JPH0861390A - 摩擦クラッチ - Google Patents

摩擦クラッチ

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JPH0861390A
JPH0861390A JP7184342A JP18434295A JPH0861390A JP H0861390 A JPH0861390 A JP H0861390A JP 7184342 A JP7184342 A JP 7184342A JP 18434295 A JP18434295 A JP 18434295A JP H0861390 A JPH0861390 A JP H0861390A
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spring
friction clutch
tongue
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LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
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    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D13/58Details
    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • F16D2013/703Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members the pressure plate on the flywheel side is combined with a damper
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • F16D2013/706Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members the axially movable pressure plate is supported by leaf springs

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プレッシャプレートとケーシングとを有し、
プレッシャプレートとケーシングとの間に皿ばねが配置
されている摩擦クラッチを改良する。 【構成】 軸方向に制限されて移動可能にケーシング2
と結合されたプレッシャプレート3を有し、ケーシング
とプレッシャプレートとの間に圧着力を生ぜしめる皿ば
ね4が軸方向で緊締されており、該皿ばねが一方ではケ
ーシングに設けられた支持範囲に支えられ、旋回範囲を
中心として旋回可能であり、他方ではプレッシャプレー
トをクラッチ円板の摩擦ライニング10aに向かって負
荷しており、皿ばねがクラッチ円板の摩擦ライニングの
摩耗を少なくとも補償する、ケーシングと皿ばねとの間
で有効な自動的な後調節手段7を介してケーシングに対
して移動可能であり、さらに皿ばねが軸方向でケーシン
グの支持範囲に向かって支持力の作用下にあり、この支
持力が皿ばねに設けられたばね手段によって生ぜしめら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摩擦クラッチ、特に
自動車の摩擦クラッチであって、回動不能ではあるが軸
方向に制限されて移動可能にケーシングと結合されたプ
レッシャプレートを有し、ケーシングとプレッシャプレ
ートとの間で緊縮可能な少なくとも1つの圧着ばねが有
効であり、該圧着ばねがプレッシャプレートをプレッシ
ャプレートと対応プレッシャプレート、例えばはずみ車
との間に挾持可能なクラッチ円板に向かって負荷する形
式のものに関する。
【0002】
【従来技術】このようなクラッチは例えばDE−OS4
239289号、DE−OS4322677号、DEO
S4342390号明細書並びにドイツ国特許出願P4
418026.8号、P4408424.2号及びP4
410837.0号明細書によって公知である。これら
の公知の摩擦クラッチはクラッチ円板の摩擦ライニング
の摩耗を少なくとも自動的に補償する後調節手段を有し
ている。この後調節手段はクラッチが閉じた状態で圧着
ばねによりプレッシャプレートが実地において変化しな
い力で負荷されるようにする。低い作動力経過を達成す
るためには、これらの公知の摩擦クラッチにおいては別
のばね手段、特にライニングばねセグメントが設けられ
ている。これらのばね手段は遮断過程の間、クラッチ作
動部材の全作動距離及び又はプレッシャプレートの遮断
距離の少なくとも部分範囲に亘って、摩擦クラッチもし
くはクラッチ円板により伝達可能なモーメントを次第に
減少させる。摩擦クラッチの接続過程の間と摩擦ライニ
ングがプレッシャプレートと対応プレッシャプレートと
の間に緊締されはじめる場合とにおいては、前記ばね手
段は摩擦クラッチによって伝達可能なトルクを次第にも
しくは漸増的に発生させる。このような摩擦クラッチは
実地において既に評価されている。
【0003】
【発明の課題】本発明の課題は前記形式の摩擦クラッチ
を構造と製作費用とに関し改良することである。個々の
構成部分の組立は簡単な形式で行なわれるようにした
い。又、構成部材の数も減少させたい。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の課題は、皿ばねがクラ
ッチ円板の摩擦ライニングの摩耗を少なくとも補償す
る、ケーシングと皿ばねとの間で有効な自動的な後調節
手段を介してケーシングに対し軸方向に移動可能であ
り、この場合、皿ばねが軸方向でケーシングにより保持
された支持範囲に向かって支持力の作用下にあり、該支
持力が皿ばねに設けられているかもしくは皿ばねによっ
て保持されたばね手段によって生ぜしめられていること
によって解決された。したがってばね手段は皿ばねに直
接的に作用しかつ皿ばねを軸方向でケーシング側の支持
範囲もしくは旋回範囲に向かって負荷することができ
る。
【0005】ばね手段は有利な形式で皿ばねと一体に構
成することができる。しかしながら、このばね手段を別
個に製作し、本来の皿ばねに固定することもできる。こ
の場合、ばね手段は多数の単個部材により形成するか又
は例えば皿ばね状に構成されていることのできる唯一の
構成部分から形成することができる。この構成部分は一
方では皿ばねに枢着し、他方ではケーシングに、適当に
一体成形された範囲を介して支持されることができる。
【0006】有利な形式で皿ばねとケーシングとの間に
は旋回支承部を設けておくことができる。この旋回支承
部には皿ばねが少なくとも摩擦クラッチの接続状態で軸
方向に支えられ、旋回支承部はクラッチ円板の摩擦円板
の摩擦ライニングにおいて発生する摩耗に応じて軸方向
へ移動させられる。この場合、旋回支承部は適当な回動
とランプメカニズムを介して旋回支承部を軸方向に移動
させるリング状の構成部分に設けられていることができ
る。ケーシングに支えられたばね手段は皿ばねに軸方向
の力を生ぜしめ、この軸方向の力は摩擦クラッチを作動
するために必要な、皿ばねに作用する軸方向力に抗して
作用する。
【0007】本発明による摩擦クラッチを作動するため
に必要な力を減少させるためには、圧着皿ばねが摩擦ク
ラッチの遮断距離の少なくとも1部に亘って漸減的な力
−距離経過を有していると特に有利である。すなわち、
これは圧着ばねがその圧縮もしくは変形距離の少なくと
も部分範囲に亘って下降する力経過を有していることを
意味する。これによって摩擦クラッチの遮断過程に際し
て摩擦ライニングの間に設けられたライニングばね装置
もしくは場合によっては設けられているライニングばね
装置代替物のばね力が圧着ばねによって生ぜしめられた
力に抗して作用し、遮断距離の部分範囲に亘って圧着皿
ばねの作動もしくは変形がライニングばね装置もしくは
ライニングばね装置代替物によって助けられることにな
る。遮断範囲に存在する漸減的なもしくは下降する圧着
皿ばねの力−距離経過に基づき、同時に、圧着皿ばねに
よってプレッシャプレートもしくは摩擦ライニングに生
ぜしめられた力は低下する。このように構成された圧着
皿ばねの別の利点に関しては既に述べたDE42392
89号明細書に開示されている。
【0008】本発明の摩擦クラッチの作用にとっては、
ばね手段によって生ぜしめられた支持力と皿ばねの力経
過とが調和させられ、摩擦クラッチが組立てられた状態
で支持力が皿ばねに構成的に与えられた所定の組込み状
態でかつ摩耗に帰因する円錐性の変化なしで、皿ばねの
作動もしくは変形の間、皿ばねを旋回させるために生ぜ
しめられた、支持力に抗して作用する力よりも大きいと
特に有利である。しかしながら摩耗に基づき皿ばねの円
錐性が変化した場合には、支持力は皿ばねの作動距離の
部分範囲に亘って、皿ばねを旋回させるために必要な、
支持力に抗して作用する力よりも小さい。カバーとプレ
ッシャプレートとの間に設けられたトルク伝達手段、例
えば板ばねが、皿ばねをケーシングに支えるばね手段に
よって生ぜしめる力に重畳される軸方向の力をプレッシ
ャプレートに生ぜしめる限り、この軸方向の力は、ばね
手段の設計に際して適当に考慮されなければならない。
【0009】特に有利な形式で、ばね手段は細長い板も
しくは舌状部によって形成することができる。ばね手段
は簡単な形式でエネルギ蓄力器として役立つ、リング状
に構成された皿ばねの基体に一体に成形することができ
る。特に有利であるのは、板状もしくは舌状部形のばね
手段がリング状の皿ばね基体の半径方向内方の縁範囲に
一体成形されていることである。大きなばね長さを達成
するためには板状のばね手段は、弾性的に変形可能な皿
ばねの基体から発して、まず半径方向内方へ延び、半径
方向内方に変向範囲を有し、次いで半径方向外方へ延び
るようにすることができる。この場合、ばね手段はヘア
ピン状に構成することができる。さらに、皿ばね基体か
ら出発してかつばね手段の長さ方向もしくは延在方向で
見て、ばね手段の横断面もしくは曲げに対するその抵抗
モーメントが変化させられていると有利である。これに
よってばね手段の長さに亘って少なくともほぼ一様な弾
性的な変形もしくは一様な曲げ負荷が行なわれることが
達成される。
【0010】摩擦クラッチの製作と組立とにとっては、
皿ばねがリング状の基体を有し、この基体から半径方向
内方へ向けられた、クラッチを作動するために役立つ舌
状部が延び、これらの舌状部の少なくとも個々の間に舌
状部形のばね手段が設けられていると特に有利である。
この場合、半径方向内方へ向けられた皿ばね舌状部は3
つのグループに分けられ、これらのグループの間にそれ
ぞれ1つの舌状部形のばね手段が設けられていることが
できる。このような舌状部グループは2つから4つの舌
状部を有することができ、有利には3つの舌状部を有し
ている。舌状部形のばね手段を形成するためには皿ばね
を製作するために必要な板にスリットもしくは切欠きを
設けることができる。このスリットは舌状部形のばね手
段を隣接する皿ばねの作動舌状部に対して分離する。さ
らに個々の舌状部形のばね手段の、半径方向内方へ延び
る範囲とこれに続く半径方向外方へ延びる範囲は、スリ
ットによって互いに分離されていると有利である。舌状
部形のばね手段がケーシングに支えられる範囲における
面圧を減少させるためには、舌状部形のばね手段の自由
な端部区分が拡幅部を有していると有利である。
【0011】ばね手段の別の構成の可能性によれば、ば
ね手段は皿ばねのリング状の基体から発する、周方向で
互いに間隔を有する、半径方向内方へ延びる2つの舌状
の範囲を有し、これらの範囲が周方向で見てこの両方の
範囲の間を延びる、半径方向外方へ延びる範囲へ移行し
ている。このようなばね手段は輪郭切断によっても形成
することができる。これは有利にはスリットを設けるこ
とで行なうことができる。さらに種々の形式のばね手
段、すなわち種々に構成されたばね手段を使用すること
も有利である。
【0012】特に有利であるのは、舌状部形のばね手段
の自由な端部区分がケーシングの、プレッシャプレート
とは反対側にバイアスがかけられて支えられていること
である。このためには舌状部形のばね手段は摩擦クラッ
チの組立もしくは皿ばねをケーシングに取付ける場合に
軸方向で弾性的に変形することができる。皿ばねとケー
シングとの間の組立は簡単な形式で差込み結合もしくは
差込み回動結合で行なうことができる。この結合はバヨ
ネット状に構成することができる。このような結合部を
形成するためにケーシングは少なくとも、ケーシングに
支持される舌状部形のばね手段の端部区分のための軸方
向の貫通部を有していることができる。このような貫通
部はカバーもしくはケーシングの内輪郭に設けられた半
径方向の切欠きによって形成することができる。皿ばね
をケーシングに取付けたあとで有利な形式で舌状部形の
ばね手段の自由な端部区分はケーシングにより保持され
たランプに支えられることができる。この場合、ランプ
はケーシングに直接的に一体成形しておくことができ
る。このランプは後調節手段の構成部分である。さらに
後調節手段はケーシングと皿ばねのための旋回支承部を
保持するリング状の構成部分との間で有効なランプ機構
を有している。
【0013】本発明の摩擦クラッチにおいては特に有利
な形式で、エネルギ蓄力器として役立つリング状の基体
を有し、この基体から半径方向内方へ向けられた、作動
レバーとして役立つ舌状部が延びている皿ばねを使用す
ることができる。この場合、少なくとも個々の隣接する
舌状部の間には弾性的に変形可能な舌状部形のばね手段
が設けられている。このばね手段は基体からまず少なく
とも1つの半径方向内方へ延びる部分を有し、この部分
に変向区分が接続し、この変向区分が基体に向かって延
びる部分へ移行している。レバーもしくは作動部材とし
て役立つ舌状部はグループにまとめられ、個々のグルー
プの間には細長い、弾性的に変形可能な舌状部形のばね
手段が設けられている。個々の舌状部並びにばね手段は
半径方向に延びるスリットによって互いに分離されてい
ることができる。基体に向かって半径方向に延びるばね
手段は有利にはリング状の皿ばね基体の内方範囲に境界
を接する端部区分を有している。この端部区分は皿ばね
基体に対し、分離切断部だけで分離されていることがで
きる。
【0014】
【実施例】図1と図2に示された摩擦クラッチ1は薄板
から製作されたケーシング2と該ケーシング2と回動不
能に結合されているが、軸方向に制限されて移動可能な
プレッシャプレート3とを有している。軸方向でプレッ
シャプレート3とカバー2との間には圧着ばねとしての
皿ばね4が緊締されている。この皿ばね4はカバー側に
設けられたリング状の支持範囲5の半径方向の高さにお
いて2腕のレバーの形式で旋回可能である。半径方向で
さらに外方にある範囲で皿ばね4はプレッシャプレート
3を負荷する。プレッシャプレート3はケーシング2に
周方向もしくは接線方向に向けられた板ばね8を介して
回動不能に結合されている。摩擦クラッチ1は図2に示
された対応プレッシャプレート9の上に取付けられてい
る。この場合、この対応プレッシャプレート9の摩擦面
9aとプレッシャプレート3の摩擦面3aの間にはクラ
ッチ円板10の摩擦ライニング10aが、皿ばね4によ
ってプレッシャプレート3に生ぜしめられた軸方向力で
挾持される。摩擦クラッチ1を対応プレッシャプレート
9に取付ける場合、プレッシャプレート3はカバー2に
よって取囲まれた空間内へ押込まれる。この場合にはこ
れによって皿ばね4は支持範囲5を中心として相応に旋
回させられる。皿ばね4の、カバー2に向いた側に設け
られたリング状の支持範囲5はリング状の旋回支持部6
によって形成されている。この旋回支持部6は図示の実
施例の場合、プラスチックリングによって形成されてい
る。このプラスチックリング6は自発的又は自動的な後
調節手段7の構成部分である。この後調節手段7は少な
くとも摩擦ライニング10aにおいて発生する摩耗を皿
ばね4の軸方向の後調節によって補償することを可能に
する。
【0015】皿ばね4はエネルギ蓄力器として役立つリ
ング状の基体11を有し、該基体11の内縁からは半径
方向内方へ向けられた舌状部12が延びている。この舌
状部12は作動部材として用いられる。さらに皿ばね4
は軸方向に可撓性であるばね手段13を保持している。
このばね手段13はケーシング2に軸方向で支えられ、
皿ばね4もしくはその基体11を軸方向で支持範囲5に
向かって、すなわち軸方向でリング状の旋回支承部6に
対して負荷するかもしくは引張る。軸方向で可撓性であ
るばね手段13は図示の実施例の場合、皿ばね4と一体
に構成されている。ばね手段はループ状又はヘアピン状
に構成された細長い板もしくは舌状部として形成されて
いる。舌状部形のばね手段13はリング状の皿ばね基体
11の半径方向内側の縁範囲に一体成形されている。皿
ばねの弾性的に変形可能な基体11から発してばね手段
13は区分14に亘ってまず半径方向内方へ延びてい
る。区分14は変向範囲15へ移行し、この変向範囲1
5自体は半径方向外方へ延びる区分16に接続してい
る。舌状部形のばね手段13がこのように構成されてい
ることによって比較的に長い曲げもしくはトーション区
間が区分14と皿ばね4もしくはその基体11との結合
部と、カバー側の支持部17との間に達成される。ルー
プ状のばね手段13の自由な端区分18はバイアスがか
けられてカバー2の、プレッシャプレート3もしくは皿
ばね基体11とは反対側19に支えられている。ばね手
段13に与えられる形状並びにばね手段13のためのカ
バー側の支持部17と皿ばね4のための支持もしくは転
動範囲5との間の間隔は、互いに調和させられ、舌状部
形のばね手段13がバイアスのかけられた状態にあるよ
うにされている。ループ状のばね手段13の自由な端部
範囲18は球面状の支持面18aを形成する湾曲を有し
ている。
【0016】ケーシングもしくはカバー2はランプ20
を有し、該ランプ20にはばね手段13がその端部範囲
18を介して支えられている。図示の実施例ではランプ
20はケーシング2と一体に構成されている。特に図3
から判るようにランプ20はクラッチ1の回転軸に対し
て直角に延びる平面に対して傾斜しているので、ランプ
はクラッチ1の軸方向で見て角度21が6°と12°と
の間である勾配を形成する。図示の実施例の場合、勾配
角21は8.5°である。図2から判るようにランプ2
0は半径方向もしくは回転軸線に向かう方向でも回転軸
線1aに対して直角に延びる平面に対して傾斜している
かもしくは下降している。この半径方向の傾き21aは
図示の実施例の場合にはランプ20が軸方向でプレッシ
ャプレート3に向かって延びるように構成されている。
したがってランプ20は回転軸1aに対して直角に延び
る平面に対して、少なくとも2つのディメンジョンで軸
方向に変化する経過を有している。ランプ20を形成す
る面はそのレベルを軸方向で見て周方向にも半径方向に
も変化させる。
【0017】摩擦クラッチ1の新しい状態ではループ状
のばね手段13の支持範囲もしくは自由な端部範囲18
はカバー2の背面19に対してもっとも遠くまで突出し
ているランプ20の範囲22にある。
【0018】自発的な後調節手段7は旋回支承部6を形
成するリング状の構成部分23の形をした後調節部材を
有している。特に図3の(b)から判るように、リング
状の構成部分23は周方向に延びる、軸方向に上昇する
乗上げランプ24を有している。この乗上げランプ24
は構成部分23の周囲に亘って分配されている。後調節
部材23は有利な形式でプラスチックから製作されてい
る。このためには耐熱性のサーモプラストを用いること
ができる。後調節部材23は皿ばね4に部材25を介し
て回動不能に結合されている。このような実施例の場
合、このためにはねじ結合部25が設けられている。し
かしながら有利な形式で後調節部材23及び又は皿ばね
4に適当な一体成形部、例えば付加部又は切欠きを設
け、この一体成形部を介して軸方向のスナップ結合とし
て構成されていることのできる回動不能な差込み結合を
成すこともできる。
【0019】乗上げランプ24は軸方向で対応乗上げラ
ンプ27に支えられる。この対応乗上げランプ27は図
示の実施例の場合カバー2に直接的に一体成形されてい
る。
【0020】ランプ24と対応乗上げランプ27との勾
配もしくは傾き角26は有利には6°〜12°であり、
図示の実施例の場合には前記角度26は8.5°であ
る。
【0021】有利には周方向で見た傾斜角21と26は
少なくともほぼ同じ大きさである。角度26はランプ2
4と27を互いに押し合わせた場合に生じる摩擦がこれ
らのランプの間の滑りを阻止するように選ばれている。
このためにはランプ24及び(又は)ランプ27は適当
に粗面化されていることができる。これは例えば放射過
程で行なうことができる。
【0022】図1と図4とから判るように舌状部形のば
ね手段13は、周方向で見て、作動舌状部12の間に設
けられている。この場合、作動舌状部12は3つのグル
ープに分けられており、個々のグループの間にはループ
状のばね手段13が配置されている。ループ状のばね手
段13はほぼ輪郭切断によって製作されている。このた
めにはスリットもしくは切欠き28が設けられており、
このスリットもしくは切欠き28はばね手段13と隣接
する作動舌状部12との間に形成されている。変向範囲
15を介して互いに結合された半径方向の区分14,1
6の間には同様にスリットもしくは切欠き29が設けら
れている。スリット28と29は打抜きによって形成さ
れていることができる。個々の舌状部12は同様にスリ
ット30によって互いに分離されている。この場合、ス
リット30は半径方向内方で舌状部先端12aの範囲に
幅の狭ばめられた区分30aを有している。板状のばね
手段13を取囲むスリット28は同様にこのような幅の
狭ばめられたスリット範囲30aと接続されている。
【0023】カバー2に支えられるばね手段13の自由
な端部範囲は周方向で幅が拡大され、皿ばね4の基体1
1に対して切込み31で分離されている。
【0024】図5から判るように、舌状部形のばね手段
13は皿ばね4の弛緩されたリング状の基体11に対
し、ばね手段13の少なくとも端部もしくは支持範囲1
8が軸方向でリング状の基体11に対してずらされるよ
うに構成されている。端部範囲18は作動舌状部12の
隣接する範囲に対しても軸方向にずらされている。皿ば
ね4の基体11に対する端部範囲18のずらしはプレッ
シャプレート3から離れる方向へもしくはカバー2の背
面側19に向かう方向で行なわれる。
【0025】ケーシング2に皿ばね4を取付けるために
は後調節リング23と皿ばね4とがカバー2内へ軸方向
に挿入され、その後で弾性的に変形可能なばね手段13
が負荷され、ばね手段13の支持範囲18が軸方向で該
当するランプ20の前縁32の上に位置せしめられる。
次いで皿ばね4と場合によっては後調節リング23とが
ケーシング2に対して相対回動させられ、これによって
支持範囲18が図3と3aとの関係から判るようにラン
プ20に沿って軸方向もしくは上方へ移動させられる。
後調節リング23をケーシング2に対して回動させるこ
とによってランプ24と27は互いに走入し合い、これ
によって後調節リング23はカバー2に対して後退させ
られた位置をとる。この位置は摩擦クラッチの新しい状
態に相当し、図3の(b)にも示されている。したがっ
て皿ばね4とケーシング2との組立は差込−回動結合も
しくはバヨネット状の結合の場合と同じように行なわれ
る。図3と図3の(a)とから判るように皿ばね4を取
付ける場合、ばね手段13の半径方向の範囲16はねじ
られるかもしくはトーション負荷がかけられ、半径方向
範囲16の少なくとも端部範囲18が軸方向でカバー2
の内縁に設けられたスリット2aを通して案内され得る
ようにする。カバー2の、スリット2aに隣接した範囲
は軸方向で互いに相対的にずらされ、周方向で空間もし
くは導通部が形成される。スリット18の側方縁部の間
の周方向の間隔は支持範囲18の周方向の幅よりも小さ
い。図3から判るように皿ばね4とカバー2との組立の
ためには端部範囲18のねじりに加えて、ケーシング2
と皿ばね4との間の相対回動が行なわれなければならな
い。
【0026】図3の(a)から判るようにカバー2は取
付けが終ったあとで範囲16もしくは端部範囲18のた
めに周方向で有効なストッパ2bを形成する。このスト
ッパ2bによって摩擦クラッチ1において可能な摩耗後
調節が制限される。これにより、プレッシャプレート3
が、摩擦ライニング10aをクラッチ円板10に固定す
るリベットもしくはリベットヘッド10cに、クラッチ
円板10が摩耗した場合に当接することが回避される。
皿ばね4を図3の(a)の矢印21aに相応して回動さ
せることによって範囲18は摩擦クラッチの新しい状態
に相当する位置へもたらされる。
【0027】ばね手段13によって与えられた、皿ばね
4に作用する支持力もしくは軸方向の支持力は、摩擦ク
ラッチ1を作動するために舌状部先端12aの範囲に作
用させられる力経過に対し、特に摩擦ライニング10a
に摩耗が存在していない場合もしくは摩耗の後調節が行
なわれた後で、ばね手段13によって与えられた軸方向
力が、舌状部12に作用する作動力よりも大きくなるか
もしくはこの作動力と少なくとも釣合うように調和させ
られている。これによって後調節リング23が皿ばね4
とケーシング2との間で軸方向に遊びなくもしくは締込
まれて保持されることが保証されるので、後調節が行な
われない。皿ばね4もしくは後調節リング23の軸方向
の移動はプレッシャプレート3と対応プレッシャプレー
ト9と特に摩擦ライニング10aとにおける摩擦面の軸
方向の摩耗に際して行なわれる。
【0028】手段7を用いた自動的な後調節の作用形式
は図6と図7の線図に基づき詳細に説明する。
【0029】図6の線40は皿ばね4の円錐性の変化に
関連して生ぜしめられた軸方向力、しかも皿ばね4が2
つの支持部の間で変形した場合の軸方向力を示してい
る。この場合、2つの支持部の半径方向の間隔はリング
状の支持範囲5と半径方向でさらに外側にあるプレッシ
ャプレート3における支持直径3aとの間の半径方向の
間隔に相応している。この場合、線40はケーシング2
とプレッシャプレート3との間で有効な板ばね部材8に
よって与えられる軸方向力もしくは板ばね部材8により
ケーシング2に対するプレッシャプレート3の軸方向の
移動により生ぜしめられた、プレッシャプレート3を介
して皿ばね4に作用する力経過を考慮している。点41
はクラッチ1が閉じられている場合の皿ばねの組込み位
置、すなわち、皿ばねが相応の組込み位置のために最大
の圧着力をプレッシャプレート3に生ぜしめる位置を示
している。点41は皿ばね4の円錐状の組込み位置の変
化によって線40に沿って上方へ又は下方へ移動させら
れることができる。
【0030】線42は摩擦ライニング10aの間に設け
られたライニングばねセグメント10bによって与えら
れた、摩擦ライニング10aの間で作用する軸方向の拡
開力を示している。この軸方向の拡開力は皿ばね4によ
りプレッシャプレート3に生ぜしめられた軸方向力に抗
して作用する。摩擦クラッチ1を遮断する場合にはばね
セグメント10bは距離43に亘って弛緩する。プレッ
シャプレート3の相応の軸方向の移動にも相応する距離
43に亘ってクラッチ1の遮断過程は助けられる。これ
は、ライニングばねセグメント10bが存在していない
場合の組込み点41に相応するであろう最大遮断力より
も小さな最大遮断力を与えればよいことを意味する。点
44を越えた場合に摩擦ライニング10aは解放され
る。この場合には皿ばね4の漸減的な特性線範囲に基づ
き、まだ与えなければならない遮断力は点41に相応す
るであろう遮断力に対して著しく減少させられる。クラ
ッチ1が相応の補償手段を有していないと、遮断力もし
くは遮断力の経過は、サイン状の特性線の最小もしくは
谷点45が達成されるまで下降する。最小45を越えた
場合には必要な遮断力は再び上昇することになろう。こ
の場合、舌状部先端12aの範囲における遮断距離は、
遮断力が点44において生じる遮断力を越えないよう
に、有利にはこの下にあるように選択もしくは制限され
ている。したがって有利には点46は越えられてはなら
ない。さもないと、皿ばねに帰因する許容されない遮断
力の上昇を補償する補償手段が設けられていなければな
らないことになる。
【0031】個々のばね手段13は図7の線47に相応
する距離−力経過を有する。この力経過はほぼ直線的で
あるがばね手段13に適当な形状を付与することにより
少なくともわずかに漸増的又は漸減的であってもよい。
【0032】すべてのばね手段13により与えられる支
持力は図6の点44に相応する皿ばね4の力に対しこの
皿ばねのてこ比に相応して減少させられる。このてこ比
はたいていの場合、1:3から1:5であるが、場合に
よってはこれよりも大きいか又は小さいことができる。
【0033】前述の皿ばね伝達比は支持直径3aに対す
るリング状の支持範囲5の半径方向の間隔と、舌状部先
端12aの範囲における負荷直径4cに対するリング状
の支持範囲5の半径方向の間隔との比に相応する。
【0034】ライニングばねとしては本発明と関連し
て、DE−4206280号明細書によって公知である
ライニングばねが使用されると有利である。
【0035】摩擦クラッチ1もしくは摩擦ライニングの
摩耗の自動的な補償を保証する後調節装置7の良好な機
能を保証するためには、遮断力経過49において、図7
に示されているように、まずライニングばね10bとば
ね手段13とによって皿ばね4に生ぜしめられた、加算
される力並びにプレッシャプレート3によるライニング
10aの解放後、ほぼばね手段13だけで皿ばね4に生
ぜしめられる力が、皿ばね舌状部先端12aの範囲4c
に作用しかつ図7の線49に相応して遮断距離に亘って
変化する力よりも大きいか、少なくとも等しいことが有
意義である。
【0036】これまで記述したことは皿ばね4の所定の
組込み位置に相応し、摩擦ライニング10aにおける摩
耗は考慮されていない。
【0037】特に摩擦ライニング10aが軸方向に摩耗
した場合には、プレッシャプレート3の位置は対応プレ
ッシャプレート9に向かって移動する。これによって皿
ばねの円錐性の変化、ひいては摩擦クラッチ1が接続さ
れた状態で皿ばねにより生ぜしめられた圧着力の変化
が、増大方向に生ぜしめられる。この変化によって、点
41は点41′の方向に移動させられ、点44は点4
4′の方向に移動させられる。この変化によって、摩擦
クラッチ1を遮断する場合に点44の範囲に元々存在し
ていた、舌状部先端12aに作用する遮断力とばね手段
13によって生ぜしめられた支持力との間の力比もしく
は力の釣合いが破壊される。ライニング摩耗に帰因する
プレッシャプレート3のための皿ばね圧着力の上昇は、
遮断力の経過49を増加方向に移動させる。遮断力経過
が上昇させられることにより、摩擦クラッチ1の遮断過
程の間に、センサとして役立つばね手段13により皿ば
ね4に生ぜしめられた軸方向の支持力が克服され、ばね
手段13は弾性的に移動もしくは変形させられる。皿ば
ね4をカバー2に支えるばね手段13の前記変形によっ
てリング状の支持範囲5の範囲において皿ばねが摩擦ラ
イニング10aの摩耗に相応して軸方向に移動させられ
る。これによって通常は軸方向で皿ばね4とケーシング
2との間に締込まれている後調節部材23が弛緩され、
後調節部材23のランプ24とケーシング2により保持
されたランプ27との間の摩擦係合が解消されるかもし
くは少なくとも軽減される。
【0038】ばね手段13のこの弾発期の間、皿ばね4
は摩擦ライニング10aに軸方向で支えられたプレッシ
ャプレート3の負荷範囲3aに接触するので、皿ばね4
の円錐性が変化し、ひいては皿ばね4に蓄えられたエネ
ルギもしくは皿ばねにより付与可能なトルク、従って皿
ばね4によってばね手段13とプレッシャプレート3に
生ぜしめられた力も変化する。この変化は図6から判る
ように、皿ばね4によって生ぜしめられた力が減少する
方向で行なわれる。この変化は皿ばね4によりばね手段
13に生ぜしめられた軸方向力が、ばね手段13によっ
て生ぜしめられた対抗力もしくは支持力と釣合うまで行
なわれる。これは線図において、図6に示すように、点
41′と44′が再び点41と44とに移動することを
意味する。この釣合いが再び得られたあとで、プレッシ
ャプレート3は摩擦ライニング10aから離れることが
できる。何故ならば遮断過程を継続する間に皿ばねは少
なくともほぼリング状の支持範囲5の半径方向の高さに
旋回させられるからである。後調節手段7の働きにとっ
て重要であることは、緊張されたばね手段13によって
付与されたばね値、すなわち距離単位あたりの力の増大
量が、後調節範囲において生じる、範囲4cにおいて皿
ばね舌状部12aに作用する遮断力の距離単位あたりの
力の増大よりも小さいことである。皿ばね舌状部12a
に作用する遮断力の距離単位あたりの力の前記増大は特
にライニング摩耗によって少なくともほぼ点44と4
4′との間の範囲において惹起される。したがって、摩
擦ライニング10aにおいて摩耗が生じた場合には皿ば
ね4の作動距離もしくは旋回距離の少なくとも小さな区
分もしくは範囲に亘って、皿ばねがリング状の支持範囲
5の半径方向の高さにおいて後調節部材23にかかる負
荷を軽減させることが保証されていなければならない。
これは有利には、少なくとも大きさが数分の1ミリメー
トルであるわずかな距離だけ後調節部材23がケーシン
グ2に対して軸方向にずらされるように行なわれる。後
調節部材23の前記負荷軽減は有利には対応プレッシャ
プレート3による摩擦ライニング10aの解放の直前も
しくは有利にはこの解放に際して、したがって実質的に
点44′もしくは44の範囲において行なわれる。
【0039】点44を越えて遮断過程を継続した場合に
は皿ばね4を支えるばね手段13はこの皿ばね4を再び
カバー2の軸方向へ引張り、これによってリング状の後
調節部材23が再びカバー2と皿ばね4との間に固定的
に締込まれる。これは、点44のあとで皿ばね4を旋回
させるために必要な遮断力が残った遮断距離の少なくと
も部分範囲に亘って減少することに帰因する。これは図
6の特性線40と図7の特性線49とに示されている。
【0040】図8には実線で摩擦クラッチ1が接続され
た状態における皿ばね4の位置Aが示され、一点鎖線で
摩擦クラッチ1が遮断された状態における皿ばね4の位
置Bが示されている。図示の如く、ケーシング2もしく
はランプ20とばね手段13との間に存在する接触点も
しくは接触範囲50は皿ばね4が遮断方向に旋回する場
合に半径方向でランプ20に沿って、しかもより小さな
直径上にある接触範囲50aまで移動する。摩擦クラッ
チ1のこのような遮断期の間、皿ばね4に作用する力並
びにばね手段13とランプ20との間とランプ24とラ
ンプ27との間の接触範囲50もしくは50aにおける
摩擦力は、皿ばね4がケーシング2に対して周方向で動
かず、したがって回動せず、摩擦ライニング10aにお
ける摩耗がある場合にも動かないような比率を有してい
る。図8に示されているように接触範囲50は遮断過程
に際してランプ20に沿って半径方向下側へ、したがっ
て実質的に下向きに移動するのに対し、摩擦クラッチ1
の接続過程に際しては接触範囲50は、半径方向で見て
ランプ20に沿って上方へ移動するので、実質的に上昇
する。さらに摩擦クラッチ1の遮断過程に際してはばね
手段13とケーシング2との間に存在する摩擦に基づ
き、ばね手段13の範囲16が引張り負荷を受け、した
がって実質的に伸ばされるのに対し、接続過程の間はこ
の範囲16は摩擦の作用に基づき、圧縮もしくは据え込
まれる。したがってばね手段13は遮断時には摩擦クラ
ッチ1の接続時とは異なる負荷を受ける。さらに摩擦ク
ラッチ1の遮断過程の間は、皿ばね4による後調節部材
23のほぼ完全な負荷軽減まで、後調節部材23とカバ
ー2との間に付着摩擦が存在する。摩擦ライニング10
aにおける摩耗が存在する場合には、既に述べたように
後調節部材23は摩擦クラッチ1の総遮断距離の少なく
とも小さな部分区分に亘って完全に負荷軽減されるの
で、後調節部材23とケーシング2との間に当初存在し
ていた摩擦係合はこの部分区分に亘って消滅する。この
部分区分を越えて遮断過程を継続する場合には、既に述
べたように、皿ばねの下降する特性線に基づき、後調節
部材23は皿ばね4とケーシング2との間で軸方向に緊
締されるので、ちょうど発生する緊締力に相応して後調
節部材23とケーシング2との間に再び摩擦が存在する
ことになる。
【0041】前述の作用形式及びこれに関連した摩擦係
合、特に構成部分2,4及び23の間の摩擦係合並びに
力作用、特に構成部分2,4及び23に対する力作用に
基づき、特に遮断距離の部分区分において後調節部材2
3を介して負荷軽減され、すなわち遮断距離の部分区分
において後調節手段7によって後調節もしくは摩耗補償
を行なう、皿ばね4に周方向で作用する力は摩擦クラッ
チ1を接続する場合には遮断する場合よりも大きくな
る。これは摩擦クラッチの接続に際して接触範囲50も
しくは50aがランプ20に沿って上方へ移動しなけれ
ばならないことに帰因する。ばね手段13とカバー2と
の間に存在する摩擦並びに摩擦クラッチ1の回転軸線1
aに対して垂直に延びる平面に関して2つのディメンシ
ョンで、すなわち半径方向と周方向とに傾斜したランプ
20に基づき、ばね手段13の支持範囲18に半径方向
でも周方向でも力成分が作用する。摩擦クラッチ1を接
続する場合には後調節部材23が締込まれていない接続
距離の少なくとも部分区分に亘って後調節部材23とケ
ーシング2との間に摩擦が存在していないので、皿ばね
4の周方向に作用する力は、この皿ばね4をケーシング
2に対して少なくとも前述の部分区分を橋絡する間回動
させるのに十分である。支持範囲18に周方向で作用す
る力は、この支持範囲18を半径方向の相対運動の間、
ランプ20に対してまだ周方向へ移動させる。この周方
向の移動は支持範囲18がランプ20に沿って上昇する
場合に半径方向でもっとも抵抗の少ない道を追従し、し
たがって実質的にランプ20の2つのディメンションの
傾斜に基づき与えられるもっとも小さい傾きもしくは勾
配を有する方向を追従する。この作用形式によって支持
範囲18は摩擦クラッチ1の接続過程の間、傾向的にラ
ンプ20に沿って周方向に下方へ向かって滑動する。後
調節部材23は皿ばね4と回動不能に結合されているの
で、この後調節部材23もケーシング4に対して回動さ
せられ、これによって後調節部材23のランプ24はカ
バーランプ27に沿って滑動する。この相対運動によっ
て摩擦クラッチ1の摩擦ライニングにおいて発生する摩
耗は補償される。したがって発生する摩耗に相応して皿
ばね4はケーシング2に対して軸方向に移動させられ
る。この場合、摩耗後調節は少なくとも、後調節部材2
3が皿ばね4とケーシング2もしくはランプ27との間
で再び締込まれるまで行なわれる。これによってランプ
24と27との間で発生する摩擦係合はそれ以上の後調
節を阻止する。しかしながら後調節手段7の後調節機能
は摩擦クラッチ1の接続過程の間、後調節部材23が締
込まれない遮断距離の部分区分をわずかに越えて行なう
ことができる。接続期の間、軸方向で締込まれていない
後調節部材23は皿ばね4と一緒にケーシング2に対し
て周方向に相対運動を行なうので、ランプ24,27の
間に既に存在するこの相対回動もしくは相対運動に基づ
き、当初は、摩擦クラッチ1の遮断過程に際して前記構
成部材の間に存在していた付着摩擦よりも小さな滑り摩
擦しか発生しない。
【0042】後調節過程の後で遮断力経過は図7の線4
9に相応し、プレッシャプレート3による摩擦ライニン
グ10aの解放点は再び図6の点44に相応する。図7
の線51は遮断力−距離経過が線49に相応している場
合のプレッシャプレート3の軸方向の距離を表わしてい
る。
【0043】実地においては、記述した後調節は連続的
にもしくはきわめて小さなステップで行なわれるので、
本発明が理解されやすいように線図において示された大
きな点移動と特性線移動は通常は発生しない。
【0044】図7による線49から判るように摩擦クラ
ッチ1のために皿ばね舌状部12aの範囲において必要
な遮断力は皿ばね4のサイン状の特性線40に基づき、
まず最大まで上昇し、次いで最小まで減少し、さらに再
び上昇する。したがって必要な遮断力経過49も同様に
サイン状である。多くの使用例にとってはこのような、
特にプレッシャプレート3による摩擦ライニング10a
の解放後に著しく変化する力経過は望まれない。この不
均等性は半径方向でランプ20に適当な形状を付与する
ことによって少なくとも部分的に補償される。このため
には摩擦クラッチ1の遮断過程に亘って発生する、旋回
支承部6における皿ばね4の接触範囲とカバー2におけ
るばね手段13の支持範囲との間の間隔経過は相応に修
正される。この間隔がほぼ一定である限り、図7の線4
9に近づいた遮断力経過が発生する。しかしながらラン
プ20は半径方向で、摩擦クラッチ1の遮断距離の少な
くとも部分範囲に亘って、旋回支承部6における皿ばね
4の接触範囲とカバー2におけるばね手段13の支持範
囲との間の間隔が拡大されるように構成することもでき
る。これによってばね手段13の緊締力は変化させるこ
と、しかも前記間隔が増大した場合に、皿ばね4のため
にばね手段13によって付与された軸方向の支持力が拡
大されるように変化させることができる。したがってば
ね手段13は遮断過程の間付加的に緊張され、これによ
って皿ばね舌状部12aの範囲において必要な遮断力が
相応に高められる。この場合、ランプ20は有利には、
プレッシャプレート3による摩擦ライニング10aの解
放に際して遮断力経過が直線化されるように構成するこ
とができる。図7においては符号52では摩擦ライニン
グ10aの解放後、最大に直線化された遮断力経過が示
されている。線53はランプ20に適当な形を付与する
ことにより実地において得られることの可能な遮断力経
過を示している。
【0045】図4の(a)において平面図で部分的に示
された皿ばね4′においては、個々のばね手段13′は
皿ばね4′の基体11′の周方向で見て作動舌状部1
2′の間に配置されている。これらのばね手段13′は
周方向で互いに間隔をおいた、半径方向内方へ延びるそ
れぞれ2つの舌状部形の範囲14′と周方向でこれら両
方の範囲14′の間を延びる、半径方向で外方へ延びる
範囲16′とから形成されている。ばね手段13′もし
くはばね手段を形成する舌状部形状の弾性的な範囲1
4′,16′は輪郭切断によって形成されている。
【0046】前述の複数の実施例ではばね手段13は皿
ばね4と一体にかつ舌状部形に構成されている。図9と
図10とに示された実施例においてはばね手段は別体で
ある、皿ばね104に枢着されたもしくは固定された手
段113によって形成されている。板ばね状のばね手段
113は半径方向外方で、ばね手段13と関連して記述
したようにカバー102により保持されたランプ120
に支えられている。半径方向内方では板ばね状のばね手
段113は皿ばね104の舌状部114に固定されてい
る。舌状部114は周方向で見て皿ばね104のレバー
として役立つ作動舌状部112の間に設けられている。
この実施例では板ばね状のばね手段113は半径方向内
方へ向けられた舌状部114にネジで固定されている。
しかしながら他の固定形式も可能である。例えばばね手
段113は舌状部114の端部範囲を取囲む半径方向内
方の範囲を有していることができる。さらに個々の板ば
ね状のばね手段113は互いに、例えばリング状の範囲
を介して結合されていることもできる。さらに個々の板
ばね状のばね手段113の代りにリング状の皿ばね状の
構成部分を使用することもできる。この構成部分は半径
方向外方に、カバー102のランプ120に接触する支
持範囲を有している。この支持範囲は例えば皿ばね状の
構成部分の外縁に設けられた舌状部もしくは突起によっ
て形成することができる。この舌状部もしくは突起は板
ばね状のばね手段113の半径方向外方の端部範囲11
8と似たように構成することができる。
【0047】図2から判るように、対抗プレッシャプレ
ート9は複数の質量体に分割されたはずみ車60の部分
であり、1次はずみ質量体61は駆動軸、例えば内燃機
関の出力軸と結合可能である。この1次はずみ質量体6
1は緩衝器62を介して2次はずみ質量体63と結合さ
れている。対抗プレッシャプレート9はクラッチ1とク
ラッチ円板10とを介して伝動装置の入力軸と接続可能
な2次はずみ質量体63の部分である。
【0048】さらに本発明の摩擦クラッチは冒頭に述べ
た公知技術に記載もしくは開示されている手段もしくは
装置と組合わされることができる。特に摩擦クラッチに
おいて遮断力経過を直線化する付加的なばね手段を設け
ておくことができる。このようなばね手段は例えばドイ
ツ国特許出願P4418026.8号明細書に記述され
ている。さらに摩擦クラッチ内に該摩擦クラッチの作動
を助ける蓄力器を設けておくことができる。このような
蓄力器は例えばドイツ国特許出願P4410837.0
号明細書に記述されている。さらに有利であるのは、本
発明の摩擦クラッチが、摩擦クラッチを作動するために
必要な、制限された遮断距離だけを可能にする遮断機構
と共に用いられていることである。このような遮断機構
は例えばDE4322677号明細書に記載されてい
る。
【0049】本発明は図示並びに記載した実施例に限定
されるものではなく、種々異なる実施例と関連して記述
した特徴もしくは部材の組合せによって形成された変化
実施例をも含むものである。さらに図面と関連して記述
した特徴もしくは作用形式は単独でも独立した発明を成
すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摩擦クラッチの平面図。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図。摩擦クラ
ッチは対抗プレッシャプレートに取付けられている。
【図3】図1のIII/III線に沿った断面図。
(a)は別の実施例の断面図。(b)は図1のIIIb
/IIIb線に沿った断面図。
【図4】図1に使用された皿ばねの平面図。(a)は皿
ばねの変化実施例を示した図。
【図5】図4のV−V線に沿った断面図。
【図6】本発明の摩擦クラッチの個々のばね及び後調節
部材の協働を示す、種々の特性線を有する線図を示した
図。
【図7】本発明の摩擦クラッチの個々のばね及び後調節
部材の協働を示す、種々の特性線を有する線図。
【図8】図2に示した摩擦クラッチの上方範囲を拡大し
て示した図。
【図9】本発明の摩擦クラッチの別の構成の可能性を示
した図。
【図10】図9のX−X線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 摩擦クラッチ、 2 ケーシング、 3 プレッシ
ャプレート、 4 皿ばね、 5 支持範囲、 6 旋
回支承部、 7 後調節手段、 8 板ばね、9 対抗
プレッシャプレート、 10 クラッチ円板、 11
基体、 12舌状部、 13 ばね手段、 14 区
分、 15 変向範囲、 16 区分、 17 支持
部、 18 端部区分、 20 ランプ、 22 範
囲、 23構成部分、 24 乗上げランプ、 25
ねじ結合部、 27 対応乗上げランプ、 28 切欠
き、 29 切欠き、 30 スリット、 31 切断
部、 32 前縁、 40 線、 41 点、 42
線、 43 距離、 44点、 45 最少、 46
点、 47 線、 49 遮断力経過線、 50接触範
囲、 52 遮断力経過線、 53 線、 60 はず
み車、 611次はずみ質量体、 62 緩衝器、 6
3 2次はずみ質量体、 102 カバー、 104
皿ばね、 113 ばね手段、 114 舌状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング ライク ドイツ連邦共和国 ビュール ゾンハルデ 8 (72)発明者 クリストフ ヴィットマン ドイツ連邦共和国 ビュール−アイゼンタ ール ヴァインシュトラーセ 144

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦クラッチ、特に自動車の摩擦クラッ
    チであって、回動不能ではあるが軸方向に制限されて移
    動可能にケーシングと結合されたプレッシャプレートを
    有し、ケーシングとプレッシャプレートとの間に圧着力
    を生ぜしめる皿ばねが軸方向で緊締されており、該皿ば
    ねが一方ではケーシングに設けられた支持範囲に支えら
    れ、旋回範囲を中心として旋回可能であり、他方ではプ
    レッシャプレートをクラッチ円板の摩擦ライニングに向
    かって負荷しており、皿ばねがクラッチ円板の摩擦ライ
    ニングの摩耗を少なくとも補償する、ケーシングと皿ば
    ねとの間で有効な自動的な後調節手段を介してケーシン
    グに対して移動可能であり 、さらに皿ばねが軸方向でケーシングの支持範囲に向か
    って支持力の作用下にあり、この支持力が皿ばねに設け
    られたばね手段によって生ぜしめられていることを特徴
    とする、摩擦クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記ばね手段が皿ばねと一体である、請
    求項1記載の摩擦クラッチ。
  3. 【請求項3】 皿ばねとケーシングとの間に旋回支承部
    が設けられ、この旋回支承部がクラッチ円板の摩擦ライ
    ニングの摩耗に相応して軸方向へ移動させられる、請求
    項1又は2記載の摩擦クラッチ。
  4. 【請求項4】 皿ばねが遮断力に抗してばね手段によっ
    て支えられている、請求項1から3までのいずれか1項
    記載の摩擦クラッチ。
  5. 【請求項5】 皿ばねがその作業範囲に亘って漸減的な
    特性線で組込まれている、請求項1から4までのいずれ
    か1項記載の摩擦クラッチ。
  6. 【請求項6】 戻し力と皿ばねの力経過とが互いに調和
    され、皿ばねが所定の組込み位置にあって、摩耗に基づ
    く円錐性の変化がない状態で、皿ばねがクラッチ作動の
    ために旋回させられた場合の支持力が、皿ばねによって
    生ぜしめられた、支持力に抗して作用する力よりも大き
    く、皿ばねの円錐性が摩耗に基づいて変化した場合に、
    支持力が皿ばねの作動距離の部分範囲に亘って、皿ばね
    により生ぜしめられた、支持力に抗して作用する力より
    も小さい、請求項1から5までのいずれか1項記載の摩
    擦クラッチ。
  7. 【請求項7】 前記ばね手段が細長い舌状部により形成
    されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の
    摩擦クラッチ。
  8. 【請求項8】 皿ばねがエネルギー蓄力器として構成さ
    れたリング状の基体を有し、該基体が前記ばね手段と一
    体に構成されている、請求項1から7までのいずれか1
    項記載の摩擦クラッチ。
  9. 【請求項9】 舌状部形のばね手段がリング状の皿ばね
    基体の半径方向内側の縁範囲に一体成形されている、請
    求項1から8までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  10. 【請求項10】 舌状部形のばね手段が皿ばねの弾性的
    に変形可能な基体からまず半径方向内方へ延び、半径方
    向内方に変向範囲を有し、次いで半径方向外方へ延びて
    いる、請求項1から9までのいずれか1項記載の摩擦ク
    ラッチ。
  11. 【請求項11】 舌状部形のばね手段がヘアピン状に構
    成されている、請求項1から10までのいずれか1項記
    載の摩擦クラッチ。
  12. 【請求項12】 皿ばねがリング状の基体を有し、該基
    体から半径方向内方へ向けられた、クラッチを作動する
    ために役立つ舌状部が延びていて、少なくともこれらの
    舌状部の個々の間に舌状部形のばね手段が設けられてい
    る、請求項1から11までのいずれか1項記載の摩擦ク
    ラッチ。
  13. 【請求項13】 半径方向内方へ向けられた皿ばね舌状
    部がグループに分けられ、個々の舌状部グループの間に
    舌状部形のばね手段が設けられている、請求項1から1
    2までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  14. 【請求項14】 1つのグループが2つから4つまでの
    舌状部、有利には3つの舌状部を有している、請求項1
    3記載の摩擦クラッチ。
  15. 【請求項15】 舌状部形のばね手段が隣接する舌状部
    に対してスリットによって分離されている、請求項1か
    ら14までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  16. 【請求項16】 舌状部形のばね手段の半径方向内方へ
    延びる範囲とこれに続く半径方向外方へ延びる範囲とが
    スリットによって互いに分離されている、請求項1から
    15までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  17. 【請求項17】 舌状部形のばね手段の半径方向外方へ
    延びる範囲がその自由端部に拡幅部を有している、請求
    項1から16までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  18. 【請求項18】 ばね手段がそれぞれ、周方向で互いに
    間隔をおいて配置された、半径方向内方へ延びる舌状部
    形の2つの範囲によって形成されており、これらの範囲
    が周方向でこの両方の範囲の間を延びる、半径方向外方
    へ延びる範囲に移行している、請求項1から17までの
    いずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  19. 【請求項19】 舌状部形のばね手段がほぼ輪郭切断に
    よって形成されている、請求項1から18までのいずれ
    か1項記載の摩擦クラッチ。
  20. 【請求項20】 舌状部形のばね手段の自由端区分がケ
    ーシングの、プレッシャプレートとは反対側にバイアス
    がかけられて支持されている、請求項1から19までの
    いずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  21. 【請求項21】 舌状部形のばね手段が軸方向で弾性的
    に変形されている、請求項1から20までのいずれか1
    項記載の摩擦クラッチ。
  22. 【請求項22】 皿ばねがケーシングに差込み−回転結
    合により結合されている、請求項1から21までのいず
    れか1項記載の摩擦クラッチ。
  23. 【請求項23】 ケーシングが舌状部形のばね手段の端
    部区分のための通過部を有している、請求項1から22
    までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  24. 【請求項24】 ケーシングが舌状部形のばね手段の端
    範囲のためのランプを形成している、請求項1から22
    までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  25. 【請求項25】 請求項1から24までのいずれか1つ
    の摩擦クラッチのための皿ばねであって、エネルギー蓄
    力器として役立つリング形の基体を有し、この基体から
    半径方向内方へ向けられた、グループに分けられた舌状
    部を有し、舌状部グループの間に弾性的に変形可能な舌
    状部形のばね手段が存在しており、このばね手段が基体
    から出発してまず半径方向内方へ延びる範囲を有し、こ
    の範囲に変向区分が接続されており、この変向区分が基
    体に向かって延びる範囲に移行していることを特徴とす
    る、摩擦クラッチの皿ばね。
  26. 【請求項26】 半径方向で基体に向かって延びる範囲
    が端部区分を有し、該端部区分がリング状の皿ばね基体
    の内方の範囲に境界を接している、請求項25記載の皿
    ばね。
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