JPH08616Y2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH08616Y2 JPH08616Y2 JP7114690U JP7114690U JPH08616Y2 JP H08616 Y2 JPH08616 Y2 JP H08616Y2 JP 7114690 U JP7114690 U JP 7114690U JP 7114690 U JP7114690 U JP 7114690U JP H08616 Y2 JPH08616 Y2 JP H08616Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- passage
- exchanger body
- housing
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば電子機器、装置等における筺体内温
度を制御するために用いて好適な熱交換器の改良に関す
るものである。
度を制御するために用いて好適な熱交換器の改良に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、多数の電子部品やその実装用プリント基板群、
さらには電源等を内蔵してなる各種の電子機器、装置に
あっては、通電による発熱量が大きく、そのため筺体内
部が温度上昇すると、電子部品の性能が低下するため、
通常ファンによって筺体内に外気を導入し、筺体内部の
温まった空気を強制的に外部に排出して電子部品を空冷
し、その温度上昇を防止するようにしている。しかし、
このような方式では筺体内への塵埃等の侵入をフィルタ
等によって防止する必要があり、しかもその目詰まりに
より保守、点検作業を定期的に行わなければならず、ま
たその濾過性能面でも確実性に欠け、さらには湿度など
については全く無防備であると云う欠点があった。特
に、この種の電子機器、装置にあっては、電子部品の性
能を維持するため筺体内への塵埃や湿気等の侵入を極力
防止しなければならないものである。
さらには電源等を内蔵してなる各種の電子機器、装置に
あっては、通電による発熱量が大きく、そのため筺体内
部が温度上昇すると、電子部品の性能が低下するため、
通常ファンによって筺体内に外気を導入し、筺体内部の
温まった空気を強制的に外部に排出して電子部品を空冷
し、その温度上昇を防止するようにしている。しかし、
このような方式では筺体内への塵埃等の侵入をフィルタ
等によって防止する必要があり、しかもその目詰まりに
より保守、点検作業を定期的に行わなければならず、ま
たその濾過性能面でも確実性に欠け、さらには湿度など
については全く無防備であると云う欠点があった。特
に、この種の電子機器、装置にあっては、電子部品の性
能を維持するため筺体内への塵埃や湿気等の侵入を極力
防止しなければならないものである。
このため、この種の電子機器、装置においては熱交換
器を設け、筺体内部を冷却するようにしたものが知られ
ている。第3図および第4図はこの種の熱交換器の従来
例を示すものであり、1は電子機器の筺体、2は筺体1
の内側面に取り付けられた熱交換器で、この熱交換器2
は、ケーシング3と、ケーシング3の内部中央に配設さ
れた熱交換器本体4と、ケーシング3の前面下部に開設
された吸入口5と、ケーシング3の背面上部に開設され
た吸気口6に対応してケーシング3内にそれぞれ配設さ
れたファン7A、7Bとで構成されている。
器を設け、筺体内部を冷却するようにしたものが知られ
ている。第3図および第4図はこの種の熱交換器の従来
例を示すものであり、1は電子機器の筺体、2は筺体1
の内側面に取り付けられた熱交換器で、この熱交換器2
は、ケーシング3と、ケーシング3の内部中央に配設さ
れた熱交換器本体4と、ケーシング3の前面下部に開設
された吸入口5と、ケーシング3の背面上部に開設され
た吸気口6に対応してケーシング3内にそれぞれ配設さ
れたファン7A、7Bとで構成されている。
前記ケーシング3の内部で前記熱交換器本体4の上方
には前記吸気口6を介して機器筺体1の内部と連通する
上部空気室11が形成され、前記ファン7Bが取り付けられ
ている。一方、前記ケーシング3の内部で前記熱交換器
本体4の下方には前記吸入口5を介して機器外部と連通
する下部空気室12が形成され、前記ファン7Aが取付けら
れている。
には前記吸気口6を介して機器筺体1の内部と連通する
上部空気室11が形成され、前記ファン7Bが取り付けられ
ている。一方、前記ケーシング3の内部で前記熱交換器
本体4の下方には前記吸入口5を介して機器外部と連通
する下部空気室12が形成され、前記ファン7Aが取付けら
れている。
前記熱交換器本体4は、アルミニウムの押出成形、樹
脂の射出成形等によって箱型に形成され、内部は仕切壁
13によって仕切られることによりそれぞれ複数個からな
る第1および第2通路14、15が交互に形成されている。
第1通路14は、前記熱交換器本体4の下面に開設された
開口16を介して前記下部空気室12と連通し、第2通路15
は前記熱交換器本体4の上面に開設された開口17を介し
て前記上部空気室11と連通している。また、前記熱交換
器本体4の前面上部で前記第1通路14に対応する部分に
は吐出口18が形成され、これに対応して前記ケーシング
3の前面上部に開口19が設けられている。そして、熱交
換器本体4の背面下部で前記第2通路15に対応する部分
には排気口20が開設され、これに対応して前記ケーシン
グ3の背面下部に開口21が設けられている。
脂の射出成形等によって箱型に形成され、内部は仕切壁
13によって仕切られることによりそれぞれ複数個からな
る第1および第2通路14、15が交互に形成されている。
第1通路14は、前記熱交換器本体4の下面に開設された
開口16を介して前記下部空気室12と連通し、第2通路15
は前記熱交換器本体4の上面に開設された開口17を介し
て前記上部空気室11と連通している。また、前記熱交換
器本体4の前面上部で前記第1通路14に対応する部分に
は吐出口18が形成され、これに対応して前記ケーシング
3の前面上部に開口19が設けられている。そして、熱交
換器本体4の背面下部で前記第2通路15に対応する部分
には排気口20が開設され、これに対応して前記ケーシン
グ3の背面下部に開口21が設けられている。
このような構成において、ファン5、6によって筺体
外部の冷たい空気H1と、筺体内部の温かい空気H2を下、
上部空気室12、11内に導入すると、冷たい外気H1は熱交
換器本体4の下面開口部16より第1通路14内を通って吐
出口18から筺体外部へ排出され、温かい空気H2は熱交換
器本体4の上面開口部17より第2通路15を通って排気口
20から筺体内部へ排出され、これら間で熱交換を行わ
せ、筺体1内を冷却するようにしている。
外部の冷たい空気H1と、筺体内部の温かい空気H2を下、
上部空気室12、11内に導入すると、冷たい外気H1は熱交
換器本体4の下面開口部16より第1通路14内を通って吐
出口18から筺体外部へ排出され、温かい空気H2は熱交換
器本体4の上面開口部17より第2通路15を通って排気口
20から筺体内部へ排出され、これら間で熱交換を行わ
せ、筺体1内を冷却するようにしている。
なお、矢印は 空気H1、H2の流れの方向を示す。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の熱交換器にあって
は、熱交換器本体4に吐出口18と排気口20を後加工によ
って形成する場合、通路1つ置きにそれぞれ形成する必
要があるため、加工工数が多くなり、作業が著しく面倒
で、時間がかかると云う問題があった。
は、熱交換器本体4に吐出口18と排気口20を後加工によ
って形成する場合、通路1つ置きにそれぞれ形成する必
要があるため、加工工数が多くなり、作業が著しく面倒
で、時間がかかると云う問題があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、熱交
換器本体の穴明け作業工数を削減でき、生産性を向上さ
せるようにした熱交換器を提供することにある。
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、熱交
換器本体の穴明け作業工数を削減でき、生産性を向上さ
せるようにした熱交換器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、内部に異なった
流体が流れる第1通路と第2通路を交互に形成してなる
熱交換器本体を備え、第1通路と第2通路は互いに中心
をずらして形成されることにより一側端部が相手通路の
側方にそれぞれ突出され、その突出端部に流体用開口を
形成したものである。
流体が流れる第1通路と第2通路を交互に形成してなる
熱交換器本体を備え、第1通路と第2通路は互いに中心
をずらして形成されることにより一側端部が相手通路の
側方にそれぞれ突出され、その突出端部に流体用開口を
形成したものである。
[作用] 本考案において、第1、第2通路の互いに反対側端部
は相手通路の側方に突出され、この突出端部にそれぞれ
流体用開口が形成される。この流体用開口の穴加工は、
全ての突出端部が穴明け方向に重なるように熱交換器本
体を配置することで一気に行うことができる。
は相手通路の側方に突出され、この突出端部にそれぞれ
流体用開口が形成される。この流体用開口の穴加工は、
全ての突出端部が穴明け方向に重なるように熱交換器本
体を配置することで一気に行うことができる。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第1図は本考案に係る熱交換器の一実施例を示す熱交
換器本体の一部破断斜視図、第2図は同熱交換器本体の
側面図である。なお、図中第3図および第4図と同一構
成部品のものに対しては同一符号を以て示し、その説明
を省略する。これらの図において、本実施例は熱考案器
本体4の第1通路14と第2通路15の中心を側方に適宜距
離ずらして形成することにより、第1通路14の一端部14
aを第2通路15の一端部15aより外側に突出させ、第2通
路15の他端部15bを第1通路14の他端部14bより外側に突
出させ、各突出端部14a、15bに吐出口18と排気口20をそ
れぞれ開設した点に特徴を有し、その他の構成は上記し
た従来構造と同様である。
換器本体の一部破断斜視図、第2図は同熱交換器本体の
側面図である。なお、図中第3図および第4図と同一構
成部品のものに対しては同一符号を以て示し、その説明
を省略する。これらの図において、本実施例は熱考案器
本体4の第1通路14と第2通路15の中心を側方に適宜距
離ずらして形成することにより、第1通路14の一端部14
aを第2通路15の一端部15aより外側に突出させ、第2通
路15の他端部15bを第1通路14の他端部14bより外側に突
出させ、各突出端部14a、15bに吐出口18と排気口20をそ
れぞれ開設した点に特徴を有し、その他の構成は上記し
た従来構造と同様である。
吐出口18の穴明け加工に際しては、第1通路14の突出
端部14aを上にして熱交換器本体4を例えばフライス盤
のテーブル上に設置しておき、フライスを第1、第2通
路14、15の並設方向に移動させて各突出端部14aの所定
位置を切削するか、型削り盤によってバイトを通路並設
方向に直線運動させることで、全ての第1通路14の突出
端部14aに吐出口18を一気に加工形成することができ
る。同様に、排気口20を穴明け加工する場合には、熱交
換器本体4を上下反転させて突出端部15bを上にしてフ
ライスもしくはバイトで一気に加工形成すればよい。
端部14aを上にして熱交換器本体4を例えばフライス盤
のテーブル上に設置しておき、フライスを第1、第2通
路14、15の並設方向に移動させて各突出端部14aの所定
位置を切削するか、型削り盤によってバイトを通路並設
方向に直線運動させることで、全ての第1通路14の突出
端部14aに吐出口18を一気に加工形成することができ
る。同様に、排気口20を穴明け加工する場合には、熱交
換器本体4を上下反転させて突出端部15bを上にしてフ
ライスもしくはバイトで一気に加工形成すればよい。
かくしてこのような構成からなる熱交換器にあって
は、吐出口18と排気口20をそれぞれ一回の穴明け加工に
よって加工形成することができるので、穴明け加工が簡
単且つ容易で、短時間に形成することができ、加工工数
を大幅に削減することができる利点を有するものであ
る。
は、吐出口18と排気口20をそれぞれ一回の穴明け加工に
よって加工形成することができるので、穴明け加工が簡
単且つ容易で、短時間に形成することができ、加工工数
を大幅に削減することができる利点を有するものであ
る。
なお、上記実施例は熱交換器本体4の上下面に開口1
6、17を第1、第2通路14、15に対応して開設した場合
について示したが、本考案はこれに特定されるものでは
なく、突出端部14a、15bの前記吐出口18、排気口20が形
成される側とは反対側端部に同様の穴明け加工を施すこ
とで形成してもよいことは勿論である。
6、17を第1、第2通路14、15に対応して開設した場合
について示したが、本考案はこれに特定されるものでは
なく、突出端部14a、15bの前記吐出口18、排気口20が形
成される側とは反対側端部に同様の穴明け加工を施すこ
とで形成してもよいことは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る熱交換器は、熱交換
器本体内に交互に形成される第1および第2通路の中心
をずらすことにより一側端部を相手側通路の側方に突出
させ、その突出端部に流体用開口を形成するように構成
したので、該流体用開口の穴明け加工が簡単で、各通路
毎に一工程で加工形成することができ、穴明け加工の作
業性を著しく向上させることができる。
器本体内に交互に形成される第1および第2通路の中心
をずらすことにより一側端部を相手側通路の側方に突出
させ、その突出端部に流体用開口を形成するように構成
したので、該流体用開口の穴明け加工が簡単で、各通路
毎に一工程で加工形成することができ、穴明け加工の作
業性を著しく向上させることができる。
第1図は本考案に係る熱交換器の一実施例を示す熱交換
器本体の一部破断斜視図、第2図は同熱交換器本体の側
面図、第3図は熱交換器の従来例を示す断面図、第4図
は従来の熱交換器本体の一部破断斜視図である。 1……機器筺体、2……熱交換器、3……ケーシング、
4……熱交換器本体、5……吸入口、6……吸気口、7
A、7B……ファン、13……仕切壁、14……第1通路、14a
……第1通路の突出端部、15……第2通路、15b……第
2通路の突出端部、16、17……開口、18……吐出口、20
……排気口。
器本体の一部破断斜視図、第2図は同熱交換器本体の側
面図、第3図は熱交換器の従来例を示す断面図、第4図
は従来の熱交換器本体の一部破断斜視図である。 1……機器筺体、2……熱交換器、3……ケーシング、
4……熱交換器本体、5……吸入口、6……吸気口、7
A、7B……ファン、13……仕切壁、14……第1通路、14a
……第1通路の突出端部、15……第2通路、15b……第
2通路の突出端部、16、17……開口、18……吐出口、20
……排気口。
Claims (1)
- 【請求項1】内部に異なった流体が流れる第1通路と第
2通路を交互に形成してなる熱交換器本体を備え、第1
通路と第2通路は互いに中心をずらして形成されること
により一側端部が相手通路の側方にそれぞれ突出され、
その突出端部に流体用開口を形成したことを特徴とする
熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7114690U JPH08616Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7114690U JPH08616Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433884U JPH0433884U (ja) | 1992-03-19 |
JPH08616Y2 true JPH08616Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31607920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7114690U Expired - Lifetime JPH08616Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08616Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4732609B2 (ja) * | 2001-04-11 | 2011-07-27 | 株式会社ティラド | 熱交換器コア |
KR101183292B1 (ko) * | 2010-01-14 | 2012-09-14 | 웅진코웨이주식회사 | 열교환기, 상기 열교환기를 포함하는 음식물 처리기 및 상기 열교환기의 제조 방법 |
JP2016109332A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | エルエスアイクーラー株式会社 | 熱交換器およびその製造方法 |
-
1990
- 1990-07-05 JP JP7114690U patent/JPH08616Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433884U (ja) | 1992-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |