JPH086149Y2 - ロッドクランプ装置 - Google Patents
ロッドクランプ装置Info
- Publication number
- JPH086149Y2 JPH086149Y2 JP4148889U JP4148889U JPH086149Y2 JP H086149 Y2 JPH086149 Y2 JP H086149Y2 JP 4148889 U JP4148889 U JP 4148889U JP 4148889 U JP4148889 U JP 4148889U JP H086149 Y2 JPH086149 Y2 JP H086149Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- pair
- clamp
- pin
- boring
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Earth Drilling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、ボーリングマシン等におけるロッドクラン
プ装置に関する。
プ装置に関する。
［従来の技術］ 一般にボーリングマシンには、ボーリングロッドのネ
ジ接続時及び切り離し時に該ロッドを一時的に保持・固
定して反力を受け、かつロッドの落下を防止するロッド
クランプ装置が具備されている。このロッドクランプ装
置には、従来、例えば第４図〜第６図に示したものが知
られている。
ジ接続時及び切り離し時に該ロッドを一時的に保持・固
定して反力を受け、かつロッドの落下を防止するロッド
クランプ装置が具備されている。このロッドクランプ装
置には、従来、例えば第４図〜第６図に示したものが知
られている。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら第４図の装置は、固定されている片側の
受部材２と、該受部材２方向に進退可能なクランプピー
ス３とによってボーリングロッド１をクランプする構造
であるので、クランプ開放後、掘削に入った場合にボー
リングロッド１が受部材２に常時接触してしまう欠点が
あった。
受部材２と、該受部材２方向に進退可能なクランプピー
ス３とによってボーリングロッド１をクランプする構造
であるので、クランプ開放後、掘削に入った場合にボー
リングロッド１が受部材２に常時接触してしまう欠点が
あった。
また第５図の装置は、ボーリングロッド１の両側か
ら、それぞれ油圧シリンダ4,5によって水平移動するク
ランプピース6,7で、ボーリングロッド１を挟み込むも
のであるが、各クランプピース6,7の移動速度及び押圧
力を同調させることが難しいため、ボーリングロッド１
の芯出しが困難であった。また、始めに一方のクランプ
ピースで芯出しして固定しておき、次いで他方のクラン
プピースを移動させてクランプする場合には、後者のク
ランプ力が大きすぎると芯ずれを起し、しかも前者のク
ランプピースの固定方法も難しかった。
ら、それぞれ油圧シリンダ4,5によって水平移動するク
ランプピース6,7で、ボーリングロッド１を挟み込むも
のであるが、各クランプピース6,7の移動速度及び押圧
力を同調させることが難しいため、ボーリングロッド１
の芯出しが困難であった。また、始めに一方のクランプ
ピースで芯出しして固定しておき、次いで他方のクラン
プピースを移動させてクランプする場合には、後者のク
ランプ力が大きすぎると芯ずれを起し、しかも前者のク
ランプピースの固定方法も難しかった。
さらに第６図の装置は、アーム機構８の作動によりボ
ーリングロッド１をクランプするものであるが、クラン
プ装置からロッド１を取り外す際に該アーム機構８が障
害となるため、ロッド１をボーリングマシンの前方（図
面上方）へ取り外すことができないという問題があっ
た。
ーリングロッド１をクランプするものであるが、クラン
プ装置からロッド１を取り外す際に該アーム機構８が障
害となるため、ロッド１をボーリングマシンの前方（図
面上方）へ取り外すことができないという問題があっ
た。
本考案は上記のような実情に鑑みてなされたもので、
ロッドクランプ時の芯出し精度の向上を図ると共に、ク
ランプ開放時のロッドとクランプ装置との接触を防止
し、さらにロッド取り外し時にロッドをボーリングマシ
ンの側方へ取り外すことができるようにしたロッドクラ
ンプ装置を提供することを目的とする。
ロッドクランプ時の芯出し精度の向上を図ると共に、ク
ランプ開放時のロッドとクランプ装置との接触を防止
し、さらにロッド取り外し時にロッドをボーリングマシ
ンの側方へ取り外すことができるようにしたロッドクラ
ンプ装置を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成すべく本考案は、左右一対のコ状に形
成し、それぞれの基端を中心にして左右に開閉可能に枢
支し、左右一対内側の対向面に、それぞれボーリングロ
ッドを把持するクランプピースを配設し、先端にそれぞ
れピンを配設したアームと、前記それぞれのピンに基端
が枢支され、該ピンと先端との間に円孔を有する一対の
連結板と、前記円孔に嵌合し、軸心に対し、左右に偏心
した一対の円板を、それぞれ軸方向に形成した駆動軸
と、該駆動軸を回動する駆動装置より成ることを特徴と
する第（１）の請求項と、請求項（１）記載のロッドク
ランプ装置において、前記ピンはアーム先端と連結板を
着脱自在に連結したことを特徴とする第（２）の請求項
からなる。
成し、それぞれの基端を中心にして左右に開閉可能に枢
支し、左右一対内側の対向面に、それぞれボーリングロ
ッドを把持するクランプピースを配設し、先端にそれぞ
れピンを配設したアームと、前記それぞれのピンに基端
が枢支され、該ピンと先端との間に円孔を有する一対の
連結板と、前記円孔に嵌合し、軸心に対し、左右に偏心
した一対の円板を、それぞれ軸方向に形成した駆動軸
と、該駆動軸を回動する駆動装置より成ることを特徴と
する第（１）の請求項と、請求項（１）記載のロッドク
ランプ装置において、前記ピンはアーム先端と連結板を
着脱自在に連結したことを特徴とする第（２）の請求項
からなる。
［作用］ 駆動軸を回動させると、各偏心した円板及び各連結板
を介して各アームが同時に回動するため、両方のクラン
プピースが同時にかつ同じ力でボーリングロッドに押し
付けられ、これによりボーリングロッドの保持及び正確
な芯出しが達成される。
を介して各アームが同時に回動するため、両方のクラン
プピースが同時にかつ同じ力でボーリングロッドに押し
付けられ、これによりボーリングロッドの保持及び正確
な芯出しが達成される。
ボーリングロッドの取り外し時には、片側のアームと
連結板とを連結するピンを抜き、前記アームを回動させ
て開くことにより、ボーリングロッドを側方（第１図で
は上方）へ取り外すことができる。
連結板とを連結するピンを抜き、前記アームを回動させ
て開くことにより、ボーリングロッドを側方（第１図で
は上方）へ取り外すことができる。
［実施例］ 第１図〜第３図は本考案の一実施例としてボーリング
マシンのロッドクランプ装置を示したものである。
マシンのロッドクランプ装置を示したものである。
図中、11,12は基端において回動可能に連結された一
対のアームで、それぞれクランプピース13、14を各対向
面に形成した凹部に取り付けてある。上記各アーム11,1
2の先端部には、着脱可能なピン15,16を介して、それぞ
れ円孔19,20を有する連結板17,18が互いに内向きに取り
付けられている。これらの円孔19,20には、第３図に示
したように駆動軸21に一体に取り付けられた一対の偏心
した円板22,23がブッシュを介して回転可能に嵌合して
いる。従って、上記各アーム11,12には、対称形の一対
の偏心カム機構を介して駆動軸21に連結されていること
になる。なお、該駆動軸21は、モータあるいは油圧シリ
ンダ等の駆動装置24に接続されている。
対のアームで、それぞれクランプピース13、14を各対向
面に形成した凹部に取り付けてある。上記各アーム11,1
2の先端部には、着脱可能なピン15,16を介して、それぞ
れ円孔19,20を有する連結板17,18が互いに内向きに取り
付けられている。これらの円孔19,20には、第３図に示
したように駆動軸21に一体に取り付けられた一対の偏心
した円板22,23がブッシュを介して回転可能に嵌合して
いる。従って、上記各アーム11,12には、対称形の一対
の偏心カム機構を介して駆動軸21に連結されていること
になる。なお、該駆動軸21は、モータあるいは油圧シリ
ンダ等の駆動装置24に接続されている。
次に上記ロッドクランプ装置の作動を説明する。
第２図は理解を容易にするために片側のクランプ装置
のみを示したものである。同図の実線はクランプピース
14がボーリングロッド１を開放している状態を示してお
り、この状態から駆動軸21を反時計方向に回転させる
と、これに伴って偏心した円板23が同方向に回動するた
め、連結板18及びアーム12が基端のピン30を支点として
反時計方向に回動し、２点鎖線で示したようにクランプ
ピース14がボーリングロッド１を押圧する。また、この
とき同時に、第２図には図示していない他方の偏心した
円板22、連結板17及びアーム11がそれぞれ回動して他方
のクランプピース13もボーリングロッド１を押圧する
（第一図参照）。このように一の駆動装置24によって対
称形の偏心カム機構が同時に作動するので、各クランプ
ピース13、14の速度及び押圧力が同一となり、ボーリン
グロッド１の正確な芯出しが達成される。
のみを示したものである。同図の実線はクランプピース
14がボーリングロッド１を開放している状態を示してお
り、この状態から駆動軸21を反時計方向に回転させる
と、これに伴って偏心した円板23が同方向に回動するた
め、連結板18及びアーム12が基端のピン30を支点として
反時計方向に回動し、２点鎖線で示したようにクランプ
ピース14がボーリングロッド１を押圧する。また、この
とき同時に、第２図には図示していない他方の偏心した
円板22、連結板17及びアーム11がそれぞれ回動して他方
のクランプピース13もボーリングロッド１を押圧する
（第一図参照）。このように一の駆動装置24によって対
称形の偏心カム機構が同時に作動するので、各クランプ
ピース13、14の速度及び押圧力が同一となり、ボーリン
グロッド１の正確な芯出しが達成される。
また、掘削時等のクランプ開放時には、駆動軸21を上
記と逆方向に回転させることにより、各偏心カム機構が
逆方向に作動し、各クランプピース13、14が後退してボ
ーリングロッド１から離間するので、両者の接触は防止
される。さらにボーリングロッド１の取り外し時には、
片側のピン15を抜いた後、アーム11をピン30を支点とし
て反時計方向に回動させて開くことにより、ボーリング
ロッド１を側方へ取り外すことができる。
記と逆方向に回転させることにより、各偏心カム機構が
逆方向に作動し、各クランプピース13、14が後退してボ
ーリングロッド１から離間するので、両者の接触は防止
される。さらにボーリングロッド１の取り外し時には、
片側のピン15を抜いた後、アーム11をピン30を支点とし
て反時計方向に回動させて開くことにより、ボーリング
ロッド１を側方へ取り外すことができる。
［考案の効果］ 上記のように本考案によれば、ロッドクランプ時の芯
出し精度が向上すると共に、クランプ開放時のロッドと
クランプ装置との接触が防止される。さらにまた、ロッ
ドの取り外し時にはアームを開くことによりロッドをボ
ーリングマシンの上方へ取り外すことが可能となる。
出し精度が向上すると共に、クランプ開放時のロッドと
クランプ装置との接触が防止される。さらにまた、ロッ
ドの取り外し時にはアームを開くことによりロッドをボ
ーリングマシンの上方へ取り外すことが可能となる。
第１図は本考案の一実施例を示す簡略平面図、第２図は
その作動を説明するために片側のみを示した簡略平面
図、第３図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第４図は従来例
を示す断面図、第５図は他の従来例を示す平面図、第６
図はさらに他の従来例を示す平面図である。 １……ボーリングロッド、11,12……アーム、13,14……
クランプピース、15,16……ピン、17,18……連結板、1
9,20……円孔、21……駆動軸、22,23……円板、30……
ピン。
その作動を説明するために片側のみを示した簡略平面
図、第３図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第４図は従来例
を示す断面図、第５図は他の従来例を示す平面図、第６
図はさらに他の従来例を示す平面図である。 １……ボーリングロッド、11,12……アーム、13,14……
クランプピース、15,16……ピン、17,18……連結板、1
9,20……円孔、21……駆動軸、22,23……円板、30……
ピン。
Claims (2)
- 【請求項１】左右一対でコ状に形成し、それぞれの基端
を中心にして左右に開閉可能に枢支し、左右一対内側の
対向面に、それぞれボーリングロッドを把持するクラン
プピースを配設し、先端にそれぞれピンを配設したアー
ムと、 前記それぞれのピンに基端が枢支され、該ピンと先端と
の間に円孔を有する一対の連結板と、 前記円孔に嵌合し、軸心に対し、左右に偏心した一対の
円板を、それぞれ軸方向に形成した駆動軸と、 該駆動軸を回動する駆動装置より成ることを特徴とする
ロッドクランプ装置。 - 【請求項２】前記ピンはアーム先端と連結板を着脱自在
に連結したことを特徴とする請求項（１）記載のロッド
クランプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4148889U JPH086149Y2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | ロッドクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4148889U JPH086149Y2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | ロッドクランプ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02132791U JPH02132791U (ja) | 1990-11-05 |
| JPH086149Y2 true JPH086149Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=31552200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4148889U Expired - Lifetime JPH086149Y2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | ロッドクランプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086149Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200129088A (ko) * | 2018-03-12 | 2020-11-17 | 히다카 세이키 가부시키가이샤 | 봉형상물 협지 장치 |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP4148889U patent/JPH086149Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200129088A (ko) * | 2018-03-12 | 2020-11-17 | 히다카 세이키 가부시키가이샤 | 봉형상물 협지 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02132791U (ja) | 1990-11-05 |
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