JPH08615Y2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH08615Y2 JPH08615Y2 JP7114590U JP7114590U JPH08615Y2 JP H08615 Y2 JPH08615 Y2 JP H08615Y2 JP 7114590 U JP7114590 U JP 7114590U JP 7114590 U JP7114590 U JP 7114590U JP H08615 Y2 JPH08615 Y2 JP H08615Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- transfer plate
- heat exchanger
- housing
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、例えば電子機器、装置等における筺体内温
度を制御するために用いて好適な熱交換器の改良に関す
るものである。
度を制御するために用いて好適な熱交換器の改良に関す
るものである。
［従来の技術］ 従来、多数の電子部品やその実装用プリント基板群、
さらには電源等を内蔵してなる各種の電子機器、装置に
あっては、通電による発熱量が大きく、そのため筺体内
部が温度上昇すると、電子部品の性能が低下するため、
通常ファンによって筺体内に外気を導入し、筺体内部の
温まった空気を強制的に外部に排出して電子部品を空冷
し、その温度上昇を防止するようにしている。しかし、
このような方式では筺体内への塵埃等の侵入をフィルタ
等によって防止する必要があり、しかもその目詰まりに
より保守、点検作業を定期的に行わなければならず、ま
たその濾過性能面でも確実性に欠け、さらには湿度など
については全く無防備であると云う欠点があった。特
に、この種の電子機器、装置にあっては、電子部品の性
能を維持するため筺体内への塵埃や湿気等の侵入を極力
防止しなければならないものである。
さらには電源等を内蔵してなる各種の電子機器、装置に
あっては、通電による発熱量が大きく、そのため筺体内
部が温度上昇すると、電子部品の性能が低下するため、
通常ファンによって筺体内に外気を導入し、筺体内部の
温まった空気を強制的に外部に排出して電子部品を空冷
し、その温度上昇を防止するようにしている。しかし、
このような方式では筺体内への塵埃等の侵入をフィルタ
等によって防止する必要があり、しかもその目詰まりに
より保守、点検作業を定期的に行わなければならず、ま
たその濾過性能面でも確実性に欠け、さらには湿度など
については全く無防備であると云う欠点があった。特
に、この種の電子機器、装置にあっては、電子部品の性
能を維持するため筺体内への塵埃や湿気等の侵入を極力
防止しなければならないものである。
このため、この種の電子機器、装置においては熱交換
器を設け、筺体内部を冷却するようにしたものが知られ
ている。第４図および第５図はこの種の熱交換器の従来
例を示すものであり、１は電子機器の筺体、２は筺体１
の外側面に取り付けられた熱交換器で、この熱交換器２
は、ケーシング３と、ケーシング３の内部を筺体外部側
と筺体内部側に仕切る如くケーシング３内に配設された
伝熱プレート４と、伝熱プレート４を挟んでその両側に
対向配置されたファン5A,5Bとで構成されている。伝熱
プレート４は、アルミニウム等の折り曲げ加工によって
断面形状が略ジグザグ状を呈するごとく形成されること
により、筺体１の内部空気H1と、これを冷却する外気H2
とを流通させるＶ字状の通路溝６、７を内向きと外向き
に交互に有している。そして、これらの内、外通路溝
６、７に対してファン5A,5Bにて筺体１内の空気H1と外
気H2をそれぞれ導入、導出させることにより、これら間
で熱交換を行わせ、筺体１内を冷却するようにしてい
る。
器を設け、筺体内部を冷却するようにしたものが知られ
ている。第４図および第５図はこの種の熱交換器の従来
例を示すものであり、１は電子機器の筺体、２は筺体１
の外側面に取り付けられた熱交換器で、この熱交換器２
は、ケーシング３と、ケーシング３の内部を筺体外部側
と筺体内部側に仕切る如くケーシング３内に配設された
伝熱プレート４と、伝熱プレート４を挟んでその両側に
対向配置されたファン5A,5Bとで構成されている。伝熱
プレート４は、アルミニウム等の折り曲げ加工によって
断面形状が略ジグザグ状を呈するごとく形成されること
により、筺体１の内部空気H1と、これを冷却する外気H2
とを流通させるＶ字状の通路溝６、７を内向きと外向き
に交互に有している。そして、これらの内、外通路溝
６、７に対してファン5A,5Bにて筺体１内の空気H1と外
気H2をそれぞれ導入、導出させることにより、これら間
で熱交換を行わせ、筺体１内を冷却するようにしてい
る。
なお、上例では、外気H2はケーシング３の中央から取
り入れられて、通路溝７内を通った後その両端側から換
気する場合を示した。
り入れられて、通路溝７内を通った後その両端側から換
気する場合を示した。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来の熱交換器にあって
は、１つの伝熱プレート４を用い、内、外の通路溝６、
７にそれぞれ筺体内空気H1と、外気H2を導入しているた
め、両空気の行き来を防止するためには、一方の通路溝
６の一端側を開放端にして反対側を閉塞端とすると、他
方の通路溝７の一端側を閉塞端として反対側を開放端と
しなければならず、そのため伝熱プレート４の製作が面
倒で、また閉塞端の気密性が悪いと、熱交換効率が低下
すると云う欠点があった。
は、１つの伝熱プレート４を用い、内、外の通路溝６、
７にそれぞれ筺体内空気H1と、外気H2を導入しているた
め、両空気の行き来を防止するためには、一方の通路溝
６の一端側を開放端にして反対側を閉塞端とすると、他
方の通路溝７の一端側を閉塞端として反対側を開放端と
しなければならず、そのため伝熱プレート４の製作が面
倒で、また閉塞端の気密性が悪いと、熱交換効率が低下
すると云う欠点があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、通路
溝の一端をわざわざ閉塞する必要がなく、製作が簡単
で、しかも空気の流通量が多く、小型化することができ
る熱交換器を提供することにある。
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、通路
溝の一端をわざわざ閉塞する必要がなく、製作が簡単
で、しかも空気の流通量が多く、小型化することができ
る熱交換器を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 本考案は上記目的を達成するために、ケーシング内部
を隔壁板によって外部に連通する外室と、機器筺体内部
に連通する内室とに画成し、断面形状が略ジグザグ状に
呈するごとく形成されることにより両端が開放する多数
のＶ字状の通路溝を表裏面に交互に形成してなる環状の
伝熱プレートを前記隔壁板の両面にそれぞれ配設し、各
伝熱プレートの中心孔に対応してそれぞれファンを設け
たものである。
を隔壁板によって外部に連通する外室と、機器筺体内部
に連通する内室とに画成し、断面形状が略ジグザグ状に
呈するごとく形成されることにより両端が開放する多数
のＶ字状の通路溝を表裏面に交互に形成してなる環状の
伝熱プレートを前記隔壁板の両面にそれぞれ配設し、各
伝熱プレートの中心孔に対応してそれぞれファンを設け
たものである。
［作用］ 本考案において、隔壁板は機器筺体内部側と外部側を
仕切る。隔壁板の両面にそれぞれ配設される伝熱プレー
トは環状に形成されて、その中心孔に対応してファンが
設けられ、該ファンより送り込まれる空気は、伝熱プレ
ートの両面に交互に形成されている通路溝の内側開放端
より溝内に入り、外側開放端より排出される。
仕切る。隔壁板の両面にそれぞれ配設される伝熱プレー
トは環状に形成されて、その中心孔に対応してファンが
設けられ、該ファンより送り込まれる空気は、伝熱プレ
ートの両面に交互に形成されている通路溝の内側開放端
より溝内に入り、外側開放端より排出される。
［実施例］ 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第１図は本考案に係る熱交換器の一実施例を示す側断
面図、第２図は伝熱プレートの正面図である。なお、図
中第４図および第５図と同一構成部品のものに対しては
同一符号を以て示す。これらの図において、10はケーシ
ング３の内部を機器筺体の外部に連通する外室11と、機
器筺体の内部に連通する内室12とに画成する隔壁板で、
この隔壁板10はアルミニウム等の熱伝導度の良好な金属
板によって形成され、その両面に伝熱プレート4A、4Bが
それぞれ溶接等によって配設固定されている。伝熱プレ
ート4Aは、アルミニウムの折り曲げ加工によって環状体
に形成されることにより中心孔13を有し、また断面形状
が周方向に略ジグザグ状を呈するごとく形成されること
により、放射状に配列され両端が開放する多数のＶ字状
の通路溝14A、14Bを表裏面に交互に有している。同じく
伝熱プレート4Bも前記伝熱プレート4Aと同一形状に形成
されることにより中心孔（図示せず）を有する環状体か
らなり、また断面形状が周方向に略ジグザグ状を呈する
ごとく形成されることにより、放射状に配列され両端が
開放する多数のＶ字状の通路溝15A、15Bを表裏面に交互
に有している。各伝熱プレート4A、4Bの中心孔にはそれ
ぞれファン5A、5Bが近接対向して配設され、前記隔壁板
10と反対側の面で前記ファン5A、5Bを除く部分にはプレ
ート16、17がそれぞれ密接配置されており、これによっ
て各通路溝14A、15Aの前記プレート16、17に面する溝開
口面が閉鎖され、伝熱プレート4A、4Bの中心孔に臨む内
側端と、外周に臨む外側端のみが開放されている。同様
に、隔壁板10に対向する通路溝14A、15Bも両端のみ開放
されている。
面図、第２図は伝熱プレートの正面図である。なお、図
中第４図および第５図と同一構成部品のものに対しては
同一符号を以て示す。これらの図において、10はケーシ
ング３の内部を機器筺体の外部に連通する外室11と、機
器筺体の内部に連通する内室12とに画成する隔壁板で、
この隔壁板10はアルミニウム等の熱伝導度の良好な金属
板によって形成され、その両面に伝熱プレート4A、4Bが
それぞれ溶接等によって配設固定されている。伝熱プレ
ート4Aは、アルミニウムの折り曲げ加工によって環状体
に形成されることにより中心孔13を有し、また断面形状
が周方向に略ジグザグ状を呈するごとく形成されること
により、放射状に配列され両端が開放する多数のＶ字状
の通路溝14A、14Bを表裏面に交互に有している。同じく
伝熱プレート4Bも前記伝熱プレート4Aと同一形状に形成
されることにより中心孔（図示せず）を有する環状体か
らなり、また断面形状が周方向に略ジグザグ状を呈する
ごとく形成されることにより、放射状に配列され両端が
開放する多数のＶ字状の通路溝15A、15Bを表裏面に交互
に有している。各伝熱プレート4A、4Bの中心孔にはそれ
ぞれファン5A、5Bが近接対向して配設され、前記隔壁板
10と反対側の面で前記ファン5A、5Bを除く部分にはプレ
ート16、17がそれぞれ密接配置されており、これによっ
て各通路溝14A、15Aの前記プレート16、17に面する溝開
口面が閉鎖され、伝熱プレート4A、4Bの中心孔に臨む内
側端と、外周に臨む外側端のみが開放されている。同様
に、隔壁板10に対向する通路溝14A、15Bも両端のみ開放
されている。
このような構成において、ファン5A、5Bによって機器
筺体内の空気H1と、外気H2をそれぞれ伝熱プレート4A、
4Bの中心孔に供給すると、空気H1は通路溝14A、14Bの内
側開放端より該溝内を通って外側開放端から排出され、
外気H2は通路溝15A、15Bの内側開放端より該溝内を通っ
て外側開放端から排出され、これらの間で隔壁板10を介
して熱交換が行なわれる。
筺体内の空気H1と、外気H2をそれぞれ伝熱プレート4A、
4Bの中心孔に供給すると、空気H1は通路溝14A、14Bの内
側開放端より該溝内を通って外側開放端から排出され、
外気H2は通路溝15A、15Bの内側開放端より該溝内を通っ
て外側開放端から排出され、これらの間で隔壁板10を介
して熱交換が行なわれる。
各伝熱プレート4A、4Bは、伝熱壁部を形成する２つの
通路溝14Aと14B、15Aと15Bをそれぞれ有するため、第５
図に示した従来の伝熱プレートと比較して２倍の空気を
流すことができ、熱交換効率を向上させることができ
る。また、同じ交換効率であれば、小型化することがで
きる。さらに、通路溝14A、14B、15A、15Bの一端を閉鎖
する必要がないので、伝熱プレート4A、4Bの製作が簡単
で、気密性についての検査を必要としない。
通路溝14Aと14B、15Aと15Bをそれぞれ有するため、第５
図に示した従来の伝熱プレートと比較して２倍の空気を
流すことができ、熱交換効率を向上させることができ
る。また、同じ交換効率であれば、小型化することがで
きる。さらに、通路溝14A、14B、15A、15Bの一端を閉鎖
する必要がないので、伝熱プレート4A、4Bの製作が簡単
で、気密性についての検査を必要としない。
第３図は本考案の他の実施例を示す伝熱プレートの正
面図である。この実施例は伝熱プレート４の外形状と中
心孔13を正面視角型に形成したものであり、その他の構
成は上記構成と同様である。
面図である。この実施例は伝熱プレート４の外形状と中
心孔13を正面視角型に形成したものであり、その他の構
成は上記構成と同様である。
このような構成においても上記実施例と同様な効果が
得られるものである。
得られるものである。
［考案の効果］ 以上説明したように本考案に係る熱交換器は、ケーシ
ング内部を隔壁板によって外部に連通する外室と、機器
筺体内部に連通する内室とに画成し、その両面に中心孔
と、表裏両面に両端が開放する通路溝を有する環状の伝
熱プレートをそれぞれ設け、各伝熱プレートの中心孔に
対応してファンを配設したので、通路溝の一端開放部を
閉鎖する必要がなく、伝熱プレートの製作が容易で、し
かも各伝熱プレートが２つの通路溝をそれぞれ有するた
め、空気が流れ易く、装置の小型化を図ることができ
る。
ング内部を隔壁板によって外部に連通する外室と、機器
筺体内部に連通する内室とに画成し、その両面に中心孔
と、表裏両面に両端が開放する通路溝を有する環状の伝
熱プレートをそれぞれ設け、各伝熱プレートの中心孔に
対応してファンを配設したので、通路溝の一端開放部を
閉鎖する必要がなく、伝熱プレートの製作が容易で、し
かも各伝熱プレートが２つの通路溝をそれぞれ有するた
め、空気が流れ易く、装置の小型化を図ることができ
る。
第１図は本考案に係る熱交換器の一実施例を示す側断面
図、第２図は伝熱プレートの正面図、第３図は本考案の
他の実施例を示す伝熱プレートの正面図、第４図は熱交
換器の従来例を示す断面図、第５図は伝熱プレートの要
部斜視図である。 １……機器筺体、２……熱交換器、３……ケーシング、
４、4A、4B……伝熱プレート、5A、5B……ファン、６、
７……通路溝、10……隔壁板、11……外室、12……内
室、13……中心孔、14A、14B、15A、15B……通路溝、1
6、17……プレート。
図、第２図は伝熱プレートの正面図、第３図は本考案の
他の実施例を示す伝熱プレートの正面図、第４図は熱交
換器の従来例を示す断面図、第５図は伝熱プレートの要
部斜視図である。 １……機器筺体、２……熱交換器、３……ケーシング、
４、4A、4B……伝熱プレート、5A、5B……ファン、６、
７……通路溝、10……隔壁板、11……外室、12……内
室、13……中心孔、14A、14B、15A、15B……通路溝、1
6、17……プレート。
Claims (1)
- 【請求項１】ケーシング内部を隔壁板によって外部に連
通する外室と、機器筺体内部に連通する内室とに画成
し、断面形状が略ジグザグ状を呈するごとく形成される
ことにより両端が開放する多数のＶ字状の通路溝を表裏
面に交互に形成してなる環状の伝熱プレートを前記隔壁
板の両面にそれぞれ配設し、各伝熱プレートの中心孔に
対応してそれぞれファンを設けたことを特徴とする熱交
換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7114590U JPH08615Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7114590U JPH08615Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0433883U JPH0433883U (ja) | 1992-03-19 |
| JPH08615Y2 true JPH08615Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31607918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7114590U Expired - Lifetime JPH08615Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08615Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5247111B2 (ja) * | 2007-10-11 | 2013-07-24 | 古河スカイ株式会社 | 熱交換機 |
-
1990
- 1990-07-05 JP JP7114590U patent/JPH08615Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0433883U (ja) | 1992-03-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |