JPH086150A - カメラ - Google Patents
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- JPH086150A JPH086150A JP6136789A JP13678994A JPH086150A JP H086150 A JPH086150 A JP H086150A JP 6136789 A JP6136789 A JP 6136789A JP 13678994 A JP13678994 A JP 13678994A JP H086150 A JPH086150 A JP H086150A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- limiting member
- camera
- camera body
- limiting
- Prior art date
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フィルム制限部材をカメラ本体に直接固定で
き、熱変形に強いカメラを提供することを目的とする。 【構成】カメラ本体1とフィルム制限部材2とを同一の
材料で構成したので、カメラに温度変化が生じたとき
に、カメラ本体1とフィルム制限部材2との熱による変
形量は同じになり、フィルム制限面2aの平面性を保つ
ことが可能となる。
き、熱変形に強いカメラを提供することを目的とする。 【構成】カメラ本体1とフィルム制限部材2とを同一の
材料で構成したので、カメラに温度変化が生じたとき
に、カメラ本体1とフィルム制限部材2との熱による変
形量は同じになり、フィルム制限面2aの平面性を保つ
ことが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、特にカメラの
撮影フィルムの保持構造に関するものである。
撮影フィルムの保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の構造としては、例えば図4に示す
ものが存在する。図4は従来のカメラの撮影フィルムの
保持構造を示す断面図である。図4において、裏蓋14
には板バネ等のバネ性を持ったバネ部材13を介して、
圧板部材12が一体的に取り付けられている。撮影フィ
ルム3をスムーズに移動させるために圧板部材12の圧
板面12aと内レール11fの圧板部材12に対向する
面、即ち内レール面11bとの間の隙間寸法をトンネル
間隔Uと定義し、このトンネル間隔Uは、フィルム3の
厚さよりわずかに広く設定している。
ものが存在する。図4は従来のカメラの撮影フィルムの
保持構造を示す断面図である。図4において、裏蓋14
には板バネ等のバネ性を持ったバネ部材13を介して、
圧板部材12が一体的に取り付けられている。撮影フィ
ルム3をスムーズに移動させるために圧板部材12の圧
板面12aと内レール11fの圧板部材12に対向する
面、即ち内レール面11bとの間の隙間寸法をトンネル
間隔Uと定義し、このトンネル間隔Uは、フィルム3の
厚さよりわずかに広く設定している。
【0003】裏蓋14の開閉に伴い、圧板部材12はバ
ネ部材13の付勢力によってフィルム3を裏蓋14(図
中右方向)から内レール面11bに向かって押圧する。
それによって、フィルム3は、カメラ本体11のフィル
ム露光のための開口部Aに対向する位置において良好な
平面性が保持されている。ここで、カメラ本体11のレ
ンズ17の光軸とフィルム3の給送方向とに垂直な方向
の熱による変形を考える。カメラ本体11の外レール1
1eが上述した方向に変形しても、圧板部材12は変形
前と同様にバネ部材13の付勢力により外レール面11
aと当接するだけなので、外レール11eの変形は圧板
部材12に影響を及ぼさない。従って、外レール11e
の変形後においても、圧板部材12は歪んだりすること
なく、フィルム3の撮影に必要な平面性が保たれる。
ネ部材13の付勢力によってフィルム3を裏蓋14(図
中右方向)から内レール面11bに向かって押圧する。
それによって、フィルム3は、カメラ本体11のフィル
ム露光のための開口部Aに対向する位置において良好な
平面性が保持されている。ここで、カメラ本体11のレ
ンズ17の光軸とフィルム3の給送方向とに垂直な方向
の熱による変形を考える。カメラ本体11の外レール1
1eが上述した方向に変形しても、圧板部材12は変形
前と同様にバネ部材13の付勢力により外レール面11
aと当接するだけなので、外レール11eの変形は圧板
部材12に影響を及ぼさない。従って、外レール11e
の変形後においても、圧板部材12は歪んだりすること
なく、フィルム3の撮影に必要な平面性が保たれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構造においては、圧板部材12を裏蓋14側から外
レール11eの圧板部材12に対向する外レール面11
aに押し当てるバネ部材13が必要となるため、バネ部
材13を構成することによって撮影フィルム3から裏蓋
14側の空間L2が大きくなりカメラが大型になるとい
う問題点があった。
来の構造においては、圧板部材12を裏蓋14側から外
レール11eの圧板部材12に対向する外レール面11
aに押し当てるバネ部材13が必要となるため、バネ部
材13を構成することによって撮影フィルム3から裏蓋
14側の空間L2が大きくなりカメラが大型になるとい
う問題点があった。
【0005】この問題を解決するために、出願人は図3
に示すようにフィルム制限部材22をカメラ本体21に
直接固定することによって、バネ部材を省略し、撮影フ
ィルム3から後カバー24側の空間を小さくすることを
考えた。図3において、制限部材22はカメラ本体21
に取り付けネジ26で直接取り付けられ、フィルム3を
スムーズに移動させるためのトンネル間隔Uが設けられ
ている。即ち、撮影レンズ17の光軸方向に対するフィ
ルム3の位置は、制限部材22のフィルム制限面22a
と内レール面21bとで規制されている。それによっ
て、フィルム3は、開口部Aに対向する位置において良
好な平面性が保持されている。このように制限部材22
をカメラ本体21に直接固定する構成を採用する場合、
従来のような裏蓋(カメラ本体の背面側から開閉可能な
タイプ)が全く不要になるが、実際のフィルムの装填
は、例えば、特開昭62−156641号公報に開示さ
れる如く行われる。この公報に開示されたカメラは、フ
ィルムのパトローネ軸に沿った軸芯周りにフィルムを回
動させてパトローネ室からフィルム露光部へのフィルム
送出口にフィルムの先端を差し込む構成をとっている。
この公報を見れば明らかなように、そこにはカメラボデ
ィの背面に開閉可能な裏蓋は存在せず、ボディ底面部に
開閉可能な蓋(8)が設けられており、全く新規な構成
を採用している。
に示すようにフィルム制限部材22をカメラ本体21に
直接固定することによって、バネ部材を省略し、撮影フ
ィルム3から後カバー24側の空間を小さくすることを
考えた。図3において、制限部材22はカメラ本体21
に取り付けネジ26で直接取り付けられ、フィルム3を
スムーズに移動させるためのトンネル間隔Uが設けられ
ている。即ち、撮影レンズ17の光軸方向に対するフィ
ルム3の位置は、制限部材22のフィルム制限面22a
と内レール面21bとで規制されている。それによっ
て、フィルム3は、開口部Aに対向する位置において良
好な平面性が保持されている。このように制限部材22
をカメラ本体21に直接固定する構成を採用する場合、
従来のような裏蓋(カメラ本体の背面側から開閉可能な
タイプ)が全く不要になるが、実際のフィルムの装填
は、例えば、特開昭62−156641号公報に開示さ
れる如く行われる。この公報に開示されたカメラは、フ
ィルムのパトローネ軸に沿った軸芯周りにフィルムを回
動させてパトローネ室からフィルム露光部へのフィルム
送出口にフィルムの先端を差し込む構成をとっている。
この公報を見れば明らかなように、そこにはカメラボデ
ィの背面に開閉可能な裏蓋は存在せず、ボディ底面部に
開閉可能な蓋(8)が設けられており、全く新規な構成
を採用している。
【0006】ところが、この図3に示される構成にあっ
ては、例えば、真夏に車内からカメラを取り出し車外で
写真撮影する場合、カメラの温度変化により熱変形が生
じる。つまり、レンズの光軸17とフィルム3の給送方
向とに垂直な方向の熱による変形(膨張)がカメラ本体
21と制限部材22とにそれぞれ生じ、これら両者の変
形量が異なると、制限部材22は歪み、その結果、フィ
ルム3の撮影に必要な平面性を保つことができなくな
る。この問題は、カメラ本体21と制限部材22とをそ
れぞれの取り付け面21c、22bにて互いに当接させ
て固定させていることに起因する。
ては、例えば、真夏に車内からカメラを取り出し車外で
写真撮影する場合、カメラの温度変化により熱変形が生
じる。つまり、レンズの光軸17とフィルム3の給送方
向とに垂直な方向の熱による変形(膨張)がカメラ本体
21と制限部材22とにそれぞれ生じ、これら両者の変
形量が異なると、制限部材22は歪み、その結果、フィ
ルム3の撮影に必要な平面性を保つことができなくな
る。この問題は、カメラ本体21と制限部材22とをそ
れぞれの取り付け面21c、22bにて互いに当接させ
て固定させていることに起因する。
【0007】そこで本発明は、このような問題点に鑑み
てなされたものであり、カメラ本体と制限部材とを固定
部材によって直接固定し、これら両者の間にフィルムを
介在させるようなカメラを構成するにあたって、カメラ
に温度変化が生じても、フィルムの平面性を保つことが
できるカメラを提供することを目的とする。
てなされたものであり、カメラ本体と制限部材とを固定
部材によって直接固定し、これら両者の間にフィルムを
介在させるようなカメラを構成するにあたって、カメラ
に温度変化が生じても、フィルムの平面性を保つことが
できるカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の請求項1では、カメラ本体1と制限部材2
とのそれぞれの熱膨張係数を互いにほぼ等しくする構成
とした。請求項2では、カメラ本体1と制限部材2との
それぞれの材質を互いに同一のものとする構成とした。
めに本発明の請求項1では、カメラ本体1と制限部材2
とのそれぞれの熱膨張係数を互いにほぼ等しくする構成
とした。請求項2では、カメラ本体1と制限部材2との
それぞれの材質を互いに同一のものとする構成とした。
【0009】
【作用】本発明において請求項1では、固定部材によっ
てカメラ本体1へ制限部材2が取り付けられ、カメラ本
体1と制限部材2とに熱による変形が生じても、カメラ
本体1と制限部材2とのそれぞれの熱膨張係数が互いに
ほぼ等しいので、両者の変形量がほぼ等しくなり、制限
部材2の制限面2aが平面性を保ちつつカメラ本体1に
固定することが可能となる。
てカメラ本体1へ制限部材2が取り付けられ、カメラ本
体1と制限部材2とに熱による変形が生じても、カメラ
本体1と制限部材2とのそれぞれの熱膨張係数が互いに
ほぼ等しいので、両者の変形量がほぼ等しくなり、制限
部材2の制限面2aが平面性を保ちつつカメラ本体1に
固定することが可能となる。
【0010】請求項2では、固定部材によってカメラ本
体1へ制限部材2が取り付けられ、カメラ本体1と制限
部材2とに熱による変形が生じても、カメラ本体1と制
限部材2とのそれぞれの材質が互いに同一のものなの
で、両者の変形量が等しくなり、制限部材2の制限面2
aが平面性を保ちつつカメラ本体1に固定することが可
能となる。
体1へ制限部材2が取り付けられ、カメラ本体1と制限
部材2とに熱による変形が生じても、カメラ本体1と制
限部材2とのそれぞれの材質が互いに同一のものなの
で、両者の変形量が等しくなり、制限部材2の制限面2
aが平面性を保ちつつカメラ本体1に固定することが可
能となる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第一実施例の断面を示す図で
あり、図2はその斜視図である。カメラ本体1はアルミ
ダイキャスト等の金属材料、或いはポリカーボネイト
(PC)やアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共
重合樹脂(ABS樹脂)等の非金属材料で形成され、カ
メラ本体1と同一の材料で形成されたフィルム制限部材
(圧板、押圧部材)2が、固定部材である取り付けネジ
6を介してカメラ本体1に固定されている。カメラ本体
1の制限部材2側には後カバー4が、反対側には撮影レ
ンズ7が設けられている。カメラ本体1の取り付けネジ
穴間の距離及び制限部材2の取り付け穴間の距離をNと
する。カメラ本体1と制限部材2との間に、撮影フィル
ム3が紙面に対して垂直方向に送り出される構成となっ
ている。図2を参照すると、フィルムカートリッジ5
は、フィルム3が給送できるようにフィルム露光のため
の開口部Aの近傍に配置される。
あり、図2はその斜視図である。カメラ本体1はアルミ
ダイキャスト等の金属材料、或いはポリカーボネイト
(PC)やアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共
重合樹脂(ABS樹脂)等の非金属材料で形成され、カ
メラ本体1と同一の材料で形成されたフィルム制限部材
(圧板、押圧部材)2が、固定部材である取り付けネジ
6を介してカメラ本体1に固定されている。カメラ本体
1の制限部材2側には後カバー4が、反対側には撮影レ
ンズ7が設けられている。カメラ本体1の取り付けネジ
穴間の距離及び制限部材2の取り付け穴間の距離をNと
する。カメラ本体1と制限部材2との間に、撮影フィル
ム3が紙面に対して垂直方向に送り出される構成となっ
ている。図2を参照すると、フィルムカートリッジ5
は、フィルム3が給送できるようにフィルム露光のため
の開口部Aの近傍に配置される。
【0012】カメラ本体1は、開口部Aのレンズ7の光
軸方向に垂直な方向に、内レール1f、その外側部に外
レール1eを有する。内レール1f及び外レール1eの
後カバー4に向いた内レール面1b及び外レール面1a
はそれぞれ平面性を備えている。カメラ本体1はフィル
ム制限部材取り付け部1dを有し、取り付け部1dには
制限部材2と当接するフィルム制限部材取り付け面1c
が形成されている。ここで、一対の外レール間の最小距
離を外レール1eの内側間隔Wとする。
軸方向に垂直な方向に、内レール1f、その外側部に外
レール1eを有する。内レール1f及び外レール1eの
後カバー4に向いた内レール面1b及び外レール面1a
はそれぞれ平面性を備えている。カメラ本体1はフィル
ム制限部材取り付け部1dを有し、取り付け部1dには
制限部材2と当接するフィルム制限部材取り付け面1c
が形成されている。ここで、一対の外レール間の最小距
離を外レール1eの内側間隔Wとする。
【0013】制限部材2のフィルム制限面2aは、フィ
ルム3が撮影に必要な平面性を保つのに十分な平面性を
備えている。制限部材2はカメラ本体1と当接する本体
取り付け面2bを備えた本体取り付け部2cとを有す
る。本実施例が適用されるカメラには、カメラ本体1と
制限部材2との隙間にフィルム3を挿入する機構が必要
であり、このような機構は公知である。例えば、135
型のフィルムカートリッジの場合は、特開昭62−15
6641号公報に提案されているように、フィルムカー
トリッジから少し出ているフィルムの先端を2つの回転
するローラではさんでカートリッジから引き出し、フィ
ルム給送口に導く構成となっている。
ルム3が撮影に必要な平面性を保つのに十分な平面性を
備えている。制限部材2はカメラ本体1と当接する本体
取り付け面2bを備えた本体取り付け部2cとを有す
る。本実施例が適用されるカメラには、カメラ本体1と
制限部材2との隙間にフィルム3を挿入する機構が必要
であり、このような機構は公知である。例えば、135
型のフィルムカートリッジの場合は、特開昭62−15
6641号公報に提案されているように、フィルムカー
トリッジから少し出ているフィルムの先端を2つの回転
するローラではさんでカートリッジから引き出し、フィ
ルム給送口に導く構成となっている。
【0014】また、135型のフィルムカートリッジと
異なり、カートリッジ内のスプール軸の回転によってカ
ートリッジからのフィルムの押し出しが可能なカートリ
ッジの場合には、特開平3−287150号公報に提案
されている構成が適用される。この場合、カメラ側の駆
動系によってスプール軸が回転駆動されることでフィル
ム先端がカートリッジから押し出される。
異なり、カートリッジ内のスプール軸の回転によってカ
ートリッジからのフィルムの押し出しが可能なカートリ
ッジの場合には、特開平3−287150号公報に提案
されている構成が適用される。この場合、カメラ側の駆
動系によってスプール軸が回転駆動されることでフィル
ム先端がカートリッジから押し出される。
【0015】次に、制限部材2がカメラ本体1に取り付
けられ、熱変形を生じた状態を説明する。取り付け面1
cに取り付け面2bが当接し、制限部材2がカメラ本体
1に取り付けネジ6を介して固定されている。ここで、
カメラ周辺の環境温度が変化して、カメラに温度変化Δ
Tが生じた場合であっても、カメラ本体1と制限部材2
とはそれぞれが互いに同一の材質で形成されているの
で、両者の熱膨張係数Kとすると、レンズ7の光軸とフ
ィルム3の給送方向とに垂直な方向におけるカメラ本体
1と制限部材2との熱変形量は、両者とも、 N×K×ΔT ・・・・・ 式(1) になり、互いに同じ変形量となる。
けられ、熱変形を生じた状態を説明する。取り付け面1
cに取り付け面2bが当接し、制限部材2がカメラ本体
1に取り付けネジ6を介して固定されている。ここで、
カメラ周辺の環境温度が変化して、カメラに温度変化Δ
Tが生じた場合であっても、カメラ本体1と制限部材2
とはそれぞれが互いに同一の材質で形成されているの
で、両者の熱膨張係数Kとすると、レンズ7の光軸とフ
ィルム3の給送方向とに垂直な方向におけるカメラ本体
1と制限部材2との熱変形量は、両者とも、 N×K×ΔT ・・・・・ 式(1) になり、互いに同じ変形量となる。
【0016】従って、カメラ本体1と制限部材2とが取
り付け面1c、2bを当接させた状態で取り付けネジ6
によって固定された状態であっても、カメラ本体1と制
限部材2との上述した方向の熱変形量が等しいので、制
限部材2の制限面2aにおける歪みを防止できる。以上
のことにより、たとえカメラ周辺温度の環境温度が変化
したとしても、制限部材2の制限面2aが歪んだりする
ことなく、フィルム3の撮影に必要な平面性を保ちつ
つ、カメラ本体1に制限部材2を直接固定できる。
り付け面1c、2bを当接させた状態で取り付けネジ6
によって固定された状態であっても、カメラ本体1と制
限部材2との上述した方向の熱変形量が等しいので、制
限部材2の制限面2aにおける歪みを防止できる。以上
のことにより、たとえカメラ周辺温度の環境温度が変化
したとしても、制限部材2の制限面2aが歪んだりする
ことなく、フィルム3の撮影に必要な平面性を保ちつ
つ、カメラ本体1に制限部材2を直接固定できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、固定部材によってカメラ本体1へ制限部材2が取り
付けられ、熱変形が生じたときであっても、カメラ本体
1と制限部材2とのそれぞれの熱膨張係数が互いにほぼ
等しいので、レンズ7の光軸とフィルム3の給送方向と
に垂直な方向の熱によるカメラ本体1と制限部材2との
変形量はほぼ等しくなり、制限部材2の制限面2aにお
ける歪みを防止でき、環境温度変化に強いカメラを提供
することができる。
ば、固定部材によってカメラ本体1へ制限部材2が取り
付けられ、熱変形が生じたときであっても、カメラ本体
1と制限部材2とのそれぞれの熱膨張係数が互いにほぼ
等しいので、レンズ7の光軸とフィルム3の給送方向と
に垂直な方向の熱によるカメラ本体1と制限部材2との
変形量はほぼ等しくなり、制限部材2の制限面2aにお
ける歪みを防止でき、環境温度変化に強いカメラを提供
することができる。
【0018】請求項2によれば、固定部材によってカメ
ラ本体1へ制限部材2が取り付けられ、熱変形が生じた
ときであっても、カメラ本体1と制限部材2とのそれぞ
れの材質は互いに同一のものであるので、レンズ7の光
軸とフィルム3の給送方向とに垂直な方向の熱によるカ
メラ本体1と制限部材2との変形量は同じになり、制限
部材2の制限面2aにおける歪みを防止でき、環境温度
変化に強いカメラを提供することができる。
ラ本体1へ制限部材2が取り付けられ、熱変形が生じた
ときであっても、カメラ本体1と制限部材2とのそれぞ
れの材質は互いに同一のものであるので、レンズ7の光
軸とフィルム3の給送方向とに垂直な方向の熱によるカ
メラ本体1と制限部材2との変形量は同じになり、制限
部材2の制限面2aにおける歪みを防止でき、環境温度
変化に強いカメラを提供することができる。
【図1】本発明の実施例の断面を示す図である。
【図2】本発明の実施例の斜視図を示す図である。
【図3】撮影フィルムの保持構造の断面を示す図であ
る。
る。
【図4】従来例による撮影フィルムの保持構造の断面を
示す図である。
示す図である。
1、11、21 ・・・カメラ本体 1a、11a、21a ・・・外レール面 1b、11b、21b ・・・内レール面 1c、21c ・・・フィルム制限部材取り付
け面 2 ・・・フィルム制限部材 2a ・・・フィルム制限面 2b ・・・本体取り付け面 3 ・・・撮影フィルム 6 ・・・取り付けネジ 7、17 ・・・撮影レンズ 12 ・・・圧板部材
け面 2 ・・・フィルム制限部材 2a ・・・フィルム制限面 2b ・・・本体取り付け面 3 ・・・撮影フィルム 6 ・・・取り付けネジ 7、17 ・・・撮影レンズ 12 ・・・圧板部材
Claims (2)
- 【請求項1】開口部を挟んでその近傍に配設された一対
の内レールと、該内レールの外側にそれぞれ配設され前
記レンズの光軸と前記フィルムの給送方向とに垂直な方
向のフィルムの給送位置を規制する外レールとを有する
カメラにおいて、 制限面を有し、前記レンズの光軸方向に対する前記フィ
ルムの位置を前記内レールと前記制限面とによって協働
して制限し、前記垂直な方向の寸法が前記一対の外レー
ルの内側間隔を越える制限部材と、 カメラ本体と前記制限部材とのそれぞれの固定面を互い
に当接させて、前記制限部材を前記カメラ本体に固定す
る固定部材とを含み、 前記カメラ本体と前記制限部材とのそれぞれの熱膨張係
数を互いにほぼ等しくしたことを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】前記カメラ本体と前記制限部材とのそれぞ
れの材質を互いに同一のものとしたことを特徴とする請
求項1記載のカメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6136789A JPH086150A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | カメラ |
US08/389,809 US5604555A (en) | 1994-04-12 | 1995-02-16 | Camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6136789A JPH086150A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH086150A true JPH086150A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15183562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6136789A Pending JPH086150A (ja) | 1994-04-12 | 1994-06-20 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086150A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6164662A (en) * | 1997-03-18 | 2000-12-26 | Nippon Gasket Co. Ltd. | Metal gasket |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP6136789A patent/JPH086150A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6164662A (en) * | 1997-03-18 | 2000-12-26 | Nippon Gasket Co. Ltd. | Metal gasket |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040427 |