定する判定手段とを備えることを特徴とする超
    音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記線分
    指定手段によって複数の線分を指定し、この指定された
    それぞれの線分が臓器の境界によってそれらの終端が定
    まる各線分長から前記臓器の容積を演算し、その演算値
    を表示することを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明において、前記臓器
    は収縮および拡大を繰り返して動作するものであり、前
    記線分指定手段によって複数の線分を指定し、この指定
    されたそれぞれの線分が前記臓器の境界によってそれら
    の終端が定まる各線分長から前記臓器の容積を演算し、
    この演算された該臓器の容積の時間経過にともなう変化
    波形を表示することを特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の発明において、前記臓器
    は収縮および拡大を繰り返して動作するものであり、前
    記線分指定手段によって複数の線分を指定し、この指定
    されたそれぞれの線分が臓器の境界によってそれらの終
    端が定まる各線分長から前記臓器の容積を演算し、この
    演算値を時間で微分して求められる容積変化率を時間経
    過にともなう変化波形として表示することを特徴とする
    超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の超音波診断装置は心電波
    形図を表示できる構成となっており、この心電波形図の
    時間に対応させた請求項3の変化波形図および請求項4
    の変化波形図のうちいずれか一方の変化波形図をあわせ
    て表示することを特徴とする超音波診断装置。
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