JPH086137Y2 - 分割式防水パンの施工構造 - Google Patents

分割式防水パンの施工構造

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JPH086137Y2
JPH086137Y2 JP1990100285U JP10028590U JPH086137Y2 JP H086137 Y2 JPH086137 Y2 JP H086137Y2 JP 1990100285 U JP1990100285 U JP 1990100285U JP 10028590 U JP10028590 U JP 10028590U JP H086137 Y2 JPH086137 Y2 JP H086137Y2
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JP
Japan
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waterproof pan
piece
small
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floor surface
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JP1990100285U
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JPH0457559U (ja
Inventor
清 古橋
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば洗い場側の防水パンと浴槽側の防水パ
ンとが別体とされた分割式防水パンの施工構造に関す
る。
[従来の技術] 浴室の防水パンが大形化すると、製造設備が大形化す
るばかりでなく運搬や施工現場への搬入も難しくなる。
そこで、特開平1-235737号公報に、洗い場側の防水パ
ン(小防水パン)と浴槽側の防水パンとを別体とし、こ
れらの防水パンを施工現場にて連結した浴室用防水パン
を完成するようにした分割式防水パンが提案された。
特開平1-235737号にて具体的に開示された分割式防水
パンは、浴槽側の防水パンを先に設置し、洗い場側の防
水パンを後から設置し、洗い場側の防水パンの一側辺部
分を浴槽側の防水パンの一側辺部分に対し上方から重ね
合せるよう構成されたものである。
[考案が解決しようとする課題] 小防水パン同志の継目部分には上方から大きな曲げ荷
重が加えられるので、該継目部分の曲げ強度を高くする
必要がある。
[課題を解決するための手段] 本考案の分割式防水パンの施工構造は、複数個に分割
された小防水パンの側辺部分同志を結合してなる防水パ
ンを躯体床面上に設置した分割式防水パンにおいて、一
方の小防水パンの前記側辺部分には下方に垂下する板状
の結合片部が設けられ、他方の小防水パンの前記側辺部
分には下方に垂下する垂下片部及び該垂下片部の下端か
ら略水平方向に延出する水平片部が設けられ、前記結合
片部と垂下片部とが重ね合されてボルト留めされてお
り、前記水平片部がモルタル又は接着剤で躯体床面に支
持されていることを特徴とするものである。
[作用] 本考案の分割式防水パンの施工構造では、小防水パン
同志の継目部分がモルタル又は接着剤で躯体床面に支持
されており、継目部分に上方から加えられる曲げ荷重が
直接に浴室などの躯体床面からの反力によって対抗され
る。このため、小防水パン同志の継目部分同志の継目部
分の曲げ強度が高い。
本考案構造にあっては、下方に垂下された垂下片部の
下端から略水平方向に延出された水平片部が浴室床面に
支持されているので、接着剤又はモルタルと水平片部と
の接触面積が大きくなり、支持強度が高い。また、水平
片部と床面(床スラブ)との距離が小さいので、接着剤
又はモルタルの使用量も少ない。さらに、水平片部を設
けてあるので、小防水パンの継目部分の曲げ剛性が高
い。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る分割式防水パンの施工
構造を示す断面図であって、2枚の小防水パン1、2の
結合部の拡大縦断面を示している。
これらの小防水パン1、2は、FRP(繊維強化プラス
チック)製の本体1a、2aの裏面にベニヤ等の補強材1b、
2bが貼着されたものである。一方の小防水パン1の側辺
部分には下方に垂下する板状の結合片部4が設けられて
いる。他方の小防水パン2の側辺部分においては垂下片
部6が垂設されると共に、該垂下片部6の下端から水平
方向に水平片部7が延出されている。そして、前記結合
片部4と垂下片部6とがパッキン5を介して互いに重ね
合され、ボルト8及びナット9により結合されている。
なお、1c、2cはLアングルよりなる補強材である。
水平片部7と床スラブ10との間にはモルタル又は接着
剤11が介在され、これにより小防水パン1、2の結合部
分が床スラブ10に対し直接支持されている。12はブチル
ゴム等のシールを示す。なお、小防水パン1、2にタイ
ルを貼着しても良い。
このように構成された分割式防水パンの施工構造にあ
っては、小防水パン1、2の継目部分がモルタル又は接
着剤11で躯体床面(床スラブ10)に直接に支持されてお
り、継目部分に上方から加えられる曲げ荷重が直接に躯
体床面10からの反力によって対抗される。このため、継
目部分の曲げ強度がきわめて高い。
また、水平片部7と浴室床面10との間にモルタル又は
接着剤11が介在されているので、モルタル又は接着剤11
と水平片部7との接触面積が大きくなり、継目部分の支
持強度が高い。また、モルタル又は接着剤11の存在範囲
は最もレベルの低くなった水平片部7と浴室床面10との
間の狭い範囲であるので、モルタル又は接着剤11の使用
量が少ない。さらに、水平片部7を設けてあるので、小
防水パン1、2の継目部分の曲げ剛性が高い。
[効果] 以上の通り、本考案の分割式防水パンの施工構造にあ
っては、小防水パン同志の継目部分の曲げ強度が高い。
また、本考案にあっては、継目部分の支持強度が高
く、小防水パンの継目部分の曲げ剛性も高い。
本考案にあっては、接着剤又はモルタル使用量も少な
くて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図である。 1、2……小防水パン、4……結合片部、6……垂下片
部、7……水平片部、11……モルタル又は接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個に分割された小防水パンの側辺部分
    同志を結合してなる防水パンを躯体床面上に設置した分
    割式防水パンにおいて、 一方の小防水パンの前記側辺部分には下方に垂下する板
    状の結合片部が設けられ、他方の小防水パンの前記側辺
    部分には下方に垂下する垂下片部及び該垂下片部の下端
    から略水平方向に延出する水平片部が設けられ、前記結
    合片部と垂下片部とが重ね合されてボルト留めされてお
    り、前記水平片部がモルタル又は接着剤で躯体床面に支
    持されていることを特徴とする分割式防水パンの施工構
    造。
JP1990100285U 1990-09-26 1990-09-26 分割式防水パンの施工構造 Expired - Lifetime JPH086137Y2 (ja)

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